JP2000043496A - 木目込み板の製作方法 - Google Patents

木目込み板の製作方法

Info

Publication number
JP2000043496A
JP2000043496A JP10219311A JP21931198A JP2000043496A JP 2000043496 A JP2000043496 A JP 2000043496A JP 10219311 A JP10219311 A JP 10219311A JP 21931198 A JP21931198 A JP 21931198A JP 2000043496 A JP2000043496 A JP 2000043496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative cloth
linear groove
groove
flat plate
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10219311A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoyoshi Yamauchi
清愛 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NINGYO NO KIKUICHI KK
Original Assignee
NINGYO NO KIKUICHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NINGYO NO KIKUICHI KK filed Critical NINGYO NO KIKUICHI KK
Priority to JP10219311A priority Critical patent/JP2000043496A/ja
Publication of JP2000043496A publication Critical patent/JP2000043496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、木目込み板の製作方法に関す
る。 【解決手段】 この発明は、木質材料の平板にレーザー
ビーム加工により木目込み線を穿設することにより線溝
の溝内面をレーザービームにより炭化し、この線溝に装
飾布を木目込んで固着させたことを特徴とする木目込み
板の製作方法を提供せんとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木目込み板の製
作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木質材料の平板に、カッターで木
目込み線を穿設し、そこに布を木目込んで装飾平板とす
る技法がある。
【0003】これは、いわゆる木目込み人形の技法を平
板に応用したものである。
【0004】すなわち、人形の着衣の衣裳部分を木目込
み布で表わす木目込み人形の技法を、平板に一定模倣に
表わした木目込み線に応用すれば、平板上の模様の一部
に模様布が木目込み張設されたことになる。
【0005】かかる木目込み板は、たとえば容器の蓋と
して用いると、豪華な蓋表面装飾ができることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、すでに塗装
された木質材料の平板にカッターを利用して木目込み溝
を穿設すると、木質材料の素材の色が溝内面に露出し
て、平板面上の塗装色と明度差が大きく異なることにな
り、布を木目込んだ場合、溝に白っぽい木質色が残って
目立つことになり、平板に現出した木目込み布の模様に
違和感を生起する欠点を付与することになっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、木質材料の
平板にレーザービーム加工により木目込み線を穿設する
ことにより線溝の溝内面をレーザービームにより炭化
し、この線溝に装飾布を木目込んで固着させたことを特
徴とする木目込み板の製作方法を提供せんとするもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明では、木質材料の平板上
に設ける装飾布取付部の周縁に切目としての木目込みの
ための線溝を穿設する。
【0009】穿設作業はレーザービームを用いるもので
あり、レーザー加工機より照射されるCO2 レーザーの
高出力レーザーにより平板に木目込み線としての線溝を
穿設する。
【0010】この際にレーザービームの加工により発生
する熱によって木目込みの線としての線溝内面が炭化し
て黒化する。
【0011】この線溝は平板表面に対して垂直の溝であ
り、次いで、この溝に沿って溝の一側(布を張設する
側)をナイフ等を用いて手作業により傾斜状に切削す
る。
【0012】次いで、同傾斜面に両面テープを介して装
飾布を貼着する。
【0013】次いで、装飾布を線溝に沿って切断し、線
溝によって囲まれた装飾布取付部に装飾布が張設された
平板が完成する。
【0014】この際、装飾布が木目込まれた線溝の他側
内面、すなわち装飾布が貼着されていない溝内側面はレ
ーザービームの加工時に炭化しているので溝内が暗色と
なり、木質の色が露出しない。
【0015】従って、平板に種々の塗装が施されたもの
であっても、かかる塗装面に不調和な木質系の白っぽい
色彩が現出することを防止し、またそれを防止するため
に、わざわざ特に白っぽい線溝の内側面に墨等の塗料を
塗布する手間を省くことができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1は、本発明の木目込み方法より模様を構成した
箱の斜視図であり、木質材料の平板A上に木目込み方法
により装飾布6が木目込まれている。かかる木目込み工
程を順序に従って説明する。
【0017】まず、かかる平板A上には予め、うるし等
の塗料を塗布している。しかし、塗料を塗布せずに、焼
いて焼き模様をつける場合もある。次いで、図2に示す
ように平板A上にマスキングテープnを貼着する。
【0018】次いで、図3に示すように、平板A上に設
けた装飾布取付部aの周縁たる木目込み線にレーザービ
ーム加工によって略垂直状の線溝bを穿設し、同線溝b
でかこまれた装飾布取付部a表面のマスキングテープn
を剥離する。この状態では装飾布取付部aの外周方に
は、マスキングテープnが貼着されたままである。
【0019】また、レーザービームの加工では、レーザ
ー加工機より照射されるCO2 レーザーの高出力レーザ
ーにより平板Aに線溝bを形成するものである。
【0020】この際に、レーザービームの加工により発
生する熱によって線溝bの内面を炭化させ黒化する。
【0021】次いで、図4に示すように、同装飾布取付
部aの周縁から装飾布取付部aの線溝bより内側をなす
部分を小刀で同線溝bに沿って傾斜状に切削して、傾斜
面4を形成する。なお、この状態では、線溝bの垂直壁
は、レーザービーム加工により炭化して黒色化したまま
残っている。
【0022】次いで、図5に示すように、装飾布取付部
aから傾斜面4全面及びその外周辺にわたり傾斜面4を
覆うようにして両面テープ5を貼り付け、その後に同両
面テープ5を線溝bより切断し、外周縁にある両面テー
プ5を剥離する。
【0023】装飾布取付部aの外周縁にある両面テープ
5はマスキングテープn上に貼着されているので容易に
剥離することができる。なお、他の実施例として最終工
程で外周縁の両面テープ5を剥離する場合にマスキング
テープnと共に剥離する場合もある。
【0024】次いで、図6に示すように装飾布取付部a
(傾斜面4を含む)の両面テープ5によって、装飾布6
を貼り付ける。
【0025】すなわち、両面テープ5が貼り付けられた
平板A上の装飾布取付部aから、その周縁の傾斜面4を
覆うように装飾布6が貼着される。同装飾布6は、線溝
b中に木目込みながら小刀等により線溝bに沿って切断
される。
【0026】しかも、線溝bは、傾斜面4よりも深く形
成されており、装飾布6を木目込むと共に、小刀の刃先
をガイドしながら同装飾布6を線溝bに沿って正確に切
断する。
【0027】なお、図1において、線溝bより装飾布6
を切断せずに装飾布6の自由端を線溝bより植立した状
態として、模様を構成することも可能である。
【0028】かかる方法により、平板A上に装飾布6を
取り付けて、図1に示すように模様を構成する。なお、
木目込みが完了すると最終工程で、装飾布6の外周に残
された平板A上のマスキングテープnを全体剥離する。
【0029】このように、装飾布6を両面テープ5によ
って平板Aの装飾布取付部a表面に取り付ける際に、マ
スキングテープnが平板A上に貼着されているので、木
目込み部分以外の箇所を何ら汚損することなく布模様を
形成できる。
【0030】また、レーザービーム加工を用いても、マ
スキングテープnがあるために、線溝bの周縁の平板A
塗装面が汚損しない効果がある。
【0031】なお、マスキングテープnは一面に接着剤
を塗布した薄紙を用いる。
【0032】かかる方法によって、平面A上に容易にか
つ確実に模様を形成して、未熟練者でも簡単に木目込み
作業を行うことができる。
【0033】しかも、レーザービームの加工により線溝
bを形成するために、線溝bの一側内壁はレーザービー
ムの熱により炭化して黒化しており、線溝bに装飾布6
を木目込んだ場合、この黒色化した溝は外部から目立つ
ことなく、木目込んだ装飾布の模様に違和感を生起しな
いものである。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、木質材料の平板にレ
ーザービーム加工により木目込み線を穿設することによ
り線溝の溝内面をレーザービームにより炭化し、この線
溝に装飾布を木目込んで固着させたことにより、装飾布
が木目込まれた線溝の他側内面、すなわち装飾布が貼着
されていない溝内側面はレーザービームの加工時に炭化
しているので溝内が暗色となり、木質の色が露出しな
い。
【0035】従って、平板に種々の塗装が施されたもの
であっても、かかる塗装面に不調和な木質系の白っぽい
色彩が現出することを防止し、またそれを防止するため
に、わざわざ特に白っぽい線溝の内側面に墨等の塗料を
塗布する手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木目込み方法を施した平板の斜視図。
【図2】本発明の木目込み方法の一工程を示す説明図。
【図3】本発明の木目込み方法の一工程を示す説明図。
【図4】本発明の木目込み方法の一工程を示す説明図。
【図5】本発明の木目込み方法の一工程を示す説明図。
【図6】本発明の木目込み方法の一工程を示す説明図。
【符号の説明】
A 平板 a 装飾布取付部 b 線溝 4 傾斜面 5 両面テープ 6 装飾布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質材料の平板にレーザービーム加工に
    より木目込み線を穿設することにより線溝の溝内面をレ
    ーザービームにより炭化し、この線溝に装飾布を木目込
    んで固着させたことを特徴とする木目込み板の製作方
    法。
JP10219311A 1998-08-03 1998-08-03 木目込み板の製作方法 Pending JP2000043496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10219311A JP2000043496A (ja) 1998-08-03 1998-08-03 木目込み板の製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10219311A JP2000043496A (ja) 1998-08-03 1998-08-03 木目込み板の製作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000043496A true JP2000043496A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16733508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10219311A Pending JP2000043496A (ja) 1998-08-03 1998-08-03 木目込み板の製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000043496A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107264160A (zh) * 2017-06-09 2017-10-20 深圳市瑞福达珠宝有限公司 首饰表面图案反向着色工艺
JP6461402B1 (ja) * 2018-04-12 2019-01-30 株式会社 明間印刷所 絵付き加工品の製造方法
JP7055313B1 (ja) * 2021-05-18 2022-04-18 太田ベニヤ株式会社 装飾付き木材および装飾付き木材の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107264160A (zh) * 2017-06-09 2017-10-20 深圳市瑞福达珠宝有限公司 首饰表面图案反向着色工艺
JP6461402B1 (ja) * 2018-04-12 2019-01-30 株式会社 明間印刷所 絵付き加工品の製造方法
JP7055313B1 (ja) * 2021-05-18 2022-04-18 太田ベニヤ株式会社 装飾付き木材および装飾付き木材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4198455A (en) Trim and molding strip and the method of forming same
US4793884A (en) Decorative plate producing method
JPH11291203A (ja) 木質化粧板の製造方法
JP2000043496A (ja) 木目込み板の製作方法
JPH06307065A (ja) 木質系化粧板及びその製造方法
JP6461402B1 (ja) 絵付き加工品の製造方法
KR0150807B1 (ko) 무늬목 도어 제조방법 및 구조
JP2607861Y2 (ja) 布表装台紙
KR100188852B1 (ko) 목재 모자이크 장식판 제조방법
JPH081859Y2 (ja) 細溝化粧板
JPH11139096A (ja) 木材表面模様の製造方法
JPS5948723B2 (ja) 外装板の端面加工法
JPH10193548A (ja) 化粧板及びその製造方法
KR20000044030A (ko) 기타표면에 입체감 있는 다양한 색상을 착색하는 방법
JPH1058606A (ja) 木口化粧シート
JPS6023034A (ja) 化粧板の細溝形成方法
JP2002172897A (ja) 象嵌風細工製品及び象嵌風細工製品の製造方法
JPH01110903A (ja) 単板の補修方法
JPH10337711A (ja) 化粧パネル
JPH1130080A (ja) コーティング突板練付シートおよびその化粧板、および その化粧板よりなる建具
JPH06210604A (ja) 化粧板の製造法
JPH0515398B2 (ja)
JPH08150604A (ja) 化粧板およびその製造方法
JPH07286479A (ja) ドア枠、窓枠などの造作材
US20040237361A1 (en) Card with glued-in translucent insert and method for making same