JP4647178B2 - 容器の蓋体 - Google Patents

容器の蓋体 Download PDF

Info

Publication number
JP4647178B2
JP4647178B2 JP2002255366A JP2002255366A JP4647178B2 JP 4647178 B2 JP4647178 B2 JP 4647178B2 JP 2002255366 A JP2002255366 A JP 2002255366A JP 2002255366 A JP2002255366 A JP 2002255366A JP 4647178 B2 JP4647178 B2 JP 4647178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plate
spout
container
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002255366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004090997A (ja
Inventor
明彦 渡辺
次男 荒井
英夫 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2002255366A priority Critical patent/JP4647178B2/ja
Publication of JP2004090997A publication Critical patent/JP2004090997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4647178B2 publication Critical patent/JP4647178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の蓋体、とくに液切れをよくしたスライド式蓋体を具えた塗料、その他高粘度液容器用の蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】
塗料容器において、注ぎ口(13)を開閉する滑動可能な滑り板(17)と滑り板(17)後端に連結した操作てこ(19)とを具え、滑り板(17)を板ばね(23)を介して固定用心鉄(27)にねじ(25)で取り付け、板ばね(23)の耳(29)と滑り板(17)後方の切出し部分(35)との間につる巻ばね(33)を弾装した蓋体であって、操作てこ(19)を廻動操作することによって、滑り板(17)前端部を注ぎ口(13)の縁上に押さえながら、滑動させるようにした撹拌機を装着した塗料容器の蓋体は、特公平7−121351号公報に記載されているよう従来より公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、撹拌機を装着するため、設計上の制約を受け、蓋体自体の構成が複雑にならざるを得ないという問題があった。
滑り板(17)は、固定用心鉄(27)にばね板(23)を介してねじ(25)によって取り付けられ、後方では、案内筒(9)垂直壁(47)の上面で滑り板(17)が支持されているだけであるので、滑り板(17)が安定して確実に支持されないという問題点があった。
【0004】
滑り板(17)を注ぎ口(13)に押圧させるためには、滑り板(17)の上方に板ばね(23)を配設し、押圧力を付与しなければならず、そのため、板ばね(23)の耳(29)につる巻ばね(33)の一端を連結しているので、滑り板(17)の駆動に二つのばねを必要とし、部品数が増え、構造も複雑になるという問題点があった。
【0005】
滑り板(17)の開閉は凹所(45)を軸心として廻動する操作てこ(19)を操作して行うようにしているが、開放作動時には、操作てこ(19)の縦溝(39)の下縁が、滑り板(17)の折曲部(37)に係合して、滑り板(17)を右方に摺動させるようにしているので、操作てこ(19)により折曲部(37)ひいては滑り板(17)を時計方向に回転させるモーメントが働き、滑り板(17)前端部が浮き上がるよう作用する。
