JP2008150954A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナエレメントを装着、離脱する際の整備性を維持するとともに、エンジンルーム内の空間を有効利用することができるエアクリーナを提供する。
【解決手段】エアクリーナエレメント11およびエレメントホルダ12を有するエアフィルタ13と、外気を流入する流入口14、濾過された空気を流出する流出口15、エアフィルタ13を装着、離脱できるよう上面で開口した装着離脱口16、エアフィルタ13により仕切られた流入口側室17および流出口側室18を有するケース19と、下面で開口した連通口20を有し、連通口20をケース19の流入口側室17に装着離脱口16を介して連通するようにしてケース19の上面に設けられたレゾネータ21とを備え、エレメントホルダ12をレゾネータ21と一体構造にし、レゾネータ21をケース19に装着、離脱する際、エアフィルタ13をレゾネータ21と一体的に装着、離脱できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアクリーナエレメントをスライドさせてケースに装着、離脱するエアクリーナに関する。
一般に、自動車等の車両に搭載される内燃機関(以下、単にエンジンという)においては、エンジンが吸入する空気から塵や埃を取り除くエアクリーナが装備されており、塵や埃が吸着したエアクリーナエレメントは定期的にケースから取り出して清浄し、著しく汚損した場合は新しいエアクリーナエレメントと交換するようになっている。
従来のこの種のエアクリーナとしては、ケースの一方の面に形成された開口部の中にエアクリーナエレメントをケースの壁面と略垂直方向にスライドさせて装着し、整備をする際には、挿入方向と逆方向にエアクリーナエレメントを離脱してケースから取り外すようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、カバー体に開口を形成するとともに、この開口を開閉自在に閉じるケースカバーを設け、エアクリーナエレメントを他の新しいものと交換したり、清浄するなどの整備をしようとする場合は、ケースカバーを取外し、開口を通して把手を把持し、エレメントホルダをエアクリーナエレメントとともに開口を通してクリーナケースの外部に引き出すようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−137937号公報 特開平1−237351号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載されたものは、何れも、ケースからエアクリーナエレメントをスライドさせて取り外すようにしたものであるが、エアクリーナエレメントを取り外す側の空間にエンジンの補機類等の他の部材を配置してしまうと、エアクリーナエレメントの交換または清浄等の整備を行う際に当該他の部材を前もって外さなければならず整備性が極めて悪いという問題があった。
また、エアクリーナエレメントを取り外す側の空間を空けておくことは、エアクリーナエレメントの交換または清浄等の整備を行う上では都合が良いが、自動車のエンジンルームにおけるエアクリーナ搭載部の周囲のスペースは狭く、整備時以外に利用されない空間を設けることは、狭隘なエンジンルーム内の空間の利用効率が良くないという問題があった。
本発明は、上述のような従来技術の未解決の課題に鑑みてなされたもので、エアクリーナエレメントをケースに対して装着および離脱する際の整備性を維持するとともに、エンジンルーム内の空間を有効利用することができるエアクリーナを提供することを目的とする。
本発明のエアクリーナは、上記目的達成のため、(1)通過する空気を濾過するエアクリーナエレメントおよび前記エアクリーナエレメントを収納するとともに前記エアクリーナエレメントの形状を保つエレメントホルダを有するエアフィルタと、外気を流入する流入口、前記エアクリーナエレメントによって濾過された空気をエンジン側に流出する流出口、前記エアフィルタを装着、離脱できるよう上面で開口した装着離脱口、前記エアフィルタにより仕切られ前記流入口に近接する流入口側室および前記流出口に近接する流出口側室を有するケースと、下面で開口した連通口を有し、前記連通口を前記ケースの前記流入口側室に前記装着離脱口を介して連通するようにして前記ケースの上面に設けられ、前記流入口から流入される空気の振動を軽減するレゾネータと、を備え、前記エレメントホルダを前記レゾネータと一体構造にし、前記レゾネータを前記ケースに装着、離脱する際、前記エアフィルタを前記レゾネータと一体的に装着、離脱できるようにしたものである。
この構成により、エレメントホルダとレゾネータが一体構造になっており、且つ、エアフィルタをケースに装着した状態では、レゾネータの連通口がケースの流入口側室に連通するようになっているので、エアクリーナエレメントを清浄または交換する際には、エアクリーナエレメントとエレメントホルダからなるエアフィルタとレゾネータとを一体的にケースから離脱することができ、従来のエアフィルタを単独でケースから離脱するときと同様の整備性を維持することができる。また、レゾネータはエアフィルタの離脱方向であるケースの上面部の空間に設けられているので、従来エアフィルタの装着および離脱の際にだけ利用されていたケースの上面部の空間を有効利用することができる。したがって、エアクリーナエレメントをケースに対して装着および離脱する際の整備性を維持するとともに、エンジンルーム内の空間を有効利用することができる。
上記(1)の構成を有するエアクリーナにおいては、(2)前記レゾネータを前記ケースに止着する止着手段を備えるのが好ましい。
この構成により、レゾネータとエレメントホルダとは一体構造となっているので、止着手段によりレゾネータとケースを止着するだけで、エレメントホルダもケースに止着されることとなる。したがって、エアクリーナエレメントおよびレゾネータを同時にケースに止着することができるので、組み付けおよび整備に要する時間を短縮することができる。また、エアクリーナエレメントおよびレゾネータが共通の止着手段によりケースに止着されるので、部品点数を削減することができる。
また、上記(2)の構成を有するエアクリーナにおいては、(3)前記止着手段が、前記ケースの側面に取付けられた第1フックと、前記第1フックに係止するよう前記レゾネータの側面に取付けられた第2フックと、により構成されるのが好ましい。
この構成により、レゾネータとエレメントホルダとは一体構造となっているので、ケースの側面に取付けられた第1フックとレゾネータの側面に取付けられた第2フックを係止することによりレゾネータとケースを止着するだけで、エレメントホルダもケースに止着されることとなる。したがって、エアクリーナエレメントおよびレゾネータを同時にケースに止着することができるので、組み付けおよび整備に要する時間を短縮することができる。また、エアクリーナエレメントおよびレゾネータが共通の止着手段によりケースに止着されるので、部品点数を削減することができる。
また、上記(3)の構成を有するエアクリーナにおいては、(4)前記第1フックおよび前記第2フックのどちらか一方が弾性体で形成され、前記弾性体の弾性力により前記第1フックと前記第2フックを係止するのが好ましい。
この構成により、弾性体の弾性によって第1フックと第2フックとが係止されるので、レゾネータをケースに装着、離脱する際、工具を用いることなく、エアフィルタをレゾネータと一体的に装着、離脱することができる。
また、上記(2)の構成を有するエアクリーナにおいては、(5)前記止着手段が、前記ケースの側面に形成された第1フックと、前記第1フックに係止するよう前記レゾネータの側面に取付けられた第2フックと、により構成され、前記第2フックが、湾曲部と、前記湾曲部に一体的に形成され前記第1フックに係止されるフック部とにより構成され、前記湾曲部が前記フック部を前記第1フックに弾性的に付勢し、前記フック部が前記第1フックに係止されたとき前記湾曲部が前記付勢力により前記フック部を前記第1フックに強固に係止するのが好ましい。
この構成により、レゾネータがケースに装着されフック部が第1フックに係止されたときは、湾曲部が付勢力によりフック部を第1フックに強固に係止し、レゾネータをケースから離脱する際には、湾曲部の付勢力に逆らってフック部を第1フックから解除することにより、レゾネータの装着および離脱を行うことができる。したがって、レゾネータをケースに装着、離脱する際、工具を用いることなく、エアフィルタをレゾネータと一体的に装着、離脱することができる。
上記(5)の構成を有するエアクリーナにおいては、(6)前記湾曲部および前記フック部が金属よりなる板バネで構成されるのが好ましい。
この構成により、樹脂と比較して磨耗や変形の起こり難い金属よりなる板バネで湾曲部およびフック部を構成したので、長期に渡り安定してケースに対してエアフィルタとレゾネータと一体的に装着、離脱することができる。
上記(2)の構成を有するエアクリーナにおいては、(7)前記止着手段が、互いに嵌合する凸部と凹部とからなり、前記レゾネータと前記ケースのどちらか一方に前記凸部を設け、前記レゾネータと前記ケースの他方に前記凹部を設け、前記レゾネータを前記ケースに装着する際に前記凸部が前記凹部に嵌合し、前記レゾネータを前記ケースから離脱する際に前記凸部が前記凹部から脱合するように構成するのが好ましい。
この構成により、レゾネータをケースに装着する際は凸部を凹部に嵌合させ、レゾネータをケースから離脱する際には、凹部から凸部を脱合させるだけで、レゾネータの装着および離脱を行うことができる。したがって、レゾネータをケースに装着、離脱する際、工具を用いることなく、エアフィルタをレゾネータと一体的に装着、離脱することができる。また、装着と同時に位置決めを行うことができる。
