JPH11159592A - リンク部材の揺動機構 - Google Patents

リンク部材の揺動機構

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JPH11159592A
JPH11159592A JP9343958A JP34395897A JPH11159592A JP H11159592 A JPH11159592 A JP H11159592A JP 9343958 A JP9343958 A JP 9343958A JP 34395897 A JP34395897 A JP 34395897A JP H11159592 A JPH11159592 A JP H11159592A
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裕之 鈴木
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
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    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/02Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing with mechanisms for needle-bar movement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンク部材の揺動停止時の振動を簡単な機構
で且つ迅速に抑制すること、リンク部材の揺動速度を高
速化すること、揺動駆動するアクチュエータを小型化す
ること。 【解決手段】 上下方向に延びるリンク部材14を駆動
モータ12で揺動駆動するとともに、リンク部材14の
下端側の支点部を支点機構20により支持するように
し、その支点機構20においては、リンク部材14の支
点部に形成された二股部14aは、偏心軸部材22の偏
心軸部22bを内嵌状に係合し、その偏心軸部材22b
の枢支軸部22aはベースプレート11に枢支されると
ともに、板バネ23の上端部を固着し、その板バネ23
の下端部を1対の固定ブロック25,26で押圧状に挟
持しているので、駆動モータ12による駆動停止時にお
いて、リンク部材14が振動するときには、二股部14
aを介して偏心軸部22bを回動させ、同時に枢支軸部
22aが回動して板バネ23を弾性変形させることにな
り、リンク部材14の振動をその板バネ23の弾性付勢
力で効果的に且つ迅速に抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンク部材の一端
側の支点部を中心としてリンク部材をアクチュエータで
揺動させるリンク部材の揺動機構に関し、特にリンク部
材の支点部を弾性的に微動可能に支持することでリンク
部材の揺動速度や揺動精度を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の機械駆動系に設けられた駆
動レバーや駆動軸を揺動駆動する揺動機構110として
は、例えば図12に示すように、電気的アクチュエータ
であるステッピングモータ112の駆動軸に駆動ギヤ1
14を固着し、その駆動ギヤ114に、機械駆動系の駆
動軸116を固着したセクタギヤ118を噛合させ、或
いはそのセクタギヤ118の一端部に機械駆動系の駆動
レバー119を連結するようにし、ステッピングモータ
112を時計回りに駆動する一方、微小時間停止させた
後反時計回りに駆動することを繰り返すことで、これら
駆動レバー119や駆動軸116をセクタギヤ118を
介して揺動駆動するようになっている。
【0003】ここで、本願の出願人は特願平8−218
558号において、電子ミシンでジグザグ縫い(千鳥縫
い)する為に針棒を揺動させる針棒揺動機構、加工布を
保持する送り板を送り駆動する送り機構などを、複数の
ステッピングモータを有する揺動機構で揺動駆動するよ
うにしたリンクの揺動機構を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、図1
2に示す揺動機構110において、ステッピングモータ
112でセクタギヤ118を、例えば時計回り方向に駆
動した後停止させたときに、駆動レバー119や駆動軸
116に連結された機械駆動系の質量が大きいとき、つ
まり慣性力が大きいときには、セクタギヤ118を介し
てステッピングモータ112はその慣性力で以て衝撃を
受けたり、振動することになる。特に、その揺動機構1
10の駆動レバー119により、例えば、上述した針棒
揺動機構の針棒を高速で揺動駆動する場合には、その駆
動停止直後の衝撃や振動が大きくなり、縫針の針落ち位
置や縫針の揺動幅が安定しないとから、ジグザグ縫目が
不揃いになること、また駆動停止直後にステッピングモ
ータ112を反転駆動させるときには、ステッピングモ
ータ112に脱調が発生する可能性があること、などの
問題がある。
【0005】そこで、これらの問題を回避させる為に、
その駆動停止時の振動が略収束するまで、揺動駆動後の
停止時間を十分に確保する場合には、セクタギヤ118
の揺動速度、つまり機械駆動系の揺動速度を高速化でき
ないことになる。そこで、機械駆動系に何らかの摩擦抵
抗を常に付与しておいたり、振動抑制の為の負荷を別途
