JPH11168496A - 蓄積型メールシステムの不在通知方法、該システムの転送方法及びメール受信方法 - Google Patents

蓄積型メールシステムの不在通知方法、該システムの転送方法及びメール受信方法

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JPH11168496A
JPH11168496A JP9335773A JP33577397A JPH11168496A JP H11168496 A JPH11168496 A JP H11168496A JP 9335773 A JP9335773 A JP 9335773A JP 33577397 A JP33577397 A JP 33577397A JP H11168496 A JPH11168496 A JP H11168496A
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JP
Japan
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mail
absence notification
user
absence
condition
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Application number
JP9335773A
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English (en)
Inventor
Kazuya Nara
和也 奈良
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ユーザーが設定した不在通
知の送受信や自動転送の条件に従って、不在通知の送受
信や自動転送を行うか否かをメールザーバー側で判断し
て処理を行うことが可能な蓄積型メールシステムの不在
通知方法、該システムの転送方法及びメール受信方法を
提供することである。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ4は、不在通知
設定画面を表示し、ユーザーによって不在通知条件の設
定がなされると、該設定された不在通知条件を通信回線
を介してメールサーバー3に送信する。そして、メール
サーバー3は、当該パーソナルコンピュータ4のユーザ
ーのためのメールボックスに前記不在通知条件を記憶
し、他のユーザーから送信された電子メールを受信する
と、前記不在通知条件に基づいて、不在通知判断処理を
行い、不在通知を行うのか行わないのかを判断した後、
不在通知を行うと判断された場合にのみ不在通知発行処
理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの送受
信を行う蓄積型メールシステムの不在通知方法、該シス
テムの転送方法及びメール受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、インターネット、商用ネットワー
クのパソコン通信等の普及に伴い、プロバイダ(インタ
ーネット接続事業者)、パソコン通信事業者等を介した
電子メールシステムが急速に普及し、コミュニケーショ
ン手段としての地位が確立されてきた。このような電子
メールシステムにおいては、送信したデータは、一旦メ
ールサーバーのメールボックスに蓄えられた後、受信側
のデータ端末へと送信される。そのため、電話やFAX
等の通信手段と異なり、送信側と受信側が直接通信する
必要がないので、送信者は相手が忙しいのではないかと
心配する必要がなく、受信者は時間に余裕のあるときに
受信メールを読むことができるなど、柔軟性に富んだコ
ミュニケーション手段として重宝されている。
【0003】また、電子メールシステムには、ユーザー
が必要とする情報を設定しておくとニュースサーバー側
からニュースを自動的にユーザーのメールアドレスに送
信するニュースの配送サービスや複数のユーザーによっ
て構成されるグループ内の全員に対して同一のメールを
同時送信可能なメーリングリスト等の様々なサービスが
用意されている。
【0004】その一方、プロバイダ等を介する電子メー
ルシステムは、送信側と受信側が直接通信しないため、
受信者からの返信メールがない場合、送信したメールを
受信者が実際に読んだか否かを確認することができな
い。そこで、例えば、受信者が長期不在等の理由により
ある期間メールを受信する(読む)ことが不可能な場合
には、受信者は、メールを受信する(読む)ことができ
ないという内容のメールをメールサーバーから自動的に
送信者に返信する、いわゆる不在通知サービス、あるい
は、メールサーバーに到着したメールを自動的に予め設
定した別のアドレスへ送信する、いわゆる自動転送サー
ビスを利用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
不在通知サービスにおいては、ユーザーが不在通知の設
定をしてある場合、メールサーバーは受信した全てのメ
ールの送信元に対して不在通知を送信していた。
【0006】そのため、ニュースの配送やメーリングリ
ストから送信されてきたメール等であって、不在通知を
送信する必要のないメールの送信元に対しても不在通知
を送信してしまうこととなり、特にメーリングリストの
場合においては、メンバー全員に対して不在通知が配送
されることになってしまい、無駄なトラフィックを生じ
てしまっていた。また、従来の自動転送サービスにおい
ても、至急読む必要のないメールまでもが転送されてし
まうため、大変不便であった。
【0007】そこで、本発明の課題は、ユーザーが設定
した不在通知の送受信や自動転送の条件に従って、不在
通知の送受信や自動転送を行うか否かをメールザーバー
側で判断して処理を行うことが可能な蓄積型メールシス
テムの不在通知方法、該システムの転送方法及びメール
受信方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
メールを送受信する端末と、該メールを蓄積するメール
蓄積装置とで構成される蓄積型メールシステムで、該メ
ールシステム利用者に割り当てられた所定メールアドレ
スに対して送信されたメールの送信側に該所定メールア
ドレスのユーザが不在であることを示す不在通知を自動
送信する蓄積型メールシステムの不在通知方法におい
て、前記送信されるメール毎に不在通知を行うか否かの
条件を設定し、この条件に基づいて該不在通知を行うあ
るいは行わないことを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明の蓄積型メールシステ
ムの不在通知方法によれば、メールを送受信する端末
と、該メールを蓄積するメール蓄積装置とで構成される
蓄積型メールシステムで、該メールシステム利用者に割
り当てられた所定メールアドレスに対して送信されたメ
ールの送信側に該所定メールアドレスのユーザが不在で
あることを示す不在通知を自動送信する蓄積型メールシ
ステムの不在通知方法において、前記送信されるメール
毎に不在通知を行うか否かの条件を設定し、この条件に
基づいて設定された条件を満たす場合にのみ該不在通知
を行う。
【0010】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の蓄積型メールシステムの不在通知方法におい
て、前記条件は、前記メール蓄積装置の所定メールアド
レス毎に設定することとしてもよい。
【0011】更に、請求項3記載の発明のように、請求
項1記載の蓄積型メールシステムの不在通知方法におい
て、前記条件は、前記端末に設定することとしてもよ
い。
【0012】したがって、請求項1、請求項2、また
は、請求項3に記載の発明によれば、不在等の理由によ
り、メールシステムの利用者がメールを受信(読む)す
ることができない場合に、ユーザー側で不在通知メール
の送信を行う条件を設定することが可能であるため、メ
ーリングリスト、ニュースの配送等に対する不在通知メ
ールなどの不必要な不在通知メールの送信を行わないよ
うにすることができ、通信ネットワークにおける無駄な
トラフィックを減らすことが可能となる。
【0013】そして、このことにより、通信ネットワー
クにおける通信回線資源を有効に利用することができ、
他のユーザーは、通信ネットワークにおいて高速な通信
を行うことができるとともに、メール蓄積装置のメール
