JP5134168B2 - 刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠 - Google Patents

刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠

Info

Publication number
JP5134168B2
JP5134168B2 JP2000245433A JP2000245433A JP5134168B2 JP 5134168 B2 JP5134168 B2 JP 5134168B2 JP 2000245433 A JP2000245433 A JP 2000245433A JP 2000245433 A JP2000245433 A JP 2000245433A JP 5134168 B2 JP5134168 B2 JP 5134168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
embroidery frame
sewing machine
frame
embroidery
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000245433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002052285A (ja
JP2002052285A5 (ja
Inventor
正司 二宮
三喜夫 小池
光史郎 近江屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janome Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Janome Sewing Machine Co Ltd filed Critical Janome Sewing Machine Co Ltd
Priority to JP2000245433A priority Critical patent/JP5134168B2/ja
Priority to TW091210115U priority patent/TW542262U/zh
Priority to US09/925,967 priority patent/US6684799B2/en
Publication of JP2002052285A publication Critical patent/JP2002052285A/ja
Publication of JP2002052285A5 publication Critical patent/JP2002052285A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5134168B2 publication Critical patent/JP5134168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C9/00Appliances for holding or feeding the base fabric in embroidering machines
    • D05C9/02Appliances for holding or feeding the base fabric in embroidering machines in machines with vertical needles
    • D05C9/04Work holders, e.g. frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刺しゅう縫い機能を有するミシンにおいて、刺しゅう枠をミシンベッド上から浮き上がることなく、常時適正な押圧力にて支持することができ、安定した状態で刺しゅう縫い作業を行うことができる刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、刺しゅう枠駆動機構が装着されたミシンが多く使用されている。刺しゅう枠駆動機構は、X−Y方向に移動するキャリッジが装着され、該キャリッジの一部がミシン本体の外部に突出入し、これが伸縮することにより、刺しゅう枠も同様にX−Y方向に移動する。その刺しゅう枠は、ミシンベッド上でX−Y方向に移動し、所望の刺しゅう縫いが施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ミシンベッド上において刺しゅう枠がX−Y方向に移動する場合に、刺しゅう枠が安定した状態で作動するには、刺しゅう枠がミシンベッド上に密着しつつ、移動することが必要である。しかし、従来の技術を示す図7(a)において、刺しゅう枠fを装着するための刺しゅう枠駆動機構のキャリッジcは、刺しゅう枠駆動機構側の部品,組立精度、或いは刺しゅう枠f側のキャリッジcとの取付部箇所の締め状態等により、刺しゅう枠fがミシンベッドb上に接触しないで、ミシンベッドbから浮いてしまうことがある。