作用させておくことで、駆動停止時の振動を極力抑制す
るようにした技術も実用化されているが、この場合に
は、振動抑制用の摩擦抵抗や負荷が作用している分だけ
大きな駆動トルクが必要となり、ステッピングモータ1
12が大型化するとともに、コスト的に不利になるとい
う問題がある。
【0006】本発明の目的は、リンク部材の揺動停止時
の振動を簡単な機構で且つ迅速に抑制すること、リンク
部材の揺動速度を高速化すること、揺動駆動するアクチ
ュエータを小型化すること、などである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のリンク部材の
揺動機構は、リンク部材と、このリンク部材の長さ方向
途中の入力部に作動的に連結されたアクチュエータとを
備え、リンク部材の一端側の支点部を中心としてリンク
部材を揺動させる揺動機構において、リンク部材の一端
側の支点部をリンク部材の長さ方向と交差する方向へ弾
性的に微動可能に支持する支点機構を設けたものであ
る。ここで、前記支点機構としては、リンク部材の一端
側の支点部をリンク部材の長さ方向に移動可能に構成す
るようにしてもよい。また、アクチュエータとしては、
位置制御が簡単なステッピングモータを用いてもよい。
【0008】リンク部材は、その一端部の支点部におい
て支点機構により揺動可能に支持され、その入力部に作
動的に連結されたアクチュエータの往復駆動により揺動
駆動される。このとき、リンク部材の他端部に、例えば
針棒揺動機構や布送り機構などの種々の機械駆動系の連
結レバーが連結されているときには、その連結レバー
は、アクチュエータで揺動駆動されるリンク部材により
揺動され、針棒揺動機構の針棒や布送り機構の送り板が
所定の揺動幅に亙って精度良く揺動される。
【0009】ところで、揺動方向を反転させる為にアク
チュエータによる駆動停止時においては、リンク部材に
は機械駆動系やリンク部材自体による慣性力が同一揺動
方向に作用することになる。このとき、リンク部材は、
その支点部を回動中心として振動しようとするが、リン
ク部材の支点部側の支点機構が弾性的に微動することに
より、リンク部材に発生しようとする振動を吸収し、そ
の結果、リンク部材の振動を抑制することができる。
【0010】請求項2のリンク部材の揺動機構は、請求
項1の発明において、前記支点機構が、リンク部材の支
点部に形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交
する方向を向いた偏心軸部材であって、機枠に枢支され
た枢支軸部と、この枢支軸部から偏心し且つ二股部に内
嵌状に係合された偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸
部材と、一端部が枢支軸部に固着され且つ枢支軸部と直
交する方向へ延びた他端部が機枠に連結された板バネと
を有することを特徴とするものである。
【0011】この場合、支点機構においては、リンク部
材の支点部に形成された二股部は、偏心軸部材の偏心軸
部を内嵌状に係合し、その偏心軸部材の枢支軸部は機枠
に枢支されるとともに、板バネの一端部を固着し、その
板バネは枢支軸部と直交する方向へ延びて他端部におい
て機枠に連結されているので、アクチュエータによる駆
動停止時において、その支点部に形成された二股部を介
して偏心軸部を回動させるようになり、同時に枢支軸部
が回動する。その結果、枢支軸部の回動により板バネの
一端部を他端部に対して弾性変形させることになり、リ
ンク部材の振動をその板バネの弾性変形による弾性付勢
力で効果的に抑制することができる。その他請求項1と
同様の作用を奏する。
【0012】請求項3のリンク部材の揺動機構は、請求
項1の発明において、前記支点機構が、リンク部材の支
点部に形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交
する方向を向いた偏心軸部材であって、機枠に枢支され
た枢支軸部と、この枢支軸部から偏心し且つ二股部に内
嵌状に係合された偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸
部材と、枢支軸部に外嵌固定され且つ機枠の穴に内嵌固
定された環状弾性部材とを有することを特徴とするもの
である。
【0013】この場合には、支点機構においては、リン
ク部材の支点部に形成された二股部は、偏心軸部材の偏
心軸部を内嵌状に係合し、その偏心軸部材の枢支軸部は
機枠に枢支されるとともに、環状弾性部材を外嵌固定
し、その環状弾性部材は機枠の穴に内嵌固定されている
ので、アクチュエータによる駆動停止時において、その
支点部に形成された二股部を介して偏心軸部を回動させ
るようになり、同時に枢支軸部が回動する。その結果、
枢支軸部の回動により環状弾性部材を周方向に弾性変形
させることになり、リンク部材の振動をその環状弾性部
材の弾性変形による弾性付勢力で効果的に抑制すること
ができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0014】請求項4のリンク部材の揺動機構は、請求
項1の発明において、前記支点機構が、リンク部材の支
点部に形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交
する方向を向いた偏心軸部材であって、機枠に枢支され
た枢支軸部と、この枢支軸部から偏心し且つ二股部に内