ボックスの容量を無駄にすることなく有効に使用するこ
とができる。
【0014】請求項4記載の発明は、メールを送受信す
る端末と、該メールを蓄積するメール蓄積装置とで構成
される蓄積型メールシステムで、該メールシステム利用
者に割り当てられた所定メールアドレスに対して送信さ
れたメールを他のメールアドレスに自動転送する蓄積型
メールシステムの転送方法において、前記送信されるメ
ール毎に転送するか否かの条件を設定し、この条件に基
づいて該転送を行うあるいは行わないことを特徴として
いる。
【0015】請求項4記載の発明の蓄積型メールシステ
ムの転送方法によれば、メールを送受信する端末と、該
メールを蓄積するメール蓄積装置とで構成される蓄積型
メールシステムで、該メールシステム利用者に割り当て
られた所定メールアドレスに対して送信されたメールを
他のメールアドレスに自動転送する蓄積型メールシステ
ムの転送方法において、前記送信されるメール毎に転送
するか否かの条件を設定し、この条件に基づいて設定さ
れた条件を満たす場合にのみ該転送を行う。
【0016】また、請求項5記載の発明のように、請求
項4記載の蓄積型メールシステムの転送方法において、
前記条件は、前記メール蓄積装置の所定メールアドレス
毎に設定することとしてもよい。
【0017】更に、請求項6記載の発明のように、請求
項4記載の蓄積型メールシステムの転送方法において、
前記条件は、前記端末に設定することとしてもよい。
【0018】したがって、請求項4、請求項5、また
は、請求項6に記載の発明によれば、不在等の理由によ
り、メールシステムの利用者がメールを受信(読む)す
ることができない場合に、ユーザー側で自動転送の送信
を行う条件を設定することが可能であるため、他のメー
ルアドレスにおいて受信可能な際に自動転送するメール
を、例えば、ニュースの配信に限定するなどして、不必
要な自動転送を行わないようにすることができ、通信ネ
ットワークにおける無駄なトラフィックを減らすことが
可能となる。
【0019】そして、このことにより、当該自動転送の
設定を行ったユーザーは、メール蓄積装置と通信を行っ
て受信した自動転送メールを読む際には、不必要な自動
転送メールをパーソナルコンピュータ等の自分の通信端
末に受信することもないため、通信ネットワークにおけ
る無駄なトラフィックを減らすことが可能となるととも
に、通信時間に応じた使用料金を必要とする通信回線を
使用している場合には、通信費用を減らすことが可能と
なる。
【0020】請求項7記載の発明は、メールを受信する
メール受信方法において、不在通知メールを受信したと
きに該不在通知メールを保存するか否かの条件を設定
し、この設定した条件に基づいて該不在通知メールを保
存するあるいは保存しないことを特徴としている。
【0021】請求項7記載の発明のメール受信方法によ
れば、メールを受信するメール受信方法において、不在
通知メールを受信したときに該不在通知メールを保存す
るか否かの条件を設定し、この条件に基づいて設定され
た条件を満たす場合にのみ該不在通知メールを保存す
る。
【0022】したがって、メール蓄積装置が受信したメ
ールを保存するか否かについての条件を設定することが
できるため、例えば、ユーザーが他のユーザーに送信し
たメールに対して、当該他のユーザーから不在通知が返
信された場合の、不在通知メールを保存するか否かを設
定することが可能となり、当該不在通知の受信の設定を
行ったユーザーにとっては、自分に割り当てられたメー
ル蓄積装置内のメールボックスの容量を無駄にすること
なく有効に使用することができる。
【0023】そして、このことにより、当該不在通知の
受信の設定を行ったユーザーは、メール蓄積装置と通信
を行って受信したメールを読む際には、不必要な不在通
知メールをパーソナルコンピュータ等の自分の通信端末
に受信することもないため、通信ネットワークにおける
無駄なトラフィックを減らすことが可能となるととも
に、通信時間に応じた使用料金を必要とする通信回線を
使用している場合には、通信費用を減らすことが可能と
なる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1〜図5を参照し
て本発明の第1の実施の形態における電子メールシステ
ム1について詳細に説明する。
【0026】まず構成を説明する。図1は、ネットワー
クの一例としてプロバイダを介してインターネット2を
利用した場合の電子メールシステム1の構成を示す図で
ある。
【0027】図1において、電子メールシステム1は、
メールサーバー3、及びメールサーバー5がインターネ
ット2に直接接続され、パーソナルコンピュータ4は電
話回線、ISDN(Integrated Services Digital Netw
ork )回線、または専用線等の通信回線でメールサーバ
ー3と接続され、また、パーソナルコンピュータ6は同
様にメールサーバー5と接続されることによって構成さ
れている。なお、図1においては、パーソナルコンピュ
ータ4、及びパーソナルコンピュータ6は、特定のユー
ザーが使用するパーソナルコンピュータであり、パーソ
ナルコンピュータ6のユーザーがパーソナルコンピュー
タ4のユーザーのメールアドレスに送信したメール(図
1)をメールサーバー5が受信してメールサーバー3
に対して転送し(図1)、パーソナルコンピュータ4
のユーザーが行った不在通知の設定(図1A)に従って
メールサーバー3が不在通知をメールサーバー5に対し
て返信し(図1)、パーソナルコンピュータ6のユー
ザーがメールサーバー5から不在通知メールを受信する
(図1)場合を示すものとする。また、図1において
は、インターネット2とメールサーバー3またはメール
サーバー5の間の通信、及びメールサーバー3とパーソ
ナルコンピュータ4、あるいは、メールサーバー5とパ
ーソナルコンピュータ6の間の通信を有線接続として図
示しているが、これらは無線による通信であってもよ
い。
【0028】図1において、メールサーバー3は、プロ
バイダが備える各種サーバーの中でメール管理を専門に
担当するサーバーであり、プロバイダが備えるルーター
(図示せず)を介して、他のプロバイダやインターネッ
ト相互接続点と接続されることによってインターネット
2のネットワークと接続されている。
【0029】以下、図2を参照してメールサーバー3の
内部構成を詳細に説明する。図2は、このメールサーバ
ー3の構成を示すブロック図である。図2において、メ
ールサーバー3は、CPU31、入力装置32、RAM
33、表示装置34、印刷装置35、通信制御部36、
記憶装置37、及び記憶媒体38により構成され、記憶
媒体38を除く各部はバス39により接続されている。
【0030】CPU(Central Processing Unit )31
は、記憶装置37内の記憶媒体38に記憶されている電
子メール管理アプリケーションプログラムを読み出し
て、RAM33内のワークメモリエリアに格納し、この
RAM33内に格納した電子メール管理アプリケーショ
ンプログラムに従って各種電子メール管理処理を実行
し、その処理結果をRAM33内のワークメモリエリア
に格納するとともに、表示装置34に表示する。そし
て、ワークメモリエリアに格納した処理結果を記憶装置
37内の記憶媒体38の所定の保存先に保存する。
【0031】また、CPU31は、前記電子メール管理
アプリケーションのプログラムに従って、他のユーザー
から通信回線を介して電子メールを受信した際に、後述
する不在通知判断処理(図5参照)を行い、記憶装置3
7内の記憶媒体38に設定された当該パーソナルコンピ
ュータ4のユーザーのためのメールボックスに前記不在
通知条件を読み出し、他のユーザー(例えばパーソナル
コンピュータ6のユーザー)から送信された電子メール
を受信すると、前記不在通知条件に基づいて、不在通知
を行うのか行わないのかを判断した後、不在通知を行う
と判断された場合にのみ不在通知発行処理を実行する。
【0032】入力装置32は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU31に出力すると
ともに、マウスによる操作信号をCPU31に出力す
る。RAM(Random Access Memory)33は、前記電子
メール管理アプリケーションプログラム、入力指示、入
力データ及び処理結果等を格納するワークメモリエリア
を有する。表示装置34は、CRT(Cathode Ray Tub
e)、液晶表示装置等により構成され、CPU31から
入力される表示データを表示する。印刷装置35は、メ
ールサーバー3に対応する前記電子メール管理アプリケ
ーションプログラムによって作成されたデータ等を印刷
する。
【0033】通信制御部36は、モデム(MODEM:
MOdulator/DEModulator )、ターミナルアダプタ(T
A:Tarminal Adapter)、またはルーター等によって構
成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の
通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を
行う。モデムは、電話回線を介してパーソナルコンピュ
ータ4等の外部機器との通信を行うために、CPU31
によって処理されたデジタルデータを電話回線の周波数
帯域にあったアナログ信号に変調し、また、電話回線を
介して入力されたアナログ信号をデジタル信号に復調す
る装置であり、ターミナルアダプタは、ISDN回線を
介してパーソナルコンピュータ4等の外部機器との通信
を行うために、既存のインタフェースをISDNに対応
したIインタフェースに変換する装置であり、ルーター
は、専用線を介して接続されるパーソナルコンピュータ
4がLAN(Local Area Network)を構成している場合
に、当該メールサーバー3を含むプロバイダ側のLAN
と前記パーソナルコンピュータ4を含むLAN間を接続
する装置である。
【0034】記憶装置37は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体38を有しており、この記
憶媒体38は、一般的には、その他の記憶媒体と比較し
て高速アクセスが可能なハードディスクと呼ばれる磁気
的記録媒体で構成されている。この記憶媒体38には当
該メールサーバー3に対応する前記電子メール管理アプ
リケーションプログラム、及びこのプログラムで処理さ
れたデータ等を記憶する。
【0035】この記憶装置37内の記憶媒体38に記憶
される電子メール管理アプリケーションは、例えばSM
TP(Simple Mail Transfer Protocol )(TCP/I
P環境での電子メール用プロトコル)等の電子メール用
プロトコルに基づいて、通信回線を介して接続されたパ
ーソナルコンピュータ4やメールサーバー5と通信を行
うことにより、電子メールの送受信管理を行うサーバー
アプリケーションである。
【0036】この電子メール管理アプリケーションは、
当該メールサーバー3が、通信回線を介して、パーソナ
ルコンピュータ4からSMTP等のプロトコルを使って
送信された電子メールを受信すると、送信元、宛先等の
情報を含むヘッダー情報を参照し、該ヘッダー情報に従
って前記受信した電子メールを適切なメールサーバー
(メールサーバー5等)に対して転送するプログラムを
含んでいる。
【0037】また、前記電子メール管理アプリケーショ
ンは、ユーザーが長期不在等の理由により受信メールを
読むことができない場合等に、ユーザー自身が通信回線
を介して設定することが可能な不在通知、自動転送等の
サービスに関するプログラムを含んでいる。そして、こ
れらのサービスに関するプログラムは、不在通知や自動
転送をどのような条件に基づいて行うかを設定する処理
と、設定された条件に基づいて実際に不在通知を行うか
否かを判別した後に不在通知発行処理を行う不在通知判
断処理(後述する、図5参照)と、によって構成されて
いる。
【0038】ここでは、不在通知サービスに関するプロ
グラムの不在通知条件設定処理における不在通知設定画
面について以下に説明する。
【0039】図4は、例えばパーソナルコンピュータ4
のユーザーが、通信回線を介してメールサーバー3と接
続して不在通知を設定する場合に、メールサーバー3の
記憶装置37内の記憶媒体38に記憶される電子メール
管理アプリケーションによって実行される不在通知設定
画面が、通信回線を介してパーソナルコンピュータ4の
表示装置44に表示されている様子を示す図である。
【0040】この図4に示すように、ユーザーは、ま
ず、「不在通知の設定をして下さい」という項目に対し
て“設定しない”、“設定する”のいずれかを、チェッ
クボックスにチェックすることにより選択する。ここ
で、“設定しない”を選択した場合には以降の設定は無
効であり、不在通知サービスは実行されず、“設定す
る”を選択した場合には以降の設定に基づく不在通知サ
ービスが実行される。
【0041】図4において、「不在通知する内容を入力
して下さい」という項目に対しては、他のユーザーから
送信されメールサーバー3が受信した電子メールに対す
る不在通知としての返信メールの文面を設定する。図4
の例では、「ただいま、海外旅行中です。返事ができる
のは、6月中旬以降になります。」という文面によっ
て、当該パーソナルコンピュータ4のユーザーが、どの
ような理由でいつまで不在であるのかを、以降の設定内
容に基づくメールの送信者に対して知らせることができ
る内容となっている。
【0042】「不在通知を行う条件」の項目に対して
は、不在通知を必ず行う場合の“送信元”(個人・ドメ
イン等の発信者)、及び“サブジェクト”(題名、メー
ル本文におけるキーワード等)のそれぞれの条件を、チ
ェックボックスにチェックすることにより選択した上で
設定し(選択しない場合には条件判断はなされない)、
次いで、“自分の宛名条件”(当該ユーザーのアドレス
が“To:”(宛先)である、“Cc:”(コピーの宛
先)であるを個別に選択、非選択可)を設定し、更に、
“発信時間”の条件判断を行うか否かを、チェックボッ
クスにチェックすることにより選択した上で、期間の始
めと終わりの年月日を設定する(選択しない場合には条
件判断はなされない)。
【0043】図4の例では、“送信元”、及び“サブジ
ェクト”を選択していないため、これらの条件に合致す
るか否かについての判断は行わず、“自分の宛名条件”
が“To:”である受信全てメールに対して不在通知を
行う設定となっている。また、“自分の宛名条件”が
“Cc:”である受信メールに対しての条件判断も行わ
ない(不在通知を行わないことを意味するものではな
い)。更に、“発信時間”についての条件判断も行わな
い。
【0044】同様に、「不在通知を行わない条件」の項
目に対しては、不在通知を絶対に行わない場合の“送信
元”、及び“サブジェクト”のそれぞれを、チェックボ
ックスにチェックすることにより選択した上で設定し
(選択しない場合には条件判断はなされない)、次い
で、“自分の宛名条件”を設定し、更に、“発信時間”
の条件判断を行うか否かを、チェックボックスにチェッ
クすることにより選択した上で、期間の始めと終わりの
年月日を設定する(選択しない場合には条件判断はなさ
れない)。
【0045】図4の例では、“送信元”、及び“サブジ
ェクト”を選択しているため、これらの条件に合致する
か否かについての判断を行い、メールアドレスがxxx
x@zzzzz.co.jpであるユーザーからの受信
メール、ML(メーリングリスト)として送信された受
信メール、及び“自分の宛名条件”が“Cc:”である
受信メールに対しては不在通知を行わない設定となって
いる。また、“自分の宛名条件”が“To:”である受
信メールに対しての条件判断も行わない(不在通知を行
うことを意味するものではない)。更に、“発信時間”
が[97]年[6]月[15]日〜[ ]年[ ]月
[ ]日と設定されているので、6月15日以降に受信
したメールに対しても不在通知を行わない設定となって
いる。この設定は、例えば、パーソナルコンピュータ4
のユーザーが6月15日頃には受信メールを読むことが
でき、返信可能である場合などに有効である。
【0046】次に、「不在通知を行う/行わないに一致
しないものの条件」の項目に対して、前記「不在通知を
行う条件」、及び「不在通知を行わない条件」のいずれ
にも一致しない受信メールに対して、不在通知を“行
う”のか“行わない”のかのいずれかを、チェックボッ
クスにチェックすることにより選択する。図4の例で
は、“行う”が選択されているため、前記「不在通知を
行う条件」、及び「不在通知を行わない条件」のいずれ
にも一致しない受信メールに対して、不在通知を行うよ
うに設定されている。
【0047】以上の設定を終了した後、当該パーソナル
コンピュータ4のユーザーが、マウス等の入力装置32
によって、図4の不在通知設定画面の最下段に配置され
た[RESET]ボタンをクリック操作すると、全ての
設定がリセットされて初期状態となり、[SEND]ボ
タンをクリック操作すると、不在通知設定内容がメール
サーバー3に対して送信され、メールサーバー3の記憶
装置37内の記憶媒体38に設定された当該パーソナル
コンピュータ4のユーザーのためのメールボックスに記
憶される。以上が、不在通知サービスプログラムについ
ての説明である。
【0048】なお、前記構成要素の内、入力装置32、
表示装置34、印刷装置35、及び通信制御部36とし
てのターミナルアダプタ、ルーター等の各装置は、メー
ルサーバー3専用に備えずに、プロバイダが備える各種
サーバーが共有する構成であってもよい。以上がメール
サーバー3の内部構成についての詳細な説明である。ま
た、メールサーバー5の内部構成もメールサーバー3と
同様であるので、その図示、及び詳細な説明を省略す
る。
【0049】図1において、パーソナルコンピュータ4
は、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信
回線によってメールサーバー3の他、プロバイダの備え
る各種サーバー(図示せず)と接続されている。
【0050】以下、図3を参照してパーソナルコンピュ
ータ4の内部構成を詳細に説明する。図3は、このパー
ソナルコンピュータ4の構成を示すブロック図である。
図3において、パーソナルコンピュータ4は、CPU4
1、入力装置42、RAM43、表示装置44、印刷装
置45、通信制御部46、記憶装置47、及び記憶媒体
48により構成され、記憶媒体48を除く各部はバス4
9により接続されている。
【0051】CPU41は、記憶装置47に記憶されて
いる当該パーソナルコンピュータ4に対応する各種アプ
リケーションプログラムの中から指定されたアプリケー
ションプログラム、入力装置42から入力される各種指
示あるいはデータをRAM43内のワークメモリエリア
に格納し、この入力指示及び入力データに応じてRAM
43内に格納したアプリケーションプログラムに従って
各種処理を実行し、その処理結果をRAM43内のワー
クメモリエリアに格納するとともに、表示装置5に表示
する。そして、ワークメモリエリアに格納した処理結果
を入力装置42から入力指示される記憶装置47内の記
憶媒体48の保存先に保存する。
【0052】また、ユーザーから入力装置32を介して
不在通知設定要求指示が入力されると、CPU41は、
メールサーバー3から通信回線を介して送信された不在
通知画面データを解析して図4に示すような不在通知設
定画面を表示装置44に表示し、パーソナルコンピュー
タ4のユーザーによって不在通知条件の設定がなされ、
図4に示す[SEND]ボタンのクリック操作がなされ
ると、該設定された不在通知条件を通信回線を介してメ
ールサーバー3に送信する。
【0053】入力装置42は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU41に出力すると
ともに、マウスによる操作信号をCPU41に出力す
る。RAM43は、指定されたアプリケーションプログ
ラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納する
ワークメモリエリアを有する。表示装置44は、CR
T、液晶表示装置等により構成され、CPU41から入
力される表示データを表示する。印刷装置45は、パー
ソナルコンピュータ4に対応する各種アプリケーション
プログラムによって作成されたデータ等を印刷する。
【0054】通信制御部46は、モデム、ターミナルア
ダプタ、またはルーター等によって構成され、電話回
線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介し
て外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0055】記憶装置47は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体48を有しており、この記
憶媒体48は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この記憶媒体48は記憶装置
47に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着す
るものであり、この記憶媒体48には当該パーソナルコ
ンピュータ4に対応する各種アプリケーションプログラ
ム、及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶
する。
【0056】この記憶装置47内の記憶媒体48に記憶
されるアプリケーションプログラムとして、電子メール
アプリケーションがある。この電子メールアプリケーシ
ョンは、例えばSMTP、POP(Post Office Protoc
ol)(共に、TCP/IP環境での電子メール用プロト
コル)等の電子メール用プロトコルに基づいて、通信回
線を介して接続されたメールサーバー3と通信を行うこ
とにより、電子メールの送受信を行うアプリケーション
である。また、この電子メールアプリケーションは、ユ
ーザーの電子メール送受信操作を補助する各種機能を備
えており、例えば、送受信メールファイルの管理(編
集、保存、削除等)、メールアドレス帳の管理、送受信
スケジュールの設定、暗号化、復号化等を行う。
【0057】また、この記憶媒体48に記憶するプログ
ラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の
機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通
信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体
48を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体48に記憶
されているプログラム、データ等を通信回線を介して使
用する構成にしてもよい。
【0058】以上がパーソナルコンピュータ4の内部構
成についての詳細な説明である。また、パーソナルコン
ピュータ6の内部構成もパーソナルコンピュータ4と同
様であるので、その図示、及び詳細な説明を省略する。
【0059】次に動作を説明する。
【0060】本実施の形態における電子メールシステム
1において、パーソナルコンピュータ6のユーザーがパ
ーソナルコンピュータ4のユーザーのメールアドレスに
対して電子メールを送信した際に、パーソナルコンピュ
ータ6から送信されたメールを受信したメールサーバー
5が、該受信した電子メールをメールサーバー3に対し
て転送した場合の、当該メールサーバー3の不在通知判
断処理について図5のフローチャートを参照して詳細に
説明する。
【0061】まず、メールサーバー3のCPU31は、
メールサーバー5から転送されて受信した電子メールの
ヘッダー、及び本文を読み込み、これらの情報をRAM
33内のワークメモリエリアに格納する(ステップS
1)。次いで、CPU31は、ステップS1で読み込ん
だヘッダーの宛先のメールアドレスを参照して、該受信
した電子メールがパーソナルコンピュータ4のユーザー
宛の電子メールであることを判別すると、当該パーソナ
ルコンピュータ4のユーザーの不在通知条件を記憶装置
37内の記憶媒体38に設定された当該パーソナルコン
ピュータ4のユーザーのためのメールボックスから読み
込み(ステップS2)、以下のステップS3〜S12に
おいて、前記不在通知条件の条件判別を行う。
【0062】すなわち、まず、CPU31は、図4に示
す「不在通知の設定をして下さい」の項目に対応する情
報を参照して、不在通知利用か否かを判別する(ステッ
プS3)。ステップS3において、CPU31は、“設
定しない”が設定されていると判別した場合には、当該
不在通知判断処理を終了し、“設定する”が設定されて
いると判別した場合には、図4に示す「不在通知を行う
条件」に関する判別を行うステップS4〜S7に移行す
る。
【0063】図4に示す不在通知設定画面における「不
在通知を行う条件」に基づく不在通知条件に対して、ス
テップS4においては、CPU31は、“送信元”が発
行する条件であるか否かの条件判断を行い、条件に合致
する場合には、ステップS13に移行して不在通知発行
処理を実行し、条件に合致しない場合は、ステップS5
