JPH1113561A - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
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- JPH1113561A JPH1113561A JP16367297A JP16367297A JPH1113561A JP H1113561 A JPH1113561 A JP H1113561A JP 16367297 A JP16367297 A JP 16367297A JP 16367297 A JP16367297 A JP 16367297A JP H1113561 A JPH1113561 A JP H1113561A
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- Japan
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- cover
- air cleaner
- opening
- elastic body
- filtering element
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/024—Air cleaners using filters, e.g. moistened
- F02M35/02416—Fixing, mounting, supporting or arranging filter elements; Filter element cartridges
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/024—Air cleaners using filters, e.g. moistened
- F02M35/02475—Air cleaners using filters, e.g. moistened characterised by the shape of the filter element
- F02M35/02491—Flat filter elements, e.g. rectangular
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアクリーナの濾過エレメント挿入・取出し
用開口部の閉止構造を簡略化する。 【構成】 エアクリーナの濾過エレメント挿入・取出し
用開口部を閉止するためのカバーの内面から濾過エレメ
ントを着座位置へ押圧付勢する弾性体を突出させ、又、
カバーと開口部端縁との間には、前記弾性体の付勢力の
反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によって嵌
合、離脱が可能な係止部を形成する。
用開口部の閉止構造を簡略化する。 【構成】 エアクリーナの濾過エレメント挿入・取出し
用開口部を閉止するためのカバーの内面から濾過エレメ
ントを着座位置へ押圧付勢する弾性体を突出させ、又、
カバーと開口部端縁との間には、前記弾性体の付勢力の
反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によって嵌
合、離脱が可能な係止部を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等に用い
られるエアクリーナに関する。
られるエアクリーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】このようなエアクリーナは一般的に、イ
ンレットとアウトレットを備えたエアクリーナケース
と、このエアクリーナケースに収納されて該エアクリー
ナケースをインレット側の大気室とアウトレット側の清
浄空気室とに分割する濾過エレメントとからなってい
る。そして濾過エレメントの清掃や取り替えを簡便に行
えるように、エアクリーナケースの周壁部に濾過エレメ
ントの収納・取出し用の開口部と、この開口部の開閉用
のカバーとを備えさせたものがある。
ンレットとアウトレットを備えたエアクリーナケース
と、このエアクリーナケースに収納されて該エアクリー
ナケースをインレット側の大気室とアウトレット側の清
浄空気室とに分割する濾過エレメントとからなってい
る。そして濾過エレメントの清掃や取り替えを簡便に行
えるように、エアクリーナケースの周壁部に濾過エレメ
ントの収納・取出し用の開口部と、この開口部の開閉用
のカバーとを備えさせたものがある。
【０００３】特に内燃機関用のエアクリーナにおいて
は、エンジンルーム内の空間位置関係を配慮し、エアク
リーナケースを横向きに設置（濾過エレメントを天地方
向に搭載）して、エアクリーナケースの上方に設けた開
口部から濾過エレメントを挿入・取出し可能としたもの
が代表的であり、このようなタイプの従来技術の一例を
図５に示す。
は、エンジンルーム内の空間位置関係を配慮し、エアク
リーナケースを横向きに設置（濾過エレメントを天地方
向に搭載）して、エアクリーナケースの上方に設けた開
口部から濾過エレメントを挿入・取出し可能としたもの
が代表的であり、このようなタイプの従来技術の一例を
図５に示す。
【０００４】同図において、インレット１０１とアウト
レット１０２を備えたエアクリーナケース１０３に濾過
エレメント１０４が収納され、この濾過エレメント１０
４によってエアクリーナケース１０３の内部が図の左側
の大気室と、図の右側の清浄空気室とに分割されてい
る。エアクリーナケース１０３の壁部には、濾過エレメ
ント１０４の挿入・取出しを行うための開口部１０５
と、この開口部１０５の開閉用のカバー１０６とが設け
られている。
レット１０２を備えたエアクリーナケース１０３に濾過
エレメント１０４が収納され、この濾過エレメント１０
４によってエアクリーナケース１０３の内部が図の左側
の大気室と、図の右側の清浄空気室とに分割されてい
る。エアクリーナケース１０３の壁部には、濾過エレメ
ント１０４の挿入・取出しを行うための開口部１０５
と、この開口部１０５の開閉用のカバー１０６とが設け
られている。
【０００５】そして、カバー１０６は、その清浄空気室
側の一端をヒンジ１０７で連結された回転式のものであ
り、その大気室側の他端はエアクリーナケース１０３に
設けた閉止用バネ部品１０８で押圧して固定するように
なっている。また、カバー１０６の内面からは押圧用弾
性体１０９を突出させると共にエアクリーナケース１０
３の内面からも別の押圧用弾性体１１０を突出させ、こ
れらの押圧用弾性体１０９，１１０によって濾過エレメ
ント１０４を清浄空気室側へ押圧付勢することにより、
濾過エレメント１０４を所定の座へ着座・固定させてい
る。
側の一端をヒンジ１０７で連結された回転式のものであ
り、その大気室側の他端はエアクリーナケース１０３に
設けた閉止用バネ部品１０８で押圧して固定するように
なっている。また、カバー１０６の内面からは押圧用弾
性体１０９を突出させると共にエアクリーナケース１０
３の内面からも別の押圧用弾性体１１０を突出させ、こ
れらの押圧用弾性体１０９，１１０によって濾過エレメ
ント１０４を清浄空気室側へ押圧付勢することにより、
濾過エレメント１０４を所定の座へ着座・固定させてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成にあっては、カバー１０６の関連部品として、カ
バー１０６の一端を連結するヒンジ１０７、カバー１０
６の他端を固定する閉止用バネ部品１０８、及び押圧用
弾性体１０９を必要とする。更に、ヒンジ１０７と閉止
用バネ部品１０８については相手側部材に軸受けやバネ
係合部等の受座構造を必要とする。従って部品構成が煩
雑となり、またヒンジのような複雑な構成の部品やバネ
のようなやや高価な部品の使用点数が多いことからも、
コスト・アップを免れない。
な構成にあっては、カバー１０６の関連部品として、カ
バー１０６の一端を連結するヒンジ１０７、カバー１０
６の他端を固定する閉止用バネ部品１０８、及び押圧用
弾性体１０９を必要とする。更に、ヒンジ１０７と閉止
用バネ部品１０８については相手側部材に軸受けやバネ
係合部等の受座構造を必要とする。従って部品構成が煩
雑となり、またヒンジのような複雑な構成の部品やバネ
のようなやや高価な部品の使用点数が多いことからも、
コスト・アップを免れない。
【０００７】一方、カバー１０６がヒンジ１０７で連結
された回転式のものであるため、図５の要部を拡大して
示す図６から明らかなように、カバー１０６を開く際、
これを図の円弧状の一点鎖線で示す軌跡１１１に従っ
て、開口部１０５側へ倒れ込まない位置まで開く必要が
ある。このことは、当該円弧線の内側のスペースをカバ
ー回転用空間として確保する必要があることを意味し、
エンジンルームにおける部品配置等の空間設計の自由度
を低下させる原因となる。
された回転式のものであるため、図５の要部を拡大して
示す図６から明らかなように、カバー１０６を開く際、
これを図の円弧状の一点鎖線で示す軌跡１１１に従っ
て、開口部１０５側へ倒れ込まない位置まで開く必要が
ある。このことは、当該円弧線の内側のスペースをカバ
ー回転用空間として確保する必要があることを意味し、
エンジンルームにおける部品配置等の空間設計の自由度
を低下させる原因となる。
【０００８】本発明は、上記のような従来技術の不具合
を解消することを目的としてなされたものである。
を解消することを目的としてなされたものである。
【０００９】
【着眼点】本発明者は、上記の部品構成の煩雑に関する
不具合の本質的な理由を次のように考えた。即ち、ヒン
ジ１０７、閉止用バネ部品１０８及び押圧用弾性体１０
９の３部品が、いずれもカバー１０６の関連部品であり
ながら、互いに別個の役割を持った独立の部品として構
成されているため、押圧用弾性体１０９の付勢力が充分
に利用されていない、と言うことである。
不具合の本質的な理由を次のように考えた。即ち、ヒン
ジ１０７、閉止用バネ部品１０８及び押圧用弾性体１０
９の３部品が、いずれもカバー１０６の関連部品であり
ながら、互いに別個の役割を持った独立の部品として構
成されているため、押圧用弾性体１０９の付勢力が充分
に利用されていない、と言うことである。
【００１０】しかも、押圧用弾性体１０９の付勢力を有
効に利用して部品構成を簡略化しようとする場合、カバ
ーをエアクリーナケースに離脱可能に嵌合する方式とし
た方が合理的であることにも気が付き、上記のカバー回
転用空間に関する不具合も同時に解消できる事に想到し
た。
効に利用して部品構成を簡略化しようとする場合、カバ
ーをエアクリーナケースに離脱可能に嵌合する方式とし
た方が合理的であることにも気が付き、上記のカバー回
転用空間に関する不具合も同時に解消できる事に想到し
た。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、インレットとアウトレットを備えた
エアクリーナケースと、このエアクリーナケースに収納
されて該エアクリーナケースをインレット側の大気室と
アウトレット側の清浄空気室とに分割する濾過エレメン
トとからなり、前記エアクリーナケースの壁部には、前
記濾過エレメントの挿入・取出し用の開口部と、該開口
部の開閉用のカバーとを備えたエアクリーナであって、
前記カバーの内面からは前記濾過エレメントを清浄空気
室側へ押圧付勢する弾性体を突出させると共に、カバー
と前記開口部の端縁との間には、前記弾性体の付勢力の
反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によって嵌合
／離脱する係止部を構成したエアクリーナである。
の本発明の構成は、インレットとアウトレットを備えた
エアクリーナケースと、このエアクリーナケースに収納
されて該エアクリーナケースをインレット側の大気室と
アウトレット側の清浄空気室とに分割する濾過エレメン
トとからなり、前記エアクリーナケースの壁部には、前
記濾過エレメントの挿入・取出し用の開口部と、該開口
部の開閉用のカバーとを備えたエアクリーナであって、
前記カバーの内面からは前記濾過エレメントを清浄空気
室側へ押圧付勢する弾性体を突出させると共に、カバー
と前記開口部の端縁との間には、前記弾性体の付勢力の
反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によって嵌合
／離脱する係止部を構成したエアクリーナである。
【００１２】
【作用】本発明のエアクリーナにおいて、エアクリーナ
ケースへ濾過エレメントを挿入する場合、まずカバーが
外された開口部より濾過エレメントを挿入する。なお、
カバーはエアクリーナケースから離脱可能であるから、
前記従来技術のようにカバー回転用空間を確保する設計
は不要である。このことは、後述する濾過エレメントの
取出しの際にも同じである。
ケースへ濾過エレメントを挿入する場合、まずカバーが
外された開口部より濾過エレメントを挿入する。なお、
カバーはエアクリーナケースから離脱可能であるから、
前記従来技術のようにカバー回転用空間を確保する設計
は不要である。このことは、後述する濾過エレメントの
取出しの際にも同じである。
【００１３】濾過エレメントを挿入して、エアクリーナ
ケースの清浄空気室側の所定の位置に着座させた後、カ
バーを開口部にあてがって、開口部を閉止する。この開
口部の閉止の際、カバーの内面から突出させた弾性体が
濾過エレメントを清浄空気室側へ押圧付勢するので、濾
過エレメントが前記の着座位置に固定され、又これによ
って清浄空気室側の気密性が確保される。
ケースの清浄空気室側の所定の位置に着座させた後、カ
バーを開口部にあてがって、開口部を閉止する。この開
口部の閉止の際、カバーの内面から突出させた弾性体が
濾過エレメントを清浄空気室側へ押圧付勢するので、濾
過エレメントが前記の着座位置に固定され、又これによ
って清浄空気室側の気密性が確保される。
【００１４】これと同時に、弾性体は上記した付勢力の
反力によってエアクリーナケースの大気室側へ付勢され
る。この結果、カバー自体も大気室側へ付勢され、その
ためにカバーと開口部端縁との間に構成した係止部が嵌
合状態となり、カバーが開口部を閉止した状態で、離脱
しなくなる。
反力によってエアクリーナケースの大気室側へ付勢され
る。この結果、カバー自体も大気室側へ付勢され、その
ためにカバーと開口部端縁との間に構成した係止部が嵌
合状態となり、カバーが開口部を閉止した状態で、離脱
しなくなる。
【００１５】即ち、濾過エレメントを押圧付勢する弾性
体の付勢力を利用して、カバーの閉止状態が確保される
のである。
体の付勢力を利用して、カバーの閉止状態が確保される
のである。
【００１６】次に、エアクリーナケースから濾過エレメ
ントを取出す場合、弾性体の付勢力に抗してカバーを清
浄空気室側へ僅かに平面移動させると、カバーの係止部
の嵌合状態が外れ、簡単にカバーを外すことができる。
そして開口部から濾過エレメントを取出せば良い。
ントを取出す場合、弾性体の付勢力に抗してカバーを清
浄空気室側へ僅かに平面移動させると、カバーの係止部
の嵌合状態が外れ、簡単にカバーを外すことができる。
そして開口部から濾過エレメントを取出せば良い。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、係止部とカバーの弾性体のみ
によって、エアクリーナケース内における濾過エレメン
トの固定と、カバーによる開口部の閉止と、カバーの簡
単な取外しとを実現できる。これにより部品構成を簡略
化してコスト・ダウンを実現できる。
によって、エアクリーナケース内における濾過エレメン
トの固定と、カバーによる開口部の閉止と、カバーの簡
単な取外しとを実現できる。これにより部品構成を簡略
化してコスト・ダウンを実現できる。
【００１８】また本発明は、上記の効果を確保したもと
で、カバー回転用の空間を不要にすることができる。こ
れによりエンジンルームにおける空間設計の自由度を向
上させることができる。
で、カバー回転用の空間を不要にすることができる。こ
れによりエンジンルームにおける空間設計の自由度を向
上させることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【００２０】（エアクリーナの種類）本発明は、乗用車
等に多用されるハット型（丸型偏平型）、背の高い円筒
型、２キャブレター用エアクリーナ等に用いられる楕円
型、搭載上の特殊な要求に対応する角型その他の特殊型
のいずれのタイプのエアクリーナにも適用できるし、濾
過エレメントが天地方向に搭載される形式のものだけで
なく、濾過エレメントが水平方向に搭載される形式のエ
アクリーナにも適用可能である。
等に多用されるハット型（丸型偏平型）、背の高い円筒
型、２キャブレター用エアクリーナ等に用いられる楕円
型、搭載上の特殊な要求に対応する角型その他の特殊型
のいずれのタイプのエアクリーナにも適用できるし、濾
過エレメントが天地方向に搭載される形式のものだけで
なく、濾過エレメントが水平方向に搭載される形式のエ
アクリーナにも適用可能である。
【００２１】（濾過エレメント）濾過エレメントは、濾
材の他、必要に応じてプロテクタ、エンドプレート、ガ
スケット等を任意に含んで構成される。濾材はいわゆる
乾式のものでも湿式のものでも良く、その種類も濾紙、
不織布、ポリウレタンフォーム、パームロック等、周知
又は公知の任意のものを使用できる。
材の他、必要に応じてプロテクタ、エンドプレート、ガ
スケット等を任意に含んで構成される。濾材はいわゆる
乾式のものでも湿式のものでも良く、その種類も濾紙、
不織布、ポリウレタンフォーム、パームロック等、周知
又は公知の任意のものを使用できる。
【００２２】（カバー）カバーは、開口部を閉止可能な
形状であれば良い。従って、エアクリーナケースの形状
の如何に伴って、開口部が平坦であれば平板状に形成さ
れるし、開口部が曲面部に開口しておれば曲面状に形成
される。
形状であれば良い。従って、エアクリーナケースの形状
の如何に伴って、開口部が平坦であれば平板状に形成さ
れるし、開口部が曲面部に開口しておれば曲面状に形成
される。
【００２３】エアクリーナの機能に鑑みて、カバーによ
る開口部のシール性に特に完全を期する場合、あるいは
エアクリーナケースの形状次第でカバーとの面合わせが
悪い場合等には、カバーと開口部端縁部の相互の接触面
のいずれか一方又は双方にスポンジ製、ゴム製等のシー
ル材を設けても良い。
る開口部のシール性に特に完全を期する場合、あるいは
エアクリーナケースの形状次第でカバーとの面合わせが
悪い場合等には、カバーと開口部端縁部の相互の接触面
のいずれか一方又は双方にスポンジ製、ゴム製等のシー
ル材を設けても良い。
【００２４】（係止部）カバーと開口部端縁との間に構
成される係止部は、濾過エレメント押圧付勢用弾性体の
付勢力の反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によ
って嵌合／離脱が可能な構成である限りにおいて、その
構成の如何を問わず、かつ、カバーのどの部分に構成す
るかと言うことも問わない。例えば、係止部をカバーの
大気室側の端部や、清浄空気室側の端部に設けても良
く、これらの両端部を結ぶ方向に対する直角方向の側端
部に設けても良い。
成される係止部は、濾過エレメント押圧付勢用弾性体の
付勢力の反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によ
って嵌合／離脱が可能な構成である限りにおいて、その
構成の如何を問わず、かつ、カバーのどの部分に構成す
るかと言うことも問わない。例えば、係止部をカバーの
大気室側の端部や、清浄空気室側の端部に設けても良
く、これらの両端部を結ぶ方向に対する直角方向の側端
部に設けても良い。
【００２５】係止部の構成の一例として、カバーの端部
と開口部端縁とのいずれか一方に、相手側部材を受掌す
るための例えば爪片を設ける、等が考えられる。またそ
の際、上記受掌構造による嵌合をより確実あるいは容易
にするために所要部に抜け止め用の小突起を設けること
も考えられる。
と開口部端縁とのいずれか一方に、相手側部材を受掌す
るための例えば爪片を設ける、等が考えられる。またそ
の際、上記受掌構造による嵌合をより確実あるいは容易
にするために所要部に抜け止め用の小突起を設けること
も考えられる。
【００２６】なお、前記した「付勢力の反力が作用する
方向に沿うカバーの進退動」とは、必ずしも付勢力の反
力の作用方向とカバーの進退動方向とが完全に一致して
いることを要求するものではなく、両者の方向が不一致
であっても、付勢力の反力の作用ベクトルがカバーの進
退動方向と同じ方向のベクトル成分を含んでいれば足り
る。
方向に沿うカバーの進退動」とは、必ずしも付勢力の反
力の作用方向とカバーの進退動方向とが完全に一致して
いることを要求するものではなく、両者の方向が不一致
であっても、付勢力の反力の作用ベクトルがカバーの進
退動方向と同じ方向のベクトル成分を含んでいれば足り
る。
【００２７】（カバーの弾性体）カバーの弾性体は、カ
バーの内面から突出され、濾過エレメントを清浄空気室
側に押圧付勢するものである限りにおいて、その突出位
置、突出方向、形状、材質及び設定個数等に限定がな
い。但し、一般的には、弾性体はカバーの端部に近い部
分（係止部の近傍）から突出させた方が梃子の作用力が
大きくなり、カバーに対して垂直に突出させた方が設計
・製造が容易であり、金属の板バネを利用した方が耐久
性や強い付勢力が得られる。
バーの内面から突出され、濾過エレメントを清浄空気室
側に押圧付勢するものである限りにおいて、その突出位
置、突出方向、形状、材質及び設定個数等に限定がな
い。但し、一般的には、弾性体はカバーの端部に近い部
分（係止部の近傍）から突出させた方が梃子の作用力が
大きくなり、カバーに対して垂直に突出させた方が設計
・製造が容易であり、金属の板バネを利用した方が耐久
性や強い付勢力が得られる。
【００２８】
【実施例】次に、図１〜図４に本発明の一実施例を示
す。図１において、エアクリーナ１のハウジングである
エアクリーナケース２は、アッパケース３とロアケース
４とから構成される。アッパケース３にはアウトレット
５が、ロアケース４にはインレット６が、それぞれ設け
られている。そしてアッパケース３とロアケース４とは
それぞれ熱可塑性樹脂を射出成形したものであり、この
両者の接合面７でバイブレーション溶着等の手段により
密に接合されている。
す。図１において、エアクリーナ１のハウジングである
エアクリーナケース２は、アッパケース３とロアケース
４とから構成される。アッパケース３にはアウトレット
５が、ロアケース４にはインレット６が、それぞれ設け
られている。そしてアッパケース３とロアケース４とは
それぞれ熱可塑性樹脂を射出成形したものであり、この
両者の接合面７でバイブレーション溶着等の手段により
密に接合されている。
【００２９】一方、エアクリーナケース２の内部には濾
過エレメント８が収納され、この濾過エレメント８が、
エアクリーナケース２の内部をロアサイド（図の左側）
の大気室９とアッパサイド（図の右側）の清浄空気室１
０とに分割している。濾過エレメント８はアッパケース
３に設けた座１１に着座している。
過エレメント８が収納され、この濾過エレメント８が、
エアクリーナケース２の内部をロアサイド（図の左側）
の大気室９とアッパサイド（図の右側）の清浄空気室１
０とに分割している。濾過エレメント８はアッパケース
３に設けた座１１に着座している。
【００３０】濾過エレメント８の上方にあたるロアケー
ス４の上壁には、濾過エレメント８を若干の余裕を以て
挿通させ得る略矩形の開口形状と口径とを有する開口部
１２が設けられ、エアクリーナケース２の内部と外部を
連通させている。この開口部１２の開口形状と口径とは
濾過エレメント８の寸法及び形状に対応して変更され得
る。
ス４の上壁には、濾過エレメント８を若干の余裕を以て
挿通させ得る略矩形の開口形状と口径とを有する開口部
１２が設けられ、エアクリーナケース２の内部と外部を
連通させている。この開口部１２の開口形状と口径とは
濾過エレメント８の寸法及び形状に対応して変更され得
る。
【００３１】開口部１２は板状のカバー１３によって閉
止されている。カバー１３は開口部１２の開口形状と略
相似形で、かつ開口部１２の口径よりやや大きい平面形
状を有し、かつ、ロアケース４における開口部１２まわ
りの端縁部１４と面合わせが良いように形成されてい
る。
止されている。カバー１３は開口部１２の開口形状と略
相似形で、かつ開口部１２の口径よりやや大きい平面形
状を有し、かつ、ロアケース４における開口部１２まわ
りの端縁部１４と面合わせが良いように形成されてい
る。
【００３２】カバー１３におけるロアサイド側の端部近
くの内面からは、エアクリーナケース２の中心方向へ向
かって突出する突起１５が一体的に形成されている。突
起１５は、図２においてより詳しく示すように、上記の
端縁部１４と嵌合させるための爪片１６と弾性体固定片
１７とを備え、かつこれらをリブで一体化して補強した
ものである。
くの内面からは、エアクリーナケース２の中心方向へ向
かって突出する突起１５が一体的に形成されている。突
起１５は、図２においてより詳しく示すように、上記の
端縁部１４と嵌合させるための爪片１６と弾性体固定片
１７とを備え、かつこれらをリブで一体化して補強した
ものである。
【００３３】爪片１６は、上記の端縁部１４と共に、本
発明の構成要件である「係止部」を構成するものであっ
て、図４（ａ）に示すように端縁部１４と嵌合可能な形
状を持ち、図３に示すようにカバー１３をアッパサイド
側へ僅かに移動させるとこの嵌合状態が解除されるよう
になっている。なお、図４（ｂ）に示すように端縁部１
４と爪片１６の間に任意のシール材１６ａを介在させて
も良い。
発明の構成要件である「係止部」を構成するものであっ
て、図４（ａ）に示すように端縁部１４と嵌合可能な形
状を持ち、図３に示すようにカバー１３をアッパサイド
側へ僅かに移動させるとこの嵌合状態が解除されるよう
になっている。なお、図４（ｂ）に示すように端縁部１
４と爪片１６の間に任意のシール材１６ａを介在させて
も良い。
【００３４】前記の弾性体固定片１７は、図示するよう
な所定の構造によって弾性体１９の基端部を強固に固定
している。弾性体１９は、一定の幅を持った金属製の板
バネを図の太線で示す断面形状に折り曲げて形成したも
ので、開放状態においてはその先端のアッパサイド側へ
折り曲げた押圧部２０が図２に示す開き角度である。そ
して図４（ａ）に示すように、開口部１２をカバー１３
で閉止した時、この押圧部２０は濾過エレメント８に強
く圧接される位置関係にある。従ってこの時、押圧部２
０は曲げ角度がより急になるように弾性変位し、濾過エ
レメント８をアッパサイド側へ、カバー１３をロアサイ
ド側へ、それぞれ押圧付勢する設計になっている。
な所定の構造によって弾性体１９の基端部を強固に固定
している。弾性体１９は、一定の幅を持った金属製の板
バネを図の太線で示す断面形状に折り曲げて形成したも
ので、開放状態においてはその先端のアッパサイド側へ
折り曲げた押圧部２０が図２に示す開き角度である。そ
して図４（ａ）に示すように、開口部１２をカバー１３
で閉止した時、この押圧部２０は濾過エレメント８に強
く圧接される位置関係にある。従ってこの時、押圧部２
０は曲げ角度がより急になるように弾性変位し、濾過エ
レメント８をアッパサイド側へ、カバー１３をロアサイ
ド側へ、それぞれ押圧付勢する設計になっている。
【００３５】なお、ロアケース４からも濾過エレメント
８を押圧付勢する弾性体２１が突出しているが、これは
前記弾性体１９とは異なり、カバー１３に対して作用を
及ぼさない。
８を押圧付勢する弾性体２１が突出しているが、これは
前記弾性体１９とは異なり、カバー１３に対して作用を
及ぼさない。
【００３６】次に、本実施例の使用状態を説明する。エ
アクリーナ１は図１の状態で使用される。これは図４
（ａ）と同じ状態であって、濾過エレメント８が弾性体
１９，２１の押圧付勢作用により座１１に安定的に着座
し、一方においてカバー１３が図４（ａ）の矢印Ａ方向
への反力を受けて押圧付勢されることにより係止部、即
ち爪片１６と端縁部１４との嵌合状態が維持されて、カ
バー１３が開口部１２を閉止する。そして更に、上記係
止部を支点とする梃子の作用が成立してカバー１３のア
ッパサイド側の端部が矢印Ｂ方向へ押圧付勢されること
により、開口部１２に対するカバー１３の閉止状態が一
層安定的に維持されている。
アクリーナ１は図１の状態で使用される。これは図４
（ａ）と同じ状態であって、濾過エレメント８が弾性体
１９，２１の押圧付勢作用により座１１に安定的に着座
し、一方においてカバー１３が図４（ａ）の矢印Ａ方向
への反力を受けて押圧付勢されることにより係止部、即
ち爪片１６と端縁部１４との嵌合状態が維持されて、カ
バー１３が開口部１２を閉止する。そして更に、上記係
止部を支点とする梃子の作用が成立してカバー１３のア
ッパサイド側の端部が矢印Ｂ方向へ押圧付勢されること
により、開口部１２に対するカバー１３の閉止状態が一
層安定的に維持されている。
【００３７】濾過エレメント８の清掃や取り替え等の理
由で、これをエアクリーナケース２から取出す場合に
は、図３のように、弾性体１９の付勢力に抗して、カバ
ー１３を矢印Ｃ方向へ平面移動させると、カバー１３の
爪片１６が端縁部１４との嵌合状態から外れるため、開
口部１２からカバー１３が簡単に外れる。そして開口部
１２から濾過エレメント８を取出す。
由で、これをエアクリーナケース２から取出す場合に
は、図３のように、弾性体１９の付勢力に抗して、カバ
ー１３を矢印Ｃ方向へ平面移動させると、カバー１３の
爪片１６が端縁部１４との嵌合状態から外れるため、開
口部１２からカバー１３が簡単に外れる。そして開口部
１２から濾過エレメント８を取出す。
【００３８】清掃後の、あるいは取り替えた濾過エレメ
ント８を再度開口部１２からエアクリーナケース２内部
に戻した後、図２のようにカバー１３を開口部１２にあ
てがい、弾性体１９の抵抗に抗して軽く押し込むと、図
３の状態になる。後は弾性体１９の付勢力によって自動
的に、又は人為的に軽い力を添えることにより、カバー
１３を矢印Ｃ方向の逆方向へ平面移動させることによ
り、図１の状態に戻り、作業を完了するのである。
ント８を再度開口部１２からエアクリーナケース２内部
に戻した後、図２のようにカバー１３を開口部１２にあ
てがい、弾性体１９の抵抗に抗して軽く押し込むと、図
３の状態になる。後は弾性体１９の付勢力によって自動
的に、又は人為的に軽い力を添えることにより、カバー
１３を矢印Ｃ方向の逆方向へ平面移動させることによ
り、図１の状態に戻り、作業を完了するのである。
【図１】本発明の実施例に係るエアクリーナの縦断面図
である。
である。
【図２】本発明の実施例においてカバーが外れた状態を
示す要部縦断面図である。
示す要部縦断面図である。
【図３】本発明の実施例においてカバーを外す動作を示
す要部縦断面図である。
す要部縦断面図である。
【図４】図４（ａ）は本発明の実施例においてカバーの
閉止状態を示す要部縦断面図である。図４（ｂ）は図４
（ａ）における円Ｘで示す部分の変更実施例を示す拡大
縦断面図である。
閉止状態を示す要部縦断面図である。図４（ｂ）は図４
（ａ）における円Ｘで示す部分の変更実施例を示す拡大
縦断面図である。
【図５】従来のエアクリーナの縦断面図である。
【図６】図５の要部拡大縦断面図である。
１ エアクリーナ ２ エアクリーナケース ３ アッパケース ４ ロアケース ８ 濾過エレメント ９ 大気室 １０ 清浄空気室 １２ 開口部 １３ カバー １４ 端縁部 １６ 爪片 １９ 弾性体 ２０ 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 彰 愛知県刈谷市豊田町１丁目１番地 豊田紡 織株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 インレットとアウトレットを備えたエア
クリーナケースと、このエアクリーナケースに収納され
て該エアクリーナケースをインレット側の大気室とアウ
トレット側の清浄空気室とに分割する濾過エレメントと
からなり、前記エアクリーナケースの壁部には、前記濾
過エレメントの挿入・取出し用の開口部と、該開口部の
開閉用のカバーとを備えたエアクリーナであって、 前記カバーの内面からは前記濾過エレメントを清浄空気
室側へ押圧付勢する弾性体を突出させると共に、カバー
と前記開口部の端縁との間には、前記弾性体の付勢力の
反力が作用する方向に沿うカバーの進退動によって嵌合
／離脱する係止部を構成したことを特徴とするエアクリ
ーナ。
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|---|---|---|---|
| JP16367297A JP3718322B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16367297A JP3718322B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | エアクリーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113561A true JPH1113561A (ja) | 1999-01-19 |
| JP3718322B2 JP3718322B2 (ja) | 2005-11-24 |
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ID=15778409
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|---|---|---|---|
| JP16367297A Expired - Fee Related JP3718322B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | エアクリーナ |
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|---|---|
| JP (1) | JP3718322B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1277946A1 (en) * | 2001-07-19 | 2003-01-22 | Mark IV Systemes Moteurs (Société Anonyme) | Air filter unit for a vehicle with an internal combustion engine |
| JP2007315201A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Toyota Boshoku Corp | エアクリーナ |
| JP2008075601A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのエアクリーナ |
| JP2010185617A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Aerland:Kk | 排気口フィルタの圧着具および排気口フィルタの取付方法 |
| JP2011208607A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Toyota Boshoku Corp | エアクリーナにおけるフィルタエレメントの保持構造 |
| KR101400841B1 (ko) * | 2013-09-13 | 2014-05-29 | 주식회사 리한 | 차량용 에어클리너 |
| JP2015031276A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 起亞自動車株式会社 | 車両用エアクリーナー |
| EP2821629A3 (en) * | 2013-07-02 | 2015-03-11 | LEEHAN Corporation | Air cleaner for vehicle |
| KR101526707B1 (ko) * | 2013-08-06 | 2015-06-05 | 기아자동차주식회사 | 차량용 에어클리너 |
| WO2015182409A1 (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | 株式会社アクシー | フィルタ装置およびそれに用いられるフィルタ押付ユニット |
| JP2018130684A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 株式会社アクシー | フィルタ装置 |
| CN109260844A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-25 | 中车大连机车研究所有限公司 | 一种快拆式结构的过滤器 |
| JP2020529313A (ja) * | 2017-08-08 | 2020-10-08 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトＤａｉｍｌｅｒ ＡＧ | 自動車のエアフィルタ用のフィルタ要素およびエアフィルタ |
| US11185810B2 (en) | 2002-05-09 | 2021-11-30 | Donaldson Company, Inc. | Air filter having fluted filter media |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107781071B (zh) * | 2017-11-29 | 2019-11-01 | 江西昌河汽车有限责任公司 | 空气滤清器 |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16367297A patent/JP3718322B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| DE102013114432B4 (de) | 2013-08-06 | 2022-10-13 | Kia Motors Corporation | Luftreinigungsvorrichtung für Fahrzeug |
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