嵌状に係合された偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸
部材と、一端が枢支軸部に固着されて枢支軸部と直交す
る方向へ延びる板部材と、この板部材の他端部の両側を
機枠に弾性支持する1対の弾性部材とを有することを特
徴とするものである。
【0015】この場合には、支点機構においては、リン
ク部材の支点部に形成された二股部は、偏心軸部材の偏
心軸部を内嵌状に係合し、その偏心軸部材の枢支軸部は
機枠に枢支されるとともに、板部材の一端部を固着し、
その板部材の他端部は、1対の弾性部材により機枠に弾
性支持されているので、アクチュエータによる駆動停止
時において、その支点部に形成された二股部を介して偏
心軸部を回動させるようになり、同時に枢支軸部が回動
する。その結果、枢支軸部の回動により板部材を介して
その移動側に位置する弾性部材を圧縮状に弾性変形させ
ることになり、リンク部材の振動をその弾性部材の弾性
変形による弾性付勢力で効果的に抑制することができ
る。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0016】請求項5のリンク部材の揺動機構は、請求
項1の発明において、前記支点機構が、リンク部材の支
点部に形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交
する方向を向いた支点軸部材と、この支点軸部材に外嵌
された環状弾性部材と、この環状弾性部材に外嵌され且
つ二股部に内嵌状に係合された筒体とを有することを特
徴とするものである。
【0017】この場合には、支点機構においては、リン
ク部材の支点部に形成された二股部は、筒体を内嵌状に
係合し、その筒体は環状弾性部材を内嵌し、更にその環
状弾性部材は、リンク部材の揺動面と直交する方向を向
いた支点軸部材に外嵌されているので、アクチュエータ
による駆動停止時において、その支点部に形成された二
股部も同時に振動する。このとき、筒体を介してその内
部の環状弾性部材が圧縮状に弾性変形させることにな
り、リンク部材の振動をその環状弾性部材板の弾性変形
による弾性付勢力で効果的に抑制することができる。そ
の他請求項1と同様の作用を奏する。
【0018】請求項6のリンク部材の揺動機構は、請求
項1の発明において、前記支点機構が、リンク部材の揺
動面と直交する方向を向き且つリンク部材の支点部に回
動自在に連結された支点軸部材と、この支点軸部材と平
行で且つ機枠に回動自在に枢支された基軸部材と、支点
軸部材と基軸部材とを弾性的に連結する連結リンクであ
ってその途中部に組み込まれた弾性部材を備えた連結リ
ンクとを有することを特徴とするものである。
【0019】この場合には、支点機構においては、支点
軸部材はリンク部材の揺動面と直交する方向に向けてリ
ンク部材の支点部に回動自在に連結され、基軸部材はこ
の支点軸部材と平行で且つ機枠に回動自在に枢支され、
更にこれら支点軸部材と基軸部材とは、途中部に弾性部
材を組み込んだ連結リンクにより、弾性的に連結されて
いるので、アクチュエータによる駆動停止時において、
その支点部に回動自在に連結された支点軸部材が、機枠
に回動自在に枢着された基軸部材に対して弾性的に連結
された連結リンクを介して同時に振動する。即ち、連結
リンクに設けられた弾性部材を弾性変形させることにな
り、リンク部材の振動をその弾性部材の弾性変形による
弾性付勢力で効果的に抑制することができる。その他請
求項1と同様の作用を奏する。
【0020】請求項7のリンク部材の揺動機構は、請求
項1の発明において、前記支点機構が、リンク部材の揺
動面と直交する方向を向き且つリンク部材の支点部に回
動自在に連結された支点軸部材と、この支点軸部材と平
行で且つ機枠に可動自在に枢支された基軸部材と、支点
軸部材と基軸部材とを連結する連結リンクと、一端部が
基軸部材に固着され且つ基軸部材と直交する方向へ延び
た他端部が機枠に固着された板バネとを有することを特
徴とするものである。
【0021】この場合には、支点機構においては、支点
軸部材はリンク部材の揺動面と直交する方向に向けてリ
ンク部材の支点部に回動自在に連結され、基軸部材はこ
の支点軸部材と平行で且つ機枠に可動自在に枢支され、
またこれら支点軸部材と基軸部材とは連結リンクで連結
され、更に基軸部材に一端部が固着された板バネの他端
部は基軸部材と直交する方向へ延びて機枠に固着されて
いるので、アクチュエータによる駆動停止時において、
その支点部に回動自在に連結された支点軸部材が同時に
振動して連結リンクが基軸部材を介して往復回動する。
即ち、基軸部材が同時に往復回動するときに、板バネを
弾性変形させることになり、リンク部材の振動をその板
バネの弾性変形による弾性付勢力で効果的に抑制するこ
とができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0022】請求項8のリンク部材の揺動機構は、請求
項1〜7の何れか1項の発明において、前記リンク部材
の他端部に針棒揺動機構が連結されていることを特徴と
するものである。この場合には、リンク部材の他端部が
アクチュエータにより支点機構を介して揺動すること
で、このリンク部材の他端部に連結された針棒揺動機構
を介して針棒が揺動する。ところで、リンク部材の揺動
停止時においては、リンク部材の一端側の支点部が支点
機構により弾性的に支持されていることから、リンク部