本発明によれば、エレメントホルダとレゾネータを一体構造にし、レゾネータをケースに装着、離脱する際、エアフィルタをレゾネータと一体的に装着、離脱できるようにしたので、エアクリーナエレメントをケースに対して装着および離脱する際の整備性を維持するとともに、エンジンルーム内の空間を有効利用することができるエアクリーナを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明のエアクリーナは、外部から吸入される空気を濾過して清浄化した空気をエンジンに供給するものであり、その一実施の形態として、図1(a)、(b)〜図4に示す実施の形態のエアクリーナ1を好適に提供するものである。
図1(a)、(b)〜図4は本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナ1を示す図である。ここで、図1(a)、(b)は、エアクリーナ1の概略構成を示すその上面図および側面図である。また、図2は、エアクリーナ1の内部の概略構成を示す、図1(a)中の矢印II方向の断面図である。また、図3は、後述するエアフィルタ13を装着した状態のエアクリーナ1を示す断面斜視図である。また、図4は、エアフィルタ13を離脱した状態のエアクリーナ1を示す断面斜視図である。
図1(a)、(b)、図2に示すように、本実施の形態のエアクリーナ1は、エアクリーナエレメント11およびエレメントホルダ12を有するエアフィルタ13と、エアフィルタ13を装着、離脱できるよう上面で開口した装着離脱口16を有するケース19と、下面で開口した連通口20を有するレゾネータ21とを備えている。
エアフィルタは13、通過する空気を濾過するエアクリーナエレメント11およびエアクリーナエレメント11を収納するとともにエアクリーナエレメント11の形状を保つエレメントホルダ12を有している。
エアクリーナエレメント11は、後述する流入口14から流入する空気を濾過するための濾材であり、例えば濾紙等から構成される。エアクリーナエレメント11は、空気が通過する際の圧損を低減するために、幾重にも折り返されて空気が通過する面積を拡大する形状となっている。
エレメントホルダ12は、エアクリーナエレメント11の外周部を覆うようにしてエアクリーナエレメント11を収納し、エアクリーナエレメント11の形状を保つものであり、射出成形などにより硬質の樹脂材料から構成される。また、エアクリーナエレメント11には、ケース19に装着した状態でエレメントホルダ12の周縁部とケース12の内壁との間に隙間が生ずることの無いように、ウレタンシール28が一体的に備えられている。
ウレタンシール28は、強度が大きく、耐摩耗性、耐油性、耐オゾン性に優れるウレタンゴムから構成されており、エレメントホルダ12がケース19に装着された状態では、ウレタンゴムの有する弾性によりケース19の内壁に密接し、濾過されてない空気が流出口側室18に入り込まないようになっている。
ケース19は、外気を流入する流入口14、エアクリーナエレメント11によって濾過された空気をエンジン側に流出する流出口15を備えており、樹脂材料を用いて射出成形したものから構成されている。
流入口14は、車体の前方に延長される図示しないダクトに接続され、車体の外部から流入するエンジンルーム内よりも低温の空気を吸い込むようになっている。
流出口15は、エアクリーナエレメント11によって濾過された空気を流出するものである。また、流出口15から流出された空気はその後、車体に付設された図示しないエアフローメータ、スロットルボディ、インテークマニホールドを介してエンジンに吸入される。
また、ケース19は、エアフィルタ13を装着、離脱できるよう上面で開口した装着離脱口16を備えている。ケース19の内部は、装着されたエアフィルタ13により2つの区画に仕切られ、流入口14に近接する区画は流入口側室17を形成し、流出口15に近接する区画は流出口側室18を形成する。流入口側室17は、濾過される前の空気が位置するいわゆるダスティサイドとしての空間であり、流出口側室18は濾過された空気が位置するいわゆるクリーンサイドとしての空間である。
装着離脱口16は、図4に示すように、エアフィルタ13の装着および離脱を行うためにケース19の上面に設けられた開口である。装着離脱口16の開口面積は、エアフィルタ13をケース19に装着した状態で、後述するレゾネータ21の下面に設けられた連通口20が、装着離脱口16を介してケース19の流入口側室17と連通するために、エアフィルタ13の取り付け状態における水平断面の面積よりも大きくなっている。
すなわち、装着離脱口16は、エアフィルタ13の延在方向には、エアフィルタ13と略同一の幅を有しているが、これと直行する方向であるエアクリーナエレメント11を空気が通過する方向には、エアフィルタ13よりも流入口14の側に延長されエアフィルタ13よりも大きな幅を有している。そして、レゾネータ21の連通口20は装着離脱口16の延長された部分を介してケース19の流入口側室17に連通するようになっている。
レゾネータ21は、流入空気の振動および吸気音に共鳴するための一定の体積を有する空洞を有し、流入口14から流入される空気の振動および吸気音を軽減するためのものであり、樹脂材料から構成されている。また、レゾネータ21は、エレメントホルダ12と一体構造となって、エアフィルタ13の上部に設けられている。レゾネータ21は、本実施の形態では、幅および奥行きがケース19と概ね等しい直方体の形状に形成され、ケース19の周辺の補機類と干渉することなくケース19の上面の空間に収まるようになっている。
レゾネータ21は、下面で開口した連通口20を有しており、この連通口20はケース19の流入口側室17に装着離脱口16を介して連通するようになっている。
また、エアクリーナ1は、図1(a)に示すように、エアフィルタ13がケース19に装着された状態で、レゾネータ21をケース19に止着する止着手段22として、ケース19の側面に取付けられた第1フック23と、第1フック23に係止するようレゾネータ21の側面に取付けられた第2フック24とを備えている。第1フック23は、硬質樹脂等によって剛性を与えられており、一方、第2フック24は、例えば、金属よりなる板バネ等の弾性体で形成されている。
具体的には、図1(a)にその構造が示されるように、第1フック23は、ケース19の側面から上方に立ち上がってレゾネータ21の側面まで延在している。一方、第2フック24は、湾曲部24aと、湾曲部24aに一体的に形成され第1フック23に係止されるフック部24bとにより構成されている。また、湾曲部24aはフック部24bを第1フック23に弾性的に付勢し、フック部24bが第1フック23に係止されたとき湾曲部24aが付勢力によりフック部24bを第1フック23に強固に係止するようになっている。
そして、第1フック23は、エアフィルタ13がケース19に装着された状態(図1(a)、(b)〜図3に示される状態)で、レゾネータ21の両側面に取付けられた第2フック24により、図1(a)で示す態様で係止される。また、第1フック23は、第2フック24の上方向への移動を図1(b)で示す態様で拘束して、レゾネータ21がケース19から抜け出ないようになっている。また、レゾネータ21をケース19から離脱する際には、湾曲部24aの付勢力に逆らってフック部24bを第1フック23から解除することにより、レゾネータ21とケース19との止着を解除することができる。なお、本実施の形態では、第2フック24が弾性を有するようにしているが、第2フック24に代って第1フック23が弾性を有するようにしてもよい。
次に、作用について説明する。
図3に示すように、レゾネータ21およびエアフィルタ13がケース19に装着された状態では、エンジンの運転により発生する負圧により、流入口14を通ってケース19内の流入口側室17に流入した空気は、エアクリーナエレメント11を通過して清浄された後に流出口側室18に達し、流出口15を通ってエンジンに吸入される。そして、吸気経路内の空気の振動および吸気音は、連通口20により装着離脱口16を介して流入口側室17と連通するレゾネータ21により低減される。
また、図4に示すように、レゾネータ21およびエアフィルタ13をケース19から離脱する際には、第1フック23と第2フック24との係止を解除した後にレゾネータ21を上方に引き上げると、エアフィルタ13も同時にケース19から離脱する。
このように、本実施の形態においては、エアクリーナ1は、エレメントホルダ12をレゾネータ21と一体構造にし、レゾネータ21をケース19に装着、離脱する際、エアフィルタ13をレゾネータ21と一体的に装着、離脱できるようにした。したがって、エレメントホルダ12とレゾネータ21が一体構造となっており、且つ、エアフィルタ13をケース19に装着した状態では、レゾネータ21の連通口20がケース19の流入口側室17に連通するようになっているので、エアクリーナエレメント11を清浄または交換する際には、エアクリーナエレメント11とエレメントホルダ12からなるエアフィルタ13とレゾネータ21とを一体的にケースから離脱することができ、従来のエアフィルタを単独でケースから離脱するときと同様の整備性を維持することができる。また、レゾネータはエアフィルタの離脱方向であるケースの上面部の空間に設けられているので、従来エアフィルタの装着および離脱の際にだけ利用されていたケースの上面部の空間を有効利用することができる。その結果、エアクリーナエレメントをケースに対して装着および離脱する際の整備性を維持するとともに、エンジンルーム内の空間を有効利用することができる。
また、本実施の形態においては、エアクリーナ1は、レゾネータ21をケース19に止着する止着手段22として、ケース19の側面に取付けられた第1フック23と、第1フック23に係止するようレゾネータ21の側面に取付けられた第2フック24とを備えている。したがって、レゾネータ21とエレメントホルダ12は一体構造になっているので、ケース19の側面に取付けられた第1フック23とレゾネータ21の側面に取付けられた第2フック24を係止することによりレゾネータ21とケース19を止着するだけで、エレメントホルダ12もケース19に止着されることとなる。その結果、エアクリーナエレメント11およびレゾネータ21を同時にケース19に止着することができるので、組み付けおよび整備に要する時間を短縮することができる。また、エアクリーナエレメント11およびレゾネータ21が共通の止着手段22によりケースに止着されるので、部品点数を削減することができる。
また、本実施の形態においては、第2フック24を弾性体で形成し、この弾性体の弾性力により第1フック23と第2フック24の係止を行っている。したがって、弾性体の弾性によって第1フック23と第2フック24とが係止されるので、レゾネータ21をケース19に装着、離脱する際、工具を用いることなく、エアフィルタ13をレゾネータ21と一体的に装着、離脱することができる。なお、第2フック24に代って第1フック23が弾性を有するようにしてもよく、その場合も、上記と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態においては、エアクリーナ1は、レゾネータ21をケース19に止着する止着手段22として、ケース19の側面に形成された第1フック23と、第1フック23に係止するようレゾネータ21の側面に取付けられた第2フック24とを備え、第2フック24が、湾曲部24aと、湾曲部24aに一体的に形成され第1フック23に係止されるフック部24bとにより構成され、湾曲部24aがフック部24bを第1フック23に弾性的に付勢し、フック部24bが第1フック23に係止されたとき湾曲部24aが付勢力によりフック部24bを第1フック23に強固に係止するようにした。したがって、レゾネータ21がケース19に装着されフック部24bが第1フック23に係止されたときは、湾曲部24aが付勢力によりフック部24bを第1フック23に強固に係止し、レゾネータ21をケース19から離脱する際には、湾曲部24aの付勢力に逆らってフック部24bを第1フック23から解除することにより、レゾネータ21の装着および離脱を行うことができる。この結果、レゾネータ21をケース19に装着、離脱する際、工具を用いることなく、エアフィルタ13をレゾネータ21と一体的に装着、離脱することができる。
また、本実施の形態においては、湾曲部24aおよびフック部24bが金属よりなる板バネで構成されている。したがって、樹脂と比較して磨耗や変形の起こり難い金属よりなる板バネで湾曲部24aおよびフック部24bを構成したので、長期に渡り安定してケース19に対してエアフィルタ13とレゾネータ21を一体的に装着、離脱することができる。
(第2の実施の形態)
図5(a)、(b)は本発明の第2の実施の形態に係るエアクリーナ1においてレゾネータ21をケース19に止着する止着手段25、34を説明する部分拡大断面図である。
前述の第1の実施の形態では、第2フック24の湾曲部24aの付勢力でフック部24bを第1フック23に係止することによってレゾネータ21をケース19に止着していたが、本実施の形態では、第1フック23および第2フック24に加えて、または第1フック23および第2フック24に代って、レゾネータ21の下面に設けた凸部26、29と、ケース19の上面に設けた凹部27、30を嵌合させることにより、レゾネータ21をケース19に止着している点で前述の実施の形態とは構成が相違する。したがって、第1の実施の形態のエアクリーナ1と同一又はそれに相当する構成部分については、図5(a)、(b)中に図1(a)、(b)〜図4中の対応構成部分と同一符号を用いて説明し、前述した第1の実施の形態との相違点について詳しく説明する。
図5(a)に一例を示すように、本実施の形態のエアクリーナ1は、止着手段25として、レゾネータ21の下面に一体または別体に複数の凸部26を備えるとともに、凸部26と対応するケース19の上面に一体または別体に複数の凹部27を備えている。凸部26および凹部27は弾性を有するゴム材等から構成されている。
凸部26は、レゾネータ21の下面から下方に突起する棒状部26aと、この棒状部26aの先端に形成された球状部26bとから構成される。ここで、球状部26bの直径は、棒状部26aの直径よりも大きく形成されている。
一方、凹部27は、入口部分が棒状部26aと略同一の直径に形成されるとともに、内部には球状部26bと略同一の直径の空間を有し、凸部26と嵌合するようになっている。
そして、レゾネータ21をケース19に装着する際には、一定以上の力で凸部26を凹部27に押し込むことにより、球状部26bが凹部27の入口部分を通過して内部に入り込んで凸部26と凹部27が嵌合する。また、レゾネータ21をケース19から離脱する際には、一定以上の力で凸部26を凹部27から引っ張ることにより、凸部26が凹部27から脱合する。
また、図5(b)に他の例を示すように、本実施の形態のエアクリーナ1は、止着手段34として、レゾネータ21の下面に一体または別体に複数の凸部29を備えるとともに、凸部29と対応するケース19の上面に一体または別体に複数の凹部30を備えてもよい。凸部29および凹部30は弾性を有するゴム材等から形成されている。
凸部29は、その先端方向に向かって断面積が小さくなるように形成された略円錐形状の突起であり、その側面には点状または環状に形成され抜け止めの役割を果たす小突起29aを有している。
一方、凹部30は、凸部29が挿入されるように形成された凹みであり、その内部には凸部29の小突起29aを受け入れる係合部30aを有し、係合部30aに小突起29aが入り込むことにより、凸部29と凹部30が嵌合するようになっている。
そして、レゾネータ21をケース19に装着する際には、一定以上の力で凸部29を凹部30に押し込むことにより、小突起29aが係合部30aに入り込んで凸部29が凹部30に嵌合する。また、レゾネータ21をケース19から離脱する際には、一定以上の力で凸部29を凹部30から引っ張ることにより、凸部29が凹部30から脱合する。したがって、レゾネータ21をケース19に装着する際は凸部26、29を凹部27、30に嵌合させ、レゾネータ21をケース19から離脱する際には、凹部27、30から凸部26、29を脱合させるだけで、レゾネータ21の装着および離脱を行うことができる。その結果、レゾネータ21をケース19に装着、離脱する際、工具を用いることなく、エアフィルタ13をレゾネータ21と一体的に装着、離脱することができる。また、装着と同時に位置決めを行うことができる。
なお、図5(a)、(b)に示した例は、凹凸の嵌合によりレゾネータ21をケース19に止着するいわゆるスナップフィット構造となっているが、図6に示すように、ケース19の側面に第1フック31を設けるとともに、レゾネータ21の側面にヒンジ33を介して回動自在に第2フック32を設け、レゾネータ21がケース19に装着された状態で第2フック32の先端が第1フック31に係止されるように構成してもよい。この場合、レゾネータ21をケース19に装着した後に第2フック32の先端を第1フック31に係止させることによりレゾネータ21とケース19との結合が完了し、レゾネータ21がケース19から離脱する方向に力が作用した場合にレゾネータ21がケース19から脱落する恐れがない。
以上、本発明のエアクリーナについて好適な実施の形態を挙げて具体的に説明したが、本発明はこれらの実施の形態により何等限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、以下のように適宜変更形態とすることが可能である。すなわち、レゾネータ21の形状は、前述の実施の形態のように直方体の形状とする他、例えば、円筒形等、種々の形状とすることができ、ケース19の上部の空間の形状、レゾネータ21の内部容積、または歩行者保護要件等の車両要件に応じて決定することができる。また、前述の実施の形態では、レゾネータ21をケース19の流入口側室17と連通させているが、レゾネータ21をケース19の流出口側室18と連通させるように構成してもよく、この場合にも、前述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。レゾネータ21をケース19の流出口側室18と連通させる場合は、連通口20とケース19との間のシーリングを強固にする必要があるが、ケース19よりも吸気経路の下流側にある吸気音の発生源にレゾネータ21が近くなるため、レゾネータ21をケース19の流入口側室17と連通させる場合よりも消音効果が向上する。
また、前述の実施の形態では、エアクリーナ1を横置き状態にして車体に組み付ける一般的な例に基づいて説明したが、エアクリーナ1を縦置き状態にして車体に組み付ける場合であっても本発明を実施して前述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明は、エアクリーナエレメントを装着、離脱する際の整備性を維持するとともに、エンジンルーム内の空間を有効利用することができるという作用効果を奏するものであり、エアクリーナエレメントをスライドさせてケースに装着、離脱するエアクリーナ全般に有用である。
(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナの概略構成を示すその上面図および側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナの内部の概略構成を示す、図1(a)中の矢印II方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナのエアクリーナエレメントを装着した状態を示すその断面斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアクリーナのエアクリーナエレメントを離脱した状態を示すその断面斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係るエアクリーナの止着手段を示すその部分拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエアクリーナの止着手段を他の例で示すその部分拡大断面図である。
符号の説明
1 エアクリーナ
11 エアクリーナエレメント
12 エレメントホルダ
13 エアフィルタ
14 流入口
15 流出口
16 装着離脱口
17 流入口側室
18 流出口側室
19 ケース
20 連通口
21 レゾネータ
22、25、34 止着手段
23、31 第1フック
24、32 第2フック
26、29 凸部
26a 棒状部
26b 球状部
27、30 凹部
28 ウレタンシール
29a 小突起
30a 係合部
33 ヒンジ

Claims (7)

  1. 通過する空気を濾過するエアクリーナエレメントおよび前記エアクリーナエレメントを収納するとともに前記エアクリーナエレメントの形状を保つエレメントホルダを有するエアフィルタと、
    外気を流入する流入口、前記エアクリーナエレメントによって濾過された空気をエンジン側に流出する流出口、前記エアフィルタを装着、離脱できるよう上面で開口した装着離脱口、前記エアフィルタにより仕切られ前記流入口に近接する流入口側室および前記流出口に近接する流出口側室を有するケースと、
    下面で開口した連通口を有し、前記連通口を前記ケースの前記流入口側室に前記装着離脱口を介して連通するようにして前記ケースの上面に設けられ、前記流入口から流入される空気の振動を軽減するレゾネータと、を備え、
    前記エレメントホルダを前記レゾネータと一体構造にし、前記レゾネータを前記ケースに装着、離脱する際、前記エアフィルタを前記レゾネータと一体的に装着、離脱できるようにしたことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記レゾネータを前記ケースに止着する止着手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記止着手段が、前記ケースの側面に取付けられた第1フックと、前記第1フックに係止するよう前記レゾネータの側面に取付けられた第2フックと、により構成されたことを特徴とする請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記第1フックおよび前記第2フックのどちらか一方が弾性体で形成され、前記弾性体の弾性力により前記第1フックと前記第2フックを係止するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
  5. 前記止着手段が、前記ケースの側面に形成された第1フックと、前記第1フックに係止するよう前記レゾネータの側面に取付けられた第2フックと、により構成され、前記第2フックが、湾曲部と、前記湾曲部に一体的に形成され前記第1フックに係止されるフック部とにより構成され、前記湾曲部が前記フック部を前記第1フックに弾性的に付勢し、前記フック部が前記第1フックに係止されたとき前記湾曲部が前記付勢力により前記フック部を前記第1フックに強固に係止するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエアクリーナ。
  6. 前記湾曲部および前記フック部が金属よりなる板バネで構成されたことを特徴とする請求項5に記載のエアクリーナ。
  7. 前記止着手段が、互いに嵌合する凸部と凹部とからなり、前記レゾネータと前記ケースのどちらか一方に前記凸部を設け、前記レゾネータと前記ケースの他方に前記凹部を設け、前記レゾネータを前記ケースに装着する際に前記凸部が前記凹部に嵌合し、前記レゾネータを前記ケースから離脱する際に前記凸部が前記凹部から脱合するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエアクリーナ。
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