JPH11161527A - データ記憶システム - Google Patents

データ記憶システム

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JPH11161527A
JPH11161527A JP9328641A JP32864197A JPH11161527A JP H11161527 A JPH11161527 A JP H11161527A JP 9328641 A JP9328641 A JP 9328641A JP 32864197 A JP32864197 A JP 32864197A JP H11161527 A JPH11161527 A JP H11161527A
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JP
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file
storage medium
disk storage
cache
main memory
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JP9328641A
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Hiroshi Sukegawa
博 助川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Memory System (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】先読み機能やフラッシュ・ディスク装置を利用
したディスク・キャッシュシステムを改良して、HDD
に対するキャッシュ機能の向上を図ることができるデー
タ記憶システムを提供することにある。 【解決手段】先読みキャッシュ機能を有するHDD3を
備えたデータ記憶システムにおいて、アプリケーション
・プログラムをディスク30上に格納するときに、当該
アプリケーション・プログラムの格納位置に連続する物
理的位置にDLLを格納するシステムである。先読みキ
ャッシュ機能により、ディスク30からアプリケーショ
ン・プログラムを読出してバッファRAM31に格納す
るときに、当該アプリケーション・プログラムの格納位
置に連続する物理的位置からDLLを先読みしてバッフ
ァRAM31に保存される。従って、あたかも当該アプ
リケーション・プログラムとDLLとがリンクされた実
行形式のファイルをアクセスすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムに適用し、磁気ディスク装置またはフラッシュEE
PROMから構成されるフラッシュ・ディスク装置を有
するデータ記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータシステムでは、外部
記憶装置として必要不可欠な磁気ディスク装置としてハ
ードディスクドライブ(HDD)が標準装備されてい
る。HDDは、大容量のファイル装置として有効である
が、アクセス機構の関係でアクセス速度が低速である。
このHDDのアクセス速度性能を向上させる技術とし
て、先読み機能などが開発されている。先読み機能は、
ディスクから指定のデータをアクセスしたときに、連続
する物理的位置(例えば同一トラックのセクタ)から当
該データの後に連続して読出し、HDD内のバッファR
AMに格納する機能である。この先読み機能により、ホ
ストシステム(コンピュータ本体)がアクセス要求した
データがバッファRAMに存在する可能性が高くなるた
め、このバッファRAMから読出すことにより、アクセ
スの高速化を図ることができる。
【0003】また、不揮発性のフラッシュEEPROM
から構成されたフラッシュ・ディスク装置を利用したデ
ィスク・キャッシュシステムが提案されている。このシ
ステムは、HDDに対してアクセス速度が高速のフラッ
シュEEPROMをHDDのキャッシュ記憶領域として
利用する高速バッファ機能を実現するものである。ディ
スク・キャッシュシステムでは、使用頻度の高いOSや
アプリケーション・プログラムをフラッシュ・ディスク
装置に格納することにより、結果的にコンピュータシス
テム内のHDDへのアクセス処理の高速化を図ることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように先読み
機能やフラッシュ・ディスク装置を利用したディスク・
キャッシュシステムにより、HDDのアクセスの高速化
を図ることが可能である。しかしながら、単なる先読み
機能やディスク・キャッシュシステムの使用だけでな
く、ディスク上のファイルの格納方法やフラッシュ・デ
ィスク装置に保存するキャッシュ対象のファイルの設定
方法の改良により、HDDに対するキャッシュ機能を有
効に発揮する可能性がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、先読み機能やフ
ラッシュ・ディスク装置を利用したディスク・キャッシ
ュシステムを改良して、HDDに対するキャッシュ機能
の向上を図ることができるデータ記憶システムを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、先読みキャッ
シュ機能を有するHDDを備えたデータ記憶システムに
おいて、アプリケーション・プログラムをディスク上に
格納するときに、当該アプリケーション・プログラムの
格納位置に連続する物理的位置に特定ファイルを格納す
る手段を備えている。この特定ファイルは、具体的には
アプリケーション・プログラムの実行時にリンクされる
ダイナミック・リンク・ライブラリ(DLL)である。
先読み手段は、ディスクからアプリケーション・プログ
ラムを読出してバッファメモリに格納するときに、当該
アプリケーション・プログラムの格納位置に連続する物
理的位置からDLLを先読みして当該バッファメモリに
保存する。さらに、キャッシュ手段は、アプリケーショ
ン・プログラムのアクセス要求が発生したときに、バッ
ファメモリに当該アプリケーション・プログラムが存在
する場合に、当該バッファメモリから当該アプリケーシ
ョン・プログラムをアクセスすると共に、当該バッファ
