JPH11136441A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH11136441A
JPH11136441A JP9297010A JP29701097A JPH11136441A JP H11136441 A JPH11136441 A JP H11136441A JP 9297010 A JP9297010 A JP 9297010A JP 29701097 A JP29701097 A JP 29701097A JP H11136441 A JPH11136441 A JP H11136441A
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platen
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Kazuyuki Honjo
和志 本庄
Shigetoshi Matsubara
成利 松原
Koichi Takada
幸一 高田
Tatsuji Kishida
達治 岸田
Atsuki Kakimoto
篤己 柿本
Hiroyuki Otagaki
浩之 太田垣
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は本体に着脱可能であり、かつ、本体
と独立したハンディスキャナとしても利用可能なスキャ
ナの着脱時におけるスキャナの読取窓とプラテントの擦
れ合いに起因する読取特性の低下を防止する。 【解決手段】 プラテンの回動軸31の先端32をDカ
ットし、かつ、この先端部に嵌合装着される第1ギア3
3の中心孔37の形状を上記Dカット先端部とは非相似
とすることにより、モータの回動力を第2、第3ギア3
4、35を介してプラテンに供給する伝達経路を上記ス
キャナの着脱時には遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ファクシミリ装置においては、ス
キャナと呼ばれる読取装置が本体に着脱不能に固定され
ているため利便性に欠けるという問題があった。例え
ば、市販されているファクシミリ装置の多くは、スキャ
ナが本体に固定であるためブック型の原稿の読取は不可
能であった。
【0003】そこで、近年、例えば特公平7−8750
3号公報(H04N1/00)、特公平7−11030
号公報(H04N1/00)等において提案され、一部
製品化されたように、上記スキャナを本体から着脱可能
とし、本体へ装着された状態では、従前通り給紙機構に
より搬送されてくる原稿を順次読み取り、一方、本体か
ら取り外された状態では、所謂ハンディスキャナと同様
にユーザーが手動で原稿上を走査することによりブック
型の原稿の読み取りを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在この種
スキャナに採用されている光学的画像読取装置はCCD
が主流であり、このCCDを採用した場合には必ずしも
その原稿読取窓に原稿を密着させる必要がないためスキ
ャナ着脱時に上記読取窓に接触する部材は存在しない。
【0005】しかし、光学的画像読取装置としてCIS
(Contact Image Senser:密着型
イメージセンサ)を使用する場合、その読取窓に原稿を
密着させる必要があり、上記読取窓に当接するプラテン
が本体内に配されている。このプラテンは、通常原稿搬
送手段としても作用するように駆動モータに連結されて
いるため、上記スキャナの着脱時に自由に回動すること
ができない。このため上記スキャナの着脱時上記読取窓
と擦れ合うこととなり、上記読取窓が汚れたり、傷付く
原因となり、読取特性の低下を招く恐れがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたもので、その基本的構成は、読取窓を有する
スキャナと、該スキャナが着脱される開口部を有する本
体と、上記開口部内に配され、上記スキャナが本体に装
着された時、上記読取窓に当接すると共に上記スキャナ
の上記開口部への着脱時、上記スキャナの着脱方向に自
由回動可能なプラテンと、該プラテンに回動力を付与す
る手段と、上記スキャナの上記本体への装着を検出する
手段と、該検出手段により上記装着が検出されると上記
モータを制御し上記プラテンを上記スキャナの上記本体
への装着方向に回動させるように制御する手段とを備え
たことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明を適用し
てなるファクシミリ装置の外観を示す斜視図である。
【0008】本実施例装置は、テンキーをはじめとする
複数の操作キー及び例えば液晶からなる表示器1が配さ
れた操作パネル2を前端側で回動自在に軸支し、かつ、
後端に原稿挿入口3及び記録紙排出トレイ4が形成され
た本体5と、該本体5上面の左端に載置され、かつ、本
体5とカールコード6で接続されたハンドセット7と、
本体5の開口部8に着脱可能なハンディスキャナ9とか
らなる。尚、図1は上記スキャナ9を本体5から取り外
した状態を示し、図2はスキャナ9を本体5の開口部8
に装着した状態を示す。
【0009】図3、図4は上記開口部8を説明するため
の要部斜視図及び要部上面図であり、また図5の(a)
〜(e)はスキャナ9の上面、正面、下面、左側面及び
右側面を示す図であり、更に図6の(a)(b)はスキ
ャナ9を開口部8に着脱する様子を説明するための要部
側面断面図である。
【0010】上記図6より明らかなように、上記スキャ
ナ9は、水平段差部を有する略断面L字状をなす本体筐
体10と、その水平段差部上に配され、CIS(密着型
イメージセンサ)又はCCD等の光学的読取素子を内蔵
する読取部筐体11とからなる。この読取部筐体11
は、図6より明らかなように、スプリングコイル等の付
勢手段12により常に上記水平段差部上方への付勢力が
与えられている。これにより、図6(b)に示す如く開
口部8への装着時、この開口部8内においてその長手方
向(以下、主走査方向という)に延在し、かつ、回動自
在に開口部両端が開口部8の側壁上方に軸支されたゴム
等の弾性材料からなるプラテン13に読取部筐体11の
上面が当接可能となっている。
【0011】また、図4より明らかなように、上記開口
部8の両側壁の開口近傍下方には、ガイド突起14、1
5が植設され、更に最深壁にはスキャナ9との電気的接
続を行うための第1コネクタ16が配されている。
【0012】一方、上記スキャナ9は、図5から明らか
な如く、上記読取部筐体11上面に透光性の読取窓17
を有する。この読取窓17は、主走査方向に延在し、ス
キャナ9の開口部8への装着時、上記プラテン13と当
接し、該プラテン13との間を通過する原稿に記載され
たデータを上記光学的読取素子により読み取らせる。ま
た、上記読取部筐体11上面には、走査ローラ18、1
8が配されている。このローラ18、18は、ブック原
稿等を読み取るためにスキャナ9を本体から取り外して
単独のハンディスキャナとして利用する際のスキャナ9
の副走査方向への移動に伴って回動し、図示しないが上
記スキャナ9に内蔵されているロータリ式のエンコーダ
等と連動して上記副走査速度を検出する。上記スキャナ
9内には、単独のハンディスキャナとして利用可能とす
るために、上記光学的読取素子やエンコーダの他にこれ
ら回路の制御を司るコントローラ、上記光学的読取素子
で読み取ったデータを格納するためのメモリ及び上記各
部へ駆動電圧を供給するための電池電源等が配されてい
る。従って、上記スキャナ9は、上記本体5から取り外
された状態でも単独で原稿に上記読取窓17を押し当て
ながら副走査方向に移動させることにより、その副走査
方向への移動速度に対応したタイミングでコントローラ
が上記光学的読取素子をコントロールして原稿上のデー
タを光学的に読み取りメモリに格納する。尚、上記メモ
リへ格納されるデータは、上記光学的読取素子で読み取
られ二値化されただけのデータであっても良いが、メモ
リ容量の観点から更に符号化されたデータを格納するこ
とが好ましく、本実施例では後者の符号化データをメモ
リに格納する。
【0013】また、上記スキャナ9内に配される各部品
の内、上記電池等の着脱が可能な部品は本体筐体10内
に配される。これにより、上記読取部筐体11の重量は
常に一定となるため、付勢手段12の付勢力による読取
窓17とプラテン13との当接圧を常に一定とすること
ができる。更に、上記付勢手段12はスキャナ9側に設
