JPH11153357A - 高温出湯防止制御方法 - Google Patents

高温出湯防止制御方法

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JPH11153357A
JPH11153357A JP33655897A JP33655897A JPH11153357A JP H11153357 A JPH11153357 A JP H11153357A JP 33655897 A JP33655897 A JP 33655897A JP 33655897 A JP33655897 A JP 33655897A JP H11153357 A JPH11153357 A JP H11153357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature
hot
hot water
tapping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33655897A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Morishita
敦弘 森下
Keiichi Miura
敬一 三浦
Masahiko Shimazu
政彦 嶋津
Takao Morigaki
貴夫 森垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP33655897A priority Critical patent/JPH11153357A/ja
Publication of JPH11153357A publication Critical patent/JPH11153357A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小号数で実号数がソフト上の号数よりも高
温出湯側にズレている場合に、安全動作による燃焼停止
動作に入ることなく、安全性を確保しつつ給湯の継続を
図ることのできる高温出湯防止制御方法を提供すること
である。 【解決手段】 最低作動水量MOQのOFF流量MOQ
off =2.5リットル/min.、最小号数Gmin.=2.5
号である給湯器1の給湯性能は、曲線Aで示されてお
り、出湯流量Q=2.5リットル/min.の時、出湯湯温
は45℃(点Pa )となる。最小号数Gmin.の実号数G
min.rがソフト上の号数Gmin.c よりも高温出湯側にズ
レたと判定した場合(曲線B)、出湯流量Q=2.5リ
ットル/min.の時、出湯湯温=55℃(点Pb )となる
から、最低作動水量MOQを増加させ、OFF流量MO
Qoff をMOQoff =(2.5+α)リットル/min.と
することにより、出湯湯温を低下させる。例えば、MO
Qoff =3.5リットル/min.に上昇させると、出湯湯
温=45℃(点Pc )となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正常な最小号数での出
湯運転時に、高温出湯防止制御の安全動作で停止するこ
とを防止する機能を備えた高温出湯防止制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の給湯器、例えば、バイパスミキシ
ング方式の給湯器においては、熱交換器から出湯される
高温の湯と、バイパス通路からの低温の水とを混合し
て、設定温度の湯をカラン等から給湯するもので、熱交
換器を加熱するバーナの燃焼量を能力制御弁でフィード
フォワード制御することによって熱交換器から出湯され
る湯を設定温度よりも高い温度に加熱し、バイパス通路
の通水量をバイパス弁でフィードバック制御することに
よって、熱交換器からの高温の湯とバイパス通路からの
低温の水との混合比を調整し、設定温度の給湯を行なっ
ている。なお、給湯器において、その出湯能力は一般に
号数で表されるもので、単位当たりの出湯能力(1号)
は、1リットルの水を25度上昇させることができる能
力であり、入水温度Tc (℃)と、設定温度Ts (℃)
と、通水量Q(リットル/min.)とから号数Gは次式で
算出される。 G=(Ts −Tc )・Q/25
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の給湯器においては、経年変化等によりバーナの燃焼
量を制御する能力制御弁に変形、ズレ等を生じて2次圧
の調圧が変化することがあり、このようなこと等でソフ
ト上の号数即ち理論上算出された号数と、実号数即ち実
際に給湯器が出湯している号数とに差異を生じた場合
に、号数変化の過渡状態では、フィードバックで出湯温
度を設定温度に合致させようとしているが、最小号数で
高温出湯側にズレている即ち最小号数に対応する通水量
に比べて燃焼量が過大になると、出湯温度を設定温度に
合致させようがなく、出湯温度が高くなり過ぎて安全動
作に移行して、燃焼を停止させてしまうという問題があ
った。例えば、図1に示した給湯性能曲線は、設定温度
範囲が38℃から75℃、入水温度が20℃、出湯能力
が2.5号から16号である給湯器において、曲線Aは
ソフト上の正常状態を示し、曲線Bは高温出湯側にズレ
を生じたものを示している。正常状態においては、最小
号数(例えば、2.5号)での出湯は点Pa (例えば、
出湯量Q=2.5リットル/min.、出湯温度Tm =45
℃)であるが(曲線A)、ズレを生じた場合には同じ出
湯量Q(Q=2.5リットル/min.)で出湯すると(曲
線B)、点Pb となって出湯温度Tm が上昇する(Tm
=55℃)となってしまう。このため設定温度よりもか
なり高い温度の湯が出てしまうため、安全動作により停
止してしまう。そして、このように最小号数付近での燃
焼の際には度々安全動作に入ってしまい、使用しづらい
という問題があった。
【0004】本発明の目的は、最小号数で実号数がソフ
ト上の号数よりも高温出湯側にズレている場合に、安全
動作による燃焼停止動作に入ることなく、安全性を確保
しつつ給湯の継続を図ることのできる高温出湯防止制御
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の高温出湯防止制御方法は、給湯器において、
最小号数での出湯運転中に、設定温度よりも出湯温度が
高くなった場合、給湯器の燃焼を許容する最低作動水量
を引き上げることにより、最小号数で出湯運転を行なう
時に、インプットのズレ等により最小号数で実号数がソ
フト上の号数よりも高温出湯側にズレている場合に、安
全動作による燃焼停止動作を行なわず、出湯温度を低下
させて安全を図ることができる。
【0006】
【実施例】本発明を適用する給湯器の一例を図3に基づ
いて概略構成を説明すると、給湯器1は、熱交換器2
と、熱交換器2の入口側に接続された入水管3と、出口
側に接続された出湯管4と、熱交換器2をバイパスする
バイパス管5と、入水管3のバイパス管5の分岐位置よ
りも上流側の位置に設けられた過流出防止機能付流量調
整弁6及び全通水量Qを検出する流量センサ7と、バイ
パス管5の分岐位置よりも下流側の位置に設けられた入
水温度Tc を検出する入水温度センサ8と、熱交換器2
の出口とバイパス管5の分岐位置との間の出湯管4に設
けられて缶体温度Th を検出する缶体温度センサ9と、
バイパス管5の分岐位置の下流側の出湯管4に設けられ
て熱交換器2からの湯とバイパス管5からの水との混合
湯出湯温度Tm を検出する混合出湯温度センサ10と、
バイパス管5に設けられたバイパスサーボ弁11と、熱
交換器2を加熱するバーナ12と、バーナ12へのガス
量を調節する比例制御弁13とを備えている。
【0007】給湯器1においては、予め設定された設定
温度Ts 、入水温度Tc 、全通水量Q及び湯水分配比
(バイパス比)に基づいて、バイパス管5からの水と混
合された時に設定温度Ts に等しい混合湯出湯温度Tm
の出湯が得られるような缶体設定温度Thsを算出し、熱
交換器2からの出湯温度である缶体温度Th が缶体設定
温度Thsに等しくなるように比例制御弁13を駆動して
フィードフォワード(FF)制御する一方、混合湯出湯
温度Tm が設定温度Ts に合致するように比例制御弁1
3をフィードバック(FB)制御する。なお、給湯器1
の出湯能力(号数)は、入水温度Tc (℃)と、設定温
度Ts(℃)と、通水量Q(リットル/min.)とから号
数Gは次式で算出される。 G=(Ts −Tc )・Q/25
【0008】図1の給湯性能曲線及び図2のフローチャ
ートを参照して本発明の実施例を説明する。給湯器の燃
焼運転を許容する最低作動水量MOQの燃焼運転を停止
させるOFF流量MOQoff =2.5リットル/min.、
最小号数Gmin.=2.5号である給湯器1の給湯性能
は、図1における曲線Aで示されており、出湯流量Q=
2.5リットル/min.の時、出湯湯温(混合湯出湯温度
Tm )=45℃(点Pa )となる。
【0009】最小号数Gmin.の実号数Gmin.rがソフト
上の号数Gmin.c よりも高温出湯側にズレを生じた(例
えば、実号数Gmin.r=3.5号>Gmin.c =2.5
号)と判定した(図2のステップS1)場合、給湯性能
は曲線Bで示され、出湯流量Q=OFF流量MOQoff
=2.5リットル/min.の時、出湯湯温=混合湯出湯温
度Tm =55℃(点Pb )となるから、高温出湯が行な
われる(図2のステップS2)。出湯湯温=55℃の高
温出湯が行なわれると、安全動作に移行して燃焼を停止
させ(図2のステップS3)、警告灯点灯等のエラー表
示を行なう(図2のステップS4)。なお、別途メンテ
ナンス表示を行い、メンテナンス調整までの使用を、安
全性と使用し易さを確保しながら給湯を行ないうる(但
し、最低作動水量MOQは高くなっているため、少量の
水を通水させただけでは燃焼を行なえず、給湯を行なう
ことができない)。
【0010】高温出湯があると、最低作動水量MOQを
増大させて、OFF流量MOQoffをMOQoff =2.
5リットル/min.からMOQoff =(2.5+α)リッ
トル/min.(例えば、α=1リットル/min.)とするこ
とにより、出湯湯温(混合湯出湯温度Tm )を低下させ
る(図2のステップS5)。例えば、最低作動水量MO
QをMOQoff =3.5リットル/min.に上昇させる
と、出湯湯温(混合湯出湯温度Tm )=45℃(点Pc
)となる。
【0011】ここで、最小号数出湯(例えば、2.5
号)を行なう時、次の3条件の何れかを満たした場合、
最小号数Gmin.の実号数Gmin.rがソフト上の号数Gmi
n.c よりも高温出湯側にズレたものと判定する。 入水温度Tc が高い(例えば、Tc >25℃) 出湯温度センサ(混合出湯温度センサ10)が異常
(非燃焼時、例えば燃焼停止後10時間経過時に入水温
度センサ8と混合出湯温度センサ10との検知温度差が
3℃以上の時に混合出湯温度センサ10が異常、検知温
度差が3℃未満の時に混合出湯温度センサ10が正常) 流量センサ7の読み取りが多い方にズレている
【0012】この構成により、最小号数で出湯運転を行
なう時に、インプットのズレ等により最小号数で実号数
がソフト上の号数よりも高温出湯側にズレている場合
に、安全動作による燃焼停止動作に入ることなく、出湯
温度を低下させて安全性を確保しつつ給湯を継続させる
ことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から、次のような効果を奏する。最小号数での出湯運転
中に、設定温度よりも出湯温度が高くなった場合、給湯
器の燃焼を許容する最低作動水量を引き上げることによ
り、最小号数で出湯運転を行なう時に、インプットのズ
レ等により最小号数で実号数がソフト上の号数よりも高
温出湯側にズレている場合に、安全動作による燃焼停止
動作に入ることなく、出湯温度を低下させて安全性を確
保しつつ給湯を継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る給湯性能曲線図である。
【図2】本発明の実施例に係る制御動作のフローチャー
トである。
【図3】本発明を適用する給湯器の一例を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 給湯器、2 熱交換器、3 給水管、4 出湯管、
5 バイパス管 6 過流出防止機能付流量調整弁、7 流量センサ 8 入水温度センサ、9 缶体温度センサ、10 混合
出湯温度センサ 11 バイパスサーボ弁、12 バーナ、13 比例制
御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森垣 貴夫 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器において、最小号数での出湯運転
    中に、設定温度よりも出湯温度が高くなった場合、給湯
    器の燃焼を許容する最低作動水量を引き上げることを特
    徴とする高温出湯防止制御方法。
JP33655897A 1997-11-21 1997-11-21 高温出湯防止制御方法 Pending JPH11153357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33655897A JPH11153357A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 高温出湯防止制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33655897A JPH11153357A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 高温出湯防止制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11153357A true JPH11153357A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18300392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33655897A Pending JPH11153357A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 高温出湯防止制御方法

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JP (1) JPH11153357A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133993A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008133993A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯器

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