JPH11145465A - 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JPH11145465A
JPH11145465A JP31093097A JP31093097A JPH11145465A JP H11145465 A JPH11145465 A JP H11145465A JP 31093097 A JP31093097 A JP 31093097A JP 31093097 A JP31093097 A JP 31093097A JP H11145465 A JPH11145465 A JP H11145465A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/417Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions carrying the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/41725Source or drain electrodes for field effect devices
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    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
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    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/7801DMOS transistors, i.e. MISFETs with a channel accommodating body or base region adjoining a drain drift region
    • H01L29/7802Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない製造工程数で製造することができ、微
細化しても安定して動作することができる縦型電界効果
トランジスタ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 n型シリコン基板1の表面にp型のベー
ス領域4が形成されており、ベース領域4上にn型のソ
ース領域8が形成されている。また、このソース領域8
上からベース領域4の側方の位置まで延出するゲート酸
化膜9が形成されており、ゲート酸化膜9上にゲート電
極10が形成されている。また、バックゲートコンタク
ト領域17のベース4領域間には、ベース領域4に接続
されたバックゲート拡散層6が形成されており、ベース
領域4、ソース領域8及びバックゲート拡散層6にソー
ス電極13が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板の厚さ方
向の両端にソース及びドレインが設けられその中間部に
ゲートが設けられた縦型電界効果トランジスタ及びその
製造方法に関し、特に、ベース領域の電極取出部である
バックゲートコンタクト領域における抵抗が低い縦型電
界効果トランジスタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦型電界効果トランジスタは以下
のようにして製造されている。図4(a)乃至(f)は
従来のnチャネル縦型電界効果トランジスタの製造方法
を工程順に示す断面図である。先ず、図4(a)に示す
ように、n型シリコン基板51を用意する。次に、図4
(b)に示すように、n型シリコン基板51上にゲート
酸化膜52及びゲートポリシリコン層53を順次形成す
る。
【0003】次いで、図4(c)に示すように、フォト
リソグラフィ技術によりゲートポリシリコン層53及び
ゲート酸化膜52を選択的にエッチングする。そして、
ゲートポリシリコン層53をマスクとして、イオン注入
又は拡散法によりn型シリコン基板51の表面にp型ベ
ース領域54を形成する。
【0004】その後、図4(d)に示すように、フォト
リソグラフィ技術によりp型ベース領域54上に選択的
にレジスト55を形成した後、ゲートポリシリコン層5
3及びレジスト55をマスクとして、イオン注入又は拡
散法によりp型ベース領域54の表面にn型ソース領域
56を形成する。
【0005】次に、図4(e)に示すように、レジスト
55を除去した後、全面に層間絶縁膜57としてBPS
G膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術によ
り、ベース領域54及びソース領域56とコンタクトを
とるためのコンタクト窓58を開口する。
【0006】次いで、図4(f)に示すように、ベース
領域54及びソース領域56に接続されたソース電極5
9並びにドレインとなるn型シリコン基板51に接続さ
れたドレイン電極60を形成する。こうして、縦型電界