【0004】
或いは、上記とは反対に、従来の技術を示す図7(b)において、キャリッジcの刺しゅう枠取付部に可動部分が設けられていないため、そのキャリッジcの取付部材に装着された刺しゅう枠fがミシンベッドb上に強く押しつけられ、圧力pがかかっている状態のときには、刺しゅう枠fとミシンベッドb上との間に摩擦が生じ、両者が相互に干渉して、刺しゅう枠fの動作を極めて鈍くすることもある。
【0005】
また、刺しゅう枠が刺しゅう枠駆動機構のモータの駆動や、機構部分の動作によって、刺しゅう枠に振動が伝わり、ミシンベッド上に安定した状態でX−Y方向移動ができないこともある。さらに、刺しゅう縫い作業では、ミシン針が往復することにより、該ミシン針が布地から抜けるときにその勢いで刺しゅう枠もミシンベッド上で上下に振動することもある。このように、刺しゅう枠がミシンベッド上で安定した動作を行うことができず、過度に振動すると、刺しゅう縫いにも悪影響を及ぼすこととなり、良質な刺しゅう枠縫いを行うことができなくなる。本発明は、上記欠点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、刺しゅう縫い機能を備えたミシンのベッド面上で布を張設した刺しゅう枠をX方向とY方向に移動させる刺しゅう枠駆動機構のキャリアと支柱部と取付台で構成されたキャリッジと、該キャリッジの回動自在に枢支連結された取付台に装着した前記刺しゅう枠を前記ベッド面に押圧する手段とを備えたことを特徴とする刺しゅう枠制振機能を備えたミシンとしたことにより、刺しゅう枠をミシンベッド面から浮くことなく、また刺しゅう枠をミシンベッド上に過度の押圧力で押さえつけて刺しゅう枠のX−Y方向への移動動作を鈍くすることがなく、良好な刺しゅう縫いを行うことができる。請求項2の発明を、前記押圧する手段は、前記キャリッジの前記刺しゅう枠を装着する前記取付台を回動自在に枢支連結する前記支柱部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の刺しゅう枠制振機能を備えたミシンとしたことにより、前記課題を解決した。また、請求項3の発明を、前記キャリッジの支柱部に対して回動自在に枢支連結された前記取付台の自由端側を下面側から押圧する手段により押圧して、前記取付台に装着された刺しゅう枠を前記ベッド面側に向かって付勢することで、前記刺しゅう枠を前記ベッド面に押圧するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の刺しゅう枠制振機能を備えたミシンとしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0007】
また、前記請求項4の発明を、刺しゅう縫い機能を備えたミシンのベッド面上で布を張設した刺しゅう枠をX方向とY方向に移動させるキャリアと支柱部と取付台から構成されたキャリッジと、該キャリッジの回動しない取付台は、刺しゅう枠をベッド面に押圧するための傾斜面を備え、前記刺しゅう枠にはベッド面に押圧する押圧力を付勢するための押圧する手段を備えるようにしたことを特徴とする刺しゅう枠制振機能を備えたミシンとしたことにより、前記課題を解決した。請求項5の発明を、前記押圧する手段がバネ手段であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の刺繍枠制振機能を備えたミシンとしたことにより、前記課題を解決した。請求項6の発明を、刺しゅう縫い機能を備えたミシンのベッド面上で布を張設した刺しゅう枠をキャリッジの取付台に装着して、ベッド面上をX方向とY方向に移動する刺しゅう枠であって、該刺しゅう枠は布を張設するための枠部と枠側腕,連結側腕及び弾性板材にて構成された連結腕部とからなり、該連結腕部を前記キャリッジの取付台の傾斜面に装着して前記枠部を前記ミシンのベッド面に押圧することを特徴とする制振機能を備えた刺しゅう枠としたことにより、前記課題を解決したものである。
【0008】
【発明の効果】
