JPH1114775A - 電子時計の自動表示時刻補正方法 - Google Patents

電子時計の自動表示時刻補正方法

Info

Publication number
JPH1114775A
JPH1114775A JP9171364A JP17136497A JPH1114775A JP H1114775 A JPH1114775 A JP H1114775A JP 9171364 A JP9171364 A JP 9171364A JP 17136497 A JP17136497 A JP 17136497A JP H1114775 A JPH1114775 A JP H1114775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
error
correction
program
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9171364A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Murakami
嘉信 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI PLAST KOGYO KK
Original Assignee
ASAHI PLAST KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAHI PLAST KOGYO KK filed Critical ASAHI PLAST KOGYO KK
Priority to JP9171364A priority Critical patent/JPH1114775A/ja
Publication of JPH1114775A publication Critical patent/JPH1114775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準発振器の発振周波数ずれによる表示時刻
の累積誤差がある、所謂電子時計の月差を改善する。 【解決手段】 時刻合わせした履歴または、基準発振器
の発振周波数測定により算出された修正値を元に、表示
時刻を周期的に補正するプログラムを内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂電子時計にお
ける表示時刻の精度の向上方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子時計の精度は、時間の基準と
なる発振器の発振周波数に依存しており、時計に組み込
まれた発振器個別の発振周波数のばらつきにより、個々
の電子時計において時刻のずれが発生する。
【0003】普及品の電子時計の一般的な平均月差は±
15秒となっているが、月差の補正は購入者自身が行わ
ねばならず、発振器個別の発振周波数のばらつきはその
ままであるため、表示される時刻の精度を保つために
は、手動による表示時刻修正を定期的に行う必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、月差が改善され購入者自身による時刻の修
正頻度が少なくて済む電子時計を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案において課題を解
決するための手段は、生産者もしくは購入者自身が時刻
合わせした履歴または、基準発振器の発振周波数測定に
より算出された修正値を元に、表示時刻を周期的に補正
するプログラムが内蔵されたことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】上記のように構成された電子時計
を生産後、時刻合わせをし、次回の時刻合わせまでの経
過時間とその間にずれた時間を演算し、ずれた時間を経
過時間で除算して、この電子時計の単位時間当たりのず
れ時間(誤差)を算出し、この算出結果の時間分を、プ
ログラム上で定期的に自動表示時刻補正させる。
【0007】
【実施例】手動により任意に設定された補正時間を、周
期的に時刻補正する方法を実施例にもとづき説明する
と、図1において時刻を補正するプログラムを、従来の
電子時計の制御回路1に組み込む。
【0008】手動によって行われた時刻合わせの時期a
(1回目)から、次(2回目)の時刻合わせまでの経過
時間tを計算し、次に2回目の時刻合わせ時の時間のず
れcを計算し、単位時間当たりの時間ずれd=c/tに
より計算し、この単位時間当たりの時間ずれdと補正間
隔eから補正量fを計算し、その結果を元にして周期的
に表示時刻を補正するプログラムを内蔵する。
【0009】図1及び図2で処理プログラムを説明する
と、時報(放送によるもの電話による時報等)を基準に
して、初回の手動による0リセットaを行い、次回の手
動による0リセットbまでの累積時間tの計測を開始す
る。
【0010】手動による0リセットbの時点での累積時
間tと、時報とのずれ時間(誤差)cを記録する。
【0011】前記の時報とのずれ時間cを累積時間tで
除算し、単位時間当たりの時間ずれdを計算し結果を記
録する。単位時間当たりの時間ずれdに見合う時間補正
値fを制御プログラム内へ入力する。
【0012】プログラム上で周期eにて時間補正値f分
の時刻補正を行う。
【0013】上記の補正を行うことによりf<cとな
り、誤差は時刻補正する間隔内eでの累積誤差fだけと
なり、補正間隔eを短く設定すればより精度が向上す
る。
【0014】b=168時・c=−84秒である場合で
説明すると、d=−84秒/168時=−0.5秒/時
となり、この場合は時間遅れであるので毎正時に0.5
秒進める必要がある。
【0015】プログラムにてリセット信号が出力される
ようにしておき、毎正時の0.5秒前にリセット信号に
てリセットすれば、電子時計の表示部の分の位は一つ繰
り上がり、秒の位は00となり表示時刻は0.5秒進め
られたこととなり補正される。
【0016】一度設定した補正値は、次回に更新される
までレジスターに記憶され、毎正時に0.5秒進むよう
にプログラム上で自動的に補正される。
【0017】自動的に補正する頻度は、外部スイッチに
より任意に設定できるようにしておき、上記の例では毎
正時の補正であるが、補正量により最適な補正間隔を選
択することが望ましい。
【0018】図3でタイムエラーの設定方法を説明する
と、(3−1)の(3)の表示パネル面に表示されてい
る−は時間の遅れを示すものであり、アジャストスイッ
チ(5)を押すことにより、交互に+−の表示を繰り返
すようになっており、*印部は未決定の箇所の点滅表示
である。
【0019】次に、モード切替えスイッチ(4)を一度
押すことにより、実際の誤差時間の10秒桁設定へ移行
し、アジャストスイッチ(5)を押すことにより、0か
ら9までの数値に設定できる。(3−2)はこれまでの
設定が終了した状態の表示である。
【0020】実際の誤差時間の1秒桁と誤差時間計算時
の累積時間(h)設定もモード切替えスイッチ(4)と
アジャストスイッチ(5)を押すことにより設定するこ
とができる。
【0021】図3の(3−4)はタイムエラーの設定が
全て終了した1例を示し、この場合の電子時計の24時
間後の誤差は1秒遅れであったことを示したものであ
る。
【0022】図4ではタイムエラーの設定後の自動表示
時刻補正を示すものであり、この場合の電子時計の24
時間後の誤差は1秒遅れであったことを示しており、タ
イムエラーの設定後24時間目の正時直前の1秒前に0
リセットすることにより、電子時計の表示時刻を1秒進
めたことを示すものであり、(4−3)の表示時刻が
9:59.59(9時59分59秒)になったと同時に
0リセットし、表示時刻を10:00.00(10時0
0分00秒)にするものである。
【0023】図5もタイムエラーの設定後の自動表示時
刻補正を示すものであり、この場合の電子時計の24時
間後の誤差は1秒進みであったことを示しており、タイ
ムエラーの設定後24時間目の正時より1秒経過後に0
リセットすることにより、電子時計の表示時刻を1秒遅
らせたことを示すものであり、(5−3)の表示時刻が
10:00.01(10時00分01秒)になったと同
時に0リセットし、表示時刻を10:00.00(10
時00分00秒)にするものである。
【0024】前記の実施例は24時間毎の補正である
が、補正間隔を短くすることにより、時刻の精度が向上
するので補正間隔は可能な限り短く設定することが望ま
しい。
【0025】図6は1時間毎に自動表示時刻補正する場
合のフローチャートであり、タイムエラー設定の各入力
値(s)(h)と1時間毎の表示誤差(z)との関係式
はz=s/hであり、自動表示時刻補正は毎正時からz
を引いた表示時刻になったと同時に0リセットすること
により行うものである。
【0026】zの値が負の場合は、表示時刻が毎正時の
前に0リセットし、zの値が正の場合は、表示時刻が毎
正時の後に0リセットすることにより、進みと遅れを補
正するものである。
【0027】補正間隔・補正量・累積時間の計算といっ
た、手動による時刻合わせ以外は、手動にて行った0リ
セットの履歴(累積時間と補正量)を記憶するようにし
ておき、電子時計の演算装置にて単位時間当りの表示誤
差zを計算させ、毎正時から計算結果zを引いた表示時
刻になったと同時に0リセットする方法をプログラム化
して電子時計に内蔵することもできる。
【0028】本発明の表示時刻補正プログラムを内蔵し
た電子時計を出荷する前には、時計毎の固有の補正値を
設定しておくことが望ましく、この場合は短時間に補正
値を把握するため、電子時計に内蔵された発振器の実際
の発振周波数を測定し、分周比から単位時間あたりの誤
差を計算し、補正値fを設定すればよい。
【0029】電子時計に内蔵された発振器の実際の発振
周波数により単位時間あたりの誤差を計算し、補正値f
を設定する計算式を説明すると以下の通りである。
【0030】累積誤差の生じない理論的な発振器の発振
周波数をf0(Hz)、実際に電子時計に組込んだ発振
器の発振周波数をf1(Hz)、基準信号発生回路の分
周器の総合分周比をp、補正する間隔をe(秒)、補正
値をf(秒)とすると、基準となる秒信号の1秒当りの
時間の誤差は、p(f0−f1)(秒)となり、補正す
る間隔をe(秒)に設定した場合、補正値f(秒)=e
・p(f0−f1)となる。
【0031】実際に電子時計に組込んだ発振器の発振周
波数が理論値である場合、つまりf0=f1の場合の補
正値fの計算値は0であるので、この場合は補正する必
要はない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】普及品の電子時計であっても、自動表示時
刻補正プログラムにより、表示時刻の精度が向上すると
ともに、煩わしい表示時刻の修正頻度を低減することが
できる。
【0034】また、本発明では部品の追加は一切必要と
せず、基準となる発振器の精度が劣る場合であっても、
本発明のプログラムにより累積誤差を補正することがで
きるため、従来の電子時計では月差を保証できなかった
発振器も使用可能となり、発振器の歩留まりが向上する
ことにより、電子時計の生産コストを削減することがで
きる。
【0035】電子時計を使用する環境および地域の温度
差に起因する、発振器の発振周波数の変化による表示時
刻の誤差も、環境および地域の温度差に起因する単位時
間当りの表示時刻の誤差データにより、自動補正するこ
とができるので環境および地域に関係なく、表示時刻精
度の良い電子時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電子時計の制御回路に、本考案のプログ
ラムを組み込んだ図である。
【図2】従来の電子時計と本考案の電子時計の、経過時
間に対する表示時刻のずれを説明する図である。
【図3】電子時計固有の誤差を入力する一例を示した図
である。
【図4】入力された電子時計固有の誤差が時間遅れの場
合の、本発明の実施例を示す図である。
【図5】入力された電子時計固有の誤差が時間進みの場
合の、本発明の実施例を示す図である。
【図6】本発明の、自動表示時刻補正プログラムのフロ
ーチャートである。
【図7】基準信号発生回路である。
【符号の説明】
1 電子時計の制御回路 2 電子時計のケース 3 表示パネル 4 モード切替えスイッチ 5 アジャストスイッチ a 0リセット b 0リセット c 2回目の0リセット時の時間誤差 d 単位時間当たりの時間誤差 e 補正間隔 f 補正量 f0 理論的な発振器の発振周波数 f1 実際に電子時計に組込んだ発振器の発振周波数 h 誤差時間計算時の累積時間 p 総合分周比 s 誤差時間 t 累積時間 z 1時間当りの表示誤差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回目の時刻合わせから次回の時刻合わ
    せまでの累積時間とその時点での時間の誤差から、一定
    時間当たりの時間の誤差を自動的に演算し、その演算結
    果をもとに、一定時間当たりの時間の誤差の補正値を自
    動的に演算し、周期的に表示時刻を補正する方法を有す
    ることを特徴とした所謂電子時計。
  2. 【請求項2】 手動により任意に設定されたタイムエラ
    ー設定値により、周期的に表示時刻を補正する方法を有
    することを特徴とした所謂電子時計。
  3. 【請求項3】 基準発振器の発振周波数の精度不足およ
    び発振周波数の変化による、基準時間のずれが原因の累
    積計時誤差を、基準発振器の発振周波数の誤差(周波数
    ずれ)または実際の計時誤差(時間誤差)から求めた補
    正値(時間)により周期的に補正する方法。
JP9171364A 1997-06-27 1997-06-27 電子時計の自動表示時刻補正方法 Pending JPH1114775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171364A JPH1114775A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 電子時計の自動表示時刻補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171364A JPH1114775A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 電子時計の自動表示時刻補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1114775A true JPH1114775A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15921820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9171364A Pending JPH1114775A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 電子時計の自動表示時刻補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1114775A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156449A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Precision Inc 時刻修正装置及び時刻修正方法
JP2010025694A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Kyocera Mita Corp 時計装置、電子機器
CN101995816A (zh) * 2010-10-25 2011-03-30 珠海精准电子有限公司 一种钟表自动校准方法和钟表自动校准装置
JP2015014536A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 三菱電機株式会社 クライアント装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156449A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Precision Inc 時刻修正装置及び時刻修正方法
JP4515080B2 (ja) * 2003-11-27 2010-07-28 セイコープレシジョン株式会社 時刻修正装置及び時刻修正方法
JP2010025694A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Kyocera Mita Corp 時計装置、電子機器
CN101995816A (zh) * 2010-10-25 2011-03-30 珠海精准电子有限公司 一种钟表自动校准方法和钟表自动校准装置
JP2015014536A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 三菱電機株式会社 クライアント装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2624176B2 (ja) 電子時計及び時刻補正方法
JP6282723B2 (ja) クオーツ電子時計の高精度計時方法
JPH04230890A (ja) 時計機能付き受信機及び時刻修正方法
US4761771A (en) Electronic timekeeping apparatus with temperature compensation and method for compensating same
JP2000199792A (ja) 時計装置及び時刻修正方法
US4114363A (en) Electronic timepiece
JPH1114775A (ja) 電子時計の自動表示時刻補正方法
JPH06342088A (ja) 計時方式、半導体装置、計時装置
JPH0631731B2 (ja) 温度補償機能付時計装置
JP2005140595A (ja) 電波時計及びその時刻修正方法
JP3281757B2 (ja) 電子時計に於ける発振誤差の自動補正装置
JP2003270369A (ja) リアルタイムクロックの時刻補正方法及び時刻補正装置
JP3066605B2 (ja) 電子時計
JPH02227698A (ja) 時計自動調整装置
JPH03211491A (ja) 電子時計
JPS622557Y2 (ja)
JPH04315989A (ja) 温度補償付電子時計
JPS62231196A (ja) 誤差調整機能を有する時計装置
JPS5912381A (ja) 電子時計
JPH1155035A (ja) 発振回路の温度補正方法および温度補正装置
JP2005069948A (ja) 電子時計とその歩進補正方法及び記録時刻修正方法
JP2000258565A (ja) 時刻補正装置及びこれを具備した時計、並びに機器
JPH01216293A (ja) 時刻誤差補正方法
JPS5850031A (ja) 計算機の時刻補正方式
JPH06174865A (ja) 制御用時計装置