材の他端側の振動発生を極力防止でき、その為に縫針の
針落ち位置や揺動幅が安定し、加えて縫針の高速揺動が
可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本実施形態は、電子ミシ
ンに設けられた針棒揺動機構を揺動駆動する為のリンク
部材を揺動させる揺動機構に本発明を適用した場合のも
のである。先ず、針棒揺動機構4について説明するが、
通常の電子ミシンに用いられるものと同様の構成なの
で、簡単に説明するものとする。電子ミシン1のアーム
部3の先端部の内部には、正面視略コ字状の針棒支持枠
5が配設され、上下方向向きの針棒7はその針棒支持枠
5に上下動可能に支持され、その針棒7の下端には縫針
8が着脱可能に取付けられている。
【0024】前記針棒支持枠5は、アーム部3内に水平
に配設されたシャフト6の一端部に固定されている。そ
のシャフト6は軸受け50を介して左右方向に摺動自在
に設けられ、シャフト6の他端部に固着された連結部材
51が連結レバー9の一端部にピン52により回動自在
に枢支されている。連結レバー9の他端部は、後述する
揺動機構10のリンク部材14にピン53を介して回動
自在に枢支されている。これにより、リンク部材14が
左右方向に揺動することにより、連結レバー9を介して
針棒支持枠5が同時に左右方向に往復揺動され、針棒7
が2点鎖線で示すように往復揺動される。即ち、ミシン
ベッド部に設けられた図示外の糸輪捕捉用釜と縫針8と
の協働により、加工布にジグザグ縫目(千鳥縫目)が形
成されるようになっている。尚、針棒上下動機構につい
ては、その説明を省略する。
【0025】次に、電子ミシン1の脚柱部に設けられた
揺動機構10について、図1〜図4に基づいて説明す
る。脚柱部のミシン機枠2に固着されたベースプレート
11の背面には、ステッピングモータからなる揺動駆動
用の駆動モータ12が固定され、その駆動軸12aがベ
ースプレート11を挿通して正面側に突出している。そ
の駆動軸12aには駆動レバー13の基端部が固着さ
れ、その駆動レバー13の先端部には上下方向に向いた
リンク部材14の上端近傍部(これが長さ方向途中の入
力部に相当する)にピン13aにより回動可能に連結さ
れている。ここで、リンク部材14の連結点を入力部1
4bとする。リンク部材14は、その上端部において、
前記連結レバー9の一端部に連結されている。
【0026】即ち、駆動モータ12が時計回り方向と反
時計回り方向とに往復回転駆動されると、駆動レバー1
3の上端部が左右方向に揺動するようになり、これと同
時に、リンク部材14はその下端部の支点部を中心とし
て揺動される。次に、リンク部材14の支点部を支持す
る支点機構20について、図1〜図4に基づいて説明す
る。リンク部材14の支点部には二股部14aが形成さ
れ、その二股部14aに対応するベースプレート11に
形成された挿通孔11aには円筒状のスリーブ21が内
嵌され、リンク部材14の揺動面と直交する方向を向い
た偏心軸部材22がスリーブ21に回動自在に枢支され
ている。
【0027】ここで、その偏心軸部材22について、図
3、図4に基づいて説明すると、偏心軸部材22は、ベ
ースプレート11に回動可能に枢支された枢支軸部22
aと、この枢支軸部22aと一体形成された偏心軸部2
2bとから構成されている。この偏心軸部22bはベー
スプレート11より前方に突出状であり、枢支軸部22
aの回動中心sに対して所定量δだけ上側に偏心してい
る。そして、偏心軸部22bはリンク部材14の二股部
14aに内嵌状に係合されている。一方、枢支軸部22
aの後端部には上下方向向きに配設された帯状の板バネ
23の上端部が固着されている。
【0028】ところで、枢支軸部22aの下側のベース
プレート11には、平面視略L字状の1対の固定ブロッ
ク25,26がボルト27により、長孔25a,26a
を介して左右方向位置調節可能に夫々固定されている。
これら固定ブロック25,26の下端部の内側に突出し
た張出し部25b,26bにより、板バネ23の下端部
が押圧状に挟持されている。これら張出し部25b,2
6bの先端は円弧状になっており、板バネ23に線接触
するように構成されている。この板バネ23は所定の厚
さを有するとともに、後述するように、リンク部材14
が振動したときに、その振動を吸収できるように設定さ
れた所定の弾性係数を有している。
【0029】即ち、外力が作用しない通常のときには、
図4に示すように、板バネ23は変位することなく真っ
直ぐに上下方向に延びた状態に保持されるので、偏心軸
部材22の基本姿勢としては、図1、図4に示すよう
に、偏心軸部22bの中心が枢支軸部22aの中心sに
対して上側となる姿勢であり、この姿勢に保持される。
これにより、偏心軸部材22を内嵌状に係合しているリ
ンク部材14の二股部14aの左右方向位置が所定位置
に保持されることから、駆動モータ12の往復回転駆動
時には、リンク部材14はその支点部の二股部14aを
介して偏心軸部22bの中心を揺動中心として揺動駆動
される。
【0030】次に、揺動機構10の作用及び効果につい
て、説明する。電子ミシン1においてジグザグ縫いが開
始されたときには、そのジグザグ縫目の揺動幅に基づい
て、駆動モータ12が往復回転駆動され、図5(a)に
示すように、駆動レバー13の揺動を介して太い実線で
示すリンク部材14Aがその下端部の支点部(二股部1
