JPH11158295A - 改質プロピレン系ランダム共重合体の成形品 - Google Patents

改質プロピレン系ランダム共重合体の成形品

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JPH11158295A
JPH11158295A JP27675098A JP27675098A JPH11158295A JP H11158295 A JPH11158295 A JP H11158295A JP 27675098 A JP27675098 A JP 27675098A JP 27675098 A JP27675098 A JP 27675098A JP H11158295 A JPH11158295 A JP H11158295A
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純 齋藤
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俊次 川添
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融張力が極めて高く、成形性に優れた改質
プロピレン系ランダム共重合体を用いてなる成形品を提
供すること。 【構成】 プロピレン−ポリエンランダム共重合体10
0重量部に対して、有機過酸化物0.001から1重量
部を添加混合し、得られた混合物を80から350℃に
おいて熱処理することを特徴とする、(A)230℃に
おける溶融張力(MS)とテトラリン中で135℃で測
定した固有粘度〔η〕とが、log(MS)>4.24
×log〔η〕−0.915で示される関係、かつ
(B)沸騰キシレン抽出残率が1重量%以下である、プ
ロピレン系ランダム共重合体を用いてなる成形品。 【効果】 上記目的を達成できたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改質プロピレン系
ランダム共重合体の製造方法と成形品に関する。さらに
詳しくは、高溶融張力を有し成形性に優れ、しかも成形
品として使用した後、再溶融してリサイクル使用するこ
とも可能である改質プロピレン系ランダム共重合体の製
造方法と該方法によって得られた改質ポリプロピレン系
ランダム共重合体を用いてなる成形品に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】ポリプロピレンは、機械的
性質、耐薬品性等に優れ、また経済性とのバランスにお
いて極めて有用なため各成形分野に広く用いられてい
る。しかしながら、溶融張力が小さいため、中空成形、
発泡成形、押し出し成形等の成形性に劣っている。
【0003】ポリプロピレンの溶融張力や結晶化温度を
高くする方法として、溶融状態下において、ポリプロピ
レンに有機過酸化物と架橋助剤を反応させる方法(特開
昭59−93711号公報、特開昭61−152754
号公報)があるが、架橋助剤を使用するため得られる改
質ポリプロピレンに臭気が残留する問題があった。また
溶融張力の向上も不十分であり、溶融張力を上げるため
有機過酸化物と架橋助剤の添加量を増やすとゲルが発生
してしまうので成形性が悪化するほか、再溶融してリサ
イクル使用することも不可能であった。
【0004】特開平5−194659号公報には、プロ
ピレンと1,9−デカジエンのランダム共重合体が高い
溶融張力を示すことが開示され、更に特開平5−222
121号公報、特開平5−222122号公報には、プ
ロピレンまたはエチレンと1,9−デカジエンとのラン
ダム共重合による予備重合処理を行った触媒を用いてプ
ロピレンを重合して高い溶融張力を有するポリプロピレ
ンを得る技術が開示されている。しかしながら、本発明
者等が1,9−デカジエンを用いたこれらの開示技術に
基づき追試したところでは、得られるポリプロピレンが
パウダーの段階では一定程度の溶融張力の向上はあるも
のの、造粒したペレットの状態では溶融張力の向上が不
十分なものであった。
【0005】また、特公昭44−29742号公報には
溶融張力についての言及はないが、プロピレンとエチレ
ンおよび1,7−オクタジエン3元ランダム共重合体あ
るいは該3元ランダム共重合体をブロックセグメントの
一つとするブロック共重合体と有機過酸化物とを溶融混
練し、低温下での耐衝撃性の向上を目的としたプロピレ
ン共重合体の改質方法が開示されている。本発明者等の
検討結果では、該公報の実施例中に示された共重合体中
のジエン含有量と有機過酸化物の量では溶融張力の向上
は極めて不十分なものであった。
【0006】一方、特開昭57−98534号公報およ