メモリに保存された前記特定ファイルをアクセスする。
【0007】このような構成のシステムであれば、アプ
リケーション・プログラムのアクセス要求時に、あたか
も当該アプリケーション・プログラムとDLLとがリン
クされた実行形式のファイルをアクセスすることが可能
である。従って、結果的にアプリケーション・プログラ
ムのアクセスの高速化を図ることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の各実施形態に関係す
るコンピュータシステムの要部を示すブロック図であ
り、図2は当該コンピュータシステムのホストシステム
の概念を示すブロック図である。 (システム構成)本発明のシステムは、図1に示すよう
に、例えばパーソナルコンピュータなどのホストシステ
ム(コンピュータ本体)10および外部記憶装置からな
るコンピュータシステムを想定する。ホストシステム1
0は大別して、マイクロプロセッサ(MPU)1及びメ
インメモリ(RAM)2を有する。外部記憶装置は、先
読み機能を有するHDD3および不揮発性のフラッシュ
EEPROMから構成されたフラッシュ・ディスク装置
(以下単にフラッシュ・ディスクと呼ぶ)4である。
【0009】ここで、ホストシステム10は、図2に示
すように、メインメモリ2にロードされたOS11およ
びデバイスドライバ(ソフトウェア)の一種であるキャ
ッシュシステムをMPU1が実行するシステムとして取
り扱う。本発明の各実施形態に関係するキャッシュ機能
は、OS11の管理下で機能するキャッシュシステム1
2として実現される。キャッシュシステム12は、MP
U1からのアクセス要求(リード/ライトコマンドの発
行)に応じて、HDD3とフラッシュ・ディスク4とを
統合した記憶システムとしてアクセス制御する。
【0010】即ち、キャッシュシステム12は、フラッ
シュ・ディスク4をキャッシュ領域として利用する場合
には、HDD3に対するアクセス要求に応じてフラッシ
ュ・ディスク4をアクセスする。フラッシュ・ディスク
4ではヒットしない場合には、HDD3をアクセスして
アクセス要求のファイルをメインメモリ2に転送する。
【0011】ここで、HDD3は先読み機能を有し、内
部のCPUとディスクコントローラ(HDC)により、
ディスク30に格納されたアクセス要求以外のデータを
先読みしてバッファRAM31に保存する。先読み機能
とは、ディスク30をアクセスしたときのデータに連続
して、当該データ(セクタ単位)の格納位置から連続す
る物理的位置から読出したデータをバッファRAM31
に保存する。これにより、HDD3に対するアクセス要
求に応じて、バッファRAM31に保存されているデー
タは、ディスク30をアクセスすることなく、バッファ
RAM31から転送される。 (第1の実施形態)前述のシステム構成において、図3
を参照して第1の実施形態の動作を説明する。第1の実
施形態は、フラッシュ・ディスク4の使用は必須条件で
はなく、HDD3に対するファイルの格納方式に関す
る。
【0012】まず、ホストシステム10は、ユーザから
指定されたアプリケーション・プログラム(APファイ
ル)をHDD3に保存することを想定する。HDD3
は、図3に示すように、ホストシステム10から転送さ
れたAPファイルをディスク30上の空きエリア(ヘッ
ド番号、トラック番号、セクタ番号により設定される物
理アドレス)に格納する。
【0013】さらに、本実施形態では、ホストシステム
10からの指示に応じて、HDD3は、ディスク30に
格納したAPファイルの物理アドレス(物理的位置)に
連続する物理的位置(通常では同一トラック)に、AP
ファイルに関係するDLLa,DLLbを格納する。D
LLa,DLLbは、ホストシステム10がアプリケー
ション・プログラムを実行するときに、所定の機能を実
現するためにリンクされるダイナミック・リンク・ライ
ブラリ(dynamic link library)
である。
【0014】この状態において、ホストシステム10か
らHDD3に対してAPファイルのアクセス要求が発行
されると、HDD3はバッファRAM31に存在する場
合にはバッファRAM31から当該APファイルを転送
する。ここでは、バッファRAM31に存在しない場合
を想定すると、HDD3はディスク30をアクセスし
て、図3に示すように、一度バッファRAM31に格納
した後に当該APファイルをホストシステム10に転送
する。このとき、HDD3は先読み機能により、ディス
ク30からアクセスしたAPファイルの物理アドレスか
ら連続する物理アドレスを先行してアクセスする。即
ち、ここでは図3に示すように、HDD3はバッファR
AM31に当該APファイルを格納して転送した後に、
先読み機能によりバッファRAM31には当該APファ
イルのアドレスに連続したアドレスにDLLa,DLL
bを格納する。
【0015】次に、ホストシステム10から当該APフ
ァイルに対する再度のアクセス要求が発生したときに、
HDD3はバッファRAM31から当該APファイルを
読出してホストシステム10に転送する。このとき、H
DD3はホストシステム10からのアクセス要求に応じ
て、当該APファイルに関係する特定ファイルであるD
LLa,DLLbの転送処理を実行する。このとき、H
DD3は先読み機能により、DLLa,DLLbをバッ
ファRAM31に格納しているため、アクセス要求対象
のDLLa,DLLbをバッファRAM31から転送す
る。
【0016】以上のように本実施形態によれば、ホスト
システム10から当該APファイルに対する再度のアク
セス要求が発生した場合に、HDD3は当該APファイ
ルをバッファRAM31から転送すると共に、当該AP
ファイルに関係するDLLa,DLLbをバッファRA
M31から転送することが可能である。従って、ホスト
システム10は、当該APファイルを高速に得られると
共に(メインメモリ2にロードされる)、当該APファ
イルに関係するDLLa,DLLbも高速に得ることが
できる。これにより、ホストシステム10は、メインメ
モリ2上において、あたかも当該APファイルにDLL
a,DLLbがリンクした実行形式のアプリケーション
・プログラムのファイルを得ることが可能となる。 (第2の実施形態)図4を参照して第2の実施形態の動
作を説明する。第2の実施形態は、フラッシュ・ディス