請求項1の発明では、刺しゅう枠をミシンベッド面から浮くことなく、また刺しゅう枠をミシンベッド上に過度の押圧力で押さえつけて刺しゅう枠のX−Y方向への移動動作を鈍くすることがなく、良好な刺しゅう縫いを行うことができる。請求項2の発明では、極めて簡単な構造にすることができると共に、請求項1の発明と同等の効果を奏する。請求項3の発明では、押圧する手段により、刺しゅう枠をミシンベッド上に適正な押圧力で押さえることができる。また、下方に付勢することで、前記刺しゅう枠を前記ベッド面に押圧するようにしたことで、キャリッジの取付部の位置とミシンベッド上面の位置が一致していなくとも、刺しゅう枠をミシンベッド上に押圧することができる。請求項4の発明では、前記キャリッジの取付部は、ベッド面に押圧するための傾斜面を備え、前記刺しゅう枠には押圧力を付勢するためのバネ手段を備えるようにしたことにより、キャリッジの取付部の構造は押圧手段を設けないものであっても、刺しゅう枠をミシンベッド上に適正な押圧力で押圧することができる。
【0009】
請求項5の発明では、前記押圧する手段がバネ手段であることにより、極めて簡単な構造にすることができ、またバネの弾性力により、刺しゅう枠をミシンベッド上に適正な押圧力で押さえることができる。また、請求項6の発明では、連結腕部に前記ベッド面に押圧するための手段が備えられており、該手段を介して枠部がミシンベッド上に押圧される。これは、特にキャリッジに刺しゅう枠をミシンベッド上に押圧する手段を備えたものでなくても、刺しゅう枠を安定した状態で刺しゅう縫いを行うことができ、また比較的多くの刺しゅう縫い機能を備えたミシンに適応される。
【0010】
さらに、刺しゅう枠をX−Y方向に移動させるキャリッジと、該キャリッジの先端に取り付けられた垂直状の支柱部と,前記刺しゅう枠を連結する部位で且つ前記支柱部の上端に回動自在に枢支連結された取付台と,該取付台を前記ミシン本体のミシンベッド側に傾斜するように付勢する弾発部材とからなるキャリッジの取付部とからなり、前記取付台に取り付けた刺しゅう枠を前記弾発部材の付勢によりミシンベッド上に押圧してなる刺しゅう枠制振機能を備えたミシンとしたことにより、刺しゅう枠は、弾発部材を介して常時適正な押圧力を有してミシンベッド上に載置され、刺しゅう枠を安定させ、良好な刺しゅう縫いを行うことができる。また、刺しゅう枠をX−Y方向に移動させるキャリッジと、該キャリッジの先端に取り付けられた垂直状の支柱部と,前記刺しゅう枠を連結する部位で且つ前記支柱部の上端に回動自在に枢支連結された取付台と,該取付台を前記ミシン本体のミシンベッド側に傾斜するように付勢する弾発部材とからなるキャリッジの取付部とからなり、前記取付台に刺しゅう枠を取り付けた状態で、該刺しゅう枠が前記弾発部材を介してミシンベッド上に適正な押圧力にて付勢されてなる刺しゅう枠押さえ調整機構を備えたミシンとしたことにより、前述した効果を有しながら、極めて簡単且つ少ない部品にて構成することができる。
【0011】
また、前記取付台は、前記支柱部に対して回動角度を規制する角度規制部を設けたことにより、前記取付台を水平状から僅かな範囲の回動角度となるようにすることで、刺しゅう枠を取付台へ装着する作業を行い易くすることができる。また、前記刺しゅう枠は、枠部と、前記取付台に連結するための連結腕部と、該連結腕部の長手方向適所に設けられ、該連結腕部を回動自在とする可撓部とからなる構成としたことにより、前記キャリッジの取付部の取付台により、刺しゅう枠がミシンベッド上に傾斜して押圧されるような場合には、刺しゅう枠の可撓部を介して枠側腕と連結腕部とが回動し、枠部をミシンベッド上に平行且つ接触状態にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、ミシン本体Cのベース機枠15には、刺しゅう枠駆動機構が装着され、該刺しゅう枠駆動機構が刺しゅう枠BをX方向及びY方向に移動させる手段となる。刺しゅう枠駆動機構を構成するキャリッジAは、ベース機枠15から突出入し、キャリッジの取付部A1 に装着された刺しゅう枠Bがミシンベッド14上でX−Y方向に移動する〔図1(a)参照〕。
【0013】
前記キャリッジAは、キャリア1とキャリッジの取付部A1 からなり、該キャリッジの取付部A1 は、支柱部2,取付台3から構成されている〔図2(a),(b),(c)参照〕。まず、キャリア1は、ベース機枠15内に装着された刺しゅう枠駆動機構により、ベース機枠15の外部に突出入する部位でありプレート状をなしている。そのキャリア1の突出側の先端にキャリッジの取付部A1 が設けられている。
【0014】
その支柱部2は、金属,合成樹脂等からなる略長方形状の板材等から形成されたものであり、該支柱部2が前記キャリア1の先端箇所に固着される。その支柱部2の上端には、幅方向両端からフランジ片2a,2aが形成されている。該フランジ片2a,2aには、それぞれ回動孔2a1 ,2a1 が形成され、取付台3が回動自在に枢支連結される。該取付台3は、頂板3aと回動ガイド板3b,3bとから構成され、頂板3aには刺しゅう枠Bを取り付けるための螺子孔が形成されている。
【0015】
