JPH11139448A - 高粘性液体用容器のキャップ構造 - Google Patents
高粘性液体用容器のキャップ構造Info
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- JPH11139448A JPH11139448A JP9307401A JP30740197A JPH11139448A JP H11139448 A JPH11139448 A JP H11139448A JP 9307401 A JP9307401 A JP 9307401A JP 30740197 A JP30740197 A JP 30740197A JP H11139448 A JPH11139448 A JP H11139448A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/26—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts
- B65D47/261—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having a rotational or helicoidal movement
- B65D47/268—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having a rotational or helicoidal movement the valve member pivoting about an axis perpendicular to the container mouth axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液垂れ抑制用の注出筒を突設したキャップ構
造のその注出筒を回動手段で確実に閉栓する高粘性液体
用容器のキャップ構造を提供する。 【解決手段】 弧状の回動部材Ｂを、その両端をキャッ
プ１に枢着して回動可能に取付け、該回動部材Ｂに、キ
ャップ１に突設した液垂れ抑制用の注出筒21に嵌着する
栓蓋ｂ１とその栓蓋ｂ１とは背中合わせ状の操作摘みｂ
２とを各々設けると共に栓蓋ｂ１を挟む両側部分に折り
込み部Ｃを設け、操作摘みｂ２の注出筒21真上からの押
動操作で前記折り込み部Ｃ、Ｃ間の頂部が同折り込み部
Ｃ、Ｃを始点としてキャップ１側に折り込まれて栓蓋ｂ
１の前記注出筒21への嵌着を許容する。枢着点を回動中
心とする孤状の回動部材Ｂが、不可避的にこびり付く高
粘性液体を噛み込むことなく回動し、また注出筒21回り
のキャップ１表面に同様に不可避的にこびり付く高粘性
液体を噛み込むことなく栓蓋ｂ１を注出筒21の真上空間
から下方に押動して注出口21ａを閉栓する。
造のその注出筒を回動手段で確実に閉栓する高粘性液体
用容器のキャップ構造を提供する。 【解決手段】 弧状の回動部材Ｂを、その両端をキャッ
プ１に枢着して回動可能に取付け、該回動部材Ｂに、キ
ャップ１に突設した液垂れ抑制用の注出筒21に嵌着する
栓蓋ｂ１とその栓蓋ｂ１とは背中合わせ状の操作摘みｂ
２とを各々設けると共に栓蓋ｂ１を挟む両側部分に折り
込み部Ｃを設け、操作摘みｂ２の注出筒21真上からの押
動操作で前記折り込み部Ｃ、Ｃ間の頂部が同折り込み部
Ｃ、Ｃを始点としてキャップ１側に折り込まれて栓蓋ｂ
１の前記注出筒21への嵌着を許容する。枢着点を回動中
心とする孤状の回動部材Ｂが、不可避的にこびり付く高
粘性液体を噛み込むことなく回動し、また注出筒21回り
のキャップ１表面に同様に不可避的にこびり付く高粘性
液体を噛み込むことなく栓蓋ｂ１を注出筒21の真上空間
から下方に押動して注出口21ａを閉栓する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器のキャップ構
造、更に詳しくは高粘性液体用の容器のキャップ構造に
関するものである。
造、更に詳しくは高粘性液体用の容器のキャップ構造に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】台所用や家具用を問わず洗剤等用の容器
のキャップ構造は、注出口を有するキャップを、一体な
ヒンジを介して連設した蓋体で開閉するＡタイプ、キャ
ップの注出口を上方伸縮型の弁構造としたＢタイプ、注
出口を有するキャップ上を蓋体が前後または左右にスラ
イドして、注出口を開閉するＣタイプ等がある。
のキャップ構造は、注出口を有するキャップを、一体な
ヒンジを介して連設した蓋体で開閉するＡタイプ、キャ
ップの注出口を上方伸縮型の弁構造としたＢタイプ、注
出口を有するキャップ上を蓋体が前後または左右にスラ
イドして、注出口を開閉するＣタイプ等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液体クレン
ザー等の高粘性液体は、一般の台所用合成洗剤、家具用
合成洗剤に比べて高い空気硬化性を有し、液垂れで硬化
しキャップや蓋体等にこびり付く特性がある。そのた
め、前記Ａタイプでは、蓋体やキャップにこびり付いて
硬化する高粘性液体がキャップとの間で噛み込まれて蓋
体の被蓋の妨げになり、内容物である高粘性液体を乾燥
させる、また向きに注意を払わないで注ぐと内容物であ
る高粘性液体が蓋体に注出されて無駄に消費されてしま
い、不経済である。また、Ｂタイプの場合には高粘性液
体が噛み込みによって上下伸縮型の弁自体の動向を阻害
し、Ｃタイプの場合も硬化する高粘性液体がスライドガ
イド用溝で噛み込まれて蓋体の前後または左右のスライ
ドを阻害し、Ａタイプと同様に注出口の完全な閉栓を妨
げ、内部の高粘性液体を乾燥させる虞れがあり、問題と
なっている。そこでキャップの頂面部に開口した注出口
を、両端をキャップに回動可能に設けた円弧状の回動体
で閉栓する技術が提案されている（後述ではＤタイプと
称する）。このＤタイプは、蓋体等に誤って内容物を注
ぐことがない反面、注出口がキャップの頂面部に略面一
状に開口されていないと、確実に閉栓できないことか
ら、注ぎ時の液垂れが激しく容器本体までの広い範囲で
汚すばかりでなく、却って不経済にもなってしまう。
ザー等の高粘性液体は、一般の台所用合成洗剤、家具用
合成洗剤に比べて高い空気硬化性を有し、液垂れで硬化
しキャップや蓋体等にこびり付く特性がある。そのた
め、前記Ａタイプでは、蓋体やキャップにこびり付いて
硬化する高粘性液体がキャップとの間で噛み込まれて蓋
体の被蓋の妨げになり、内容物である高粘性液体を乾燥
させる、また向きに注意を払わないで注ぐと内容物であ
る高粘性液体が蓋体に注出されて無駄に消費されてしま
い、不経済である。また、Ｂタイプの場合には高粘性液
体が噛み込みによって上下伸縮型の弁自体の動向を阻害
し、Ｃタイプの場合も硬化する高粘性液体がスライドガ
イド用溝で噛み込まれて蓋体の前後または左右のスライ
ドを阻害し、Ａタイプと同様に注出口の完全な閉栓を妨
げ、内部の高粘性液体を乾燥させる虞れがあり、問題と
なっている。そこでキャップの頂面部に開口した注出口
を、両端をキャップに回動可能に設けた円弧状の回動体
で閉栓する技術が提案されている（後述ではＤタイプと
称する）。このＤタイプは、蓋体等に誤って内容物を注
ぐことがない反面、注出口がキャップの頂面部に略面一
状に開口されていないと、確実に閉栓できないことか
ら、注ぎ時の液垂れが激しく容器本体までの広い範囲で
汚すばかりでなく、却って不経済にもなってしまう。
【０００４】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、液垂れ抑制用の注出筒を突設し
たキャップのその注出筒を回動手段で確実に閉栓する高
粘性液体用容器のキャップ構造を提供することである。
で、その技術的課題は、液垂れ抑制用の注出筒を突設し
たキャップのその注出筒を回動手段で確実に閉栓する高
粘性液体用容器のキャップ構造を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段としては、請求項１は、高粘性液体
を貯溜する容器のキャップ構造であって、弧状の回動部
材を、その両端をキャップに枢着して回動可能に取付
け、該回動部材に、キャップに突設した液垂れ抑制用の
注出筒に嵌着する栓蓋とその栓蓋とは背中合わせ状の操
作摘みとを各々設けると共に栓蓋を挟む両側部分対称箇
所にキャップ側への折り込み部を設けてなり、操作摘み
の注出筒真上からの押動操作で前記折り込み部間が同折
り込み部を始点としてキャップ側に折り込まれて栓蓋の
前記注出筒への嵌着を許容することを要旨とする。請求
項２は請求項１記載の折り込み部、栓蓋、操作摘みを回
動部材に一体成形していることを要旨とする。そして、
請求項３は請求項１または２記載の折り込み部が薄肉部
であることを要旨とする。
に講じた技術的手段としては、請求項１は、高粘性液体
を貯溜する容器のキャップ構造であって、弧状の回動部
材を、その両端をキャップに枢着して回動可能に取付
け、該回動部材に、キャップに突設した液垂れ抑制用の
注出筒に嵌着する栓蓋とその栓蓋とは背中合わせ状の操
作摘みとを各々設けると共に栓蓋を挟む両側部分対称箇
所にキャップ側への折り込み部を設けてなり、操作摘み
の注出筒真上からの押動操作で前記折り込み部間が同折
り込み部を始点としてキャップ側に折り込まれて栓蓋の
前記注出筒への嵌着を許容することを要旨とする。請求
項２は請求項１記載の折り込み部、栓蓋、操作摘みを回
動部材に一体成形していることを要旨とする。そして、
請求項３は請求項１または２記載の折り込み部が薄肉部
であることを要旨とする。
【０００６】上記技術的手段によれば下記の作用を奏す
る。 （請求項１）本高粘性液体用のキャップ構造は、孤状の
回動部材を枢着点（回動点）を中心に回動して操作摘み
をキャップの液垂れ抑制用の注出筒の真上に位置させた
状態でその操作摘みを下方に押動する。すると、キャッ
プ上方から回動部材の頂部（栓蓋と操作摘みを有する）
が両サイドの折り込み部を始点としてキャップ側に折り
込まれて栓蓋が注出口に嵌着し、密封状に閉栓される。
詳細には、液垂れ抑制用の注出筒を突設しているもの
の、完全な液垂れは防止できない。そのため高粘性液体
がキャップや回動部材にこびり付いたとしても回動部材
は枢着点（回動点）を中心に回動摺接する方式故、噛み
込みはなく、回動は阻害されない。そして、その注出筒
の真上空間から下方への押動で回動部材がキャップ上方
で折り込まれて下方に突設する栓蓋が注出口を閉栓し、
その閉栓に際してキャップ周面にこびり付いた高粘性液
体の影響を全く受けない。 （請求項２）本高粘性液体用のキャップ構造は、前記注
出筒を有するキャップと、回動部材との２部材で前記請
求項１記載の作用を達成するキャップ構造を構成する。 （請求項３）本高粘性液体用のキャップ構造は、前記折
り込み部を回動部材に部分的に形成した薄肉部で構成し
ている。その薄肉部には前記頂部を元の位置に復元させ
る復元力が発生するものの、薄肉部の肉厚やその位置の
選定によって小さな力での復元力に抑制することが可能
である。そのため、前記嵌着状態を維持させ、閉栓状態
を持続する。また、折り込み深さによっては復元力を発
生させないよう反らせることも可能である。その場合に
は復元力が前記嵌着力の反力にならない。
る。 （請求項１）本高粘性液体用のキャップ構造は、孤状の
回動部材を枢着点（回動点）を中心に回動して操作摘み
をキャップの液垂れ抑制用の注出筒の真上に位置させた
状態でその操作摘みを下方に押動する。すると、キャッ
プ上方から回動部材の頂部（栓蓋と操作摘みを有する）
が両サイドの折り込み部を始点としてキャップ側に折り
込まれて栓蓋が注出口に嵌着し、密封状に閉栓される。
詳細には、液垂れ抑制用の注出筒を突設しているもの
の、完全な液垂れは防止できない。そのため高粘性液体
がキャップや回動部材にこびり付いたとしても回動部材
は枢着点（回動点）を中心に回動摺接する方式故、噛み
込みはなく、回動は阻害されない。そして、その注出筒
の真上空間から下方への押動で回動部材がキャップ上方
で折り込まれて下方に突設する栓蓋が注出口を閉栓し、
その閉栓に際してキャップ周面にこびり付いた高粘性液
体の影響を全く受けない。 （請求項２）本高粘性液体用のキャップ構造は、前記注
出筒を有するキャップと、回動部材との２部材で前記請
求項１記載の作用を達成するキャップ構造を構成する。 （請求項３）本高粘性液体用のキャップ構造は、前記折
り込み部を回動部材に部分的に形成した薄肉部で構成し
ている。その薄肉部には前記頂部を元の位置に復元させ
る復元力が発生するものの、薄肉部の肉厚やその位置の
選定によって小さな力での復元力に抑制することが可能
である。そのため、前記嵌着状態を維持させ、閉栓状態
を持続する。また、折り込み深さによっては復元力を発
生させないよう反らせることも可能である。その場合に
は復元力が前記嵌着力の反力にならない。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１乃至図３は本高粘性液体用の
キャップ構造を実施の形態を示している。符号Ａは容
器、Ｂは孤状の回動部材である。
に基づいて説明する。図１乃至図３は本高粘性液体用の
キャップ構造を実施の形態を示している。符号Ａは容
器、Ｂは孤状の回動部材である。
【０００８】容器Ａは、上端に螺子首部ａ１を有し、そ
の螺子首部ａ１にキャップ１が螺装された一般的な構造
のものを示している。この容器Ａにおいて、キャップ１
は本実施の形態では略球形の外観を呈してなり、上端部
位を緩傾斜状の湾曲面部11とし、その中央部に液垂れ抑
制用の所望高さの注出筒21を突設形成している。
の螺子首部ａ１にキャップ１が螺装された一般的な構造
のものを示している。この容器Ａにおいて、キャップ１
は本実施の形態では略球形の外観を呈してなり、上端部
位を緩傾斜状の湾曲面部11とし、その中央部に液垂れ抑
制用の所望高さの注出筒21を突設形成している。
【０００９】孤状の回動部材Ｂは、ポリプロピレン製等
の帯板Ｂ’であり、その帯板の両端をキャップ１の下端
部分の対称部位から突設した凸部31、31に枢着して回動
可能に取付けて、キャップ１における前記上端部分（緩
傾斜状の湾曲面部11回り）下位周面の所望範囲にその内
面が当接して擦過するように配置してある。また、この
回動部材Ｂは、その頂部に前記注出筒21の開口（後述で
は注出口）21ａに嵌着する栓蓋ｂ１と共にそれに背中合
わせとなる操作摘みｂ２を共に一体成形し、更にその栓
蓋ｂ１をキャップ１の頂面部上方に回動させた際、その
栓蓋ｂ１がその注出筒21の真上接近して位置するように
その帯板Ｂ’の全長を設定してある。
の帯板Ｂ’であり、その帯板の両端をキャップ１の下端
部分の対称部位から突設した凸部31、31に枢着して回動
可能に取付けて、キャップ１における前記上端部分（緩
傾斜状の湾曲面部11回り）下位周面の所望範囲にその内
面が当接して擦過するように配置してある。また、この
回動部材Ｂは、その頂部に前記注出筒21の開口（後述で
は注出口）21ａに嵌着する栓蓋ｂ１と共にそれに背中合
わせとなる操作摘みｂ２を共に一体成形し、更にその栓
蓋ｂ１をキャップ１の頂面部上方に回動させた際、その
栓蓋ｂ１がその注出筒21の真上接近して位置するように
その帯板Ｂ’の全長を設定してある。
【００１０】栓蓋ｂ１は、従来と同様に先端に最大径を
前記注出口21ａ径よりも若干大きくするリブを周設した
略円柱形状を呈し、注出口21ａに緊嵌着するようになっ
ている。
前記注出口21ａ径よりも若干大きくするリブを周設した
略円柱形状を呈し、注出口21ａに緊嵌着するようになっ
ている。
【００１１】操作摘みｂ２は、どのような形状のもので
も良いが、キャップ１との意匠上の整合性と摘み易さと
を勘案して、本実施の形態では図示するような連絡胴部
ｂ２’を介して球状体を連設した形状になっている。
も良いが、キャップ１との意匠上の整合性と摘み易さと
を勘案して、本実施の形態では図示するような連絡胴部
ｂ２’を介して球状体を連設した形状になっている。
【００１２】前記孤状の回動部材Ｂには前記栓蓋ｂ１か
ら対称状をもって所望距離離した両側部に折り込み部Ｃ
を形成している。
ら対称状をもって所望距離離した両側部に折り込み部Ｃ
を形成している。
【００１３】この折り込み部Ｃは、操作摘みｂ２を摘ん
で回動部材Ｂを上方から押動した際、同折り込み部Ｃ、
Ｃ間の頂部（栓蓋ｂ１と操作摘みｂ２を有する）がキャ
ップ１側に折り込まれるその始点となるもので、本実施
の形態では薄肉部で構成している。この薄肉部の機能に
よって操作摘みｂ２を摘んで上方から押動すると、折り
込み部Ｃ、Ｃ間の頂部（栓蓋ｂ１と操作摘みｂ２を有す
る）が自ずとキャップ１側に折り込まれて栓蓋ｂ１が注
出口21ａに緊嵌着するのを阻害しない。また、この薄肉
部によって元の状態に復帰する復元力が作用するもの
の、前記緊嵌着を解除しないような小さな復元力に止め
た肉厚にする。
で回動部材Ｂを上方から押動した際、同折り込み部Ｃ、
Ｃ間の頂部（栓蓋ｂ１と操作摘みｂ２を有する）がキャ
ップ１側に折り込まれるその始点となるもので、本実施
の形態では薄肉部で構成している。この薄肉部の機能に
よって操作摘みｂ２を摘んで上方から押動すると、折り
込み部Ｃ、Ｃ間の頂部（栓蓋ｂ１と操作摘みｂ２を有す
る）が自ずとキャップ１側に折り込まれて栓蓋ｂ１が注
出口21ａに緊嵌着するのを阻害しない。また、この薄肉
部によって元の状態に復帰する復元力が作用するもの
の、前記緊嵌着を解除しないような小さな復元力に止め
た肉厚にする。
【００１４】斯様に構成されている高粘性液体用のキャ
ップ構造は通常は図３に示すように折り込み部（薄肉
部）Ｃ、Ｃを境にしてその頂部がキャップ１側に折り込
まれて栓蓋ｂ１が緊嵌着して液垂れ抑制用の注出筒21の
その注出口21ａを密封状に閉栓している。この時、前記
のように薄肉部の復元力は小さく、緊嵌着状態を保持す
る。そして、使用する時には操作摘みｂ２を摘んで栓蓋
ｂ１を注出口21ａから人為的に抜き取り、左右どちから
に任意角度だけ回動する（図１、図２参照）。これによ
り３６０度どの方向にも内容物を注出することができ
る。そして、回動能力を利用して回動部材Ｂを左右に大
きく回動することによってキャップ１に付着した内容物
を払拭することもできる。
ップ構造は通常は図３に示すように折り込み部（薄肉
部）Ｃ、Ｃを境にしてその頂部がキャップ１側に折り込
まれて栓蓋ｂ１が緊嵌着して液垂れ抑制用の注出筒21の
その注出口21ａを密封状に閉栓している。この時、前記
のように薄肉部の復元力は小さく、緊嵌着状態を保持す
る。そして、使用する時には操作摘みｂ２を摘んで栓蓋
ｂ１を注出口21ａから人為的に抜き取り、左右どちから
に任意角度だけ回動する（図１、図２参照）。これによ
り３６０度どの方向にも内容物を注出することができ
る。そして、回動能力を利用して回動部材Ｂを左右に大
きく回動することによってキャップ１に付着した内容物
を払拭することもできる。
【００１５】尚、図４に示すように前キャップ１の上端
部位を、窪み部41とその窪み部41底から突設する液垂れ
抑制用の注出筒21とで構成しても良いものである。この
ように構成すると、前記孤状の回動部材Ｂの全体をキャ
ップ１に近接できることから、一体感が惹起され、意匠
性を向上できる。
部位を、窪み部41とその窪み部41底から突設する液垂れ
抑制用の注出筒21とで構成しても良いものである。この
ように構成すると、前記孤状の回動部材Ｂの全体をキャ
ップ１に近接できることから、一体感が惹起され、意匠
性を向上できる。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから下記
の利点がある。 （請求項１、３）液垂れ抑制用の注出筒を突設したキャ
ップのその注出口を孤状の回動部材で閉栓する。この孤
状の回動部材での注出口の開閉方式は、ヒンジで連結す
る蓋体で開閉するキャップ構造のように誤って蓋体に注
ぎ込むような不手際を回避した上に、キャップの上方か
らキャップ側に折り込まれる頂部から下方に突設する栓
蓋が注出口に嵌着する構造のため、キャップ周面に不可
避的にこびり付く高粘性液体の妨害を受けることなく確
実に閉栓でき、その操作も簡単である。従って、使用勝
手の良好さと内容物である高粘性液体を乾燥させない信
頼性とを兼備する高粘性液体用容器のキャップ構造を新
規に提供することができる。しかも、枢着する回動部材
は必然的にキャップに当接するようになるから、回動部
材を左右に大きく回動することによってキャップに付着
した内容物を払拭する要素として有効利用することがで
きる。 （請求項２）しかも、前記請求項１の効果を、１パーツ
の回動部材の形状工夫で達成し、回動部材の組み付けも
凸部と凹部もしくは凸部と孔部との簡単な係合構造であ
るため、非常に廉価に提供することができる。
の利点がある。 （請求項１、３）液垂れ抑制用の注出筒を突設したキャ
ップのその注出口を孤状の回動部材で閉栓する。この孤
状の回動部材での注出口の開閉方式は、ヒンジで連結す
る蓋体で開閉するキャップ構造のように誤って蓋体に注
ぎ込むような不手際を回避した上に、キャップの上方か
らキャップ側に折り込まれる頂部から下方に突設する栓
蓋が注出口に嵌着する構造のため、キャップ周面に不可
避的にこびり付く高粘性液体の妨害を受けることなく確
実に閉栓でき、その操作も簡単である。従って、使用勝
手の良好さと内容物である高粘性液体を乾燥させない信
頼性とを兼備する高粘性液体用容器のキャップ構造を新
規に提供することができる。しかも、枢着する回動部材
は必然的にキャップに当接するようになるから、回動部
材を左右に大きく回動することによってキャップに付着
した内容物を払拭する要素として有効利用することがで
きる。 （請求項２）しかも、前記請求項１の効果を、１パーツ
の回動部材の形状工夫で達成し、回動部材の組み付けも
凸部と凹部もしくは凸部と孔部との簡単な係合構造であ
るため、非常に廉価に提供することができる。
【図１】本実施の形態の斜視図で、内容物（高粘性液
体）を注出している状態を示す。
体）を注出している状態を示す。
【図２】孤状の回動部材を注出口の真上に回動させた状
態を示す正面図で一部切欠して示す。
態を示す正面図で一部切欠して示す。
【図３】注出口を閉栓している状態を示す同正面図で一
部切欠して示す。
部切欠して示す。
【図４】他の実施の形態の正面図で一部切欠して示す。
【符号の説明】 Ａ：容器 Ｂ：回動部材 １：キャップ 21：液垂れ抑制用の注出筒 21ａ：注出口 Ｃ：折り込み部 ｂ１：栓蓋 ｂ２：操作摘み
Claims (3)
- 【請求項１】 高粘性液体を貯溜する容器のキャップ構
造であって、弧状の回動部材を、その両端をキャップに
枢着して回動可能に取付け、該回動部材に、キャップに
突設した液垂れ抑制用の注出筒に嵌着する栓蓋とその栓
蓋とは背中合わせ状の操作摘みとを各々設けると共に栓
蓋を挟む両側部分対称箇所にキャップ側への折り込み部
を設けてなり、操作摘みの注出筒真上からの押動操作で
前記折り込み部間が同折り込み部を始点としてキャップ
側に折り込まれて栓蓋の前記注出筒への嵌着を許容する
ことを特徴とする高粘性液体用容器のキャップ構造。 - 【請求項２】 前記折り込み部、栓蓋、操作摘みを回動
部材に一体成形していることを特徴とする請求項１記載
の高粘性液体用容器のキャップ構造。 - 【請求項３】 前記折り込み部が薄肉部であることを特
徴とする請求項１または２記載の高粘性液体用容器のキ
ャップ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9307401A JPH11139448A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 高粘性液体用容器のキャップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9307401A JPH11139448A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 高粘性液体用容器のキャップ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11139448A true JPH11139448A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17968615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9307401A Pending JPH11139448A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 高粘性液体用容器のキャップ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11139448A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004189329A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | バルブ付き中栓 |
| JP2006176187A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP9307401A patent/JPH11139448A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004189329A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | バルブ付き中栓 |
| JP2006176187A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
| JP4698218B2 (ja) * | 2004-12-24 | 2011-06-08 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
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