JPH11156680A - 製造工程支援システム - Google Patents

製造工程支援システム

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JPH11156680A
JPH11156680A JP32992697A JP32992697A JPH11156680A JP H11156680 A JPH11156680 A JP H11156680A JP 32992697 A JP32992697 A JP 32992697A JP 32992697 A JP32992697 A JP 32992697A JP H11156680 A JPH11156680 A JP H11156680A
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JP
Japan
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production management
processing
measurement
workpiece
line
Prior art date
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Application number
JP32992697A
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English (en)
Inventor
Takashi Taniguchi
孝史 谷口
Hisayasu Kobayashi
久恭 小林
Takuya Asano
太久哉 浅野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業員の負担を少なくして加工物の高い品質
を維持できる品質管理装置を提供する。 【解決手段】 品質管理装置20は、加工物の測定指示
情報を格納する第1の記憶手段32と加工物の測定結果
を保存する第2の記憶手段33とを有する品質管理用端
末30と、品質管理用端末30から受けた測定指示情報
に基づいて作業員に対して測定作業を指示する測定作業
指示手段41aと、測定器具での加工物の測定データを
読み込む測定データ読み込み手段41bと、この測定値
が許容範囲内か否かを判定する測定値判定手段41c
と、この測定値判定手段の判定結果を表示する表示手段
43とを有する一つ以上の加工物検査端末40とを備
え、品質管理用端末30と前記加工物検査端末40とが
オンライン接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工物の品質を管
理する品質管理装置、加工工程を管理する生産管理装
置、およびこれらを統合した製造工程支援システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】製造現場における品質の管理は、加工さ
れた加工物の被測定部位の寸法が許容範囲内であるか否
かを、作業員が測定器具を用いて測定することにより行
う。しかし、多数の加工物の測定、および多数の被測定
部位の寸法の測定には、それぞれに応じて測定器具を交
換しなければならず、測定寸法が許容範囲内か否かの判
定等も作業員が行わなければならない。したがって、作
業員は検査シートと照らし合わせながら検査を行うが、
測定器具の選別等が困難であり、測定時に測定器具の目
盛りの読み取り作業に手間がかかったり、目盛りが読み
にくいこともある。
【0003】また、段取り替え、つまり加工ラインを異
なる種類の加工物の加工用に変更した直後には加工され
た加工物を測定して検査を行うが、検査の結果が異常で
あれば加工作業を開始することができない。検査の結果
の判定は、作業員が下さず管理者に判定を仰ぐため、加
工作業の開始には時間がかかってしまう。
【0004】一方、製造現場における生産管理は、工場
毎に複数の加工ラインが設置されており、この加工ライ
ンで加工物が製造される。加工ラインでは、作業員が加
工機毎に加工機に対する加工物の取付け・取外し作業を
行い、加工物が加工機を順に流れるのに沿って、作業員
も加工機に沿って移動して作業を行う。例えば、図6に
示すように、平面U字形の加工ライン100が加工機1
01a,101b,・・・101hを備え、加工物が加
工機101a,101b・・・101hを順路102に
沿って流れる場合、作業員もU字形の順路102を移動
する。
【0005】ここで、加工機が加工物の加工に要する時
間であるマシンタイムが、作業員の加工機に対する加工
物の取付け・取外しに要する作業時間(ハンドリングタ
イム)と作業員が加工機の間を移動する時間(ウォーキ
ングタイム)との合計であるサイクルタイムよりも短い
場合、作業員を2人にして、加工物が順路102に沿っ
て流れる時に、一方の作業員は上段と下段の加工機10
1a,101b,101g,101hを含む順路103
Aを、他方の作業員は中段の加工機101c,101
d,101e,101fを含む順路103Bを移動すれ
ば、ウォーキングタイムを短縮できる分だけサイクルタ
イムの短縮化を図ることができる。しかし、作業員にと
っては、移動順路が加工物の順路と異なるため、移動順
路が複雑となる。
【0006】また、加工ラインは複数の加工機を備えて
おり、加工物の種類に応じて同じ加工ラインでも加工工
程において使用する加工機は異なり、使用する加工機の
順番も異なる。したがって、異なる種類の加工物毎に作
業員は作業する加工機の順路を変更しなければならず、
作業員の移動順路はさらに複雑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、作業
員の作業効率を向上させて加工物の高い品質を維持でき
る品質管理装置および生産管理装置、ならびにこれらを
統合する製造工程支援システムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の品質管理装置は、加工物の測定指示情報を
格納する第1の記憶手段と加工物の測定結果を保存する
第2の記憶手段とを有する品質管理用端末と、前記品質
管理用端末から受けた測定指示情報に基づいて作業員に
対して測定作業を指示する測定作業指示手段と、測定器
具での加工物の測定データを読み込む測定データ読み込
み手段と、この測定値が許容範囲内か否かを判定する測
定値判定手段と、この測定値判定手段の判定結果を表示
する表示手段とを有する一つ以上の加工物検査端末とを
備え、前記品質管理用端末と前記加工物検査端末とがオ
ンライン接続されている。
【0009】この品質管理装置によれば、作業員は測定
作業指示手段の指示に基づいて作業すればよく、加工物
の測定データは測定データ読み込み手段によって読み込
まれるので、作業員の負担が少なく、測定時の測定器具
の目盛りの読み間違えは生じない。また、測定値が許容
範囲内か否かを判定する測定値判定手段を備えており、
検査の結果の判定を端末内で行うため、管理者の判定を
仰ぐよりも短時間で判定される。
【0010】本発明の品質管理装置の好ましい実施形態
では、前記測定作業指示手段は、前記加工物検査端末の
画面に測定作業工程の少なくとも一部を写真または図形
表示するものである。この構成によれば、加工物検査端
末の画面に測定作業工程の少なくとも一部を写真または
図形表示するので、作業員は視覚的に測定器具を選ぶこ
とができ、作業員の負担がさらに少なくなる。
【0011】本発明の品質管理装置のさらに好ましい実
施形態では、前記測定値が許容範囲外である際に、その
旨を音声指示により報知する報知手段を備える。この構
成によれば、音声指示により報知されるので、作業員に
はわかりやすく、情報伝達が的確に行われる。
【0012】本発明の生産管理装置は、加工工程情報を
格納する第3の記憶手段を有する生産管理用端末と、前
記生産管理用端末から受けた加工工程情報を複数の加工
機を備えた加工ライン用に編集する編集手段、編集され
た加工工程情報を更新するためのデータ入力手段、およ
び加工ラインの加工実績を保存する第4の記憶手段を有
するライン用生産管理端末と、このライン用生産管理端
末の更新された加工工程情報に基づいて作業員に対して
所要の加工機を指示する加工工程指示手段とを備え、前
記生産管理用端末と前記ライン用生産管理端末と前記加
工工程指示手段とがオンライン接続されている。
【0013】この構成によれば、ライン用生産管理端末
が加工工程情報を加工ライン用に編集する編集手段、お
よび編集された加工工程情報を更新するためのデータ入
力手段を有しているので、加工ラインに応じた加工工程
情報が容易に得られる。また、ライン用生産管理端末の
更新された加工工程情報に基づいて作業員に対して所要
の加工機を指示する加工工程指示手段とを備えているの
で、作業員は加工工程指示手段の指示に従って加工機間
を移動すればよく、作業員が移動順路に従い、スムーズ
に移動できる。
【0014】本発明の生産管理装置の好ましい実施形態
では、前記加工工程指示手段が加機に近接して配置され
たランプである。この構成によれば、ランプの点灯また
は点滅によって加工工程が指示されるので、この指示に
したがって作業員は加工機間を移動すればよく、作業員
の視覚でも確認できるので、加工工程指示の伝達がスム
ーズとなる。
【0015】本発明の製造工程支援システムは、前記品
質管理装置と、前記生産管理装置と、生産計画を格納す
る第5の記憶手段、前記品質管理装置から受けた加工物
の測定結果を保存する第6の記憶手段、および前記生産
管理装置から受けた加工ラインの加工実績を保存する第
7の記憶手段を有する生産管理サーバを備え、前記品質
管理装置と前記生産管理装置と前記生産管理サーバとが
オンライン接続されている。
【0016】本発明の製造工程支援システムによれば、
品質管理装置と生産管理装置と生産管理サーバとがオン
ライン接続され、生産管理サーバが全情報を管理できる
ので、情報の一括管理が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1は本発明の実施形態にかかる
製造支援システムを示す。図1に示すように、製造支援
システム1の各装置は生産管理部2,受入れ検査工場
3,ライン工場4のいずれかに設置されており、ライン
工場4は複数存在する。生産管理部2と受入れ検査工場
3,ライン工場4およびその他のライン工場はそれぞれ
LAN(Local Area Network)5a,5bでオンライン
接続されている。受入れ検査工場3内は各端末がLAN
3aでオンライン接続されており、ライン工場4内は各
端末がLAN4aでオンライン接続されている。生産管
理部2においては、生産管理サーバ10がハブ6を介し
てLAN5a,5bに接続され、受入れ工場3では各端
末がハブ7を介してLAN5aに接続され、ライン工場
4では各端末がハブ8を介してLAN5bに接続されて
いる。
【0018】受入れ検査工場3は加工物の受入れ検査を
行うための工場で、品質管理装置20が設置され、品質
管理装置20は品質管理用端末30と複数の加工物検査
端末40とを備える。
【0019】ライン工場4は加工を行うための工場で、
品質管理装置20と生産管理装置50が設置され、品質
管理装置20は受入れ検査工場3と同様に品質管理用端
末30と加工物検査端末40とを備え、生産管理装置5
0は生産管理用端末60と複数のライン用生産管理端末
70とを備える。
【0020】図2に、品質管理装置20の概略を示す。
品質管理装置20の品質管理用端末30は処理部31で
処理を行い、測定指示情報を格納する第1の記憶手段で
ある測定指示情報ファイル32と加工物の測定結果を保
存する第2の記憶手段である測定結果ファイル33とを
有する。測定指示情報ファイル32には、測定器具の写
真または図形の情報、測定寸法の基準値、測定寸法の許
容範囲、測定指示順序等が格納されている。この測定指
示情報ファイル32は、品質管理端末30のキーボード
34とディスプレイ35を用いた入出力により更新が可
能である。品質管理端末30はさらに通信制御部36を
備え、ハブ7(図1)を介して他の装置とのデータ送受
信が可能である。
【0021】品質管理装置20の加工物検査端末40
は、その通信制御部42から品質管理用端末30の測定
指示情報ファイル32の内容を受信する。受信した内容
は処理部41の測定作業指示手段41aで処理し、加工
物の被測定部位、測定方法、測定指示順序等をディスプ
レイ43に出力する。作業員は、このディスプレイ43
に出力された情報に従って加工物の測定作業のみを行え
ばよい。例えば、ディスプレイ43に測定器具の名称と
して「ノギス」の文字と、被測定物である加工物Wの被
測定部位Waにノギス44を当接させた測定状態の写真
が表示されると、作業員は写真に従ってノギス44を用
いて加工物Wの被測定部位Waを測定すればよい。写真
が作業員の視覚に訴えるため、作業員は写真表示された
測定器具の選別等をすればよい。また、その他注意事項
等があれば、ディスプレイ43に表示される。
【0022】処理部41は、また、測定データ読み込み
手段41bを有し、選別された測定器具のノギス44で
測定した測定値を測定器具I/Oインタフェース45を
介して読み込むことができる。読み込んだ測定値は、測
定寸法の基準値、測定寸法の許容範囲とともにディスプ
レイ43に表示される。処理部41は、さらに、測定値
判定手段41cを有し、測定データ読み込み手段41b
で読み込んだ測定値が許容範囲内か否かを判定する。
【0023】加工物Wの寸法の測定は、具体的には、加
工物Wの被測定部位Waにノギス44を当接させた状態
で、フットスイッチ46を作業員が踏むことで測定され
る。フットスイッチ46が踏まれると、フットスイッチ
I/Oインタフェース47を介して処理部41に信号が
入力され、このタイミングでノギス44が当接している
加工物Wの被測定部位Waの寸法が測定器具I/Oイン
タフェース45を介して処理部41に入力される。
【0024】加工物Wの被測定部位Waの寸法を読み込
んだ処理部41の測定値判定手段41cは、測定寸法の
基準値および測定寸法の許容範囲に基づいて、読み込ん
だ測定値が許容範囲内か否かを判定する。この判定結果
は、表示手段であるディスプレイ43で表示し、作業員
に正常か異常かを知らせる。許容範囲外である場合は、
さらに、処理部41の報知手段41dがスピーカ48か
ら音声指示により報知する。この報知は音声が作業員の
聴覚に訴えるため、作業員はこれにより測定値が許容範
囲外であることを確認できる。
【0025】加工物検査端末40の測定データ読み込み
手段41bが読み込んだ測定値、および測定値が許容範
囲内か否かの判定結果は、品質管理用端末30に送信さ
れ、品質管理用端末30の測定結果ファイル33に保存
される。この測定結果ファイル33の情報によって測定
寸法の傾向を把握することができ、不具合発生の防止に
役立つ。
【0026】図1に示したように、品質管理装置20は
受入れ検査工場3とライン工場4のそれぞれに設置され
ており、受入れ検査工場3に設置された場合は、加工物
の梱包出荷前の抜き取り検査等に使用される。ライン工
場4に設置された場合は、段取り替え、つまり加工ライ
ンを異なる種類の加工物の加工用に変更した時、または
一定時間毎、たとえば1時間毎の加工物の検査時に使用
され、加工物の寸法が測定される。この検査は加工ライ
ンを止めてなされ、加工物検査端末40の測定値判定手
段41c(図2)において測定値が許容範囲内と判定さ
れた場合、加工ラインを再稼働する。
【0027】図3に、生産管理装置50の概略を示す。
生産管理装置50の生産管理用端末60は処理部61で
処理を行い、加工工程情報を格納する第3の記憶手段で
ある加工工程情報ファイル62を有する。生産管理用端
末60は工場4(図1)に1台のみであり、加工工程情
報ファイル62は、生産管理サーバ10(図1)から日
別の加工計画を1カ月に1回受信し、その内容に更新さ
れる。加工工程情報ファイル62の内容は、1日分の加
工計画にもとづく工場用の加工工程情報である。生産管
理用端末60はキーボード63とディスプレイ64とを
有し、加工工程情報ファイル62の内容は、キーボード
63とディスプレイ64を用いた入出力により更新が可
能である。生産管理用端末60はさらに通信制御部65
を備え、ハブ8(図1)を介してデータの送受信が可能
である。
【0028】生産管理装置50のライン用生産管理端末
70は、その通信制御部72から生産管理用端末60の
加工工程情報ファイル62の内容を受信する。ライン用
生産管理端末70には、シーケンサ80が接続されてお
り、受信した内容は処理部71の編集手段71aで加工
ライン用の1時間毎の生産計画に編集し、シーケンサ8
0の記憶手段であるライン用加工情報用メモリ81に格
納される。シーケンサ80には入力手段であるタッチパ
ネル82が接続されており、タッチパネル82からの入
力によってライン用加工情報用メモリ81の内容は更新
される。シーケンサ80には、加工機を複数備えた加工
ラインの加工工程コントローラ85が接続されており、
この加工工程コントローラ85がシーケンサ80のライ
ン用加工情報用メモリ81の内容にもとづいて加工工程
指示手段であるランプ92の点灯または点滅を制御す
る。また、加工工程コントローラ85には、複数のライ
ン停止ボタン95と単一の復帰ボタン96とを備えたラ
イン停止・復帰パネル94が接続されている。ランプ9
2およびライン停止・復帰パネル94はそれぞれ加工ラ
インの加工機毎に配置されている。
【0029】図4に加工ライン90の構成図を示す。加
工ライン90は、複数の加工機91a,91b1,91
b2,91c,91d,91e,91f,91g,91
hを備えている。91b1,91b2は同一の加工を行
う加工機であり、加工に要するマシンタイムが長いため
に、2台設置して、ライン速度を上げている。
【0030】例えば、ある加工物の加工において、1番
目の加工物は加工機91a,91b1,91d,91e
・・・92hを順路A1に沿って流れ、2番目の加工物
は加工機91a,91b2,91d,91e・・・92
hを順路A2に沿って流れる。作業員は2人とし、一方
の作業員は加工ライン90の上段と下段をカバーするた
めに順路A11と順路A12とを交互に移動し、他方の
作業員は加工ライン90の中段をカバーするために順路
A20を移動する。この時、シーケンサ80(図3)に
接続されて加工機毎に取り付けられた加工工程指示手段
であるランプ92a,92b1,92b2・・・92h
のうち、各作業員の次に移動すべきランプがそれぞれ点
灯または点滅し、これによってそれぞれの作業員に指示
される。加工が終了すると、ランプは消灯する。各作業
員は、このランプの指示にしたがって移動する。作業員
を2人としてウォーキングタイムの短縮化を図ることで
移動順路は複雑となるが、作業員はランプ92a,92
b1・・・92hの点灯または点滅に沿って移動すれば
よい。
【0031】加工ライン90を異なる種類の加工物の加
工用に変更する場合は、タッチパネル82(図3)から
各作業員がいずれの加工機を使用するかを入力する。こ
れによってシーケンサ80(図3)のライン用加工情報
用メモリ81(図3)の内容は更新され、その後の加工
工程指示、つまりランプ92a,92b1・・・92h
の点灯または点滅の順序が変更される。
【0032】また、加工ライン90には加工機91a,
91b1・・・91hの側に複数の停止ボタン95a・
・・95h(図3)と単一の復帰ボタン96a・・・9
6h(図3)とを備えた停止・復帰パネル94a,94
b1・・・94hが配置されており、シーケンサ80
(図3)に接続されている。この停止・復帰パネル94
a,94b1・・・94hの停止ボタンは、加工ライン
90の故障、加工機の刃物の交換、段取り替え、つまり
加工ラインを異なる種類の加工物の加工用に変更する時
等によって加工ライン90が停止した時に、その停止理
由に応じて作業員が複数の停止ボタンの内、該当する停
止ボタンを押す。停止・復帰パネル94a,94b1・
・・94hの復帰ボタンは、加工ライン90が復帰した
時に作業員が押す。この停止・復帰のイベントは、シー
ケンサ80の記憶手段である実績データ用メモリ83に
保存され、ライン用生産管理端末70の加工実績データ
ファイル73に保存された後に、生産管理サーバ10
(図1)に送信する。生産管理サーバ10(図1)で
は、加工ラインの停止・復帰の履歴として保存される。
【0033】段取り替えにより停止・復帰パネル94
a,94b1・・・94hの停止ボタンが押された場
合、停止イベントはライン工場4内の品質管理装置20
(図1)にも送信され、加工物の検査が行われる。この
検査において異常がない場合は、ライン用生産管理端末
70(図3)に異常がないことが送信され、加工ライン
90の加工が開始する。異常がないことの判定を加工物
検査端末40の測定値判定手段41c(図2)が行うた
め、管理者の判定を仰ぐよりも時間が短縮され、さら
に、加工物の検査、および加工ライン90の加工の開始
の指示がLAN4a(図1)を介してオンラインで行わ
れるので、加工物の検査のための時間が短縮される。
【0034】さらに、加工ライン90は、加工中に加工
物の品質を点検する多数のゲージを備えている。図示は
しないが、図1の品質管理装置20の品質管理端末30
に接続された加工物検査端末40と同様な端末であっ
て、測定データの読み込みは行わない端末が、加工機9
1a,91b2,91d,91e・・・92hそれぞれ
の近傍に設置されている。したがって、作業員はこの端
末のディスプレイに出力される測定指示等に従って点検
を行う。作業員は画面に表示されたゲージの写真または
図形を見てゲージの選択をすればよく、作業員の負担は
軽減される。作業員が異常を検出した場合は、シーケン
サ80に接続された停止・復帰パネル94a,94b1
・・・94hの停止ボタンを押す。これにより、シーケ
ンサ80(図3)の記憶手段である実績データ用メモリ
83(図3)に不良品の数がカウントされ、この不良品
の数もライン用生産管理端末70(図3)の加工実績デ
ータファイル73(図3)に保存された後に、生産管理
サーバ10(図1)に送信する。
【0035】図3に示すように、加工ライン90におけ
る、加工物の実績、つまり出来上がった加工物の数はシ
ーケンサ80の記憶手段である実績データ用メモリ83
に保存される。この実績データは、種類が異なる加工物
毎の全加工時間と出来上がった数として、ライン用生産
管理端末70の第4の記憶手段である加工実績データフ
ァイル73に保存され、1日毎にこの実績データを生産
管理部2の生産管理サーバ10(図1)に送信する。加
工実績データファイル73はその後上書きされる。
【0036】図5に、生産管理部2の概略を示す。生産
管理部2には、生産管理サーバ10が設置されている。
生産管理サーバ10は処理部11で処理を行い、第5の
記憶手段である生産計画情報ファイル12aを有する。
生産計画情報ファイル12aの内容は年間の加工計画で
あり、処理部11ではこれを元に日々の各工場の加工計
画を作成して各生産管理装置へ1カ月ごとに送信する。
【0037】また、生産管理サーバ10は、各品質管理
装置20(図1)から受信した第6の記憶手段である加
工物測定結果保存ファイル12bを有する。全ての加工
物測定結果の履歴を生産管理サーバ10で一元管理でき
るため、一定期間の履歴を保存しておくことで加工物の
品質保証体制を充実することができる。
【0038】さらに、生産管理サーバ10は生産管理装
置50から受信した第7の記憶手段である加工ラインの
加工実績保存ファイル12cを有する。全ての加工ライ
ンの加工実績を生産管理サーバ10で一元管理できるた
め、全ての加工ラインの進捗管理を容易に行うことがで
きる。
【0039】加工物測定結果保存ファイル12b,加工
ラインの加工実績保存ファイル12cの内容は生産管理
サーバ10のキーボード13,ディスプレイ14を用い
てモニター可能であるが、通信制御部15を介して通信
携帯端末等を利用して遠隔な場所からのモニターも可能
としている。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の品質管理装置に
よれば、作業員は測定作業指示手段の指示に基づいて作
業すればよく、加工物の測定データは測定データ読み込
み手段によって読み込まれるので、作業員の負担が少な
く、測定時の測定器具の目盛りを読む必要がなくなる。
また、測定値が許容範囲内か否かを判定する測定値判定
手段を備えており、検査の結果の判定を端末内で行うた
め、管理者の判定を仰ぐよりも短時間で判定される。
【0041】また、本発明の生産管理装置によれば、ラ
イン用生産管理端末が加工工程情報を加工ライン用に編
集する編集手段、および編集された加工工程情報を更新
するためのデータ入力手段を有しているので、加工ライ
ンに応じた加工工程情報が容易に作成できる。また、ラ
イン用生産管理端末の更新された加工工程情報に基づい
て作業員に対して所要の加工機を指示する加工工程指示
手段を備えているので、作業員は加工工程指示手段の指
示に従って加工機間を移動すればよく、移動順路をスム
ーズに移動することができる。
【0042】さらに、本発明の製造工程支援システムに
よれば、品質管理装置と生産管理装置と生産管理サーバ
とがオンライン接続され、生産管理サーバが全情報を管
理できるので、情報の一括管理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる製造支援システムの
システム構成図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる品質管理装置のブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる生産管理装置のブロ
ック図である。
【図4】本発明の実施形態にかかる加工ラインの構成図
である。
【図5】本発明の実施形態にかかる生産管理サーバのブ
ロック図である。
【図6】従来の加工方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…製造支援システム、10…生産管理サーバ、12a
…第5の記憶手段、12b…第6の記憶手段、12c…
第7の記憶手段、20…品質管理装置、30…品質管理
用端末、32…第1の記憶手段、33…第2の記憶手
段、40…加工物検査端末、41a…測定作業指示手
段、41b…測定データ読み込み手段、41c…測定値
判定手段、41d…報知手段、43…表示手段、44…
測定器具、50…生産管理装置、60…生産管理用端
末、62…第3の記憶手段、70…ライン用生産管理端
末、71…編集手段、73…第4の記憶手段、82…入
力手段、90…加工ライン、91a,91b1,91b
2,91c,91d,91e,91f,91g,91h
…加工機、92…加工工程指示手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工物の測定指示情報を格納する第1の
    記憶手段と加工物の測定結果を保存する第2の記憶手段
    とを有する品質管理用端末と、 前記品質管理用端末から受けた測定指示情報に基づいて
    作業員に対して測定作業を指示する測定作業指示手段
    と、測定器具での加工物の測定データを読み込む測定デ
    ータ読み込み手段と、この測定値が許容範囲内か否かを
    判定する測定値判定手段と、この測定値判定手段の判定
    結果を表示する表示手段とを有する一つ以上の加工物検
    査端末とを備え、 前記品質管理用端末と前記加工物検査端末とがオンライ
    ン接続された品質管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記測定作業指示手
    段は、前記加工物検査端末の画面に測定作業工程の少な
    くとも一部を写真または図形表示するものである品質管
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、さらに、前
    記測定値が許容範囲外である際に、その旨を音声指示に
    より報知する報知手段を備えた品質管理装置。
  4. 【請求項4】 加工工程情報を格納する第3の記憶手段
    を有する生産管理用端末と、 前記生産管理用端末から受けた加工工程情報を複数の加
    工機を備えた加工ライン用に編集する編集手段、編集さ
    れた加工工程情報を更新するためのデータ入力手段、お
    よび前記加工ラインの加工実績を保存する第4の記憶手
    段を有するライン用生産管理端末と、 このライン用生産管理端末の更新された加工工程情報に
    基づいて作業員に対して所要の加工機を指示する加工工
    程指示手段とを備え、 前記生産管理用端末と前記ライン用生産管理端末と前記
    加工工程指示手段とがオンライン接続された生産管理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記加工工程指示手
    段が加工機に近接して配置されたランプである生産管理
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の品
    質管理装置と、 請求項4ないし6のいずれかに記載の生産管理装置と、 生産計画を格納する第5の記憶手段、前記品質管理装置
    から受けた加工物の測定結果を保存する第6の記憶手
    段、および前記生産管理装置から受けた加工ラインの加
    工実績を保存する第7の記憶手段を有する生産管理サー
    バとを備え、 前記品質管理装置と前記生産管理装置と前記生産管理サ
    ーバとがオンライン接続された製造工程支援システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011890A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 生産支援システム
CN1321779C (zh) * 2001-03-23 2007-06-20 精工爱普生株式会社 加工装置和加工结果检测方法

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