JPH11166606A - ボールネジ・スプライン駆動構造 - Google Patents

ボールネジ・スプライン駆動構造

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JPH11166606A
JPH11166606A JP33184497A JP33184497A JPH11166606A JP H11166606 A JPH11166606 A JP H11166606A JP 33184497 A JP33184497 A JP 33184497A JP 33184497 A JP33184497 A JP 33184497A JP H11166606 A JPH11166606 A JP H11166606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
ball screw
spline
unit
transmitting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP33184497A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawajiri
喜広 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication of JPH11166606A publication Critical patent/JPH11166606A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のボールネジ・スプライン駆動構造は、
2軸を2個のモータにより駆動させてボールネジ軸とス
プライン軸の動作を得ていたため、全体構成が大型化
し、コストダウンが困難であった。 【解決手段】 本発明によるボールネジ・スプライン駆
動構造は、モータ部(12)を構成する第1ロータ(4)と第
2ロータ(8)の回転をブレーキ部(20)の移動体(25)の選
択移動によって交互に制動及び非制動とし、このモータ
部材(12)により回転するスプラインユニット(30)とボー
ルネジユニット(31)を介して出力軸(32)を回転を供なう
直動及び非回転の直動の動作を得る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールネジ・スプ
ライン駆動構造に関し、特に、1個のモータ部を用いて
出力軸の直動のみ及び回転を供う直動のみを選択的に行
うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のボールネ
ジ・スプライン駆動構造としては、図示していないが、
2個のモータを用いてボールネジ軸とスプライン軸を駆
動するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のボールネジ・ス
プライン駆動構造は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、2個の
モータを用いて2軸を個別に駆動するため、全体形状が
大型化すると共に、機械系及び電気系の各部品の数が多
く、コストダウンを達成することが困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、1個のモータ部を用いて出
力軸の直動のみ及び回転を供う直動のみを選択的に行う
ようにしたボールネジ・スプライン駆動構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるボールネジ
・スプライン駆動構造は、本体に回転自在に設けられた
第1ロータ及び第2ロータからなるモータ部と、前記本
体に接続され前記第1ロータ及び第2ロータを交互に制
動するためのブレーキ部と、前記本体に設けられスプラ
インユニット及びボールネジユニットにより回転及び直
動可能に設けられた出力軸と、前記第1ロータの回転を
前記ボールネジユニットに伝達するための第1回転伝達
手段と、前記第2ロータの回転を前記スプラインユニッ
トに伝達するための第2回転伝達手段とよりなり、前記
第1ロータのみを回転させることにより前記第1回転伝
達手段及びボールネジユニットを介して出力軸は回転す
ることなく直動し、前記第2ロータのみを回転させるこ
とにより前記第2回転伝達手段及びスプラインユニット
を介して出力軸は回転しつつ直動するようにした構成で
あり、また、前記ブレーキ部は、電磁又はエア型のアク
チュエータと、前記アクチュエータにより軸方向移動し
常時一方向にばね部材で付勢されている図では断面はL
型で組立後に断面U型なる移動体と、前記移動体の両側
に固設された第1、第2固定板と、前記第1ロータに設
けられ前記移動体と第2固定板間に位置する第1摩擦板
と、前記第2ロータに設けられ前記移動体と第1固定板
間に位置する第2摩擦板とよりなり、また、前記第1回
転伝達手段は、1対のプーリ及びベルトからなり、前記
第2回転伝達手段は、複数のギヤよりなり、また、前記
第2ロータは駆動巻線を有し、前記第2ロータの外周に
設けたスリップリングを介して前記駆動巻線に駆動信号
を供給し、さらに、前記第1ロータ及び第2ロータに
は、第1、第2エンコーダが接続されている構成であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるボ
ールネジ・スプライン駆動構造の好適な実施の形態につ
いて説明する。図1において符号1で示されるものは全
体形状がほぼ箱形をなす本体であり、この本体1の下部
には1対の第1軸受2,3を介して第1ロータ4を有す
る第1ロータ軸5が回転自在に設けられ、この第1ロー
タ軸5には3個の第2軸受6,7,7aを介して第2ロ
ータ8(通常のステータに相当する)を有する第2ロー
タ軸9が回転自在に設けられている。前記第2ロータ8
には駆動巻線10が設けられ、この駆動巻線10にはこ
の第2ロータ8の外周に設けられた周知のスリップリン
グ11を介して図示しないドライバからの駆動信号が供
給されるように構成されていると共に、前記各ロータ
4,8によりモータ部12を構成している。
【0007】前記本体1には前記モータ部12に隣接し
てブレーキ部20が設けられており、このブレーキ部2
0は、前記本体1に固定され周知の電磁型(本形態では
電磁コイル型)又はエアシリンダ型のアクチュエータ2
1と、前記アクチュエータ21に設けられた複数の棒状
の保持体22と、この保持体22の両側に固設された第
1、第2固定板23,24と、前記アクチュエータ21
の両側に位置すると共に軸方向に移動可能に設けられた
図面では断面L型で組立後に断面U型になる移動体25
と、前記移動体25を一方向のみに付勢するため前記保
持体22に設けられたスプリング等からなるばね部材2
6と、前記第1ロータ軸5に設けられ移動体25と第2
固定板24との間に回転自在に位置する第1摩擦板27
と、前記第2ロータ軸9に設けられ移動体25と第1固
定板23との間に回転自在に位置する第2摩擦板28と
から構成され、ばね部材26に付勢された移動体25に
より、通常は、第1摩擦板27が制動されている。
【0008】前記本体1の上部には、互いに離間して設
けられた周知のスプラインユニット30及びボールネジ
ユニット31を介して出力軸32が回転及び直動自在に
設けられており、この出力軸32は送り溝32a及びス
プライン溝32bが形成されている。前記ボールネジユ
ニット31に設けられた第1プーリ33はベルト34を
介して前記第1ロータ軸5の第2プーリ35に接続さ
れ、前述の各プーリ33,35及びベルト34により第
1回転伝達手段40を構成している。また、前記第2ロ
ータ軸9に接続された第1ギヤ41は、図2で示すよう
に、アイドル用の第2ギヤ42を介して前記スプライン
ユニット30に設けられた第3ギヤ43に接続されてお
り、前述の各ギヤ41,42,43によって第2回転伝
達手段50を構成している。
【0009】次に、動作について述べる。まず、ブレー
キ部20のアクチュエータ21を非通電状態とすると、
ばね部材26によって移動体25が一方に付勢されてい
るため、第1摩擦板27が移動体25と第2固定板24
によって制動状態となり、第1ロータ4のみが制動され
るため、モータ部12に通電すると第2ロータ8のみが
回転する。この第2ロータ8の回転は第2回転伝達手段
50を介してスプラインユニット30のみが回転駆動さ
れるため、出力軸32はスプライン溝32bを介して回
転され、停止状態のボールネジユニット31の送り突起
(図示せず)が送り溝32aと係合し、回転しつつ直動
の出入動作のみを行うことができる。
【0010】また、ブレーキ部20のアクチュエータ2
1を通電状態とすると、移動体25はばね部材26のば
ね力に抗して前述と逆方向に移動するため、第2摩擦板
28が移動体25と第1固定板23によって制動状態と
なり、第2ロータ8のみが制動されるため、モータ部1
2に通電すると第1ロータ4のみが回転する。この第1
ロータ4の回転は第1回転伝達手段40を介してボール
ネジユニット31の前記送り突起のみが回転駆動される
ため、出力軸32は送り溝32aを介して軸方向に送ら
れるが、停止状態のスプラインユニット30をガイドと
して回転が阻止され、回転を供うことなく直動の出入動
作のみを行うことができる。なお、前述の各ロータ軸
5,9の回転は、第1、第2ギヤ41,42に接続され
た第1、第2エンコーダ60,61によって検出されて
いる。なお、前述の各回転伝達手段40,50は、前述
の構成に限ることなく、周知の種々のローラ、ベルト、
プーリ等を用いて前述とは異なる形態とした場合も前述
と同等の作用効果を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によるボールネジ・スプライン駆
動構造は、以上のように構成されているため、次のよう
な効果を得ることができる。すなわち、1個のモータ部
を用い、このモータ部の第1、第2ロータをブレーキ部
を介して交互に制動と非制動(フリー)とすることによ
り、出力軸に係合したスプラインユニットとボールネジ
ユニットとを交互にオン・オフとすることによって出力
軸を非回転の直動のみ又は回転の直動のみに切換えるこ
とができ、装置全体の小型化及びコストダウンを容易に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボールネジ・スプライン駆動構造
を示す断面構成図である。
【図2】図1の要部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 本体 4 第1ロータ 8 第2ロータ 10 駆動巻線 12 モータ部 20 ブレーキ部 21 アクチュエータ 23,24 固定板 25 移動体 26 ばね部材 27,28 摩擦板 30 スプラインユニット 31 ボールネジユニット 32 出力軸 40 第1回転伝達手段 50 第2回転伝達手段 60,61 エンコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)に回転自在に設けられた第1ロ
    ータ(4)及び第2ロータ(8)からなるモータ部(12)と、前
    記本体(1)に接続され前記第1ロータ(4)及び第2ロータ
    (8)を交互に制動するためのブレーキ部(20)と、前記本
    体(1)に設けられスプラインユニット(30)及びボールネ
    ジユニット(31)により回転及び直動可能に設けられた出
    力軸(32)と、前記第1ロータ(4)の回転を前記ボールネ
    ジユニット(31)に伝達するための第1回転伝達手段(40)
    と、前記第2ロータ(8)の回転を前記スプラインユニッ
    ト(30)に伝達するための第2回転伝達手段(50)とよりな
    り、前記第1ロータ(4)のみを回転させることにより前
    記第1回転伝達手段(40)及びボールネジユニット(31)を
    介して出力軸(32)は回転することなく直動し、前記第2
    ロータ(8)のみを回転させることにより前記第2回転伝
    達手段(50)及びスプラインユニット(30)を介して出力軸
    (32)は回転しつつ直動するように構成したことを特徴と
    するボールネジ・スプライン駆動構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ部(20)は、電磁又はエア型
    のアクチュエータ(21)と、前記アクチュエータ(21)によ
    り軸方向移動し常時一方向にばね部材(26)で付勢されて
    いる断面U型をなす移動体(25)と、前記移動体(25)の両
    側に固設された第1、第2固定板(23,24)と、前記第1
    ロータ(4)に設けられ前記移動体(25)と第2固定板(24)
    間に位置する第1摩擦板(27)と、前記第2ロータ(8)に
    設けられ前記移動体(25)と第1固定板(23)間に位置する
    第2摩擦板(28)とよりなることを特徴とする請求項1記
    載のボールネジ・スプライン駆動構造。
  3. 【請求項3】 前記第1回転伝達手段(40)は、1対のプ
    ーリ(33,35)及びベルト(34)からなり、前記第2回転伝
    達手段(50)は、複数のギヤ(41〜43)よりなることを特徴
    とする請求項1又は2記載のボールネジ・スプライン駆
    動構造。
  4. 【請求項4】 前記第2ロータ(8)は駆動巻線(10)を有
    し、前記第2ロータ(8)の外周に設けたスリップリング
    (11)を介して前記駆動巻線(10)に駆動信号を供給するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のボー
    ルネジ・スプライン駆動構造。
  5. 【請求項5】 前記第1ロータ(4)及び第2ロータ(8)に
    は、第1、第2エンコーダ(60,61)が接続されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のボー
    ルネジ・スプライン駆動構造。
JP33184497A 1997-12-02 1997-12-02 ボールネジ・スプライン駆動構造 Pending JPH11166606A (ja)

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