び特開平4−28706号公報には、1,4−ジエン類
や7−メチル−1,6−オクタジエンとプロピレンのラ
ンダム共重合体を有機過酸化物や電子線を用いてゲル分
率の高い架橋物を得る技術が開示されているが、該開示
技術によって得られたポリプロピレンは、溶融張力の向
上は見られるもののゲル分率が高いために成形品として
使用した後、再溶融してリサイクル使用することが不可
能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術の方法で得られたポリプロピレンは溶融張力との向
上において不十分である外、臭気を有していたり、ゲル
を含んでいるため成形品として使用した後、再溶融して
リサイクル使用することが不可能であるとの課題を有し
ていた。
【0008】本発明者等は、上記従来技術の有する課題
を解決し、中空成形、発泡成形、押し出し成形等に適し
たポリプロピレンの製造方法について発明すべく鋭意研
究した。その結果、プロピレンとポリエン、必要に応じ
てプロピレン以外のオレフィンとのランダム共重合体と
有機過酸化物とを特定条件下において熱処理することに
よって、改質プロピレン系ランダム共重合体を得、該改
質プロピレン系ランダム共重合体を成形品として使用す
れば上記従来技術の有する課題を解決することを見い出
し、本発明に至った。
【0009】上記の説明から明らかなように本発明の目
的は、溶融張力が極めて高く、成形性に優れ、しかも成
形品として使用した後、再溶融してリサイクル使用する
ことも可能である改質プロピレン系ランダム共重合体を
用いてなる成形品を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の(1)の
構成を有する。 (1)プロピレン含有量が99.9から70モル%、ポ
リエン含有量が0.1から10モル%、およびプロピレ
ン以外の炭素数2から12のオレフィン含有量が0から
20モル%であるプロピレン系ランダム共重合体100
重量部に対して、有機過酸化物0.001から1重量部
を添加混合し、得られた混合物を80から350℃にお
いて熱処理する方法によって得られた、(A)230℃
における溶融張力(MS)とテトラリン中で135℃で
測定した固有粘度〔η〕とが、log(MS)>4.2
4×log〔η〕−0.915で示される関係にあっ
て、かつ(B)沸騰キシレン抽出残率が1重量%以下で
ある、改質プロピレン系ランダム共重合体を用いてなる
成形品。
【0011】本発明の構成と効果について以下に詳述す
る。本発明に係る方法で得られる改質プロピレン系ラン
ダム共重合体は、以下に示す2項目の必須要件がある。
即ち、(A)230℃における溶融張力(MS)とテト
ラリン中で135℃で測定した固有粘度〔η〕とが、l
og(MS)>4.24log〔η〕−0.915で示
される関係にあって、更に(B)沸騰キシレン抽出残率
が1重量%以下、を満たしていることである。
【0012】本発明の目的を達成するために必要な改質
プロピレン系ランダム共重合体の溶融張力は、上記した
ように、230℃における溶融張力(MS)とテトラリ
ン中で135℃で測定した固有粘度〔η〕とが、log
(MS)>4.24log〔η〕−0.915で示され
る関係、より好ましくはlog(MS)>4.24lo
g〔η〕−0.740で示される関係、最も好ましくは
log(MS)>4.24log〔η〕−0.615で
示される関係にあることが必要である。
【0013】ここで、230℃における溶融張力(M
S)は、(株)東洋精機製作所製メルトテンションテス
ター2型を用いて、装置内にて重合体を230℃に加熱
し、溶融した重合体を直径2.095mmのノズルから
20mm/分の速度で23℃の大気中に押し出してスト
ランドとし、このストランドを3.14m/分の速度で
引き取る際の糸状重合体の張力を測定し、溶融張力(M
S)とした。
【0014】本発明の方法で得られる改質プロピレン系
ランダム共重合体はまた上記したようにゲル含有量の尺
度としての沸騰キシレン抽出残率が1重量%以下、より
好ましくは0.7重量%以下、最も好ましくは0.5重
量%以下であることが必要である。該抽出残率が多いと
得られる改質プロピレン系ランダム共重合体を用いて成
形品を成形する際の成形性が悪化する他、該改質プロピ
レン系ランダム共重合体を成形品として使用した後、再
溶融してリサイクル使用することが極めて困難となる。
【0015】沸騰キシレン抽出残率は、ソックスレー抽
出器を用いて重合体1gを200メッシュの金網にい
れ、p−キシレン200mlを用い沸騰キシレンで6時
間抽出し、ついで抽出残分を乾燥秤量して、(抽出残分
重量/抽出前重量)×100%として算出した。
【0016】次に、上述した特性要件を有する本発明に
係る改質プロピレン系ランダム共重合体を製造する方法
について説明する。本発明に係る改質プロピレン系ラン
ダム共重合体の製造方法に用いるプロピレン系ランダム
共重合体は、プロピレンとポリエンとのランダム共重合
体、またはプロピレン、ポリジエン、およびプロピレン
以外の炭素数2から12のオレフィンを含むオレフィン
とのランダム共重合体であり、テトラリン中で135℃
において測定した固有粘度〔η〕が、0.5から6dl
/gのものが好ましく用いられ、特に好ましくは0.7
から5dl/gのものが成形性の面から好ましい。
【0017】本発明に係るプロピレン系ランダム共重合
体の製造に使用されるポリエンとしては、分子内に2個
以上の炭素−炭素2重結合を有する化合物であり、具体
的に以下のようなポリエンが挙げられる。1,4−ヘキ
サジエン、1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエ
ン、1,6−オクタジエン、1,7−オクタジエン、
1,8−ノナジエン、1,9−デカジエン、1,5,9
−デカトリエンなどの直鎖脂肪族ポリエン、4−メチル
−1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサ
ジエン、5−メチル−1,4−ヘプタジエン、5−メチ
ル−1,5−ヘプタジエン、6−メチル−1,5−ヘプ
タジエン、6−メチル−1,5−オクタジエン、6−メ
チル−1,6−オクタジエン、5,6−ジメチル−1,
6−オクタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエ
ン、7−メチル−1,6−デカジエン、7−エチル−
1,6−デカジエンなどの分岐脂肪族ポリエン、ビニル
シクロヘキセン、ビニルノルボルネン、エチリデンノル
ボルネン、ジシクロペンタジエン、シクロオクタジエ
ン、2,5−ノルボルナジエン、1,3−ジビニルシク
ロペンタン、1,3−ジビニルシクロヘキサン、1,4
−ジビニルシクロヘキサン、1,5−ジビニルシクロオ
クタン、1−アリル−4−ジビニルシクロヘキサン、
1,4−ジアリルシクロヘキサン、1,5−ジアリルシ
クロオクタン、1,3,4−トリビニルシクロヘキサ
ン、1−イソプロペニル−4−ビニルシクロヘキサンな
どの脂環族ポリエン、ジビニルベンゼン、ビニルイソプ
ロペニルベンゼンなどの芳香族ポリエンなどである。
【0018】これらのポリエンは単独で、若しくは2種
以上を組み合わせて使用することが可能である。またこ
れらのポリエンのうち、炭素数7以上のポリエンがより
好ましく用いられる。
【0019】具体的には、1,6−ヘプタジエン、1,
6−オクタジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デ
カジエン、1,5,9−デカトリエン、4−メチル−
1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、6−メチル
−1,5−オクタジエン、6−メチル−1,6−オクタ
ジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、1,3−
ジビニルシクロペンタン、1,4−ジビニルシクロヘキ
サン、1,5−ジビニルシクロオクタン、1−アリル−
4−ジビニルシクロヘキサン、1,4−ジアリルシクロ
ヘキサン、1,3,4−トリビニルシクロヘキサン、ジ
ビニルベンゼンである。
【0020】これらのうちで更に好ましいのは炭素数8
以上のポリエンであり、特に炭素数9以上のポリエンが
好ましく、具体的には1,9−デカジエンおよび7−メ
チル−1,6−オクタジエンが挙げられる。
【0021】本発明に係るプロピレン系ランダム共重合
体の製造に使用されるプロピレン以外の炭素数2から1
2のオレフィンとしては、以下のオレフィンが挙げられ
る。エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、3−メ
チル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4,
4−ジメチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセ
ン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、3−エチル−1
−ヘキセン、4−エチル−1−ヘキセン、スチレンなど
である。これらのオレフィンは単独で、若しくは2種以
上を組み合わせて使用することが可能である。
【0022】本発明に使用するプロピレン系ランダム共