また、回動ガイド板3b,3bには、回動孔3b1 ,3b1 が形成され、前記支柱部2の両フランジ片2a,2aを挟持するようにして装着されるものである〔図2(c)参照〕。その両フランジ片2a,2aの回動孔2a1 ,2a1 と、回動ガイド板3b,3bの回動孔3b1 ,3b1 に枢支軸5が挿通され、前記支柱部2に対して取付台3が回動自在なる構造となっている。
【0016】
次に、弾発部材4は、前記キャリッジの取付部A1 に設けたバネ手段を構成するものであり、刺しゅう枠Bを前記ベッド面に押圧する手段となる。前記弾発部材4は、前記支柱部2と取付台3の枢支箇所に装着されるものであり、取付台3を支柱部2に対して常時,傾斜状態で弾性的に保持するものである。その弾発部材4は、金属薄板材から形成され、具体的には弾発片部4aと固定片部4bとから構成されている。そして、弾発片部4aは、略偏平C字形状をなし、固定片部4bは平坦状に形成されている〔図2(a),(b)参照〕。
【0017】
その固定片部4bが支柱部2の上方箇所に固着され、その弾発片部4aは、取付台3の自由端側を下面側から押圧するように設定される。これによって、取付台3は、自由端側が押し上げられてミシンベッド14側に向かって傾斜するように常時付勢される。また、弾発部材4は、上記の形状のものに限定されるものではなく、ねじりコイルバネ等を使用してもよい。
【0018】
次に、前記支柱部2と取付台3との枢支箇所には、角度規制部6が装着される実施形態が存在する。該角度規制部6は、前記取付台3が支柱部2に対して、回動角度の範囲を規制する役目をなすものである。前記角度規制部6は、取付台3の回動ガイド板3b,3bの自由端側に形成され、規制軸6aが設けられている。一方、前記フランジ片2a,2a側には規制孔6bが形成されている〔図2(a),(b)及び図3(a),(b),(c)等参照〕。該規制孔6bは、前記規制軸6aの軸径よりも大きめに形成され、該規制軸6aがその規制孔6bの内部に僅かな遊びを有して、挿通している。これによって前記規制軸6aは、前記規制孔6b内を上下動するものであり、取付台3の回動範囲の角度が規制されるようになっている。図3(c)は、図3(a)に対応する規制軸6aの位置を示し、図3(d)は、図3(b)に対応する規制軸6aの位置を示す。
【0019】
その取付台3の支柱部2に対する回動範囲の角度は、小範囲に規制されることが好ましく、取付台3の水平状態から上下に小角度の範囲で回動することが好適である。また、取付台3は、前記弾発部材4により、ミシンベッド14側に傾斜した状態であるが、その傾斜角度も僅かなものにすることで、取付台3に刺しゅう枠Bを装着する作業を行い易くするものである。その角度規制部6は、回動ガイド板3b,3bに規制孔6b,6bが形成され、フランジ片2a,2a側に規制軸6aが装着されるものであってもよい。上記支柱部2,取付台3には、カバー部材7が装着され、内部構造を保護し、また布地が引っ掛かることを防止する。
【0020】
次に、刺しゅう枠Bは、枠部10と連結腕部11とから構成される。前記枠部10は、布地を張り付けて固定するもので、外枠10aと、該外枠10a内に挿通する内枠10bとから構成される〔図4(a)参照〕。その連結の一端は前記キャリッジの取付部A1 の取付台3との連結を行う部位で連結具13が装着されている。該連結具13は、つまみ部と螺子部とが一体的に構成されたものであり、前記取付台3の螺子孔に螺合されて刺しゅう枠Bがキャリッジの取付部A1 に装着される。
【0021】
また、前記連結腕部11は、長手方向の適宜の箇所に可撓部12が設けられ、該可撓部12から見て枠部10側を枠側腕11aとし、キャリッジの取付部A1 に連結する側を連結側腕11bとする。その枠側腕11aと連結側腕11bとは可撓部12を中心にして上下方向に回動自在としたものである〔図4(b)参照〕。
【0022】
前記可撓部12は、複数の実施例が存在し、その第1実施例としては、略丁番形状としたものである〔図4(a)参照〕。該実施例は、枠側腕11aと連結側腕11bのそれぞれの対向する端部に軸支孔部12bが形成され、該軸支孔部12bには回動中心軸12aが挿通し、枠側腕11aと連結側腕11bとが上下方向に回動自在としている。
【0023】
次に、前記可撓部12の第2実施形態としては、枠側腕11aと連結側腕11bとを弾性板材12cで連結したものである〔図4(a)参照〕。該弾性板材12cは、常時は平坦状を保持し、外力により撓んでも平坦状に復元しようとするものである。前記弾性板材12cにより連結された前記枠側腕11aと連結側腕11bは、相互に回動しても平坦状に復元する性質を有する〔図5(d)参照〕。即ち、弾性板材12cは、刺しゅう枠Bの枠部10をミシンベッド14上に弾性的に押圧するためのバネ手段及び押圧手段を構成するものである。
