JPH11136208A - 周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置 - Google Patents

周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置

Info

Publication number
JPH11136208A
JPH11136208A JP9316592A JP31659297A JPH11136208A JP H11136208 A JPH11136208 A JP H11136208A JP 9316592 A JP9316592 A JP 9316592A JP 31659297 A JP31659297 A JP 31659297A JP H11136208 A JPH11136208 A JP H11136208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
fourier transform
discrete fourier
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9316592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3586084B2 (ja
Inventor
Takuro Kishimoto
卓郎 岸本
Tadahiko Sakamoto
忠彦 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
Priority to JP31659297A priority Critical patent/JP3586084B2/ja
Publication of JPH11136208A publication Critical patent/JPH11136208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3586084B2 publication Critical patent/JP3586084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM(直交周波数分割多重)信号の周波
数偏差に追従するための周波数制御装置を提供する。 【解決手段】 離散フーリエ変換部1200で離散フー
リエ変換して得られたメトリックスについて、演算処理
部1322において、得られたメトリックスのエネルギ
ー分布の中心が、理論的な周波数の中心から上、下のど
ちらに偏っているかを演算し周波数差を求め、周波数差
に応じたAFC信号を制御信号生成部1350で生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重された多重化信号に周波数同期するための周波数制御
装置および受信装置ならびに通信装置に係り、特に、サ
ブキャリヤーの周波数間隔の半分以上の偏移を有する多
重化信号に周波数同期することに好適な、周波数制御装
置および受信装置ならびに通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信の変調方式として、直交
周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Mult
iplexing;OFDM。以下、OFDMという。)方式の
実用化が進められている。
【0003】OFDMが適用される方式として、例え
ば、EUREKA−147 SYSTEMが挙げられ
る。これは、一般に、DAB(Digital Audio Broadcas
ting)、ユーレカ147DABシステムなどと呼ばれて
いる。以下、ユーレカ147DABシステムという。ユ
ーレカ147DABシステムは、1994年11月にI
TU−RでSystem−Aとして認められ、国際規格
になっている。この規格は、「ETS 300401」として発
行されている。
【0004】OFDM方式では、互いに直交する複数の
サブキャリヤーに分割多重化してデーターが伝送され
る。各サブキャリヤーの周波数は、ベースバンドにおい
て、ある基本周波数の整数倍となるように選ばれる。基
本周波数の1周期を有効シンボル期間とすると、相異な
るサブキャリヤー同士の積は、有効シンボル期間におけ
る積分が0となる。これをサブキャリヤー同士が直交す
るという。
【0005】OFDM方式では、送信側と受信側とに周
波数差が生じると、復調に際して、他のサブキャリヤー
との直交性が崩れる。これは、干渉により復調されるデ
ーターに誤りが生じる原因となる。上記周波数差が生じ
る原因としては、例えば、送信側、受信側のそれぞれに
おける基準発振器の発振周波数の誤差や変動、送信側と
受信側との相対運動によるドップラーシフトなどが挙げ
られる。
【0006】周波数差が生じた場合でも誤りが少ない復
調データーを得るために、周波数同期方式が検討されて
いる。例えば、「OFDMにおけるガード期間を利用し
た新しい周波数同期方式の検討」(テレビジョン学会技
術報告 Vol.19,No.38,pp.13〜18 )に記載される周波
数同期方式がある。この周波数同期方式は、有効シンボ
ル期間の信号波形が巡回的に繰り返される、ガード期間
(Guard Interval)を利用している。
【0007】すなわち、受信信号を直交検波回路により
ベースバンドに変換し、さらにFFT回路により各キャ
リヤー成分を復調する。図8の(1)は、直交検波器の
同相軸出力を示す。ここで、n番目のOFDMシンボル
は、ガード部Gn(サンプル数Ng)と、有効シンボル
部Sn(サンプル数Ns)とで構成され、ガード期間の
信号Gnには、有効シンボルの一部であるGn’が複写
されている。図8の(2)は、図8の(1)の信号を有
効シンボル期間だけ遅延したものである。図8の(3)