ク4およびキャッシュシステム12の使用は必須条件で
はなく、HDD3に対するファイルの格納方式に関し、
OS11のファイルシステムの機能に関する。
【0017】まず、ホストシステム10は、ユーザから
指定されたアプリケーション・プログラム(APファイ
ルa,b)をHDD3に保存することを想定する。HD
D3は、図4に示すように、ホストシステム10から転
送されたAPファイルa,bをディスク30上の空きエ
リア(ヘッド番号、トラック番号、セクタ番号により設
定される物理アドレス)に格納する。
【0018】さらに、本実施形態では、ホストシステム
10からの指示に応じて、HDD3は、APファイル
a,bに関係するDLLa,DLLbを格納する。この
とき、ホストシステム10のファイルシステム(OS1
1)は、DLLa,DLLbの各ファイルと同一ファイ
ルをディスク30上の異なる物理的位置に格納する。
【0019】この状態において、ホストシステム10か
らHDD3に対して例えばAPファイルaのアクセス要
求が発行されると、HDD3はバッファRAM31に存
在する場合にはバッファRAM31から当該APファイ
ルaを転送する。ここでは、バッファRAM31に存在
しない場合を想定すると、HDD3はディスク30をア
クセスして、図4に示すように、一度バッファRAM3
1に格納した後に当該APファイルaをホストシステム
10に転送する。
【0020】さらに、ホストシステム10は、APファ
イルaのアプリケーション・プログラムの実行時にリン
クすべきDLLaをHDD3からアクセスする。HDD
3は、当該DLLaがバッファRAM31に存在しない
場合には、ディスク30をアクセスして、図4に示すよ
うに、一度バッファRAM31に格納した後にホストシ
ステム10に転送する。ここで、本実施形態では、当該
DLLaはディスク30上の複数の物理的位置に格納さ
れている。そこで、HDD3は、当該アクセスの前にア
クセスしたAPファイルaの物理的位置から最も近い物
理的位置に格納されている当該DLLaを読出して、一
度バッファRAM31に格納した後にホストシステム1
0に転送する。なお、APファイルbおよびDLLbを
アクセスする場合でも同様である。
【0021】以上のように本実施形態によれば、DLL
のような読出し専用のファイルまたは読出し頻度が書込
み頻度より高いファイルを、HDD3のディスク30上
の複数の物理的位置に格納することにより、当該ファイ
ルをアクセスするときにアクセス速度の高速化を図るこ
とができる。即ち、当該ファイルをアクセスする前(直
前)にアクセスしたAPファイルなどに最も近い当該フ
ァイルの物理的位置をアクセスすることが可能となるた
め、結果的にディスク30上のランダムアクセスを抑制
することができる。従って、読出し頻度の高いDLLな
どのファイルのアクセス速度を高速化できる。なお、D
LLなどのファイルは、HDD3の大容量と比較すれば
それ程のデータ量ではない。従って、同一ファイルを複
数の物理的位置に格納する場合に、HDD3の記憶領域
が相対的に減少することになるが、DLLなどの読出し
頻度の高いものに限定することにより、そのような影響
を緩和することができる。
【0022】また、本実施形態をHDD3の先読み機能
に適用することにより、読出し頻度の高いDLLa,D
LLbがバッファRAM31に存在する確率が高くな
る。即ち、図4に示すように、先読み機能では、HDD
3はディスク30から読出したAPファイル(aまたは
b)をバッファRAM31に格納して転送した後に、当
該APファイルのアドレスに連続したアドレスから先読
みファイルを読出してバッファRAM31に格納する。
この先読みファイルがDLLa,DLLbであれば、先
読み機能によりバッファRAM31に格納される確率が
高くなる。従って、読出し頻度の高いDLLa,DLL
bがバッファRAM31に存在する確率が高くなれば、
これらのファイルに対するアクセス速度を高速化するこ
とが可能となる。 (第3の実施形態)図5を参照して第3の実施形態の動
作を説明する。第3の実施形態は、いわゆるメモリマッ
プトファイル機能を有するOS11を前提とするキャッ
シュシステム12に関する。
【0023】メモリマップトファイル機能とは、HDD
3のディスク30上に存在するファイルをメインメモリ
2のアドレス空間にマップし(割り当てる)、アプリケ
ーション・プログラム(AP)からは当該ファイルの全
体がメインメモリ上に存在することを想定してアクセス
できるようにした機能である。この機能では、OS11
は、APが割り当てられたアドレス空間内のアドレスを
アクセスしたときに、ディスク30上のファイル内に対
応する物理アドレスをアクセスしてメインメモリ上にロ
ードする。
【0024】このようなメモリマップトファイル機能を
利用して、APは実行時に必要なファイルの一部をアク
セスすると(メインメモリ2に対して)、OS11は前
述したように、HDD3のディスク30から当該ファイ
ルの該当するデータをアクセスしてメインメモリ2にロ
ードする。従って、メインメモリ2には、APの実行に
必要なファイルの一部みが存在するだけで、残りのファ
イルのデータは実際にはディスク30上に存在してい
る。この残りのファイルのデータは、APからのアクセ
ス要求時にディスク30から読出されて、メインメモリ
2にロードされる。このため、APからは当該ファイル
がメインメモリ2上に存在するように見えても、実際の
アクセス動作ではHDD3のアクセス時間分だけ処理時
間を要する事になる。
【0025】そこで、本実施形態では、キャッシュシス
テム12は、OS11を介してAPからのアクセス要求
に応じてメモリマップトファイルに割り当てられたファ
イルをHDD3からアクセスするときに、当該ファイル
の全体(全データ)をアクセスしてメインメモリ2にロ
ードする。これにより、APは、実行に必要な当該ファ
イルをメインメモリ2からアクセスするときに、メイン
メモリ2上に当該ファイルの全体が物理的に存在するた
め、実際にメインメモリ2からアクセスすることができ
る。即ち、従来のメモリマップトファイル機能とは異な
り、本実施形態のキャッシュシステム12はAPに関連
するファイルの全体を、APがその一部をアクセスした
ときに伴ってメインメモリ2上にロードする。これによ
り、APは必要とするファイルを、見掛けと同様にメイ