4a)を中心として、揺動中心線mに対して左右対象と
なるように揺動駆動される。これにより、連結レバー9
及びシャフク6を介して針棒支持枠5が左右方向に往復
移動され、針棒7の揺動により加工布にジグザグ縫目が
形成される。ここで、リンク部材14Aが揺動するとき
には、駆動レバー13がリンク部材14Aに対して短い
ことから、リンク部材14Aが上下移動するが、二股部
14aの内側の平らな摺動面を介してリンク部材14A
の上下移動が可能になる。
【0031】ところで、縫針8を加工布に突き刺して縫
目を形成する為に駆動モータ12の駆動が停止されたと
きには、駆動レバー13を介してリンク部材14の揺動
も同時に停止される。このリンク部材14の揺動停止時
においては、針棒揺動機構4やリンク部材14自体の質
量が大きいとき、つまり慣性力が大きいときには、リン
ク部材14がその慣性力で以て衝撃を受け、駆動停止し
ている駆動モータ12を介してその支点部を回動中心と
して振動することになる。
【0032】このとき、リンク部材14の支点部におい
ては、前述したように、二股部14aを介して偏心軸部
22bに係合し、その偏心軸部22bの回動位置は板バ
ネ23で保持されているだけなので、図5(a)に2点
鎖線で示すように、リンク部材14Bは入力部14bを
支点として揺動面と平行な方向に振動するようになる。
ここで、このリンク部材14Bの振動は微小であるが、
説明の都合上、その振動を拡大して図示する。
【0033】その結果、二股部14aの振動により偏心
軸部22bには左方向向きの力と右方向向きの力が交互
に微小時間ずつ作用することになるが、例えば、左方向
向きの力が作用したときには、偏心軸部材22が反時計
回り方向に回動するので、図5(b)に示すように、同
時に枢支軸部22aが反時計回り方向に回動して板バネ
23を弾性変形させることになる。また、板バネ23を
固定ブロック25,26に形成した張り出し部25b,
26bに線接触させて保持することにより、板バネ23
の全体が弾性変形するときに振動を吸収でき、振動を効
果的に抑制することができる。尚、張り出し部25b,
26bの先端をクサビ状に形成し、板バネ23に線接触
させてもよい。
【0034】一方、二股部14aの振動により偏心軸部
22bに右方向向きの力が作用したときも同様に、偏心
軸部材22が時計回り方向に回動するので、同時に枢支
軸部22aが時計回り方向に回動して板バネ23を弾性
変形させることになる。即ち、リンク部材14の振動を
その板バネ23の弾性変形による弾性付勢力により、簡
単な機構でしかも効果的に且つ短時間で抑制することが
できる。これにより、リンク部材14の揺動停止時にお
いて、そのリンク部材14の他端部側の振動発生を極力
防止じて、そのリンク部材14の他端部に接続された連
結レバー9、シャフト6針棒支持枠5の左右移動停止時
に発生する振動を極力防止できる。
【0035】その結果、縫針8が加工布に突き刺さった
状態で縫針8が振動することなく綺麗なジグザグ縫目を
形成することができる。また、縫針8の振動を極力防止
できることから、縫針8を高速揺動でき、ミシン全体の
縫製速度を高速化することができる。更には、リンク部
材14の揺動駆動中においては、摩擦抵抗などの余分な
負荷が作用していないので、駆動モータ12の小型化が
図れ、しかも、その駆動モータ12による揺動駆動開始
時の脱調を極力防止することができる。
【0036】次に、部分的に変更した支点機構20Aの
第1変更形態について、図6に基づいて説明する。リン
ク部材14の支点部に形成された二股部14aは、偏心
軸部材22Aの偏心軸部を内嵌状に係合し、その偏心軸
部材22Aの枢支軸部22cはベースプレート11に枢
支されるとともに、硬質ゴムからなる環状弾性部材30
を接着剤などで外嵌固定し、その環状弾性部材30はベ
ースプレート11に形成した固定用穴11aに接着剤な
どで内嵌固定されている。
【0037】これにより、駆動モータ12による駆動停
止時において、リンク部材14が振動するときには、そ
の支点部に形成された二股部14aを介して偏心軸部を
回動させるようになり、同時に枢支軸部22cが回動す
る。その結果、枢支軸部22cの回動により環状弾性部
材30を周方向に弾性変形させることになり、リンク部
材14の振動をその環状弾性部材30の弾性変形による
弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で抑制することが
できる。
【0038】次に、部分的に変更した支点機構20Bの
第2変更形態について、図7に基づいて説明する。リン
ク部材14の支点部に形成された二股部14aは、偏心
軸部材22Bの偏心軸部を内嵌状に係合し、その偏心軸
部材22Bの枢支軸部22dはミシン機枠2に枢支され
るとともに、硬質材料からなる板部材32の上端部を固
着し、その板部材32の下端部は、ベースプレート11
の背面にボルト止めした平面視略L字状の1対の固定ブ
ロック25B,26Bの内側に貼着した硬質ゴムからな
る1対の弾性部材33により弾性支持されている。
【0039】これにより、駆動モータ12による駆動停
止時において、リンク部材14が振動するときには、そ
の支点部に形成された二股部14aを介して偏心軸部を
回動させるようになり、同時に枢支軸部22dが回動す
る。その結果、枢支軸部22dの回動により板部材32
を介してその移動側に位置する弾性部材33を圧縮状に
弾性変形させることになり、リンク部材14の振動をそ