重合体中の各成分の含有量としては、プロピレン含有量
は99.9から70モル%、ポリエン含有量が0.1か
ら10モル%、およびプロピレン以外の炭素数2から1
2のオレフィン含有量が0から20モル%の範囲が適し
ている。好適には、プロピレン含有量99.5から85
モル%、ポリエン含有量が0.5から5モル%、および
プロピレン以外の炭素数2から12のオレフィン含有量
が0から10モル%である。最も好ましくは、プロピレ
ン含有量が99.5から95モル%、ポリエン含有量が
0.5から5モル%の範囲である。
【0023】ポリエン含有量が0.1モル%未満では得
られる改質プロピレン系ランダム共重合体の溶融張力の
向上が不十分であり、本発明の目的を達しない。また、
ポリエン含有量が10モル%を超えると、プロピレン系
ランダム共重合体そのものの生産性が悪いほか、プロピ
レン系ランダム共重合体および改質プロピレン系ランダ
ム共重合体に粘着性が生じたり、耐熱性や剛性が低下す
ること、更に改質プロピレン系ランダム共重合体中にゲ
ルが発生しやすくなるので好ましくない。
【0024】また、必要に応じて使用されるプロピレン
以外の炭素数2から12のオレフィンの含有量は0から
10モル%が好ましい。好適には0から5モル%が好ま
しい。更に、得られる改質プロピレン系ランダム共重合
体の剛性や耐熱性の観点からはプロピレン以外の該オレ
フィンは含まないことが好ましい。プロピレン以外の該
オレフィンの含有量が10モル%を超えると、プロピレ
ン系ランダム共重合体および改質プロピレン系ランダム
共重合体の耐熱性や剛性が低下し、ポリプロピレン本来
の特性を失うので好ましくない。
【0025】上記した本発明に用いるプロピレン系ラン
ダム共重合体は、遷移金属化合物触媒成分と周期律
表第1族〜第3族から選択される金属を含む有機金属化
合物触媒成分、および必要に応じて電子供与体を組み
合わせてなる触媒を用いてプロピレンとポリエン、また
必要に応じて更にプロピレン以外のオレフィンを共重合
して得られるプロピレン系ランダム共重合体である。
【0026】上記の遷移金属化合物触媒成分として
は、周期律表第3族〜第8族から選択される遷移金属を
含む化合物を挙げることができ、具体的にはTi、Z
r、Hf、Nb、Ta、CrおよびVから選択される1
種以上の遷移金属を含む化合物が挙げられる。
【0027】このような遷移金属化合物触媒成分とし
ては、公知のオレフィン重合用触媒成分を挙げることが
できるが、具体的にはチタン化合物、マグネシウム化合
物、および必要に応じて、分子内に酸素、窒素、燐、硫
黄のいずれか1種以上を含む電子供与体を接触して得ら
れる、チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび必要に応
じて電子供与体からなる担持型触媒成分や、四塩化チタ
ンを還元して得られた三塩化チタン組成物と四価のチタ
ン化合物および/または電子供与体を接触して得られる
三塩化チタン系触媒成分が挙げられる。また、シクロペ
ンタジエニル化合物と遷移金属化合物を接触して得られ
るメタロセン化合物も使用可能である。該メタロセン化
合物は更にSiO2、Al23等の無機化合物あるいは
ポリエチレン、ポリプロピレン等の高分子化合物に担持
したものも使用可能である。
【0028】上記の周期律表第1族〜第3族から選択
される金属を含む有機金属化合物触媒成分としては、具
体的にはトリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミ
ニウムハライド、アルキルアルミニウムセスキハライ
ド、アルミノキサン等の有機アルミニウム化合物が好ま
しく用いられる。
【0029】更に必要に応じて用いられる電子供与体
としては、分子内に酸素、窒素、燐、硫黄のいずれか1
種以上を含む化合物が挙げられ、具体的にはSi−O結
合を有する有機ケイ素化合物、エステル、エーテル等が
好ましく用いられる。
【0030】以上の遷移金属化合物触媒成分と周期
律表第1族〜第3族から選択される金属を含む有機金属
化合物触媒成分、および必要に応じて電子供与体を組
み合わせてなる触媒を用いて、重合を不活性溶媒中で実
施するスラリー重合、単量体自身を溶媒とするバルク重
合、単量体ガスを主体とする気相重合やこれらを組み合
わせた公知の重合方法によってプロピレンとポリエン、
また必要に応じて更にプロピレン以外のオレフィンを重
合して得られるプロピレン系ランダム共重合体が本発明
に使用される。
【0031】また、該プロピレン系ランダム共重合体の
形態としては、有機過酸化物と混合する必要があるの
で、前述した各種の方法によって得られた重合工程終了
直後でペレット化される前の状態のパウダーが好ましい
形態である。
【0032】本発明において使用する有機過酸化物は、
通常公知の有機過酸化物を使用することが可能である。
具体的には半減期が1分間の時での分解温度が80〜2
70℃程度を示す有機過酸化物であり、i−ブチルパー
オキサイド(1分間半減期温度:89℃、以下同じ)、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド(111
℃)、o−クロロベンゾイルパーオキサイド(111
℃)、o−メチルベンゾイルパーオキサイド(113
℃)、ビス−3,5,5−トリメチルヘキサノイルパー
オキサイド(114℃)、ラウロイルパーオキサイド
(116℃)、ベンゾイルパーオキサイド(130
℃)、p−クロロベンゾイルパーオキサイド(132
℃)等のジアシルパーオキサイド、2,4,4−トリメ
チルペンチル−2−ハイドロパーオキサイド(190
℃)、ジ−i−プロピルベンゼンハオドロパーオキサイ
ド(252℃)、t−ブチルハイドロパーオキサイド
(255℃)、クメンハイドロパーオキサイド(264
℃)等のハイドロパーオキサイド、トリス−(t−ブチ
ルパーオキシ)トリアジン(174℃)、ジクミルパー
オキサイド(179℃)、2,5−ジメチル−2,5−
ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン(181
℃)、1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシ−i−プ
ロピル)−ベンゼン(183℃)、t−ブチルクミルパ
ーオキサイド(183℃)、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド(192℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(t−ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3(193℃)
等のジアルキルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチ
ルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
(152℃)、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシク
ロヘキサン(156℃)、2,2−ジ−(t−ブチルパ
ーオキシ)−ブタン(161℃)、2,2−ビス−
(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)
−プロパン(181℃)等のパーオキシケタール、α−
クミルパーオキシネオデカノエート(86℃)、2,
4,4−トリメチルペンチルパーオキシネオデカノエー
ト(91℃)、2,4,4−トリメチルペンチルパーオ
キシフェノキシアセテート(96℃)、t−ブチルパー
オキシネオデカノエート(99℃)、t−ブチルパーオ
キシネオヘキピバレート(112℃)、2,4,4−ト
リメチルペンチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト(124℃)、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート(127℃)、t−ブチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート(133℃)、t−ブチルパー
オキシ−i−ブチレート(133℃)、ジ−t−ブチル
パーオキシヘキサヒドロテレフタレート(142℃)、
ジ−t−ブチルパーオキシアゼレート(157℃)、t
−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキソエ
ート(159℃)、t−ブチルパーオキシアセテート
(163℃)、t−ブチルパーオキシトリメチルアジペ
ート(169℃)等のアルキルパーエステル、ジ−3−
メトキシブチルパーオキシジカーボネート(85℃)、
ビス(4−ジ−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシ
ジカーボネート(92℃)、ジ−i−プロピルパーオキ
シジカーボネート(93℃)、t−ブチルパーオキシ−
i−プロピルカーボネート(156℃)等のパーカーボ
ネートが挙げられる。
【0033】これらの有機過酸化物のうちで、後述する
熱処理がプロピレン系ランダム共重合体が粒子形状を維
持している温度、即ち該共重合体の融点より低い温度で
実施される場合は、1分間の半減期温度が80〜150
℃の有機過酸化物が好ましく、特に80〜120℃の有
機過酸化物が好ましい。また、同様な熱処理が該共重合
体が溶融状態にある温度下で実施されることも本発明の
態様の一つであるが、この場合には1分間の半減期温度
が150〜270℃の有機過酸化物が好ましく、特に1
50〜250℃の有機過酸化物が好ましい。
【0034】本発明に係る方法においては、まず既述し
たプロピレン系ランダム共重合体に有機過酸化物を添加
混合する。添加混合割合はプロピレン系ランダム共重合
体100重量部に対し有機過酸化物0.001〜1重量
部であり、より好ましくはプロピレン系ランダム共重合
体100重量部に対し有機過酸化物0.005〜0.5
重量部、最も好ましくはプロピレン系ランダム共重合体
100重量部に対し有機過酸化物0.005〜0.25
重量部である。また、プロピレン系ランダム共重合体
が、ポリエンとして直鎖脂肪族ポリエンを使用した場合
は得られる改質プロピレン系ランダム共重合体にゲルが
発生しやすいので、有機過酸化物のより好ましい添加混
合割合はプロピレン系ランダム共重合体100重量部に
対し有機過酸化物0.003〜0.2重量部、最も好ま
しくはプロピレン系ランダム共重合体100重量部に対
し有機過酸化物0.003〜0.08重量部である。有
機過酸化物の添加割合が少ないと得られる改質プロピレ
ン系ランダム共重合体の溶融張力の向上が不十分であ
り、有機過酸化物の添加割合が多すぎると得られる改質
プロピレン系ランダム共重合体はゲルを含むようにな
り、いずれも本発明の範囲外となる。
【0035】改質プロピレン系ランダム共重合体に有機
過酸化物を添加混合する際には、取扱上、また混合を均
一に行う為に、トルエン、キシレン、イソパラフィン、
オクタン、デカン等の炭化水素溶媒や炭酸カルシウム等
の無機物質に代表される不活性媒体に希釈したものを用
いることも可能である。媒体中の有機過酸化物濃度は1
0重量%程度以上のものが用いられる。
【0036】プロピレン系ランダム共重合体への有機過
酸化物の添加混合は、通常公知の方法により実施され
る。例えばヘンセルミキサー(商品名)、スーパーミキ
サーなどの攪拌混合装置を用いて実施することができ
る。該添加混合時の温度は40℃以下0℃以上が望まし
い。
【0037】本発明においては、引き続いてプロピレン
系ランダム共重合体と有機過酸化物の混合物を80〜3
50℃にて熱処理する。本発明における熱処理としては
種々の態様が可能であり、特に限定されないが、下記の
態様がより好ましい。第1は、プロピレン系ランダム共
重合体が粒子形状を保つ温度条件下での熱処理であり、
第2はプロピレン系ランダム共重合体が溶融状態となる
温度条件下での熱処理である。また第1の態様後に引き
続いて第2の態様を組み合わせることも本発明の好まし
い態様の一つである。特に好ましいのは第2の態様であ
る。
【0038】上記の第1の態様である、プロピレン系ラ
ンダム共重合体が粒子形状を保つ温度条件下で行われる
熱処理は、80℃以上であって、かつプロピレン系ラン
ダム共重合体の融点以下、より好ましくは80から15
0℃、特に好ましくは80から140℃にて実施する。
熱処理時間は5分間から5時間、好ましくは10分間か
ら3時間反応させる。また、該熱処理は不活性ガス雰囲
気下で実施するのが好ましい。
【0039】上記の第2の態様である、本発明に係るプ
ロピレン系ランダム共重合体が溶融状態となる温度条件
下で行われる熱処理は、プロピレン系ランダム共重合体
の融点以上、かつ350℃以下の温度、より好ましくは
190から300℃、特に好ましくは200から280
℃にて実施する。該熱処理は溶融混練機を用いる方法が
簡便であり、溶融混練機としては公知の通常の溶融混練
機が用いられる。たとえば、一軸押出機、二軸押出機、
これらとギヤポンプを組み合わせた押出機、ブラベンダ
ー、バンバリーミキサー等である。該溶融混練時間は溶
融混練機により異なり、特定されないが通常20秒から
30分間程度で充分である。通常、溶融混練後は引き続
いて粒状に切断し、ペレット化される。
【0040】また溶融混練の際には、必要に応じて加熱
溶融前に酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、造核
剤、滑剤、難燃剤、アンチブロッキング剤、着色剤、無
機質または有機質の充填剤等の各種添加剤を配合するこ
とができる。
【0041】以上の方法により本発明の製造方法による
改質プロピレン系ランダム共重合体が得られるが、本発
明の目的を達成するには、該改質プロピレン系ランダム
共重合体は前述した2つの特性要件を有していなければ