ンメモリ2からアクセスするため、高速にアクセスする
ことができる。 (本実施形態の変形例1)本変形例は、キャッシュシス
テム12は、メモリマップトファイル機能によりメイン
メモリ2上に存在するファイルが実行中のAPによりア
クセス可能である場合には、メインメモリ2上のキャッ
シュ領域(キャッシュメモリ)に優先的に保持するよう
に制御する。また、キャッシュシステム12は、メイン
メモリ2上に存在する当該ファイルが実行中のAPに関
連している場合には、同様にメインメモリ2上のキャッ
シュ領域(キャッシュメモリ)に優先的に保持するよう
に制御する。
【0026】このようなキャッシュ機能により、メイン
メモリ2の利用効率を向上できると共に、特に関連する
APの実行時には、使用頻度が相対的に高い当該ファイ
ルをキャッシュ領域から高速にアクセスすることが可能
となる。従って、結果的にメインメモリ2の利用効率を
向上できると共に、アプリケーション・プログラムの実
行速度の高速化も図ることが可能となる。 (本実施形態の変形例2)本変形例は、図5に示すよう
に、キャッシュシステム12がHDD3とフラッシュデ
ィスク4とを併用し、前述の第3の実施形態におけるメ
モリマップトファイル機能を利用して、HDD3のディ
スク30から読出した当該ファイルの一部をフラッシュ
ディスク4に保存する機能に関する。
【0027】即ち、キャッシュシステム12は、OS1
1を介してAPからのアクセス要求に応じてメモリマッ
プトファイルに割り当てられたファイルの一部をHDD
3からアクセスするときに、当該ファイルの全体(全デ
ータ)をアクセスする。キャッシュシステム12は、A
Pのアクセス要求に対応するファイルの一部をメインメ
モリ2にロードする。さらに、当該ファイルの残りのデ
ータをフラッシュディスク4に保存する。
【0028】この場合、従来と同様に、見掛け上APか
らは、実行に必要な当該ファイルの全体がメインメモリ
2上に存在する。キャッシュシステム12は、APから
当該ファイルの残りのデータのアクセス要求があると、
フラッシュディスク4からアクセスしてメインメモリ2
上にロードする。従って、従来のようにアクセス要求時
にHDD3のディスク30からアクセスする方式に対し
て、相対的にアクセス速度の高速なフラッシュディスク
4からアクセスするため、結果的にAPに必要な当該フ
ァイルを高速にアクセスすることができる。また、前述
の第3の実施形態の方式と比較して、当該ファイルの全
体をメインメモリ2上にロードする必要はないため、メ
インメモリ2の使用効率を向上させることができる。
【0029】なお、キャッシュシステム12は、フラッ
シュディスク4をアクセスする場合に、ファイル名また
はHDD3の物理アドレスのいずれでもよい。例えばフ
ァイルが前述したDLLの場合に、フラッシュディスク
4をHDD3のキャッシュ領域として利用する場合に
は、ファイル名によりアクセスする方が望ましい。ま
た、メモリマップトファイルに割り当てられたファイル
をHDD3からアクセス場合に、フラッシュディスク4
をキャッシュ領域として利用する場合には、HDD3の
物理アドレスを使用することになる。 (第4の実施形態)図6を参照して第4の実施形態の動
作を説明する。第4の実施形態は、キャッシュシステム
12がHDD3とフラッシュディスク4とを併用し、H
DD3のキャッシュ機能に関する。
【0030】本実施形態では、キャッシュシステム12
が、OS11を介してAPからのアクセス要求に応じ
て、HDD3に格納されているファイルをアクセスする
場合を想定する。ここで、HDD3のディスク30上に
は、APの実行に必要な例えばフォントファイル30a
および仮名漢字変換辞書ファイル30bが保存されてい
る。キャッシュシステム12は、APが例えばフォント
ファイル30aの一部についてアクセスしたときに、H
DD3のディスク30上から当該フォントファイル30
aの全体をアクセスし、メインメモリ2に格納する。ま
た、APが仮名漢字変換辞書ファイル30bの一部につ
いてアクセスしたときも同様である。
【0031】従って、本実施形態のキャッシュ機能であ
れば、例えばワードプロセッサなどのAPが実行中に、
フォントファイル30a(または仮名漢字変換辞書ファ
イル30b)の一部をHDD3からアクセスすると、当
該フォントファイル30aの全体をメインメモリ2にロ
ードする。ここで、フォントファイル30aまたは仮名
漢字変換辞書ファイル30bなどの特定ファイル(ワー
ドプロセッサなどのAPに関連するファイル)は、ワー
ドプロセッサなどのAPでは実行中に使用頻度の高いデ
ータが含まれている。従って、当該特定ファイルはAP
の実行中に繰り返しアクセスされる頻度が高い。このよ
うな使用頻度の高い特定ファイルの全体を、HDD3か
らメインメモリ2にロードすることにより、以後の当該
特定ファイルに関するHDD3のアクセス回数を低減す
ることが可能となる。
【0032】また、本実施形態では、キャッシュシステ
ム12は、APが当該特定ファイルの一部についてアク
セスしたときに、HDD3のディスク30上から当該フ
ォントファイル30aの全体をアクセスし、HDD3の
キャッシュ領域として使用するフラッシュディスク4に
格納してもよい。この場合には、以後のAPからのアク
セスに応じて、キャッシュシステム12はフラッシュデ
ィスク4をアクセスして、メインメモリ2上にロードす
る。この方式では、前述のメインメモリ2に特定ファイ
ルの全体をロードする方式に対して、フラッシュディス
ク4のアクセス時間分だけ処理時間を要するが、メイン
メモリ2の使用効率を向上することができる。
【0033】なお、本実施形態では、キャッシュシステ
ム12は、HDD3のディスク30上に格納されている
特定ファイルを既定パラメータとして設定することを想
定している(予め特定ファイルの種類を設定してい
る)。これに対して、キャッシュシステム12が、HD
D3のアクセス対象のファイル中のアドレスを監視し、
そのアクセス状態に基づいてキャッシュするか否かを判
断するような方式でもよい。この場合の判断の具体例と
して、あるファイルの途中部分を散逸的に読出すような
アクセスパターンの場合には、当該ファイルをキャッシ
ュ対象の特定ファイルとして設定する。 (第4の実施形態の変形例)キャッシュシステム12
は、図6に示すように、通常ではキャッシュ・ヒット判
定用テーブル12aを有し、HDD3に対するアクセス
が発生したときに、フラッシュディスク4のヒット判定
(アクセス対象のデータが存在するか否かの判定)を当
該テーブル12aに基づいて実行する。当該テーブル1
2aは、HDD3の物理アドレスとフラッシュディスク
4のアドレスとを対応するためのテーブルである。な
お、キャッシュ・ヒット判定用テーブル12aは、通常
ではRAMであるメインメモリ2上に格納されて、キャ
ッシュシステム12により管理される。但し、キャッシ
ュ・ヒット判定用テーブル12aはHDD3のディスク
30上に格納されてもよい。また、キャッシュ・ヒット
判定用テーブル12aはフラッシュディスク4上に格納
されてもよい。
【0034】ここで、HDD3の記憶容量はフラッシュ
ディスク4の記憶容量と比較して非常に大きいため、H
DD3の全物理アドレスを範囲とする当該テーブル12
aを構成すると、テーブルサイズが非常に大きなものに
なる。そこで、本変形例は、前記のフォントファイル3
0aまたは仮名漢字変換辞書ファイル30bなどの特定
ファイルを、HDD3のディスク30上の特定の物理記
憶領域に限定する方式である。このような方式であれ
ば、当該テーブル12aは特定の物理記憶領域に対応す
る限定されたサイズの構成となる。但し、通常のOS1
1にはHDD3に対する物理的位置の配列機能(デフラ
グメンテーション機能)が設けられている。この機能に
より、HDD3の物理的位置が移動されると、本変形例
の方式では不都合となるため、前記の特定の物理記憶領
域に対しては当該機能は適用されないことが望ましい。
また、仮に当該機能により、HDD3の物理的位置が移
動さた場合には、当然ながらフラッシュディスク4をア
クセスするための当該テーブル12aのアドレスを変更
する必要がある。 (第5の実施形態)図7は第5の実施形態の動作を説明
するためのフローチャートである。第5の実施形態は、
スリープ機能(リジューム機能)を有するホストシステ
10において、スリープ動作の実行前にアクセス対象の
ファイルをメインメモリ2またはフラッシュディスク4
に保持する方式である。以下図2と図7を参照して本実
施形態の動作を説明する。
【0035】本実施形態は、図2に示すホストシステム
10において、スリープ機能(リジューム機能)を有す
るパーソナルコンピュータを想定する。スリープ機能
は、システムの電源オフまたはローパワーモード(低消
費電力モード)時に、メインメモリ2の記憶内容をバッ
クアップし、システムのメイン動作または全動作を停止
する機能である。ここで、HDD3およびフラッシュデ
ィスク4は、いずれも不揮発性の記憶装置であるため、
バックアップを必要とすることなく格納ファイルを保持
している。ここで、スリープ機能が解除されて、システ
ムが再起動する場合に、メインメモリ2に対するアクセ
スは直ちに行なうことが可能であるが、HDD3は起動
に多少の時間を要する。従って、システムの再起動後
に、HDD3をアクセスして、APの実行に必要なファ
イルなどを読出してメインメモリ2上にロードするまで
に、ある程度の時間を要する。
【0036】そこで、本実施形態では、キャッシュシス
テム12は、スリープ動作の直前に図7のフローチャー
トに示すような処理(キャッシュ制御)を実行して、シ
ステムの再起動時にHDD3を起動することなく、AP
が必要とするファイルを高速にアクセスする。以下図7
のフローチャートを参照して説明する。
【0037】まず、ホストシステム10がスリープモー
ドをセットしたときに、スリープ動作に入る直前に、O
S11は現時点のAPがアクセス対象としているファイ
ルがあるか否かを判定する(ステップS1,S2)。即
ち、メインメモリ2上にロードされているファイルが存
在するか否かを判定する。当該ファイルが存在しない場
合には、システムはそのままスリープ動作に移行する
(ステップS2のNO)。
【0038】当該ファイルがメインメモリ2上に存在す
る場合に、ファイルの全体がロードされているか否かを
判定する(ステップS3)。この判定結果により、ファ
イル全体ではなく、一部がロードされている場合、即
ち、HDD3に格納されている例えばフォントファイル
などの一部が、APによりアクセスされてメインメモリ
2上にロードされている場合がある(ステップS4のN
O)。このような場合には、キャッシュシステム12
は、HDD3をアクセスして、当該ファイルの全体を読
出してフラッシュディスク4に格納する(ステップS
5)。
【0039】一方、当該ファイルの全体がメインメモリ
2上に存在する場合には、キャッシュシステム12は特
に何もしない(ステップS4のYES)。この場合、ス
リープ動作に移行しても、メインメモリ2はバックアッ
プされているため、ロードされているファイルの全体は
保持されている。
【0040】以上のように本実施形態によれば、システ
ムがスリープ動作に入る直前に、APがアクセス対象と
しているファイルをフラッシュディスク4に格納する。
これにより、スリープモードが解除されて、システムが
再起動したときに、APは実行に必要なファイルをアク
セス要求すると、キャッシュシステム12はフラッシュ
ディスク4をアクセスしてメインメモリ2にロードす
る。従って、システムの再起動時にHDD3の起動を待
つことなく、フラッシュディスク4から必要なファイル
を高速にアクセスすることができる。
【0041】本実施形態では、特にスリープ動作に入る
直前に、APがアクセス対象としているファイルの全体
がメインメモリ2上にロードされている場合には、フラ
ッシュディスク4に格納する処理を実行しない。メイン
メモリ2はバックアップされているため、システムが再
起動したときに、APは直ちにメインメモリ2をアクセ
スして必要なファイルを読出すことができる。また、ア
クセス対象の全てのファイルをフラッシュディスク4に
格納する必要はないため、フラッシュディスク4への書
込み動作時間を、そうでない場合と比較して短縮化する
ことができる。さらに、フラッシュディスク4の記憶容
量を節約し、使用効率を高めることが可能となる。即
ち、特にAPのアクセス対象として、例えばフォントフ
ァイルや仮名漢字変換辞書ファイルなどのように、ファ
イル全体の使用頻度の高いファイルをメインメモリ2上
にロードされていない場合に、フラッシュディスク4に
格納することにより、システムの再起動時のファイルア
クセス処理を高速化することが可能となる。 (第6の実施形態)図8は第6の実施形態の動作を説明
するためのフローチャートである。第6の実施形態は、
ホストシステム10のユーザの設定操作またはOS11
の操作に応じて、APが現時点でアクセス対象としてい
る指定ファイルの全体をHDD3からアクセスして、メ
インメモリ2またはフラッシュディスク4に格納する方
式である。以下図2と図8を参照して本実施形態の動作
を説明する。
【0042】図2に示すホストシステム10においてO
S11は、APが現時点での実行時において、アクセス
対象とするファイル(指定ファイルと呼ぶ)がHDD3
に格納されているか否かを特定する(ステップS1
0)。ここで、ユーザがOS11に対してAPのアクセ
ス対象の指定ファイルの全体を、メインメモリ2または
フラッシュディスク4に格納するキャッシュモードを設
定操作したと想定する(ステップS11のYES)。
【0043】OS11はユーザからの設定操作を受け
て、当該指定ファイルの全体がメインメモリ2上にロー
ドされているか否かを判定し、ロードされていればHD
D3の動作を停止する(ステップS13のYES,S1
5)。これにより、APは、メインメモリ2から読出さ
れる指定ファイルをアクセスして、所定の処理を実行す
る。
【0044】一方、当該指定ファイルの全体がメインメ
モリ2上にロードされていない場合には(一部のみがロ
ードされている)、キャッシュシステム12は、HDD
3をアクセスして、当該指定ファイルの全体をメインメ
モリ2またはフラッシュディスク4に格納する(ステッ
プS13のNO,S14)。この後に、HDD3の動作
を停止する(ステップS15)。メインメモリ2または
フラッシュディスク4の選択は、ユーザま設定操作によ
り決定される。これにより、APは、メインメモリ2ま
たはフラッシュディスク4を介してメインメモリ2から
読出される指定ファイルをアクセスして、所定の処理を
実行する。なお、ユーザの設定操作の代わりに、OS1
1が判断してメインメモリ2またはフラッシュディスク
4に格納するキャッシュモードの実行を選択してもよ
い。
【0045】以上のように本実施形態によれば、APが
アクセス対象する指定ファイルの全体を、HDD3から
アクセスしてメインメモリ2またはフラッシュディスク
4に格納することにより、APはHDD3のアクセスを
必要とすることなく、必要な指定ファイルをアクセスす
ることができる。従って、前述したように、指定ファイ
ルの全体をメインメモリ2またはフラッシュディスク4
に格納した後に、HDD3の起動を停止することができ
る。これにより、HDD3の起動に必要な電力消費を節
約して、システムの低消費電力モードを実行できる。ま
た、HDD3はディスク30をモータにより回転させる
ため、その停止により回転に伴う騒音の発生も抑制する
ことができる。
【0046】さらに、当該指定ファイルの全体がメイン
メモリ2にロードされている場合には、フラッシュディ
スク4に対する指定ファイルの書き込み動作は実行しな
いため、フラッシュディスク4への書込み動作時間を、
そうでない場合と比較して短縮化することができる。さ
らに、フラッシュディスク4の記憶容量を節約し、使用
効率を高めることが可能となる。また、ユーザからの設
定操作に応じて実行する方式により、ユーザの使用環境
や操作環境を考慮したシステムを提供することができ
る。なお、本実施形態においては、HDDの停止動作は
必須要件ではないが、低消費電力の効果の上では自動的
に停止させて、また新たなファイルのアクセス要求が発
生した場合に再起動させる方式が望ましい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、先
読み機能やフラッシュ・ディスク装置を利用したディス
ク・キャッシュシステムを改良して、HDDに対するキ
ャッシュ機能の向上を図ることができるデータ記憶シス
テムを提供することができる。このようなシステムによ
り、アプリケーション・プログラムのアクセス要求時
に、あたかも当該アプリケーション・プログラムとDL
Lとがリンクされた実行形式のファイルをアクセスする
ことが可能である。従って、結果的にアプリケーション
・プログラムのアクセスの高速化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関係するコンピュータシステムの要部
を示すブロック図。
【図2】本発明に関係するホストシステムの概念を示す
ブロック図。
【図3】第1の実施形態に関係するシステムの概念を示
すブロック図。
【図4】第2の実施形態に関係するシステムの概念を示
すブロック図。
【図5】第3の実施形態に関係するシステムの概念を示
すブロック図。
【図6】第4の実施形態に関係するシステムの概念を示
すブロック図。
【図7】第5の実施形態に関係するフローチャート。
【図8】第6の実施形態に関係するフローチャート。
【符号の説明】
1…マイクロプロセッサ(MPU) 2…メインメモリ(RAM) 3…ハードディスクドライブ(HDD) 4…フラッシュ・ディスク装置 10…ホストシステム 11…OS 12…キャッシュシステム(キャッシュ・ドライバ) 30…ハードディスク 31…バッファRAM

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッシュ機能を有するコンピュータシ
    ステムに適用し、ファイルを格納するためのディスク記
    憶媒体を有するデータ記憶システムであって、 アプリケーション・プログラムを前記ディスク記憶媒体
    に格納するときに、当該アプリケーション・プログラム
    の実行時に必要な特定ファイルを当該アプリケーション
    ・プログラムの格納位置に連続する物理的位置に格納す
    る手段と、 前記ディスク記憶媒体から前記アプリケーション・プロ
    グラムを読出してバッファメモリに格納するときに、当
    該アプリケーション・プログラムの格納位置に連続する
    物理的位置から前記特定ファイルを先読みして当該バッ
    ファメモリに保存する先読み手段と、 前記アプリケーション・プログラムのアクセス要求が発
    生したときに、前記バッファメモリに当該アプリケーシ
    ョン・プログラムが存在する場合に、当該バッファメモ
    リから当該アプリケーション・プログラムをアクセスす
    ると共に、当該バッファメモリに保存された前記特定フ
    ァイルをアクセスするキャッシュ手段とを具備したこと
    を特徴とするデータ記憶システム。
  2. 【請求項2】 前記特定ファイルはアプリケーション・
    プログラムの実行時にリンクされるダイナミック・リン
    ク・ライブラリ(DLL)であり、 前記キャッシュ手段によりアプリケーション・プログラ
    ムのアクセス要求時に、当該アプリケーション・プログ
    ラムと前記DLLとがリンクされた実行形式のファイル
    に相当するファイルとしてアクセスされることが可能な
    ように構成されたことを特徴とする請求項1記載のデー
    タ記憶システム。
  3. 【請求項3】 ファイル管理機能を有するコンピュータ
    システムに適用し、ファイルを格納するためのディスク
    記憶媒体を有するデータ記憶システムであって、 使用頻度が相対的に高い所定のファイルを前記ディスク
    記憶媒体に格納するときに、当該同一ファイルのそれぞ
    れを前記ディスク記憶媒体の異なる物理的位置に格納す
    る手段と、 前記所定のファイルを前記ディスク記憶媒体からアクセ
    スするときに、前記ディスク記憶媒体のいずれかの物理
    的位置から当該ファイルを読出すアクセス手段とを具備
    したことを特徴とするデータ記憶システム。
  4. 【請求項4】 前記所定のファイルは読出し専用または
    読出し頻度が書込み頻度より高いファイルであって、 前記アクセス手段は当該ファイルのアクセス要求に応じ
    て、前記ディスク記憶媒体のいずれかの物理的位置をア
    クセスする場合に、当該アクセス要求の直前のアクセス
    対象の物理的位置から最も近い物理的位置から当該ファ
    イルをアクセスするように構成されていることを特徴と
    する請求項3記載のデータ記憶システム。
  5. 【請求項5】 メモリマップトファイル機能を有するコ
    ンピュータシステムに適用し、ファイルを格納するため
    のディスク記憶媒体を有するデータ記憶システムであっ
    て、 前記ディスク記憶媒体に格納された所定のファイルであ
    って、メモリマップトファイルに割り当てられた当該フ
    ァイルを管理するファイル管理手段と、 アプリケーション・プログラムが当該ファイルをアクセ
    スしたときに、前記ファイル管理手段により当該ファイ
    ルが前記メモリマップトファイルに割り当てられている
    場合には、前記ディスク記憶媒体から当該ファイルの全
    データをアクセスしてメインメモリにロードするキャッ
    シュ制御手段とを具備したことを特徴とするデータ記憶
    システム。
  6. 【請求項6】 前記キャッシュ制御手段は、前記ファイ
    ルのアクセスが可能な状態または当該ファイルに関連す
    るアプリケーション・プログラムの起動中の期間では、
    前記メインメモリのキャッシュ領域に当該ファイルの全
    データを優先的に保持する手段を有することを特徴とす
    る請求項5記載のデータ記憶システム。
  7. 【請求項7】 前記ディスク記憶媒体として相対的に低
    速アクセスで大容量の第1のディスク記憶媒体及び相対
    的に高速アクセスで小容量の第2のディスク記憶媒体を
    有し、 前記キャッシュ制御手段は、前記第1のディスク記憶媒
    体から当該ファイルの全データをアクセスして、当該全
    データの一部を前記メインメモリにロードし、残りを前
    記第2のディスク記憶媒体に格納し、前記メインメモリ
    に対するアクセスに応じて該当するデータを前記第2の
    ディスク記憶媒体からアクセスして前記メインメモリに
    ロードするように構成されたことを特徴とする請求項5
    記載のデータ記憶システム。
  8. 【請求項8】 前記キャッシュ制御手段は、前記メイン
    メモリに対するアクセス要求に応じて、ファイル名また
    は前記第1のディスク記憶媒体の物理アドレスのいずれ
    かにより、第1のディスク記憶媒体または前記第2のデ
    ィスク記憶媒体をアクセスすることを特徴とする請求項
    7記載のデータ記憶システム。
  9. 【請求項9】 キャッシュ機能を有するコンピュータシ
    ステムに適用し、ファイルを格納するためのディスク記
    憶媒体を有するデータ記憶システムであって、 アプリケーション・プログラムの実行に必要な特定ファ
    イルを前記ディスク記憶媒体に格納する格納手段と、 前記アプリケーション・プログラムが前記特定ファイル
    の一部をアクセスしたときに、当該特定ファイルの全体
    を前記ディスク記憶媒体からアクセスしてメインメモリ
    にロードするキャッシュ制御手段とを具備したことを特
    徴とするデータ記憶システム。
  10. 【請求項10】 前記ディスク記憶媒体として相対的に
    低速アクセスで大容量の第1のディスク記憶媒体及び相
    対的に高速アクセスで小容量の第2のディスク記憶媒体
    を有し、 前記格納手段はアプリケーション・プログラムの実行に
    必要な特定ファイルを前記第1のディスク記憶媒体に格
    納し、 前記キャッシュ制御手段は、前記アプリケーション・プ
    ログラムが前記特定ファイルの一部をアクセスしたとき
    に、当該特定ファイルの全体を前記第1のディスク記憶
    媒体からアクセスして前記第2のディスク記憶媒体に格
    納するように構成されたことを特徴とする請求項9記載
    のデータ記憶システム。
  11. 【請求項11】 前記格納手段は前記特定ファイルを前
    記第1のディスク記憶媒体の特定の物理的記憶領域に格
    納し、 前記キャッシュ制御手段は、前記特定ファイルの全体を
    前記第1のディスク記憶媒体からアクセスして前記第2
    のディスク記憶媒体に格納した後に、前記物理的記憶領
    域に対応するキャッシュ・ヒット判定用テーブルを有
    し、当該キャッシュ・ヒット判定用テーブルを使用して
    キャッシュ制御を実行することを特徴とする請求項10
    記載のデータ記憶システム。
  12. 【請求項12】 スリープ機能を有するコンピュータシ
    ステムに適用し、ファイルを格納するためのディスク記
    憶媒体を有するデータ記憶システムであって、 前記ディスク記憶媒体として相対的に低速アクセスで大
    容量の第1のディスク記憶媒体及び相対的に高速アクセ
    スで小容量の第2のディスク記憶媒体を有し、 前記第1のディスク記憶媒体のキャッシュ領域として前
    記第2のディスク記憶媒体を使用するキャッシュ機能を
    有し、前記スリープ機能の実行前に現時点でアクセス対
    象のファイル全体を前記第2のディスク記憶媒体に格納
    し、前記スリープ機能の解除により前記コンピュータシ
    ステムの再起動時のアクセス要求に応じて前記第2のデ
    ィスク記憶媒体に保持した当該ファイル全体をアクセス
    するキャッシュ制御手段とを具備したことを特徴とする
    データ記憶システム。
  13. 【請求項13】 前記キャッシュ制御手段は、前記スリ
    ープ機能の実行前に前記コンピュータシステムのメイン
    メモリに全体が保持されていないファイルの全体を前記
    第1のディスク記憶媒体からアクセスして、前記第2の
    ディスク記憶媒体に格納する手段を有することを特徴と
    する請求項12記載のデータ記憶システム。
  14. 【請求項14】 スリープ機能を有するコンピュータシ
    ステムに適用し、ファイルを格納するためのディスク記
    憶媒体を有するデータ記憶システムに適用するキャッシ
    ュ制御方法であって、 前記ディスク記憶媒体として相対的に低速アクセスで大
    容量の第1のディスク記憶媒体及び相対的に高速アクセ
    スで小容量の第2のディスク記憶媒体を有し、 前記第1のディスク記憶媒体のキャッシュ領域として前
    記第2のディスク記憶媒体を使用するキャッシュ機能を
    有するキャッシュ制御手段は、 前記スリープ機能の実行前に現時点でアクセス対象のフ
    ァイルであって、かつ前記コンピュータシステムのメイ
    ンメモリに全体が保持されていないファイルを特定する
    ステップと、 当該特定ファイルの全体を前記第1のディスク記憶媒体
    からアクセスして、前記第2のディスク記憶媒体に格納
    するステップと、 前記スリープ機能の解除により前記コンピュータシステ
    ムの再起動時のアクセス要求に応じて前記第2のディス
    ク記憶媒体に保持した当該ファイル全体をアクセスする
    ステップとからなる処理を実行することを特徴とするキ
    ャッシュ制御方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータシステムに適用し、ファ
    イルを格納するためのディスク記憶媒体を有するデータ
    記憶システムであって、 前記ディスク記憶媒体として相対的に低速アクセスで大
    容量の第1のディスク記憶媒体及び相対的に高速アクセ
    スで小容量の第2のディスク記憶媒体を有し、 前記第1のディスク記憶媒体に格納されている指定ファ
    イルの全体を前記コンピュータシステムのメインメモリ
    または前記第2のディスク記憶媒体に格納させる否かを
    設定するための設定操作手段と、 前記第1のディスク記憶媒体に格納されているファイル
    の中で、アプリケーション・プログラムの現時点の実行
    時のアクセス対象として指定された指定ファイルの全体
    を、前記設定操作手段により設定された前記メインメモ
    リまたは前記第2のディスク記憶媒体のいずれかに格納
    するための制御手段とを具備したことを特徴とするデー
    タ記憶システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、当該指定ファイルの
    全体を、前記設定操作手段により設定された前記メイン
    メモリまたは前記第2のディスク記憶媒体のいずれかに
    格納した後に、前記第1のディスク記憶媒体の駆動を停
    止する手段を有することを特徴とする請求項15記載の
    データ記憶システム。
  17. 【請求項17】 前記アクセス対象として指定された当
    該指定ファイルの全体が前記メインメモリにロードされ
    ているか否かを判定する手段を有し、 前記制御手段は当該指定ファイルの一部のみが前記メイ
    ンメモリにロードされている場合には、当該指定ファイ
    ルの全体を前記メインメモリまたは前記第2のディスク
    記憶媒体のいずれかに格納する手段を有することを特徴
    とする請求項15または請求項16記載のデータ記憶シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 コンピュータシステムに適用し、ファ
    イルを格納するためのディスク記憶媒体を有するデータ
    記憶システムに適用するキャッシュ制御方法であって、 前記ディスク記憶媒体として相対的に低速アクセスで大
    容量の第1のディスク記憶媒体及び相対的に高速アクセ
    スで小容量の第2のディスク記憶媒体を有し、 前記第1のディスク記憶媒体のキャッシュ領域として前
    記コンピュータシステムのメインメモリまたは前記第2
    のディスク記憶媒体を使用するキャッシュ機能を有する
    キャッシュ制御手段は、 前記第1のディスク記憶媒体に格納されている指定ファ
    イルの全体を前記コンピュータシステムのメインメモリ
    または前記第2のディスク記憶媒体に格納させる否かを
    設定するためのステップと、 前記第1のディスク記憶媒体に格納されているファイル
    の中で、アプリケーション・プログラムの現時点の実行
    時のアクセス対象として指定された指定ファイルの全体
    を、前記設定操作手段により設定された前記メインメモ
    リまたは前記第2のディスク記憶媒体のいずれかに格納
    するステップと、 当該指定ファイルの全体を前記メインメモリまたは前記
    第2のディスク記憶媒体のいずれかに格納した後に、前
    記第1のディスク記憶媒体の駆動を停止するステップと
    からなる処理を実行することを特徴とするキャッシュ制
    御方法。
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