に移行する。ステップS5においては、CPU31は、
“サブジェクト”が発行する条件であるか否かの条件判
断を行い、条件に合致する場合には、ステップS13に
移行して不在通知発行処理を実行し、条件に合致しない
場合は、ステップS6に移行する。ステップS6におい
ては、CPU31は、“自分の宛名条件”が発行する条
件であるか否かの条件判断を行い、条件に合致する場合
には、ステップS13に移行して不在通知発行処理を実
行し、条件に合致しない場合は、ステップS7に移行す
る。ステップS7においては、CPU31は、“発信時
間”が発行する条件であるか否かの条件判断を行い、条
件に合致する場合には、ステップS13に移行して不在
通知発行処理を実行し、条件に合致しない場合は、図4
に示す「不在通知を行わない条件」に関する判別を行う
ステップS8〜S11に移行する。
【0064】ステップS8〜S11においてもステップ
S4〜S7と同様に、CPU31は、図4に示す不在通
知設定画面における「不在通知を行わない条件」に基づ
く不在通知条件に対しての条件判断を行う。すなわち、
ステップS8においては、CPU31は、“送信元”が
発行しない条件であるか否かの条件判断を行い、条件に
合致する場合には、当該不在通知判断処理を終了し、条
件に合致しない場合は、ステップS9に移行する。ステ
ップS9においては、CPU31は、“サブジェクト”
が発行しない条件であるか否かの条件判断を行い、条件
に合致する場合には、当該不在通知判断処理を終了し、
条件に合致しない場合は、ステップS10に移行する。
ステップS10においては、CPU31は、“自分の宛
名条件”が発行しない条件であるか否かの条件判断を行
い、条件に合致する場合には、当該不在通知判断処理を
終了し、条件に合致しない場合は、ステップS11に移
行する。ステップS11においては、CPU31は、
“発信時間”が発行しない条件であるか否かの条件判断
を行い、条件に合致する場合には、当該不在通知判断処
理を終了し、条件に合致しない場合は、図4に示す「不
在通知を行う/行わないに一致しないものの条件」に関
する判別を行うステップS12に移行する。
【0065】ステップS12においては、CPU31
は、図4に示す「不在通知を行う/行わないに一致しな
いものの条件」に基づく不在通知条件が“行う”である
か“行わない”であるかの判別を行い、“行う”が選択
されていると判別したときには、ステップS13に移行
して不在通知発行処理を実行し、“行わない”が選択さ
れていると判別したときには、当該不在通知判断処理を
終了する。
【0066】上記のような一連の不在通知判断処理によ
り、不在通知を行うか否かについて様々な条件によって
詳細な設定を行うことが可能となる。
【0067】以上説明したように、本第1の実施の形態
における電子メールシステム1においては、メールサー
バー3のCPU31は、記憶装置37内の記憶媒体38
に記憶される電子メール管理アプリケーションを実行
し、パーソナルコンピュータ4のユーザーから通信回線
を介して不在通知設定要求指示が入力されると、不在通
知設定画面データをパーソナルコンピュータ4に対して
送信する。パーソナルコンピュータ4のCPU41は、
前記送信された不在通知画面データを解析して図4に示
すような不在通知設定画面を表示装置44に表示し、パ
ーソナルコンピュータ4のユーザーによって不在通知条
件の設定がなされ、図4に示す[SEND]ボタンのク
リック操作がなされると、該設定された不在通知条件を
通信回線を介してメールサーバー3に送信する。そし
て、メールサーバー3は、記憶装置37内の記憶媒体3
8に設定された当該パーソナルコンピュータ4のユーザ
ーのためのメールボックスに前記不在通知条件を記憶
し、他のユーザー(例えばパーソナルコンピュータ6の
ユーザー)から送信された電子メールを受信すると、前
記不在通知条件に基づいて、前述した図5に示すような
不在通知判断処理を行い、不在通知を行うのか行わない
のかを判断した後、不在通知を行うと判断された場合に
のみ不在通知発行処理を実行する。
【0068】したがって、不在等の理由により、電子メ
ールを受信(読む)することができない場合に、ユーザ
ー側で不在通知の送信を行う条件を設定することが可能
であるため、メーリングリスト、ニュースの配送等に対
する不在通知メールなどの不必要な不在通知メールの送
信を行わないようにすることができ、通信ネットワーク
における無駄なトラフィックを減らすことが可能とな
る。
【0069】そして、このことにより、通信ネットワー
クにおける通信回線資源を有効に利用することができ、
他のユーザーは、通信ネットワークにおいて高速な通信
を行うことができるとともに、メールボックスの容量を
無駄にすることなく有効に使用することができる。
【0070】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
おいては、不在通知サービスに関する電子メールシステ
ム1について説明したが、同様の構成の電子メールシス
テムによって自動転送サービスについても同様の効果を
得ることができる。そこで、以下、図6を参照して本発
明の第2の実施の形態における電子メールシステムにつ
いて、前記第1の実施の形態との相違点についてのみ詳
細に説明する。
【0071】本第2の実施の形態における電子メールシ
ステムの構成は、前記第1の実施の形態の電子メールシ
ステム1と略同様であるので、前記第1の実施の形態に
おいて参照した図に示す構成要素の符号を用いて説明す
ることとする。
【0072】図6は、例えばパーソナルコンピュータ4
のユーザーが、通信回線を介してメールサーバー3と接
続して自動転送を設定する場合に、メールサーバー3の
記憶装置37内の記憶媒体38に記憶される電子メール
管理アプリケーションによって実行される自動転送設定
画面が、通信回線を介してパーソナルコンピュータ4の
表示装置44に表示されている様子を示す図である。
【0073】この図6に示すように、ユーザーは、ま
ず、「自動転送の設定をして下さい」という項目に対し
て“設定しない”、“設定する”のいずれかを、チェッ
クボックスにチェックすることにより選択する。ここ
で、“設定しない”を選択した場合には以降の設定は無
効であり、自動転送サービスは実行されず、“設定す
る”を選択した場合には以降の設定に基づく自動転送サ
ービスが実行される。
【0074】図6において、「自動転送先のアドレス」
という項目に対しては、他のユーザーから送信されメー
ルサーバー3が受信した電子メールを自動的に他のメー
ルサーバーに転送する際の、転送先のメールアドレスを
設定する。図6の例では、「wwww@yyyyy.o
r.jp」というメールアドレスに対応する他のメール
サーバーにメールサーバー3が受信した電子メールを転
送する設定となっている。
【0075】「自動転送を行う条件」の項目に対して
は、自動転送を必ず行う場合の“送信元”(個人・ドメ
イン等の発信者)、及び“サブジェクト”(題名、メー
ル本文におけるキーワード等)のそれぞれの条件を、チ
ェックボックスにチェックすることにより選択した上で
設定し(選択しない場合には条件判断はなされない)、
次いで、“自分の宛名条件”(当該ユーザーのアドレス
が“To:”(宛先)である、“Cc:”(コピーの宛
先)であるを個別に選択、非選択可)を設定し、更に、
“発信時間”の条件判断を行うか否かを、チェックボッ
クスにチェックすることにより選択した上で、期間の始
めと終わりの年月日を設定する(選択しない場合には条
件判断はなされない)。
【0076】図6の例では、“送信元”を選択していな
いため、この条件に合致するか否かについての判断は行
わず、“サブジェクト”を選択して「NW(ニュースの
配信)」を設定しているため、ニュースの配信メールを
受信した場合には自動転送を行う設定となっている。ま
た、“自分の宛名条件”、及び“発信時間”に対しての
条件判断も行わない(自動転送を行わないことを意味す
るものではない)。
【0077】同様に、「自動転送を行わない条件」の項
目に対しては、自動転送を絶対に行わない場合の“送信
元”、及び“サブジェクト”のそれぞれを、チェックボ
ックスにチェックすることにより選択した上で設定し
(選択しない場合には条件判断はなされない)、次い
で、“自分の宛名条件”を設定し、更に、“発信時間”
の条件判断を行うか否かを、チェックボックスにチェッ
クすることにより選択した上で、期間の始めと終わりの
年月日を設定する(選択しない場合には条件判断はなさ
れない)。
【0078】図6の例では、“送信元”、及び“サブジ
ェクト”を選択していないため、これらの条件に合致す
るか否かについての判断を行わず、また、“自分の宛名
条件”についての条件判断も行わない(自動転送を行う
ことを意味するものではない)。更に、“発信時間”が
[97]年[6]月[15]日〜[ ]年[ ]月[]
日と設定されているので、6月15日以降に受信したメ
ールに対しても自動転送を行わない設定となっている。
この設定は、例えば、パーソナルコンピュータ4のユー
ザーが6月15日頃には受信メールを読むことができ、
転送不要である場合などに有効である。
【0079】次に、「自動転送を行う/行わないに一致
しないものの条件」の項目に対して、前記「自動転送を
行う条件」、及び「自動転送を行わない条件」のいずれ
にも一致しない受信メールに対して、自動転送を“行
う”のか“行わない”のかのいずれかを、チェックボッ
クスにチェックすることにより選択する。図6の例で
は、“行わない”が選択されているため、前記「自動転
送を行う条件」、及び「自動転送を行わない条件」のい
ずれにも一致しない受信メールに対して、自動転送を行
わないように設定されている。
【0080】以上の設定を終了した後、当該パーソナル
コンピュータ4のユーザーが、マウス等の入力装置32
によって、図6の自動転送設定画面の最下段に配置され
た[RESET]ボタンをクリック操作すると、全ての
設定がリセットされて初期状態となり、[SEND]ボ
タンをクリック操作すると、自動転送設定内容がメール
サーバー3に対して送信され、メールサーバー3の記憶
装置37内の記憶媒体38に設定された当該パーソナル
コンピュータ4のユーザーのためのメールボックスに記
憶される。以上が、自動転送サービスプログラムについ
ての説明である。
【0081】そして、前記第1の実施の形態の電子メー
ルシステム1の不在通知判断処理と同様に、前記自動転
送設定内容の各項目に一致するか否かの条件判断を順次
行った後に自動転送処理を行うように設定された自動転
送判断処理を行うことによって、パーソナルコンピュー
タ4のユーザーが任意に設定した内容に基づいてメール
の自動転送がなされることとなる。
【0082】したがって、不在等の理由により、電子メ
ールを受信(読む)することができない場合に、ユーザ
ー側で自動転送の送信を行う条件を設定することが可能
であるため、他のメールアドレスにおいて受信可能な際
に自動転送する電子メールを、例えば、ニュースの配信
に限定するなどして、不必要な自動転送を行わないよう
にすることができ、通信ネットワークにおける無駄なト
ラフィックを減らすことが可能となる。
【0083】そして、このことにより、当該自動転送の
設定を行ったユーザーは、メールサーバーと通信を行っ
て受信した自動転送メールを読む際には、不必要な自動
転送メールをパーソナルコンピュータ等の自分の通信端
末に受信することもないため、通信ネットワークにおけ
る無駄なトラフィックを減らすことが可能となるととも
に、通信時間に応じた使用料金を必要とする通信回線を
使用している場合には、通信費用を減らすことが可能と
なる。
【0084】(第3の実施の形態)図7〜図9を参照し
て本発明の第3の実施の形態における電子メールシステ
ム11について詳細に説明する。
【0085】まず構成を説明する。本第3の実施の形態
における電子メールシステム11の構成は、前記第1の
実施の形態の電子メールシステム1と略同様であるの
で、前記第1の実施の形態において参照した図に示す構
成要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その詳細
な説明を省略することとする。
【0086】図7は、ネットワークの一例としてプロバ
イダを介してインターネット2を利用した場合の電子メ
ールシステム11の構成を示す図である。
【0087】図7において、電子メールシステム11
は、メールサーバー13、及びメールサーバー15がイ
ンターネット2に直接接続され、パーソナルコンピュー
タ4は電話回線、ISDN回線、または専用線等の通信
回線でメールサーバー13と接続され、また、パーソナ
ルコンピュータ6は同様にメールサーバー15と接続さ
れることによって構成されている。なお、図7において
は、パーソナルコンピュータ4、及びパーソナルコンピ
ュータ6は、特定のユーザーが使用するパーソナルコン
ピュータであり、パーソナルコンピュータ6のユーザー
がパーソナルコンピュータ4のユーザーのメールアドレ
スに送信したメール(図7)をメールサーバー15が
受信してメールサーバー13に対して転送し(図7
)、パーソナルコンピュータ4のユーザーが行った不
在通知の設定(図7A)に従ってメールサーバー13が
不在通知をメールサーバー15に対して返信し(図7
)、パーソナルコンピュータ6のユーザーが行った不
在通知受信の設定(図7B)に従って、メールサーバー
15は、返信された不在通知をメールボックスに保存
し、パーソナルコンピュータ6のユーザーは、メールサ
ーバー15から不在通知メールを受信する(図7)場
合を示すものとする。また、図7においては、インター
ネット2とメールサーバー13またはメールサーバー1
5の間の通信、及びメールサーバー13とパーソナルコ
ンピュータ4、あるいは、メールサーバー15とパーソ
ナルコンピュータ6の間の通信を有線接続として図示し
ているが、これらは無線による通信であってもよい。
【0088】図7において、メールサーバー15は、プ
ロバイダが備える各種サーバーの中でメール管理を専門
に担当するサーバーであり、プロバイダが備えるルータ
ー(図示せず)を介して、他のプロバイダやインターネ
ット相互接続点と接続されることによってインターネッ
ト2のネットワークと接続されている。
【0089】以下、図8を参照してメールサーバー15
の内部構成を詳細に説明する。図8は、このメールサー
バー15の構成を示すブロック図である。図8におい
て、メールサーバー15は、CPU151、入力装置1
52、RAM153、表示装置154、印刷装置15
5、通信制御部156、記憶装置157、及び記憶媒体
158により構成され、記憶媒体158を除く各部はバ
ス159により接続されている。
【0090】これらの構成要素の内、入力装置152、
RAM153、表示装置154、印刷装置155、及び
通信制御部156の各構成要素は、前記第1の実施の形
態のメールサーバー3を示す図2における入力装置3
2、RAM33、表示装置34、印刷装置35、及び通
信制御部36の各構成要素と同一の機能を有するもので
あるのでその詳細な説明を省略する。
【0091】CPU151は、記憶装置157内の記憶
媒体158に記憶されている電子メール管理アプリケー
ションプログラムを読み出して、RAM153内のワー
クメモリエリアに格納し、このRAM153内に格納し
た電子メール管理アプリケーションプログラムに従って
各種電子メール管理処理を実行し、その処理結果をRA
M153内のワークメモリエリアに格納するとともに、
表示装置154に表示する。そして、ワークメモリエリ
アに格納した処理結果を記憶装置157内の記憶媒体1
58の所定の保存先に保存する。
【0092】また、CPU151は、電子メール管理ア
プリケーションに従って、パーソナルコンピュータ6の
ユーザーから通信回線を介して不在通知受信設定要求指
示が入力されると、不在通知受信設定画面データをパー
ソナルコンピュータ6に対して送信する。そして、CP
U151は、パーソナルコンピュータ6のユーザーから
通信回線を介して入力された前記不在通知条件を、記憶
装置157内の記憶媒体158に設定された当該パーソ
ナルコンピュータ6のユーザーのためのメールボックス
に記憶し、他のユーザー(例えばパーソナルコンピュー
タ4のユーザー)から送信された電子メールを受信する
と、該受信した電子メールのヘッダーを参照し、該受信
した電子メールが不在通知メールであるか否かの判別を
行った後、該受信した電子メールが不在通知メールであ
ると判別された場合には、前記不在通知受信条件に基づ
いて、図9に示すような不在通知受信判断処理を行い、
不在通知メールの受信処理を行うのか行わないのかを判
断した後、不在通知メールを受信すると判断された場合
にのみ、記憶装置37内の記憶媒体38に設定された当
該パーソナルコンピュータ6のユーザーのためのメール
ボックスに、受信した不在通知メールを保存する。
【0093】記憶装置157は、プログラムやデータ等
が予め記憶されている記憶媒体158を有しており、こ
の記憶媒体158は、一般的には、その他の記憶媒体と
比較して高速アクセスが可能なハードディスクと呼ばれ
る磁気的記録媒体で構成されている。この記憶媒体15
8には当該メールサーバー15に対応する前記電子メー
ル管理アプリケーションプログラム、及びこのプログラ
ムで処理されたデータ等を記憶する。
【0094】この記憶装置157内の記憶媒体158に
記憶される電子メール管理アプリケーションは、例えば
SMTP等の電子メール用プロトコルに基づいて、通信
回線を介して接続されたパーソナルコンピュータ6やメ
ールサーバー13と通信を行うことにより、電子メール
の送受信管理を行うサーバーアプリケーションである。
【0095】この電子メール管理アプリケーションは、
当該メールサーバー15が、通信回線を介して、パーソ
ナルコンピュータ6からSMTP等のプロトコルを使っ
て送信された電子メールを受信すると、送信元、宛先等
の情報を含むヘッダー情報を参照し、該ヘッダー情報に
従って前記受信した電子メールを適切なメールサーバー
(メールサーバー13等)に対して転送するプログラム
を含んでいる。
【0096】また、前記電子メール管理アプリケーショ
ンは、ユーザーが長期不在等の理由により受信メールを
読むことができない場合等に、ユーザー自身が通信回線
を介して設定することが可能な不在通知、自動転送等の
サービスに関するプログラムを含んでいる。
【0097】更に、前記電子メールアプリケーション
は、他のユーザー(以下、例えばパーソナルコンピュー
タ4のユーザーであるとする)に送信した電子メールが
パーソナルコンピュータ4のユーザーのためのメールボ
ックスを有するメールサーバー13によって受信された
後、該メールサーバー13の不在通知発行処理によって
不在通知メールが当該メールサーバー15に送信された
場合に、該不在通知メールを受信するか否かを設定する
不在通知受信設定処理と、該処理において設定される不
在通知受信条件に基づいて行われる、後述する不在通知
受信判断処理(図9参照)と、を実行するプログラムを
含んでいる。
【0098】前記不在通知受信設定処理においては、前
記図4に示す不在通知設定画面と同様(表示内容は設定
内容に応じて異なる)の設定画面が表示され、不在通知
メールを“受信する”か“受信しないか”のいずれかが
ユーザーによって選択され、図4と同様の[SEND]
ボタンがクリック操作されると、不在通知受信設定内容
がメールサーバー15に対して送信され、メールサーバ
ー15の記憶装置157内の記憶媒体158に設定され
た当該パーソナルコンピュータ6のユーザーのためのメ
ールボックスに記憶される。
【0099】次に動作を説明する。本実施の形態におけ
る電子メールシステム11において、パーソナルコンピ
ュータ6のユーザーがパーソナルコンピュータ4のユー
ザーのメールアドレスに対して電子メールを送信した際
に、パーソナルコンピュータ6から送信されたメールを
受信したメールサーバー15が、該受信した電子メール
をメールサーバー13に対して転送し、更に、メールサ
ーバー13がメールサーバー15に対してパーソナルコ
ンピュータ4のユーザーの不在通知メールを返信した場
合の、当該メールサーバー15の不在通知受信判断処理
について図9のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0100】まず、メールサーバー15のCPU151
は、メールサーバー13から転送されて受信した電子メ
ールのヘッダーを読み込み、この情報をRAM153内
のワークメモリエリアに格納する(ステップS20)。
次いで、CPU151は、ステップS20において読み
込んだヘッダー情報を参照して、該受信した電子メール
が不在通知メールであるか否かを判別する(ステップS
21)。そして、CPU151は、該受信した電子メー
ルが不在通知メールでないと判別した場合は、通常のメ
ール受信処理を行うが(ステップS22)、不在通知メ
ールであると判別した場合には、ステップS20におい
て読み込んだヘッダー情報の宛先のメールアドレスを参
照し、該メールアドレスに該当するユーザー(ここでは
パーソナルコンピュータ6のユーザー)によって設定さ
れた不在通知受信条件を読み込んで、RAM153内の
ワークメモリエリアに格納する(ステップS23)。
【0101】ステップS23において読み込んだ前記不
在通知受信条件が“受信する”と設定されている場合に
は、受信した不在通知メールを記憶装置157パーソナ
ルコンピュータ6のユーザーのためのメールボックスに
保存して(ステップS25)当該不在通知受信判断処理
を終了し、前記不在通知受信条件が“受信しない”と設
定されている場合には、受信した不在通知メールを保存
せずにRAM153内のワークメモリから削除して(ス
テップS26)、当該不在通知受信判断処理を終了す
る。
【0102】上記のような一連の不在通知受信判断処理
により、不在通知メールを受信するか否かについて、不
在通知メールを受信するユーザー側で設定を行うことが
可能となる。
【0103】以上説明したように、本第3の実施の形態
における電子メールシステム11においては、メールサ
ーバー15のCPU151は、記憶装置157内の記憶
媒体158に記憶される電子メール管理アプリケーショ
ンを実行し、パーソナルコンピュータ6のユーザーから
通信回線を介して不在通知受信設定要求指示が入力され
ると、不在通知受信設定画面データをパーソナルコンピ
ュータ6に対して送信する。パーソナルコンピュータ6
のCPUは、前記送信された不在通知受信設定画面デー
タを解析して不在通知受信設定画面を表示装置に表示
し、パーソナルコンピュータ6のユーザーによって不在
通知受信条件の設定がなされ、図4に示すものと同様の
[SEND]ボタンのクリック操作がなされると、該設
定された不在通知受信条件を通信回線を介してメールサ
ーバー15に送信する。そして、メールサーバー15
は、記憶装置157内の記憶媒体158に設定された当
該パーソナルコンピュータ6のユーザーのためのメール
ボックスに前記不在通知条件を記憶し、他のユーザー
(例えばパーソナルコンピュータ4のユーザー)から送
信された電子メールを受信すると、該受信した電子メー
ルのヘッダーを参照し、該受信した電子メールが不在通
知メールであるか否かの判別を行った後、該受信した電
子メールが不在通知メールであると判別された場合に
は、前記不在通知受信条件に基づいて、前述した図9に
示すような不在通知受信判断処理を行い、不在通知メー
ルの受信処理を行うのか行わないのかを判断した後、不
在通知メールを受信すると判断された場合にのみ、記憶
装置37内の記憶媒体38に設定された当該パーソナル
コンピュータ6のユーザーのためのメールボックスに、
受信した不在通知メールを保存する。
【0104】したがって、ユーザーが他のユーザーに送
信した電子メールに対して、当該他のユーザーから不在
通知が返信された場合の、不在通知メールを受信するか
否かを設定することが可能であるため、当該不在通知の
受信の設定を行ったユーザーにとっては、自分に割り当
てられたメールボックスの容量を無駄にすることなく有
効に使用することができる。
【0105】そして、このことにより、当該不在通知の
受信の設定を行ったユーザーは、メールサーバーと通信
を行って受信した電子メールを読む際には、不必要な不
在通知メールをパーソナルコンピュータ等の自分の通信
端末に受信することもないため、通信ネットワークにお
ける無駄なトラフィックを減らすことが可能となるとと
もに、通信時間に応じた使用料金を必要とする通信回線
を使用している場合には、通信費用を減らすことが可能
となる。
【0106】なお、上述のように、第1の実施の形態の
電子メールシステム1においては、電子メールの送信者
側で不在通知メールを返信するか否かを設定する構成と
し、第3の実施の形態の電子メールシステム11におい
ては、電子メールの受信者側で不在通知メールを受信す
るか否かを設定する構成としたが、これら送信者側の設
定、及び受信者側の設定を共に有効とすることもでき
る。すなわち、この場合各メールサーバーは、電子メー
ル管理アプリケーション内に前述の不在通知判断処理
(図5)、及び不在通知受信判断処理(図9)をともに
含むこととなる。
【0107】また、上述の本発明の実施の形態の説明で
は、インターネット2を介する電子メールシステムにつ
いて説明したが、近年の通信分野の技術はめまぐるしく
進歩しており、このほかにも様々な通信形態が考えられ
る。例えば、本発明は、商用ネットワークのパソコン通
信を介する電子メールシステム、PHS(Personal Han
dyphone System)等の携帯用通信端末を利用した無線通
信による電子メールやボイスメールの送受信等の広域ネ
ットワークを利用したメールシステムの他、LANでの
電子メールシステム等にも適用可能である。
【0108】更に、上述した第3の実施の形態において
は、不在通知メールに関する処理について詳細に説明し
たが、電子メールの自動転送のサービス等に関しても同
様の構成、及び処理によって同様の効果を実現すること
ができる。
【0109】
【発明の効果】請求項1、請求項2、または、請求項3
に記載の発明によれば、不在等の理由により、メールシ
ステムの利用者がメールを受信(読む)することができ
ない場合に、ユーザー側で不在通知メールの送信を行う
条件を設定することが可能であるため、メーリングリス
ト、ニュースの配送等に対する不在通知メールなどの不
必要な不在通知メールの送信を行わないようにすること
ができ、通信ネットワークにおける無駄なトラフィック
を減らすことが可能となる。
【0110】そして、このことにより、通信ネットワー
クにおける通信回線資源を有効に利用することができ、
他のユーザーは、通信ネットワークにおいて高速な通信
を行うことができるとともに、メール蓄積装置のメール
ボックスの容量を無駄にすることなく有効に使用するこ
とができる。
【0111】請求項4、請求項5、または、請求項6に
記載の発明によれば、不在等の理由により、メールシス
テムの利用者がメールを受信(読む)することができな
い場合に、ユーザー側で自動転送の送信を行う条件を設
定することが可能であるため、他のメールアドレスにお
いて受信可能な際に自動転送するメールを、例えば、ニ
ュースの配信に限定するなどして、不必要な自動転送を
行わないようにすることができ、通信ネットワークにお
ける無駄なトラフィックを減らすことが可能となる。
【0112】そして、このことにより、当該自動転送の
設定を行ったユーザーは、メール蓄積装置と通信を行っ
て受信した自動転送メールを読む際には、不必要な自動
転送メールをパーソナルコンピュータ等の自分の通信端
末に受信することもないため、通信ネットワークにおけ
る無駄なトラフィックを減らすことが可能となるととも
に、通信時間に応じた使用料金を必要とする通信回線を
使用している場合には、通信費用を減らすことが可能と
なる。
【0113】請求項7記載の発明によれば、メール蓄積
装置が受信したメールを保存するか否かについての条件
を設定することができるため、例えば、ユーザーが他の
ユーザーに送信したメールに対して、当該他のユーザー
から不在通知が返信された場合の、不在通知メールを保
存するか否かを設定することが可能となり、当該不在通
知の受信の設定を行ったユーザーにとっては、自分に割
り当てられたメール蓄積装置内のメールボックスの容量
を無駄にすることなく有効に使用することができる。
【0114】そして、このことにより、当該不在通知の
受信の設定を行ったユーザーは、メール蓄積装置と通信
を行って受信したメールを読む際には、不必要な不在通
知メールをパーソナルコンピュータ等の自分の通信端末
に受信することもないため、通信ネットワークにおける
無駄なトラフィックを減らすことが可能となるととも
に、通信時間に応じた使用料金を必要とする通信回線を
使用している場合には、通信費用を減らすことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークの一例としてプロバイダを介して
インターネット2を利用した場合の本発明の第1の実施
の形態の電子メールシステム1の構成を示す図である。
【図2】図1に示すメールサーバー3の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示すパーソナルコンピュータ4の構成を
示すブロック図である。
【図4】電子メール管理アプリケーションによって実行
される不在通知設定画面が、通信回線を介してパーソナ
ルコンピュータ4の表示装置44に表示されている様子
を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における電子メール
システム1によって実行される不在通知判断処理を説明
するフローチャートである。
【図6】電子メール管理アプリケーションによって実行
される自動転送設定画面が、通信回線を介してパーソナ
ルコンピュータ4の表示装置44に表示されている様子
を示す図である。
【図7】ネットワークの一例としてプロバイダを介して
インターネット2を利用した場合の本発明の第3の実施
の形態の電子メールシステム11の構成を示す図であ
る。
【図8】図7に示すメールサーバー15の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における電子メール
システム11によって実行される不在通知受信判断処理
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子メールシステム 2 インターネット 3 メールサーバー 31 CPU 32 入力装置 33 RAM 34 表示装置 35 印刷装置 36 通信制御部 37 記憶装置 38 記憶媒体 39 バス 4 パーソナルコンピュータ 41 CPU 42 入力装置 43 RAM 44 表示装置 45 印刷装置 46 通信制御部 47 記憶装置 48 記憶媒体 49 バス 5 メールサーバー 6 パーソナルコンピュータ 11 電子メールシステム 13 メールサーバー 15 メールサーバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メールを送受信する端末と、該メールを蓄
    積するメール蓄積装置とで構成される蓄積型メールシス
    テムで、該メールシステム利用者に割り当てられた所定
    メールアドレスに対して送信されたメールの送信側に該
    所定メールアドレスのユーザが不在であることを示す不
    在通知を自動送信する蓄積型メールシステムの不在通知
    方法において、 前記送信されるメール毎に不在通知を行うか否かの条件
    を設定し、この条件に基づいて該不在通知を行うあるい
    は行わないことを特徴とする蓄積型メールシステムの不
    在通知方法。
  2. 【請求項2】前記条件は、前記メール蓄積装置の所定メ
    ールアドレス毎に設定することを特徴とする請求項1記
    載の蓄積型メールシステムの不在通知方法。
  3. 【請求項3】前記条件は、前記端末に設定することを特
    徴とする請求項1記載の蓄積型メールシステムの不在通
    知方法。
  4. 【請求項4】メールを送受信する端末と、該メールを蓄
    積するメール蓄積装置とで構成される蓄積型メールシス
    テムで、該メールシステム利用者に割り当てられた所定
    メールアドレスに対して送信されたメールを他のメール
    アドレスに自動転送する蓄積型メールシステムの転送方
    法において、 前記送信されるメール毎に転送するか否かの条件を設定
    し、この条件に基づいて該転送を行うあるいは行わない
    ことを特徴とする蓄積型メールシステムの転送方法。
  5. 【請求項5】前記条件は、前記メール蓄積装置の所定メ
    ールアドレス毎に設定することを特徴とする請求項4記
    載の蓄積型メールシステムの転送方法。
  6. 【請求項6】前記条件は、前記端末に設定することを特
    徴とする請求項4記載の蓄積型メールシステムの転送方
    法。
  7. 【請求項7】メールを受信するメール受信方法におい
    て、 不在通知メールを受信したときに該不在通知メールを保
    存するか否かの条件を設定し、この設定した条件に基づ
    いて該不在通知メールを保存するあるいは保存しないこ
    とを特徴とするメール受信方法。
JP9335773A 1997-12-05 1997-12-05 蓄積型メールシステムの不在通知方法、該システムの転送方法及びメール受信方法 Abandoned JPH11168496A (ja)

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