JPH11150477A - D/a変換器 - Google Patents
D/a変換器Info
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- JPH11150477A JPH11150477A JP31736397A JP31736397A JPH11150477A JP H11150477 A JPH11150477 A JP H11150477A JP 31736397 A JP31736397 A JP 31736397A JP 31736397 A JP31736397 A JP 31736397A JP H11150477 A JPH11150477 A JP H11150477A
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Abstract
A変換器を提供すること。 【解決手段】多ビットPCMデータをデータストリーム
に変換するデジタルデルタシグマ変調回路20と、デー
タストリームの高域成分をろ波する低域ろ波回路(4
0、50)と、反転または非反転入力端子の少なくとも
一方にはろ波された信号が抵抗R1を介して入力される
ようになっている共に、入力端子と出力端子との間が抵
抗R2により接続される演算増幅器65とを備えるミュ
ート回路60と、無音検出回路70とを含み、無音検知
回路70が、PCMデータの所定時間の無音状態を検知
した時ミュート回路60の増幅率を小さくする。
Description
ナログ信号に変換するD/A変換器に係わり、特に、S
/N比(フルスケール信号出力と無信号時の残留雑音と
の比)を向上可能なデルタシグマD/A変換器に関す
る。
と直線性が良いため、近年、オーディオ機器やビデオ機
器への応用が活発に行われている。
るサンプリングレートの16ビットのPCM信号が与え
られると、これをよりサンプリングレートの高いPCM
信号に変換した後、デジタルシグマ変調器により1ビッ
トのビットストリーム信号に変換し、このビットストリ
ーム信号に対応するアナログ基準電位+V、−Vに変換
され、ローパスフィルタ回路を介してアナログ信号に変
換される。
M信号変換時に発生する量子化ノイズを高域にシフトさ
せ、低周波数領域でのノイズを小さくする。これはノイ
ズシエーピングと称されていて、このノイズシエーピン
グによって低周波数領域に存在する音声帯域のS/N比
を大幅に向上することが可能となる。
イズシェーピング後のPCM信号をD/A変換するが、
アナログ信号には高域にシフトした量子化ノイズが有る
ため、例えば、スイッチト・キャパシタ・フィルタ(S
CF)等の低域ろ波回路を通して音声帯域外のノイズを
除去している。
を大きくしたいという要望があり、これを実現するため
に、無音時にはシステムクロックの漏れやノイズ等が出
力されないように回路系の一部を電気的に切り離す出力
パス切断や、信号をミューティングするといったことが
提案されていた。
スの切断では、切断時や接続時にパスの電圧を保持する
ことが難しくノイズが発生してしまうという問題があ
る。
変換器であれば、PCMデジタル信号が一定であれば、
スイッチの切換もなく、スイッチングノイズは発生しな
いがデルタシグマ変調器では、PCM信号が一定の場合
でも、1ビット信号として、基準電圧を中心に「+1」
と「−1」に相当する信号が交互に出力されており、原
理的にスイッチングノイズが大きいという問題がある。
るためになされたもので、その目的は、S/N比を向上
可能なデルタシグマD/A変換器を提供する点にある。
め、請求項1に係る発明は、多ビットのPCMデータを
データストリームに変換するデルタシグマ変調回路と、
前記データストリームが入力される低域ろ波回路と、自
身の反転入力端子、または、非反転入力端子の少なくと
も一方には、前記低域ろ波回路によってろ波された信号
がインピーダンス可変または固定の第1のインピーダン
ス素子を介して入力されるようになっているとともに、
自身の入力端子と出力端子との間がインピーダンス可変
の第2のインピーダンス素子により接続される演算増幅
器を備えるミュート回路と、を含むD/A変換器であ
る。
たは固定とすると共に、第2のインピーダンス素子を可
変として、ミュート回路の増幅率を可変とすればよい。
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、さら
に、PCMデータが所定時間無音となる状態が継続する
ことを検出する無音検出回路を含み、前記無音検知回路
が、PCMデータの所定時間無音となる状態を検知した
時、前記ミュート回路の増幅率を小さくするように構成
したことを特徴とする。
および2のいずれかにおいて、前記ミュート回路の増幅
率が、緩やかに変化するように構成したことを特徴とす
る。
参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態にかか
るD/A変換器のブロック構成図であり、このD/A変
換器は、PCM信号Dinが与えられると、サンプル点間
の信号を補間するデジタルインターポレーションフィル
タ10と、デジタル信号のデルタシグマ変調を行うデジ
タルデルタシグマ変調器20と、1ビットのデジタル信
号のD/A変換を行う1bitD/A変換器30と、ロ
ーパスフィルタ40と、ローパスフィルタ50と、無音
時に信号をミューティングするためのミュート回路60
と、PCMデータが所定時間無音である状態が継続する
ことを検出する無音検出回路70とを有する。そして、
無音検出回路70は制御線100によってミュート回路
60の所定部と接続されている。
2次スイッチトキャパシタフィルタ(SCF)で構成
し、ローパスフィルタ50は、例えば、抵抗、コンデン
サからなるRCフィルタ(スムージングフィルタ(SM
F)とも称する)で実現可能である。また、1bitD
/A変換器30は、差動アナログ信号を出力することが
好ましく、この場合、ローパスフィルタ40、50も差
動動作し、ミュート回路60で差動入力をシングルエン
ド出力に変換する。
あり、無音検出回路70は、PCM信号が「0」である
ことを検出する無音検出部71と、この無音検出部71
による検出結果に基づいてPCM信号が「0」である時
間を計数するカウンタ72と、このカウンタ72の計数
結果が所定値以上の時、無音状態であると判断してミュ
ート回路60に制御線100を介して制御信号を供給す
る制御部73とを有している。
り、ミュート回路60は、音声信号を出力する出力端子
を備える演算増幅器65を備え、演算増幅器65の反転
入力端子および非反転入力端子の夫々には抵抗R1が接
続されている。
力端子との間には、MOSトランジスタ61および抵抗
R2が並列に接続されていて、一方、演算増幅器65の
非反転入力端子と出力端子との間には、MOSトランジ
スタ62および抵抗R2が並列に接続されている。
トランジスタ62のゲート端子には制御線100が接続
されていて、演算増幅器65の非反転入力端子と出力端
子との間に接続された、MOSトランジスタ62および
抵抗R2の一方側はアナログ基準電位であるAGNDに
接続されている。
ゲート端子の電圧で変動し、このMOSトランジスタに
よる抵抗と抵抗R2との並列による合成抵抗をRとする
と、ミュート回路60の増幅率は「R/R1」となる。
例えば、R1を40(kΩ)、R2を17(kΩ)と
し、無音検出回路70から制御信号として0(V)が入
力される場合には、合成抵抗Rは17(kΩ)であり、
増幅率は0.425であるが、無音検出回路70から制
御信号として5(V)が供給された場合には、MOSト
ランジスタ61、62はオンして、合成抵抗Rは500
(Ω)となり増幅率は、0.0125となる。
について説明する。PCM信号Dinとして「16bi
t,fs(サンプリング周波数)=44.1(KH
z)」の信号が入力されたとすると、デジタルインター
ポレーションフィルタ10はサンプル点間の信号を補間
して、「16bit,64fs(サンプリング周波数)
=2.8224(MHz)」の信号を出力する。
マ変調器20はこの信号のデルタシグマ変調を行い、
「1bit,64fs(サンプリング周波数)=2.8
224(MHz)」の信号を出力する。1bitD/A
変換器30は、この信号をD/A変換して出力する。
タ40、50によって高域部分がろ波される。そして、
このろ波された信号はミュート回路60に入力される。
通常時は、ミュート回路60は入力された信号を前述し
たように、「R/R1」で定まる増幅率で差動増幅して
出力端子を介してアナログ信号として出力する。
音検出部71がPCM信号が「0」であることを検出し
て、カウンタ72はこの無音検出部71による検出結果
に基づいてPCM信号が「0」である時間を計数する。
そして、制御部73は、カウンタ72の計数結果が所定
値以上の時、無音状態であると判断してミュート回路6
0に制御線100を介して制御信号を供給する。
62がオン状態となり、ミュート回路60の増幅率が小
さくなり、よって、ミュート回路60より前段の回路が
発生するノイズが無視できるレベルまで抑圧される。こ
のとき、MOSトランジスタ61、62に入力される制
御信号が急激に変化するとノイズの原因となるため、図
4に示すように、ゲート電圧を緩やかに変化させると、
合成抵抗Rも10(msec)程度に緩やかに変化し、
ミュート回路自体がノイズの発生源とはならない。な
お、図4中、VTHはしきい値電圧である。
スフィルタ40、50、および、ミュート回路60の夫
々でのノイズレベルをN1、N2、N3とすると、有音
時(通常動作時)のノイズレベルは「N1+N2+N
3」であるが、本発明の実施形態によれば、無音時のノ
イズレベルはミュート回路60のみのノイズレベルであ
るN3となり、S/N比が向上できる。
な構成で従来問題となっていた切断時のノイズ等を発生
させずに、自動的にミューティングを行ってS/N比を
向上させることができる。
いることも可能であり、その場合には、1bitD/A
変換器の替わりに、例えば4ビット等の多ビットD/A
変換器を用いれば良い。
下のようになる。抵抗R1「40k(Ω)」、抵抗R2
「17k(Ω)」とし、16ビット、44.1(KH
z)のPCM信号を入力すると、従来ではS/N比が1
00(dB)であったものが、この発明によればS/N
比が110(dB)となり、S/N比の改善が見られ
た。
続するMOSトランジスタを制御して、R2とMOSト
ランジスタとの合成抵抗を変化するようにしてミュート
回路60の増幅率を変化させたが、R1とMOSトラン
ジスタとの合成抵抗を変化するようにしてミュート回路
60の増幅率を変化させるようにしても良い。
明によれば、デルタシグマ変調回路が多ビットのPCM
データをデータストリームに変換し、ローパスフィルタ
がデータストリームの高域成分をろ波し、ミュート回路
の増幅率を可変としたので、簡単な構成でS/N比を向
上させることが可能となる。
項1の効果に加えて、さらに、無音検出回路がPCMデ
ータの所定時間のゼロ状態を検知した時、ミュート回路
の増幅率を小さくすることにより、不要なノイズを発生
させることが無く、自動的にミューティングを行ってS
/N比を向上させることができる。
ュート回路の増幅率が、緩やかに変化するので、不要な
ノイズの発生がなくなるという効果が得られる。
ロック構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多ビットのPCMデータをデータストリ
ームに変換するデルタシグマ変調回路と、 前記データストリームが入力される低域ろ波回路と、 自身の反転入力端子、または、非反転入力端子の少なく
とも一方には、前記低域ろ波回路によってろ波された信
号が、インピーダンス可変または固定の第1のインピー
ダンス素子を介して入力されるようになっているととも
に、自身の入力端子と出力端子との間が、インピーダン
ス可変の第2のインピーダンス素子により接続される演
算増幅器を備えるミュート回路と、を含むD/A変換
器。 - 【請求項2】 請求項1において、さらに、 PCMデータが所定時間無音となる状態が継続すること
を検出する無音検出回路を含み、 前記無音検知回路が、PCMデータの所定時間無音とな
る状態を検知した時、前記ミュート回路の増幅率を小さ
くするように構成したことを特徴とするD/A変換器。 - 【請求項3】 請求項1および2のいずれかにおいて、 前記ミュート回路の増幅率が、緩やかに変化するように
構成したことを特徴とするD/A変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31736397A JP3885911B2 (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | D/a変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31736397A JP3885911B2 (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | D/a変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11150477A true JPH11150477A (ja) | 1999-06-02 |
JP3885911B2 JP3885911B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=18087415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31736397A Expired - Lifetime JP3885911B2 (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | D/a変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3885911B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001359016A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジョン受信機 |
US7375302B2 (en) * | 2004-11-16 | 2008-05-20 | Hypertherm, Inc. | Plasma arc torch having an electrode with internal passages |
US7375303B2 (en) * | 2004-11-16 | 2008-05-20 | Hypertherm, Inc. | Plasma arc torch having an electrode with internal passages |
JP4747199B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-08-17 | アナログ デバイスズ インコーポレイテッド | デジタル/アナログ変換器およびローパスフィルタに連続時間ステージとスイッチトキャパシタステージとを併用するアーキテクチャ |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP31736397A patent/JP3885911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001359016A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジョン受信機 |
US7375302B2 (en) * | 2004-11-16 | 2008-05-20 | Hypertherm, Inc. | Plasma arc torch having an electrode with internal passages |
US7375303B2 (en) * | 2004-11-16 | 2008-05-20 | Hypertherm, Inc. | Plasma arc torch having an electrode with internal passages |
JP4747199B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-08-17 | アナログ デバイスズ インコーポレイテッド | デジタル/アナログ変換器およびローパスフィルタに連続時間ステージとスイッチトキャパシタステージとを併用するアーキテクチャ |
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