は、(1)と(2)との信号を乗算して、ガード期間幅
(Ngサンプル)の移動平均を求めることにより、2つ
の信号の相関をもとめた結果である。GnとGn’とは
同じ信号波形であるので、図8の(3)に示すように相
関出力は、シンボルの境界でピークを示す。
【0008】同相軸データーと、有効シンボル期間だけ
遅延された同相軸データーとの相関のピーク値をSii
とし、同相軸データーと、有効シンボル期間だけ遅延さ
れた直交軸データーとの相関のピーク値をSiqとする
と、周波数誤差δは、
【0009】
【数1】
【0010】により求めることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た逆正接関数を用いて周波数誤差を求める方法では、サ
ブキャリヤー間隔で正規化された周波数オフセットと、
上述のようにして求められた誤差信号δとの関係は、図
9に示すようにサブキャリヤー間隔を1周期とする周期
を有している。このため、誤差信号δに対応する周波数
オフセットが、どの周期にあるかは区別されない。例え
ば、図9において、δ1の誤差信号が得られた場合、点
Aの他に、点B、点Cなども対応する。従って、真の正
規化周波数オフセットが、OAであっても、これを、オ
フセットOB、OCなどと区別することはできない。この
ため、サブキャリヤー間隔の1/2以上の偏差が生じ得
る場合には、その周波数オフセットを特定することは困
難であり、オフセットの向きを逆向きに誤ることもあり
得る。
【0012】ところが、一般に、OFDMでは、サブキ
ャリヤー同士の間隔は狭く設定されるため、周波数差を
この1/2以下に抑えることは困難である。
【0013】例えば、ユーレカ147DABシステムの
モードIでは、中心周波数は、230MHz、サブキャ
リヤー間隔は、1kHzと定められている。すなわち、
サブキャリヤー間隔の1/2に相当する周波数は、50
0Hzであり、これは、約2.2PPMの周波数精度と
なる。しかし、送信周波数と受信周波数における周波数
差を2.2PPM以内に抑えることは容易ではない。こ
の精度を達成するには、例えば、発振器のコスト増を伴
い、実際的ではない。
【0014】また、送信側と受信側との相対距離が変化
する場合、例えば、移動体に設置された受信装置におけ
る放送の受信などの場合は、ドップラー効果による周波
数の偏移(ドップラーシフト)が生ずる。従って、送信
側、受信側との相対速度が、上記ドップラーシフトが、
サブキャリヤー間隔の1/2以内となる場合に制限され
るという問題がある。
【0015】また、上記の方法では、適用対象が、ガー
ド期間を含むOFDM信号に限られ、ガード期間が設け
られていない場合は、周波数偏移を検知することが困難
であるという問題がある。
【0016】本発明は、OFDM信号の周波数偏差が、
サブキャリヤー間隔の1/2以上あっても、この偏移量
を特定し、周波数同期することができる周波数制御装置
を提供することを第1の目的とする。
【0017】また、ガード期間が含まれないOFDM信
号であっても、その周波数偏移を検知し、周波数同期す
ることができる周波数制御装置を提供することを第2の
目的とする。
【0018】送信側と受信側とで相対距離が変化し、サ
ブキャリヤー間隔の1/2以上のドップラーシフトが生
ずる場合に好適な、受信装置、通信装置を提供すること
を第3の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的および第
2の目的を達成するために、本発明の第1の態様によれ
ば、複数のサブキャリヤーに直交周波数分割多重された
多重化信号に周波数同期するための周波数制御装置にお
いて、上記多重化信号を直交検波して、互いに直交する
第1の検波軸信号および第2の検波軸信号を得るための
直交検波手段と、上記2つの検波軸信号のそれぞれの時
間軸波形を予め定められた標本化周波数でそれぞれ標本
化し、かつ、これら標本化されたデーターを離散フーリ
エ変換して、周波数領域に分布する複数のメトリックス
を求めるための離散フーリエ変換手段と、上記離散フー
リエ変換手段により求められたメトリックスの分布に予
め指定された周波数依存性を有するように、上記多重化
信号のパワー分布を変化させるためのパワー変換手段
と、予め定められた基準周波数より高い周波数のメトリ
ックスについてのパワーの総和と、上記基準周波数より
低い周波数のメトリックスについてのパワーの総和との
差を求め、上記求めた差が小さくなるように周波数を変
化させる指示を、上記周波数変化手段に与える演算制御
手段と、上記離散フーリエ変換手段に入力される信号の
周波数を、上記演算制御手段により生成された指示に従
って変化させるための周波数変化手段を有することを特
徴とする周波数制御装置が提供される。
【0020】上記第3の目的を達成するために、本発明
の第2の態様によれば、直交周波数分割多重された多重
化信号を受信するための受信装置において、多重化信号
を含む高周波信号を受け付け、受け付けた高周波信号か
ら予め定められた周波数帯域を選択するためのバンドパ
スフィルター部と、上記周波数変換された信号を再生キ
ャリヤーを用いて直交検波し、離散フーリエ変換すると
共に、上記再生キャリヤーの周波数を操作して周波数同
期するための周波数制御部と、上記離散フーリエ変換さ
れたデーターを復調するための復調部と、上記復調され
た信号を出力するための出力部とを有し、上記周波数制
御部は、第1の態様における周波数制御装置を用いて構
成されることを特徴とする受信装置が提供される。
【0021】本発明の第3の態様によれば、直交周波数
分割多重化された多重化信号を用いて通信するための通
信装置において、入力される信号が示すデーターで、搬
送波を直交周波数分割多重変調して多重化信号を送出す
るための送信部と、受け付けた信号を直交周波数分割多
重復調して変調データーを検出し、変調データーが示す
信号を出力するための受信部とを有し、上記受信部は、
上記第2の態様における受信装置を用いて構成されるこ
とを特徴とする通信装置が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。
【0023】先ず、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態について説明する。
【0024】図1において、周波数制御装置1000
は、直交検波部1100と、離散フーリエ変換部120
0と、周波数偏差検知部1300とを有して構成され
る。
【0025】上記直交検波部1100は、OFDM信号
を受け付け、再生キャリヤーを用いて、互いに直交する
2つの検波軸信号を得るためのものである。2つの検波
軸は、例えば、受け付けた信号と同相の同相軸(I相
軸)、および、受け付けた信号に直交する直交軸(Q相
軸)に選ぶことができる。なお、2つの検波軸は、互い
に直交する関係にあれば、これらの位相に限らない。例
えば、受けた信号に対して、+45度の位相の検波軸、
および、−45度の位相の検波軸に選んでもよい。
【0026】直交検波部1100は、例えば、受け付け
た信号を2つに分配するための分配器1150と、90
度の位相差がある2つの再生キャリヤーX,Yを発振す
るための再生キャリヤー生成器1119と、上記分配さ
れた2つの信号に、上記再生キャリヤーXおよび信号Y
をそれぞれ乗算するための2つの乗算器1107A,1
107Bとを用いて構成することができる。
【0027】上記再生キャリヤー生成器1119は、例
えば、発振周波数を変更可能な周波数可変発振器116
0と、発振された信号を2つに分配するための分岐回路
1180と、分配された信号の一方に90度の位相遅延
を与えるための移相器1170とを用いて構成すること
ができる。このように構成された再生キャリヤー生成器
1119を用いて、再生キャリヤーを生成することがで
きる。また、上記周波数可変発振器1160は、上記周
波数偏移検知部1300から与えられるAFC信号に従
って、その発振周波数を変化させることができる。
【0028】上記離散フーリエ変換部1200は、OF
DM信号に含まれるサブキャリヤー数より多い数のサン
プリングポイントで、上記I相信号およびQ相信号をそ
れぞれサンプリングし、これらを離散フーリエ変換する
ためのものである。上記離散フーリエ変換部1200
は、例えば、2つのA/D(Analog to Digital)変換
器1208A,1208Bと、離散フーリエ変換処理を
実行するためのDFT(Discrete Fourier Transform;
離散フーリエ変換)回路1209とを有して構成され
る。DFT回路1209において、離散フーリエ変換を
実行するための計算のアルゴリズムとしては、例えば、
DFTの定義式に従って計算を実行してもよいし、高速
フーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transform)など
を用いてもよい。FFTを用いて計算することにより、
DFTの計算を高速に行うことができる。DFT回路1
209は、例えば、専用のハードロジックで構成され
る。なお、DFT処理を実行するためのプログラムを搭
載した汎用の演算装置を用いて構成してもよい。
【0029】上記周波数偏差検知部1300は、上記離
散フーリエ変換部1200で得られたメトリックスを受
け付け、受け付けたOFDM信号との周波数差を求め、
求めた周波数差を小さくするように周波数同期を行うた
めの演算制御を行うためのものである。上記周波数偏差
検知部1300は、例えば、周波数差を求める演算処理
を行うための演算処理部1322と、演算処理部132
2が求めた周波数差に応じたAFC(automatic freque
ncy control;自動周波数制御)信号を生成するための
制御信号生成部1350とを有して構成される。
【0030】上記制御信号生成部1350は、例えば、
演算結果に応じた電圧を有する信号を生成するD/A
(digital to analog)変換器を用いることができる。
また、上記直交検波部1100における再生キャリヤー
生成器1119として数値制御発振器が用いられている
場合には、制御信号生成部1350を省略し演算結果に
示す信号を直接与えてもよい。このようにして、上記演
算結果に応じた周波数の変化量を指示するAFC信号を
生成することができる。
【0031】なお、AFC信号が示す変化量の大きさを
一定値とし、変化の有無、および、その向きを上記演算
結果に応じて変更してもよい。変化量の大きさを一定値
とすることにより、信号生成部1350、および、直交
検波部1100における再生キャリヤー生成器1119
を簡易に構成することができる。
【0032】また、本実施の形態では、直交検波部11
00における再生キャリヤーの周波数を変化させる態様
について説明したが、周波数を変化させる態様はこれに
限らない。例えば、受け付けられたOFDM信号を中間
周波数に変換するための、周波数変換部3000が、直
交検波部1100の前段に設けられる場合、AFC信号
を周波数変換部に与え、周波数変換部で周波数が変換さ
れる変換量を変化させることができる。
【0033】次に、図1および図2を参照して、上述の
ように構成される周波数制御装置の動作について説明す
る。
【0034】まず、図2を参照して、周波数制御装置に
与えられるOFDM信号について説明する。
【0035】図2の(a)に示すように、OFDM信号
のベースバンドは、互いに周波数が異なる複数のサブキ
ャリヤーが重畳された時間軸波形となる。図2の(a)
には、24のサブキャリヤーに分離多重化されたOFD
M信号が描かれているが、サブキャリヤーの数がこれに
限らないことは勿論である。
【0036】上記OFDM信号のベースバンドは、周波
数領域で示すと、図2の(b)に示すスペクトルとな
る。これは、図2の(a)に示す時間軸波形のフーリエ
変換に相当する。図2の(b)において、複数のサブキ
ャリヤーが周波数軸上に並び、各サブキャリヤーは、変
調による側波帯成分を含んでいる。
【0037】次に、図1を参照して、本実施の形態の周
波数制御装置の動作について説明する。
【0038】先ず、直交検波部1100において、OF
DM信号が受け付けられ、互いに直交するI相軸信号お
よびQ相軸信号が取得される。
【0039】そして、離散フーリエ変換部1200にお
いて、上記2つの検波軸の信号(I相軸信号、Q相軸信
号)が、それぞれ時間軸波形をサンプリング(標本化)
される。本実施の形態における離散フーリエ変換部12
00(図1参照)では、サブキャリヤー数より多いサン
プリングポイントでサンプリングし、サンプリングされ
たデーターについて離散フーリエ変換の計算を行ってい
る。
【0040】すなわち、サンプリングされたI相軸デー
ターおよびQ相軸データーが、複素量として(例えば、
I相軸信号の標本値を実部、Q相軸信号の標本値を虚部
として)離散フーリエ変換される。離散フーリエ変換に
より、メトリックス(複素計量)Zが、サンプリングポ
イント(標本化点)の数NSに相当する数の周波数スロ
ットのそれぞれに対応して求められる。上記NS個のメ
トリックスZのうちには、サブキャリヤーの数NCに相
当する有効メトリックスに加えて、サブキャリヤーの数
をサンプリングポイント数が超過した数NOS(=NS−
NC)に相当する無効メトリックスが含まれている。無
効メトリックスは、ノイズ、および、各サブキャリヤー
からの漏れなどによる成分である。離散フーリエ変換の
結果得られるメトリックス分布としては、例えば、NC
個の有効メトリックスが連続して並び、この両側に、
(NOS/2)個の無効メトリックスが並ぶ場合がある。
【0041】ここで、虚数単位をj、メトリックスが得
られる周波数スロットを示すサフィックスをiとする
と、各メトリックスZiは、(ai+jbi)と表され、
上記離散フーリエ変換の演算の結果、サンプリングポイ
ント数NSのメトリックス{Zi}(i=1,2,3,
…,NS)を示す、2系列のデーター{ai}、{bi}
が得られる。
【0042】例えば、上記ユーレカ147DABシステ
ムにおけるモードIのOFDM信号は、1536のサブ
キャリヤーを有する。このような信号について、本実施
の形態における周波数制御装置1000では、上記15
36よりも多い2048(2の10乗)のサンプリング
ポイントでサンプリングを行っている。この場合、15
36の有効メトリックスおよび512の無効メトリック
スが得られる。
【0043】なお、2のべき乗の数でサンプリングを行
うことにより、FFTによるDFT演算の高速化の効果
を向上させることができる。
【0044】次に、周波数偏差検知部1300におい
て、上記離散フーリエ変換部1200で取得されたメト
リックスの分布{ai+jbi}と、予め定められた分布
との差を求める演算処理が行われ、この演算処理の結果
に応じてAFC信号が生成される。
【0045】上記差を求める演算処理としては、例え
ば、メトリックス分布{Zi}から、そのパワー分布
{Pi}を求め、このパワー分布{Pi}の分布中心に相
当する周波数と、予め定められた基準周波数との差を求
めることができる。パワーPは、例えば、Zの複素共役
をZ*として、 P=Z2 =Z・Z*=Z*・Z …(101) と定義することができる。すなわち、メトリックスZ
が、 Z=(a+jb) であるとき、このメトリックスのパワーは、 P=(a+jb)(a−jb) =(a・a+b・b) …(102) と与えられる。
【0046】次に、上記周波数偏差検知部1300で行
われる演算処理の詳細について説明する。
【0047】本実施の形態では、受け付けたOFDM信
号から得られたメトリックスのパワースペクトルのエン
ベロープを、予め指定された周波数依存性を有するよう
に、多重化信号のパワー分布を変化させるためのパワー
変換をパワー変換手段によって行う。このパワー変換
は、パワースペクトルのエンベロープが、その分布中心
に近づくほどパワーが減少するM字状の形状となるよう
に、各サブキャリヤーのパワーを変化させている。
【0048】本実施の形態では、パワースペクトルのエ
ンベロープが、分布中心に近づくほどパワーが減少する
M字状の形状とするために、パワースペクトルの各サブ
キャリヤーに番号(i)を順番に付し、エンベロープの
分布中心のサブキャリヤーを基準番号(c)として、各
サブキャリヤーのパワーに各サブキャリヤーに付した番
号(i)と基準番号(c)の差の絶対値(|c−i|)
を乗じて各サブキャリヤーのパワーを変化させる。
【0049】このようにして得られたパワー分布におけ
る分布の重心を求め、この重心の周波数と、予め定めら
れた基準周波数とを比較する。そして、上記重心の周波
数と上記基準周波数との周波数差を求め、これが小さく
なるように再生キャリヤーの周波数を変化させる指示を
上記直交検波部1100(図1参照)に与える。
【0050】パワー変換手段によって多重化信号のパワ
ー分布を分布中心に近づくほどパワーが減少するように
変化させたので、パワー分布の分布の重心を求めたとき
の重心の周波数の精度を高めることができる。したがっ
て、基準周波数との周波数差の精度が高まり、より精度
の高いAFC信号を得ることができる。
【0051】以下に、上記演算処理部1322(図1参
照)で行われる演算処理の詳細について説明する。
【0052】まず、離散フーリエ変換部1200(図1
参照)で取得されたNS個のメトリックスの分布{Ai+
jBi}(i|1,2,3,…,NS)について、予め定
められた基準周波数に相当する周波数スロットCより低
い周波数の周波数スロット(1〜C)に属するメトリッ
クスのパワーの総和WLと、周波数スロットより高い周
波数の周波数スロット(C〜NS)に属するメトリック
スのパワーの総和WHとをそれぞれ求める。基準周波数
は、例えば、標本化周波数に等しい周波数の信号が受け
付けられたときに、理論的に予想される有効メトリック
スのパワー分布の中心周波数を選ぶことができる。この
とき、基準周波数は、C=NS/2となる。
【0053】そして、上記求めた総和WL、総和WHとを
比較し、これらの総和の差δWから周波数差を求める。
総和の差δWは、例えば、次式に従って実行することが
できる。
【0054】
【数2】
【0055】この式では、取得されたメトリックスの全
てを用いてパワー分布の重心を求めているが、理論的に
予想される有効メトリックスの範囲について計算を行っ
てもよい。また、基準周波数Cについては、同じ計算が
重複して行われるのでこれを省略することができる。す
なわち、理論的に予想される基準周波数Cについて、
【0056】
【数3】
【0057】に従って、総和の差を求めることができ
る。この式に従って演算すると、C番目とC+1番目の
スロットを境として、スペクトルパワーの分布がどちら
に偏っているかが算出できる。基準周波数Cは、理論的
な周波数の設定に従って選ぶことができる。例えば、標
本化点が2048であるとき、 C=2048/2 =1024 と選ぶことができる。
【0058】また、パワー分布が既知である信号を用い
て伝送路の影響を避けることができる。すなわち、ヌル
シンボル期間に取得されるOFDM信号についてのメト
リックス{Ani+jBni}と、信号シンボル期間のメト
リックス{Asi+jBsi}とから、
【0059】
【数4】
【0060】を求め、このメトリックスを計算に用い
る。
【0061】また、メトリックスのパワーの全周波数ス
ロットについての総和Wtを求め、これによって上記総
和の差δWを規格化することができる。すなわち、全周
波数スロットについてのパワーの総和Wtは、
【0062】
【数5】
【0063】によって求められ、これを用いて規格化さ
れた総和の差 δW/Wtを求めることができる。これを
周波数のズレ量として制御信号生成部1350(図1参
照)に与える。これによって、到来するOFDM信号の
パワーが変動する場合であっても、この影響を低減する
ことができる。
【0064】次に、図3および図4を参照して、規格化
されたメトリックスを用いる場合の計算手順の一例につ
いて説明する。
【0065】先ず、ステップS21において、シンボル
期間ごとの受け付けた信号についてFFTを用いて離散
フーリエ変換を行う。
【0066】ヌルシンボルから得られるメトリックス
で、シンボル期間のメトリックスを規格化する(S2
2)。
【0067】ステップS23において、上記S22で規
格化されたメトリックスを、基準周波数を境に2つの領
域に分割し、それぞれにおけるパワーの総和を計算す
る。このとき、周波数差がない場合には、分割された2
つの領域は、図3の(a)に示すように対称となる。ま
た、周波数差がある場合、例えば、低周波側にずれた信
号が受信された場合には、図35の(b)に示すよう
に、2つの領域が非対称となる。そして、上記2つの領
域によるパワーの総和の差を求める。
【0068】また、受信された信号がフェージングなど
の影響を受けている場合は、ステップS24において周
波数のずれを補正する。
【0069】次に、図5を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実
施形態で説明した演算処理をもちいて周波数同期を行
う、OFDM受信装置である。
【0070】図5において、受信装置200は、入力端
子1と、バンドパスフィルター2と、増幅器3と、乗算
器4と、SAWフィルター5と、中間周波増幅器6と、
乗算器7A,7Bと、A/D変換器8A,8Bと、FF
T回路9と、AGC回路10と、同期検出回路11と、
差動復調回路12と、第1局部発振器18と、第2局部
発振器19と、第1基準発振器20Aと、第2基準発振
器20Bと、タイミング回路21と、周波数誤差演算回
路22と、時間軸検出回路23と、位相誤差検出回路2
4とを有して構成される。上記乗算器7A,7Bと、第
2局部発振器19とは、直交検波回路を構成している。
【0071】上記受信装置200において、入力端子1
に加えられたRF信号は、バンドパスフィルター2によ
り、所定の帯域外の雑音が除去された後、増幅器3で増
幅され、乗算器4で第1局部発振器18からの局部発振
信号と乗算され中間周波信号に変換される。変換された
中間周波信号は、SAWフィルター5により帯域制限さ
れ、次に、中間周波増幅器6により、所定のレベルまで
増幅された後、2系統の乗算器7A、7Bに導かれる。
【0072】乗算器7A、7Bは、第2局部発振回路1
9から、90度の位相差を有する2相の局発信号を入力
し、もう一方の入力である中間周波信号とそれぞれ乗算
することにより直交検波回路を構成している。乗算器7
A、7Bの出力は、A/D変換器8A、8Bによりディ
ジタルデーターに変換された後、ガード期間を除き、有
効データー期間をFFT回路9に取り込みFFT処理を
行う。
【0073】FFT処理後、差動復調されて、最終的に
音声信号へ変換される。この処理の詳細については説明
を省略する。
【0074】一方、FFT回路9の出力はそのメトリッ
クスを周波数誤差演算回路22へ入力し、ここで先に説
明した演算を行い周波数差成分をAFC信号として第1
基準発振器20Aへ供給する。また、差動復調回路12
の出力信号からは、位相誤差検出回路24で検出した位
相誤差からサブキャリヤー間隔の±1/2以内の制御を
行うAFC信号も併せて第1基準発振器20Aへ供給さ
れる。
【0075】本実施の形態によれば、サブキャリヤー間
隔の1/2以上の周波数差が生じても、周波数同期を行
うことができる。この受信装置200は例えば、ユーレ
カ147DABシステムにおけるディジタル音声放送の
受信に用いることができる。
【0076】次に、図6を参照して、本発明の第3の実
施の形態について説明する。本実施の形態は、OFDM
信号を用いて通信を行うための通信装置の例である。
【0077】図6において、通信装置9001は、到来
するOFDM信号を受け付け、OFDM信号が示す情報
を出力するための受信部9002と、送信すべき情報を
受け付けこれをOFDM信号として送出するための送信
部4とを有して構成される。
【0078】上記受信部9002は、到来する電磁波か
ら予め定められた帯域の信号を選択するためのフィルタ
ー部2000と、帯域を選択した信号を中間周波数に変
換するための周波数変換部3000と、検波および周波
数同期を行うための周波数制御部1000と、検波され
た信号を復調するための復調部4000と、復調された
信号が示す情報を出力するための出力部5000とを有
して構成される。
【0079】上記周波数制御部3000は、例えば、上
記第1の実施の形態における周波数制御装置と同様に構
成することができる。例えば、同相検波軸信号(I相軸
信号)および直交検波軸信号(Q相軸信号)を取得する
ための直交検波部1100と、I相信号およびQ相信号
を離散フーリエ変換するための離散フーリエ変換部12
00と、離散フーリエ変換された信号を用いて周波数偏
差を検知するための周波数偏差検知部1300とを有す
る構成とすることができる。
【0080】上記出力部5000としては、例えば、音
声情報を出力するための音声出力装置、画像を表示する
ための画像出力装置、データーを出力するためのデータ
ー出力装置などが挙げられる。
【0081】上記音声出力装置は、例えば、アンプ、ス
ピーカなどを用いて構成することができる。
【0082】上記画像出力装置は、例えば、画像表示回
路、および、ディスプレイ装置を用いて構成することが
できる。
【0083】上記データー出力装置は、例えば、インタ
フェース回路、バッファ回路、信号変換回路などを用い
て構成することができる。
【0084】また、上記受信部9002において、フィ
ルター部2000と、周波数変換部3000と、周波数
制御部1000と、復調部4000とを1つの筐体に構
成し、これをチューナー部9003としてもよい。これ
により、情報が出力される態様に対応して、出力装置の
組み合わせを変更したり、情報を表示する品質の好みに
対応することなどができる。
【0085】上記送信部9004は、情報を受け付け、
これを信号に変換するための入力部6000と、上記変
換された信号で、搬送波を変調するための変調部700
0と、変調された搬送波を送出するためのRF送出部8
000とを有して構成される。
【0086】また、通信装置9001は、OFDM信号
を送受するためのインタフェース部9005に接続され
た他の機器と通信を行う。インタフェース部9005
は、例えば、通信装置9001が接続される形態に応じ
て例えば、アンテナ、光/電気変換器、電気信号コネク
タなどを用いることができる。なお、インタフェース部
9005は、図示される例のように、外付けされる態様
であってもよいし、通信装置9001に内蔵される態様
であってもよい。
【0087】本実施の形態によれば、送信側と受信側と
で周波数差が生じる状態であっても、周波数同期して通
信することができる。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、受け付けたOFDM信
号を復調するための同期検波周波数が、受信信号を離散
フーリエ処理して得た多重キャリヤーの周波数間隔の数
倍にもおよび周波数差が生じても、周波数差を精度良く
検出して周波数同期を行うことができる周波数制御装置
が提供される。
【0089】これによって、送信側と受信側との基準周
波数にズレが生じている場合であっても、情報を伝送す
ることができる。また、送信側と受信側との相対運動に
よりドップラーシフトが生じても、ドップラーシフトを
精度良く検出して周波数同期を行うことができる周波数
制御装置が提供される。
【0090】また、上記周波数制御装置が搭載された受
信装置を構成することができ、安定してOFD号による
放送を受信することができる受信装置を提供することが
できる。このような放送としては、例えば、ユーレカ1
45システムDABの放送などが挙げられる。
【0091】また、上記周波数制御装置が搭載された通
信装置を構成することができる。これによって、ディジ
タル電話などにおける周波数同期をより安定なものにす
ることができる。OFDM方式の適用が容易になり、こ
のため、画像信号を含む信号を通信を行うテレビ電話な
どのように、伝送情報量が大きい通信に対応することが
できる。また、周波数同期可能な周波数差が大きくとれ
るため、各機器における基準周波数の管理が容易にな
る。さらに、移動体による通信において、ドップラーシ
フトによる周波数差が生じる場合であっても、周波数同
期した状態で通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した周波数制御装置を示すブロ
ック図である。
【図2】 OFDM信号を示す説明図であって、(a)
時間領域の構造を示す波形図、(b)周波数領域の構造
を示すスペクトル図である。
【図3】 2つの領域に分割されたメトリックスのパワ
ー分布を模式的に示す説明図であって、(a)周波数差
がないときの分布、(b)周波数差があるときの分布で
ある。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における演算手順
を示すフロー図である。
【図5】 本発明を適用した受信装置を示すブロック図
である。
【図6】 本発明を適用した通信装置を示すブロック図
である。
【図7】 本発明を適用した通信装置の他の態様を示す
ブロック図である。
【図8】 従来の周波数制御方法で周波数差検出に用い
られる信号の相関を示す説明図である。
【図9】 従来の周波数制御方法における、相関信号と
周波数オフセットとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…入力端子、2…バンドパスフィルター、3…増幅
器、4…乗算器、5…SAWフィルター、6…中間周波
増幅器、7A,7B…乗算器、8A,8B…A/D変換
器と、9…FFT回路、10…AGC回路、11…同期
検出回路、12…差動復調回路、18…第1局部発振
器、19…第2局部発振器、20A…第1基準発振器、
20B…第2基準発振器、21…タイミング回路、22
…周波数誤差演算回路、23…時間軸検出回路、24…
位相誤差検出回路、200…受信装置、1000…周波
数制御装置、1100…直交検波部、1107A,11
07B…乗算器、1150…分配器、1119…再生キ
ャリヤー生成器、1160…周波数可変発振器、117
0…移相器、1180…分岐回路、1200…離散フー
リエ変換部、1208A,1208B…A/D変換器、
1209…DFT回路、1300…周波数偏差検知部、
1322…演算処理部、1350…制御信号生成部、2
000…フィルター部、3000…周波数変換部、30
10…乗算器、3020…周波数可変発振器、4000
…復調部、5000…出力部、6000…入力部、70
00…変調部、8000…RF送出部、9001…通信
装置、9002…受信部、9003…チューナー部、9
004…送信部、9005…インタフェース部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブキャリヤーに直交周波数分割
    多重された多重化信号に周波数同期するための周波数制
    御装置において、 上記多重化信号を直交検波して、互いに直交する第1の
    検波軸信号および第2の検波軸信号を得るための直交検
    波手段と、 上記2つの検波軸信号のそれぞれの時間軸波形を予め定
    められた標本化周波数でそれぞれ標本化し、かつ、これ
    ら標本化されたデーターを離散フーリエ変換して、周波
    数領域に分布する複数のメトリックスを求めるための離
    散フーリエ変換手段と、 上記離散フーリエ変換手段により求められたメトリック
    スの分布に予め指定された周波数依存性を有するよう
    に、上記多重化信号のパワー分布を変化させるためのパ
    ワー変換手段と、 予め定められた基準周波数より高い周波数のメトリック
    スについてのパワーの総和と、上記基準周波数より低い
    周波数のメトリックスについてのパワーの総和との差を
    求め、 上記求めた差が小さくなるように周波数を変化させる指
    示を、上記周波数変化手段に与える演算制御手段と、 上記離散フーリエ変換手段に入力される信号の周波数
    を、上記演算制御手段により生成された指示に従って変
    化させるための周波数変化手段を有することを特徴とす
    る周波数制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の周波数制御装置におい
    て、 上記パワー変換手段は、パワースペクトルのエンベロー
    プが、その分布中心に近づくほどパワーが減少するよう
    に、各サブキャリヤーのパワーを変化させることを特徴
    とする周波数制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の周波数制御装置におい
    て、 上記パワー変換手段は、パワースペクトルの各サブキャ
    リヤーに番号を順番に付し、エンベロープの分布中心の
    サブキャリヤーの番号を基準番号として、各サブキャリ
    ヤーのパワーに各サブキャリヤーに付した番号と基準番
    号の差の絶対値を乗じたことを特徴とする周波数制御装
    置。
  4. 【請求項4】 直交周波数分割多重された多重化信号を
    受信するための受信装置において、 多重化信号を含む高周波信号を受け付け、受け付けた高
    周波信号から予め定められた周波数帯域を選択するため
    のバンドパスフィルター部と、 上記周波数変換された信号を再生キャリヤーを用いて直
    交検波し、離散フーリエ変換すると共に、上記再生キャ
    リヤーの周波数を操作して周波数同期するための周波数
    制御部と、 上記離散フーリエ変換されたデーターを復調するための
    復調部と、 上記復調された信号を出力するための出力部とを有し、 上記周波数制御部は、請求項1から3のいずれか一項記
    載の周波数制御装置を用いて構成されることを特徴とす
    る受信装置。
  5. 【請求項5】 直交周波数分割多重化された多重化信号
    を用いて通信するための通信装置において、 入力される信号が示すデーターで、搬送波を直交周波数
    分割多重変調して多重化信号を送出するための送信部
    と、 受け付けた信号を直交周波数分割多重復調して変調デー
    ターを検出し、変調データーが示す信号を出力するため
    の受信部とを有し、 上記受信部は、請求項4記載の受信装置を用いて構成さ
    れることを特徴とする通信装置。
JP31659297A 1997-10-31 1997-10-31 周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置 Expired - Lifetime JP3586084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31659297A JP3586084B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31659297A JP3586084B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11136208A true JPH11136208A (ja) 1999-05-21
JP3586084B2 JP3586084B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=18078807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31659297A Expired - Lifetime JP3586084B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3586084B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6816453B1 (en) 1998-10-07 2004-11-09 Denon, Ltd. Communication system using orthogonal frequency division multiplexed signal
JP4782113B2 (ja) * 2004-06-28 2011-09-28 ノキア コーポレイション Ofdm信号のためのfft搬送波周波数オフセット推定

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6816453B1 (en) 1998-10-07 2004-11-09 Denon, Ltd. Communication system using orthogonal frequency division multiplexed signal
US7406128B2 (en) 1998-10-07 2008-07-29 D&M Holdings Inc. Communication system using orthogonal frequency division multiplexed signal
JP4782113B2 (ja) * 2004-06-28 2011-09-28 ノキア コーポレイション Ofdm信号のためのfft搬送波周波数オフセット推定

Also Published As

Publication number Publication date
JP3586084B2 (ja) 2004-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3563231B2 (ja) 周波数制御装置および方法、受信装置、ならびに、通信装置
KR100242400B1 (ko) 디지털 데이터 송수신 시스템과 이 시스템에 사용하는 수신기 및 송신기
US5602835A (en) OFDM synchronization demodulation circuit
KR0136718B1 (ko) 직교 주파수 분할 다중(ofdm) 동기 복조 회로
EP0876025B1 (en) Receiving apparatus and receiving methods
US5828710A (en) AFC frequency synchronization network
JP2879030B2 (ja) Ofdm送信装置及び受信装置とofdm送信方法及び受信方法
EP0961448A2 (en) Modulator, demodulator, and transmission system for use in OFDM transmission
US8090333B2 (en) Receiving apparatus, receiving method, and program
EP0961450B1 (en) Detection of frequency errors in multicarrier receivers
EP0991238B1 (en) Generation and decoding of multi-carrier signal
JP3717038B2 (ja) Ofdm信号のダイバーシティ受信装置
JP3586084B2 (ja) 周波数制御装置及び受信装置ならびに通信装置
JPH1198103A (ja) 直交周波数分割多重信号発生装置、周波数制御装置および方法、受信装置ならびに通信装置および方法
JP3390260B2 (ja) Ofdm変調信号復調用の基準搬送周波数を再生する方法および装置
JP3148090B2 (ja) Ofdm信号同期復調器
GB2315376A (en) Clock synchronization in data receivers
JP3454762B2 (ja) Ofdm復調装置における周波数誤差制御回路および方法
JPH11252039A (ja) 搬送波周波数同期回路
JP2006135861A (ja) ガードインターバル検出装置およびガードインターバル検出方法、並びに、周波数オフセット検出装置
JP2003069526A (ja) Ofdm復調装置及び、ofdm復調装置のキャリア周波数同期方法
JPH10224320A (ja) Ofdm復調装置
JP2001292123A (ja) 復調装置及び復調方法
JP2001189657A (ja) 周波数同期回路
US7978775B2 (en) Frequency offset detector

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 9

S843 Written request for trust registration of cancellation of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314361

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term