【0024】
第2実施形態の可撓部12によれば、前記キャリッジの取付部A1 は、その取付台3が支柱部2に対して回動しないタイプのもので、前記取付台3がミシンベッド14側に傾斜する傾斜面3cとし、刺しゅう枠Bをミシンベッド14上に押圧することができるようになっている〔図5(e)参照〕。その弾性板材12cは、枠側腕11aと連結側腕11bにそれぞれ差し込まれて固着され、枠側腕11aと連結側腕11bとが連結されたり〔図5(b)参照〕、または枠側腕11aと連結側腕11bのそれぞれの下面側に貼り付けられるようにして連結される〔図5(c)参照〕。
【0025】
【作用】
キャリッジの取付部A1 の取付台3に刺しゅう枠Bの連結腕部11が連結され、枠部10は、前記ミシンベッド14上に載置されるとともに、前記キャリッジの取付部A1 の取付台3と弾発部材4により枠部10はミシンベッド14上に適正な押圧力にて載置される。それゆえに、刺しゅう枠Bが、刺しゅう枠駆動機構にてミシンベッド14上をX−Y方向に移動するときには、常時,弾発部材4により適正な押圧力を有して接触しつつ移動することができる。また、刺しゅう枠Bの動作の安定性を確保することができる。
【0026】
また、前記角度規制部6により、取付台3は、一定の回動角度以上には回動することはなく、前記刺しゅう枠Bがミシンベッド14上に適正な押圧力で載置されるように設定することで、刺しゅう枠Bの動作が鈍ることがない。また、取付台3の回動角度を水平状位置から上下に僅かに傾斜するように設定することで、取付台3は大きな傾斜とはならないので、取付台3に刺しゅう枠Bを装着する作業を容易にすることができる。
【0027】
また、連結腕部11に可撓部12を設けたことにより、キャリッジの取付部A1 に装着された刺しゅう枠Bの連結腕部11が傾斜状態となった場合には、連結腕部11の連結側腕11bと枠側腕11aとが可撓部12を介して回動可能なので、枠側腕11aとともに枠部10がミシンベッド上で平行状に接触することができ、刺しゅう枠Bをミシンベッド14上に安定した状態に設置することができる〔図4(c)及び図5(e)参照〕。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、ミシン機枠のベッド面上で張設した刺しゅう枠BをX方向とY方向に駆動する手段と、前記刺しゅう枠を前記ベッド面に押圧する手段とを備え、これによってミシンベッド14上でX−Y方向に移動する刺しゅう枠Bを適正に押圧し,該刺しゅう枠Bに制振機能を与えてミシンベッド14上から浮き上がったり、或いは前記刺しゅう枠Bに過度の押圧力でミシンベッド14上に押さえつけて刺しゅう枠のX−Y方向への移動動作を鈍くすることがなく、安定した状態で刺しゅう縫い作業を行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の構造を示す略示図
【図2】(a)はキャリッジの取付部の要部斜視図
(b)はキャリッジの取付部の要部縦断側面図
(c)はキャリッジの取付部の一部断面にした要部正面図
【図3】(a)はキャリッジの取付部の要部の動作状態を示す拡大縦断側面図
(b)はキャリッジの取付部の要部の動作状態を示す拡大縦断側面図
(c)は(a)の状態における角度規制部の動作状態を示す断面図
(d)は(b)の状態における角度規制部の動作状態を示す断面図
【図4】(a)は刺しゅう枠の斜視図
(b)は刺しゅう枠の側面図
(c)はキャリッジの取付部に装着した刺しゅう枠の動作状態を示す側面図
【図5】(a)は別の実施例の刺しゅう枠の斜視図
(b)は可撓部付近の断面図
(c)は別の実施例の可撓部付近の断面図
(d)は刺しゅう枠の側面図
(e)はキャリッジの取付部に装着した刺しゅう枠の動作状態を示す側面図
【図6】(a)は本発明の使用状態の要部断面図
(b)は本発明の使用状態の要部断面図
【図7】(a)は従来タイプの刺しゅう枠取付構造による動作状態を示す略示図
(b)は従来タイプの刺しゅう枠取付構造による動作状態を示す略示図
【符号の説明】
A…キャリッジ
1 …キャリッジの取付部
B…刺しゅう枠
C…ミシン本体
2…支柱部
3…取付台
4…弾発部材
6…角度規制部
10…枠部
11…連結腕部
12…可撓部
14…ミシンベッド

Claims (6)

  1. 刺しゅう縫い機能を備えたミシンのベッド面上で布を張設した刺しゅう枠をX方向とY方向に移動させる刺しゅう枠駆動機構のキャリアと支柱部と取付台で構成されたキャリッジと、
    キャリッジの回動自在に枢支連結された取付台に装着した前記刺しゅう枠を前記ベッド面に押圧する手段とを備えた
    ことを特徴とする刺しゅう枠制振機能を備えたミシン。
  2. 前記押圧する手段は、前記キャリッジの前記刺しゅう枠を装着する前記取付台を回動自在に枢支連結する前記支柱部に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の刺しゅう枠制振機能を備えたミシン。
  3. 前記キャリッジの支柱部に対して回動自在に枢支連結された前記取付台の自由端側を下面側から押圧する手段により押圧して前記取付台に装着された刺しゅう枠を前記ベッド面側に向かって付勢することで、前記刺しゅう枠を前記ベッド面に押圧するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の刺しゅう枠制振機能を備えたミシン。
  4. 刺しゅう縫い機能を備えたミシンのベッド面上で布を張設した刺しゅう枠をX方向とY方向に移動させるキャリアと支柱部と取付台から構成されたキャリッジと、
    キャリッジの回動しない取付台は、刺しゅう枠をベッド面に押圧するための傾斜面を備え、
    前記刺しゅう枠にはベッド面に押圧する押圧力を付勢するための押圧する手段を備えるようにした
    ことを特徴とする刺しゅう枠制振機能を備えたミシン。
  5. 前記押圧する手段がバネ手段である
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の刺繍枠制振機能を備えたミシン。
  6. 刺しゅう縫い機能を備えたミシンのベッド面上で布を張設した刺しゅう枠をキャリッジの取付台に装着して、ベッド面上をX方向とY方向に移動する刺しゅう枠であって、
    該刺しゅう枠は布を張設するための枠部と枠側腕,連結側腕及び弾性板材にて構成された連結腕部とからなり
    該連結腕部を前記キャリッジの取付台の傾斜面に装着て前記枠部を前記ミシンのベッド面に押圧する
    ことを特徴とする制振機能を備えた刺しゅう枠。
JP2000245433A 2000-08-11 2000-08-11 刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠 Expired - Fee Related JP5134168B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000245433A JP5134168B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠
TW091210115U TW542262U (en) 2000-08-11 2001-05-21 Sewing machine with embroidery frame vibration inhibition feature and embroidery frame with vibration inhibition feature
US09/925,967 US6684799B2 (en) 2000-08-11 2001-08-10 Sewing machine and embroidering frame having means for damping vibration of the frame

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000245433A JP5134168B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002052285A JP2002052285A (ja) 2002-02-19
JP2002052285A5 JP2002052285A5 (ja) 2007-10-04
JP5134168B2 true JP5134168B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=18735962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000245433A Expired - Fee Related JP5134168B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6684799B2 (ja)
JP (1) JP5134168B2 (ja)
TW (1) TW542262U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1739222B1 (de) * 2005-06-21 2008-04-02 BERNINA International AG Verfahren und Vorrichtung zur Minimierung von Einstichfehlern bei Stickvorrichtungen
JP5395705B2 (ja) * 2010-02-25 2014-01-22 株式会社バルダン 刺繍枠の装着装置
JP6051990B2 (ja) 2013-03-21 2016-12-27 ブラザー工業株式会社 ミシン
JP2017169877A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 ブラザー工業株式会社 刺繍枠移送装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2684041A (en) * 1951-11-08 1954-07-20 Texas Machine Attachment Compa Work holder attachment for sewing machines
JPH02259154A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Janome Sewing Mach Co Ltd ミシンにおける普通縫及び刺しゅう縫の切換装置
US5065684A (en) * 1990-05-15 1991-11-19 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Limp material segment transport apparatus for sewing machines
JP2571184Y2 (ja) * 1992-07-15 1998-05-13 蛇の目ミシン工業株式会社 刺しゅうミシン用刺しゅう枠固定装置
JP2001262457A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Aisin Seiki Co Ltd 刺繍機及び刺繍枠保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020035953A1 (en) 2002-03-28
JP2002052285A (ja) 2002-02-19
TW542262U (en) 2003-07-11
US6684799B2 (en) 2004-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7571689B2 (en) Clutch structure for presser foot of embroidery sewing machine
US7681510B2 (en) Embroidery frame for use with embroidery sewing machine
JPH0122625Y2 (ja)
JP2007130056A (ja) ミシンの自由押え
US20060180066A1 (en) Embroidery frame
JP5134168B2 (ja) 刺しゅう枠制振機能を備えたミシン及び制振機能を備えた刺しゅう枠
JP4822247B2 (ja) ミシンのかがり幅調整装置
JP3452302B2 (ja) リンク部材の揺動機構
JP4623423B2 (ja) 刺繍ミシンの刺繍押え
JP3083339B2 (ja) 刺しゅう機能付きミシンの押え高さ調整装置
JP2013202146A (ja) ミシン
JP2571184Y2 (ja) 刺しゅうミシン用刺しゅう枠固定装置
JP5132020B2 (ja) 糸通し装置を備えたミシン
KR20080068502A (ko) 자수 미싱의 실채기 구동 기구
JP2002052285A5 (ja)
JP4783619B2 (ja) ミシン
JP3885782B2 (ja) 刺繍ミシンの布押え機構
CN101724987A (zh) 缝纫机
JP3866096B2 (ja) ミシンの押え調節装置
JPS5931743Y2 (ja) 刺繍ミシンにおける刺繍枠着脱装置
JP3075591B2 (ja) ミシンの差動送り機構
JP3316022B2 (ja) ミシン
JP2952979B2 (ja) ミシン
JPS6022924Y2 (ja) ミシンにおけるステツプモ−タの脱調防止機構
JPH0126375Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110817

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110822

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5134168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees