JPH11139096A - 木材表面模様の製造方法 - Google Patents

木材表面模様の製造方法

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JPH11139096A
JPH11139096A JP34990897A JP34990897A JPH11139096A JP H11139096 A JPH11139096 A JP H11139096A JP 34990897 A JP34990897 A JP 34990897A JP 34990897 A JP34990897 A JP 34990897A JP H11139096 A JPH11139096 A JP H11139096A
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JP
Japan
Prior art keywords
pattern
honing
masking material
template
wood
Prior art date
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Pending
Application number
JP34990897A
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English (en)
Inventor
Yoichi Sakai
陽一 坂井
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木目彫り等において、立体表現効果等を得る
ことができ、また、湾曲部にも適用しうる木材表面模様
の製造方法を得る。 【解決手段】 木材素地表面上に所定の着色を施した模
様を描き、その上に接着力のあるフィルム又はシートの
ような柔軟性のあるマスキング材の型板3を当てて接着
する。マスキング材の型板3は必要に応じて切れ目4に
より部分31,32,に分割されている(接着後切れ目
を入れてもよい。)部分毎に接着するマスキング材の枚
数を変える。そうしておいて、サンドブラスト又はホー
ニングを施す。次いで切れ目から部分31,32,・・
・を順次はがしながら所要のサンドブラスト又はホーニ
ング加工を部分的に施していく。なおその後立体表現部
分に所要の着色を施すことによって、二重のボカシ効果
を得ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塗料による着色
と、サンドブラスト又はホーニング加工とを巧みに組み
合わせた木材表面模様の製造方法、特に木目彫りに応用
して効果ある方法に関する。
【0002】
【従来の技術】木材素地表面に模様を浮き上がらせるよ
うに形成するには、彫刻刀により彫刻し、仕上げをする
には非常に手間と時間がかかり、スピードと量産を必須
の要件とする近代産業と歩調を合わすことは不可能であ
った。そこで、木材表面に所要の模様の外形に合わせた
型板、又は模様形状を切り抜いた型板を当て、サンドブ
ラスト又はホーニング加工を施して、木材の表面に模様
部を浮き上がらせるか、模様部を削り取るかすることが
考えられた(特公昭47−17638号参照)。この方
法では、木目部分が残るので木目彫りには好適である。
図2はこの方法の説明図であって、木材表面10に所望
の模様の形状の型板1を当てる。2は、型板内の所要の
空所(例えば花びらの芯の部分を表現するなど)を示し
ている。5は木目部分を示している。そうしておいて木
材表面10にサンドブラスト又はホーニング加工を施す
と、型板の部分は平滑に残り、残りの部分は固い木目部
分5を残して木質部6が削り取られる。その後、所定の
着色を行う。
【0003】この方法は、一々型板を当てたり、外した
りする煩雑さがあり、サンドブラストやホーニング加工
を施した後にも着色等の加飾の手間を要し、更にまた、
型を用いるので繊細な模様では鮮明さに欠けるなどの種
々の欠点を免れなかった。そこでこれらの欠点を除去す
るために、木材素材の表面に着色を施した模様を描き、
模様の輪郭内をサンドブラストに耐えうる透明塗料でマ
スキングした後、サンドブラスト又はホーニング加工を
施し、マスキングを施してある部分以外の部分が木目彫
りされるようになる方法が考えられた(特公昭60−4
5078号参照)。
【0004】
【解決すべき課題】この特公昭60−45078号に示
された透明塗料でマスキングし、サンドブラスト又はホ
ーニング加工を施す方法は、最初に描いた模様がそのま
ま使えて型を取り扱う手間が要らないという長所はある
が、透明塗料によるマスキングを行うにしてもシルクス
クリーンの利用できるところはよいが、湾曲した個所な
どでは不可能である。また、従来の型板を当てたり、透
明塗料でマスキングしたりしてサンドブラストやホーニ
ングを施す方法では、平板な絵画的表現にとどまり、立
体的な表現効果を得ることは不可能であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題を
解決するために、木材素地表面に模様を所定の着色を施
して描き、模様の上に接着力のあるフィルム又はシート
のような柔軟性のあるマスキング材を型板として当てて
貼付し、このマスキング材には所定の位置で切れ目を入
れて、模様が切れ目によって分割されており、分割され
た部分毎にマスキング材の接着枚数を変え、サンドブラ
スト又はホーニング加工を施して模様全体を浮き上がら
せ、次いで切れ目によって分割されているマスキング材
を順次はがしながら所要のサンドブラスト又はホーニン
グ加工を部分的に施すことを特徴とする木材表面模様の
製造方法を得たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に使用する型板の
概念図を示している。この発明の方法を順次説明する
と、先ず木材素地表面上に手書きとか吹き付け塗装、ま
たスクリーン印刷等により任意の模様を所定の着色塗料
を施して描き、その着色塗料を染み込ませて乾燥させ
る。その模様の上に、接着力のあるフィルム又はシート
のような柔軟性のあるマスキング材を型板として当て、
ずれたり、めくれたりしないように模様上に接着する。
図1において、型板全体を3で示している。マスキング
材は柔軟性を有しているので、湾曲面などにも接着させ
ることができる。
【0007】マスキング材3は切れ目4,・・・によっ
て必要に応じて部分31,32,・・・に分割されてい
る。例えば、花の模様であれば花びら一枚毎に相当する
ように分割されるなど、種々のやり方が可能である。切
れ目は貼付後入れてもよい。そうしておいて、木材素地
表面にサンドブラスト又はホーニング加工を施すと、マ
スキング材の接着されていない部分は固い木目を残して
削り取られ、模様の部分が浮かび上がる。更にマスキン
グ材3の分割された部分31,32,・・・毎に必要に
応じてマスキング材の枚数を変えてあるので、部分毎に
サンドブラストやホーニング加工に対する抵抗力が異な
り、平滑なままの部分や少し凹んだ部分など所望の凹凸
が出現し、立体的な表現効果を得ることができる。
【0008】次にマスキング材3の部分31,32,・
・・を順次剥がしながらサンドブラスト、ホーニング加
工等を適当な部位に行う。そうすれば従来のような単に
平板な模様でなく、従来では不可能であった立体表現効
果を得ることができる。さらに立体表現部分にその後施
した着色塗料の染み込みによるボカシ効果を得ることが
できた。又ボカシ効果については、最初に塗られた塗料
にサンドブラスト等が当たってボカシの状態が得られて
いるので、後からの着色塗料の染み込みによるボカシ
と、先のボカシ効果と相まって二重ボカシ効果を得るこ
とができる。
【0009】
【発明の効果】この出願の発明は前記の如き構成であっ
て、木目彫り等に適用する際、湾曲部分に応用すること
もでき、また、従来不可能であったボカシ、立体表現効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に使用するマスキング材の概念図
【図2】 木目彫りのやり方を示す概念図
【符号の説明】
1 型板 2 空所 3 型板 4 切れ目 5 木目 6 木質部 10 木材素地表面 31 型板の分割部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材表面模様の製造方法において、木材
    素地表面に任意の模様を所定の着色を施して描いた後乾
    燥させ、模様の上に接着力のあるフィルム又はシートよ
    うな柔軟性のあるマスキング材を型板として当てて貼付
    し、模様の型のマスキング材には所定の位置で切れ目を
    入れてあり、また必要に応じて切れ目によって分割され
    ている模様の部分毎に、マスキング材の接着枚数を変
    え、サンドブラスト又はホーニング加工を施し、模様全
    体を浮き上がらせ、次いで切れ目によって分割されてい
    るマスキング材を順次はがしながら所要のサンドブラス
    ト又はホーニング加工を部分的に施すことを特徴とする
    木材表面模様の製造方法。
JP34990897A 1997-11-13 1997-11-13 木材表面模様の製造方法 Pending JPH11139096A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114800281A (zh) * 2022-05-07 2022-07-29 深圳引意物联家居科技有限公司 一种智能家居金属漆珠光处理工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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