JPH11151764A - 搬送用ローラ、該搬送用ローラの製造方法及び該搬送用ローラを有する自動現像機並びに該搬送用ローラを有する画像形成装置 - Google Patents

搬送用ローラ、該搬送用ローラの製造方法及び該搬送用ローラを有する自動現像機並びに該搬送用ローラを有する画像形成装置

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JPH11151764A
JPH11151764A JP32117497A JP32117497A JPH11151764A JP H11151764 A JPH11151764 A JP H11151764A JP 32117497 A JP32117497 A JP 32117497A JP 32117497 A JP32117497 A JP 32117497A JP H11151764 A JPH11151764 A JP H11151764A
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cylindrical surface
outer periphery
surface portion
rubber layer
annular rubber
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JP32117497A
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Shin Nakane
伸 中根
Takashi Onishi
隆 大西
Akihiro Sakamoto
昭浩 坂本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 搬送用ローラの成型加工時に、環状ゴム層部
材のゴム層の肉厚を均一化し、環状ゴム層部材と両端の
軸部とで偏心しにくい搬送用ローラ及び該搬送用ローラ
の製造方法と感光材料を均一に圧接挟持して安定した搬
送を可能とした搬送用ローラを有する自動現像機及び記
録用搬送媒体を安定して搬送する搬送用ローラを有する
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 円筒面部11とこの両端に連設された軸
部12A,Bとを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る
芯材10と、芯材の円筒面部11の外周に突起部11A
を一体に突設し、円筒面部の外周に搬送媒体に圧接して
搬送する環状ゴム層部材13を一体に形成した搬送用ロ
ーラ、該搬送用ローラの製造方法及びこのローラを有す
る自動現像機及び画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送用ローラ、搬送
用ローラの製造方法及び搬送用ローラを有する自動現像
機並びに搬送用ローラを有する画像形成装置に関する発
明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、搬送媒体を挟持して搬送する
搬送用ローラは、自動現像機、自動写真焼付装置や、電
子写真複写機やデジタル画像から画像記録媒体に画像を
記録するプリンタなどの画像形成装置、フィルムなどの
給送装置、仕分け装置、各種搬送装置などの様々な装置
に利用されている。
【0003】図1(a)は、このような搬送ローラの一
例を示す断面図である。この搬送ローラでは、中空円筒
状の胴体部(円筒面部)1と、該胴体部1の両端を封止
するフランジ部により別体に連設された2つの軸部2
A,2Bとから芯材が形成されている。そして、この胴
体部1の外周は環状ゴム層部材3により被覆されてい
る。
【0004】図1(b)は、搬送ローラの他の一例を示
す断面図である。この搬送ローラでは、中空円筒状の胴
体部1と、該胴体部1の両端を封止するフランジ部材4
A,4Bと、該フランジ部材4A,4Bに一体に連設さ
れた2つの軸部2A,2Bとから芯材が形成され、この
胴体部1の外周は環状ゴム層部材3により被覆されてい
る。
【0005】図1(c)は、搬送ローラのさらに他の一
例を示す断面図である。この搬送ローラでは、中実円筒
状の胴体部(円筒面部)5、該胴体部5の両端に一体に
連設された2つの軸部2A,2Bとから芯材が形成さ
れ、この胴体部5の外周は環状ゴム層部材3により被覆
されている。
【0006】胴体部1,5は一般に熱可塑性樹脂ででき
ていることが多く、図1(a),(b)に示す中空円筒
状の胴体部1と、2つの軸部2A,2Bとは、一体成型
されて芯材が形成されている。また、図1(a)に示す
中実円筒状の胴体部1と2つの軸部2A,2Bとは、嵌
入圧着、超音波溶着又は接着等で結合されて芯材を形成
することが多い。
【0007】図2(a)は、芯材の中空円筒状の胴体部
1に環状ゴム層部材3を成型するゴム成型金型の斜視
図、図2(b)はその縦断面図である。
【0008】円筒状の胴体部1(又は5)を有する搬送
用ローラにおいて、成型金型に芯材とゴム素材を位置決
め、セットし、上金型7と下金型6とを位置決め固定
し、圧縮機により型押しして、芯材の胴体部1(又は
5)の外周に環状ゴム層部材3を成型、被覆する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記芯材の中空円筒状
の胴体部1の外周に環状ゴム層部材を成型加工する際
に、成型金型内のゴム生地の流れ方向の不均一により、
芯材が変形される結果、芯材の外周に被覆される環状ゴ
ム層部材3のゴム層の厚さが不均一(偏肉)になり、芯
振れを生じ、搬送用ローラの回転時に搬送媒体の搬送不
良となる。
【0010】中実円筒状の胴体部5を有する搬送用ロー
ラにおいても、同様に成型加工時に環状ゴム層部材3の
ゴム層の厚さが不均一(偏肉)になり、芯振れを生じ、
搬送媒体の搬送不良となる。
【0011】本発明は、上述のような問題を解決し、十
分な成形精度が得られやすく、環状ゴム層部材の肉厚を
均一化し、環状ゴム層部材と両端の軸部とで偏心しにく
い搬送用ローラ及び該搬送用ローラの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】また、感光材料を均一に圧接挟持して安定
した搬送を可能とした搬送用ローラを有する自動現像機
を提供することを目的とする。
【0013】また、記録用搬送媒体を均一に圧接挟持し
て安定した搬送を可能とした搬送用ローラを有する画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の搬送用ローラは、円筒面部と該円筒面部の両端に連
設された軸部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る
芯材と、該芯材の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接し
て搬送する環状ゴム層部材を一体に形成した搬送用ロー
ラにおいて、前記芯材の円筒面部の外周に突起部を一体
に突設し、前記芯材の円筒面部の外周に前記環状ゴム層
部材を一体に形成する成型金型の内壁に、前記突起部を
当接させて形成されることを特徴とするものである(請
求項1)。
【0015】また、本発明の搬送用ローラは、円筒面部
と該円筒面部の両端に連設された軸部とを同軸上に有す
る熱可塑性樹脂から成る芯材と、該芯材の円筒面部の外
周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状ゴム層部材を一
体に形成した搬送用ローラにおいて、前記芯材の円筒面
部の外周に前記環状ゴム層部材を一体に形成する成型金
型の内壁の一部に突設された突起部が、前記環状ゴム層
部材を貫通して、その先端部が前記円筒面部の外周に当
接して形成されることを特徴とするものである(請求項
10)。
【0016】さらに、本発明の搬送用ローラは、円筒面
部と該円筒面部の両端に連設された部軸とを同軸上に有
する熱可塑性樹脂から成る芯材と、該芯材の円筒面部の
外周に、搬送媒体に圧接して搬送可能な環状ゴム層部材
を一体に形成した搬送用ローラにおいて、前記芯材の円
筒面部の外周に突起部を一体に突設した先端部が、前記
環状ゴム層部材を貫通するとともに、前記芯材の円筒面
部の外周に前記環状ゴム層部材を一体に形成する成型金
型の内壁に突設された突起部に当接して形成されること
を特徴とするものである(請求項11)。
【0017】次に、上記目的を達成する本発明の搬送用
ローラは、円筒面部と該円筒面部の両端に連設された軸
部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材の円筒
面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状ゴム層
部材を一体に形成する搬送用ローラの製造方法におい
て、前記芯材の円筒面部の外周に突設した突起部の先端
部に、成型金型の内壁を当接させて位置決めし、型締め
後、前記芯材の外周に前記環状ゴム層部材を一体に形成
することを特徴とするものである(請求項12)。
【0018】また、本発明の搬送用ローラの製造方法
は、円筒面部と該円筒面部の両端に連設された軸部とを
同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材の円筒面部の
外周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状ゴム層部材を
成型金型により一体に形成する搬送用ローラの製造方法
において、前記成型金型の内壁に突起部を突設し、該突
起部の先端部が前記環状ゴム層部材を貫通して、前記芯
材の円筒面部の外周に当接させて位置決めし、型締め
後、前記芯材の外周に前記環状ゴム層部材を一体に形成
することを特徴とするものである(請求項13)。
【0019】さらに、本発明の搬送用ローラの製造方法
は、円筒面部と該円筒面部の両端に連設された軸部とを
同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材の円筒面部の
外周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状ゴム層部材を
成型金型により一体に形成する搬送用ローラの製造方法
において、前記芯材の円筒面部の外周に突設した突起部
の先端部に、成型金型の内壁に突設した突起部の先端部
を当接させて位置決めし、型締め後、前記芯材の外周に
前記環状ゴム層部材を一体に形成することを特徴とする
ものである(請求項14)。
【0020】本発明の請求項15に記載の搬送用ローラ
を有する自動現像機は、請求項1〜14のいずれか1項
に記載の搬送用ローラを有し、該搬送用ローラにより感
光材料を搬送して現像処理することを特徴とするもので
ある。
【0021】本発明の請求項16に記載の搬送用ローラ
を有する画像形成装置は、請求項1〜14のいずれか1
項に記載の搬送用ローラを有し、該搬送用ローラにより
画像記録媒体を搬送することを特徴とするものである。
【0022】なお上記の円筒面部(胴体部)は、幾何学
的に正確な円筒形状である必要はなく、略円筒形状であ
ればよく、また、クラウン形状の胴体部や、イボ付きの
胴体部や、溝付きの胴体部であってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0024】図3は本発明による各種搬送用ローラの断
面図を示す。
【0025】図3(a)は本発明の請求項1、請求項6
による搬送用ローラの断面図である。この搬送用ローラ
は、芯材10と、芯材10の円筒面部11の外周に被覆
された環状ゴム層部材13とから成る。芯材10は、円
筒面部11と、円筒面部11の両端に連設された軸部1
2A,12Bとを同軸上に有するPPS樹脂等の熱可塑
性樹脂から成る。環状ゴム層部材13はシリコーンゴム
(Q)、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)等から
成る。シリコーンゴムのゴム成型用温度(加硫温度)は
150〜160℃である。
【0026】芯材10の円筒面部11の外周には、複数
の突起部11Aが一体に突設されている。突起部11A
は環状ゴム層部材13を貫通して突出し、その先端部は
環状ゴム層部材13の外周より引っ込んだ内側の所定位
置にある(請求項9)。この先端部は、芯材10の円筒
面部11の外周に環状ゴム層部材13を一体に成型加工
する際に、後述のゴム成型金型100の内壁に当接す
る。また、この搬送用ローラは、芯材10の突起部11
Aの先端部が、環状ゴム層部材13の外周より引っ込ん
だ内側の所定位置にあるから、媒体搬送時の支障にはな
らない。
【0027】芯材10の円筒面部11の外周に突設され
た複数の突起部11Aの形状は、円柱状突起(請求項
2)、円錐台状突起(請求項3)、環状突起(請求項
4)等である。環状ゴム層部材13の外周には、複数の
凸部13Aが一体に形成されている(請求項6)。複数
の凸部の形状は、搬送媒体の搬送条件に応じて、イボ
状、リング状、スパイラル状等が用いられ、凸部の先端
部は曲面をなしている(請求項7、請求項8)。
【0028】図3(b)は本発明の請求項1及び請求項
6による搬送用ローラの他の実施の形態を示す断面図で
ある。この搬送用ローラは、芯材20と、芯材20の円
筒面部21の外周に被覆された環状ゴム層部材23とか
ら成る。芯材20は、円筒面部21と、円筒面部21の
両端に連設された軸部22A,22Bとを同軸上に有す
る熱可塑性樹脂から成る。
【0029】芯材20の円筒面部21の外周には、複数
の突起部21Aが一体に突設されている。突起部21A
は環状ゴム層部材23を貫通して突出し、その先端部は
環状ゴム層部材23の外周より引っ込んだ内側の所定位
置にある(請求項9)。この先端部は、芯材20の円筒
面部21の外周に環状ゴム層部材23を一体に成型加工
する際に、後述のゴム成型金型200の内壁に当接す
る。また、この搬送用ローラは、芯材20の突起部21
Aの先端部が、環状ゴム層部材23の外周より引っ込ん
だ内側の所定位置にあるから、媒体搬送時の支障にはな
らない。
【0030】芯材20の円筒面部21の外周に突設され
た複数の突起部21Aの形状は、円柱状突起(請求項
2)、円錐台状突起(請求項3)、環状突起(請求項
4)等である。環状ゴム層部材23の外周には、複数の
凹部23Aが一体に形成されている(請求項6)。凹部
の形状は、搬送媒体の搬送条件に応じて、複数の穴部、
リング状溝部、スパイラル状溝部等が用いられる。
【0031】図3(c)は本発明の請求項10による搬
送用ローラの断面図である。この搬送用ローラは、芯材
30と、芯材30の円筒面部31の外周に被覆された環
状ゴム層部材33とから成る。芯材30は、円筒面部3
1と、円筒面部31の両端に連設された軸部32A,3
2Bとを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る。
【0032】環状ゴム層部材33の外周には、複数の凸
部13Aと複数の貫通孔部33Bが一体に形成されてい
る。貫通孔部33Bは芯材30の円筒面部31の外周に
達していて、芯材30の円筒面部31の外周に環状ゴム
層部材33を一体に成型加工する際に、円筒面部31の
外周に後述のゴム成型金型(100)の内壁に突出した
突起部が、貫通孔部33Bを介して円筒面部31の外周
に当接する。
【0033】図3(d)は本発明の請求項10による搬
送用ローラの他の実施の形態を示す断面図である。この
搬送用ローラは、芯材40と、芯材40の円筒面部41
の外周に被覆された環状ゴム層部材43とから成る。芯
材40は、円筒面部41と、円筒面部41の両端に連設
された軸部42A,42Bとを同軸上に有する熱可塑性
樹脂から成る。
【0034】環状ゴム層部材43の外周には、複数の凹
部43Aと複数の貫通孔部43Bが一体に形成されてい
る。貫通孔部43Bは芯材40の円筒面部41の外周に
達していて、芯材40の円筒面部41の外周に環状ゴム
層部材43を一体に成型加工する際に、円筒面部41の
外周に後述のゴム成型金型(100)の内壁に突出した
突起部が、貫通孔部43Bを介して円筒面部41の外周
に当接する。
【0035】図4(a)は、本発明の請求項1による芯
材10の断面図、図4(b)は、芯材10のA−A断面
図、図4(c)は、芯材10の斜視図である。突起部1
1Aは円筒面部11の円周上に複数個放射状に突出し、
さらに回転軸方向に複数列(図示3列)配置されてい
る。
【0036】図5は、本発明の請求項5による芯材の斜
視図である。芯材10(又は20)の円筒面部の外周に
は、複数の突起部11A(又は21A)が突出して螺旋
状に配置され、一体成型されている。突起部11A(又
は21A)の先端部は、環状ゴム層部材13を一体に成
型加工する際に、後述のゴム成型金型100の内壁に当
接する。
【0037】芯材10は、円筒面部11と、該円筒面部
11の両端に連設され、円筒面部11よりも直径が小さ
い軸部12A,12Bとを有する。そして、円筒面部1
1内には、円筒面部11の軸方向の略全域にわたって形
成された一体の空洞部11Cがある。円筒面部11と2
つの軸部12A,12Bが一体に成形されたものであ
る。
【0038】円筒面部11と2つの軸部12A,12B
から成る芯材10は、ガラス繊維強化型プラスチックに
より一体に成形されており、主成分はポリフェニレンサ
ルファイド(PPS樹脂)等であり、カーボンブラック
及びフッ素系樹脂を含有している。円筒面部11の外周
には、突起部11Aが数箇所に設けられている。また、
2つの軸部12A,12Bの中心軸の位置に中空部11
D,11Eがある。
【0039】芯材10はガスインジェクション成型装置
により成型加工され、空洞部11Cが形成される。中空
部11Dは成型時に樹脂が注入、貫通する開口である。
中空部11Eはゴム成型金型の中子が貫通する開口であ
る。これらの中空部11D,11Eは成型加工後に、充
填部材11Fにより閉止してもよい。
【0040】図6(a)は、図3(a)と図3(c)の
応用例である搬送用ローラの実施の形態を示す部分断面
図である。図6(c)は図6(a)におけるA−A断面
図である。
【0041】ゴム層の厚い環状ゴム層部材53において
は、図3(a)に示す突起部11Aの高さが高くなり、
小径の突起部11Aの強度が不足する。また、図3
(c)に示す貫通孔部33Bの深さが深くなり、貫通孔
部33Bを形成するゴム成型金型の突起部の高さが高く
なり、ゴム成型金型の小径の突起部の強度が不足する。
【0042】本実施の形態では、芯材50の突起部51
Aの高さを環状ゴム層部材53の肉厚の約半分に押さ
え、ゴム成型金型の突起部の高さも環状ゴム層部材53
の肉厚の約半分に押さえ、環状ゴム層部材53の成型時
に、芯材50の突起部51Aの先端部が、環状ゴム層部
材53の肉厚のほぼ中間でゴム成型金型の突起部に当接
するようにした。この小径の突起部により、環状ゴム層
部材53の媒体搬送面に穿設された穴を最小にすること
ができるとともに、環状ゴム層部材53の成型後に、搬
送用ローラをゴム成型金型から取り出すときの環状ゴム
層部材53表面の変形を最小にして、かつ、搬送用ロー
ラをゴム成型金型から容易に取り出すことができる。
【0043】図6(b)は図3(b)の広用例である搬
送用ローラの部分断面図であり、図6(a)と同様に、
芯材60の円筒面部61に厚肉の環状ゴム層部材63を
被覆したものである。
【0044】図7は搬送用ローラの環状ゴム層部材53
の各種形状を示す斜視図である。
【0045】図7(a)は複数の凸部を有する搬送用ロ
ーラの斜視図である。図3(a)、(c)にも示すよう
に、円筒面部11の外周には、複数の凸部13Aから成
るイボ付きゴムを巻いて環状ゴム層部材53が形成され
ている。この環状ゴム層部材53は円筒面部11の軸方
向と平行な等間隔の線上に曲面形状の凸部(例えば半球
形状の突起状のイボ)が形成されているものである。こ
のイボ付き搬送用ローラは、後述するように自動現像機
の感光材料の感光面側の搬送などに用いられる。
【0046】図7(b)は、複数の凹部を有する搬送用
ローラの斜視図である。図3(b)、(d)にも示すよ
うに、芯材20の円筒面部21の外周には、複数の凹部
23Aから成るゴムを巻いて環状ゴム層部材23が形成
されている。
【0047】図7(c)は、芯材70の円筒面部71の
外周に、メッシュ状の凸部73Aを有する環状ゴム層部
材73を形成した搬送用ローラの斜視図である。
【0048】図7(d)は、芯材80の円筒面部81の
外周に、リング状又はスパイラル状の凸部83Aを有す
る環状ゴム層部材83を形成した搬送用ローラの斜視図
である。
【0049】図7(e)は、芯材90の円筒面部91の
外周を平坦なゴムから成る環状ゴム層部材93を形成し
た搬送用ローラの斜視図である。環状ゴム層部材93の
外周面を所定の摩擦係数を有する粗面に形成した搬送用
ローラは、記録媒体の搬送用等に好適である。円筒面部
91の直径及び環状ゴム層部材93の厚さは均一で、従
って、搬送用ローラの最外周の直径は均一になってい
る。この図7(e)に示すような丸ローラは、後述する
ように自動現像機の感光材料の感光面と反対側の搬送や
自動現像機の乾燥部での搬送などに用いられる。
【0050】図8(a)は、図7(e)に示す搬送用ロ
ーラの芯材90の円筒面部91の外周に環状ゴム層部材
93を形成する成型加工前のゴム成型金型100と芯材
90の斜視図である。図8(b)は、成型加工時のゴム
成型金型100と芯材90と環状ゴム層部材93の断面
図である。
【0051】ゴム成型金型100は、上金型102と下
金型101から成り、分割面(パーティングライン)P
L1,PL2で接離可能に面結合する。上金型102の
内面部102Aと下金型101の内面部101Aは、何
れも半円筒面形状をなす。この半円筒面は、上金型10
2と下金型101を型締めしたとき、芯材90の円筒面
部91に突出した複数の突起部91Aの先端部に当接す
る。
【0052】ゴム成型加工時には、下金型101の内面
部101Aに、正確に秤量した環状ゴム層部材93の半
量のゴム素材93A定位置にセットした後、芯材90を
下金型101の両端の位置決め部101Bにセットす
る。次に、芯材90の円筒面部91の上面に、正確に秤
量した環状ゴム層部材93の半量のゴム素材93Bを定
位置にセットした後、上金型102を下金型101に図
示しない圧縮機により押圧、結合させ、分割面PL1,
PL2を密接させる。このとき、芯材90の両端部は上
金型102の両端の位置決め部102Bに当接して位置
決めされる。
【0053】その後、成型金型100を150〜160
℃(シリコーンゴムの場合)に保持して約25分間加熱
して、内封されたゴム素材93A,93Bを溶融して、
芯材10の円筒面部91の外周に環状ゴム層部材93を
形成する。ゴム成型後に、上金型102と下金型101
を冷却して分割面で分割し、成型加工済みの搬送用ロー
ラを取り出す。
【0054】この成型加工時に、芯材90の円筒面部9
1に突出した複数の突起部91Aは、下金型101の内
面部101A及び上金型102の内面部102Aに当接
しているから、芯材90が成型加工時の加熱により変形
することはない。したがって、芯材90の円筒面部91
の外周に環状ゴム層部材93が均一な層厚で形成され
る。
【0055】図9(a)は、図3(a)及び図7(a)
に示す搬送用ローラの芯材10の円筒面部11の外周に
環状ゴム層部材13を形成する成型加工前のゴム成型金
型100と芯材10の断面図である。図9(b)は、ゴ
ム成型加工時のゴム成型金型100と搬送用ローラの断
面図である。図9(c)は、図9(b)におけるA−A
断面図である。なお、ゴム成型金型100の符号につい
て、図8と同じ機能を有する部分には同符号を付してい
る。また、前記の実施の形態と異なる点を説明する。
【0056】下金型101の内面部101Aには複数の
凹部101Cが、上金型102の内面部102Aには複
数の凹部102Cがそれぞれ形成されている。これらの
凹部101C,102Cは環状ゴム層部材13の表面の
複数のイボ状の凸部13Aに対応するものである。
【0057】芯材10の円筒面部11の外周に突出した
複数の突起部11Aの先端部は、下金型101及び上金
型102の凸部分、即ち、環状ゴム層部材13の表面の
複数のイボ状の凸部13Aの谷部分に対応する金型部分
に当接する。
【0058】成型加工時に、芯材10の円筒面部11に
突出した複数の突起部11Aは、下金型101の内面部
101Aの凸部分及び上金型102の内面部102Aの
凸部分に当接しているから、芯材10が成型加工時の加
熱により変形することはない。したがって、芯材10の
円筒面部11の外周に環状ゴム層部材13が均一な層厚
で形成される。
【0059】図10は、図3(c)に示す搬送用ローラ
の芯材30の円筒面部31の外周に環状ゴム層部材33
を形成する成型加工前のゴム成型金型200と芯材30
の斜視図である。図11は、成型加工時のゴム成型金型
200と芯材30と環状ゴム層部材33の断面図であ
る。
【0060】ゴム成型金型200は、上金型202と下
金型201から成り、分割面(パーティングライン)P
L1,PL2で接離可能に面結合する。上金型202の
内面部202Aと下金型201の内面部201Aは、何
れも半円筒面形状をなし、この半円筒面には、複数の凹
部201C,202Cがそれぞれ穿設されている。これ
らの凹部201C,202Cは環状ゴム層部材33の表
面の複数のイボ状の凸部33Aに対応するものである。
【0061】また、下金型201の内面部201Aには
複数の突起部201Dが、上金型202の内面部202
Aには複数の突起部202Dがそれぞれ突出している。
これらの突起部201D,202Dの各先端部は、ゴム
成型加工時に上金型202と下金型201を型締めした
とき、芯材20の円筒面部21の外周に当接する。
【0062】ゴム成型加工時には、下金型201の内面
部201Aに、正確に秤量した環状ゴム層部材33の半
量のゴム素材を定位置にセットした後、芯材20を下金
型201の両端の位置決め部201Bにセットする。次
に、芯材20の円筒面部21の上面に、正確に秤量した
環状ゴム層部材33の半量のゴム素材を定位置にセット
した後、上金型202を下金型201に図示しない圧縮
機により押圧、結合させ、分割面PL1,PL2を密接
させる。このとき、芯材20の両端部は上金型202の
両端の位置決め部202Bに当接して位置決めされる。
【0063】この搬送用ローラは、芯材20に突起部を
有しないから、環状ゴム層部材33は均一な弾性を保持
する。
【0064】図12(a)は、図6(a),(c)に示
す搬送用ローラの芯材50の円筒面部51の外周に環状
ゴム層部材53を形成する成型加工時のゴム成型金型3
00と芯材50と環状ゴム層部材53の断面図である。
【0065】本実施の形態では、円筒面部51の突起部
51Aの高さを環状ゴム層部材53の肉厚の約半分に押
さえ、ゴム成型金型300の突起部301D,302D
の高さも環状ゴム層部材53の肉厚の約半分に押さえ、
環状ゴム層部材53の成型時に、円筒面部51の突起部
51Aの先端部が、環状ゴム層部材53の肉厚のほぼ中
間でゴム成型金型300の突起部301D,302Dに
当接するようにした。この小径の突起部301D,30
2Dにより、環状ゴム層部材53の媒体搬送面に穿設さ
れた穴を最小にすることができるとともに、環状ゴム層
部材53の成型後に、搬送用ローラをゴム成型金型30
0から取り出すときの環状ゴム層部材53表面の変形を
最小にして、かつ、搬送用ローラをゴム成型金型300
から容易に取り出すことができる。
【0066】図12(b)は、図7(e)に示す平坦な
ゴムから成る環状ゴム層部材93を形成した搬送用ロー
ラとゴム成型金型310を示す断面図である。
【0067】この搬送用ローラは図12(a)に示す搬
送用ローラの複数のイボ状の凸部53Aがない形状であ
る。本実施の形態では、円筒面部91の突起部91Aの
高さを環状ゴム層部材93の肉厚の約半分に押さえ、ゴ
ム成型金型310の突起部311D,312Dの高さも
環状ゴム層部材93の肉厚の約半分に押さえ、環状ゴム
層部材93の成型時に、円筒面部91の突起部91Aの
先端部が、環状ゴム層部材93の肉厚のほぼ中間でゴム
成型金型310の突起部311D,312Dに当接する
ようにした。この小径の突起部311D,312Dによ
り、環状ゴム層部材93の媒体搬送面に穿設された穴を
最小にすることができるとともに、突起部311D,3
12Dの先端部を媒体搬送面より内側に引っ込めて媒体
搬送に支障のないようにすることができる。さらに、環
状ゴム層部材93の成型後に、搬送用ローラをゴム成型
金型310から取り出すときの環状ゴム層部材93表面
の変形を最小にして、かつ、搬送用ローラをゴム成型金
型310から容易に取り出すことができる。
【0068】なお、上記実施の形態の搬送用ローラは、
後述の自動現像機内の処理液槽に浸漬されるため、耐薬
品性の材料により構成され、芯材にシリコーンゴムを、
環状ゴム層部材にPPS樹脂を使用したが、本発明は、
これらの材料に限定されるものではない。
【0069】上述のような搬送用ローラは、画像記録媒
体に画像を形成する画像形成装置において、画像記録媒
体を搬送するのに用いられる。例えば、写真フィルムや
印画紙などの感光材料に形成された潛像を現像する自動
現像機や、印画紙などの感光材料に潛像を形成する自動
写真焼付装置や、感光体に形成されたトナー像を紙など
のシートに転写して画像を形成する電子写真複写機や、
デジタル画像に基づく露光により印画紙などの感光材料
に潛像を形成するプリンタや、デジタル画像に基づき、
紙などの物品に色素像を形成するインクジェットプリン
タや感熱転写プリンタなどのプリンタなどに用いられ
る。
【0070】そして、特に、写真フィルムや印画紙など
の感光材料に形成された潛像を現像する自動現像機に用
いることが有用である。以下、本実施形態の搬送用ロー
ラを用いた自動現像機の一例について、本自動現像機の
概略構成図である図13、本自動現像機のラックの概略
構成図である図14に基づいて説明する。
【0071】本自動現像機400は、自動写真焼付装置
などに連接して設けられ、自動写真焼付装置など潛像を
形成された印画紙kを搬送しながら現像処理する自動現
像機である。本自動現像機は、処理液槽として、印画紙
入口401から順に、印画紙kを発色現像処理する発色
現像処理槽402、発色現像処理槽402により発色現
像処理された印画紙kを漂白定着処理する漂白定着処理
槽403と、漂白定着処理槽403により漂白定着処理
された印画紙kを順次安定化処理する第一安定化処理槽
404、第二安定化処理槽405及び第三安定化処理槽
406とを有する。そして、第三安定化処理槽406か
ら渡りローラ対407を介して、乾燥部408が設けら
れている。
【0072】そして、本自動現像機400は、印画紙入
口401から入った印画紙kを、順次、発色現像処理槽
402により発色現像処理し、漂白定着処理槽403に
より漂白定着処理し、第一安定化処理槽404、第二安
定化処理槽405及び第三安定化処理槽406により安
定化処理し、渡りローラ対407を通って、乾燥部40
8で乾燥して、プリントを得る。
【0073】そして、各処理液槽には、図14に示すラ
ック410が設けられている。ラック410は、内側に
前述の図3(a)、図7(a)に示すイボ付き環状ゴム
層部材13を有する搬送用ローラ411が設けられてお
り、印画紙kの感光面に接する。また、外側に前述の図
7(e)、図8に示す凹凸のない環状ゴム層部材93を
有する搬送用ローラ412が設けられており、印画紙k
の支持体面に接する。このようにすることで、印画紙k
を処理液中で確実に搬送することができる。また、乾燥
部408の搬送用ローラは、全て、図7(e)に示す搬
送用ローラであり、印画紙kを乾燥空気中で確実に搬送
することができる。
【0074】なお、ラック420は、図15に示すよう
なものであってもよい。
【0075】図16は自動原稿送り装置DFを備えたデ
ジタル画像形成装置500の全体構成図である。
【0076】画像形成装置本体は、画像読み取り部A、
画像形成部B、画像処理部C、画像書き込み部D、カセ
ット給紙部E、手指し給紙部F、自動両面コピー給紙部
(ADU)G、大容量給紙部(LCT)Hを備えてい
る。
【0077】上記の給紙部及び搬送部には、搬送用ロー
ラや重送防止ローラ等が設けてある。即ち、自動原稿送
り装置DF、カセット給紙部E、手指し給紙部F、自動
両面コピー給紙部G、大容量給紙部Hに、本発明の搬送
用ローラをそれぞれ設けることにより、原稿dや記録紙
p等の記録媒体を確実に搬送することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明の搬送用ローラは、環状ゴム層部
材の真円度が向上し、回転時の偏心による芯振れが解消
される。また、本発明の搬送用ローラの製造方法によ
り、搬送用ローラの成型加工時に、環状ゴム層部材のゴ
ム層の肉厚を均一化し、環状ゴム層部材と両端の軸部と
で偏心のない搬送用ローラが得られる。さらに、感光材
料を均一に圧接挟持して安定した搬送を可能とした搬送
用ローラを有する自動現像機及び記録用搬送媒体を均一
に圧接挟持して安定した搬送を可能とした搬送用ローラ
を有する画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の搬送用ローラの断面図。
【図2】従来の搬送用ローラと成型金型の斜視図及び断
面図。
【図3】本発明の各種搬送用ローラの断面図。
【図4】本発明の搬送用ローラの芯材の断面図及び斜視
図。
【図5】本発明の搬送用ローラの芯材の他の実施の形態
を示す斜視図。
【図6】本発明の搬送用ローラの他の実施の形態を示す
断面図。
【図7】本発明の各種搬送用ローラの斜視図。
【図8】本発明による搬送用ローラのゴム成型用金型及
び芯材の斜視図及び断面図。
【図9】本発明による搬送用ローラのゴム成型用金型及
び芯材の断面図。
【図10】本発明による搬送用ローラのゴム成型用金型
及び芯材の他の実施の形態を示す斜視図。
【図11】図10に示す搬送用ローラのゴム成型用金型
及び芯材の断面図。
【図12】本発明による搬送用ローラのゴム成型用金型
及び芯材のさらに他の実施の形態を示す断面図。
【図13】本発明の搬送用ローラを備えた自動現像機の
概略構成図。
【図14】図13の自動現像機のラックの概略構成図。
【図15】図13の自動現像機のラックの変形例の概略
構成図。
【図16】本発明による搬送用ローラを有するデジタル
画像形成装置の全体構成図。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,80,9
0 芯材 11,21,31,41,51,61,71,81,9
1 円筒面部 11A,21A,51A,91A 突起部 13,23,33,43,53,63,73,83,9
3 環状ゴム層部材 13A,33A,73A,83A 凸部 23A,43A 凹部 100,200,300,310 ゴム成型金型 400 自動現像機 411,412 搬送用ローラ 500 デジタル画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面部と該円筒面部の両端に連設され
    た軸部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材
    と、該芯材の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬
    送する環状ゴム層部材を一体に形成した搬送用ローラに
    おいて、前記芯材の円筒面部の外周に突起部を一体に突
    設し、前記芯材の円筒面部の外周に前記環状ゴム層部材
    を一体に形成する成型金型の内壁に、前記突起部を当接
    させて形成されることを特徴とする搬送用ローラ。
  2. 【請求項2】 前記芯材の円筒面部の外周に突設された
    突起部が、複数の円柱状突起であることを特徴とする請
    求項1に記載の搬送用ローラ。
  3. 【請求項3】 前記芯材の円筒面部の外周に突設された
    突起部が、複数の円錐台状突起であることを特徴とする
    請求項1に記載の搬送用ローラ。
  4. 【請求項4】 前記芯材の円筒面部の外周に突設された
    突起部が、前記円筒面部の外周に環状に突出した環状突
    起であることを特徴とする請求項1に記載の搬送用ロー
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記突起部は、芯材の円筒面部の外周に
    螺旋状に配置された複数の突起部であることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項に記載の搬送用ローラ。
  6. 【請求項6】 前記環状ゴム層部材の外径部の外周に凸
    部又は凹部が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の搬送用ローラ。
  7. 【請求項7】 前記環状ゴム層部材の外周に複数のイボ
    状の凸部を形成したことを特徴とする請求項1又は6に
    記載の搬送用ローラ。
  8. 【請求項8】 前記環状ゴム層部材の外周に形成された
    複数のイボ状の凸部の先端部が、曲面形状であることを
    特徴とする請求項1又は7に記載の搬送用ローラ。
  9. 【請求項9】 前記芯材の外周に形成された突起部の先
    端部は、前記環状ゴム層部材の外径部より内側に埋設さ
    れていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に
    記載の搬送用ローラ。
  10. 【請求項10】 円筒面部と該円筒面部の両端に連設さ
    れた軸部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材
    と、該芯材の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬
    送する環状ゴム層部材を一体に形成した搬送用ローラに
    おいて、前記芯材の円筒面部の外周に前記環状ゴム層部
    材を一体に形成する成型金型の内壁の一部に突設された
    突起部が、前記環状ゴム層部材を貫通して、その先端部
    が前記円筒面部の外周に当接して形成されることを特徴
    とする搬送用ローラ。
  11. 【請求項11】 円筒面部と該円筒面部の両端に連設さ
    れた部軸とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材
    と、該芯材の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬
    送可能な環状ゴム層部材を一体に形成した搬送用ローラ
    において、前記芯材の円筒面部の外周に突起部を一体に
    突設した先端部が、前記環状ゴム層部材を貫通するとと
    もに、前記芯材の円筒面部の外周に前記環状ゴム層部材
    を一体に形成する成型金型の内壁に突設された突起部に
    当接して形成されることを特徴とする搬送用ローラ。
  12. 【請求項12】 円筒面部と該円筒面部の両端に連設さ
    れた軸部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材
    の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状
    ゴム層部材を一体に形成する搬送用ローラの製造方法に
    おいて、前記芯材の円筒面部の外周に突設した突起部の
    先端部に、成型金型の内壁を当接させて位置決めし、型
    締め後、前記芯材の外周に前記環状ゴム層部材を一体に
    形成することを特徴とする搬送用ローラの製造方法。
  13. 【請求項13】 円筒面部と該円筒面部の両端に連設さ
    れた軸部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材
    の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状
    ゴム層部材を成型金型により一体に形成する搬送用ロー
    ラの製造方法において、前記成型金型の内壁に突起部を
    突設し、該突起部の先端部が前記環状ゴム層部材を貫通
    して、前記芯材の円筒面部の外周に当接させて位置決め
    し、型締め後、前記芯材の外周に前記環状ゴム層部材を
    一体に形成することを特徴とする搬送用ローラの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 円筒面部と該円筒面部の両端に連設さ
    れた軸部とを同軸上に有する熱可塑性樹脂から成る芯材
    の円筒面部の外周に、搬送媒体に圧接して搬送する環状
    ゴム層部材を成型金型により一体に形成する搬送用ロー
    ラの製造方法において、前記芯材の円筒面部の外周に突
    設した突起部の先端部に、成型金型の内壁に突設した突
    起部の先端部を当接させて位置決めし、型締め後、前記
    芯材の外周に前記環状ゴム層部材を一体に形成すること
    を特徴とする搬送用ローラの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の搬送用ローラを有し、該搬送用ローラにより感光材料
    を搬送して現像処理することを特徴とする搬送用ローラ
    を有する自動現像機。
  16. 【請求項16】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の搬送用ローラを有し、該搬送用ローラにより画像記録
    媒体を搬送することを特徴とする搬送用ローラを有する
    画像形成装置。
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