JPH11135992A - 部品搭載装置 - Google Patents

部品搭載装置

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JPH11135992A
JPH11135992A JP9316532A JP31653297A JPH11135992A JP H11135992 A JPH11135992 A JP H11135992A JP 9316532 A JP9316532 A JP 9316532A JP 31653297 A JP31653297 A JP 31653297A JP H11135992 A JPH11135992 A JP H11135992A
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stage
camera
chip
mounting apparatus
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Hiroyoshi Inoue
裕喜 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品が保持されている状態をTVカメラによ
り確実に撮像して確認する。 【解決手段】 部品が吸着コレット4a、4bにより実
際に吸着されているかをカメラ5−1〜5−3により撮
像して確認するために、吸着コレット4がLDチップ1
7を斜め上方から吸着するとともに、吸着コレット4の
上のヘッド21に垂直方向の貫通孔21aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードレスのチッ
プ部品を基板などのワーク上の所定位置に搭載するため
の部品搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図26、図27は従来の部品搭載装置を
示し、供給ステーション1と搭載ステーション3が水平
方向に配置されている。供給ステーション1は部品があ
らかじめセットされるxyステージを有し、搭載ステー
ション3は部品が所定位置に搭載される基板などのワー
クがあらかじめセットされるxyステージを有する。ス
テーション1、3の上方にはステーション1、3間を水
平方向に、かつ上下方向に移動可能なヘッド6が配置さ
れ、ヘッド6の先端には図27に示すように供給ステー
ション1における部品を吸着して搭載ステーション3ま
で搬送するための吸着コレット4が取り付けられてい
る。吸着コレット4はθ方向に回転可能である。
【0003】供給ステーション1の上方にはTVカメラ
5−1が固定され、また、搭載ステーション3の上方で
あってヘッド6の下方には、ヘッド6を撮像するTVカ
メラ5−2と搭載ステーション3上を撮像するTVカメ
ラ5−3が一体で水平方向に移動可能に配置されてい
る。
【0004】このような構成において、部品を供給ステ
ーション1から搭載ステーション3に搬送するとともに
搭載ステーション3側のワークとの位置合わせを行う場
合には、まず、TVカメラ5−1により撮像された供給
ステーション1における映像に基づいて、供給部品がヘ
ッド6の吸着位置に来るように供給ステーション1のス
テージをxy方向に移動させ、次いでヘッド6がこの状
態で下降して供給部品を吸着し、次いで吸着状態で上方
向に移動し、次いで水平方向に移動して搭載ステーショ
ン3の上方位置に待機する。
【0005】ヘッド6が搭載ステーション3の上方に移
動した状態では、TVカメラ5−2、5−3がヘッド6
と搭載ステーション3の間に移動又は待機しており、こ
の状態では吸着コレット4により支持されている部品と
搭載ステーション3上のワークとの位置合わせを行うた
めに、TVカメラ5−2、5−3により撮像された映像
に基づいて吸着コレット4をθ方向に回転させる。次い
でTVカメラ5−2、5−3をヘッド6と搭載ステーシ
ョン3の間から退避させた後、ヘッド6を下降させるこ
とにより部品をワーク上の所定位置に搭載する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の部品搭載装置では、吸着コレット4が部品を吸着し
ている状態をTVカメラ5−1により撮像して確認する
場合、部品が非常に小さいときには吸着コレット4によ
り真上から吸着すると、別の第4のTVカメラにより斜
めから撮像しなければならなくなり、コストアップとな
るという問題点がある。また、吸着コレット4は部品を
安定して吸着するためには吸着穴はできるだけ小さくす
ることが望ましいが、吸着穴をできるだけ小さくし、か
つ吸着穴により吸着されている部品を上から撮像しよう