の弾性部材33の弾性変形による弾性付勢力で効果的に
且つ簡単な機構で抑制することができる。
【0040】次に、部分的に変更した支点機構20Cの
第3変更形態について、図8に基づいて説明する。リン
ク部材14の支点部に形成された二股部14aは、金属
製の筒体35を内嵌状に係合し、その筒体35は硬質ゴ
ムからなる環状弾性部材36を内嵌し、更にその環状弾
性部材36は、前後方向を向いてベースプレート11に
固定された支点軸部材37に外嵌されている。
【0041】これにより、駆動モータ12による駆動停
止時において、リンク部材14が振動するときには、そ
の支点部に形成された二股部14aも同時に振動する。
このとき、筒体35を介してその内部の環状弾性部材3
6が支点軸部材37に対して圧縮状に弾性変形させるこ
とになり、リンク部材14の振動をその環状弾性部材板
36の弾性変形による弾性付勢力で効果的に且つ簡単な
機構で抑制することができる。
【0042】次に、部分的に変更した支点機構20Dの
第4変更形態について、図9に基づいて説明する。支点
軸部材38は前後方向向きにリンク部材14Dの支点部
(下端部)に回動自在に連結され、また基軸部材39は
この支点軸部材38と平行で且つベースプレート11に
回動自在に枢着され、更にこれら支点軸部材38と基軸
部材39とは、途中部に弾性部材であるU形板バネ体4
1を組み込んだ連結リンク40により、弾性的に連結さ
れている。
【0043】これにより、駆動モータ12による駆動停
止時において、リンク部材14Dが振動するときには、
その支点部に回動自在に連結された支点軸部材38が、
基軸部材39に対して弾性的に連結された連結リンク4
0を介して同時に振動する。即ち、連結リンク40に設
けられたU形板バネ体41を弾性変形させることにな
り、リンク部材14Dの振動をそのU形板バネ体41の
弾性変形による弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で
抑制することができる。尚、U形板バネ体41に代え
て、ゴム板等の弾性部材を連結リンク40の途中部に組
み込むようにしもよい。
【0044】次に、部分的に変更した支点機構20Eの
第5変更形態について、図10に基づいて説明する。支
点軸部材43は前後方向向きにリンク部材14Eの支点
部(下端部)に回動自在に連結され、また基軸部材44
はこの支点軸部材43と平行で且つベースプレート11
に枢着され、またこれら支点軸部材43と基軸部材44
とは連結リンク45で連結され、更に上下方向向きの板
バネ46の上端部は基軸部材44に固着され、その板バ
ネ46の下端部は、ベースプレート11の背面にボルト
止めした平面視略L字状の1対の固定ブロック25E,
26Eに挟持されている。
【0045】これにより、駆動モータ12による駆動停
止時において、リンク部材14Eが振動するときには、
その支点部に回動自在に連結された支点軸部材43が同
時に振動して連結リンク45が基軸部材44を介して往
復回動する。即ち、基軸部材44が同時に往復回動する
ときに、板バネ46を弾性変形させることになり、リン
ク部材14Eの振動をその板バネ46の弾性変形による
弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で抑制することが
できる。
【0046】次に、前述した第3変更形態(図8参照)
を部分的に変更した支点機構20Fの第6変更形態につ
いて、図11に基づいて説明する。リンク部材14Fの
下端部に形成されたリング状の支持部14cに、金属製
の筒体35Fが内嵌状に係合され、その筒体35Fは硬
質ゴムからなる環状弾性部材36Fを内嵌し、更にその
環状弾性部材36Fは、前後方向を向いてベースプレー
ト11に固定された支点軸部材37Fに外嵌されてい
る。更に、リンク部材14Fの上端近傍部には矩形状の
切欠き14dが形成され、その切欠き14dに上下方向
に摺動可能に嵌合された各コマ34には、駆動モータ1
2の駆動軸12aに固着された駆動レバー13の先端部
が回動可能に枢着されている。
【0047】これにより、駆動モータ12による駆動停
止時において、リンク部材14Fが振動するときには、
その支点部14cも同時に振動する。このとき、筒体3
5Fを介してその内部の環状弾性部材36Fが支点軸部
材37Fに対して圧縮状に弾性変形させることになり、
リンク部材14Fの振動をその環状弾性部材板36Fの
弾性変形による弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で
抑制することができる。
【0048】また、本発明の揺動機構10は、電子ミシ
ン1の布送り機構に設けられた送り板を揺動駆動した
り、縫針の上糸を係合するルーパーの為のルーパー駆動
機構、更にはミシン以外の種々の機械駆動系を揺動駆動
する為の各種の揺動機構に適用することができる。ま
た、前記揺動機構10においては、本発明の技術思想を
逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施し得る。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、リンク部材と
アクチュエータとを備えた揺動機構において、リンク部
材の一端側の支点部をリンク部材の長さ方向と交差する
方向へ弾性的に微動可能に支持する支点機構を設けたの
で、アクチュエータによる駆動停止時においては、リン
ク部材で揺動させる機械駆動系やリンク部材自体の慣性
力により、リンク部材は振動するようになるが、リンク
部材の支点部には支点機構により、その振動を抑制しよ
うとする弾性付勢力が発生することで、リンク部材の振
動をその弾性付勢力により効果的に且つ短時間で抑制で
きる。
【0050】これにより、リンク部材の揺動速度を高速
化することができ、更には、リンク部材の揺動駆動中に
おいては、摩擦抵抗などの余分な負荷が何ら作用してい
ないので、アクチュエータの小型化が図れる。また、ア
クチュエータとしてステッピングモータ(パルスモー
タ)を用いる場合には、揺動駆動開始時の脱調を極力防
止することができる。
【0051】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記支点機構が、リンク部材の支点
部に形成された二股部と、機枠に枢支された枢支軸部と
偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸部材と、板バネと
を有するので、アクチュエータによる駆動停止時に発生
するリンク部材の振動を、リンク部材の二股部を介して
偏心軸部材に作用する板バネの弾性変形による弾性付勢
力で効果的に且つ簡単な機構で抑制することができる。
【0052】請求項3の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記支点機構が、リンク部材の支点
部に形成された二股部と、機枠に枢支された枢支軸部と
偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸部材と、環状弾性
部材とを有するので、アクチュエータによる駆動停止時
に発生するリンク部材の振動を、リンク部材の二股部を
介して偏心軸部材に作用する環状弾性部材の弾性変形に
よる弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で抑制するこ
とができる。
【0053】請求項4の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記支点機構が、リンク部材の支点
部に形成された二股部と、機枠に枢支された枢支軸部と
偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸部材と、板部材
と、1対の弾性部材とを有するので、アクチュエータに
よる駆動停止時に発生するリンク部材の振動を、リンク
部材の二股部を介して偏心軸部材に作用する弾性部材の
弾性変形による弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で
抑制することができる。
【0054】請求項5の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記支点機構が、リンク部材の支点
部に形成された二股部と、支点軸部材と、環状弾性部材
と、筒体とを有するので、アクチュエータによる駆動停
止時に発生するリンク部材の振動を、リンク部材の二股
部に作用する環状弾性部材の圧縮状の弾性変形による弾
性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で抑制することがで
きる。
【0055】請求項6の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記支点機構が、リンク部材の支点
部に回動自在に連結された支点軸部材と、基軸部材と、
途中部に弾性部材が組み込まれた連結リンクとを有する
ので、アクチュエータによる駆動停止時に発生するリン
ク部材の振動を、その支点部に作用する弾性部材の弾性
変形による弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で抑制
することができる。
【0056】請求項7の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記支点機構が、リンク部材の支点
部に回動自在に連結された支点軸部材と、基軸部材と、
連結リンクと、板バネとを有するので、アクチュエータ
による駆動停止時に発生するリンク部材の振動を、その
支点部に連結リンクを介して作用する板バネの弾性変形
による弾性付勢力で効果的に且つ簡単な機構で抑制する
ことができる。
【0057】請求項8の発明によれば、請求項1〜7の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記リンク部材の
他端部に針棒揺動機構が連結されているので、リンク部
材の揺動停止時におけるリンク部材の他端側部の振動発
生が抑制されることで、縫針の針落ち位置や揺動幅が安
定し綺麗な縫目で縫製でき、更に縫針の高速揺動が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る揺動機構の正面図であ
る。
【図2】揺動機構の背面図である。
【図3】図1のC−C線縦断側面図である。
【図4】支点機構の概略斜視図である。
【図5】(a)は駆動モータ停止時のリンク部材の振動
を説明する説明図であり、(b)は板バネの弾性変形を
説明する支点機構の部分背面図である。
【図6】第1変更形態に係る支点機構の背面図でる。
【図7】第2変更形態に係る支点機構の背面図でる。
【図8】第3変更形態に係る支点機構の正面図でる。
【図9】第4変更形態に係る支点機構の正面図でる。
【図10】第5変更形態に係る支点機構の正面図でる。
【図11】第6変更形態に係る支点機構の正面図でる。
【図12】従来技術に係る揺動機構の正面図である。
【符号の説明】
2 ミシン機枠 10 揺動機構 12 駆動モータ 14、14F リンク部材 14a 二股部 14b 入力部 20、20A〜20F 支点機構 22、22A、22B 偏心軸部材 22a 枢支軸部 22b 偏心軸部 23 板バネ 30 環状弾性部材 32 板部材 33 弾性部材 35、35F 筒体 36、36F 環状弾性部材 37、37F 支点軸部材 38 支点軸部材 39 基軸部材 40 連結リンク 41 U形板バネ体 43 支点軸部材 44 基軸部材 45 連結リンク 46 板バネ
フロントページの続き (72)発明者 宮崎 耕太郎 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンク部材と、このリンク部材の長さ方
    向途中の入力部に作動的に連結されたアクチュエータと
    を備え、リンク部材の一端側の支点部を中心としてリン
    ク部材を揺動させる揺動機構において、 前記リンク部材の一端側の支点部をリンク部材の長さ方
    向と交差する方向へ弾性的に微動可能に支持する支点機
    構を設けたことを特徴とするリンク部材の揺動機構。
  2. 【請求項2】 前記支点機構が、リンク部材の支点部に
    形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交する方
    向を向いた偏心軸部材であって、機枠に枢支された枢支
    軸部と、この枢支軸部から偏心し且つ二股部に内嵌状に
    係合された偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸部材
    と、一端部が枢支軸部に固着され且つ枢支軸部と直交す
    る方向へ延びた他端部が機枠に連結された板バネとを有
    することを特徴とする請求項1に記載のリンク部材の揺
    動機構。
  3. 【請求項3】 前記支点機構が、リンク部材の支点部に
    形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交する方
    向を向いた偏心軸部材であって、機枠に枢支された枢支
    軸部と、この枢支軸部から偏心し且つ二股部に内嵌状に
    係合された偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸部材
    と、枢支軸部に外嵌固定され且つ機枠の穴に内嵌固定さ
    れた環状弾性部材とを有することを特徴とする請求項1
    に記載のリンク部材の揺動機構。
  4. 【請求項4】 前記支点機構が、リンク部材の支点部に
    形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交する方
    向を向いた偏心軸部材であって、機枠に枢支された枢支
    軸部と、この枢支軸部から偏心し且つ二股部に内嵌状に
    係合された偏心軸部とを一体形成してなる偏心軸部材
    と、一端が枢支軸部に固着されて枢支軸部と直交する方
    向へ延びる板部材と、この板部材の他端部の両側を機枠
    に弾性支持する1対の弾性部材とを有することを特徴と
    する請求項1に記載のリンク部材の揺動機構。
  5. 【請求項5】 前記支点機構が、リンク部材の支点部に
    形成された二股部と、リンク部材の揺動面と直交する方
    向を向いた支点軸部材と、この支点軸部材に外嵌された
    環状弾性部材と、この環状弾性部材に外嵌され且つ二股
    部に内嵌状に係合された筒体とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のリンク部材の揺動機構。
  6. 【請求項6】 前記支点機構が、リンク部材の揺動面と
    直交する方向を向き且つリンク部材の支点部に回動自在
    に連結された支点軸部材と、この支点軸部材と平行で且
    つ機枠に回動自在に枢支された基軸部材と、支点軸部材
    と基軸部材とを弾性的に連結する連結リンクであってそ
    の途中部に組み込まれた弾性部材を備えた連結リンクと
    を有することを特徴とする請求項1に記載のリンク部材
    の揺動機構。
  7. 【請求項7】 前記支点機構が、リンク部材の揺動面と
    直交する方向を向き且つリンク部材の支点部に回動自在
    に連結された支点軸部材と、この支点軸部材と平行で且
    つ機枠に可動自在に枢支された基軸部材と、支点軸部材
    と基軸部材とを連結する連結リンクと、一端部が基軸部
    材に固着され且つ基軸部材と直交する方向へ延びた他端
    部が機枠に固着された板バネとを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のリンク部材の揺動機構。
  8. 【請求項8】 前記リンク部材の他端部に針棒揺動機構
    が連結されていることを特徴とする請求項1〜7の何れ
    か1項に記載のリンク部材の揺動機構。
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