JP2000283261A - 移動体駆動装置 - Google Patents

移動体駆動装置

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JP2000283261A
JP2000283261A JP11085897A JP8589799A JP2000283261A JP 2000283261 A JP2000283261 A JP 2000283261A JP 11085897 A JP11085897 A JP 11085897A JP 8589799 A JP8589799 A JP 8589799A JP 2000283261 A JP2000283261 A JP 2000283261A
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JP
Japan
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nut member
pulley
feed screw
slide member
rotation
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Application number
JP11085897A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kinoshita
貴裕 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の移動体を同時又は個別に正逆両方向へ
それぞれ任意の速度で駆動する。 【解決手段】 工作機械のベッドに送りねじ4と回転軸
6とを平行に設け、これらを一台のモータで駆動する。
サドル3にナット部材14とスライド部材15とを回転
可能に組み付け、ナット部材14を送りねじ4に螺合
し、スライド部材15を回転軸6に一体回転可能かつ軸
方向移動可能に支持する。プーリ24、プーリ23及び
Vベルト25により、スライド部材15の回転をナット
部材14に伝える回転伝達機構を構成する。モータ30
により作動部材32を介しプーリ24,23の溝幅を変
え、回転伝達機構の伝達比を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の移動体を一
台のモータにより一本の送りねじを介して駆動する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、従来、特開平7−
68445号公報に開示された「工作機械の移動体送り
装置」が知られている。この従来装置においては、図4
及び図5に示すように、ベッド51上に二台の移動体5
2が摺動可能に支持されるとともに、一本の送りねじ5
3と一本の回転軸54とが一台のモータ55により同調
回転可能に支持されている。送りねじ53にはナット部
材56が螺合され、回転軸54にはスライド部材57が
挿通され、これらの部材56,57は移動体52にそれ
ぞれ回転可能に組み付けられている。ナット部材56及
びスライド部材57にはギア58,59が支持され、ギ
ア58と移動体52との間にクラッチ60が介装され、
移動体52にはギア58をシフトするアクチュエータ6
1が設けられている。
【0003】そして、アクチュエータ61でクラッチ6
0を切り離すとともに、ギア58をギア59から解離し
た状態では、ナット部材56が送りねじ53上で空転
し、モータ55の動力が移動体52に伝達されず、移動
体52が停止状態に保持される。また、クラッチ60を
結合した状態では、ナット部材56が移動体52に固定
され、送りねじ53の回転に伴って移動体52が一方向
へ駆動される。さらに、ギア58をギア59に噛み合わ
せたときには、回転軸54の回転がナット部材56に伝
達され、ナット部材56が送りねじ53とは異なる回転
数で回転され、この回転数差に基づくナット部材56の
駆動力によって移動体52が反対方向へ駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来装置に
よれば、一台のモータ55と一本の送りねじ53とから
なる簡単な機構で、二台の移動体52を同時又は個別に
正逆両方向へ駆動することができる。しかしながら、移
動体52の速度が送りねじ53の回転数とギア比とによ
って決定されるため、ギア58,59を交換しない限
り、二台の移動体52の速度を相違させることができ
ず、事実上、変速運転が不可能であった。
【0005】そこで、本発明の課題は、複数の移動体を
同時又は個別に正逆両方向へそれぞれ任意の速度で駆動
できる装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の移動体駆動装置は、複数の移動体を一台
のモータにより一本の送りねじを介して駆動する装置に
おいて、送りねじと平行に回転軸を設け、回転軸を動力
伝達手段を介しモータに連結し、各移動体にナット部材
を設け、少なくとも一方の移動体にスライド部材を回転
可能に組み付け、ナット部材を送りねじに螺合し、スラ
イド部材を回転軸に一体回転可能かつ軸方向移動可能に
支持し、スライド部材の回転をナット部材に伝える回転
伝達機構と、回転伝達機構の伝達比を変更する変速機構
とを設けて構成される。
【0007】また、本発明の移動体駆動装置は、簡単な
構成で移動体を変速運転できるように、前記回転伝達機
構が、ナット部材上に設けられたプーリと、スライド部
材上に設けられたプーリと、各プーリに巻き掛けられた
Vベルトとを備え、前記変速機構が各プーリの溝幅を変
更する手段を備えて構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を工作機械のサドル
駆動装置に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明
する。図1はサドル駆動装置の全体を示すものであり、
工作機械のベッド1には二本のレール2が設けられ、こ
れらのレール2上に移動体としての二台のサドル3が摺
動可能に支持されている。また、ベッド1には一本の送
りねじ4がレール2と平行な状態で軸受5により回転可
能に支持されるとともに、一本の回転軸6が送りねじ4
と平行な状態で軸受7により回転可能に支持されてい
る。そして、送りねじ4はカップリング8を介しモータ
9に連結され、回転軸6はプーリ10,11及びベルト
12からなる動力伝達手段を介しモータ9に連結され、
一台のモータ9によって送りねじ4及び回転軸6が同一
回転数で同一方向に回転されるようになっている。
【0009】図2は一方のサドル3の付属機構を詳細に
示すものであるが、他方のサドル3にも同様の機構が装
備されている。サドル3にはナット部材14とスライド
部材15とが軸受16,17及びリテーナ18,19に
より回転可能かつ一体移動可能に組み付けられている。
ナット部材14は送りねじ4に螺合され、送りねじ4と
の相対回転によりサドル3に駆動力を作用させる。スラ
イド部材15は回転軸6に挿通され、回転軸6のキー溝
20に嵌合するキー21によって回転軸6と一体回転可
能かつ回転軸6の軸線方向へ移動可能に支持されてい
る。
【0010】ナット部材14の一端部にはプーリ23が
設けられ、これと相対する位置のスライド部材15にも
プーリ24が設けられ、両プーリ23,24にはVベル
ト25が巻き掛けられている。ナット部材14側のプー
リ23は固定部23aと可動部23bとからなり、可動
部23bはキー26でナット部材14に軸方向へ移動可
能に挿通され、スプリング27により固定部23a側へ
付勢されている。スライド部材15側のプーリ24は固
定部24aと可動部24bとからなり、可動部24bは
キー28でスライド部材15に軸方向へ移動可能に挿通
されている。そして、プーリ23、プーリ24及びVベ
ルト25により、スライド部材15の回転をナット部材
14に伝える回転伝達機構が構成されている。
【0011】一方、サドル3にはモータ30が設置さ
れ、その出力軸31には作動部材32が螺合され、作動
部材32の先端はスライド部材15側のプーリ24の可
動部24bに掛止されている。そして、作動部材32
は、図3に示すように、モータ30により回転軸6と平
行に移動され、可動部24bをシフトしてプーリ24の
溝幅W2を変更するとともに、Vベルト25を介しプー
リ23の溝幅W1を変更する手段を構成している。ま
た、モータ30及び作動部材32は、溝幅W1,W2に
応じプーリ23のピッチ径D1及びプーリ24のピッチ
径D2を連続的に変化させて、前記回転伝達機構の伝達
比を無段階で変更する変速機構を構成している。なお、
モータ9及びモータ30はそれぞれ工作機械のNC装置
(図示略)によって制御される。
【0012】次に、上記のように構成されたサドル駆動
装置の作用について説明する。図1において、モータ9
が起動されると、送りねじ4が矢印方向へ正回転すると
同時に、回転軸6が送りねじ4と同じ方向へ同じ回転数
で回転する。そして、図2において、回転軸6と一体に
スライド部材15が回転し、スライド部材15の回転が
プーリ24、Vベルト25及びプーリ23を介してナッ
ト部材14に伝達される。このとき、ナット部材14は
送りねじ4と同じ方向へ回転するが、その回転数はプー
リ23のピッチ径D1とプーリ24のピッチ径D2との
比率に応じて変化する。
【0013】例えば、図3(a)に示すように、W1=
W2で、D1:D2=1:1である場合、送りねじ4が
1回転すると、ナット部材14も1回転し、双方間に相
対回転が発生せず、サドル3が停止状態に保持される。
同図(b)に示すように、W1>W2で、D1:D2=
1:2である場合、送りねじ4が1回転すると、ナット
部材14は2回転し、すなわち、ナット部材14は送り
ねじ4に対し正方向へ1回転し、この相対回転によって
サドル3が一方向へ送られる。同図(c)に示すよう
に、W1<W2で、D1:D2=2:1である場合、送
りねじ4が1回転すると、ナット部材14は0.5回転
し、すなわち、ナット部材14は送りねじ4に対し逆方
向へ0.5回転し、この相対回転によってサドル3が
(b)の場合とは反対の方向へ半分の速度で送られる。
【0014】従って、この実施形態のサドル駆動装置に
よれば、二台のサドル3のモータ30をそれぞれ別個に
制御することにより、一方のサドル3の停止状態で他方
のサドル3を正逆両方向へ任意の速度で送ることがで
き、また、両方のサドル3を同時に同じ方向へ同じ速度
又は相違する速度で送ることもできるし、両方のサドル
3を同時に逆方向へ同じ速度又は相違する速度で送るこ
ともでき、加えて、モータ9の回転数を制御すれば、サ
ドル3の送り速度をさらに多様に変化させることも可能
である。
【0015】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更し
て実施することも可能である。 (1) モータ30にかえて、流体圧シリンダやソレノ
イドを用いること。 (2) 作動部材32をナット部材14側のプーリ23
の可動部23bに掛止すること。 (3) 本発明を3台又はそれ以上の移動体を備えた工
作機械に適用すること。 (4) 一部の移動体が回転可能なスライド部材を含ま
ないようにすること。 (5) 本発明を工作機械以外の各種産業機械の移動体
駆動装置に応用すること。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の移動体駆
動装置によれば、スライド部材の回転を変速してナット
部材に伝えるように構成したので、複数の移動体を同時
又は個別に正逆両方向へそれぞれ任意の速度で駆動でき
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すサドル駆動装置の平
面図である。
【図2】図1のA部を詳細に示す断面図である。
【図3】変速機構の作用説明図である。
【図4】従来の移動体駆動装置を示す平面図である。
【図5】図4のB部を詳細に示す断面図である。
【符号の説明】
1・・ベッド、3・・サドル、4・・送りねじ、6・・
回転軸、9・・モータ、10,11・・プーリ、12・
・ベルト、14・・ナット部材、15・・スライド部
材、23,24・・プーリ、25・・Vベルト、30・
・モータ、32・・作動部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 9/18 H02K 7/10 D 25/20 7/116 H02K 7/10 B23Q 1/20 Z 7/116

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動体を一台のモータにより一本
    の送りねじを介して駆動する装置において、送りねじと
    平行に回転軸を設け、回転軸を動力伝達手段を介し前記
    モータに連結し、各移動体にナット部材を設け、少なく
    とも一方の移動体にスライド部材を回転可能に組み付
    け、ナット部材を送りねじに螺合し、スライド部材を回
    転軸に一体回転可能かつ軸方向移動可能に支持し、スラ
    イド部材の回転をナット部材に伝える回転伝達機構と、
    回転伝達機構の伝達比を変更する変速機構とを設けてな
    る移動体駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達機構は、ナット部材上に設
    けられたプーリと、スライド部材上に設けられたプーリ
    と、各プーリに巻き掛けられたVベルトとを備え、前記
    変速機構が各プーリの溝幅を変更する手段を備えた請求
    項1記載の移動体駆動装置。
JP11085897A 1999-03-29 1999-03-29 移動体駆動装置 Pending JP2000283261A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11085897A JP2000283261A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 移動体駆動装置

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JP (1) JP2000283261A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101818792A (zh) * 2009-02-28 2010-09-01 本田技研工业株式会社 V带式无级变速器
JP2010203482A (ja) * 2009-02-28 2010-09-16 Honda Motor Co Ltd Vベルト式無段変速機
CN103277475A (zh) * 2013-05-30 2013-09-04 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 基于滚珠丝杠的高精度定传动比传动机构
CN109826917A (zh) * 2019-01-21 2019-05-31 陕西科技大学 一种基于差动原理的双轴螺旋同步进给机构

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JP2010203482A (ja) * 2009-02-28 2010-09-16 Honda Motor Co Ltd Vベルト式無段変速機
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