とすると、吸着コレット4の外形は部品の外形より小さ
くすることには限界があるので、その撮像信号は吸着コ
レット4の垂直面の壁によりぼけて部品がとらえにくく
なるという問題点がある。また、部品が小さくなるほど
映像を拡大する必要があるが、この場合には被写界深度
が浅くなるのでこの現象は顕著となる。
【0007】また、上記従来の部品搭載装置では、ヘッ
ド6が搭載ステーション3の上方位置で一旦停止し、ま
た、カメラ5−2、5−3をヘッド6と搭載ステーショ
ン3の位置まで移動させ、撮像を行って位置合わせを行
い、次いでカメラ5−2、5−3を退避させて搭載を行
うので、部品搭載時間が長くなるという問題点がある。
また、カメラ5−2、5−3が固定されておらず、ヘッ
ド6と搭載ステーション3の間に割り込むのでヘッド6
の上下ストロークが長くなり、したがって、位置合わせ
精度が悪化するという問題点がある。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、部品が
保持されている状態をTVカメラにより確実に撮像して
確認することができる部品搭載装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、部品搬送手段の垂直方向に貫通孔を形成し
たものである。すなわち本発明によれば、部品を保持し
て搬送する部品搬送手段と、前記部品搬送手段により部
品が保持されている状態を上から撮像するTVカメラと
を有し、前記部品搬送手段により保持されている部品を
前記TVカメラにより上方から撮像する際に妨げになら
ないように前記部品搬送手段の垂直方向に貫通孔を形成
した部品搭載装置が提供される。
【0010】また本発明によれば、搭載される部品が載
置される第1のステージと、x、y、θ方向に移動可能
な第2のステージと、部品が搭載されるワークが載置さ
れる第3のステージと、部品を前記第1のステージから
前記第2のステージに搬送して前記第2のステージ上に
載置し、前記第2のステージから前記第3のステージに
搬送してワーク上に載置する部品搬送手段と、少なくと
も前記第2、第3のステージを上方から撮像するTVカ
メラと、前記TVカメラにより撮像された信号に基づい
て、前記部品が前記第2のステージ上に載置されている
時に前記第2のステージ上の部品位置と前記第3のステ
ージ上のワーク上の載置位置が位置合わせされるように
前記第2のステージをx、y、θ方向に移動させる位置
合わせ手段とを有し、前記部品搬送手段により保持され
ている部品を前記TVカメラにより上方から撮像する際
に妨げにならないように前記部品搬送手段の垂直方向に
貫通孔を形成した部品搭載装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る部品搭載装置
の一実施形態の要部を示す外観図、図2は図1の部品搭
載装置を示す平面図、図3は図1の部品搭載装置を示す
正面図、図4は図1〜図3の補正ステージによる位置合
わせを動作を示す説明図である。
【0012】図1〜図3に示すように、供給ステーショ
ン1と、補正ステーション2と搭載ステーション3が左
から右に向かって水平方向に、またこの順番で等間隔で
配置されている。供給ステーション1と搭載ステーショ
ン3はそれぞれxy方向に移動可能な供給ステージ1a
と搭載ステージ3aを有し、補正ステーション2はx、
y、θ方向に移動可能な補正ステージ2aを有する。こ
れらのステーション1、2、3の上方にはそれぞれTV
カメラ5−1、5−2、5−3が固定され、TVカメラ
5−1〜5−3はそれぞれステージ1a〜3a上の部品
を撮像する。
【0013】ステーション1〜3の上方にはまた、支持
部材20が水平方向に延びるように固定され、支持部材
20にはヘッドベース21が水平方向に移動可能に取り
付けられている。ヘッドベース21には2つの吸着コレ
ット4a、4bが上下方向に移動可能に取り付けられ、
この吸着コレット4a、4bの距離は供給ステーション
1及び補正ステーション2の間の距離と補正ステーショ
ン2及び搭載ステーション3の距離に対応している。
【0014】このような構成において、吸着コレット4
aが供給ステーション1と補正ステーション2の間を往
復するとともに吸着コレット4bが補正ステーション2
と搭載ステーション3の間を往復することにより、部品
が供給ステーション1から補正ステーション2に搬送さ
れるとともに補正ステーション2から搭載ステーション
3に搬送される。
【0015】このとき、まず、吸着コレット4a、4b
は図1、図2に示すようにTVカメラ5−1〜5−3の
撮像を妨げないように、それぞれ供給ステーション1及
び補正ステーション2の間と補正ステーション2と搭載
ステーション3の間であって上方位置に待機している。
そして、吸着コレット4aの動作について説明すると、
まず、供給ステージ1a上の部品がTVカメラ5−1に
より撮像されてその撮像信号に基づいて供給ステージ1
aがxy方向に移動することにより供給部品が吸着位置
に位置決めされる。次いで吸着コレット4aが供給ステ
ーション1の位置に水平方向に移動した後下降して供給
ステージ1a上の供給部品を吸着し、次いで上昇してそ
れぞれ補正ステーション2の位置に水平方向に移動した
後、図3に示すように下降し、補正ステージ2a上に搭
載する。
【0016】また、上記のTVカメラ5−1及び吸着コ
レット4aの動作と並行して、補正ステージ2a上の部
品と搭載ステージ3a上の搭載位置がそれぞれTVカメ
ラ5−2、5−3により撮像され、その撮像信号に基づ
いてまず、搭載ステージ3aがxy方向に移動すること
によりワークが位置決めされた後、補正ステージ2aが
移動することにより部品のx、y、θ方向がワーク上の
搭載位置に対して位置合わせされる。次いで吸着コレッ
ト4bが補正ステーション2の位置に水平方向に移動し
た後下降して補正ステージ2a上の部品を吸着し、次い
で上昇して搭載ステーション3の位置に水平方向に移動
した後、図3に示すように下降し、搭載ステージ3a上
のワークの所定位置に搭載する。
【0017】図4(a)はTVカメラ5−2、5−3に
より撮像された位置合わせ前の映像を示し、補正ステー
ジ2a上の部品の位置と搭載ステージ3a上のワーク上
に搭載すべき位置が異なっている。そこで、補正ステー
ジ2a上の部品の特徴を抽出し、その特徴が搭載ステー
ジ3a上のワーク上に搭載すべき位置と一致するよう
に、図4(b)に示すように補正ステージ2aにより部
品のx、y、θ方向を位置決めする。
【0018】したがって、このような構成によれば、部
品が補正ステージ2aを経由するものの、TVカメラ5
−2、5−3が移動しないので、従来例と比べて大幅に
部品搭載時間を短縮することができ、また、位置合わせ
精度を向上させることができる。また、上記構成によれ
ば、吸着コレット4a、4bが同時に移動してそれぞれ
供給ステーション1から補正ステーション2への部品移
動と補正ステーション2から搭載ステーション3への部
品移動を同時に行うので、部品搭載時間を短縮すること
ができる。なお、部品搭載時間はある程度長くなるが、
吸着コレット4a、4bは1つでもよい。
【0019】上記構成によれば、種々の特徴を有する部
品をワーク上に搭載することができる。図5は本発明に
係る部品搭載装置が搭載する部品の一例として、光ピッ
クアップ本体に取り付けられる発光/受光アセンブリを
示している。この発光/受光アセンブリはリードフレー
ム13が封止されている樹脂パッケージ14と、リード
フレーム13上に搭載されるフォトダイオードチップ1
2と、フォトダイオードチップ12上に搭載されるサブ
マウント部材11及びマイクロミラー15と、サブマウ
ント部材11上に搭載される半導体レーザチップ17
と、樹脂パッケージ14上に搭載されるホログラム素子
16により構成されている。このようなアセンブリを光
ピックアップ本体に取り付けた状態では、半導体レーザ
チップ17により出射されたレーザ光がマイクロミラー
15の45°の反射面により反射され、その反射光がホ
ログラム素子16を介して不図示の対物レンズにより集
光されてディスク面に照射され、その反射光がホログラ
ム素子16を介してフォトダイオードチップ12の受光
面により受光される。
【0020】このような発光/受光アセンブリを組み立
てる場合には、まず、第1の部品搭載装置によりサブマ
ウント部材(以下、SMとも言う。)11をフォトダイ
オードチップ(以下、PDとも言う。)12に切断前の
フォトダイオードウェハー上に搭載し、次いで第2の部
品搭載装置により半導体レーザチップ(以下、LDとも
言う。)17をサブマウント部材11上に搭載し、次い
で第3の部品搭載装置によりマイクロミラー(以下、M
Mとも言う。)15をPDチップ12上に搭載する。次
いでフォトダイオードウェハーをPDチップ12毎にダ
イシングし、次いで第4の部品搭載装置によりこのPD
チップ12を樹脂パッケージ14上に搭載し、次いで第
5の部品搭載装置によりホログラム素子16を樹脂パッ
ケージ14上に搭載する。
【0021】上記の第1〜第5の部品搭載装置の基本的
な構成は図1〜図3と同一であるが、後述するように搭
載部品に応じて構成がやや異なる。図6は第1の部品搭
載装置を示し、図7に詳しく示すように供給ステージ1
a上にあらかじめ多数のSMチップ11が粘着テープに
より支持されたSMシート31がセットされるととも
に、搭載ステージ3a上にはPDウェハー32がセット
される。なお、PDウェハー32は図7(b)に示すよ
うにPDパレット33により支持され、PDパレット3
3は搭載ステージ3a側の位置決めピン34に対して位
置決めされる。そして、図8に示すようにPDウェハー
32を構成する各PDチップ12上の接着剤があらかじ
め塗布されている搭載位置に各SMチップ11が搭載さ
れる。
【0022】ここで、図9に示すように多数のSMチッ
プ11(チップ部品)が粘着テープ31aにより支持さ
れたSMシート31から1つのSMチップ11を吸着コ
レット4aにより吸着する場合には、粘着テープ31a
の裏面からピン36を突き当ててSMチップ11を粘着
テープ31aから盛り上げさせて吸着させる方法が知ら
れている。このような方法では、このピン36の先端を
TVカメラ5−1により撮像してピン36の位置と吸着
コレット4aの吸着位置をあらかじめ調整する必要があ
るが、このピン36の先端を単に照明してTVカメラ5
−1により撮像しても画像を得られない。そこで、粘着
テープ31aにより支持されている部品を扱う第1の部
品搭載装置では、図9に示すように供給ステージ1a上
をリング照明(図示37)することによりピン36の先
端を撮像することができる。なお、TVカメラ5−1は
斜めから撮像するようにしてもよい。
【0023】図10は第2の部品搭載装置を示し、図1
1(a)に示すように供給ステージ1a上にはあらかじ
め多数のLDチップ17が粘着テープにより支持された
LDシート37がセットされる。また、搭載ステージ3
a上には図11(b)に示すように、第1の部品搭載装
置と同様にPDパレット33により支持されたPDウェ
ハー32がセットされる。そして、図12に示すように
PDウェハー32上に搭載されているSMチップ11上
の接着剤があらかじめ塗布されている搭載位置にLDチ
ップ17が搭載される。この第2の(及び後述する)部
品搭載装置においても同様に、LDチップ17が粘着テ
ープにより支持されているので、供給ステージ1a上を
リング照明するように構成されている。
【0024】ここで、部品は吸着コレット4a、4bに
より吸着された状態でステーション間を搬送するので、
吸着状態の搬送の際に位置合わせ精度が悪化するおそれ
があるが、部品に依っては非常に高精度の位置合わせ精
度はある方向については要求され、他の方向については
要求されない場合がある。LDチップ17はその一例で
あり、図13に示すようにレーザ光の出射方向(Y方
向)については高精度を要求されるが、X方向について
は高精度を要求されない。そこで、この第2の部品搭載
装置では、非常に高精度の位置合わせ精度が要求されな
いX方向に吸着状態で搬送を行う。
【0025】また、位置合わせを行うために基準となる
部品の特徴は、通常、撮像可能な部品の外形や上面のパ
ターンであるが、このような特徴が吸着面とは反対側の
面にある部品もある。このような部品の場合には、ステ
ーション間を移動中に一旦停止して別の第4のカメラに
より部品の反対側の面を撮像して特徴を抽出する方法が
考えられるが、この方法では時間がかかり、また、高価
となる。そこで、例えば搭載部品としてのLDチップ1
7がこのような部品の場合には、図14に示すように補
正ステージ2aを透明なガラスに置き換えるとともに、
TVカメラ5−2を下からガラスを介して部品を撮像し
て特徴を抽出する。
【0026】また、部品を吸着コレット4a、4bによ
り吸着して搬送する場合には、部品が実際に吸着されて
いるかをカメラにより撮像して確認する必要がある。し
かしながら、LDチップ17は一般に他の部品より非常
に小さいので、図15(a)に示すようにLDチップ1
7を吸着コレット4により真上から吸着すると、別の第
4のTVカメラにより斜めから撮像しなければならなく
なる。そこで、この第2の部品搭載装置では、図15
(b)に示すように吸着コレット4がLDチップ17を
斜め上方から吸着するとともに、吸着コレット4の上の
ヘッド21に垂直方向の貫通孔21aを形成することに
より、別のTVカメラを設けることなくカメラ5−1〜
5−3により撮像することができる。
【0027】また、吸着コレット4は部品を安定して吸
着するためには吸着穴はできるだけ小さくすることが望
ましい。しかしながら、吸着穴をできるだけ小さくし、
かつ吸着穴により吸着されている部品を上から撮像しよ
うとすると、吸着コレット4の外形は図16(a)に示
すように部品の外形より小さくすることには限界がある
ので、その撮像信号は吸着コレット4の垂直面の壁によ
りぼけて部品がとらえにくくなる。また、部品が小さく
なるほど映像を拡大する必要があるが、この場合には被
写界深度が浅くなるのでこの現象は顕著となる。そこ
で、図16(b)に示すように吸着穴により吸着されて
いる部品17の近傍の吸着コレット4の壁面を斜めに形
成することにより、吸着コレット4の壁面によるぼけを
防止して部品を上から確実に撮像することができる。
【0028】図17は第3の部品搭載装置を示し、図1
8(a)に示すように供給ステージ1a上にはあらかじ
め多数のMMチップ15が粘着テープにより支持された
MMシート38がセットされる。また、搭載ステージ3
a上には図18(b)に示すように、第1、第2の部品
搭載装置と同様にPDパレット33により支持されたP
Dウェハー32がセットされる。そして、図19に示す
ようにPDウェハー32上に搭載されているPDチップ
12上のあらかじめ接着剤が塗布されている所定位置に
MMチップ15が搭載される。この第3の部品搭載装置
においても同様に、MMチップ15が粘着テープにより
支持されているので、供給ステージ1a上をリング照明
するように構成されている。
【0029】ここで、MMチップ15には、LDチップ
17が搭載面と平行に出射するレーザ光を真上に反射す
るために45°の反射面が形成されており、その反射光
の光軸は光ピックアップ本体側の対物レンズと一致しな
ければらない。MMチップ15とLDチップ17の間の
距離がずれると光軸が一致しなくなるが、図20(a)
に示すようにMMチップ15の特徴として先端のライン
を撮像して位置合わせを行うと、MMチップ15の先端
の面取りのバラツキにより光軸が一致しなくなる。
【0030】そこで、この第3の部品搭載装置の補正ス
テージ2a上には、図20(b)に示すようにLDチッ
プ17に対応する位置に水平方向の稜線ラインを有する
ダミー部品39を配置するとともにダミー部品39の後
方に光源40を配置し、MMチップ15により反射され
るダミー部品39の水平方向の稜線ラインのシルエット
39aをTVカメラ5−2により撮像する。このとき、
ダミー部品39の水平方向の稜線ラインに対するMMチ
ップ15の距離がずれていると、TVカメラ5−2によ
り撮像されるシルエット39aもその分だけずれてお
り、また、θ方向にずれているとシルエット39aもそ
の分だけ回転しているので、このシルエット39aが所
定位置、所定角度になるようにx、y、θ方向の位置合
わせを行う。
【0031】このように第1〜第3の部品搭載装置によ
りそれぞれSMチップ11、LDチップ17、MMチッ
プ15が搭載されたPDウェハー32は接着剤のキュア
工程に送られて各チップ11、17、15が固定され、
次いでダイシング工程に送られてPDウェハー32がP
Dチップ12毎に切断され、次いで第4の部品搭載装置
に送られる。
【0032】図21は第4の部品搭載装置を示し、図2
2(a)に示すように供給ステージ1a上にはあらかじ
めPDチップ12毎に切断されている状態のPDウェハ
ー32が置かれたダイシングプレート41がセットされ
る。また、搭載ステージ3a上には図22(b)に示す
ようにLFパレット42がセットされ、LFパレット4
2には各々にリードフレーム(LF)13が封止されて
いる多数の樹脂パッケージ14が支持されている。そし
て、図23に示すように樹脂パッケージ14内の搭載位
置にはあらかじめAgペーストが塗布され、次いでこの
塗布位置にPDチップ12が搭載される。LFパレット
42の全ての樹脂パッケージ14に対する搭載が完了す
るとLFパレット42がAgペーストキュア工程に送ら
れてPDチップ12が固定され、次いでLDチップ17
及びPDチップ12の各リードとリードフレーム13の
ワイヤボンディングが行われ、次いで第5の部品搭載装
置に送られる。
【0033】図24は第5の部品搭載装置を示し、図2
5(a)に示すように供給ステージ1a上にはダイシン
グプレート44がセットされ、ダイシングプレート44
にはあらかじめ多数のホログラム素子(HOE)16が
支持されたHOEシート43が支持されている。また、
搭載ステージ3a上には図25(b)に示すように、樹
脂パッケージ14が支持されているLFパレット42が
セットされる。そして、樹脂パッケージ14内の搭載位
置にはあらかじめ接着剤が塗布され、次いでこの塗布位
置にホログラム素子16が搭載される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
品搬送手段の垂直方向に貫通孔を形成したので、部品が
保持されている状態をTVカメラにより確実に撮像して
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品搭載装置の一実施形態の要部
を示す外観図である。
【図2】図1の部品搭載装置を示す平面図である。
【図3】図1の部品搭載装置を示す正面図である。
【図4】図1〜図3の補正ステージによる位置合わせを
動作を示す説明図である。
【図5】搭載部品の具体例を示す外観図である。
【図6】図5のサブマウントを搭載する場合の部品搭載
装置を示す平面図である。
【図7】図6の部品搭載装置における搭載部品及びワー
クを詳しく示す説明図である。
【図8】図6の部品搭載装置における搭載状態を詳しく
示す説明図である。
【図9】図6の部品搭載装置におけるリング光源を詳し
く示す説明図である。
【図10】図5のLDチップを搭載する場合の部品搭載
装置を示す平面図である。
【図11】図10の部品搭載装置における搭載部品及び
ワークを詳しく示す説明図である。
【図12】図10の部品搭載装置における搭載状態を詳
しく示す説明図である。
【図13】図10の部品搭載装置によるLDチップの搬
送方向を詳しく示す説明図である。
【図14】図10の部品搭載装置における補正ステージ
を詳しく示す説明図である。
【図15】従来例と図10の部品搭載装置におけるヘッ
ドを示す構成図である。
【図16】従来例と図10の部品搭載装置における吸着
コレットを示す構成図である。
【図17】図5のマイクロミラーチップを搭載する場合
の部品搭載装置を示す平面図である。
【図18】図17の部品搭載装置における搭載部品及び
ワークを詳しく示す説明図である。
【図19】図17の部品搭載装置における搭載状態を詳
しく示す説明図である。
【図20】図17の部品搭載装置における位置合わせ方
法を詳しく示す説明図である。
【図21】図5のPDチップを搭載する場合の部品搭載
装置を示す平面図である。
【図22】図21の部品搭載装置における搭載部品及び
ワークを詳しく示す説明図である。
【図23】図21の部品搭載装置における搭載状態を詳
しく示す説明図である。
【図24】図5のホログラム素子を搭載する場合の部品
搭載装置を示す平面図である。
【図25】図24の部品搭載装置における搭載部品及び
ワークを詳しく示す説明図である。
【図26】従来の部品搭載装置を示す外観図である。
【図27】図26の部品搭載装置による搭載処理を示す
説明図である。
【符号の説明】
1a 供給ステージ(第1のステージ) 2a 補正ステージ(第2のステージ) 3a 搭載ステージ(第3のステージ) 4a,4b 吸着コレット(部品搬送手段) 5−1,5−2,5−3 TVカメラ(位置合わせ手
段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を保持して搬送する部品搬送手段
    と、 前記部品搬送手段により部品が保持されている状態を上
    から撮像するTVカメラとを有し、 前記部品搬送手段により保持されている部品を前記TV
    カメラにより上方から撮像する際に妨げにならないよう
    に前記部品搬送手段の垂直方向に貫通孔を形成した部品
    搭載装置。
  2. 【請求項2】 搭載される部品が載置される第1のステ
    ージと、 x、y、θ方向に移動可能な第2のステージと、 部品が搭載されるワークが載置される第3のステージ
    と、 部品を前記第1のステージから前記第2のステージに搬
    送して前記第2のステージ上に載置し、前記第2のステ
    ージから前記第3のステージに搬送してワーク上に載置
    する部品搬送手段と、 少なくとも前記第2、第3のステージを上方から撮像す
    るTVカメラと、 前記TVカメラにより撮像された信号に基づいて、前記
    部品が前記第2のステージ上に載置されている時に前記
    第2のステージ上の部品位置と前記第3のステージ上の
    ワーク上の載置位置が位置合わせされるように前記第2
    のステージをx、y、θ方向に移動させる位置合わせ手
    段とを有し、 前記部品搬送手段により保持されている部品を前記TV
    カメラにより上方から撮像する際に妨げにならないよう
    に前記部品搬送手段の垂直方向に貫通孔を形成した部品
    搭載装置。
  3. 【請求項3】 前記部品搬送手段は部品を吸着して保持
    する吸着コレットを有し、前記吸着コレットをTVカメ
    ラにより上方から撮像する際に妨げにならないように傾
    けて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の部
    品搭載装置。
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