JPH11138210A - 間接押出用の押出工具 - Google Patents

間接押出用の押出工具

Info

Publication number
JPH11138210A
JPH11138210A JP32521497A JP32521497A JPH11138210A JP H11138210 A JPH11138210 A JP H11138210A JP 32521497 A JP32521497 A JP 32521497A JP 32521497 A JP32521497 A JP 32521497A JP H11138210 A JPH11138210 A JP H11138210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
die
outer peripheral
peripheral surface
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32521497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kurozu
彰夫 黒図
Toshiyuki Harada
利行 原田
Hiromi Matsuzaki
裕己 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP32521497A priority Critical patent/JPH11138210A/ja
Publication of JPH11138210A publication Critical patent/JPH11138210A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Of Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間接押出しにおいて、押出材の表面品質を改
善し、寸法の変動を防止する。 【解決手段】 間接押出し用のダイリング22のストレ
ート部の外周面23の周囲に、コンテナー4の内壁との
隙間が部分的に大きくなるような平坦部分又は溝を複数
個形成し、この隙間からコンテナー内壁近傍の押出中の
金属や閉じ込められたエアーを流出させ、押出材Eの表
面にこれらが巻き込まれるのを防止する。また、平坦部
分や溝の部分でコンテナー4の内壁との摩擦抵抗が低減
したぶん、外周面23の外径自体を大きくしてコンテナ
ー4の内壁面との隙間(クリアランス)を小さくするこ
とができ、これにより押出中のダイリング22とコンテ
ナー4の軸心のずれが小さくなり、押出材の寸法の変動
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム又は
アルミニウム合金等の金属を間接押出しする際に用いら
れる押出工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアルミニウム又はアルミニウム合
金の間接押出しは、従来より、図7(a)、(b)に示
されるように、ダイス1をダイリング2内に収容し、こ
れをダイステム3に組み合わせ、あるいはダイス11を
ダイステム3に組み合わせ、これを押出機コンテナー4
に挿入して押し込み、該コンテナー4に装填されている
ビレット金属Bをダイス1又は11からダイステム3内
を通して後方に押出すというものである。なお、図7に
おいて、5はシールブロックである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の押出工具では、ダイス1又はダイス11から押出
されていく押出材Eの寸法や表面品質が、長手方向全体
にわたり安定したものになりにくいという欠点があっ
た。これは主として次のような理由による。ステム3に
装着された押出工具(ダイス1、ダイリング2、ダイス
11)がコンテナー5内を前進し、コンテナー5内のビ
レット金属Bがダイス1又はダイス11から押し出され
るが、このとき、押出中のビレット金属Bは中心部から
外周部まで全体が押出材Eとして押出されるため、コン
テナー5の内壁付近の不純物やエアー等が押出材Eの表
面に欠陥として混入する。また、ダイリング2又はダイ
ス11の外周面(ストレート部)の外径はコンテナー5
の内周面の内径よりやや小さく形成されて両者間には隙
間(クリアランス)があり、この隙間が押出工具がコン
テナー5内を前進又は後進するときの摩擦抵抗を軽減し
ているが、一方、この隙間により押出加工中に両者の軸
心が動き、これが押出材Eの寸法の変動の原因となり、
特に管材の押出しにおいて偏肉を助長する。これらが主
な要因となって、上記のように押出材Eの寸法、表面品
質がその長さ方向全体にわたって安定したものになりに
くかった。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、長さ方向全体にわたり安定した適正な寸法、表面
品質の押出材を間接押出しできる押出工具を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る間接押出用
の押出工具は、ダイリング又はダイスのコンテナー内壁
に面した外周面に、コンテナー内壁との隙間が部分的に
大きくなる箇所が形成され、それが軸線方向に向けて延
びていることを特徴とする。なお、コンテナー内壁との
隙間が部分的に大きくなる箇所とは、例えばダイリング
又はダイスの円形の外周面に形成された平坦部分又は凹
溝である。また、この隙間(コンテナー内面との隙間)
は、コンテナー内壁近傍の押出中の金属が流出する大き
さに設定されていることが望ましい。
【0006】ダイリング又はダイスの外表面とコンテナ
ー内壁面の間に、このような凹溝等による隙間が存在す
ることにより、押出中、コンテナー内壁近傍の不純物や
密閉されたエアー等をこの隙間から流出させることがで
き、これらが押出材の表面に欠陥として混入するのを防
止できる。また、凹溝等の箇所において隙間を大きくし
たことでコンテナー内壁面との摩擦抵抗が低下し、その
ため全体として摩擦抵抗を上げることなく、ダイリング
又はダイスの外表面の凹溝等以外の箇所においてコンテ
ナー内壁面との隙間(クリアランス)を小さくすること
ができ、従って両者の軸心のずれが小さくなって押出材
の寸法への悪影響が軽減される(特にパイプの押出しで
あれば偏肉が改善する)。このようなことから、押出材
がその長さ方向全体にわたり、安定して適正な寸法、表
面品質を有するようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照し、本発
明に係る押出工具をより具体的に説明する。図1は丸棒
材の間接押出装置に関するものであり、押出工具として
円形のダイス穴を有するダイス21とダイス21を収容
するダイリング22が示され、これがステム3の先端に
組み合わされ、コンテナー4内に押し込まれ、コンテナ
ー4内に装填されたビレット金属Bを後方に押出してい
る。ダイリング22のコンテナー4の内壁面に面した外
周面(ストレート部)23には、周方向数カ所において
該ストレート部23の全長にわたり、コンテナー内壁と
の隙間が部分的に大きくなる箇所(後述の23a、23
b)が形成され、この隙間からコンテナー4の内壁近傍
の不純物や密閉されたエアーが流出するようになってい
る。
【0008】このようなダイス21及びダイリング22
を図1のI−I方向にみると、例えば図2(a)、
(b)に示す形状とされている。(a)はストレート部
23の円形の外周面が複数箇所(等間隔に8箇所)で平
坦面23aとされたもので、この平坦面23aとコンテ
ナー4の内壁面の間に隙間が形成され、(b)はストレ
ート部23の円形の外周面に等間隔に多数の溝23bが
形成されたもので、この溝23bとコンテナー4の内壁
面の間に隙間が形成されている(図2は誇張して描いて
いる)。一方、ストレート部23の円形の外周面の外径
自体(平坦面23a又は溝23b以外の部分)は従来よ
り大きくされ、コンテナー4の内径との差、すなわちコ
ンテナー4の内壁面との隙間(クリアランス)が小さ
く、この押出機のダイス21とコンテナー4の芯精度を
高いレベルに維持できるようになっている。
【0009】ダイリング22のストレート部23外周面
とコンテナー4の内壁との隙間が部分的に大きくなる箇
所、つまり上記の例では平坦部23aや溝23bの寸法
は、押出中にコンテナー4の内壁近傍の不純物や密閉さ
れたエアーが効果的に流出し得るようなものとする必要
があるが、その形状については図2に示す例以外にも、
図3(a)に示す半円形の溝、図3(b)に示す大小溝
等、押出される金属の種類等により適宜決めることがで
き、設置個数も押出される金属の種類等により適宜決め
ればよい。また、その形状も1種類でなく複数種類の形
状のものを組み合わせることもできる。
【0010】図4は同じく丸棒材の間接押出装置に関す
るものであり、押出工具として円形のダイス穴を有する
ダイス31が示され、これがステム3の先端に組み合わ
され、コンテナー4内に押し込まれ、コンテナー4内に
装填されたビレット金属Bを後方に押出している。ダイ
ス31のコンテナー4の内壁面に面した外周面(ストレ
ート部)33には、周方向数カ所において該ストレート
部33の全長にわたり、コンテナー内壁との隙間が部分
的に大きくなる箇所が形成されている。ストレート部3
3の外周面の形状、その他は図1に示した装置と同じで
よい。
【0011】図5は丸パイプの間接押出装置に関するも
のであり、押出工具として円形のダイス穴を有するダイ
ス41とダイス41を収容するダイリング42が示さ
れ、これがステム3の先端に組み合わされてコンテナー
4内に押し込まれ、ダイス穴の中央に設置された固定マ
ンドレル44と協働して、コンテナー4内に装填された
ビレット金属Bを押出し、パイプEを成形している。ダ
イリング42のコンテナー4の内壁面に面した外周面
(ストレート部)43には、周方向数カ所において該ス
トレート部43の全長にわたり、コンテナー内壁との隙
間が部分的に大きくなる箇所が形成されている。ストレ
ート部43の外周面の形状、その他は図1に示した装置
と同じでよい。
【0012】図6は同じく丸パイプの間接押出装置に関
するものであり、押出工具として円形のダイス穴を有す
るダイス51が示され、これがステム3の先端に組み合
わされてコンテナー4内に押し込まれ、ダイス穴の中央
に設置された固定マンドレル54と協働して、コンテナ
ー4内に装填されたビレット金属Bを押出し、パイプE
を成形している。ダイス51のコンテナー4の内壁面に
面した外周面(ストレート部)53には、周方向数カ所
において該ストレート部53の全長にわたり、コンテナ
ー内壁との隙間が部分的に大きくなる箇所が形成されて
いる。ストレート部53の外周面の形状、その他は図1
に示した装置と同じでよい。なお、以上丸棒及び丸パイ
プの例で説明したが、本発明の押出工具は種々の断面形
状をもつソリッド及びホロー形材に対して適用すること
ができる。また、以上の例では単動型間接押出プレスで
説明したが、本発明の押出工具は複動型間接押出プレス
に対しても同様に適用されることはいうまでもない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ダイス又はダイリング
の外周面に平坦面や溝を形成することにより、長さ方向
全体にわたり安定した適正な寸法、表面品質の押出材を
間接押出しにより得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る押出工具の構造を示す断面図で
ある。
【図2】 そのI−I矢視図である。
【図3】 ダイリングのストレート部に形成された凹溝
の他の例を示す図である。
【図4】 本発明に係る別の押出工具の構造を示す断面
図である。
【図5】 本発明に係るさらに別の押出工具の構造を示
す断面図である。
【図6】 本発明に係るさらに別の押出工具の構造を示
す断面図である。
【図7】 従来の押出工具の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
21、31、41、51 ダイス 22、42 ダイリング 23 ダイリングのコンテナー内壁に面した外周面(ス
トレート部) 23a 外周面の平坦面 23b 外周面の凹溝 3 ステム 4 押出コンテナー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイリング又はダイスのコンテナー内壁
    に面した外周面に、コンテナー内壁との隙間が部分的に
    大きくなる箇所が形成され、それが軸心方向に延びてい
    ることを特徴とする間接押出用の押出工具。
  2. 【請求項2】 上記箇所は、円形の外周面に形成された
    平坦部分又は凹溝であることを特徴とする請求項1に記
    載された間接押出し用の押出工具。
  3. 【請求項3】 上記箇所の隙間からコンテナー内壁近傍
    の押出中の金属が流出するものであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載された間接押出用の押出工具。
JP32521497A 1997-11-10 1997-11-10 間接押出用の押出工具 Withdrawn JPH11138210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32521497A JPH11138210A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 間接押出用の押出工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32521497A JPH11138210A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 間接押出用の押出工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11138210A true JPH11138210A (ja) 1999-05-25

Family

ID=18174308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32521497A Withdrawn JPH11138210A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 間接押出用の押出工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11138210A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079046A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Kanazawa Univ 押出し加工装置、及び、押出し加工方法
CN102873122A (zh) * 2012-10-26 2013-01-16 昆山集智成模具有限公司 一种实心型材反向挤压装置
KR101287622B1 (ko) * 2011-11-28 2013-07-23 한국생산기술연구원 초음파 압출장치
CN103316943A (zh) * 2013-07-01 2013-09-25 无锡市威特机械有限公司 一种挤压机加热装置
CN103418628A (zh) * 2013-08-19 2013-12-04 无锡源创机械科技有限公司 一种卧式反向挤压机挤压模具固定结构
US9156072B2 (en) 2012-12-31 2015-10-13 Korea Institute Of Industrial Technology Ultrasonic extrusion apparatus for metal material
RU2626262C2 (ru) * 2015-12-31 2017-07-25 Евгений Александрович Колкунов Инструмент для изготовления изделий прессованием с обратным истечением металла
CN107855375A (zh) * 2017-09-15 2018-03-30 昆山篙陵兴金属制品有限公司 一种镁合金半固态挤压模具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079046A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Kanazawa Univ 押出し加工装置、及び、押出し加工方法
KR101287622B1 (ko) * 2011-11-28 2013-07-23 한국생산기술연구원 초음파 압출장치
CN102873122A (zh) * 2012-10-26 2013-01-16 昆山集智成模具有限公司 一种实心型材反向挤压装置
US9156072B2 (en) 2012-12-31 2015-10-13 Korea Institute Of Industrial Technology Ultrasonic extrusion apparatus for metal material
CN103316943A (zh) * 2013-07-01 2013-09-25 无锡市威特机械有限公司 一种挤压机加热装置
CN103418628A (zh) * 2013-08-19 2013-12-04 无锡源创机械科技有限公司 一种卧式反向挤压机挤压模具固定结构
RU2626262C2 (ru) * 2015-12-31 2017-07-25 Евгений Александрович Колкунов Инструмент для изготовления изделий прессованием с обратным истечением металла
CN107855375A (zh) * 2017-09-15 2018-03-30 昆山篙陵兴金属制品有限公司 一种镁合金半固态挤压模具
CN107855375B (zh) * 2017-09-15 2019-05-14 盐城金圣汽车部件有限公司 一种镁合金半固态挤压模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU206468B (en) Method and apparatus for producing ribbed tubes
JPH11138210A (ja) 間接押出用の押出工具
EP1112786A3 (en) A method for manufacturing an extruded article changing in cross-section and an apparatus for extruding said extruded article
US3517536A (en) Method of machining the inside wall of a tube
JPH07284841A (ja) 押出用ホローダイス及びコンフォーム押出装置
JPH10166031A (ja) 金属管の製造方法
JPH084164Y2 (ja) 継目無鋼管熱間押出用マンドレル
JP2731605B2 (ja) 中実クラッド材の製造方法
JPH10225715A (ja) 偏平多孔管押出用ダイス
JPS6145924Y2 (ja)
JPH0220614A (ja) ブリッジ型押出加工用ダイス
JPH08323415A (ja) 押出用ダイス
JPH05131427A (ja) ハニカム構造体の押出成形用ダイス
JP4502466B2 (ja) 多孔押出用工具
JPH07185647A (ja) 押出工具
USRE29344E (en) Method and apparatus for manufacturing tubes or tubular bodies with inner walls having cross sections of irregular shapes
JP2001047124A (ja) 回転ホイール式アルミニウム管押出機
KR20170114529A (ko) 압출용 다이스
JPS58125314A (ja) 複合押出材の製造方法およびその装置
JPH03118909A (ja) ポートホールダイスによる、外面に溶着線のない中空型材の製造方法
JPH0216802Y2 (ja)
JPH04344823A (ja) 小孔部を有する押出形材の押出方法
JP2003181524A (ja) クラッド材の間接押出方法
JPS6352966B2 (ja)
ITTO20011049A1 (it) Apparecchiatura di estruzione continua per attrito.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060919