けられているため、この付勢手段12の修理は、スキャ
ナ9を分解するだけで良く、本体5まで分解する必要が
ない。
【0014】上記スキャナ9の正面側には、図5(b)
に示す如く、第2コネクタ19が配されている。このコ
ネクタ19は、上記スキャナ9を上記開口部8に装着し
た際、上記開口部8の最深壁に配された第1コネクタ1
6に接続される。このコネクタ接続により、上記スキャ
ナ9内の各部への電源供給が上記電池電源から本体5に
内蔵された電源へと切り替わると共に、本体5に内蔵さ
れた主制御手段の制御の下に上記スキャナ9のメモリへ
のアクセス、上記光学的読取素子の駆動制御等がコント
ロール可能となる。
【0015】上記スキャナ9の下面には、図5(c)に
示す如く、第1〜第3スライドスイッチ20〜22、プ
ッシュボタン23、電源表示ランプ24、メモリ残量表
示ランプ25及び速度警告ランプ26が配されている。
第1スライドスイッチ20はスキャナ9に内蔵されてい
る電池電源から各部への駆動電圧の供給のオン/オフを
行うためのスイッチであり、第2スライドスイッチ21
は上記スキャナ9を単独のハンディスキャナとして利用
する際の読取画質モードを設定するためのスイッチであ
り、第3スライドスイッチ22は上記メモリ中のデータ
を消去する消去モードとスキャナ9によるデータの読み
取りを行う読取モードとを切り替えるためのスイッチで
ある。上記プッシュボタン23は、上記第3スライドス
イッチ22により読取モードが選択されている際には、
上記プッシュボタン23により読取の開始と停止を指示
するためのボタンとして利用され、一方、消去モードが
選択されている際には、上記メモリ中のデータの消去を
指示するボタンとして利用される。上記電源表示ランプ
24は、上記第1スライドスイッチ20がオン位置にス
ライドされ電池電源から各部へ駆動電圧が供給されてい
る時に点灯し、上記第1スライドスイッチ20がオフ位
置にスライドされるか又は電池電源の出力電圧が所定値
以下となり各部への駆動電圧の供給が不可能となってい
るときには点灯しない。上記メモリ残量表示ランプ25
は、例えば赤色LEDと緑色LEDの2色のLEDから
なり、上記メモリの残量が所定値以上の時には緑色に点
灯し、その残量が少なくなるにつれて橙色から赤色に発
光色を変化させる。上記速度警告ランプ26もまた上記
メモリ残量表示ランプ25と同様に2色LEDからな
り、上記ローラ18、18とエンコーダとにより検出さ
れる副走査速度が適正な時緑色に点灯し、上記速度が所
定値以上となり上記光学的読取素子の読取タイミングが
取れなくなった時橙色から赤色に発光色を変化させる。
従って、上記各ランプ24〜26によりハンディスキャ
ナとしての単独使用時のスキャナ9の適正な読取動作を
視覚により判断することができる。
【0016】上記スキャナ9の本体筐体10の両側面に
は、図5(b)〜(e)から明らかな如く、一段低くな
った段部27、28がそれぞれ形成されている。この段
部27、28は共にスキャナ9の正面から後面に向かっ
て延在し、その上縁部は後面に向かう程下がるテーパ状
に形成されている。この段部27、28の各上縁は、ス
キャナ9の開口部8への装着時、それぞれ本体5の開口
部8に植設されたガイド突起14、15の上端に当接し
ながら開口部8の最深壁方向に押し込まれることとな
る。尚、上記テーパはスキャナ9の開口部8への装着時
の上記ガイド突起14、15と段部27、28との位置
合わせを容易にするためのものである。
【0017】また、上記スキャナ9の本体筐体10の右
側面の段部28には、スライドレバー29が配されてい
る。このスライドレバー29は、上記第1スライドスイ
ッチ20に連動して、その先端が段部28表面に突出す
る第1位置(図5(c)中一部実線で明示)と、上記先
端が段部28表面に突出しない第2位置(図5(c)中
破線で明示)との間で揺動可能に他端が回動自在に軸支
されている。具体的には、図7(a)(b)に示す如
く、スキャナ9内に配された回転軸30を介して上記ス
ライドレバー29と第1スライドスイッチ20とは連結
され、これにより第1スライドスイッチ20がオン位置
にスライドされると上記スライドレバー29の先端は第
1位置に位置し、一方第1スライドスイッチ20がオフ
位置にスライドされると上記スライドレバー29の先端
は第2位置に位置する。また、上記第1スライドスイッ
チ20がオン位置にスライドされたままスキャナ9が開
口部8内に装着されると、図7(a)(b)に示す如く
スライドレバー29の先端がガイド突起14に当接し、
上記スキャナ9の開口部8内方への挿入力により第1位
置から第2位置へ回動し、この回動力が回転軸30を介
して第1スライドスイッチ20をオン位置からオフ位置
へスライドさせる。従って、スキャナ9の第1スライド
スイッチ20をオンのままスキャナ9を本体5に装着し
ても上記スイッチ20は自動的にオフとなる。
【0018】図3及び図4に戻って、上記プラテン13
の回転軸31は、開口部8の左側壁を貫通して延在し、
その先端はDカットされている。このDカット先端部3
2には第1ギア32が装着され、この第1ギア33には
第2ギア34が歯合し、更にこの第2ギア34に第3ギ
ア35が歯合している。上記第2ギア34は開口部8の
奥部において回転自在に軸支され、また第3ギア35は
モータ36の回転軸に軸支されている。
【0019】上記第1ギア32は、その中心孔37が上
記回転軸31のDカット先端部32に嵌合装着される
が、その形状は図8に示す如く、上記先端部32とは相
似ではないDカット形状をなす。具体的には、先端部3
2は円柱状の回転軸31をその中心線上で半分にカット
した形状を有し、中心孔37は上記回転軸31よりわず
かに大きな同心円型の孔の一部を直線状に閉塞した形状
を有している。
【0020】従って、図8(a)に示した如く先端部3
2の一端A1と中心孔37の一端B1とが当接する状態
から、図8(b)に示した如く先端部32の一端A2と
中心孔37の一端B2とが当接する状態の間では、上記
回転軸31と上記第1ギア32とは互いに回動力を伝達
することなく自由に回動できる。
【0021】一方、スキャナ9を本体5の開口部8に装
着した状態(図6(b))で、プラテン13と読取窓1
7との間を通過する原稿を読み取る際には、本体5側の
主制御手段の制御の下にモータ36が第3ギア35を図
8(a)に矢印で示す如く反時計方向に回動させる。こ
のギア35の回動力は第2ギア34を介して第1ギア3
3に伝達され、この第1ギア33も反時計方向に回動す
ることとなる。
【0022】第1ギア33の反時計方向の回動力は、図
8(a)に示す如く上記回転軸31のDカット先端部3
2の一端A1と中心孔37の一端B1とが当接するまで
は上記回転軸31に伝達されることはないが、上記当接
時点以降は第1ギア33の反時計方向の回動力により上
記回転軸31も反時計方向に回転し、プラテン13と読
取窓17との間の原稿を副走査方向に搬送する。
【0023】その後、スキャナ9を本体5の開口部8に
装着した状態(図6(b))での原稿読取を終了後、上
記スキャナ9を本体5の開口部8より抜き取る際には、
上記スキャナ9の読取窓17とプラテン13とは当接し
ているため、上記スキャナ9の抜き取り方向の力がプラ
テン13の反時計方向への回動力として作用する。しか
し、プラテン13と読取窓17との間の原稿の副走査方
向への搬送直後には、第8図(a)に示す如く上記回転
軸31のDカット先端部32の一端A1と中心孔37の
一端B1とが当接した状態にあるため、上記スキャナ9
の抜き取りにより生じるプラテン13の反時計方向への
回動力は、上記第1ギア33へ伝達されることはない。
【0024】尚、上記スキャナ9の抜き取り時に生じる
プラテン13の回動力の第1ギア33へ確実に伝達させ
ないため、上記スキャナ9の抜き取り時におけるプラテ
ン13と読取窓17との当接期間(当接距離)と、図8
(a)に示した如く先端部32の一端A1と中心孔37
の一端B1とが当接する状態から図8(b)に示した如
く先端部32の一端A2と中心孔37の一端B2とが当
接する状態の間に上記回転軸31と上記第1ギア32と
が互いに回動力を伝達することなく自由に回動できる距
離(自由回動距離)とを等しくすることにより、スキャ
ナ9の抜き取り後には、図8(b)に示した如く先端部
32の一端A2と中心孔37の一端B2とが当接する状
態となる。
【0025】一方、逆にスキャナ9を本体5の開口部8
に装着する際にも、上記スキャナ9の読取窓17とプラ
テン13とは当接するため、上記プラテン13には時計
方向の回動力が付与される。上記スキャナ9を本体5の
開口部8に装着する直前の上記回転軸31のDカット先
端部32と第1ギア33の中心孔37との関係は、即ち
図8(b)に示したスキャナ9の抜き取り直後の状態と
同じであるため、上記プラテン13の時計方向への回動
力は第1ギア33に伝達されることはない。
【0026】このように、本実施例では、スキャナ9の
本体5の開口部8への着脱時、第1〜第3ギア33〜3
5で構成される上記モータ36と上記プラテン13との
間の回動力伝達経路は実質的に遮断されるため、その着
脱動作に従って上記プラテン13は抵抗なく回動するこ
とができる。従って、上記スキャナ9の着脱時、上記プ
ラテン13と読取窓17とが擦れ合って、摩耗したり、
あるいは損傷したりすることを避けることができる。
【0027】尚、本実施例では、上記当接距離と自由回
動距離とを等しくしたが、上記摩耗・損傷の回避の観点
からは自由回動距離を当接距離より大とすれば良い。
【0028】図9は、本実施例における要部回路を示す
ブロック図である。本体5内には、マイクロコンピュー
タからなる主制御部50が配され、この主制御部50に
より上記モータ36の回動が制御される。具体的には、
スキャナ9が本体5に装着され、通常のファクシミリ送
信のための読取手段として機能する際には、上記主制御
部50はスキャナ9とプラテン13とに狭持された原稿
を副走査方向に搬送すべく、上記プラテン13を図8
(a)中矢印で示す方向に回動させるように上記モータ
36の回動を制御する。
【0029】一方、上記主制御部50は、I/O回路5
1の1つの端子は、スキャナ9が本体5に装着された時
コネクタ16、19及びスキャナ9内の抵抗52を介し
て接地され、スキャナ9が本体5から取り外された時オ
ープンとなるので、上記端子の状態を検出することによ
り、スキャナ9の本体5への着脱を検出できる。
【0030】また、上記主制御部50は、上記スキャナ
9の本体5への装着を検出すると、所定期間上記プラテ
ン13をスキャナ9をその装着方向(図8(a)中時計
方向)に回動させるように上記モータ36の回動を制御
する。
【0031】これにより、ユーザによるスキャナ9の本
体5への装着が完全でない場合であっても、上記プラテ
ン13の装着方向への回動力が上記スキャナ9を開口部
8内方に引き込む力として作用し、スキャナ9を所定の
装着位置まで移動させる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、スキャナの着脱時のス
キャナの読取窓とプラテントの擦れ合いを防止できるの
で、上記読取窓の汚れや傷付きを原因とする読取特性の
低下を防止できる。また、ユーザによるスキャナの装着
後、更に上記プラテンの回動を利用してスキャナを開口
部内に引き込むので、ユーザによるスキャナの装着が不
完全であっても自動的にスキャナを所定の装着位置に位
置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなるファクシミリ装置の一実
施例を示す外観斜視図である。
【図2】本発明を適用してなるファクシミリ装置の一実
施例を示す外観斜視図である。
【図3】本実施例装置の要部を示す要部部分断面斜視図
である。
【図4】本実施例装置の要部を示す要部部分断面上面図
である。
【図5】本実施例装置のスキャナを説明するための上面
図(a)、正面図(b)、下面図(c)、左側面図
(d)及び右側面図(e)である。
【図6】本実施例装置における開口部8へのスキャナ9
の装着を着脱及びスキャナ9の構成を説明するための要
部部分断面側面図である。
【図7】本実施例装置における開口部8へのスキャナ9
の装着を着脱及びスキャナ9の構成を説明するための要
部部分断面上面図である。
【図8】本実施例装置におけるプラテン13の回動機構
を説明するための要部平面図である。
【図9】本実施例装置における主要回路構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
5 本体 8 開口部 9 スキャナ 12 付勢手段 13 プラテン 16 第1コネクタ 17 読取窓 19 第2コネクタ 31 回転軸 32 Dカット先端部 33 第1ギア 34 第2ギア 35 第3ギア 36 モータ 37 中心孔 50 主制御部 51 I/O回路 52 抵抗
フロントページの続き (72)発明者 高田 幸一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 岸田 達治 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 柿本 篤己 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 太田垣 浩之 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取窓を有するスキャナと、該スキャナ
    が着脱される開口部を有する本体と、上記開口部内に配
    され、上記スキャナが本体に装着された時、上記読取窓
    に当接すると共に上記スキャナの上記開口部への着脱
    時、上記スキャナの着脱方向に自由回動可能なプラテン
    と、上記開口部内に配された第1のコネクタと、上記ス
    キャナに配され、上記スキャナの上記本体への装着時上
    記第1コネクタに接続する第2のコネクタと、上記プラ
    テンに回動力を付与する手段と、上記第1、第2コネク
    タの結合を検出する手段と、該検出手段により上記接続
    が検出されると上記回動力付与手段を制御し上記プラテ
    ンを上記スキャナの上記本体への装着方向に回動させる
    制御手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 読取窓を有するスキャナと、該スキャナ
    が着脱される開口部を有する本体と、上記開口部内に配
    され、上記スキャナが本体に装着された時、上記読取窓
    に当接するプラテンと、モータと、該モータの回動力を
    上記プラテンに伝達すると共に上記スキャナの上記開口
    部への着脱時、上記プラテンとの回動力の伝達経路を遮
    断する伝達手段と、上記スキャナの上記本体への装着を
    検出する手段と、該検出手段により上記装着が検出され
    ると上記モータを制御し上記プラテンを上記スキャナの
    上記本体への装着方向に回動させる回動力を上記伝達手
    段を介して供給するように制御する手段とを備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のファクシミリ装置であって、
    上記プラテンの回転軸の先端はDカットされ、上記伝達
    手段は上記Dカット先端部に嵌合装着される上記Dカッ
    ト先端部とは非相似の中心孔を有し、かつ、上記モータ
    から回動力を付与されるギア手段を備えたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の上記Dカット先端部は円柱状
    の回転軸をその中心線上で半分にカットした形状を有
    し、中心孔は上記回転軸よりわずかに大きな同心円型の
    孔の一部を直線状に閉塞した形状を有していることを特
    徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 読取窓を有するスキャナと、該スキャナ
    が着脱される開口部を有する本体と、上記開口部内に配
    され、上記スキャナが本体に装着された時、上記読取窓
    に当接すると共に上記スキャナの上記開口部への着脱
    時、上記スキャナの着脱方向に自由回動可能なプラテン
    と、該プラテンに回動力を付与する手段と、上記スキャ
    ナの上記本体への装着を検出する手段と、該検出手段に
    より上記装着が検出されると上記モータを制御し上記プ
    ラテンを上記スキャナの上記本体への装着方向に回動さ
    せるように制御する手段とを備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100362845C (zh) * 2004-06-07 2008-01-16 佳能株式会社 能执行成像准备操作的成像装置及其控制方法

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