JPH11154287A - 緊急監視装置 - Google Patents

緊急監視装置

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JPH11154287A
JPH11154287A JP9321075A JP32107597A JPH11154287A JP H11154287 A JPH11154287 A JP H11154287A JP 9321075 A JP9321075 A JP 9321075A JP 32107597 A JP32107597 A JP 32107597A JP H11154287 A JPH11154287 A JP H11154287A
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emergency
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camera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急監視が確実となる緊急監視装置を提供す
る。 【解決手段】 施設内において無線送信端末機2を携帯
する被監視者が発病した場合、無線送信端末機2のスイ
ッチ操作部3を操作して、緊急信号を送信する。この緊
急信号を受信装置4が受信すると、通話制御装置11に接
続された警報器15が緊急警報を発生する。同時に、通話
制御装置11は、被監視側インターホン7および監視側イ
ンターホン13間を導通接続する。一方、通話制御装置11
からの緊急信号の出力に基づき、通話側接続ユニット25
はカメラ制御装置21へ監視カメラ19を作動させる制御信
号が出力する。監視カメラ19は自動的に作動し、適宜な
監視カメラ19からの映像がモニタテレビ22に映る。監視
者は通話制御装置11およびカメラ制御装置21の連動によ
って、被監視者と適宜に通話でき、モニタテレビ22にて
被監視者を監視できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急事態が発生し
た場合に、監視者等にその緊急事態発生を報知する緊急
監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば病院、銀行、商店、交通施
設、工場、倉庫、現金輸送車等において、部外者、不審
者等の侵入、および、扉、ドア、金庫等の施錠解除等の
空間、設備異常に対する緊急監視は、空間異常等その他
の緊急事態発生時に、空間系センサ、設備系センサ等か
ら送信されるセンサ検知信号に基づき、緊急ベルが作動
し或いは警報灯が点灯して、監視者等にその緊急事態発
生が報知されたり、必要に応じて同時に、外部の警備機
関等に電話回線を介して緊急事態発生が音声、ランプの
点灯等にて報知され、そして、その緊急事態の状況に応
じた適宜な処置が施されていた。
【0003】一方、従来、例えば、病院等における入院
者等の被監視者の急病等に対する緊急監視は、急病等そ
の他の緊急事態発生時に、その被監視者が各病室ごとに
設置された手の届くところに位置する被監視側インター
ホンのボタン操作部を操作することで、ナース室内の緊
急ベルが鳴り或いは警報灯が点灯し、看護婦等の監視者
に緊急事態発生が報知され、そして、この被監視側イン
ターホンとナース室に設置された監視側インターホンと
が導通接続されることにより、監視者が被監視者の状態
をインターホンからの音声にて状況把握して、この監視
者によってこの被監視者に適宜な処置が施されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、空間、設備異常その他の異常発生時である
緊急事態発生時に、空間系センサ、設備系センサ等がセ
ンサ検知信号を送信することにより、緊急ベルが鳴り或
いは警報灯が点灯等して、監視者等にその緊急事態発生
がその音声等にて報知されるのみでは、監視者等にとっ
てその緊急事態に関する的確な状況把握が困難な場合も
あり、緊急監視が確実にできない問題がある。そこで、
例えば監視カメラを設置することも考えられるが、この
構成では、緊急事態発生時に監視カメラを操作しなけれ
ばならず、操作性が悪く迅速に対応できないばかりでな
く、また、常時、監視カメラを作動させておく構成で
は、無駄に電力が消費されることとなる。
【0005】また、空間系センサ、または設備系センサ
が検知不可能な異常が発生した場合には対応できず、例
えば、誰かがその異常発生に気付いた場合でも、その場
で瞬時に緊急事態の発生を報知できず、緊急監視が確実
にできない問題もある。
【0006】一方、上記従来のように、病院等において
急病等その他の緊急事態発生時に被監視者が手の届くと
ころに位置する被監視側インターホンのボタン操作部を
操作することにより、監視者等に緊急事態発生を知らせ
る構成では、被監視者が被監視側インターホンのボタン
操作部を操作できない位置で倒れて動けなくなった場合
等に、監視者等に緊急事態発生を知らせることができな
いため、緊急監視体制が十分に行き届いているとはいえ
ず、緊急監視が確実にできない問題を有している。
【0007】また、監視者が被監視者の状態をインター
ホンからの音声にて状況把握するのみでは、被監視者を
直接監視することができないため、的確な状況把握が困
難な場合もあり、緊急監視が確実にできない問題もあ
る。そこで、各病室ごとに監視カメラを設置することも
考えられるが、緊急事態発生時に監視カメラを操作、す
なわち電源オンして作動させたり、監視カメラを選択す
る必要があり、これらの操作を監視者が自ら手動で素早
く行うのは困難であり操作性が悪い問題を有している。
なお、常時、監視カメラを作動させるようにすると、無
駄に電力が消費されることとなる。
【0008】さらに、急病の被監視者は、声を出せない
状態に陥っている場合には、監視者に自己の状態を全く
知らせることができなかった。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、緊急監視を確実とし、しかも、無駄な電力消費を
防止する緊急監視装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の緊急監視
装置は、異常の発生を検知しこの異常の検知に基づきセ
ンサ検知信号を送信するセンサと、このセンサからのセ
ンサ検知信号を受信しこのセンサ検知信号の受信に基づ
き動作するセキュリティ制御装置と、このセキュリティ
制御装置に接続されこのセキュリティ制御装置のセンサ
検知信号の受信に基づき発生する緊急信号の出力により
緊急警報を発生する警報器と、監視カメラと、この監視
カメラからの映像を映し出すモニタテレビを有するとと
もに前記監視カメラの作動を制御するカメラ制御装置
と、このカメラ制御装置と前記セキュリティ制御装置と
に接続されこのセキュリティ制御装置からの緊急信号の
出力に基づき前記カメラ制御装置へ前記監視カメラを作
動させる制御信号を出力するセキュリティ側接続ユニッ
トとを具備したものである。
【0011】センサが異常発生である緊急事態の発生を
検知し、このセンサからセンサ検知信号がセキュリティ
制御装置へ送信されると、このセンサ検知信号をセキュ
リティ制御装置が受信し、このセキュリティ制御装置が
動作して緊急信号を出力し、警報器は緊急警報を発生す
る。
【0012】一方、セキュリティ制御装置からの緊急信
号の出力に基づき、セキュリティ側接続ユニットからカ
メラ制御装置へ監視カメラを作動させる制御信号が出力
され、カメラ制御装置の制御によって、監視カメラが自
動的に作動し、監視カメラからの映像がモニタテレビに
映し出される。
【0013】請求項2記載の緊急監視装置は、スイッチ
操作部を有しこのスイッチ操作部の操作によるスイッチ
の閉成で緊急信号を送信する携帯型の無線送信端末機
と、この無線送信端末機からの緊急信号を受信する受信
装置と、この受信装置に接続された一方の通話装置と、
この一方の通話装置と接続される他方の通話装置を有す
るとともにこの他方の通話装置および前記一方の通話装
置間の導通接続・開放を制御する通話制御装置と、この
通話制御装置に接続され前記受信装置の緊急信号の受信
に基づき発生する緊急信号の出力により緊急警報を発生
する警報器と、監視カメラと、この監視カメラからの映
像を映し出すモニタテレビを有するとともに前記監視カ
メラの作動・選択・停止を制御するカメラ制御装置と、
このカメラ制御装置と前記通話制御装置とに接続されこ
の通話制御装置からの緊急信号の出力に基づき前記カメ
ラ制御装置へ前記監視カメラを作動させる制御信号を出
力するとともに前記通話制御装置による前記一方の通話
装置および前記他方の通話装置間の開放に基づき前記カ
メラ制御装置へ前記監視カメラの作動を停止させる制御
信号を出力する通話側接続ユニットとを具備したもので
ある。
【0014】無線送信端末機を携帯する者が、無線送信
端末機のスイッチ操作部を操作すると、この無線送信端
末機から緊急信号が送信される。この緊急信号を受信装
置が受信すると、この受信装置の緊急信号の受信に基づ
き、通話制御装置に接続された警報器が緊急警報を発生
する。
【0015】そして、通話制御装置の制御によって、一
方の通話装置および他方の通話装置間が自動的に導通接
続される。
【0016】一方、通話制御装置からの緊急信号の出力
に基づき、通話側接続ユニットからカメラ制御装置へ監
視カメラを作動させる制御信号が出力され、カメラ制御
装置の制御によって、監視カメラが自動的に作動し必要
に応じて選択される。そして、適宜な監視カメラからの
映像がモニタテレビに映し出される。
【0017】また、通話終了後においては、通話制御装
置による一方の通話装置および他方の通話装置間の開放
に基づき、通話側接続ユニットからカメラ制御装置へ監
視カメラの作動を停止させる制御信号が出力され、カメ
ラ制御装置の制御によって、作動中の監視カメラが自動
的に停止する。
【0018】請求項3記載の緊急監視装置は、請求項2
記載の緊急監視装置において、無線送信端末機は、スイ
ッチ操作部の操作によるスイッチの閉成で緊急音声発生
信号を受信装置に送信し、この受信装置は、前記無線送
信端末機からの緊急音声発生信号を受信しこの緊急音声
発生信号の受信に基づき肉声に代わる固定音声を発生さ
せるものである。
【0019】無線送信端末機を携帯する者が、無線送信
端末機のスイッチ操作部を操作すると、この無線送信端
末機から緊急音声発生信号が送信される。この緊急音声
発生信号を受信装置が受信すると、この受信装置の緊急
音声発生信号の受信に基づき、この受信装置から肉声に
代わる固定音声が発生する。
【0020】請求項4記載の緊急監視装置は、請求項2
または3記載の緊急監視装置において、空間異常を検知
しこの空間異常の検知に基づきセンサ検知信号を送信す
る空間系センサと、この空間系センサからのセンサ検知
信号を受信しこのセンサ検知信号の受信に基づき動作す
るセキュリティ制御装置と、このセキュリティ制御装置
に接続されこのセキュリティ制御装置のセンサ検知信号
の受信に基づき発生する緊急信号の出力により緊急警報
を発生する警報器と、前記セキュリティ制御装置とカメ
ラ制御装置とに接続されこのセキュリティ制御装置から
の緊急信号の出力に基づき前記カメラ制御装置へ監視カ
メラを作動させる制御信号を出力するセキュリティ側接
続ユニットとを備えたものである。
【0021】空間異常が発生、例えば、部外者の侵入、
徘徊者の外出、火災による温度の上昇、ガス漏れ等が発
生した場合には、空間系センサがこの空間異常を検知
し、この空間系センサからセンサ検知信号が送信され
る。このセンサ検知信号を、セキュリティ制御装置が受
信すると、このセキュリティ制御装置は動作し、このセ
キュリティ制御装置に接続された警報器が緊急警報を発
生する。
【0022】一方、セキュリティ制御装置からの緊急信
号の出力に基づき、セキュリティ側接続ユニットからカ
メラ制御装置へ監視カメラを作動させる制御信号が出力
され、カメラ制御装置の制御によって、監視カメラが自
動的に作動し必要に応じて選択され、適宜な監視カメラ
からの映像がモニタテレビに映し出される。
【0023】請求項5記載の緊急監視装置は、請求項2
ないし4のいずれかに記載の緊急監視装置において、設
備の異常を検知しこの設備異常の検知に基づきセンサ検
知信号を送信する設備系センサと、この設備系センサか
らのセンサ検知信号を受信しこのセンサ検知信号の受信
に基づき動作するセキュリティ制御装置と、このセキュ
リティ制御装置に接続されこのセキュリティ制御装置の
センサ検知信号の受信に基づき発生する緊急信号の出力
により緊急警報を発生する警報器と、前記セキュリティ
制御装置とカメラ制御装置とに接続されこのセキュリテ
ィ制御装置からの緊急信号の出力に基づき前記カメラ制
御装置へ監視カメラを作動させる制御信号を出力するセ
キュリティ側接続ユニットとを備えたものである。
【0024】設備異常が発生、例えば、扉・ドアの施錠
解錠、金庫の施錠解錠、扉・ドアの開閉、金庫の蓋の開
閉等が発生した場合には、設備系センサがこの設備異常
を検知し、この設備系センサからセンサ検知信号が送信
される。このセンサ検知信号を、セキュリティ制御装置
が受信すると、このセキュリティ制御装置は動作し、こ
のセキュリティ制御装置に接続された警報器が緊急警報
を発生する。
【0025】一方、セキュリティ制御装置からの緊急信
号の出力に基づき、セキュリティ側接続ユニットからカ
メラ制御装置へ監視カメラを作動させる制御信号が出力
され、カメラ制御装置の制御によって、監視カメラが自
動的に作動し必要に応じて選択され、適宜な監視カメラ
からの映像がモニタテレビに映し出される。
【0026】請求項6記載の緊急監視装置は、請求項5
記載の緊急監視装置において、設備系センサに接続され
た設備用送受信装置を備え、設備系センサは、設備の状
態を検知しこの検知に基づき設備状態表示信号を前記設
備用送受信装置に出力し、セキュリティ制御装置は、設
備の状態を表示する表示器を有するとともに前記設備系
センサからの設備状態表示信号を受信しこの設備状態表
示信号の受信に基づき設備が正常状態か異常状態かを前
記表示器にて表示するものである。
【0027】設備系センサが、設備の状態を検知し設備
状態表示信号を設備用送受信装置に出力すると、この設
備状態表示信号を、セキュリティ制御装置が設備用送受
信装置を経て受信する。そして、このセキュリティ制御
装置は、設備状態表示信号の受信に基づき、設備が正常
状態にあるか、或いは異常状態にあるかを表示器にて表
示する。
【0028】請求項7記載の緊急監視装置は、請求項6
記載の緊急監視装置において、無線送信端末機は、スイ
ッチ操作部の操作によるスイッチの閉成で異常緊急信号
を設備用送受信装置に送信し、設備用送受信装置は、前
記無線送信端末機からの異常緊急信号を受信しこの異常
緊急信号をセンサ検知信号としてセキュリティ制御装置
に送信し、セキュリティ制御装置は、前記設備用送受信
装置からのセンサ検知信号を受信しこのセンサ検知信号
の受信に基づき動作するものである。
【0029】無線送信端末機を携帯する者が、空間異
常、設備異常等に気付いた場合に、携帯する無線送信端
末機のスイッチ操作部を操作すると、この無線送信端末
機から異常緊急信号が設備用送受信装置に送信される。
この異常緊急信号を設備用送受信装置が受信すると、こ
の設備用送受信装置はこの異常緊急信号をセンサ検知信
号としてセキュリティ制御装置に送信する。そして、こ
のセンサ検知信号をセキュリティ制御装置が受信する
と、セキュリティ制御装置に接続された警報器は、セン
サ検知信号の受信に基づき発生する緊急信号の出力によ
り緊急警報を発生する。
【0030】一方、セキュリティ制御装置からの緊急信
号の出力に基づき、セキュリティ側接続ユニットからカ
メラ制御装置へ監視カメラを作動させる制御信号が出力
され、カメラ制御装置の制御によって、監視カメラが自
動的に作動し必要に応じて選択され、適宜な監視カメラ
からの映像がモニタテレビに映し出される。
【0031】請求項8記載の緊急監視装置は、請求項4
ないし7のいずれかに記載の緊急監視装置において、通
信回線を利用して外部に信号を送信するとともに外部か
らの信号を受信する外部通信ユニットを備え、セキュリ
ティ側接続ユニットは、緊急信号の出力に基づき前記外
部通信ユニットへ緊急警報信号を外部に送信させる制御
信号を出力するものである。
【0032】セキュリティ側接続ユニットが、外部通信
ユニットへ緊急警報信号を外部に送信させる制御信号を
出力し、外部通信ユニットから緊急警報信号が通信回線
を通って外部の警備機関等に自動的に送信される。
【0033】請求項9記載の緊急監視装置は、請求項8
記載の緊急監視装置において、セキュリティ側接続ユニ
ットは、カメラ制御装置による監視カメラの作動に基づ
き外部通信ユニットへ前記監視カメラからの映像信号を
外部に送信させる制御信号を出力するものである。
【0034】セキュリティ側接続ユニットが、カメラ制
御装置による監視カメラの作動に基づき、外部通信ユニ
ットへ監視カメラからの映像信号を外部に送信させる制
御信号を出力し、外部通信ユニットから映像信号が通信
回線を通って外部の警備機関等に自動的に送信される。
【0035】請求項10記載の緊急監視装置は、請求項
8または9記載の緊急監視装置において、セキュリティ
制御装置からの設備制御信号を受信しこの設備制御信号
に基づき設備を制御する設備制御用受信装置を備え、外
部通信ユニットは、外部からの設備制御信号を受信し、
セキュリティ側接続ユニットは、前記外部通信ユニット
による設備制御信号の受信に基づき前記セキュリティ制
御装置へ前記外部通信ユニットが受信した設備制御信号
を前記設備制御用受信装置に送信させる制御信号を出力
するものである。
【0036】外部通信ユニットが外部からの設備制御信
号を受信した場合には、この受信に基づき、セキュリテ
ィ側接続ユニットが、セキュリティ制御装置へ設備制御
信号を設備制御用受信装置に送信させる制御信号を出力
し、この設備制御信号がセキュリティ制御装置から設備
制御用受信装置に自動的に送信され、この設備制御用受
信装置にて設備が制御される。
【0037】請求項11記載の緊急監視装置は、請求項
8ないし10のいずれかに記載の緊急監視装置におい
て、外部通信ユニットは、外部からの監視カメラ制御信
号を受信し、セキュリティ側接続ユニットは、前記外部
通信ユニットによる監視カメラ制御信号の受信に基づき
前記カメラ制御装置へ監視カメラ制御信号に基づき監視
カメラを制御させる制御信号を出力するものである。
【0038】外部通信ユニットが外部からの監視カメラ
制御信号を受信した場合には、この受信に基づき、セキ
ュリティ側接続ユニットが、カメラ制御装置へ監視カメ
ラ制御信号に基づき監視カメラを制御させる制御信号を
出力するため、カメラ制御装置にて監視カメラが制御さ
れる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の緊急監視装置の一
実施の形態の構成を図1および図2を参照して説明す
る。
【0040】図1は、本発明の緊急監視装置の一実施の
形態を示すブロック図であり、図2は、その緊急監視装
置を示す説明図である。
【0041】図2において、1は例えば病院の施設であ
り、Aはこの施設1の被監視者、例えば入院者であり、
かつ、Bはこの施設1の監視者、例えば看護婦、医師等
である。
【0042】そして、被監視者Aは、例えばペンダント
形等の容易に携帯できる小形で携帯型の無線送信端末機
2を携帯している。
【0043】この無線送信端末機2には、図1に示すよ
うに、ボタン等のスイッチキーを有するスイッチ操作部
3が設けられ、このスイッチ操作部3の操作によるスイ
ッチの閉成で信号を送信する。
【0044】この無線送信端末機2から送信される信号
としては、スイッチ操作部3の選択操作に基づき、例え
ば緊急信号、緊急音声発生信号および異常緊急信号の3
種類の信号がある。
【0045】例えば、無線送信端末機2のスイッチ操作
部3に複数のスイッチキーが設けられ、このスイッチ操
作部3の適宜のスイッチキーを単独で操作するか、また
はこのスイッチ操作部3の適宜のスイッチキーを複数組
み合わせて操作するかで、それぞれ異なる信号が送信さ
れ、或いは、無線送信端末機2のスイッチ操作部3に1
つのボタン式のスイッチキーが設けられ、この1つのス
イッチキーの押圧操作の回数でそれぞれ異なる信号が送
信されるようになっている。
【0046】なお、特別な被監視者Aに携帯させる無線
送信端末機2からは、常時または一時的に特別追跡信号
が、自動的に送信されるようになっている。
【0047】また、図2に示すように、施設1内の各単
位監視区域Xごと、例えば各病室ごと、或いは比較的広
い病室では互いに所定距離ごとに、受信装置4が設置さ
れている。
【0048】この各受信装置4は、単位監視区域X内で
送信された前記無線送信端末機2からの緊急信号、緊急
音声発生信号、特別追跡信号を受信する。
【0049】すなわち、この各受信装置4と前記無線送
信端末機2との間においては、例えば30m以内で無線
通信可能な所定の電界強度の許容値を満たす微弱電波を
利用して信号が送受信されるようになっており、ある単
位監視区域X1 内で無線送信端末機2から緊急信号等が
送信された際には、その単位監視区域X1 内に位置する
受信装置4が、その緊急信号情報、緊急音声発生信号情
報、特別追跡信号情報が乗った電波を受けて、その緊急
信号等を受信する。
【0050】さらに、この各受信装置4は、前記無線送
信端末機2からの緊急音声発生信号を受信した場合に
は、この緊急音声発生信号の受信に基づき、肉声に代わ
る固定音声を発生させる緊急音声発生装置5を有してい
る。すなわち、この緊急音声発生装置5は、緊急音声発
生信号の選択操作に基づき、被監視者Aの状態を表現す
る固定音声を発生するようになっている。
【0051】また、この各受信装置4には、一方の通話
装置としての被監視側インターホン7がそれぞれ接続さ
れ、この各被監視側インターホン7は、図2に示すよう
に、各受信装置4の近くにそれぞれ設置されている。こ
の各被監視側インターホン7はボタンスイッチ操作部8
を有し、このボタンスイッチ操作部8の操作により、こ
の各被監視側インターホン7のスイッチが開閉する。
【0052】さらに、この各被監視側インターホン7に
は、通話制御装置11が接続されており、この通話制御装
置11は、図2に示すように、例えば監視者Bが常時待機
している監視室12に設置されている。
【0053】また、この通話制御装置11は、緊急事態発
生時に、前記各被監視側インターホン7と導通接続され
る他方の通話装置としての監視側インターホン13を有し
ている。
【0054】さらに、この通話制御装置11には、前記受
信装置4の緊急信号の受信に基づき、この受信装置4に
接続された被監視側インターホン7のスイッチが閉成し
て、このスイッチの閉成により、緊急警報を発生する警
報器15が接続されている。この警報器15は、例えば、警
報音を鳴らすベル、警報灯を点灯させるランプである。
【0055】また、図2に示すように、前記施設1の各
単位監視特別区域Yごと、例えば廊下、階段等で互いに
所定距離おいて、カメラ用送受信装置17が設置されてい
る。この各カメラ用送受信装置17は、単位監視特別区域
Y内で送信された前記無線送信端末機2からの緊急信号
および特別追跡信号を受信する。
【0056】すなわち、この各カメラ用送受信装置17と
前記無線送信端末機2との間においても、前記各受信装
置4と前記無線送信端末機2と間と同様に、例えば微弱
電波を利用して信号が送受信されるようになっており、
ある単位監視特別区域Y1 内で無線送信端末機2から緊
急信号等が送信された際には、その単位監視特別区域Y
1 内に位置するカメラ用送受信装置17が、その緊急信号
情報、特別追跡信号情報が乗った電波を受けて、その緊
急信号等を受信する。
【0057】さらに、この各カメラ用送受信装置17は、
緊急信号等を受信すると、この緊急信号をカメラ制御信
号として後述のカメラ制御装置21に送信する。
【0058】また、図2に示すように、前記施設1内に
互いに距離をおいて、この施設1内を監視する監視カメ
ラ19が複数設置されている。これら監視カメラ19は、例
えば、各病室、廊下、階段、施設1の出入口の近く等に
設置され、特に、前記受信装置4、前記カメラ用送受信
装置17等に対応して配設されている。
【0059】この各監視カメラ19は、赤外線、昼光色等
の投光器を設備し、通常の照明が減灯状態の夜間等でも
映像をとることができる。
【0060】そして、この各監視カメラ19の作動・選択
・停止等は、カメラ制御装置21により自動的に制御され
る。このカメラ制御装置21は、前記監視室12に設置され
ており、前記各監視カメラ19からの映像を映し出すモニ
タテレビ22を有し、その映像を監視者Bが見ることがで
きるようになっている。なお、このカメラ制御装置21と
前記各監視カメラ19との間の信号の送受信は、有線通信
或いは無線通信にて行われる。また、このカメラ制御装
置21には、緊急警報を発生する警報器23が接続されてい
る。
【0061】また、このカメラ制御装置21は、前記カメ
ラ用送受信装置17からのカメラ制御信号を受信しこのカ
メラ制御信号に基づき監視カメラ19を作動させる。な
お、このカメラ制御装置21とカメラ用送受信装置17との
間においては、例えば150m以内で無線通信可能な出
力10mW程度の小電力電波を利用して信号が送受信さ
れるようになっている。
【0062】さらに、このカメラ制御装置21と前記通話
制御装置11とには、通話側接続ユニット25が接続され、
この通話側接続ユニット25は、カメラ制御装置21と通話
制御装置11間の情報、制御信号等を共有するもので、例
えば、通話制御装置11からの緊急信号の出力に基づきカ
メラ制御装置21へ監視カメラ19を作動させる制御信号を
出力するとともに、通話制御装置11による前記被監視側
インターホン7および前記監視側インターホン13間の開
放に基づきカメラ制御装置21へ監視カメラ19の作動を停
止させる制御信号を出力する。また、この通話側接続ユ
ニット25は、後述の外部通信ユニット45へ情報、制御信
号等を送出できるようになっている。
【0063】また、図2に示すように、前記施設1内の
例えば出入口の近くには、施設1内の空間異常を検知
し、この施設1内の空間異常の検知に基づきセンサ検知
信号を、無線で送信するセンサとしての空間系センサ28
が設置されている。
【0064】この空間系センサ28は、例えば特定条件設
定した指定者以外の者の出入りを空間異常として検知す
るもので、金属携帯、犬、猫等を判断でき、また、徘徊
者であるか、部外者であるかの区別は、例えば、徘徊者
の携帯する前記無線送信端末機2を検知して判断した
り、或いは、徘徊者の携帯する無線送信端末機2からの
特別追跡信号を受信してこの信号に基づき判断する。
【0065】そして、この空間系センサ28から送信され
たセンサ検知信号は、前記監視室12に設置されたセキュ
リティ制御装置31にて受信される。このセキュリティ制
御装置31は、センサ検知信号の受信にて動作する。ま
た、このセキュリティ制御装置31には、センサ検知信号
の受信に基づき、緊急警報を発生する警報器33が接続さ
れている。この警報器33は、例えば、警報音を鳴らすベ
ル、警報灯を点灯させるランプである。
【0066】さらに、このセキュリティ制御装置31と前
記カメラ制御装置21とには、セキュリティ側接続ユニッ
ト35が接続され、このセキュリティ側接続ユニット35
は、セキュリティ制御装置31とカメラ制御装置21間の情
報、制御信号を共有するもので、例えばセキュリティ制
御装置31からの緊急信号の出力に基づきカメラ制御装置
21へ監視カメラ19を作動させる制御信号を出力する。
【0067】また、このセキュリティ側接続ユニット35
は、後述の外部通信ユニット45へ情報、制御信号等を送
出できるようになっている。例えば、セキュリティ側接
続ユニット35は、緊急信号の出力に基づき外部通信ユニ
ット45へ緊急警報信号を外部44に送信させる制御信号を
出力し、或いは、監視カメラ19の作動に基づき外部通信
ユニット45へその監視カメラ19からの映像信号を外部44
に送信させる制御信号を出力する。
【0068】また、図2に示すように、前記施設1内に
設けられた設備37、例えば門扉には、センサとしての設
備系センサ38が接続され、この設備系センサ38は、この
設備37の異常を検知しこの設備37の異常の検知に基づき
センサ検知信号を出力する。
【0069】そして、この設備系センサ38から出力され
たセンサ検知信号は、この設備系センサ38に接続された
設備用送受信装置40に入力される。
【0070】さらに、この設備用送受信装置40は、設備
系センサ38からのセンサ検知信号の入力に基づき、セン
サ検知信号を前記セキュリティ制御装置31に無線で送信
する。
【0071】また、この設備系センサ38は、必要に応じ
て、設備37の状態を検知しこの設備状態表示信号を前記
設備用送受信装置40に出力する。
【0072】そして、この設備系センサ38から出力され
た設備状態表示信号は、設備用送受信装置40に入力さ
れ、この設備用送受信装置40は、設備系センサ38からの
設備状態表示信号の入力に基づき、設備状態表示信号を
前記セキュリティ制御装置31に無線で送信する。
【0073】この設備状態表示信号を受信する前記セキ
ュリティ制御装置31は、設備37の状態を表示する表示器
42を有しており、このセキュリティ制御装置31は、前記
設備系センサ38からの設備状態表示信号を受信すると、
この設備状態表示信号の受信に基づき、設備37が正常状
態か異常状態かをその表示器42にて表示する。
【0074】さらに、前記設備用送受信装置40は、前記
無線送信端末機2から無線で送信された異常緊急信号を
受信し、この異常緊急信号をセンサ検知信号として、前
記セキュリティ制御装置31に無線で送信する。すなわ
ち、無線送信端末機2および設備用送受信装置40にて、
人的操作に基づき異常の発生を検知してこの異常の検知
に基づきセンサ検知信号するセンサが構成されている。
【0075】一方、前記施設1内に設けられた設備37に
は、セキュリティ制御装置31からの設備制御信号を受信
し、この設備制御信号に基づき設備37を制御する設備制
御用受信装置43が接続されている。
【0076】また、前記通話側接続ユニット25と前記セ
キュリティ側接続ユニット35とには、外部通信ユニット
45が接続されている。この外部通信ユニット45は電話回
線等の通信回線を利用して施設の外部44、例えば警備機
関に信号を送信したり、或いは通信回線を利用した施設
1の外部44からの制御信号を受信したりする。
【0077】なお、前記無線送信端末機2は、必要に応
じて、各々が固有の識別符号を有しており、無線送信端
末機2から緊急信号、緊急音声発生信号、異常緊急信号
および特別追跡信号が送信される際には、この識別符号
に基づくID信号も送信される。
【0078】そして、このID信号が、前記受信装置
4、前記カメラ用送受信装置17、前記設備用送受信装置
40にて受信されると、これら受信装置4等にて、このI
D信号には場所コード信号が付加される。この場所コー
ド信号が付加されたID信号が前記カメラ制御装置21等
に伝送されると、このカメラ制御装置21等にて解析処理
させる。その解析処理の結果、例えば、無線送信端末機
2から送信された信号を受信した受信装置4等に対応し
た、適宜な監視カメラ19からの映像、すなわち、緊急事
態等にある被監視者A、空間、設備37等の映像がモニタ
テレビ22に、確実に映し出されるようになっている。
【0079】次に、上記一実施の形態の動作を図3ない
し図6を参照して説明する。
【0080】まず、図3のフローチャートに基づいて、
通話制御装置11、カメラ制御装置21、通話側接続ユニッ
ト25等の緊急事態発生時の動作について説明する。
【0081】施設1内の単位監視区域X内において、無
線送信端末機2を携帯する被監視者Aが、急に具合が悪
くなった場合等に、その被監視者Aが無線送信端末機2
のスイッチ操作部3を適宜に操作すると(ステップ
1)、この無線送信端末機2から緊急信号が送信される
(ステップ2)。
【0082】すなわち、その被監視者Aは、例えば、無
線送信端末機2のスイッチ操作部3に複数設けられた適
宜のスイッチキー等を単独で操作して、緊急信号を送信
する。
【0083】この緊急信号は、その緊急事態が発生した
単位監視区域X内の受信装置4にて受信される(ステッ
プ3)。
【0084】この受信装置4による緊急信号の受信に基
づき、この受信装置4に接続された被監視側インターホ
ン7のスイッチが閉塞し(ステップ4)、このスイッチ
の閉塞に基づき、通話制御装置11に接続された警報器15
が緊急警報を発生する(ステップ5)。
【0085】そして、被監視者Aが何らその受信装置4
に接続された被監視側インターホン7のボタンスイッチ
操作部8を操作することなく、通話制御装置11の制御に
よって、開放状態にあった被監視側インターホン7およ
び監視側インターホン13間が自動的に導通接続され(ス
テップ6)、被監視者Aと監視者B間で通話可能状態に
なる(ステップ7)。
【0086】この状態において、被監視者Aは声を出せ
る場合には肉声で監視者Bと通話する(ステップ8)。
【0087】また、被監視者Aは苦しくて声が出せず肉
声で通話できない場合には、携帯する無線送信端末機2
のスイッチ操作部3を適宜に操作して、例えば無線送信
端末機2のスイッチ操作部3に複数設けられた適宜のス
イッチキー等を複数組合わせて操作して、緊急音声発生
信号を送信する(ステップ9)。
【0088】この緊急音声発生信号を受信装置4が受信
すると、この受信装置4から肉声に代わる固定音声が発
生する(ステップ10)。そこで、監視者Bがこの固定
音声を監視側インターホン13を介して聞くこととなる。
【0089】一方、前記通話制御装置11からの緊急信号
の出力に基づき、通話側接続ユニット25からカメラ制御
装置21へ、監視カメラ19を作動させる制御信号が出力さ
れる(ステップ11)。
【0090】その結果、カメラ制御装置21の制御によっ
て、停止中の監視カメラ19の電源がオンとなり(ステッ
プ12)、監視カメラ19が自動的に作動し選択される
(ステップ13)。そして、適宜な監視カメラ19からの
映像、すなわち緊急事態にある被監視者Aの映像がモニ
タテレビ22に映し出される(ステップ14)。
【0091】したがって、監視者Aは、通話制御装置11
およびカメラ制御装置21の連動によって、監視側インタ
ーホン13にて、被監視者Aと適宜に通話できるととも
に、モニタテレビ22にて被監視者Aの映像を見ることが
できる。
【0092】通話終了後においては、通話制御装置11に
よる監視側インターホン13および被監視側インターホン
7間の開放(ステップ15)に基づき、通話側接続ユニ
ット25からカメラ制御装置21へ監視カメラ19の作動を停
止させる制御信号が出力される(ステップ16)。その
結果、カメラ制御装置21の制御によって、作動中の監視
カメラ19の電源がオフとなり(ステップ17)、作動中
の監視カメラ19が自動的に停止する。
【0093】なお、緊急事態にある被監視者Aは、手の
届くところに位置する被監視側インターホン7のボタン
スイッチ操作部8を押圧操作することにより(ステップ
18)、被監視側インターホン7のスイッチを閉塞させ
(ステップ4)、警報器15から緊急警報を発生させるこ
ともできる(ステップ5)。
【0094】また、監視者Bは、必要に応じて監視カメ
ラ19の電源をオンとし(ステップ12)、監視カメラ19
を選択して(ステップ13)、適宜な監視カメラ19から
の映像をモニタテレビ22に映し出すことができる(ステ
ップ14)。
【0095】例えば、監視者Bは、特別な被監視者Aが
携帯する無線送信端末機2から特別追跡信号が発信され
ている場合には、この特別追跡信号に基づくカメラ制御
装置21の制御によって、この特別追跡信号を受信した受
信装置4等に対応した適宜の監視カメラ19が選択される
ため、必要に応じて瞬時に、被監視者Aの映像をモニタ
テレビ22に映し出すことができ、よって、この被監視者
Aを追跡できる。
【0096】一方、施設1内の単位監視特別区域Y内に
おいて、無線送信端末機2を携帯する被監視者Aが、急
に具合が悪くなった場合等に、その被監視者Aが、無線
送信端末機2のスイッチ操作部3を適宜に操作すると
(ステップ19)、この無線送信端末機2から緊急信号
が送信される(ステップ20)。
【0097】この緊急信号は、その緊急事態が発生した
単位監視特別区域Y内のカメラ用送受信装置17にて受信
される(ステップ21)。この緊急信号を受信したカメ
ラ用送受信装置17は、緊急信号をカメラ制御信号として
カメラ制御装置21に送信する(ステップ22)。
【0098】そして、このカメラ制御信号をカメラ制御
装置21が受信すると(ステップ23)、このカメラ制御
信号の受信に基づくカメラ制御装置21の制御によって、
停止中の監視カメラ19の電源がオンとなり(ステップ1
2)、監視カメラ19が自動的に作動し選択される(ステ
ップ13)。そして、適宜な監視カメラ19からの映像、
すなわち緊急事態にある被監視者Aの映像がモニタテレ
ビ22に映し出される(ステップ14)。なお、単位監視
特別区域Y内のカメラ用送受信装置17にて緊急信号が受
信されると、通話制御装置11からの緊急信号の出力に基
づき警報器23から緊急警報が発生する。
【0099】次に、図4のフローチャートに基づいて、
セキュリティ制御装置31、カメラ制御装置21、セキュリ
ティ側接続ユニット35等の緊急事態発生時の動作につい
て説明する。
【0100】施設1内の空間に異常が発生、例えば部外
者の侵入が発生した場合には、空間系センサ28がこの空
間異常を検知し、この空間系センサ28からセンサ検知信
号が送信される(ステップ24)このセンサ検知信号
は、セキュリティ制御装置31にて受信され(ステップ2
5)、そして、このセンサ検知信号を受信したセキュリ
ティ制御装置31は動作し、このセキュリティ制御装置31
に接続された警報器33が緊急警報を発生する(ステップ
26)。
【0101】また、この警報器33から緊急警報が発生す
ると、この緊急警報に基づき、セキュリティ側接続ユニ
ット35からカメラ制御装置21へ、監視カメラ19を作動さ
せる制御信号が出力される(ステップ27)。
【0102】その結果、カメラ制御装置21の制御によっ
て、停止中の監視カメラ19の電源がオンとなり(ステッ
プ28)、監視カメラ19が自動的に作動し選択される
(ステップ29)。そして、適宜な監視カメラ19からの
映像、すなわち緊急事態にある空間の映像がモニタテレ
ビ22に映し出される(ステップ30)。
【0103】また、例えば、無線送信端末機2を携帯し
た徘徊者である被監視者Aが、監視者Bに無断で外出し
ようとした場合には、空間系センサ28が、その被監視者
Aの携帯する無線送信端末機2を検知し空間異常として
センサ検知信号を送信して、警報器33による緊急警報が
発生する。
【0104】一方、施設1内の設備37に異常が発生、例
えば施錠されているはずの門扉が解錠された場合には、
この設備37に接続された設備系センサ38がこの設備異常
を検知し、この設備系センサ38からセンサ検知信号が設
備用送受信装置40に出力される(ステップ31)。
【0105】このセンサ検知信号を入力した設備用送受
信装置40は、このセンサ検知信号をセキュリティ制御装
置31へ出力し、このセンサ検知信号はセキュリティ制御
装置31にて受信され(ステップ25)、そして、このセ
ンサ検知信号を受信したセキュリティ制御装置31は動作
して緊急信号を出力し、このセキュリティ制御装置31に
接続された警報器33が緊急警報を発生する(ステップ2
6)。
【0106】この警報器33から緊急警報が発生すると同
時に、セキュリティ制御装置31からの緊急信号の出力に
基づき、セキュリティ側接続ユニット35から制御信号が
出力され(ステップ27)、その結果、停止中の監視カ
メラ19の電源がオンとなり(ステップ28)、監視カメ
ラ19が自動的に作動し選択され(ステップ29)、適宜
な監視カメラ19からの映像、すなわち緊急事態にある設
備37の映像がモニタテレビ22に映し出される(ステップ
30)。
【0107】さらに、無線送信端末機2を携帯する被監
視者Aが、施設1内の空間異常、設備異常等に気付いた
場合に、その被監視者Aが、無線送信端末機2のスイッ
チ操作部3を適宜に操作すると(ステップ32)、この
無線送信端末機2から異常緊急信号が設備用送受信装置
40に送信される(ステップ33)。
【0108】この異常緊急信号を設備用送受信装置40が
受信すると(ステップ34)、この設備用送受信装置40
は、この異常緊急信号をセンサ検知信号としてセキュリ
ティ制御装置31に送信する(ステップ35)。
【0109】そして、このセンサ検知信号がセキュリテ
ィ制御装置31にて受信され(ステップ36)、そして、
このセンサ検知信号を受信したセキュリティ制御装置31
は動作し、このセキュリティ制御装置31に接続された警
報器33から緊急警報が発生する(ステップ26)。
【0110】この警報器33から緊急警報が発生すると同
時に、セキュリティ制御装置31からの緊急信号の出力に
基づき、セキュリティ側接続ユニット35から制御信号が
出力され(ステップ27)、その結果、停止中の監視カ
メラ19の電源がオンとなり(ステップ28)、監視カメ
ラ19が自動的に作動し選択され(ステップ29)、適宜
な監視カメラ19からの映像、すなわち緊急事態にある空
間、或いは設備37の映像がモニタテレビ22に映し出され
る(ステップ30)。
【0111】一方、上述の空間異常、設備異常等の緊急
事態発生時において、施設1内の設備37の制御が必要で
あると判断された場合、例えば門扉を施錠制御する場合
には、セキュリティ制御装置31からの設備制御信号によ
り、その設備37が制御される(ステップ37)。
【0112】また、前記設備系センサ38は、必要に応じ
て設備37の状態を検知し、設備状態表示信号を設備用送
受信装置40に出力する(ステップ38)。すると、この
設備状態表示信号を、セキュリティ制御装置31が設備用
送受信装置40を経て受信し(ステップ39)、このセキ
ュリティ制御装置31は、設備状態表示信号の受信に基づ
き、設備37が正常状態にあるか或いは異常状態にあるか
を表示器42にて表示する(ステップ40)。
【0113】そして、この表示器42にて設備37の状態が
確認されると、この確認に基づき、セキュリティ側接続
ユニット35からカメラ制御装置21へ、監視カメラ19の作
動を停止させる制御信号が出力される(ステップ4
1)。その結果、カメラ制御装置21の制御によって、作
動中の監視カメラ19の電源がオフとなり(ステップ4
2)、作動中の監視カメラ19が自動的に停止する。
【0114】次に、図5のフローチャートに基づいて、
外部通信ユニット45による施設1の外部への情報通信時
の動作について説明する。
【0115】緊急事態発生時に、通話制御装置11が緊急
信号を発生し、この通話制御装置11に接続された警報器
15から緊急警報が発生し(ステップ43)、通話側接続
ユニット25から監視カメラ19の作動制御信号が出力され
(ステップ44)、或いは、セキュリティ制御装置31が
緊急信号を発生しこのセキュリティ制御装置31に接続さ
れた警報器33から緊急警報が発生し(ステップ45)、
セキュリティ側接続ユニット35から監視カメラ19の作動
制御信号が出力される(ステップ46)こと等により、
カメラ制御装置21の制御によって、停止中の監視カメラ
19が自動的に作動し選択され、適宜な監視カメラ19から
の映像がモニタテレビ22に映し出される(ステップ4
7)。
【0116】そして、セキュリティ側接続ユニット35
が、カメラ制御装置21による監視カメラ19の作動に基づ
き、外部通信ユニット45へ監視カメラ19からの映像信号
を外部44に送信させる制御信号を出力する(ステップ4
8)。
【0117】その結果、外部通信ユニット45からその映
像信号が、電話回線等の通信回線を通って、外部44の警
備機関等に自動的に送信される(ステップ49)。
【0118】一方、セキュリティ制御装置31に接続され
た警報器33から緊急警報が発生したときには(ステップ
45)、セキュリティ側接続ユニット35が、緊急信号の
出力に基づき、外部通信ユニット45へ緊急警報信号を外
部44に送信させる制御信号を出力する(ステップ5
0)。
【0119】その結果、外部通信ユニット45から緊急警
報信号が、電話回線等の通信回線を通って、外部44の警
備機関等に自動的に送信される(ステップ49)。
【0120】次に、図6のフローチャートに基づいて、
施設1の外部44からの外部通信ユニット45による制御通
信時の動作について説明する。
【0121】施設1の外部44から遠隔制御で施設1内の
設備37を制御し、或いは施設1内の情報を取り出す場合
には、例えば公衆電話を利用して施設1に電話をかけ
(ステップ51)、外部通信ユニット45と通信回線で接
続する(ステップ52)。
【0122】そして、外部44からこの通信回線を通して
制御信号を送信すると(ステップ53)、この制御信号
は、外部通信ユニット45にて受信される(ステップ5
4)。
【0123】この制御信号が設備37を制御する設備制御
信号であるときは、外部通信ユニット45がその設備制御
信号を受信すると、この受信に基づき、セキュリティ側
接続ユニット35は、セキュリティ制御装置31に対して、
その設備制御信号を設備制御用受信装置43に送信させる
制御信号を出力する(ステップ55)。
【0124】その結果、セキュリティ制御装置31から設
備制御信号が設備制御用受信装置43に自動的に送信され
(ステップ56)、この設備制御信号を設備制御用受信
装置43が受信すると(ステップ57)、この設備制御信
号に応じて設備37が制御される(ステップ58)。
【0125】また、前記外部通信ユニット45にて受信さ
れる制御信号が、監視カメラ19を制御する監視カメラ制
御信号であるときは、外部通信ユニット45がその監視カ
メラ制御信号を受信すると、この受信に基づき、セキュ
リティ側接続ユニット35は、カメラ制御装置21に対し
て、監視カメラ制御信号に基づき監視カメラ19を制御さ
せる制御信号を出力する(ステップ59)。
【0126】その結果、カメラ制御装置21から監視カメ
ラ制御信号が監視カメラ19に、有線または無線で送信さ
れ、この監視カメラ制御信号に基づき監視カメラ19が制
御され、適宜な監視カメラ19からの映像がモニタテレビ
22に映し出される(ステップ60)。
【0127】そして、セキュリティ側接続ユニット35
が、カメラ制御装置21による監視カメラ19の作動に基づ
き、外部通信ユニット45へ監視カメラ19からの映像信号
を外部44に送信させる制御信号を出力する(ステップ6
1)。
【0128】その結果、外部通信ユニット45からその映
像信号が、電話回線等の通信回線を通って、外部44の警
備機関等に自動的に送信される(ステップ62)。
【0129】さらに、前記外部通信ユニット45にて受信
される制御信号が、表示器42を制御する表示器制御信号
であるときは、外部通信ユニット45がその表示器制御信
号を受信すると、この受信に基づき、セキュリティ側接
続ユニット35は設備用送受信装置40からセキュリティ制
御装置31へ送信された設備状態表示信号を検知する(ス
テップ63)。
【0130】そして、この設備状態表示信号の検知に基
づき、セキュリティ側接続ユニット35が、外部通信ユニ
ット45へ設備37の状態信号を外部44に送信させる制御信
号を出力する(ステップ64)。
【0131】その結果、外部通信ユニット45からその状
態信号が、電話回線等の通信回線を通って、外部44の警
備機関等に自動的に送信される(ステップ62)。
【0132】このようにして、上記一実施の形態によれ
ば、施設1内の単位監視区域X内における緊急事態発生
時に、無線送信端末機2を携帯する被監視者Aは、従来
のように被監視側インターホン7を操作することなく携
帯する無線送信端末機2のスイッチ操作部3を操作する
ことで、緊急警報を発生させることができるため、例え
ば、被監視側インターホン7を操作できない位置で倒れ
動けなくなった場合でも、監視者Bに確実に緊急事態の
発生を知らせることができ、緊急監視が確実となる。
【0133】また、監視者Bは、通話制御装置11および
カメラ制御装置21の連動によって、監視側インターホン
13にて被監視者Aと適宜に通話できるとともに、モニタ
テレビ22にて被監視者Aの映像を見ることができるの
で、被監視者Aの状態を音声とともに映像をもって知る
ことができ、素早く的確な状況把握および処置ができ、
緊急監視が確実となる。
【0134】さらに、カメラ制御装置21が、監視カメラ
19の作動・選択・停止を自動制御するため、緊急事態発
生時に監視者Bが監視カメラ19を操作する必要がなく、
きわめて便利であり、しかも、必要な場合以外は監視カ
メラ19は停止しているため、無駄な電力消費を防止で
き、また、プライバシー保護も図ることができる。
【0135】また、施設1内の単位監視区域X内におけ
る緊急事態発生時に、無線送信端末機2を携帯する被監
視者Aは、携帯する無線送信端末機2のスイッチ操作部
3を操作することで緊急音声発生信号を発生させ、この
緊急音声発生信号を受信する受信装置4から肉声に代わ
る固定音声を発生させることができるため、例えば、苦
しくて声が出せず肉声で通話できない場合でも、自己の
状態を監視者Bに知らせることができる。
【0136】さらに、施設1内の単位監視特別区域Y内
において、緊急事態が発生した場合においても、無線送
信端末機2を携帯する被監視者Aが無線送信端末機2の
スイッチ操作部3を操作すると、監視カメラ19が自動的
に作動し選択され、適宜な監視カメラ19からの映像がモ
ニタテレビ22に映し出され、また適宜に警報器15から緊
急警報が発生するため、緊急事態の発生が監視者Bに報
知され、そして、監視者Bはモニタテレビ22にて被監視
者Aの映像を見ることができ、被監視者Aの状態を映像
をもって知ることができ、素早く的確な状況把握および
処置ができ、緊急監視が確実となる。
【0137】また、施設1内の空間異常発生時に、空間
系センサ28がセンサ検知信号を送信すると、緊急警報が
発生するとともに、監視カメラ19が連動して自動的に作
動し選択され、適宜な監視カメラ19からの映像がモニタ
テレビ22に映し出されるため、緊急事態の発生が監視者
Bに報知され、そして、監視者Bはモニタテレビ22にて
空間異常の状態を映像をもって知ることができ、素早く
的確な状況把握および処置ができ、緊急監視が確実とな
る。
【0138】さらに、施設1内の設備37の異常発生時
に、設備系センサ38がセンサ検知信号を出力すると、緊
急警報が発生するとともに、監視カメラ19が連動して自
動的に作動し選択され、適宜な監視カメラ19からの映像
がモニタテレビ22に映し出されるため、緊急事態の発生
が監視者Bに報知され、そして、監視者Bはモニタテレ
ビ22にて設備37の異常状態を映像をもって知ることがで
き、素早く的確な状況把握および処置ができ、緊急監視
が確実となる。
【0139】また、設備系センサ38が設備37の状態を検
知し、設備状態表示信号を設備用送受信装置40に出力す
ると、この設備状態表示信号をセキュリティ制御装置31
が設備用送受信装置40を経て受信し、このセキュリティ
制御装置31の表示器42にて、設備37が正常状態にある
か、或いは異常状態にあるか、表示されるため、監視者
Bは表示器42にて設備37が、正常状態であるか異常状態
であるかを知ることができる。
【0140】さらに、無線送信端末機2を携帯する被監
視者Aが、施設1内の空間異常、設備異常等に気付いた
場合に、携帯する無線送信端末機2のスイッチ操作部3
を操作することで、緊急警報を発生させることができ、
また、監視カメラ19からの映像がモニタテレビ22に映し
出されるため、例えば、空間系センサ28、設備系センサ
38が検知不可能な異常が発生した場合において、その異
常に気付いた被監視者Aは、その場で瞬時に監視者B
に、緊急事態の発生を報知でき、また、空間、設備異常
の状態の映像がモニタテレビ22に映し出され、よって、
無線送信端末機2と、空間系センサ28および設備系セン
サ38との組み合わせにより、緊急監視がさらに確実とな
る。
【0141】また、セキュリティ側接続ユニット35が緊
急警報に基づき外部通信ユニット45へ緊急警報信号を、
施設1の外部44に送信させる制御信号を出力するため、
緊急警報信号が、電話回線等の通信回線を通って施設1
の外部44に自動的に送信され、外部44の警備機関等に
も、緊急事態の発生を知らせることができる。
【0142】さらに、セキュリティ側接続ユニット35
が、監視カメラ19の作動に基づき、外部通信ユニット45
へ映像信号を施設1の外部44に送信させる制御信号を出
力するため、映像信号が通信回線を通って施設1の外部
44に自動的に送信され、外部44の警備機関等も、施設1
内の異常の状態を映像をもって知ることができ、素早く
的確な状況把握および処置ができ、緊急監視が確実とな
る。
【0143】また、外部通信ユニット45が施設1の外部
44からの設備制御信号を受信した場合には、この受信に
基づき、セキュリティ側接続ユニット35が、セキュリテ
ィ制御装置31へ設備制御信号を設備制御用受信装置43に
送信させる制御信号を出力するため、セキュリティ制御
装置31から設備制御信号が設備制御用受信装置43に送信
されるので、外部44から遠隔操作で、施設1内の設備37
を自動制御でき、また、設備37が正常状態であるか異常
状態であるかを知ることができ、省力化を企てることが
できる。
【0144】さらに、外部通信ユニット45が施設1の外
部44からの監視カメラ制御信号を受信した場合には、こ
の受信に基づき、セキュリティ側接続ユニット35が、カ
メラ制御装置21へ、監視カメラ制御信号に基づき監視カ
メラ19を制御させる制御信号を出力するため、カメラ制
御装置21にて監視カメラ19が制御され、外部44から遠隔
操作で、施設1内の映像を容易に見ることができ、省力
化を企てることができる。
【0145】また、監視者Bは、特別追跡信号を送信す
る無線送信端末機2を携帯した被監視者Aの所在を、必
要に応じて瞬時に知ることができる。
【0146】さらに、設備系センサ38と無線送信端末機
2との組合わせにより、徘徊者である被監視者Aの外出
警報を確実に発生させることができる。
【0147】なお、上記一実施の形態においては、病院
の施設1において緊急事態が発生した場合にその緊急事
態の発生を報知する緊急監視装置について説明したが、
この病院の施設1には限定されず、銀行、商店、交通施
設、工場、倉庫、現金輸送車等の緊急監視についても適
用できる。
【0148】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カメラ制
御装置およびセキュリティ制御装置によって、緊急事態
発生時に、監視カメラが自動的に作動し、監視カメラか
らの映像がモニタテレビに映し出されるため、素早く的
確な状況把握および処置ができ、緊急監視が確実とな
る。
【0149】また、カメラ制御装置が、監視カメラを自
動制御するため、緊急事態発生時に監視カメラを操作す
る必要がなくきわめて便利であり、しかも、必要な場合
以外は監視カメラは停止しているため、無駄な電力消費
を防止できる。
【0150】請求項2記載の発明によれば、緊急事態発
生時に、無線送信端末機を携帯する者は、従来のように
通話装置を操作することなく、携帯する無線送信端末機
のスイッチ操作部を操作すれば足り、通話装置を操作で
きない位置からでも、監視者等に確実に緊急事態の発生
を知らせることができ、緊急監視が確実となる。
【0151】また、監視者等は、通話制御装置およびカ
メラ制御装置によって、一方の通話装置にて被監視者等
と適宜に通話できるとともに、モニタテレビにて被監視
者等の映像を見ることができるので、被監視者等の状態
を映像をもって知ることができ、素早く的確な状況把握
および処置ができ、緊急監視が確実となる。
【0152】さらに、カメラ制御装置が、監視カメラの
作動・選択・停止を自動制御するため、緊急事態発生時
に監視カメラを操作する必要がなくきわめて便利であ
り、しかも、必要な場合以外は監視カメラは停止してい
るため、無駄な電力消費を防止できる。
【0153】請求項3記載の発明によれば、緊急事態発
生時に、無線送信端末機を携帯する者は、携帯する無線
送信端末機のスイッチ操作部を操作することで緊急音声
発生信号を発生させ、受信装置から肉声に代わる固定音
声を発生させることができるため、苦しくて声が出せず
肉声で通話できない場合等でも、緊急事態の状態等を監
視者等に知らせることができる。
【0154】請求項4記載の発明によれば、空間異常発
生時に、空間系センサがセンサ検知信号を送信すると、
緊急警報が発生するとともに、監視カメラが連動して自
動的に作動し必要に応じて選択され、適宜な監視カメラ
からの映像がモニタテレビに映し出されるため、緊急事
態の発生が監視者等に報知され、そして、監視者等はモ
ニタテレビにて空間異常の状態を映像をもって知ること
ができ、素早く的確な状況把握および処置ができ、緊急
監視が確実となる。
【0155】請求項5記載の発明によれば、設備異常発
生時に、設備系センサがセンサ検知信号を送信すると、
緊急警報が発生するとともに、監視カメラが連動して自
動的に作動し必要に応じて選択され、適宜な監視カメラ
からの映像がモニタテレビに映し出されるため、緊急事
態の発生が監視者等に報知され、そして、監視者等はモ
ニタテレビにて設備異常の状態を映像をもって知ること
ができ、素早く的確な状況把握および処置ができ、緊急
監視が確実となる。
【0156】請求項6記載の発明によれば、設備系セン
サが設備の状態を検知し設備状態表示信号を設備用送受
信装置に出力すると、このセキュリティ制御装置の表示
器にて、設備が正常状態にあるか或いは異常状態にある
か表示されるため、監視者等は表示器にて設備が正常状
態か異常状態かを知ることができる。
【0157】請求項7記載の発明によれば、無線送信端
末機を携帯する者が、空間異常、設備異常等に気付いた
場合に、携帯する無線送信端末機のスイッチ操作部を操
作することで、緊急警報を発生させることができ、ま
た、監視カメラからの映像がモニタテレビに映し出され
るため、空間系センサ、設備系センサが検知不可能な異
常が発生した場合等でも、その場で瞬時に監視者等に緊
急事態の発生を知らせることができ、無線送信端末機と
空間系センサおよび設備系センサとの組み合わせによ
り、緊急監視がさらに確実となる。
【0158】請求項8記載の発明によれば、セキュリテ
ィ側接続ユニットが緊急警報に基づき外部通信ユニット
へ緊急警報信号を外部に送信させる制御信号を出力する
ため、緊急警報信号が通信回線を通って外部に自動的に
送信され、外部の警備機関等にも、緊急事態の発生を知
らせることができる。
【0159】請求項9記載の発明によれば、セキュリテ
ィ側接続ユニットが監視カメラの作動に基づき外部通信
ユニットへ映像信号を外部に送信させる制御信号を出力
するため、映像信号が通信回線を通って外部に自動的に
送信され、外部の警備機関等も、異常の状態を映像をも
って知ることができ、素早く的確な状況把握および処置
ができ、緊急監視が確実となる。
【0160】請求項10記載の発明によれば、外部通信
ユニットが外部からの設備制御信号を受信した場合に
は、セキュリティ側接続ユニットが、セキュリティ制御
装置へ設備制御信号を設備制御用受信装置に送信させる
制御信号を出力するため、セキュリティ制御装置から設
備制御信号が設備制御用受信装置に送信されるので、外
部から遠隔操作で設備を自動制御でき、省力化を企てる
ことができる。
【0161】請求項11記載の発明によれば、外部通信
ユニットが外部からの監視カメラ制御信号を受信した場
合には、セキュリティ側接続ユニットが、カメラ制御装
置へ監視カメラ制御信号に基づき監視カメラを制御させ
る制御信号を出力するため、カメラ制御装置にて監視カ
メラが制御されるので、外部から遠隔操作で映像を容易
に見ることができ、省力化を企てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緊急監視装置の一実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図2】同上緊急監視装置を示す説明図である。
【図3】同上緊急監視装置が備えた通話制御装置11、カ
メラ制御装置21、通話側接続ユニット25の緊急事態発生
時の動作を示すフローチャートである。
【図4】同上緊急監視装置が備えたセキュリティ制御装
置31、カメラ制御装置21、セキュリティ側接続ユニット
35の緊急事態発生時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】同上緊急監視装置が備えた外部通信ユニットの
情報通信時の動作を示すフローチャートである。
【図6】同上緊急監視装置の外部通信ユニットの制御通
信時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 無線送信端末機 3 スイッチ操作部 4 受信装置 7 一方の通話装置としての被監視側インターホン 11 通話制御装置 13 他方の通話装置としての監視側インターホン 15 警報器 19 監視カメラ 21 カメラ制御装置 22 モニタテレビ 25 通話側接続ユニット 28 センサとしての空間系センサ 31 セキュリティ制御装置 33 警報器 35 セキュリティ側接続ユニット 37 設備 38 センサとしての設備系センサ 40 設備用送受信装置 42 表示器 43 設備制御用受信装置 44 外部 45 外部通信ユニット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常の発生を検知しこの異常の検知に基
    づきセンサ検知信号を送信するセンサと、 このセンサからのセンサ検知信号を受信しこのセンサ検
    知信号の受信に基づき動作するセキュリティ制御装置
    と、 このセキュリティ制御装置に接続されこのセキュリティ
    制御装置のセンサ検知信号の受信に基づき発生する緊急
    信号の出力により緊急警報を発生する警報器と、 監視カメラと、 この監視カメラからの映像を映し出すモニタテレビを有
    するとともに前記監視カメラの作動を制御するカメラ制
    御装置と、 このカメラ制御装置と前記セキュリティ制御装置とに接
    続されこのセキュリティ制御装置からの緊急信号の出力
    に基づき前記カメラ制御装置へ前記監視カメラを作動さ
    せる制御信号を出力するセキュリティ側接続ユニットと
    を具備したことを特徴とする緊急監視装置。
  2. 【請求項2】 スイッチ操作部を有しこのスイッチ操作
    部の操作によるスイッチの閉成で緊急信号を送信する携
    帯型の無線送信端末機と、 この無線送信端末機からの緊急信号を受信する受信装置
    と、 この受信装置に接続された一方の通話装置と、 この一方の通話装置と接続される他方の通話装置を有す
    るとともにこの他方の通話装置および前記一方の通話装
    置間の導通接続・開放を制御する通話制御装置と、 この通話制御装置に接続され前記受信装置の緊急信号の
    受信に基づき発生する緊急信号の出力により緊急警報を
    発生する警報器と、 監視カメラと、 この監視カメラからの映像を映し出すモニタテレビを有
    するとともに前記監視カメラの作動・選択・停止を制御
    するカメラ制御装置と、 このカメラ制御装置と前記通話制御装置とに接続されこ
    の通話制御装置からの緊急信号の出力に基づき前記カメ
    ラ制御装置へ前記監視カメラを作動させる制御信号を出
    力するとともに前記通話制御装置による前記一方の通話
    装置および前記他方の通話装置間の開放に基づき前記カ
    メラ制御装置へ前記監視カメラの作動を停止させる制御
    信号を出力する通話側接続ユニットとを具備したことを
    特徴とする緊急監視装置。
  3. 【請求項3】 無線送信端末機は、スイッチ操作部の操
    作によるスイッチの閉成で緊急音声発生信号を受信装置
    に送信し、 この受信装置は、前記無線送信端末機からの緊急音声発
    生信号を受信しこの緊急音声発生信号の受信に基づき肉
    声に代わる固定音声を発生させることを特徴とする請求
    項2記載の緊急監視装置。
  4. 【請求項4】 空間異常を検知しこの空間異常の検知に
    基づきセンサ検知信号を送信する空間系センサと、 この空間系センサからのセンサ検知信号を受信しこのセ
    ンサ検知信号の受信に基づき動作するセキュリティ制御
    装置と、 このセキュリティ制御装置に接続されこのセキュリティ
    制御装置のセンサ検知信号の受信に基づき発生する緊急
    信号の出力により緊急警報を発生する警報器と、 前記セキュリティ制御装置とカメラ制御装置とに接続さ
    れこのセキュリティ制御装置からの緊急信号の出力に基
    づき前記カメラ制御装置へ監視カメラを作動させる制御
    信号を出力するセキュリティ側接続ユニットとを備えた
    ことを特徴とする請求項2または3記載の緊急監視装
    置。
  5. 【請求項5】 設備の異常を検知しこの設備異常の検知
    に基づきセンサ検知信号を送信する設備系センサと、 この設備系センサからのセンサ検知信号を受信しこのセ
    ンサ検知信号の受信に基づき動作するセキュリティ制御
    装置と、 このセキュリティ制御装置に接続されこのセキュリティ
    制御装置のセンサ検知信号の受信に基づき発生する緊急
    信号の出力により緊急警報を発生する警報器と、 前記セキュリティ制御装置とカメラ制御装置とに接続さ
    れこのセキュリティ制御装置からの緊急信号の出力に基
    づき前記カメラ制御装置へ監視カメラを作動させる制御
    信号を出力するセキュリティ側接続ユニットとを備えた
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の
    緊急監視装置。
  6. 【請求項6】 設備系センサに接続された設備用送受信
    装置を備え、 設備系センサは、設備の状態を検知しこの検知に基づき
    設備状態表示信号を前記設備用送受信装置に出力し、 セキュリティ制御装置は、設備の状態を表示する表示器
    を有するとともに前記設備系センサからの設備状態表示
    信号を受信しこの設備状態表示信号の受信に基づき設備
    が正常状態か異常状態かを前記表示器にて表示すること
    を特徴とする請求項5記載の緊急監視装置。
  7. 【請求項7】 無線送信端末機は、スイッチ操作部の操
    作によるスイッチの閉成で異常緊急信号を設備用送受信
    装置に送信し、 設備用送受信装置は、前記無線送信端末機からの異常緊
    急信号を受信しこの異常緊急信号をセンサ検知信号とし
    てセキュリティ制御装置に送信し、 セキュリティ制御装置は、前記設備用送受信装置からの
    センサ検知信号を受信しこのセンサ検知信号の受信に基
    づき動作することを特徴とする請求項6記載の緊急監視
    装置。
  8. 【請求項8】 通信回線を利用して外部に信号を送信す
    るとともに外部からの信号を受信する外部通信ユニット
    を備え、 セキュリティ側接続ユニットは、緊急信号の出力に基づ
    き前記外部通信ユニットへ緊急警報信号を外部に送信さ
    せる制御信号を出力することを特徴とする請求項4ない
    し7のいずれかに記載の緊急監視装置。
  9. 【請求項9】 セキュリティ側接続ユニットは、カメラ
    制御装置による監視カメラの作動に基づき外部通信ユニ
    ットへ前記監視カメラからの映像信号を外部に送信させ
    る制御信号を出力することを特徴とする請求項8記載の
    緊急監視装置。
  10. 【請求項10】 セキュリティ制御装置からの設備制御
    信号を受信しこの設備制御信号に基づき設備を制御する
    設備制御用受信装置を備え、 外部通信ユニットは、外部からの設備制御信号を受信
    し、 セキュリティ側接続ユニットは、前記外部通信ユニット
    による設備制御信号の受信に基づき前記セキュリティ制
    御装置へ前記外部通信ユニットが受信した設備制御信号
    を前記設備制御用受信装置に送信させる制御信号を出力
    することを特徴とする請求項8または9記載の緊急監視
    装置。
  11. 【請求項11】 外部通信ユニットは、外部からの監視
    カメラ制御信号を受信し、 セキュリティ側接続ユニットは、前記外部通信ユニット
    による監視カメラ制御信号の受信に基づき前記カメラ制
    御装置へ監視カメラ制御信号に基づき監視カメラを制御
    させる制御信号を出力することを特徴とする請求項8な
    いし10のいずれかに記載の緊急監視装置。
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