効果トランジスタが製造される。
【0007】また、半導体装置の高集積化を実現するた
めにチャネル領域にロコス(LOCOS)形状を適用し
た縦型電界効果トランジスタが知られている。図5は従
来の縦型電界効果トランジスタを示す断面図である。こ
の縦型電界効果トランジスタにおいては、チャネル領域
にロコス形状が適用されている。つまり、シリコン基板
61の表面にベース領域64が形成され、ベース領域6
4内にソース領域66が形成され、ゲート酸化膜62が
ソース領域66上から隣り合うベース領域64の間まで
延出して形成されている。更に、ゲート酸化膜62上に
はゲートポリシリコン層63が形成されており、ゲート
ポリシリコン層63は層間絶縁膜67に覆われている。
なお、ベース領域64及びソース領域66上にはコンタ
クト窓68が設けられている。そして、ベース領域64
及びソース領域66に接続されたソース電極69並びに
ドレイン領域となるn型シリコン基板61に接続された
ドレイン電極70が形成されている。
【0008】このように構成された縦型電界効果トラン
ジスタにおいては、チャネルを半導体基板の厚さ方向
(以下、深さ方向という)に広く形成することができる
ので、ロコス形状が適用されていないものと比して、半
導体基板の面方向(以下、水平方向という)の縮小が可
能となるため、半導体装置を微細化することができる。
【0009】しかし、前述のように構成された従来の縦
型電界効果トランジスタにおいては、半導体装置の高集
積化に伴ってコンタクト窓58又は68の幅を縮小する
と、ベース領域54又は64の電極取出部であるバック
ゲートコンタクト領域の面積が減少する。電気抵抗は導
電体の面積に反比例するので、バックゲートコンタクト
領域の面積が減少すると、バックゲートコンタクト領域
の寄生抵抗(以下、寄生抵抗をベース抵抗という)RB
が高くなる。ベース抵抗RBが高くなると、局部的に電
流密度が高くなり、バックゲートコンタクト領域に寄生
する寄生バイポーラトランジスタが動作して素子が破壊
される。図6(a)は従来の縦型電界効果トランジスタ
のバックゲートコンタクト領域を示す模式的断面図であ
り、(b)はその等価回路を示す回路図である。図6
(a)に示すように、バックゲートコンタクト領域はド
レイン電極74、半導体基板71、ベース領域72及び
ソース領域73から構成されており、図6(b)に示す
ように、このバックゲートコンタクト領域には、ドレイ
ン79、ゲート電極80及びソース81からなる電界効
果トランジスタの他に、寄生コンデンサ75、寄生ダイ
オード76、ベース抵抗77及び寄生バイポーラトラン
ジスタ78が存在している。コンタクト幅が広い場合に
はベース抵抗RBが小さいため、ベース抵抗77に印加
される電圧は流れる電流によって寄生バイポーラトラン
ジスタ78を動作させる電圧(VON)には達しない。例
えば、電圧VONは約0.7Vである。このとき、電流は
経路Aを通る。一方、コンタクト幅が狭い場合にはベー
ス抵抗RBが大きくなり、ベース抵抗77に印加される
電圧が流れる電流によって寄生バイポーラトランジスタ
78が動作する電圧(VON)に達することがある。この
とき、電流は経路Bを通り、過大電流が流れて素子が破
壊されてしまう。
【0010】また、その製造工程数を減少すると共に、
ソース領域形成のためのレジストの位置ずれを防止する
縦型電界効果トランジスタが提案されている(特開昭6
4−80078号公報)。この公報に記載された縦型電
界効果トランジスタを製造する方法においては、ゲート
電極を形成した後に、このゲート電極をマスクとしてベ
ース領域及びソース領域を形成する。そして、全面に層
間絶縁膜を堆積した後、フォトレジストを使用してソー
ス領域を貫通しベース領域まで到達する溝をゲート電極
間に形成する。そして、全面にアルミニウム層を形成す
ることにより、縦型電界効果トランジスタを製造してい
る。
【0011】この従来の縦型電界効果トランジスタにお
いては、その製造工程数を減少すると共に、ソース領域
形成のためのレジストの位置ずれを防止することができ
るだけでなく、バックゲートコンタクト領域でソース領
域とベース領域とが深さ方向に並んで形成されているた
め、この領域の抵抗を高くすることなくコンタクト幅を
狭くすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−80078号公報に記載された従来の縦型電界効
果トランジスタでは、チャネルの水平方向の縮小が実現
されず、半導体装置の微細化に十分には対応することが
できないという問題点がある。単に、前述の縦型電界効
果トランジスタのチャネル領域にロコス形状を適用する
のでは、その製造工程数が著しく増加してしまう。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、少ない製造工程数で製造することができ、
微細化しても安定して動作することができる縦型電界効
果トランジスタ及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る縦型電界効
果トランジスタは、第1導電型の半導体基板と、この半
導体基板の表面に形成された第1導電型の逆の第2導電
型のベース領域と、このベース領域上に形成された第1
導電型のソース領域と、このソース領域上から前記ベー
ス領域の側方の位置まで延出するゲート酸化膜と、前記
ソース領域及び前記ベース領域に接続されたソース電極
とを有することを特徴とする。
【0015】本発明においては、ソース領域とベース領
域とが半導体基板の厚さ方向に並んで形成されているの
で、半導体装置の微細化のためにコンタクト幅を狭くし
てもこの領域の抵抗の上昇は抑制され、安定して動作す
る。また、ゲート酸化膜がベース領域の側方の位置まで
延出して形成されているので、チャネルを深さ方向に広
く形成することができ、半導体装置の水平方向における
寸法を縮小することができる。
【0016】前記ベース領域は複数個設けられており、
隣り合うベース領域に接続された第2導電型の拡散層を
有し、前記ソース電極は前記拡散層に接続されているこ
とが望ましい。拡散層を設けることにより、オン抵抗を
より低下させることができる。
【0017】また、前記ゲート酸化膜を前記ソース電極
よりも深く形成することにより、よりチャネルを深く形
成することができるので、半導体装置を縮小しやすい。
【0018】本発明に係る縦型電界効果トランジスタの
製造方法は、第1導電型の半導体基板の表面に複数個の
第1のロコス酸化膜を選択的に形成する工程と、前記第
1のロコス酸化膜間に第1導電型の逆の第2導電型のベ
ース領域を形成する工程と、前記第1のロコス酸化膜を
除去する工程と、前記ベース領域間の前記半導体基板の
表面に選択的に第2導電型の拡散層を形成する工程と、
前記ベース領域の表面に第1導電型のソース領域を形成
する工程とを有することを特徴とする。
【0019】本発明においては、半導体基板表面にロコ
ス酸化膜を形成しこれを除去して溝を形成している。そ
して、この溝に挟まれた領域にソース領域とベース領域
とを半導体基板の厚さ方向に並べて形成しているので、
半導体装置の微細化のためにコンタクト幅を狭くしても
この領域の抵抗の上昇は抑制され、縦型電界効果トラン
ジスタは安定して動作する。また、前述の溝内にゲート
酸化膜及びゲート電極を形成することができるので、チ
ャネルを深さ方向に形成して半導体装置の水平方向の寸
法を縮小することができる。
【0020】前記拡散層を形成する工程は、イオン注入
及び拡散法からなる群から選択された1種の方法により
前記拡散層を形成する工程を有することができる。
【0021】また、前記第1のロコス酸化膜を形成する
工程は、前記半導体基板の表面に前記第1のロコス酸化
膜の数よりも少ない数の第2のロコス酸化膜を形成する
工程と、前記第2のロコス酸化膜を除去する工程と、前
記第2のロコス酸化膜が形成された領域に前記第1のロ
コス酸化膜を形成し前記半導体基板の表面に前記第1の
ロコス酸化膜を選択的に形成する工程とを有してもよ
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例方法に係る
縦型電界効果トランジスタの製造方法について、添付の
図面を参照して具体的に説明する。図1(a)乃至
(d)及び図2(a)乃至(d)は本発明の実施例方法
に係る縦型電界効果トランジスタの製造方法を工程順に
示す断面図である。本実施例方法においては、先ず、図
1(a)に示すように、n型シリコン基板1を用意す
る。
【0023】次に、図1(b)に示すように、n型シリ
コン基板1上に酸化膜2及び窒化膜3を順次形成する。
その後、フォトリソグラフィ技術により、酸化膜2及び
窒化膜3を選択的にエッチングすることにより、バック
ゲートコンタクト領域又はチャネルを有するチャネルロ
コス領域が形成される予定の領域に酸化膜2及び窒化膜
3を残す。
【0024】次いで、図1(c)に示すように、酸化膜
2を成長させてロコス酸化膜2aを形成する。これによ
り、バックゲートコンタクト領域又はチャネルロコス領
域が形成される予定の領域にロコス形状が形成される。
そして、窒化膜3をエッチング除去する。
【0025】次に、図1(d)に示すように、酸化膜2
aをマスクとして、イオン注入又は拡散法により、酸化
膜2a間のn型シリコン基板1表面にp型ベース領域4
を形成する。
【0026】その後、図2(a)に示すように、酸化膜
2aをエッチング除去し、レジスト膜を全面に形成す
る。そして、レジスト膜をフォトリソグラフィ技術によ
り選択的にエッチングし、バックゲートコンタクト領域
が形成される予定の領域に開口部を有するレジスト5を
形成する。次に、レジスト5をマスクとして、イオン注
入又は拡散法により、ベース領域として作用するp型の
バックゲート拡散層6をn型シリコン基板1表面に形成
する。
【0027】そして、図2(b)に示すように、レジス
ト5を除去した後、バックゲート拡散層6に隣接するp
型ベース領域4上に開口部を有するレジスト7を形成す
る。次いで、レジスト7をマスクとして、イオン注入又
は拡散法により、バックゲート拡散層6に隣接するp型
ベース領域4の表面にソース領域8を形成する。こうし
て、バックゲートコンタクト領域17が形成される。
【0028】次に、図2(c)に示すように、レジスト
7を除去した後、バックゲート拡散層6から離間する方
向へソース領域8の中央部から延出するゲート酸化膜9
及びポリシリコンからなるゲート電極10をn型シリコ
ン基板1上に順次形成する。このとき、ロコス形状の溝
内にゲート酸化膜9及びゲート電極10が形成され、こ
の領域にチャネルロコス領域16が形成される。次い
で、全面に層間絶縁膜11を形成した後、フォトリソグ
ラフィ技術により、バックゲート拡散層6上にベース領
域4及びソース領域8とコンタクトをとるためのコンタ
クト窓12を形成する。
【0029】そして、図2(d)に示すように、バック
ゲート拡散層6、ベース領域4及びソース領域8に接続
されたソース電極13並びにドレイン領域となるn型シ
リコン基板1に接続されたドレイン電極14を形成す
る。
【0030】このようにして製造された本実施例の縦型
電界効果トランジスタは、図2(d)に示す構造を有し
ており、バックゲートコンタクト領域17にロコス形状
の溝が形成され、この溝にソース電極13が埋め込まれ
ている。このため、オン抵抗を従来のものと比して約1
0%低減することができる。これにより、寄生バイポー
ラトランジスタを動作させることなく安定して縦型電界
効果トランジスタを動作させることができる。また、ソ
ース領域8とのコンタクトを深さ方向に深く形成するこ
とができ、従来よりもコンタクト幅を縮小することがで
きる。これにより、ベース領域を浅くしてセルを微細化
することが可能となる。更に、チャネルロコス領域にも
ロコス形状の溝が形成され、この溝にゲート酸化膜9及
びゲート電極10が形成されているため、チャネルを深
さ方向に形成することができ縦型電界効果トランジスタ
を有する半導体装置を微細化することができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施例に係る縦型電
界効果トランジスタについて説明する。図3は本発明の
第2の実施例に係る縦型電界効果トランジスタを示す断
面図である。本実施例においては、バックゲートコンタ
クト領域31とチャネルロコス領域30とが相互に間隔
を空けて交互に区画されている。そして、シリコン基板
21の表面のバックゲートコンタクト領域31及びチャ
ネルロコス領域30間にベース領域25が形成され、ベ
ース領域25上にソース領域26が形成されている。ま
た、ゲート酸化膜22がソース領域26上からチャネル
ロコス領域30内でベース領域25の側方の位置まで延
出して形成されている。更に、ゲート酸化膜22上には
ポリシリコンからなるゲート電極23が形成されてお
り、ゲート電極23は層間絶縁膜24に覆われている。
また、バックゲートコンタクト領域31には隣り合うベ
ース領域25に接続されベース領域として作用するバッ
クゲート拡散層27が形成されている。そして、バック
ゲート拡散層27、ベース領域25及びソース領域26
に接続されたソース電極28並びにドレイン領域となる
n型シリコン基板21に接続されたドレイン電極29が
形成されている。なお、ゲート酸化膜22が形成されて
いる深さはソース電極28が形成されている深さよりも
深い。
【0032】本実施例においては、ゲート酸化膜22が
形成されている深さがソース電極28が形成されている
深さよりも深いため、チャネルをより深く形成すること
ができる。これにより、より半導体装置を微細化するこ
とができる。
【0033】上述の縦型電界効果トランジスタは、第1
の実施例方法と同様の工程により製造することができる
が、図1(b)及び(c)に示すロコス酸化膜を形成す
る工程の前に、チャネルロコス領域30が形成される予
定の領域にのみロコス形状の溝を形成する必要がある。
これにより、ゲート酸化膜22をソース電極28よりも
深く形成することができる。
【0034】なお、上述の例とは逆に、ソース電極がゲ
ート酸化膜よりも深く形成されていてもよい。この縦型
電界効果トランジスタは、図1(b)及び(c)に示す
ロコス酸化膜を形成する工程の前に、バックゲートコン
タクト領域が形成される予定の領域にのみロコス形状の
溝を形成することにより製造することができる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
半導体装置の微細化のためにコンタクト幅を狭くしても
この領域の抵抗の上昇は抑制され、安定して動作する。
また、チャネルを深さ方向に広く形成することができ、
半導体装置の水平方向における寸法を縮小することがで
きる。更に、前記ゲート酸化膜を前記ソース電極よりも
深く形成することにより、よりチャネルを深く形成する
ことができるので、半導体装置を縮小しやすい。また、
本発明方法によれば、バックゲートコンタクト領域が形
成される予定の領域とチャネルロコス領域が形成される
予定の領域とに同時にロコス酸化膜を形成し除去してい
るので、少ない製造工程数で安定して動作する縦型電界
効果トランジスタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法に係る縦型電界効果トラン
ジスタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】同じく、本発明の実施例方法を示す図であっ
て、図1(a)乃至(d)に示す工程の次工程を工程順
に示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る縦型電界効果トラ
ンジスタを示す断面図である。
【図4】従来のnチャネル縦型電界効果トランジスタの
製造方法を工程順に示す断面図である。
【図5】従来の縦型電界効果トランジスタを示す断面図
である。
【図6】(a)は従来の縦型電界効果トランジスタのバ
ックゲートコンタクト領域を示す模式的断面図であり、
(b)はその等価回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1、21、51、61、71;n型シリコン基板 2、2a;酸化膜 3;窒化膜 4、25、54、64、72;ベース領域 5、7、55;レジスト 6、27;バックゲート拡散層 8、26、56、66、73;ソース領域 9、22、52、62;ゲート酸化膜 10、23、53、63;ゲート電極 11、24、57、67;層間絶縁膜 12、58、68;コンタクト窓 13、28、59、69;ソース電極 14、29、60、70、74;ドレイン電極 16、30;チャネルロコス領域 17、31;バックゲートコンタクト領域 75;寄生コンデンサ 76;寄生ダイオード 77;寄生抵抗 78;寄生バイポーラトランジスタ 79;ソース 80;ドレイン 81;ソース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、この半導体
    基板の表面に形成された第1導電型の逆の第2導電型の
    ベース領域と、このベース領域上に形成された第1導電
    型のソース領域と、このソース領域上から前記ベース領
    域の側方の位置まで延出するゲート酸化膜と、前記ソー
    ス領域及び前記ベース領域に接続されたソース電極とを
    有することを特徴とする縦型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記ベース領域は複数個設けられてお
    り、隣り合うベース領域に接続された第2導電型の拡散
    層を有し、前記ソース電極は前記拡散層に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の縦型電界効果トラ
    ンジスタ。
  3. 【請求項3】 前記ゲート酸化膜は前記ソース電極より
    も深く形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の縦型電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板の表面に複数個
    の第1のロコス酸化膜を選択的に形成する工程と、前記
    第1のロコス酸化膜間に第1導電型の逆の第2導電型の
    ベース領域を形成する工程と、前記第1のロコス酸化膜
    を除去する工程と、前記ベース領域間の前記半導体基板
    の表面に選択的に第2導電型の拡散層を形成する工程
    と、前記ベース領域の表面に第1導電型のソース領域を
    形成する工程とを有することを特徴とする縦型電界効果
    トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記拡散層を形成する工程は、イオン注
    入及び拡散法からなる群から選択された1種の方法によ
    り前記拡散層を形成する工程を有することを特徴とする
    請求項4に記載の縦型電界効果トランジスタの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1のロコス酸化膜を形成する工程
    は、前記半導体基板の表面に前記第1のロコス酸化膜の
    数よりも少ない数の第2のロコス酸化膜を形成する工程
    と、前記第2のロコス酸化膜を除去する工程と、前記第
    2のロコス酸化膜が形成された領域に前記第1のロコス
    酸化膜を形成し前記半導体基板の表面に前記第1のロコ
    ス酸化膜を選択的に形成する工程とを有することを特徴
    とする請求項4又は5に記載の縦型電界効果トランジス
    タの製造方法。
JP31093097A 1997-11-12 1997-11-12 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法 Pending JPH11145465A (ja)

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