JPH11167769A - 再生情報管理システム,情報記録媒体,管理媒体,再生装置,及び再生方法 - Google Patents

再生情報管理システム,情報記録媒体,管理媒体,再生装置,及び再生方法

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JPH11167769A
JPH11167769A JP10073435A JP7343598A JPH11167769A JP H11167769 A JPH11167769 A JP H11167769A JP 10073435 A JP10073435 A JP 10073435A JP 7343598 A JP7343598 A JP 7343598A JP H11167769 A JPH11167769 A JP H11167769A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の不正使用を防止し、ネットワークなど
に依存せずに、利用した情報の量に応じた料金を徴収す
るシステムを提供する。 【解決手段】 利用者11は、ディスク10とICカー
ド16の両方を再生装置26にセットする。ディスク1
0の再生管理情報14とICカード16の再生許可情報
18が読み取られる。再生装置26では、読み取られた
2つの情報が照合され、再生を許可するかどうかが判定
される。再生が許可されれば、ソフト情報12が再生さ
れ、並行して利用情報が検出される。再生が終了したと
きに、利用情報19はICカード16に記録される。デ
ィスク返却時、レンタル店28は、ICカード16から
利用情報19を読み取り、このソフト利用情報19から
課金額を計算する。利用者11は、利用量に応じた料金
を支払えばよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、再生情報管理シ
ステム,これに使用する情報記録媒体,管理媒体,再生
装置,及び再生方法にかかり、更に具体的には、情報の
不正コピーの防止や媒体に含まれる情報の利用技術の改
良に関するものである。
【0002】
【従来技術】よく知られているように、CDなどのディ
スクパッケージメディアでは、ディスクに含まれる情報
が、全てディスクを入手した時点でディスク所有者に開
示される。従って、ディスク所有者は、そのディスクを
入手した時点で、ディスクに含まれる全ての情報を利用
することができる。このため、ディスクの価格は、その
ディスクに含まれている全ての情報に対して設定され、
消費者は設定された価格を支払ってディスクを購入する
という流通形態となっている。これは、ディスクに含ま
れる情報の「所有」に対して対価を支払うという考え方
である。
【0003】また、パッケージメディアを一時的に貸し
出してその情報を利用する方法として、CDなどのレン
タル業がある。レンタル料金は、上記のように設定され
たパッケージメディアの初期購入額とレンタル期間を前
提として設定される。このレンタル料金も、そのディス
クなどに含まれている全ての情報に対して設定される。
このようなレンタル業の場合、一つのパッケージメディ
アに記録されている情報を多くの人が利用するという前
提で価格を計算するため、パッケージメディア一つ当り
の価格は必然的に高価なものとなり、レンタル店におけ
る初期購入額も非常に高くなる。従って、それらを基に
して決められるレンタル価格も高くなってしまう。
【0004】一方、ディスクそのものは極めて安価に製
造できる。このため、ディスクに対して支払われる価格
は、ほとんどディスクに含まれている情報の質と量に対
するものであると考えることができる。「所有」に対価
を支払う流通システムでは、ディスク内の情報の全てを
必要としない場合にも、そのディスクを入手するために
はディスクに含まれる全ての情報に対して料金を払わな
くてはならない。別言すれば、価格にふさわしい情報の
質と量を満たすためには、様々な消費者の要求を満たす
ように、情報の内容を若干変えただけの多種多様なディ
スクを製造しなければならない。このような流通システ
ムは、消費者にとって不都合なだけではなく、生産者に
とってもコストアップや流通の複雑さを生む要因とな
る。
【0005】これに対し、情報の「所有」ではなく、情
報の「利用」に対価を支払う流通形態として「超流通シ
ステム」が考えられている。このシステムによれば、消
費者は、利用した情報に対してのみ対価を支払えばよ
く、上述した情報の 「所有」に料金を支払う流通シス
テムの不都合を解消でき、より合理的なシステムである
と考えられる。この超流通システムでは、情報の利用状
況や利用制限情報が、通信ネットワークを介して管理シ
ステムと授受される。
【0006】図4には、そのような超流通システムの一
例が示されている。同図は、超流通システムをDVDに
適用した例である。ソフト供給者900は、暗号化され
た超流通対応のDVD902を安価に提供する(矢印F
A)。一方、超流通対応のDVDプレーヤ904には、
ICカード906のコネクタ908や、電話回線910
用の通信ポート912が設けられる。ICカード906
には、再生限度額データが予め記憶され、このデータ
は、情報の再生の度に減額される。通信ポート912
は、電話回線910を介してソフト供給者900のコン
ピュータに接続され、DVD再生料金の回収と(矢印F
B)、再生枠の設定を行うことに用いられる(矢印F
C)。なお、通常の販売システムでは、通常の買い取り
型のDVD914を提供し(矢印FD)、買い取り料金
を回収する(矢印FE)。
【0007】このような超流通システムによれば、DV
Dなどのパッケージメディアに含まれる情報のうち、実
際に利用された情報の量を正確に把握し、それに対して
確実に料金を回収することができれる。従って、上述し
たレンタル価格のように情報利用の見込額を上乗せして
販売する必要がなく、ディスクそのものはきわめて安価
なので、ディスクの初期購入額は非常に安くなる。ま
た、利用した情報量に対して課金されるので、利用者に
も公平でわかりやすい課金システムが実現できる。例え
ば、途中まで利用してその情報の内容がつまらないと思
えば、そこで再生を止めてしまえば、再生しなかった情
報に対しては課金されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような超流通システムでは、情報の利用状況や利用制限
情報が、通信ネットワークを介してやりとりされるな
ど、大規模なシステムが要求される。また、パッケージ
メディアで同様の目的を達成する際に、情報をどれだけ
利用したかを示す明確な基準、及び情報をどれだけ利用
したかを知る手段及び方法が明示されていない。
【0009】この発明は、以上の点に着目したもので、
その目的は、記録媒体,特にディスクを利用して情報再
生を行う際に、大規模なネットワークを必要とすること
なく、利用状況に応じた課金を行うことである。他の目
的は、情報の不正な再生利用や不正品の製造を防止する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、再生すべきソフト情報(12)と、このソ
フト情報の再生管理に必要な媒体固有の再生管理情報(1
4)とが記録された情報記録媒体(10);前記ソフト情報を
再生するための再生許可情報(18)が記録された管理媒体
(16);前記ソフト情報を再生する再生手段(20);前記再
生管理情報を読み取る第1の読取手段(20);前記再生
許可情報を読み取る第2の読取手段(22);この第1及び
第2の読取手段によって読み取られた前記再生管理情報
及び再生許可情報に基づいて、前記再生手段における前
記ソフト情報の再生許可・不許可を判断する再生判断手
段(21);前記再生手段における前記ソフト情報の利用状
況をソフト利用情報(19)として検出する利用情報検出手
段(23);これによって検出された前記ソフト利用情報
を、前記管理媒体に書き込む書込手段(22);を備えたこ
とを特徴とする再生情報管理システムである。
【0011】主要な形態によれば、前記ソフト利用情報
として、前記ソフト情報の再生時間情報,前記ソフト情
報の再生された区切りの数,前記ソフト情報の再生され
た再生判定個所の数,それらソフト利用情報に基づいて
計算された課金情報,が用いられる。他の形態は、前記
課金情報に基づいて課金額を表示する表示手段(24)を備
えたことを特徴とする。更に他の形態は、前記情報記録
媒体がディスク(10)であり、前記ソフト情報よりも低記
録密度で前記再生管理情報を前記ディスクに記録したこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明は、再生すべきソフト情報の
再生管理に必要な再生管理情報及び再生許可情報を読み
取り、前記ソフト情報の再生許可・不許可を判断してか
ら前記ソフト情報の再生を実行・不実行し、前記ソフト
情報の利用状況をソフト利用情報として検出する再生情
報管理システムに用いられる情報記録媒体であって、前
記ソフト情報と前記再生管理情報とが記録されたことを
特徴とする情報記録媒体である。
【0013】また、本発明は、再生すべきソフト情報の
再生管理に必要な再生管理情報及び再生許可情報を読み
取り、前記ソフト情報の再生許可・不許可を判断してか
ら前記ソフト情報の再生を実行・不実行し、前記ソフト
情報の利用状況をソフト利用情報として検出する再生情
報管理システムに用いられる管理媒体であって、前記再
生許可情報と前記ソフト利用情報とが記録されたことを
特徴とする管理媒体である。
【0014】また、本発明は、再生すべきソフト情報と
このソフト情報の再生管理に必要な媒体固有の再生管理
情報とが記録された情報記録媒体から前記再生管理情報
を読み取り、前記ソフト情報を再生するための再生許可
情報が記録された管理媒体から前記再生許可情報を読み
取り、前記ソフト情報の再生許可・不許可を判断してか
ら前記ソフト情報の再生を実行・不実行し、前記ソフト
情報の利用状況をソフト利用情報として検出し、検出さ
れた前記ソフト利用情報を前記管理媒体に書き込む再生
情報管理システムに用いられる再生装置であって、前記
ソフト情報を再生する再生手段;前記再生管理情報を読
み取る第1の読取手段;前記再生許可情報を読み取る第
2の読取手段;この第1、第2の読取手段によって読み
取られた前記再生管理情報及び再生許可情報に基づい
て、前記再生手段における前記ソフト情報の再生許可・
不許可を判断する再生判断手段;前記再生手段における
前記ソフト情報の利用状況を前記ソフト利用情報として
検出する利用情報検出手段;これによって検出された前
記ソフト利用情報を、前記管理媒体に書き込む書込手
段;を備えたことを特徴とする再生装置である。
【0015】また、本発明は、再生すべきソフト情報と
このソフト情報の再生管理に必要な媒体固有の再生管理
情報とが記録された情報記録媒体から前記再生管理情報
を読み取り、前記ソフト情報を再生するための再生許可
情報が記録された管理媒体から前記再生許可情報を読み
取り、前記ソフト情報の再生許可・不許可を判断してか
ら前記ソフト情報の再生を実行・不実行し、前記ソフト
情報の利用状況をソフト利用情報として検出し、検出さ
れた前記ソフト利用情報を前記管理媒体に書き込む再生
情報管理システムに用いられる再生方法であって、前記
ソフト情報を再生する再生手順;前記再生管理情報を読
み取る第1の読取手順;前記再生許可情報を読み取る第
2の読取手順;この第1,第2の読取手順によって読み
取られた前記再生管理情報及び再生許可情報に基づい
て、前記再生手順における前記ソフト情報の再生許可・
不許可を判断する再生判断手順;前記再生手順における
前記ソフト情報の利用状況を前記ソフト利用情報として
検出する利用情報検出手順;これによって検出された前
記ソフト利用情報を、前記管理媒体に書き込む書込手
順;を備えたことを特徴とする再生方法である。
【0016】更に、前記した情報記録媒体,管理媒体,
再生装置,再生方法における前記ソフト利用情報は、前
記ソフト情報の再生時間情報である。更に、前記した情
報記録媒体,管理媒体,再生装置,再生方法における前
記ソフト情報が複数に区切られており、前記ソフト利用
情報は、再生されたこの区切りの数である。更に、前記
した情報記録媒体,管理媒体,再生装置,再生方法にお
ける前記ソフト情報に複数の再生判断箇所が設定されて
おり、前記ソフト利用情報は、再生された再生判断箇所
の数である。更に、前記した情報記録媒体,管理媒体,
再生装置,再生方法における前記ソフト利用情報は、前
記ソフト利用情報に基づいて計算された課金情報であ
る。更に、前記した情報記録媒体,管理媒体,再生装
置,再生方法における前記課金情報に基づいて謀金額を
表示する表示手段を備えている。前記管理媒体はICカ
ードであり、また、前記した再生装置,再生方法に用い
られる情報記録媒体はディスク,管理媒体はICカード
である。
【0017】この発明の前記及び他の目的、特徴、利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、詳細に説明する。図1には、一形態における再生情
報管理システムが示されている。このシステムは、レン
タル店におけるDVDディスクレンタルを想定したもの
である。同図(A)に示すように、利用者11は、レンタ
ル店28に行く。そして、多数のディスク13のうちか
ら、同図(B)に示すように、見たいソフト情報12が納
められているディスク10を選ぶ。ディスク13には、
一枚毎に固有の再生管理情報14が記録されている。固
有の再生管理情報14としては、例えば、記録情報のタ
イトルID,ディスクのシリアルナンバーなどである。
DVDディスクの場合、ディスク最内周にソフト情報に
比べて低い記録密度でBCA(Burst Cutting Area)信
号が記録されているので、これを再生管理情報14とし
て利用できる。BCA信号は、ディスク一枚毎にバーコ
ード状に記録されており、外観だけではその記録内容を
判読することはできない。従って、再生管理情報14の
記録手法として優れている。
【0019】利用者11には、ディスク10と同時に、
再生許可情報18が記録された会員証が再生許可管理媒
体16として手渡される。再生許可管理媒体16として
は、例えばICカードが利用できる。そのレンタル店の
会員であることを示す会員証をICカードとして発行す
れば、利用の度に再生許可情報を書き換えて繰り返し使
うことができる。再生許可情報18としては、正当な利
用者であるかどうかを示す利用者に関する情報,貸し出
すディスクに関する情報(タイトルIDやシリアルナン
バーなど),貸し出す期限に関する情報などが含まれ
る。
【0020】ディスク10の貸出時には、ソフト情報の
利用に対する料金はかからない。貸出手数料と、ディス
ク10が返却されない場合の保証金程度が必要とされる
のみである。複数のディスクを貸し出す場合も、これに
応じた複数の再生許可情報をICカードに記録するので
あるが、通常ICカードの記録容量は十分大きいため、
1枚の会員証16で十分である。例えば、1枚のディス
ク10のレンタルに必要な再生許可情報18が仮に51
2バイト程度必要であるとしても、複数のディスク10
に関する再生許可情報18を1枚のICカードに記録可
能である。
【0021】次に、利用者11によるソフト再生時の情
報再生方法について、図2及び図3も参照しながら説明
する。本形態における再生装置26は、図3に示すよう
に、ディスク再生部20,再生情報照合部21,ICカ
ード録再部22,利用情報検出部23,表示部24,利
用情報記憶部25を含んでいる。なお、ICカード録再
部22を、再生装置26に内蔵せず、アダプタによって
再生装置26の外部に接続してもよい。利用者11は、
ディスク10とICカード16を持ち帰り、図1(B)に
示すように、ソフト再生のため再生装置26にそれら両
方をセットする(図2,ステップS10)。すなわち、
ディスク10をディスク再生部20にセットし、ICカ
ード16をICカード録再部22にセットする。
【0022】再生装置26は、セットされたディスク1
0の再生管理情報14と、ICカード16の再生許可情
報18を読み込む(ステップS12)。具体的には、再
生管理情報14はディスク再生部20で再生され、ま
た、再生許可情報18はICカード録再部22で再生さ
れる。読み込まれた2つの情報14,18は、再生情報
照合部21で照合され(ステップS14)、再生を許可
してよいかどうかが判定される(ステップS16)。再
生装置26は、日時(年月日や時間)の情報を持ってい
るので、これも判定の際に参照される。
【0023】例えば、ICカード16をセットせずにデ
ィスク10だけがセットされていたり、ディスク10と
ICカード16を両方セットしてもICカード16に登
録された貸出期限を越えてディスク10を再生したり、
あるいは、ICカード16に記録されている利用情報を
越えて再生しようとすると、再生は不許可となる(ステ
ップS16のN)。このとき、表示部24には、「この
ディスクはこのカードでは再生できません。」、「この
ディスクの貸出期限は過ぎています。返却してくださ
い。」などが表示され(ステップS18)、再生動作は
中止される(ステップS32)。
【0024】前記照合の結果、再生が許可されれば(ス
テップS16のY)、ディスク再生部20によってディ
スク10のソフト情報12が再生される(ステップS2
0,S26)。再生中は、利用情報検出部23により利
用情報が並行して検出され(ステップS22)、利用情
報記憶部25に蓄積される(ステップS24)。
【0025】ここで、利用情報の検出方法としては、例
えば以下のようなものがあり、ソフト制作者がどのよう
に課金するかを任意に設定することができる。どの方法
を利用するかは、再生管理情報14と再生許可情報18
で指定される。 (1)利用者がソフト情報を再生した時間を利用情報とす
る。再生時間そのものでもよいし、再生時間に対応した
情報,例えば時間を1時間以内,1時間半以内,2時間
以上などとある範囲で区切り、段階的な設定としてもよ
い。
【0026】(2)再生チャプタ数など、ソフト中の情報
の区切りの数に関する情報を利用情報とする。前記(1)
と同様に、区切りの数そのものでもよいし、一定数毎の
段階的な設定としてもよい。
【0027】(3)ソフト情報中の特定箇所を再生したこ
とを検出し、その回数を利用情報とする。特定箇所は任
意に設定でき、ある特定のシーンを見たら一回とカウン
トしたり、複数の特定箇所をソフト全体に散在させ、そ
の個所を再生したら検出カウントをアップするという具
合で利用情報とする。なお、特定箇所の設定方法として
は、例えば、セクタIDの予約領域に特定箇所であるこ
とを示す信号を記録し、ICカード16からの指令でそ
の信号を検出するようにする方法や、再生管理情報14
にチャプタナンバやセクタナンバなどを指定して特定箇
所を記録しておき、ICカード16からの指令でそれら
指定された特定箇所を再生したことを検出する方法があ
る。
【0028】再生動作(ステップS26)は、そのソフ
トが終了するか、あるいは利用者が再生中止操作を行う
と中止される(ステップS28のY,S32)。このと
き、図1(C)に示すように、利用情報19が、再生が終
了又は中止されるときに、ICカード録再部22によっ
てICカード16に記録される(ステップS30)。
【0029】次に、レンタルしたディスク10の返却に
ついて説明する。利用者11は、ディスク10とICカ
ード16をもってレンタル店28に行く。レンタル店2
8は、利用者11から返却されたICカード16から利
用情報19を読み取り、前記ステップS30で記録され
た利用情報から課金額を計算する。
【0030】このように、本形態によれば、次のような
効果がある。 (1)媒体,特にディスクを利用して情報再生を行う際
に、情報の複製や海賊版製造などの不正使用を防止し、
ディスクに含まれる情報を、ネットワークなどの大規模
なインフラに依存せずに、利用量に応じて料金を徴収す
ることができる。 (2)利用者は、期限を過ぎるとディスクを再生できない
ので、ディスクの返却率が向上する。ディスクが返却さ
れない場合でも、再生許可情報18を更新しない限り2
次利用は不可能であり、不正使用の恐れがない。ディス
クは、わずかな保証金で弁償できる。更に、ディスクそ
のものは安くパッケージ自体も小さいので、大量に揃え
ることができ、次の利用者に貸出中などの不便を強いる
ことが少ない。
【0031】この発明には数多くの実施形態があり、以
上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。
例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記形態では、再生許可情報18及び再生管理情報
14として、最も簡単で確実なものを例示したが、更に
複雑な形態としてもよい。例えば、ソフト情報12は暗
号化しておき、再生許可情報18を、暗号解読の鍵とデ
ィスク10毎に固有の再生管理情報14とを関連づけた
ものにすれば、不正使用に対してより強力なプロテクト
になる。あるいは、再生許可情報18を、再生管理情報
14と暗号解読鍵とを掛け合わせたものにすれば、再生
管理情報14はディスク10一枚毎に異なるので、暗号
解読鍵作成のための再生許可情報18も一枚毎に異なる
ようになる。従って、他のディスクに対して同じ再生許
可情報18を使用しても再生はできない。また、掛け合
わせの演算法は数限りなくあるので、容易には解読され
ないという利点もある。
【0032】(2)本形態は、例えばDVDのようなディ
スク媒体が好適な適用例であるが、再生許可によって再
生の制限が解除できるシステムに対応したものであれ
ば、どのような媒体にも適用可能である。また、DVD
の場合は、いわゆるBCAがディスクIDなどのディス
ク固有の情報を記録する領域として好適である。
【0033】(3)前記形態では、再生終了もしくは中止
の後に一括して利用情報19をICカード16に記録し
たが、再生中に随時ICカード16に利用情報19を記
録して更新するようにしてもよい。また、記録される利
用情報19としては、上述した情報の他、それらに基づ
いて計算される課金情報でもよい。再生装置26の表示
部24又はソフト情報を再生表示するディスプレイに前
記利用情報19又は課金情報が表示されるようにすると
利用者には便利であり、ディスク返却時に料金を支払う
際のトラブルも防ぐことができる。また、情報表示部を
持つ情報録再カードを管理媒体として用い、そのカード
がカード録再機から取り出される直前に前記利用情報1
9又は課金情報をカードの情報表示部に表示できるよう
にしてもよい。
【0034】(4)前記形態では、再生許可管理媒体とし
てICカードを用いたが、再生許可情報18やソフト利
用情報19を磁気的,電気的など適宜の方法で書換記録
できるものであれば、どのような媒体を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)記録媒体,特にディスクを利用して情報再生を行う
際に、大規模なネットワークを必要とすることなく、利
用状況に応じた課金を行うことが可能となる。 (2)情報の不正な利用や不正品の製造を、良好に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の再生情報管理システムを示す図で
ある。
【図2】前記形態における再生動作を示すフローチャー
トである。
【図3】前記形態における再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】超流通システムの一例を示す図である。
【符号の説明】
10…ディスク 11…利用者 12…ソフト情報 14…再生管理情報 16…ICカード 18…再生許可情報 19…ソフト利用情報 20…ディスク再生部 21…再生情報照合部 22…ICカード録再部 23…利用情報検出部 24…メッセージ表示部 25…利用情報記憶部 26…再生装置 28…レンタル店

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生すべきソフト情報と、このソフト情
    報の再生管理に必要な媒体固有の再生管理情報とが記録
    された情報記録媒体;前記ソフト情報を再生するための
    再生許可情報が記録された管理媒体;前記ソフト情報を
    再生する再生手段;前記再生管理情報を読み取る第1の
    読取手段;前記再生許可情報を読み取る第2の読取手
    段;この第1,第2の読取手段によって読み取られた前
    記再生管理情報及び再生許可情報に基づいて、前記再生
    手段における前記ソフト情報の再生許可・不許可を判断
    する再生判断手段;前記再生手段における前記ソフト情
    報の利用状況をソフト利用情報として検出する利用情報
    検出手段;これによって検出された前記ソフト利用情報
    を、前記管理媒体に書き込む書込手段;を備えたことを
    特徴とする再生情報管理システム。
  2. 【請求項2】 再生すべきソフト情報の再生管理に必要
    な再生管理情報及び再生許可情報を読み取り、前記ソフ
    ト情報の再生許可・不許可を判断してから前記ソフト情
    報の再生を実行・不実行し、前記ソフト情報の利用状況
    をソフト利用情報として検出する再生情報管理システム
    に用いられる情報記録媒体であって、 前記ソフト情報と前記再生管理情報とが記録されたこと
    を特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 再生すべきソフト情報の再生管理に必要
    な再生管理情報及び再生許可情報を読み取り、前記ソフ
    ト情報の再生許可・不許可を判断してから前記ソフト情
    報の再生を実行・不実行し、前記ソフト情報の利用状況
    をソフト利用情報として検出する再生情報管理システム
    に用いられる管理媒体であって、 前記再生許可情報と前記ソフト利用情報とが記録された
    ことを特徴とする管理媒体。
  4. 【請求項4】 再生すべきソフト情報とこのソフト情報
    の再生管理に必要な媒体固有の再生管理情報とが記録さ
    れた情報記録媒体から前記再生管理情報を読み取り、前
    記ソフト情報を再生するための再生許可情報が記録され
    た管理媒体から前記再生許可情報を読み取り、前記ソフ
    ト情報の再生許可・不許可を判断してから前記ソフト情
    報の再生を実行・不実行し、前記ソフト情報の利用状況
    をソフト利用情報として検出し、検出された前記ソフト
    利用情報を前記管理媒体に書き込む再生情報管理システ
    ムに用いられる再生装置であって、 前記ソフト情報を再生する再生手段;前記再生管理情報
    を読み取る第1の読取手段;前記再生許可情報を読み取
    る第2の読取手段;この第1、第2の読取手段によって
    読み取られた前記再生管理情報及び再生許可情報に基づ
    いて、前記再生手段における前記ソフト情報の再生許可
    ・不許可を判断する再生判断手段;前記再生手段におけ
    る前記ソフト情報の利用状況を前記ソフト利用情報とし
    て検出する利用情報検出手段;これによって検出された
    前記ソフト利用情報を、前記管理媒体に書き込む書込手
    段;を備えたことを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 再生すべきソフト情報とこのソフト情報
    の再生管理に必要な媒体固有の再生管理情報とが記録さ
    れた情報記録媒体から前記再生管理情報を読み取り、前
    記ソフト情報を再生するための再生許可情報が記録され
    た管理媒体から前記再生許可情報を読み取り、前記ソフ
    ト情報の再生許可・不許可を判断してから前記ソフト情
    報の再生を実行・不実行し、前記ソフト情報の利用状況
    をソフト利用情報として検出し、検出された前記ソフト
    利用情報を前記管理媒体に書き込む再生情報管理システ
    ムに用いられる再生方法であって、 前記ソフト情報を再生する再生手順;前記再生管理情報
    を読み取る第1の読取手順;前記再生許可情報を読み取
    る第2の読取手順;この第1,第2の読取手順によって
    読み取られた前記再生管理情報及び再生許可情報に基づ
    いて、前記再生手順における前記ソフト情報の再生許可
    ・不許可を判断する再生判断手順;前記再生手順におけ
    る前記ソフト情報の利用状況を前記ソフト利用情報とし
    て検出する利用情報検出手順;これによって検出された
    前記ソフト利用情報を、前記管理媒体に書き込む書込手
    順;を備えたことを特徴とする再生方法。
  6. 【請求項6】 前記ソフト利用情報は、前記ソフト情報
    の再生時間情報であることを特徴とする請求項1記載の
    再生情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記ソフト情報が複数に区切られてお
    り、前記ソフト利用情報は、再生されたこの区切りの数
    であることを特徴とする請求項1記載の再生情報管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記ソフト情報に複数の再生判断箇所が
    設定されており、前記ソフト利用情報は、再生された再
    生判断箇所の数であることを特徴とする請求項1記載の
    再生情報管理システム。
  9. 【請求項9】 前記ソフト利用情報は、前記ソフト利用
    情報に基づいて計算された課金情報であることを特徴と
    する請求項1記載の再生情報管理システム。
  10. 【請求項10】 前記課金情報に基づいて謀金額を表示
    する表示手段を備えたことを特徴とする請求項9記載の
    再生情報管理システム。
  11. 【請求項11】 前記情報記録媒体がディスクであり、
    前記ソフト情報よりも低密度で前記再生管理情報を前記
    ディスクに記録したことを特徴とする請求項1,6,
    7,8,9,10のいずれかに記載の再生情報管理シス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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