JPH11153705A - 軸方向屈折率分布型レンズ - Google Patents

軸方向屈折率分布型レンズ

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JPH11153705A
JPH11153705A JP9319843A JP31984397A JPH11153705A JP H11153705 A JPH11153705 A JP H11153705A JP 9319843 A JP9319843 A JP 9319843A JP 31984397 A JP31984397 A JP 31984397A JP H11153705 A JPH11153705 A JP H11153705A
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mol
glass
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lens
zno
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Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Shigeo Kikko
重雄 橘高
Yoshinori Shiotani
慶則 塩谷
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C21/00Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface
    • C03C21/001Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的設計より必要とされる屈折率分布を有
し、耐久性が高く、高品質で(溶融温度が低い)、実用
に十分なイオン交換速度を有し、銀イオンが安定にガラ
ス中に存在できるガラス組成物を用いて優れた軸方向屈
折率分布型レンズを提供する。 【解決手段】 下記組成のガラス素材から、銀を用いた
イオン交換法で得られる軸方向屈折率分布型レンズ。 10< Na2O ≦25mol% 8< Al23 ≦25mol% 0≦ MgO ≦18mol% 0≦ ZnO ≦18mol% 3≦ B23 ≦18mol% 35≦ SiO2 ≦55mol% 0≦ La23 ≦ 5mol% 0≦ BaO ≦ 5mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 2.5≦MgO+ZnO≦18mol%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光軸方向に屈折率が
直線的に変化している軸方向屈折率分布型レンズに関
し、特に銀を用いたイオン交換法によって光軸方向に屈
折率分布を形成させることによって得られる軸方向屈折
率分布型レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】均質な屈折率を有するガラスやプラスチ
ックを素材として、球面あるいは平面から構成される単
レンズでは、光軸上の球面収差を補正することができな
い。レンズ面を非球面化すると球面収差を補正すること
ができるが、非球面レンズはプレス用金型の製造コスト
が高く、また、金型表面の研削跡がレンズ面に転写され
るという問題がある。
【0003】球面収差を補正する他の方法として、軸方
向屈折率分布型レンズが使用されている。図1(a),
(b)に、この軸方向屈折率分布型の平凸集光レンズ1
を模式的に示す断面図及び同屈折率分布のグラフを示
す。
【0004】軸方向屈折率分布型レンズ1は、レンズ光
軸Lの方向に屈折率分布Rを与え、光軸と直交する面内
では一様な屈折率を有する。球面部分の屈折率分布形状
は、曲率半径に応じた傾きの直線状とすることにより、
球面収差を良好に補正することができる。開口数(N
A)の大きい、明るいレンズほど直線状部分の屈折率差
は大きな値が必要である。また、球面の有効径部分D以
外における屈折率分布は、あってもなくても球面収差に
ほとんど影響しない。この軸方向屈折率分布型レンズは
非球面レンズと比べ、レンズ面は球面あるいは平面のま
までよいので、研磨加工が容易という利点がある。
【0005】軸方向屈折率分布型レンズを製造する好適
な方法としては以下に示す方法がある。即ち、図2に示
すように、まず屈折率が一様な平板状ガラス板5を準備
し、このガラス板5を硝酸塩や硫酸塩などの溶融塩6と
接触させる。そして、ガラス板5中のイオンと溶融塩6
中のイオンとのイオン交換で、ガラス表面から深部に向
けて屈折率変化に寄与するイオンを拡散させることによ
り、ガラス板5中に表面から深さ方向に次第に減少する
屈折率分布、または逆に表面から深部に向けて次第に増
大する屈折率分布を形成する。その後、この部分を切
断、研磨加工して軸方向屈折率分布型レンズを得る。
【0006】上記のイオン交換による軸方向屈折率分布
型レンズとしては、屈折率分布に寄与するイオンとして
Tlイオンを使用することが大きな屈折率差を得るため
には最適であり、この場合、溶融塩としてはTlN
3、Tl2SO4等のタリウム塩を含む溶融塩が用いら
れる。
【0007】しかしながら、タリウムは毒性が強いた
め、タリウムを多く含むガラスおよび溶融塩を使用する
ことは環境汚染の面で問題がある。
【0008】大きな屈折率差に寄与するイオンとして、
その他に、特開昭61-261238号公報、特開昭62-100451号
公報に示されているように銀イオンも考えられる。一般
に、銀イオンはコロイド化しやすいことから、上記公報
では、銀イオンのコロイド化を抑えるために燐酸を多く
含むガラス組成を提案している。
【0009】しかしながら、燐酸を多く含むガラスはガ
ラスの耐候性が低く、実用に際して問題がある。また、
燐酸を多く含むガラスはイオン交換中に硝酸塩と反応し
てガラス表面に失透物が生成したり、ガラス自体が溶融
塩中に溶解するという問題点がある。また、硝酸塩以外
の塩、例えば、硫酸塩やハロゲン化物の溶融塩では金属
やガラスに対する腐食性が強く、溶融塩を保持する容器
に適切なものが得難いなどの多くの問題がある。
【0010】特開昭62-100451号公報に示されるガラス
組成の改良を図ったものとして、特開平4-2629号公報に
記載されるガラス組成があるが、このガラス組成におい
ても溶融塩中の安定性、素材ガラスの耐久性が十分では
なく、実用には問題があった。
【0011】一方、燐酸を含まず、銀イオンがコロイド
化しないガラス組成として、アルミノ珪酸塩ガラスが知
られている 。一般に、珪酸塩ガラスにアルカリを導入
してゆくと珪酸骨格が切断され、アルカリイオンと強く
結合した非架橋酸素(以下「NBO」と記す。)が形成
される。NBOが存在しているガラス中にイオン交換で
銀イオンを導入すると、導入した銀イオンがNBOの影
響で還元されて銀コロイドとなり、ガラスが着色する。
よってこのようなガラスはレンズとして使用できない。
それに対し、Al23を珪酸塩ガラス中に導入すると、
Al23はAlO4 -の形で取り込まれ、アルカリがAl
4 -と結合するためにガラス中のNBOが減少し、銀イ
オンはイオンの形で安定に存在しやすくなる。AlO4 -
とアルカリイオンは1:1で結合するため、[M]/
[Al]=1の場合にガラス中のNBOが一番少なくな
る(ガラスによっては完全になくなる。[M]、[A
l]はそれぞれアルカリイオンおよびAlO4 -のガラス
中モル濃度を表す)。よって[M]/[Al]=1のア
ルミノ珪酸塩ガラスが銀イオンを最も安定的にガラスに
含むことができる。
【0012】ところで、軸方向屈折率分布型レンズにお
いてレンズを明るくするためには、軸方向屈折率差を大
きくする必要がある。屈折率差は銀イオン濃度にほぼ比
例するので、そのためには銀イオンと置換するアルカリ
をガラス中に多く含む必要がある。この目的で、アルミ
ノ珪酸塩ガラス中に銀イオンを安定に存在させるために
は、ガラス中のアルカリ濃度を増加させるに伴いAl2
3 の濃度も増加させる必要がある。ガラス中のAl2
3 濃度が高くなるとガラスの溶融温度が高くなるた
め、品質のよい(脈理、泡等が存在しない)ガラスを作
製することが困難になる。溶融温度を低下させるために
はガラス中のAl23 濃度を低下させればよいが、そ
の場合はコロイド化しないで含むことができる銀イオン
の量が少なくなるため大きな屈折率差が得られなくな
る。
【0013】また、ガラスにB23を導入することによ
って銀イオンをコロイド化せずに溶融温度を低下させる
ことができることも知られている(Glastech. Ber. 64
[8]199 (1991)、Appl. Opt. 31 [25] 5221 (1992)、J.N
on-Cryst. Solids 113 37 (1989)。Bはガラス中でAl
と同じ3価をとる)。しかし、ガラス中のB23濃度が
高くなりすぎると、ガラスの耐久性が低下する、銀イオ
ンのイオン交換速度が低下するといった問題が生じるた
め、導入できるB23 濃度には限りがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
従来においては、軸方向屈折率差が大きく、高品質の軸
方向屈折率分布型レンズとして、十分に満足し得る特性
を有するものは提供されていない。
【0015】本発明は、上記従来の問題点を解決し、光
学的設計より必要とされる屈折率分布を有し、耐久性が
高く、品質のよい即ち溶融温度が低いガラス組成で、実
用に十分なイオン交換速度を有し、銀イオンが安定にガ
ラス中に存在できるガラス組成物を用いて、優れた軸方
向屈折率分布型レンズを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、銀を用いたイ
オン交換法により、ガラス素材に光軸方向に屈折率分布
を形成させることによって得られる軸方向屈折率分布型
レンズであって、該ガラス素材が下記組成のガラス組成
物で構成されることを特徴とする。
【0017】10< Na2O ≦25mol% 8< Al23 ≦25mol% 0≦ MgO ≦18mol% 0≦ ZnO ≦18mol% 3≦ B23 ≦18mol% 35≦ SiO2 ≦55mol% 0≦ La23 ≦ 5mol% 0≦ BaO ≦ 5mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 2.5≦MgO+ZnO≦18mol% 即ち、本発明では、アルミノホウ珪酸塩ガラスにMgO
およびZnOを導入することによって、高い耐久性を保
った上で溶融温度を低下させることを可能とし、銀イオ
ンがイオンの状態で安定にガラス中に取り込まれ、必要
な屈折率分布を有する軸方向屈折率分布型レンズを実現
する。
【0018】一般に2価イオンは1価のイオンの拡散速
度を極端に低下させることが知られている。しかしなが
ら、2価イオンの中で、MgOおよびZnOは、イオン
交換速度を比較的下げない多価イオンであり(R.H.Dore
mus,"Glass Science 2nd."P278 John Wiley & Sons)、
ガラス中のNBOを低減できる可能性を有している多価
イオンであることが報告されている(Appl. Opt., 31
[25] 5221(1992))が、従来において、実際にMgOお
よびZnOを含んだガラスで軸方向屈折率分布型レンズ
を作製した例はない。
【0019】本発明者は、軸方向屈折率分布型レンズの
ガラス素材のガラス組成物としてのアルミノホウ珪酸塩
ガラスに、MgOおよびZnOを導入することで、本発
明の目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成させ
た。
【0020】本発明において、好ましいガラス組成は下
記の通りである。
【0021】12.5≦ Na2O ≦25mol% 10≦ Al23 ≦22mol% 0≦ MgO ≦15mol% 0≦ ZnO ≦15mol% 5≦ B23 ≦16mol% 40≦ SiO2 ≦55mol% 0≦ La23 ≦ 3mol% 0≦ BaO ≦ 3mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 3≦MgO+ZnO≦15mol% 本発明において、より好ましいガラス組成は下記の通り
である。
【0022】12.5≦ Na2O ≦18mol% 12.5≦ Al23 ≦18mol% 0≦ MgO ≦12.5mol% 0≦ ZnO ≦12.5mol% 7≦ B23 ≦15mol% 42.5≦ SiO2 ≦52.5mol% 0≦ La23 ≦ 3mol% 0≦ BaO ≦ 3mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 5≦MgO+ZnO≦12.5mol% また、ガラス組成物のNa2Oの濃度とAl23の濃度
の比[Al23]/[Na2O]は0.8〜1.2であ
ることが望ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0024】まず、本発明で用いるガラス素材を構成す
るガラス組成物について説明する。
【0025】ガラス組成物中に含まれるMgOおよびZ
nOの合計濃度が2.5mol%未満では溶融温度を低
下させて品質の良いガラスを得る効果が十分でなく、1
8mol%を超えると銀イオンのガラス中での安定性が
低くなりすぎるため実用的でない。よってMgO+Zn
Oの濃度は2.5≦MgO+ZnO≦18mol%、好
ましくは3≦MgO+ZnO≦15mol%、より好ま
しくは5≦MgO+ZnO≦12.5mol%とする。
ここでMgOとZnOは各々単独で用いてもよく、併用
して用いても良い。
【0026】屈折率分布を形成する銀イオンと置換され
るアルカリイオンとしては、銀イオンとの相互拡散係数
が大きく、イオン交換時間が短いナトリウムイオンが最
適であり、その濃度は10mol%以下では必要とされ
る屈折率差が得られず、25mol%を超えると耐久性
が低下し実用には問題がある。よってNa2Oの濃度は
10< Na2O≦25mol%、好ましくは12.5≦
Na2O≦25mol%、より好ましくは12.5≦
Na2O≦18mol%とする。
【0027】Al23は銀イオンをガラス中に安定に含
むために必須の成分である。前記の通り、ガラス中のN
BOをなくすためには[Na]/[Al]=1であるこ
とが望ましいが、本発明ではガラス中にMgOおよびZ
nOを導入したことによって[Na]/[Al]=1で
なくても銀イオンをガラス中に安定に含ませることが可
能となった。ただしその効果はAl23ほど強くないた
め、ガラス中の Al23の濃度はNa2Oの濃度の0.
8〜1.2倍であることが望ましい。
【0028】また、Al23はあまり多く入れると溶融
温度が高くなりすぎて品質の良いガラスを作製すること
が困難になることから、 Al23の濃度は8< Al2
3≦25mol%、好ましくは10≦ Al23≦22
mol%、より好ましくは12.5≦ Al23≦18
mol%とする。
【0029】B23はガラスの溶融温度を低下させるこ
とによって、品質の良いガラスを得られやすくし、ま
た、イオン交換によるクラックの発生を防ぐのに効果が
あるが、3mol%未満ではその効果は十分でなく、1
8mol%を超えると耐久性が低下し実用には問題があ
る。よってB23の濃度は3≦ B23≦18mol
%、好ましくは5≦B23≦16mol%、より好まし
くは7≦ B23≦15mol%とする。
【0030】SiO2はガラスの網目構造を形成する主
要成分であり、35mol%未満では化学的耐久性が著
しく低下する。また55mol%を超えると屈折率分布
形成酸化物および他の酸化物の含有量が制限されるとと
もに、溶融温度が高くなりすぎるために品質の良いガラ
スが得にくくなる。よってSiO2濃度は35≦ SiO
2≦55mol%、好ましくは40≦ SiO2≦55m
ol%、より好ましくは42.5≦ SiO2≦52.5
mol%とする。
【0031】本発明では、レンズ設計上の自由度を大き
くするべく、ガラス素材の屈折率や分散を変化させるた
めに、ガラス組成物に更にLa23、 BaOを加える
ことができる。しかしガラス中のLa23およびBaO
濃度が高くなりすぎると、銀イオンとナトリウムイオン
の交換速度が遅くなりすぎる、ガラスに分相が発生する
といった問題が生じる。よってLa23およびBaOの
濃度はそれぞれ5mol%以下、好ましくはそれぞれ3
mol%以下とする。
【0032】La23およびBaOと同様、Ta25
ガラス素材の屈折率や分散を変化させるために加えるこ
とができる。 Ta25はLa23およびBaOほど銀
イオンとナトリウムイオンの交換速度を低下させない
が、 Ta25濃度が高くなりすぎるとガラスに分相が
発生するといった問題が生じる。よってTa25の濃度
は3mol%以下とする。
【0033】本発明では、ガラスの耐久性を向上させる
ために更にZrO2を加えることができる。しかしガラ
ス中のZrO2濃度が高くなりすぎるとガラスの溶融温
度が高くなりすぎる、銀イオンとナトリウムイオンの交
換速度が遅くなりすぎるといった問題が生じる。よって
ZrO2の濃度は3mol%以下とする。
【0034】また、本発明では、軸方向屈折率分布型レ
ンズとしての特性を失わせない範囲で、上記主要成分1
00mol%に対して、Nb25,Sb23,WO3
23をそれぞれ0≦Nb25≦3mol%、0≦Sb
23≦1mol%、0≦WO≦1mol%、0≦Y
3≦1mol%の範囲で加えることができる。
【0035】本発明の軸方向屈折率分布型レンズは、上
記組成のガラス組成物より成形されたガラス素材(形状
は平板状、円柱状、球状、塊状等のいずれでも良い。)
を用い、溶融塩中に当該ガラス素材を浸漬するなどして
イオン交換し、銀イオンをガラス素材中に拡散すること
により屈折率分布を形成し、その後、所定の大きさに切
断し、研磨加工することにより容易に製造することがで
きる。
【0036】この場合、溶融塩としては、硝酸銀5〜3
0mol%と硝酸ナトリウム95〜70mol%の混合
溶融塩、塩化銀50〜100mol%と塩化亜鉛0〜5
0mol%と硫化銀0〜30mol%の混合溶融塩等を
用いることができるが、腐食性の面から、硝酸銀混合溶
融塩を用いるのが好ましい。処理条件は硝酸銀混合溶融
塩の場合300〜420℃、塩化銀混合溶融塩の場合4
50〜550℃で10〜60日の範囲で、所望の屈折率
分布、即ち、銀イオン注入量に応じて適宜決定される。
【0037】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0038】実施例1 表1に示す組成のガラス原料を、白金るつぼ中で140
0℃にて溶融、キャストした。
【0039】得られたガラスの耐久性を日本光学硝子工
業会の規格である粉末法にて評価した。粉末法によって
評価を行った結果、耐水性は1級であり、耐酸性は2級
であった。以上のことから、この組成のガラスは高い耐
候性を有していることがわかった。
【0040】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中に
て、29日間処理し、軸方向屈折率分布型レンズの素材
ガラスを作製した。
【0041】このガラス板の表面付近の屈折率分布を図
3に示す。屈折率分布は銀の分布にほぼ一致し、ガラス
中に導入された銀1mol%は屈折率差0.006に相
当した。屈折率分布は表面から深さ約0.8mmにわた
って直線に近く、球面収差補正には好適であることが確
認された。
【0042】図3の屈折率分布曲線より以下の近似式を
得た。ただし測定波長は632.8nmである。
【0043】N=1.58−0.1056z+0.1685z2−0.1986
3+0.0877z4 (zはガラス表面からの距離を示す:単位mm) 上記の屈折率分布近似曲線より、平凸集光レンズを設計
した。凸面の頂点の位置をイオン交換後のガラス表面よ
り0.15mm内側とし、レンズ厚0.85mm、レン
ズ有効径φ6.0mm、レンズ外径φ6.4mm、凸面
R7.37mmとした。上記のレンズの焦点距離は1
2.99mm、F値は2.17であり、軸上焦点像のR
MS−OPD値は設計上0.044λとなった。軸方向
屈折率分布により球面収差が補正され、回折限界(0.
07λ)以下の収差量となった。
【0044】実施例2,3 表1に示す如く、実施例1のガラス組成に対してZnO
の代わりにMgOを用いたもの(実施例2)、ZnOと
MgOをほぼ等量用いたもの(実施例3)を白金るつぼ
中で1400℃にて溶融、キャストした。
【0045】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、ともに耐水性は1級、耐酸性は2級であっ
た。
【0046】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中にて
4日間処理した時のガラス表面部分の銀の濃度分布を図
4,5に示す。図4,5より、銀の濃度分布より概算し
た屈折率分布は実施例1と同様直線に近く、球面収差補
正には好適であることが確認された。
【0047】実施例4 表1に示す如く、実施例1のガラス組成に対して、Na
2OとAl23の濃度の比を変化させたものを白金るつ
ぼ中で1400℃にて溶融、キャストした。
【0048】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、耐水性は2級、耐酸性は2級であった。
【0049】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中にて
4日間処理した時のガラス表面部分の銀の濃度分布を図
6に示す。図6より、銀の濃度分布より概算した屈折率
分布は実施例1と同様直線に近く、球面収差補正には好
適であることが確認された。
【0050】実施例5〜7 表1に示す如く、実施例1のガラス組成に対して、Na
2OとAl23の濃度を変化させたものを白金るつぼ中
で1450℃にて溶融、キャストした。
【0051】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、実施例5の耐水性は1級、耐酸性は2級
で、実施例6〜7の耐水性は2級、耐酸性は3級であっ
た。
【0052】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中にて
4日間処理した時のガラス表面部分の銀の濃度分布を図
7〜9に示す。図7〜9より、銀の濃度分布より概算し
た屈折率分布は実施例1と同様直線に近く、球面収差補
正には好適であることが確認された。
【0053】実施例8 表1に示す如く、実施例1のガラス組成に対して、屈折
率調整剤としてLa23を加えた(ZnOの一部をLa
23で置換した)ものを白金るつぼ中で1400℃にて
溶融、キャストした。
【0054】得られたガラスの屈折率は1.5317であり、
実施例1に対して0.018増加した。
【0055】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、耐水性は1級、耐酸性は2級であった。
【0056】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中にて
4日間処理した時のガラス表面部分の銀の濃度分布を図
10に示す。図10より、銀の濃度分布より概算した屈
折率分布は実施例1と同様直線に近く、球面収差補正に
は好適であることが確認された。
【0057】実施例9,10 表1に示す如く、実施例5のガラス組成に対して、屈折
率調整剤としてBaOまたはTa25を加えた(ZnO
の一部をBaOまたはTa25で置換した)ものを白金
るつぼ中で1450℃にて溶融、キャストした。
【0058】得られたガラスの屈折率はそれぞれ、1.51
68、1.5260であり、実施例5に対して0.002および0.011
増加した。
【0059】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、両方とも耐水性は1級、耐酸性は2級であ
った。
【0060】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中にて
4日間処理した時のガラス表面部分の銀の濃度分布を図
11,12に示す。図11,12より、銀の濃度分布よ
り概算した屈折率分布は実施例1と同様直線に近く、球
面収差補正には好適であることが確認された。
【0061】実施例11 表1に示す如く、実施例1のガラス組成に対して、Zr
2を加えた(ZnOの一部をZrO2で置換した)もの
を白金るつぼ中で1450℃にて溶融、キャストした。
【0062】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、耐水性は1級、耐酸性は1級であり、実施
例1より耐久性が向上した。
【0063】得られたガラスブロックより30×40×
3.5mmの板を切り出し、400℃のAgNO3 20
mol%、NaNO3 80mol%混合溶融塩中にて
4日間処理した時のガラス表面部分の銀の濃度分布を図
13に示す。図13より、銀の濃度分布より概算した屈
折率分布は実施例1同様直線に近く、球面収差補正には
好適であることが確認された。
【0064】比較例1 表1に示す組成のガラス原料を、白金るつぼ中で溶融、
キャストした。このとき必要な温度は1550℃であ
り、各実施例より100〜150℃高温であった。
【0065】得られたガラスを粉末法にて耐久性を評価
したところ、耐水性は3級、耐酸性は3級であり、各実
施例より耐久性が低かった。
【0066】以上の結果を表1にまとめて示す。なお、
表1には、球面収差補正への適否(○=適当,△=やや
不適当,×=不適当)及びAg+安定性の良否(○=
良,△=やや劣る,×=不良)も併記した。
【0067】
【表1】
【0068】実施例12〜21、比較例2,3 表2に示すガラス組成にて実施例2と同様にしてガラス
の耐候性及び溶融可能温度を調べ、また、屈折率分布か
ら球面収差補正への適否を調べると共にAg+安定性の
良否を調べ、結果を表2に示した。
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、アルミノホウ珪酸塩ガラスにZnOおよびMgOを
所定の割合で導入することによって、光学的設計上必要
とされる屈折率分布を有し、耐久性が高く、溶融温度が
低く、実用に十分なイオン交換速度を有し、銀イオンが
安定にガラス中に存在できるガラス素材により、高品
質、高特性の軸方向屈折率分布型レンズが提供される。
【0071】本発明の軸方向屈折率分布型レンズは、前
述の実施例に示した平凸球面レンズのみならず、カメラ
レンズ、接眼鏡、顕微鏡等の各種光学系において広範に
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は軸方向屈折率分布型レンズを示す模
式的断面図、(b)図は同屈折率分布のグラフである。
【図2】イオン交換により屈折率分布を有するガラス板
を製造する方法を示す模式図でる。
【図3】実施例1で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの屈折率分布を示すグラフである。
【図4】実施例2で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図5】実施例3で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図6】実施例4で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図7】実施例5で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図8】実施例6で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図9】実施例7で得られた軸方向屈折率分布型レンズ
用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図10】実施例8で得られた軸方向屈折率分布型レン
ズ用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図11】実施例9で得られた軸方向屈折率分布型レン
ズ用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図12】実施例10で得られた軸方向屈折率分布型レ
ンズ用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【図13】実施例11で得られた軸方向屈折率分布型レ
ンズ用素材ガラスの銀の濃度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 集光レンズ 5 ガラス板 6 溶融塩
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C03C 3/091 C03C 3/091 3/093 3/093 3/095 3/095 G02B 1/02 G02B 1/02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀を用いたイオン交換法により、ガラス
    素材に光軸方向に屈折率分布を形成させることによって
    得られる軸方向屈折率分布型レンズであって、 該ガラス素材が、下記組成のガラス組成物で構成される
    ことを特徴とする軸方向屈折率分布型レンズ。 10< Na2O ≦25mol% 8< Al23 ≦25mol% 0≦ MgO ≦18mol% 0≦ ZnO ≦18mol% 3≦ B23 ≦18mol% 35≦ SiO2 ≦55mol% 0≦ La23 ≦ 5mol% 0≦ BaO ≦ 5mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 2.5≦MgO+ZnO≦18mol%
  2. 【請求項2】 請求項1において、該ガラス組成物の組
    成が下記の通りであることを特徴とする軸方向屈折率分
    布型レンズ。 12.5≦ Na2O ≦25mol% 10≦ Al23 ≦22mol% 0≦ MgO ≦15mol% 0≦ ZnO ≦15mol% 5≦ B23 ≦16mol% 40≦ SiO2 ≦55mol% 0≦ La23 ≦ 3mol% 0≦ BaO ≦ 3mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 3≦MgO+ZnO≦15mol%
  3. 【請求項3】 請求項2において、該ガラス組成物の組
    成が下記の通りであることを特徴とする軸方向屈折率分
    布型レンズ。 12.5≦ Na2O ≦18mol% 12.5≦ Al23 ≦18mol% 0≦ MgO ≦12.5mol% 0≦ ZnO ≦12.5mol% 7≦ B23 ≦15mol% 42.5≦ SiO2 ≦52.5mol% 0≦ La23 ≦ 3mol% 0≦ BaO ≦ 3mol% 0≦ Ta25 ≦ 3mol% 0≦ ZrO2 ≦ 3mol% ただし、 5≦MgO+ZnO≦12.5mol%
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、該ガラス組成物のNa2Oの濃度とAl23の濃度
    の比[Al23]/[Na2O]が0.8〜1.2であ
    ることを特徴とする軸方向屈折率分布型レンズ。
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