ならない。つまり、上記の製造方法の範囲内であって
も、得られた改質プロピレン系ランダム共重合体は必ず
2つの特性要件を備えている、とは言えないので、使用
するプロピレン系ランダム共重合体と有機過酸化物の種
類の組合せに応じた有機過酸化物の量と熱処理条件の適
正な組合せを既述の本発明の製造条件の中から選択する
必要がある。
【0042】かくして本発明に係る方法で得られた改質
プロピレン系ランダム共重合体は、溶融張力が極めて高
く成形性に優れ、しかも成形品として使用した後、再溶
融してリサイクル使用することも可能であるため、特に
中空成形、発泡成形、押し出し成形に好適であるが、該
成形分野に限らず、射出成形、T−ダイ成形、熱成形等
により、中空容器等の各種容器、フィルム、シート、パ
イプ、繊維等の各種成形品の用に供することができる。
【0043】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。実施例、比較例において用いられている用語の定
義および測定方法は以下の通りである。 (1)ポリエン含有量:13C−NMRを用いて測定し
た。(単位:モル%) (2)固有粘度:〔η〕、既述の方法により測定した。
(単位:dl/g) (3)溶融張力:(MS)、既述の方法により測定し
た。(単位:gf)
【0044】製造例1 特開昭62−104812号公報における実施例1記載
の方法で得られた塩化マグネシウム担持型チタン触媒成
分とトリエチルアルミニウムを該チタン触媒成分とトリ
エチルアルミニウムを該チタン触媒成分中のチタン1モ
ルに対し200モル、および第三成分としてジイソプロ
ピルジメトキシシランを該チタン触媒成分中のチタン1
モルに対し20モルを組み合わせた触媒を用いて、n−
ヘキサン中で分子量制御剤である水素の存在下、プロピ
レンおよび7−メチル−1,6−オクタジエンをスラリ
ー重合して得られた、固有粘度〔η〕が2.94dl/
g、7−メチル−1,6−オクタジエン含有量が3.1
モル%、平均粒径が450μmのプロピレン−7−メチ
ル−1,6−オクタジエンランダム共重合体パウダーを
本発明に用いるプロピレン系ランダム共重合体として1
0kg、また有機過酸化物として2,5−ジメチル−
2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン12
g,更に添加剤としてテトラキス[メチレン−3−
(3’−5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]メタン10g、およびステアリ
ン酸カルシウム10gを内容積80lのヘンセルミキサ
ー(商品名)中に投入した。続いて25℃にて2分間攪
拌混合した。更に該混合物をスクリュー径40mmの押
出造粒機を用いて230℃にて溶融混練後、本発明に係
る改質プロピレン系ランダム共重合体をペレットとして
得た。
【0045】製造例2、3および製造比較例1〜4 製造例1において、原料として用いたプロピレン系ラン
ダム共重合体の7−メチル−1,6−オクタジエン含有
量と固有粘度、更に有機過酸化物である2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン
の添加量を表1に示したように変化させたこと以外は製
造例1と同様にしてペレットを得た。
【0046】以上の製造例1〜3、および製造比較例1
〜4の条件および結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】製造例4 製造例1において、7−メチル−1,6−オクタジエン
に代えて、1,9−デカジエンを0.84モル%含有す
る固有粘度〔η〕が1.77dl/gのプロピレン系ラ
ンダム共重合体を使用すること、有機過酸化物として
2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキ
シ)−ヘキサンに代えてジクミルパーオキサイドを1g
使用すること、また溶融混練温度を220℃とすること
以外は製造例1と同様にしてペレットを得た。
【0049】製造比較例5、6 製造例4において、ジクミルパーオキサイドの添加量を
表2に示した量とすること以外は製造例4と同様にして
ペレットを得た。
【0050】製造比較例7 製造例4において、原料として用いたプロピレン系ラン
ダム共重合体に代えてプロピレン単独重合体を使用し、
他の条件を表2に示したように変化させたこと以外は製
造例4と同様にしてペレットを得た。
【0051】製造例5 製造例1において、原料として用いるプロピレン系ラン
ダム共重合体として、固有粘度〔η〕が2.73dl/
g、7−メチル−1,6−オクタジエン含有量が1.3
5モル%、1−ブテン含有量が0.5モル%のプロピレ
ン−7−メチル−1,6−オクタジエン−1−ブテンラ
ンダム共重合体パウダーを使用すること以外は製造例1
と同様にしてペレットを得た。
【0052】以上の製造例4、5および製造比較例5〜
7の条件および結果を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】実施例1 製造例1と同様な方法で得たプロピレン系ランダム共重
合体と有機過酸化物および添加剤との混合物100重量
部に対し、更に発泡核剤としてタルク0.1重量部を混
合し、該混合物をスクリュー径65mmおよび押出機温
度230℃に設定された単軸押出機に供給した。そして
押出機の途中から発泡剤として1,1,2,2−テトラ
フルオロジクロロエタンを22重量部圧入した。押出機
に装着された、径が5mmのノズル状の金型を用い、金
型温度155℃にて押出発泡成形を行った。得られた発
泡体の表面は平滑で、しかも異常気泡は認められず均一
な気泡を有していた。
【0055】比較例1 実施例1において、有機過酸化物を添加しないこと以外
は同様にして押出発泡成形を行ったところ、得られた発
泡体はガス抜けが発生して外観不良であり、しかも大き
な巣があり、使用に供することのできない不満足なもの
であった。
【0056】実施例2 製造例1と同様にして得た改質プロピレン系ランダム共
重合体ペレットについて、260℃にてT−ダイ付きの
スクリュー径が65mmである押出機を用いて、押出シ
ーティングを行い、厚さ0.5mmのシートを得た。次
にシートの加熱真空成形性をモデル的に評価するため、
該シートを40cm四方の枠に固定し、210℃の恒温
室に入れて、挙動を観察した。シートは加熱により、中
央部が垂下し始め、35mm垂下したところで、垂下が
停止し、逆に垂下部が上昇した。垂下停止後12秒間を
経過すると再びシートは垂下し始め、以後は垂下するの
みであった。垂下量が少なくまた再垂下開始までの時間
が12秒と長く、該シートは加熱真空成形性に極めて優
れていることが判明した。
【0057】比較例2 実施例2において、本発明に係る方法で得られた改質プ
ロピレン系ランダム共重合体ペレットに代えて、製造比
較例1と同様にして得られたペレットを用いること以外
は同様にしてシートを得た。該シートについて実施例2
と同様に加熱挙動を観察したところ、シートが垂下が停
止したのは40mmのところであり、また再垂下開始ま
での時間は5秒間と短く、上記使用例2に比較して加熱
真空成形性に劣っていた。
【0058】実施例3 製造例1と同様にして得た改質プロピレン系ランダム共
重合体ペレットをスクリュー径が65mmのダイレクト
ブロー成形機を使用し、成形温度230℃、金型温度2
0℃にて内容積100lの灯油タンクを中空成形したと
ころ、パリソンはドローダウンすることなく厚さのムラ
がない均質な中空成形品が得られた。引き続いて該中空
成形品を粉砕機にかけて粉砕物とした。このようにして
得られた成形品の粉砕物が10重量%、および実施例1
と同様にして得られた改質プロピレン系ランダム共重合
体ペレット90重量%からなるプロピレン系ランダム共
重合体組成物を、上記と同様な方法で内容積100lの
灯油タンクを中空成形したところ、パリソンはドローダ
ウンすることなく厚さのムラがない均質な中空成形品が
得られた。
【0059】
【発明の効果】前述した実施例からも明らかなように、
本発明の改質プロピレン系ランダム共重合体成形品は溶
融張力が極めて高く、被成形性に優れており、従来のポ
リプロピレンでは限定されていた用途分野を広げること
が可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン含有量が99.9から70モ
    ル%、ポリエン含有量が0.1から10モル%、および
    プロピレン以外の炭素数2から12のオレフィン含有量
    が0から20モル%であるプロピレン系ランダム共重合
    体100重量部に対して、有機過酸化物0.001から
    1重量部を添加混合し、得られた混合物を80から35
    0℃において熱処理する方法によって得られた、(A)
    230℃における溶融張力(MS)とテトラリン中で1
    35℃で測定した固有粘度〔η〕とが、log(MS)
    >4.24×log〔η〕−0.915で示される関係
    にあって、かつ(B)沸騰キシレン抽出残率が1重量%
    以下である、改質プロピレン系ランダム共重合体を用い
    てなる成形品。
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