それを防ぐためにも、板ばね(23)を必要とするとともに、滑り板(17)に剛性を付与するためにも、鋼製のものを用いなければならないという問題が生じた。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題として、円筒状曲面に形成された注出口と同一面とした蓋板と押レバーとを一体にした蓋板部材を具えた蓋体で、構造が簡単、組立が容易であり、蓋板の開閉がワンタッチで簡単にできる、液切れのよい塗料その他高粘度液容器の蓋体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、容器の蓋体として、容器の口筒部天面を含む平面上に設けられ、少なくとも容器口筒部天面を覆うとともに口筒部内に連通する開口が穿孔された基板と、該基板に立設された注出筒とばね取付板とを具えたケース本体と、ケース本体に廻動自在に取着され、蓋板と押レバーを一体に連設した蓋板部材とを備えた容器の蓋体であって、ケース本体と蓋板部材との間に、蓋板部材を廻動させ、注出口を閉じる方向に付勢するばねが弾装されており、注出筒が、上端に向かって前方に傾斜した前壁と、後壁、および前壁と後壁を結び上端縁を円弧状とした両側壁からなり、注出口が、前壁と後壁、両側壁の各上端縁により画成され、側面視で円弧状をなす円筒状曲面上にあるように形成され、蓋板が、注出口の前記円筒状曲面に沿う円筒状曲面で形成され、注出口の上端縁と摺動することを特徴とする構成を採用する。
【0008】
蓋体の具体的な別実施態様として、容器の口筒部天面を含む平面上に設けられ、少なくとも容器口筒部天面を覆うとともに口筒部内に連通する開口が穿孔された基板と、該基板に立設された注出筒とばね取付板とを具えたケース本体と、ケース本体に廻動自在に取着され、蓋板と押レバーを一体に連設した蓋板部材とを備えた容器の蓋体であって、ケース本体と蓋板部材との間に、蓋板部材を廻動させ、注出口を閉じる方向に付勢するばねが弾装されており、注出筒は、基板の前端縁から上端に向け前方に傾斜するよう立設され、中央部で湾曲され後方に向かって三角形状に広がる凹面とすることにより、上端縁が平面視で中央を頂点とする略三角形状とした前壁と、後壁、および前壁と後壁を結び上端縁を円弧状とした両側壁からなり、注出口が、前壁と後壁、両側壁の各上端縁により画成され、その形状は、平面視で前方が略三角形状をなし後方が略四角形状をなして、側面視で円弧状をなす円筒状曲面上にあるように形成され、蓋板が、注出口の上端縁と摺動するように注出口の前記円筒状曲面に沿う円筒状曲面で形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0009】
ばねの実施例として、ケース本体の基板の両側に、注出筒の側壁と、該側壁に連設してピン取付孔を穿孔したばね取付板を立設し、該ばね取付板にピンを介してねじりばねを取着し、ねじりばねの一端を基板に取着するとともに、他端を押レバーの下面に係合させるようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0010】
ばねの別実施例として、ケース本体の基板の後方部に、ばね取付板を立設し、板ばねの一端をピンに捲回してばね取付板に取着し、板ばねの他端を蓋板部材の下面に設けた係合板に係合させたことを特徴とする構成を採用する。
【0011】
押え具の実施例として、蓋板の上面を押圧する係止片を設けた押え具を、注出筒に取着したことを特徴とする構成を採用する。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態の蓋体について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは塗料その他高粘度の内容液を収納する容器、Bは容器Aの口筒部に取着された蓋体である。
【0013】
図1に示すように、容器Aは、口筒部1と横断面楕円形または角形の胴部2、胴部2と同形の肩部3、底部とを具えている。
口筒部1は、肩部3の前端部に位置し、他方の後端部には***部4が設けられ、口筒部1外周にはねじ5が螺設されている。
胴部2の断面形状は円形でもよく、口筒部1の位置も中心近くに設け、***部4をなくしてもよい。
【0014】
蓋体Bは、ケース本体B1とケース本体B1に廻動自在に装着された蓋板部材B2とを具えており、ケース本体B1は、基板10と、基板10に立設された注出筒11、ばね取付板12を具えている。
【0015】
基板10の前端部には、少なくとも口筒部1天面までを覆う部分を残して開口13が穿孔され、基板10の前端縁には、上方を前方に傾斜させ、下方を湾曲部とした前壁14が連設され、開口13の後端縁に沿って後壁15が立設されている。
基板10の両側端縁には、前壁14と後壁15を結ぶ上端を円弧とした側壁16が立設されており、前壁14、後壁15、側壁16によって注出筒11が形成され、各壁14,15,16の上端縁によって、注出口17が形成されている。
注出口17上面の形状は、上端縁を円弧状とした両側壁16、および前壁14、後壁15の端縁を結ぶ円筒状曲面となっている。
【0016】
基板10の下面には、開口13を囲んで、容器Aの口筒部1に螺合される取付筒18が垂設され、取付筒18には、ねじ5に螺合するねじ19が螺設されている。
【0017】
基板10の後端部は、取付筒18の後縁から傾斜した傾斜板20となっており、その後端には、立上がり板21が連設されている。
立上がり板21の上端には、水平板22が連設され、立上がり板21の所定個所には、基板10と水平板22との間に縦溝23が穿孔されている。
水平板22の後端には、傾斜する端板24が連設されている。
【0018】
図2に示すように、基板10の側端縁には、側壁16から後方に延び、立上がり板21に至る表面を側壁16と面一としたへの字形の前記ばね取付板12が立設されており、中間部にピン取付孔25が穿孔されている。
基板10の周縁には、前周壁26と側周壁27が垂設されており、取付筒18の部分では両壁それぞれ取付筒18と周面を共通にするとともに、側壁16、ばね取付板12と表面を面一としている。
【0019】
側周壁27の前方上部には、外方に突出する枢軸28が突設され、枢軸28の上方の側壁16の表面には、縦方向に延びる突条29が突設されている。
側周壁27の下面には、肩部3の***部4に対応する位置に、***部4の両側に係合する一定巾の位置決め片30が形成されている。
【0020】
図1,3に示すように、蓋板部材B2は、上板35と側板36を具えており、上板35は、下面を注出口17上面の円筒状曲面と同一の円筒状曲面37とした蓋板38と、それに続く押レバー39とからなっており、その境目には、係合板40が垂設されている。
押レバー39は、蓋板38の円筒状曲面37に続き、上面に湾曲する凹面41とへの字形に続く二つの傾斜板42,43とからなっており、凹面41及び傾斜板42,43は、押レバー39の押え部を構成している。
【0021】
側板36は、上板35の両側端縁より下垂され、蓋板38の中間部から下垂する端縁44と、傾斜縁45、上板35の側端縁によって形成されており、端縁44と傾斜縁45の交差部は円弧46となっており、その中心には、枢軸28の嵌挿孔47が穿孔されている。
【0022】
側壁16の外面には、蓋板38を上面から押圧する押え具48が取着されている。
押え具48は、上板49と側板50とからなり、上板49には、蓋板38を押圧する係止片51が設けられ、側板50には、側壁16表面の突条29に係合して位置決めされる嵌挿孔52が穿孔されている。
【0023】
図4に示すように、ケース本体B1の対向するばね取付板12のピン取付孔25には、ピン53が取着されており、該ピン53には、押レバー39を反時計方向に廻動させるよう付勢されたねじりばね54が嵌挿され、押レバー39と基板10の傾斜板20との間に弾装されている。
【0024】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
蓋体Bの組立は、まず、ねじりばね54を巻き付けたピン53を、ねじりばね54の一端を立上がり板21の縦溝23に挿入して、ケース本体B1のばね取付板12のピン取付孔25に嵌挿する。
【0025】
次いで、蓋板部材B2を、ねじりばね54を押さえながらケース本体B1に被せて、蓋板38で注出口17を覆うようにして、側板36の嵌挿孔47をケース本体B1の側周壁27の枢軸28に嵌着する。
次いで、押え具48を、その嵌挿孔52を側壁16表面の突条29に嵌着して、注出筒11に取付ける。
【0026】
組立は、きわめて容易であり、組立が完了したときには、ねじりばね54の付勢により、蓋板38は、係合板40が注出筒11の後壁15に衝接するまで廻動して注出口17を閉じる。
組立られた蓋体Bは、その取付筒18を容器Aの口筒部1に螺着して容器Aに取着される。
【0027】
内容物の注出にあたっては、図4に示すように、押レバー39の押え部を上から押さえると、蓋板部材B2は、枢軸28を中心として、ねじりばね54の付勢に抗して時計方向に廻動して、注出口17が開かれる。
次いで、容器Aを傾けると内容物を注出することができ、押レバー39から手を離すと、ねじりばね54が押レバー39を押し戻し、蓋板38を、枢軸28を中心に廻動させ、注出口17が閉鎖される。
【0028】
その際、蓋板38は、注出口17に当接しながら廻動するとともに、押え具48で押圧されるので、蓋板38前端は、注出口17の上端縁に圧接され、内容液を切断して切り落とし、液切れをよくする。
【0029】
次に、第2実施形態の蓋体について説明する。
本実施形態は、注出筒の形状とばねを変形したものである。
容器は、前実施形態と同一であるので、同一の番号をもって図示するだけとし、以下蓋体について説明する。
【0030】
図5において、Aは容器、Baは蓋体であり、蓋体Baは、ケース本体B1aと、ケース本体B1aに廻動自在に装着された蓋板部材B2aとからなっており、ケース本体B1aは、基板60と、基板60に立設された注出筒61、ばね取付板62を具えている。
【0031】
図5〜7に示すように、基板60の前端部には、少なくとも口筒部1天面までを覆う部分を残して開口63が穿孔され、基板60の前端縁には、上端を前方に傾斜させて突出させ、その前端64を頂点とし、中央部を谷部とし、該谷部より後方に向かって末広がり状に広がった三角形状の湾曲面によって形成される前壁65が立設されており、開口63の後端縁に沿って後壁66が立設されている。
基板60の両側端縁に沿って、前壁65の後端縁と後壁66を結ぶ上端縁を円弧状とした側壁67が立設されており、前壁65の前端64を通り両側に延びる上端縁、両側の側壁67の上端縁は、共通する円筒状曲面を形成している。
【0032】
前壁65、側壁67と開口63との間には、基板60を延設させた隔壁68が形成されている。
前壁65、側壁67、後壁66によって、前記注出筒61が形成され、各壁の上端縁によって、円筒状曲面で形成される注出口69が形成されている。
【0033】
基板60の下面には、開口63を囲んで容器Aの口筒部1に螺着される取付筒70が垂設されている。
基板60の後端には、取付筒70の後方で段差が設けられ、下段板71が連設されている。
基板60の周縁には、前周壁72と側周壁73が垂設されており、各壁は、取付筒70の部分では、取付筒70の周面と面一とするとともに、側周壁73の前端部には、前周壁72に続く一定巾の突出面74が垂設されている。
側周壁73の前方上部には、外方に突出する枢軸75が突設されている。
【0034】
基板60の後端部には、前記ばね取付板62が立設されており、ばね取付板62は、支え板76と側板77とからなり、側板77の上端部には、ピン取付孔78が穿孔されている。
【0035】
図6,7に示すように、蓋板部材B2aは、上板85と側板86を具えており、上板85は、上面を円筒状曲面87とした蓋板88と、それに続く押レバー89とからなっており、その境目には、係合板90が垂設されている。
蓋板88は、下面が注出口69の円筒状曲面と同形の円筒状曲面によって形成され、前壁65の上端縁に当接する前半の三角形状の円筒状曲面91と、両側の側壁67の上端縁に当接する後半の四角形状の円筒状曲面92とからなっている。
【0036】
押レバー89は、蓋板88の円筒状曲面87に続き、上面に湾曲する凹面93とへの字形に続く二つの傾斜板94,95とからなっており、凹面93及び傾斜板94,95は、押レバー89の押え部を構成している。
【0037】
側板86は、上板85の両側端縁より下垂され、蓋板88の中間部から下垂する端縁と、傾斜縁、上板85の側端縁によって形成されており、端縁と傾斜縁の交差部は円弧96となっており、その中心には、枢軸75の嵌挿孔97が穿孔されている。
【0038】
係合板90は、注出筒61の後壁66に係合するとともに、側端には、後方に延びる側板98が連設されている。
【0039】
ばね取付板62には、板ばね99の一端縁に設けた捲回部にピン100が嵌挿され、ピン100をピン取付孔78に嵌着することによって、板ばね99の一端が取着され、板ばね99の他端は、係合板90に当接するようにして、板ばね99は圧縮ばねとしてばね取付板62と係合板90との間に弾装されている。
【0040】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
蓋体Baの組立は、まず、板ばね99をばね取付板62に取付け、次いで、蓋板部材B2aの係合板90を、注出筒61の後壁から板ばね99の一端を離すようにしつつ蓋板88で注出口69を覆うようにして、側板86の嵌挿孔97をケース本体B1aの側周壁73の枢軸75に嵌着する。
組立は、以上のようにきわめて簡単であり、組立時には、板ばね99の付勢によって、係合板90が注出筒61後壁に衝接するまで廻動して、注出口69を閉じる。
【0041】
内容物の注出にあたっては、図8に示すように、押レバー89の押え部を上から押さえると、蓋板部材B2aは、枢軸75を中心として、板ばね99の付勢に抗して時計方向に廻動して、注出口69が開かれる。
次いで、容器Aを傾けると内容物を注出することができ、押レバー89から手を離すと、板ばね99が係合板90を押し戻し、押レバー89を廻動させ、蓋板88を枢軸75を中心に廻動させ、注出口69が閉鎖される。
【0042】
前記第1実施形態において、注出筒、注出口として、第2実施形態のものを適用してもよく、また、ねじりばねに変えて、基板の傾斜板上面と押レバー下面にばね受け突起を設け、圧縮コイルばねを弾装するようにしてもよい。
第2実施形態において、第1実施形態の押え具を適用してもよく、また、板ばねに変え、圧縮コイルばねを用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
注出口を具えたケース本体と、ケース本体に廻動自在に取着され、蓋板と押レバーを一体として、蓋板部材との間に、注出口を閉鎖する方向に付勢するばねを弾装し、押レバーを押下げることによって注出口を開き、押レバーから手を離すことによって、ばねの付勢によって注出口を閉じるようにしたから、操作が極めて簡単にできる。
【0044】
蓋板を閉じるときに、ばねの作用によって、スライドして注出口を閉じるようにしているから、蓋体の先端によって内容物を切断し、切られた内容物を押し出すようにするので、液切れがよくなり、注出口周辺も汚れない。
【0045】
押え具によって蓋板を押圧するときには、蓋板が注出口に圧接し、液切れを更によくするとともに容器内の密封性が向上される。
【0046】
注出口前端の形状を三角形としたときには、液の流出方向を集中させ、閉じるときには、蓋板による液切れをさらに向上させることができる。
【0047】
また、蓋板部材として蓋板と押レバーを連接して一体化しているから、部品数が減少し、コスト減になるとともに、蓋体の構造が簡単になり、組立も容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明第1実施形態蓋体の断面立面図である。
【図2】 ケース本体の側面図である。
【図3】 蓋体の斜視図である。
【図4】 蓋板部材の開閉操作時の説明図である。
【図5】 第2実施形態蓋体の断面立面図である。
【図6】 蓋体の側面図である。
【図7】 蓋体の上面図である。
【図8】 蓋板部材の開閉操作時の説明図である。
【符号の説明】
A 容器
B、Ba 蓋体
1 口筒部
10、60 基板
11、61 注出筒
12、62 ばね取付板
13、63 開口
14、65 前壁
15、66 後壁
16、67 側壁
17、69 注出口
18、70 取付筒
20 傾斜板
22 水平板
23 縦溝
24 端板
25、78 ピン取付孔
28、75 枢軸
35、85 上板
36、86 側板
37、87 円筒状曲面
38、88 蓋板
39、89 押レバー
40、90 係合板
41、93 凹面
42、43、94、95 傾斜板
47 嵌挿孔
48 押え具
51 係止片
52、97 嵌挿孔
53、100 ピン
54 ねじりばね
64 前端
68 隔壁
76 支え板
77 側板
99 板ばね

Claims (5)

  1. 容器の口筒部天面を含む平面上に設けられ、少なくとも容器口筒部天面を覆うとともに口筒部内に連通する開口が穿孔された基板と、該基板に立設された注出筒とばね取付板とを具えたケース本体と、ケース本体に廻動自在に取着され、蓋板と押レバーを一体に連設した蓋板部材とを備えた容器の蓋体であって、
    ケース本体と蓋板部材との間に、蓋板部材を廻動させ、注出口を閉じる方向に付勢するばねが弾装されており、
    注出筒が、上端に向かって前方に傾斜した前壁と、後壁、および前壁と後壁を結び上端縁を円弧状とした両側壁からなり、
    注出口が、前壁と後壁、両側壁の各上端縁により画成され、側面視で円弧状をなす円筒状曲面上にあるように形成され、
    蓋板が、注出口の前記円筒状曲面に沿う円筒状曲面で形成され、注出口の上端縁と摺動することを特徴とする容器の蓋体。
  2. 容器の口筒部天面を含む平面上に設けられ、少なくとも容器口筒部天面を覆うとともに口筒部内に連通する開口が穿孔された基板と、該基板に立設された注出筒とばね取付板とを具えたケース本体と、ケース本体に廻動自在に取着され、蓋板と押レバーを一体に連設した蓋板部材とを備えた容器の蓋体であって、
    ケース本体と蓋板部材との間に、蓋板部材を廻動させ、注出口を閉じる方向に付勢するばねが弾装されており、
    注出筒は、基板の前端縁から上端に向け前方に傾斜するよう立設され、中央部で湾曲され後方に向かって三角形状に広がる凹面とすることにより、上端縁が平面視で中央を頂点とする略三角形状とした前壁と、後壁、および前壁と後壁を結び上端縁を円弧状とした両側壁からなり、
    注出口が、前壁と後壁、両側壁の各上端縁により画成され、その形状は、平面視で前方が略三角形状をなし後方が略四角形状をなして、側面視で円弧状をなす円筒状曲面上にあるように形成され、
    蓋板が、注出口の上端縁と摺動するように注出口の前記円筒状曲面に沿う円筒状曲面で形成されていることを特徴とする容器の蓋体。
  3. ケース本体の基板の両側に、注出筒の側壁と、該側壁に連設してピン取付孔を穿孔したばね取付板を立設し、
    該ばね取付板にピンを介してねじりばねを取着し、ねじりばねの一端を基板に取着するとともに、他端を押レバーの下面に係合させるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の容器の蓋体。
  4. ケース本体の基板の後方部に、ばね取付板を立設し、
    板ばねの一端をピンに捲回してばね取付板に取着し、板ばねの他端を蓋板部材の下面に設けた係合板に係合させたことを特徴とする請求項1または2記載の容器の蓋体。
  5. 蓋板の上面を押圧する係止片を設けた押え具を、注出筒に取着したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の容器の蓋体。
JP2002255366A 2002-08-30 2002-08-30 容器の蓋体 Expired - Fee Related JP4647178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002255366A JP4647178B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 容器の蓋体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002255366A JP4647178B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 容器の蓋体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004090997A JP2004090997A (ja) 2004-03-25
JP4647178B2 true JP4647178B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=32060900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002255366A Expired - Fee Related JP4647178B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 容器の蓋体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4647178B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5286137B2 (ja) * 2009-03-31 2013-09-11 株式会社吉野工業所 注出キャップ
JP6871772B2 (ja) * 2017-03-22 2021-05-12 サーモス株式会社 キャップユニット及びキャップ付き容器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189373U (ja) * 1984-05-25 1985-12-14 ロツクペイント株式会社 塗料缶等の撹拌注出用蓋体のスライド部
JPH0312251U (ja) * 1989-06-23 1991-02-07
JPH04124951U (ja) * 1991-04-26 1992-11-13 健二 中松 容器のキヤツプ
JPH05139455A (ja) * 1991-05-22 1993-06-08 Imperial Chem Ind Plc <Ici> 注出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189373U (ja) * 1984-05-25 1985-12-14 ロツクペイント株式会社 塗料缶等の撹拌注出用蓋体のスライド部
JPH0312251U (ja) * 1989-06-23 1991-02-07
JPH04124951U (ja) * 1991-04-26 1992-11-13 健二 中松 容器のキヤツプ
JPH05139455A (ja) * 1991-05-22 1993-06-08 Imperial Chem Ind Plc <Ici> 注出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004090997A (ja) 2004-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3276532B2 (ja) 容器用キャップ
JP2527613B2 (ja) 塗料缶用つぎ口を設けた蓋
JP4647178B2 (ja) 容器の蓋体
JP3130486B2 (ja) 振出容器用キャップ
JP4711279B2 (ja) 容器の蓋体
JPH0415663Y2 (ja)
JP5227401B2 (ja) ワンプッシュで蓋を開放することのできる一体成形されたアタッチメント・キャップ
JP3409457B2 (ja) カップホルダ装置
JP3773029B2 (ja) 粒状物用ケース
JP4236027B2 (ja) 注出キャップ
KR102558379B1 (ko) 다양한 형태의 토출구가 구비된 용기
JPH0744632Y2 (ja) 注出容器用弁装置
JPH069970Y2 (ja) 注出キャップ
KR200270548Y1 (ko) 샤프심 케이스
JPH11139448A (ja) 高粘性液体用容器のキャップ構造
JP2020050410A (ja) 飲料用補助コック
JPS5811326Y2 (ja) 魔法瓶
JPH09309555A (ja) キャップ
JPH11189259A (ja) 液体注出栓
JP2605553Y2 (ja) 注出キャップ
JPH0538645Y2 (ja)
JPH106836A (ja) 乗物用の容器保持装置
JPH0880777A (ja) カップホルダ装置
JP3578532B2 (ja) ペットフード収納容器
JPH0344102Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees