JPH11141748A - 配管の貫通装置 - Google Patents
配管の貫通装置Info
- Publication number
- JPH11141748A JPH11141748A JP30266097A JP30266097A JPH11141748A JP H11141748 A JPH11141748 A JP H11141748A JP 30266097 A JP30266097 A JP 30266097A JP 30266097 A JP30266097 A JP 30266097A JP H11141748 A JPH11141748 A JP H11141748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- disk
- section
- circumferential direction
- piping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L5/00—Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、配管中のオフセットあるいはベロー
ズを廃止でき、コンパクトかつ低廉化の配管システムを
実現することが出来る配管の貫通装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】本発明装置は、熱により伸縮する配管の貫
通装置において、(A)配管1を固定するとともに円周
方向に波型断面を有する円板2と、(B)壁6により固
定されるとともに片側にフランジ3′を有する短管3
と、(C)非金属のシート4を具備し、(D)前記円板
2と短管3は、非金属のシート4を介してボルト/ナッ
ト5により接続され、(E)前記円板2と短管3に加工
されているボルト穴は、オーバル穴になっいることを特
徴とする。
ズを廃止でき、コンパクトかつ低廉化の配管システムを
実現することが出来る配管の貫通装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】本発明装置は、熱により伸縮する配管の貫
通装置において、(A)配管1を固定するとともに円周
方向に波型断面を有する円板2と、(B)壁6により固
定されるとともに片側にフランジ3′を有する短管3
と、(C)非金属のシート4を具備し、(D)前記円板
2と短管3は、非金属のシート4を介してボルト/ナッ
ト5により接続され、(E)前記円板2と短管3に加工
されているボルト穴は、オーバル穴になっいることを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶および陸上プ
ラントに利用される配管の貫通装置に関する。
ラントに利用される配管の貫通装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図5に示す。図5におい
て、配管11が壁14を貫通する場合、配管11は壁1
4に溶接15で固定される。あるいは剛体の貫通金物1
6を通じて壁14に溶接、固定される。
て、配管11が壁14を貫通する場合、配管11は壁1
4に溶接15で固定される。あるいは剛体の貫通金物1
6を通じて壁14に溶接、固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、次の
ような問題がある。 (1)配管を通る内部流体の温度あるいは船舶の船体運
動により配管の伸縮が生じる場合は、これによる配管の
損傷を防ぐため、図5のA方向の伸縮を吸収するオフセ
ット12、または図5のB方向の伸縮を吸収するベロー
ズ継手13を配管11上に設ける必要がある。 (2)そのため、配管長増、曲げ管増あるいはベローズ
継手設置というスペース的にもコスト的にも不利なシス
テムとなっている。本発明は、これらの問題を解決する
ことができる装置を提供することを目的とする。
ような問題がある。 (1)配管を通る内部流体の温度あるいは船舶の船体運
動により配管の伸縮が生じる場合は、これによる配管の
損傷を防ぐため、図5のA方向の伸縮を吸収するオフセ
ット12、または図5のB方向の伸縮を吸収するベロー
ズ継手13を配管11上に設ける必要がある。 (2)そのため、配管長増、曲げ管増あるいはベローズ
継手設置というスペース的にもコスト的にも不利なシス
テムとなっている。本発明は、これらの問題を解決する
ことができる装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(第1の手段)本発明に
係る配管の貫通装置は、熱により伸縮する配管の貫通装
置において、(A)配管1を支持するとともに円周方向
に波型断面を有する円板2と、(B)壁6により支持さ
れるとともに片側にフランジ3′を有する短管3と、
(C)非金属のシート4を具備し、(D)前記円板2と
短管3は、非金属のシート4を介してボルト/ナット5
により接続され、(E)前記円板2と短管3に加工され
ているボルト穴は、オーバル穴になっいることを特徴と
する。
係る配管の貫通装置は、熱により伸縮する配管の貫通装
置において、(A)配管1を支持するとともに円周方向
に波型断面を有する円板2と、(B)壁6により支持さ
れるとともに片側にフランジ3′を有する短管3と、
(C)非金属のシート4を具備し、(D)前記円板2と
短管3は、非金属のシート4を介してボルト/ナット5
により接続され、(E)前記円板2と短管3に加工され
ているボルト穴は、オーバル穴になっいることを特徴と
する。
【0005】そのため、円板2と、非金属のシート4と
オーバル穴9からなる円板2のスライド機構を組合わせ
ることにより、配管の軸方向および軸直角方向の伸縮を
吸収することが出来る。(第2の手段)本発明に係る配
管の貫通装置は、第1の手段において、円周方向に波型
断面を有する円板2の外周端には、下向きのつば8が設
けられていることを特徴とする。そのため、スライド部
への雨水等の侵入を防止することが出来る。
オーバル穴9からなる円板2のスライド機構を組合わせ
ることにより、配管の軸方向および軸直角方向の伸縮を
吸収することが出来る。(第2の手段)本発明に係る配
管の貫通装置は、第1の手段において、円周方向に波型
断面を有する円板2の外周端には、下向きのつば8が設
けられていることを特徴とする。そのため、スライド部
への雨水等の侵入を防止することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1〜図4に示す。図1は、本発明の
第1の実施の形態に係るフレキシビリティを有する配管
の貫通装置の構成図。
1の実施の形態を図1〜図4に示す。図1は、本発明の
第1の実施の形態に係るフレキシビリティを有する配管
の貫通装置の構成図。
【0007】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
装置の実施例(1)を示す図。図3は、本発明の第1の
実施の形態に係る装置の実施例(2)を示す図。図4
は、本発明の第1の実施の形態に係る装置の実施例
(3)を示す図である。
装置の実施例(1)を示す図。図3は、本発明の第1の
実施の形態に係る装置の実施例(2)を示す図。図4
は、本発明の第1の実施の形態に係る装置の実施例
(3)を示す図である。
【0008】図1〜図4において、1は配管、2は円周
方向に波型断面を有する円板、3は片側にフランジ3′
を有する短管、4は非金属のシート、5はボルト/ナッ
ト、6は配管が貫通する壁、7は溶接、8はつばを示
す。
方向に波型断面を有する円板、3は片側にフランジ3′
を有する短管、4は非金属のシート、5はボルト/ナッ
ト、6は配管が貫通する壁、7は溶接、8はつばを示
す。
【0009】円板2と短管3は非金属のシート4を介
し、ボルト/ナット5により接続される。円板2と短管
3に加工されているボルト穴はオーバル穴(OVAL
穴)、すなわち、長円形の穴となっている。
し、ボルト/ナット5により接続される。円板2と短管
3に加工されているボルト穴はオーバル穴(OVAL
穴)、すなわち、長円形の穴となっている。
【0010】また、円板2の外周端には、下向きにつば
8を設けている。なお、他方のパイプ貫通構造は、従来
通りとする。配管1が内部を通る流体の温度あるいは船
舶の船体運動により、軸方向および軸直角方向へ伸縮す
る際、軸方向変位は、円周方向に波型断面を有する円板
2が上下方向へ変形することにより吸収される。
8を設けている。なお、他方のパイプ貫通構造は、従来
通りとする。配管1が内部を通る流体の温度あるいは船
舶の船体運動により、軸方向および軸直角方向へ伸縮す
る際、軸方向変位は、円周方向に波型断面を有する円板
2が上下方向へ変形することにより吸収される。
【0011】また、軸直角方向変位は、円周方向に波型
断面を有する円板2が短管3、非金属のシート4の上を
横方向にスライドすることにより吸収される。スライド
する際、非金属のシート4を設けているため、金属同士
の摩擦とならず、安全性、摩擦抵抗の点にも考慮してい
る。
断面を有する円板2が短管3、非金属のシート4の上を
横方向にスライドすることにより吸収される。スライド
する際、非金属のシート4を設けているため、金属同士
の摩擦とならず、安全性、摩擦抵抗の点にも考慮してい
る。
【0012】更に、円周方向に波型断面を有する円板2
の外周端に設けたつば8により、スライド部への侵入を
防止出来、スライド面の耐食にも考慮している。以上述
べた通り、上記構成の配管の貫通装置を適用すること
で、配管中のオフセットあるいはベローズを廃止出来、
コンパクトかつ低廉化の配管システムを実現することが
出来る。
の外周端に設けたつば8により、スライド部への侵入を
防止出来、スライド面の耐食にも考慮している。以上述
べた通り、上記構成の配管の貫通装置を適用すること
で、配管中のオフセットあるいはベローズを廃止出来、
コンパクトかつ低廉化の配管システムを実現することが
出来る。
【0013】なお、図2に示す実施例は配管がU字形に
配された例であるが、曲部のある配管(図3)または長
尺の垂直配管(図4)でもよい。ただし、図4の場合に
おいては軸直角方向の伸縮はないので、オーバル穴とす
る必要はない。
配された例であるが、曲部のある配管(図3)または長
尺の垂直配管(図4)でもよい。ただし、図4の場合に
おいては軸直角方向の伸縮はないので、オーバル穴とす
る必要はない。
【0014】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)配管が内部を通る流体の温度あるいは船舶の船体
運動により、軸方向および軸直角方向へ伸縮する際、軸
方向変位は、円周方向に波型断面を有する円板が上下方
向へ変形することにより吸収される。 (2)また、軸直角方向変位は、円周方向に波型断面を
有する円板が短管、非金属のシートの上を横方向にスラ
イドすることにより吸収される。 (3)スライドする際、非金属のシートを設けているた
め、金属同士の摩擦とならない。 (4)円周方向に波型断面を有する円板の外周端に設け
たつばにより、スライド部への雨水等の侵入を防止する
ことが出来る。 (5)本発明の配管の貫通装置を適用することにより、
配管中のオフセットあるいはベローズを廃止出来、コン
パクトかつ低廉化の配管システムを実現することが出来
る。
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)配管が内部を通る流体の温度あるいは船舶の船体
運動により、軸方向および軸直角方向へ伸縮する際、軸
方向変位は、円周方向に波型断面を有する円板が上下方
向へ変形することにより吸収される。 (2)また、軸直角方向変位は、円周方向に波型断面を
有する円板が短管、非金属のシートの上を横方向にスラ
イドすることにより吸収される。 (3)スライドする際、非金属のシートを設けているた
め、金属同士の摩擦とならない。 (4)円周方向に波型断面を有する円板の外周端に設け
たつばにより、スライド部への雨水等の侵入を防止する
ことが出来る。 (5)本発明の配管の貫通装置を適用することにより、
配管中のオフセットあるいはベローズを廃止出来、コン
パクトかつ低廉化の配管システムを実現することが出来
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフレキシビリ
ティを有する配管の貫通装置の構成図。
ティを有する配管の貫通装置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る装置の実施例
(1)を示す図。
(1)を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る装置の実施例
(2)を示す図。
(2)を示す図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る装置の実施例
(3)を示す図。
(3)を示す図。
【図5】従来の配管の貫通装置の構成図。
1 …配管 2 …円周方向に波型断面を有する円板 3 …片側にフランジ3′を有する短管 4 …非金属のシート 5 …ボルト/ナット 6 …壁 7 …溶接 8 …つば 9 …オーバル穴 11…配管 12…オフセット 13…ベローズ継手 14…壁 15…溶接 16…貫通金物
Claims (2)
- 【請求項1】熱により伸縮する配管の貫通装置におい
て、(A)配管を固定するとともに円周方向に波型断面
を有する円板と、(B)壁により固定されるとともに片
側にフランジを有する短管と、(C)非金属のシートを
具備し、(D)前記円板と短管は、非金属のシートを介
してボルト/ナットにより接続され、(E)前記円板と
短管に加工されているボルト穴は、オーバル穴になっい
ることを特徴とする配管の貫通装置。 - 【請求項2】円周方向に波型断面を有する円板の外周端
には、下向きのつばが設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の配管の貫通装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30266097A JPH11141748A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 配管の貫通装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30266097A JPH11141748A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 配管の貫通装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141748A true JPH11141748A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17911664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30266097A Withdrawn JPH11141748A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 配管の貫通装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11141748A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101030078B1 (ko) * | 2009-01-16 | 2011-04-19 | 대우조선해양 주식회사 | 배관부재용 단열 구조물 |
JP2022159687A (ja) * | 2021-04-05 | 2022-10-18 | 因幡電機産業株式会社 | 貫通穴配置材 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30266097A patent/JPH11141748A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101030078B1 (ko) * | 2009-01-16 | 2011-04-19 | 대우조선해양 주식회사 | 배관부재용 단열 구조물 |
JP2022159687A (ja) * | 2021-04-05 | 2022-10-18 | 因幡電機産業株式会社 | 貫通穴配置材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |