JPH11133068A - 電圧電流特性測定装置 - Google Patents

電圧電流特性測定装置

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JPH11133068A
JPH11133068A JP9300042A JP30004297A JPH11133068A JP H11133068 A JPH11133068 A JP H11133068A JP 9300042 A JP9300042 A JP 9300042A JP 30004297 A JP30004297 A JP 30004297A JP H11133068 A JPH11133068 A JP H11133068A
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JP
Japan
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current
voltage
resistor
range
output
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JP9300042A
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English (en)
Inventor
Keita Gunji
慶太 郡司
Toshio Tamamura
俊雄 玉村
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Original Assignee
Hewlett Packard Japan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量負荷に対しても安定で、レンジ切換時の
スパイク及びオーバーシュートを抑え、さらに、高速な
設定変更が可能な電圧電流特性測定装置を提供する。 【解決手段】電流源およびレンジ抵抗およびDUTへの
出力端子および出力端子に流れる電流を制御する出力制
御部を備えた出力電流供給部と、電流源およびDUTに
流れるのと比例した電流が流れるIM用抵抗および電流
測定補助抵抗を備えた電流測定部と、第1のDA変換器
および増幅器の飽和を防ぐクランプ回路付積分器および
出力電流供給部の出力電流を制御する前述の出力制御部
および出力端子および出力端子の電圧をバッファアンプ
と帰還抵抗を介して積分器に帰還させるフィードバック
回路を備えた電圧制御部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に半導体の直流特性
試験装置に関し、より詳細には、被試験対象に電圧をか
けながら電流を測定すること及び被試験対象に電流を流
しながら電圧を測定する電圧電流特性測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電圧電流特性測定装置は、リレー、スイ
ッチ、抵抗、コンデンサ、インダクタ、ダイオード、ト
ランジスタ、FET、IC、LSI、VLSI等の幅広
い被試験対象(以下DUTと略す)の直流特性を試験す
る装置である。この電圧電流特性測定装置は、基本的に
は、DUTに一定の電圧をかけて、電流を測定するVF
IM(V Force I Measure)と、一定
の電流を流して、電流を測定するIFVM(I For
ce V Measure)の2種類の機能を備え、さ
らに、VFIMでDUTに流れる電流を制限する電流制
限(Iリミット)機能と、IFVMでDUTにかかる電
圧を制限する電圧制限(Vリミット)機能が備わってい
る。
【0003】上述の機能を実現するために、電圧電流測
定装置は、VF(V Force:定電圧源)モード、
正のIF(I Force:定電流源)モード及び負の
IFモードの3モードを備え、DUTには常にこれらの
モードのいずれかが作用するように構成されている。
【0004】以下、本明細書では、説明のために、DU
Tに対して、上記のVFモードで設定される電圧値を制
御電圧値、上記の正または負のIFモードで設定される
電流値を制御電流値と呼び、VFモードでのDUTのI
リミットの制限値を制限電流値、IFモードでのDUT
のVリミットの制限値を制限電圧値と呼ぶ。
【0005】従来の電圧電流特性装置の構成及び作用
は、特開昭58−148507号及び特開平8−262
069号に詳細に開示されているが、例えば図1に示さ
れる構成となっている。すなわち、VFモードでは、D
A変換器11、電圧レンジ抵抗12、誤差増幅器13、
電圧電流変換器17、積分器41、電力増幅器42、電
流レンジ抵抗43、バッファ増幅器45及び抵抗16で
構成される定電圧源ループ(Vループ)が動作し、正の
IFモードでは、DA変換器21、反転増幅器22、抵
抗23、誤差増幅器24、電圧電流変換器28、積分器
41、電流増幅器42、電流レンジ抵抗43、CMRR
回路52(バッファ増幅器48および50、差動増幅器
46で構成される)、抵抗27で構成される正定電流源
ループ(Ipループ)が動作し、負のIFモードでは、
DA変換器21、抵抗33、誤差増幅器34、電圧電流
変換器38、積分器41、電力増幅器42、電流レンジ
抵抗43、CMRR回路52(バッファ増幅器48およ
び50、差動増幅器46で構成される)、抵抗37から
構成される負定電流源ループ(Inループ)が動作す
る。
【0006】なお、端子44は出力端子、参照番号56
はDUT、参照番号14および25および35はそれぞ
れ対応する誤差増幅器13および23および33が飽和
するのを防ぐためのクランプ回路である。
【0007】図1に示されるように、従来の電圧電流特
性測定装置の定電流源ループでは、出力端子前段の電流
レンジ抵抗回路43に流れた電流を電圧に変換すること
で、電圧測定と、電流レンジの設定を行なっている。
【0008】しかしながら従来の方式では、特にVルー
プにおいて、電流レンジ抵抗43と、出力端子44に接
続される負荷との関係により、フィードバックをかけら
れた誤差増幅器13の位相がシフトするため、あらゆる
負荷に対して誤差増幅器13の安定性を確保するよう設
計するのは困難であった。
【0009】特に、大容量負荷に対する安定性を確保す
ると、系のセトリングスピードを下げる方向に誤差増幅
器13を設計しなければならなかった。逆に、高速かつ
安定に設定と測定を実行するには、容量負荷の制限が必
要となるという問題点があった。
【0010】更に従来の方法では、回路が高価になると
いう問題点もあった。すなわち、高精度の電流測定を求
めるには、DUT56に流れた電流を正確にモニターし
なければならない。そのために、電流レンジ抵抗43に
出力電圧の中からコモンモードを除去し、両端に掛かる
電圧のみを取り出すための、差動増幅器46、バッファ
アンプ48および50で構成されるCMRR回路52が
必要となる。図2に示されるように、図1に示される回
路の出力端子44の電圧が20Vの時、電流レンジ抵抗
43に流れる電流により、0.1Vのコモンモード電圧
が発生するとすると、約20Vの出力電圧中で0.1V
を検出し電流値を得ることができる高精度の抵抗が電流
レンジ抵抗43に必要となる。すなわち、電流測定のた
め電圧0.1Vを0.1%の精度で得る場合、20Vに
対し0.0005%のCMRR特性が必要となり、極め
て高価なCMRR回路が必要となってしまう。
【0011】また、スパイクやオーバシュートの問題も
無視できない。図1に示されるような電圧電流特性測定
装置は、VFモード及び正あるいは負のIFモードを実
行するために上述のような複数の帰還回路を備えてい
る。これらの帰還回路の周波数応答が有限であるため、
平衡状態にある帰還回路の状態を決定している入力電
圧、帰還定数、帰還回路の切換等のパラメータを1つで
も変化させると、出力にスパイクやオーバシュートが発
生してしまう。
【0012】電流/電圧の設定時およびレンジ切り替え
時や、DUTの状態によりVFモードでIリミットがか
かったり、IFモードでVリミットがかって複数の帰還
回路が切り替わるときは、クランプされた帰還動作停止
状態とクランプが外れた帰還制御動作状態とが入れ替わ
るので、特に大きなスパイクやオーバシュートが発生
し、DUTに余計なストレスを与え、悪影響を及ぼして
しまう。
【0013】上述のスパイク及びオーバーシュートを抑
えるためには、以下の様な方法が工夫されてきた。
【0014】(ア)DA変換器の出力にフィルタを設け
る方法。
【0015】(イ)正および負のIFモードでの制御電
圧のレンジ変更は、電圧レンジ抵抗回路12で、抵抗
(図示していない)を切り換えることによって行なわれ
るが、この時、一旦DA変換器11の設定を0V出力に
し、その状態でレンジ抵抗を切替え、その後DA変換器
を所望の値に設定する方法である。
【0016】(ウ)正および負のIFモードで制限電圧
のレンジだけを変更する時に、一時的に該電圧値の絶対
値が小さくなりVリミットがかかりスパイクが発生され
ると予測される場合、電圧レンジ抵抗をメーク・ビフォ
ア・ブレーク切換し、一時的に抵抗を並列につないでそ
れまで接続されていたより抵抗値を小さくした後、制限
電圧値のレンジを変更し、以前の制限電圧値を設定し直
す方法。
【0017】(エ)正・負のIFモードで、電流レンジ
抵抗を変更する場合に、最初に現状の電圧が制御電圧値
になるように設定を変更し、IFモード時の電圧と電流
を保ったまま強制的にVFモードに移行し、その後電流
レンジ抵抗回路の抵抗を変更してIFモードに戻す、V
Fモード移行変換方法。
【0018】(オ)正・負のIFモードで、電流レンジ
抵抗の変更を伴う設定変更を行う場合に、Ipループ及
びInループの電圧電流変換器を機能停止状態にし、一
旦、Ipループ及びInループのそれぞれの帰還ループ
を切断し、次に電流関係の設定変更を行い、全ての変更
が終了してからIpループ及びInループの帰還ループ
を復活させる、Ip・Inループを切断する方法。
【0019】(カ)上記の(オ)の方法において、Ip
・Inループの電圧電流変換器を機能停止した時に、電
流レンジ抵抗を切り換えるFETスイッチをランプ電圧
波形で駆動し、レンジ抵抗の変化をVループの周波数応
答より遅くするソフトスイッチ方法。
【0020】(キ)通常の動作時には電圧ホールド回路
(Vホールド回路)を設けたVホールドループで出力電
圧を記憶し、制御電圧値または制御電流値を変更する際
にだけ、Vホールドループの帰還回路を形成し、Vホー
ルド記憶回路の記憶電圧を基準にして出力電圧を変更直
前の値に維持するVホールドループ追加方法。
【0021】しかしながら、上記の対策方法には以下の
問題点が残されていた。
【0022】(1)(イ)ないし(キ)の方法では、1
つの設定変更をするのに、複数のステップの操作を行わ
なければならない。そのために設定変更に時間を要す
る。
【0023】(2)(ア)および(カ)の方法では、D
A変換器の低域通過フイルタ及びソフトスイッチ等の設
定変更を徐々に行うので、設定変更に時間を要する。
【0024】(3)(イ)ないし(オ)の方法では、現
在の電圧値を監視し、設定変更後にVリミットがかかる
かいなかを予測し、上述した複数の変更方法から適当な
方法を選び、操作の順序を切り換えなければならないの
で、制御が複雑となる上、演算制御部もこれにあわせて
複雑となり高価となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、電流
制御を主体とする回路構成により、Vループに電流レン
ジ抵抗を含まない回路方式を採用することにより、大容
量負荷に対しても安定で、レンジ切換時のスパイク及び
オーバーシュートを抑え、さらに、高速な設定変更が可
能な電圧電流特性測定装置を提供することを目的とす
る。
【0026】本発明の別の目的は、出力インピーダンス
を低く押さえた電圧電流特性測定装置を提供することに
ある。
【0027】本発明の別の目的は、出力インピーダンス
を低周波領域で抵抗性に設計し、大容量負荷に対する安
定性を確保することが容易な電圧電流特性測定装置を提
供することにある。
【0028】本発明の別の目的は、高価で高精度なCM
RR回路が不要な電圧電流特性測定装置を提供すること
にある。
【0029】本発明の別の目的は、従来技術の設定変更
時の複雑な制御を単純化し、これまでCPUとファーム
ウエアという大規模な構成で制御を行っていた部分をハ
ードウエア・ロジックで実現できる程度に複雑さを軽減
した、電圧電流特性測定装置を提供することにある。
【0030】本発明の別の目的は、レンジ抵抗切り替え
回路の構成と制御が簡単で、コストダウンが図れること
を特徴とする電圧電流特性測定装置を提供することにあ
る。
【0031】本発明の別の目的は、レンジ切換シーケン
スを、レンジ抵抗の切り替えとVF用およびIF用設定
DA変換器の制御で行い、オーバーシュートやスパイク
を防ぐ電圧電流特性装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明では、電流源およ
び電流レンジ抵抗およびDUTへの出力端子および出力
端子に流れる電流を制御する出力制御部を備えた出力電
流供給部と、別の電流源およびDUTに流れるのと比例
した電流が流れるIM用抵抗および電流測定補助抵抗を
備えた電流測定部と、第1のDA変換器および増幅器の
飽和を防ぐクランプ回路付積分器および出力電流供給部
の出力電流を制御する前述の出力制御部および出力端子
および出力端子の電圧をバッファアンプと帰還抵抗を介
して積分器に帰還させるフィードバック回路を備えた電
圧制御部を備え、出力電流供給部の電流源と電流測定部
の電流源が流す電流は、制御部によって第2のDA変換
器の出力電圧と出力電流供給部のレンジ抵抗の電圧に応
じて互いに比例関係になるように制御されることによ
り、上記の課題を解決している。
【0033】本発明において、好適には、出力電流供給
部の電流レンジ抵抗と電流源と出力制御部、電流測定部
の電流源と補助抵抗と、これらの電流源を制御する制御
部は、正と負の電圧用にそれぞれ2つずつ設けられる。
【0034】本発明において、好適には、積分器には電
圧レンジ抵抗が含まれる。
【0035】VF(定電圧源)モードでは、まず電流供
給部の電流源にIリミットの制限電流値の電流を出力す
るように第2のDA変換器を設定する。次に、積分器を
介して第1のDA変換器の出力電圧で出力電流供給部の
出力制御部を制御し、電流供給部の電流源から流れてく
る電流のながれやすさを制御する。出力制御部から流れ
出た電流はDUTに流れ、DUTに電圧が発生する。D
UTの電圧はバッファアンプと帰還抵抗を介したフィー
ドバック回路により積分器にフィードバックされ、出力
制御部は積分器の出力に従って出力電圧が所望の値とな
るように出力制御部から出力される電流を制御する。
【0036】この時、制御部の働きにより、出力電流供
給部から流れ出る電流に比例した電流が、電流測定部の
電流源からも流れるように制御される。従って、DUT
に流れる電流は、IM用抵抗の両端の電圧を測定するこ
とで求めることができる。
【0037】Iリミットがかかる場合は次のように動作
する。すなわち、この場合は、VFモードで設定された
電圧とDUTのインピーダンスの関係で、DUTに流れ
る電流がIリミットで設定された制限電流値を越えてし
まおうとする場合である。この時、DUTに流れる電流
が制限電流値に達しない状態では、DUTの電圧がVF
モードでの設定に達しないので、出力制御部でもっと電
流を流しやすくするように積分器にフィードバックがか
かる。しかし、DUTに流れる電流の最大値は出力電流
供給部の電流源で制限電流値に設定されているので、D
UTに流れる電流は制限電流値以上にはならない。その
結果、出力制御部の電流をもっと流しやすくするように
積分器にさらにフィードバックがかかるが、DUTには
それ以上電流が流れないので、やがて出力制御部の出力
電流供給部側の入出力間はもっとも電流を流しやすいオ
ン状態(すなわち導通状態)となる。しかしフィードバ
ックは更に働き、積分器内の増幅器は飽和に向かうが、
増幅器の入出力の電圧がクランプ回路のクランプ電圧に
達したところで、クランプ回路に電流が流れ始めクラン
プ状態となり、増幅器は結果的にDUTにIリミットが
かかった不平衡状態のままでとどまる。
【0038】IF(定電流源)モードでは、まず、第1
のDA変換器にVリミットの制限電圧値を設定し、次に
出力電流供給部の電流源に所望の電流が流れるように第
2のDA変換器を設定する。設定された電流がDUTに
流れ、DUTで発生する電圧が制限電圧値よりも低けれ
ば、前述のように、フィードバックがかかり、積分器内
の増幅器は飽和に向かい、クランプ状態となる。この状
態では出力制御部はオン状態となり、DUTに流れる電
流は出力電流供給部の電流源に設定した電流がそのまま
流れる。該電流源の出力電流が設定値とあっているか
は、制御部に出力電流供給部のレンジ抵抗の電圧のフィ
ードバックをかかかて、該電流源を制御することでなさ
れている。
【0039】この時、DUTにかかる電圧は、出力端子
に接続されたバッファアンプの出力電圧を測定すること
で求めることができる。
【0040】Vリミットがかかる場合は次のように動作
する。DUTで発生した電圧が制限電圧値よりも高くな
ると、バッファアンプと帰還抵抗を介して積分器内の増
幅器に電流が流れ込んでクランプ状態を脱し、電圧フィ
ードバックループを形成して出力制御部を電流源からの
電流をながれにくくするように制御して、再び平衡状態
となる。
【0041】本発明では、好適には、制御部にフォトカ
プラが用いられる。
【0042】本発明においては、電圧および電流レンジ
抵抗と第1および第2のDA変換器の設定順序を工夫す
ることで、レンジ切換シーケンスを簡単に実現すること
ができる。
【0043】本発明の別の実施態様では、制御部は、第
2のDA変換器の出力を電流に変換する電圧電流変換器
と第1と第2の基準電流用抵抗を備えた基準電流発生部
と、この基準電流発生部の所定の点を流れる電流と出力
電流供給部の所定の点を流れる電流から出力電流供給部
の電流源と電流測定部の電流源から流れる電流が比例関
係になるように制御するカレントミラー制御部を備え
る。
【0044】さらに別の実施態様では、出力制御部には
フォトカプラの代わりに、抵抗とFETを用いて出力端
子に流れる電流を制御している。
【0045】
【実施例】図3に、本発明による電圧電流特性測定装置
の基本的なブロック図を示す。
【0046】VF用DAC(DA変換器)102の出力
はVF用レンジ抵抗106を介して増幅器108の負側
の入力端子に接続され、増幅器108の正の入力端子は
接地されている。増幅器108の負入力と増幅器108
の出力にはコンデンサ110が接続され、互いに逆極性
のツェナーダイオード114及び116を直列に接続し
たクランプ回路112が、コンデンサ110の両端に並
列に接続されている。VF用レンジ抵抗106および増
幅器108およびコンデンサ110で積分器104を構
成している。増幅器108の出力は、直列に接続された
2個のフォトカプラ138および139の発光部120
および122の中間点(すなわちフォトカプラの発光部
120のカソードとフォトカプラの発光部122のアノ
ードとの接続点)に接続され、フォトカプラの発光部1
20のアノードは電源Vaaに接続され、フォトカプラ
の発光部122のカソードは電源Vbbに接続されてい
る。それぞれのフォトカプラの受光部124および12
6は直列に接続され、2個のフォトカプラの受光部の中
間点(すなわちフォトカプラの受光部124のアノード
とフォトカプラの受光部126のカソードの接続点)に
出力端子132が接続され、出力端子132にはDUT
134が接続されている。出力端子132は、バッファ
128および帰還抵抗118を介して増幅器108の負
の入力に接続されている。バッファ128の出力にはV
M(V Measure:電圧測定)端子が接続されて
いる。
【0047】フォトカプラの受光部124のカソードに
は電流源154およびIF用レンジ抵抗156を介して
電源Vccが接続されている。電流源154はIp制御
部152に制御され、Ip制御部152はIF用DAC
150の出力端子からの信号と、IF用レンジ抵抗15
6の電源Vccに接続されていない側の端子とを入力と
して接続されている。
【0048】フォトカプラの受光部126のアノードに
は電流源164およびIF用レンジ抵抗166を介して
電源Veeが接続されている。電流源164はIn制御
部162に制御され、In制御部162は、IF用DA
C150の出力端子から反転器160を介した信号と、
IF用レンジ抵抗166の電源Veeに接続されていな
い側の端子とを入力として接続されている。
【0049】好適には、電源からのノイズの混入を防ぐ
ために、フォトカプラの発光部の電源Vaa、Vbbに
はフォトカプラの受光部につながれた電源Vcc、Ve
eと別の電源が用いられる。
【0050】IM(I Measure:電流測定)用
の回路は、次のように構成される。電源Vccと電源V
eeの間には、抵抗182と電流源180と電流源18
4と抵抗186が設けられている。電流源180および
184の中間点にはIM端子190が接続されている。
IM端子にはIM用抵抗188が接続され、IM用抵抗
188の他端は接地されている。電流源180はIp制
御部152から制御され、電流源184はIn制御部1
62から制御される。
【0051】Ip制御部152は、電流源154および
電流源180を、IF用DAC150で設定された電圧
とIF用レンジ抵抗156に流れる電流とに比例する電
流が流れるように制御する。すなわち、Ip制御部15
2は、IF用DAC150で設定された電圧とIF用レ
ンジ抵抗156の電源Vccが接続されていない側の端
子とに等しい電圧が、IF用レンジ抵抗156の電源V
ccに接続されていない側の端子および抵抗182の電
源Vccに接続されていない側の端子に与えられるよう
に、電流源154および電流源180を制御する。
【0052】In制御部162は、電流源164および
電流源184を、IF用DAC150で設定され反転器
160を介した電圧とIF用レンジ抵抗166に流れる
電流とに比例する電流が出力されるように制御する。す
なわち、In制御部162は、IF用DAC150で設
定された電圧の反転器160を介した電圧とIF用レン
ジ抵抗166の電源Veeが接続されていない側の端子
とが、IF用レンジ抵抗166の電源Veeに接続され
ていない側の端子および抵抗186の電源Veeに接続
されていない側の端子に与えられるように、電流源16
4および電流源184を制御する。
【0053】VFモードの時、まず電流源154あるい
は164がIリミットの制限電流値の電流を出力するよ
うに、IF用DAC150を設定する。次に、VF用D
AC102を設定して、所望の値に選択されたVF用レ
ンジ抵抗106を含んだ積分器104に出力する。
【0054】VF用DAC102の出力が正電圧なら
ば、積分器104の出力は負電圧となり、フォトカプラ
120は能動状態、フォトカプラの発光部122はオフ
となる。それぞれのフォトカプラの発光部に対応し、受
光側では、フォトカプラの受光部124が能動状態とな
り、フォトカプラの受光部126はオフとなる。すなわ
ち、フォトカプラの受光部124、は発光部120にか
かる電圧に比例した電流が流れるように動作する。その
結果、IF用レンジ抵抗156に電流i1が流れ、IF
用レンジ抵抗166には電流は流れない。フォトカプラ
の受光部124から出力された電流は出力端子132を
介してDUT134に流れ、DUTに電圧が発生する。
この時、VF用DAC102の出力をVfD、VF用レン
ジ抵抗106の抵抗値をR106、帰還抵抗118の抵抗
値をR118とすると、
【0055】VfD・R118/R106
【0056】が出力端子132すなわちDUT134に
かかる電圧となる。
【0057】出力端子132の電圧は、バッファアンプ
128および帰還抵抗118を介して、積分器104に
フィードバックされ、出力が所望の電圧になったところ
で平衡状態に達する。
【0058】逆に、VF用DAC102の出力が負電圧
ならば、積分器104の出力は正電圧となり、フォトカ
プラの発光部122は能動状態、フォトカプラの発光部
120はオフとなる。それぞれのフォトカプラの発光部
に対応し、受光側では、フォトカプラの受光部126が
能動状態となり、フォトカプラの受光部124はオフと
なる。その結果、IF用レンジ抵抗166に電流i2
流れ、IF用レンジ抵抗156には電流は流れなくな
り、出力端子132に所定の電圧がかかり、同様なフィ
ードバックがかかる。
【0059】DUT134に流れる電流iDUTは次のよ
うに測定される。VF用DAC102の出力が正電圧で
あるとする。Ip制御部152によって、電流源180
は電流源154に流れるのと比例した電流iM1を流すよ
うに制御され、In制御部162も同様に電流源164
に流れる電流△i2と比例した電流△iM2を流すように
電流源184を制御するので、IM用抵抗188に流れ
る電流iMは、
【0060】 iM=iM1−△iM2 =A・(i1−△i2) =A・iDUT ・・・ (式1) ただし、A=R156/R182
【0061】となる。従って、IM用抵抗188での電
圧降下をIM端子190にAD変換器(図示せず)等を
接続して測定することにより、DUTに流れる電流を測
定することができる。
【0062】この方式では、フォトカプラの受光部12
4および126のどちらかがオフの状態でも、バイアス
電流がVccからVeeに向かって、IF用レンジ抵抗
156→電流源154→フォトカプラの受光部124→
フォトカプラの受光部126→電流源164→IF用レ
ンジ抵抗166という経路で電流が流れる。ここで、抵
抗156及び166にバイアス電流が流れてしまうため
に、このバイアス電流が誤差要因となるように見えるか
もしれないが、上記の式1からわかるように、互いにキ
ャンセルされてIM用抵抗188には流れないので、誤
差要因とはならない。
【0063】Iリミットがかかる場合は次のように動作
する。すなわち、この場合は、VFモードで設定された
電圧とDUT134のインピーダンスの関係で、DUT
134に流れる電流がIリミットで設定された制限電流
値を越えてしまおうとする場合である。この時、DUT
134に流れる電流が制限電流値に達しない状態では、
DUT134の電圧がVFモードでの設定に達しないの
で、フォトカプラの受光部でもっと電流を流しやすくす
るように増幅器108にフィードバックが働く。しか
し、DUT134に流れる電流の最大値は電流源154
で制限電流値に設定されているので、DUT134に流
れる電流は制限電流値以上にはならない。その結果、フ
ォトカプラの受光部の電流をもっと流しやすくするよう
に増幅器108にさらにフィードバックが働くが、DU
T134にはそれ以上電流が流れないので、やがてフォ
トカプラの受光部はもっとも電流を流しやすいオン状態
となる。しかしフィードバックは更に働き、増幅器10
8は飽和に向かうが、増幅器108の入出力の電圧がク
ランプ回路112のクランプ電圧に達したところで、ク
ランプ回路112に電流が流れ始めクランプ状態とな
り、増幅器108は結果的にDUTにIリミットがかか
った不平衡状態のままでとどまる。
【0064】この時、増幅器108による電圧の変化よ
り、電流源154を制御するIp制御部152の応答時
間の方を高速にしておくことで、増幅器108が平衡に
達する前に電流源154からの電流にIリミットがかか
るため、スパイクを与えずにIリミットをかけることが
できる。尚、増幅器108はこのIリミットがかかるこ
とにより不平衡状態にとどまるが、クランプ回路112
により、実際には飽和せずにクランプ状態でとどまり、
次の変動に高速に応答することができる。
【0065】また、クランプ状態ではフォトカプラの発
光部120およびフォトカプラの受光部124はオン状
態となり電流源154によってのみDUT134に与え
らえる電流が制限される。
【0066】上記のIリミットがかかる場合に関する説
明は、In制御部162および電流源164およびフォ
トカプラの発光部122およびフォトカプラの受光部1
26に対しても同様である。
【0067】次にIFモードの時の動作を説明する。
【0068】説明を簡単にするために、正のIFモード
で、DUTに対して制御電流iSを設定する場合につい
て説明する。まず、VF用DACにVリミットの制限電
圧値vSの設定を行う。ここでは、制限電圧値vSは正の
値であるとする。フォトカプラの受光部124は能動状
態となり、フォトカプラの受光部126はオフとなる。
この時、まだ電流源154から流れる電流は設定されて
ないので、DUT132には電流は流れない。DUTの
電圧が低いので、増幅器108にはバッファアンプ12
8を介してフィードバックがかかるが、DUT134に
は電流が流れないので、増幅器108は飽和に向かいク
ランプ状態となる。この状態では、フォトカプラの受光
部124はオン状態となり、電流源154からの出力電
流によってのみ、DUT134に流れる電流を制御でき
る状態となる。
【0069】次に、IF用レンジ抵抗156を所定の値
に切り替え、IF用DACを設定してIp制御部152
により電流源154から電流iSを出力させる。フォト
カプラの受光部124がオン状態で、フォトカプラの受
光部126がオフなので、制御電流iSは、電流源15
4からフォトカプラの受光部124を介して出力端子1
32に出力され、DUT143に流れる。Ip制御部1
52はIF用レンジ抵抗156の電源Vccに接続され
ていない側の端子の電圧をモニターして電流源154が
IF用レンジ抵抗156に所望の電流が流れるよう制御
する。
【0070】DUTの電圧vDUTはバッファアンプ12
8の出力に接続されたVM端子130にADC(図示せ
ず)等を接続して測定する。
【0071】DUTにかかる電圧vDUTがVF用DAC
で設定されたVリミットの制限電圧値vSを越えようと
する場合には、帰還抵抗118より増幅器108の負の
入力に電流が流れ込み、増幅器108はクランプ状態を
脱し、再び電圧フィードバックループが形成されて、フ
ォトカプラ124がオン状態から能動状態となって電流
源154からの電流を制限し、増幅器108に対してフ
ィードバックが働き、vDUTがvS・R118/R106に達し
たところで再度平衡状態となる。
【0072】また、DUTに流れる電流は、Ip制御部
152が電流源180に対して、電流源154に比例し
た電流を流すように制御するので、IM端子190にA
DC(図示せず)等を接続することでも測定することが
できる。
【0073】上記の説明は、負のIFモードに関しても
同様である。
【0074】フォトカプラは入出力間の浮遊容量が極め
て小さい。したがって、この実施例では、フォトカプラ
をブロック136に用いることによって、フォトカプラ
の発光部120および122から浮遊容量を通して出力
端子132に流れ込む漏れ電流を極めて小さく抑えるこ
とができる。
【0075】好適にはフォトカプラ138および139
は、リニアリティが高いフォトカプラ素子であることが
望ましい。
【0076】次に、本発明において、オーバーシュート
やスパイクを防止する方法について説明する。
【0077】レンジ切換シーケンスでは、以下の方法
で、VF用/IF用レンジ抵抗とVF用/IF用DAC
の書き換えの順序を工夫するだけで、オーバーシュート
やスパイクを防いでいる。ここで、図3のVF用レンジ
抵抗106およびIF用レンジ抵抗156および166
は、具体的には、図11に示す回路600のような構成
となっている。すなわち回路600には、複数のレンジ
抵抗604、614、624、634、644を並列に
配して接続できるように複数のリレー602、606、
612、616、622、626、632、636、6
42、646が設けられ、所望のレンジに対応するレン
ジ抵抗を接続することができる。
【0078】VFモードで、制限電流値の設定は変えず
に、Iリミットの電流レンジを上げる場合には、以下の
ように図4の手順をとる。 1.IF用レンジ抵抗156あるいは166で、次のレ
ンジのレンジ抵抗を並列に接続する(404)、 2.前のレンジ抵抗を切り離す(406)、 3.IF用DAC150の設定を変更する(408)。
【0079】VFモードで、制限電流値の設定は変えず
に、Iリミットの電流レンジを下げる場合には、以下の
ように図5の手順をとる。 1.IF用DAC150の設定を変更する(414)、 2.IF用レンジ抵抗156あるいは166で、次のレ
ンジのレンジ抵抗を並列に接続する(416)、 3.前のレンジ抵抗を切り離す(418)。
【0080】IFモードで、制御電流の電流レンジを上
げる場合には、以下のように図5の手順をとる。 1.IF用DAC150の設定を変更する(414)、 2.IF用レンジ抵抗156あるいは166で、次のレ
ンジのレンジ抵抗を並列に接続する(416)、 3.前のレンジ抵抗を切り離す(418)。
【0081】IFモードで、制御電流の電流レンジを下
げる場合には、以下のように図4の手順をとる。 1.IF用レンジ抵抗156あるいは166で、次のレ
ンジのレンジ抵抗を並列に接続する(404)、 2.前のレンジ抵抗を切り離す(406)、 3.IF用DACの設定を変更する(408)。
【0082】VFモードで、制御電圧の電圧レンジを上
げる場合には、以下のように図6の手順をとる。 1.VF用DAC102の設定を変更する(424)、 2.VF用レンジ抵抗106で、次のレンジのレンジ抵
抗を並列に接続する(426)、 3.前のレンジ抵抗を切り離す(428)。
【0083】VFモードで、制御電圧の電圧レンジを下
げる場合には、以下のように図7の手順をとる。 1.VF用レンジ抵抗106で、次のレンジのレンジ抵
抗を並列に接続する(434)、 2.前のレンジ抵抗を切り離す(436)、 3.VF用DAC102の設定を変更する(438)。
【0084】IFモードで、制限電圧の設定は変えず
に、Vリミットの電圧レンジを上げる場合には、以下の
ように図7の手順をとる。 1.VF用レンジ抵抗106で、次のレンジのレンジ抵
抗を並列に接続する(434)、 2.前のレンジ抵抗を切り離す(436)、 3.VF用DAC102の設定を変更する(438)。
【0085】IFモードで、制限電圧の設定は変えず
に、Vリミットの電圧レンジを下げる場合には、以下の
ように図6の手順をとる。 1.VF用DAC102の設定を変更する(424)、 2.VF用レンジ抵抗106で、次のレンジのレンジ抵
抗を並列に接続する(426)、 3.前のレンジ抵抗を切り離す(428)。
【0086】すなわち、スパイクは、VF・IFレンジ
の変更やIリミット・Vリミットのレンジの変更および
制御電流・電圧や制限電流・電圧の設定値の変更の際に
VリミットやIリミットがかからないようにすること
で、抑えることができる。
【0087】VFモードでレンジを切換える前後で制限
電流値が変わらない場合は、上記のシーケンスにより、
常に電流源154あるいは164の設定が制限電流値以
上となるようにすることでIリミットがかからなくてす
み、Vループは常に電圧帰還が掛かった不平衡状態とな
るので、レンジ変更によるスパイクが出力に現れないで
すむ。
【0088】また、IFモードの場合もレンジ切換の前
後で制限電圧値が変わらない場合は、同様に常にVF用
DACの出力が電圧制限値以上の電圧となるようにする
ことでVリミットがかからなくてすみ、IpあるいはI
nループが保たれ出力にスパイクが発生しなくてすむ。
【0089】オーバーシュートについては、VF用およ
びIF用レンジ抵抗の切換の前後で電流値、電圧値が変
わる場合は、Vループの帯域内でVF用およびIF用レ
ンジ抵抗とVF用およびIF用DACの設定を変えるこ
とでオーバーシュートが発生しないですむ。すなわち、
VF用およびIF用レンジ抵抗とVF用およびIF用D
ACの設定の変化の速度をVループのフィードバックが
かかるスピードより遅くすることでオーバーシュートを
抑えることができる。
【0090】図8に、図3のブロック図の下位の概念の
実施形態の一つを示すブロック図を示す。図8では図3
と同じ要素については同じ参照番号を用いている。図3
から具体化されたところは、Ip制御部152が、電源
Vccから抵抗202および電圧電流変換器(VIC)
204および抵抗206を介して接地された基準電流発
生部とIpカレントミラー制御部208とで構成される
ことと、In制御部162が、電源Veeから抵抗21
2および電圧電流変換器(VIC)214および抵抗2
16を介して接地された基準電流発生部とInカレント
ミラー制御部218で構成されることである。
【0091】VIC204にはIF用DAC150の出
力が接続され、VIC214にはIF用DAC150の
出力が反転器160を介して接続されている。
【0092】Ipカレントミラー制御部208は、抵抗
202の電源Vccに接続されてない側の端子に接続さ
れるとともに、抵抗156の電源Vccに接続されてな
い側の端子に接続されている。Ipカレントミラー制御
部208は、電流源154と電流源180から出力され
る電流が、抵抗202を流れる電流および抵抗156を
流れる電流に比例するように。、電流源154と180
を制御する。
【0093】Inカレントミラー制御部218は抵抗2
12の電源Veeに接続されていない側の端子に接続さ
れるとともに、抵抗166の電源Veeに接続されてい
ない側の端子に接続されている。Inカレントミラー制
御部218は、電流源164と電流源184から出力さ
れる電流が、抵抗212を流れる電流および抵抗166
を流れる電流に比例するように、電流源164と184
を制御する。
【0094】基準電流発生回路とIp及びInカレント
ミラー制御部の動作をさらに詳しく説明する。VFモー
ドの正の電圧を例にとって説明する。
【0095】抵抗202の抵抗値をR202、抵抗202
を流れる電流をiS1、抵抗156の抵抗値をR156とす
る時、DUTの出力電圧が変化し、DUT134に流れ
る電流iDUTが制限電流iS1・R202/R156よりも大き
くなろうとした時、Ipカレントミラー制御部208
が、抵抗156に流れる電流を電流iS1に比例した電流
となるように制御するため、
【0096】 iS1・R202 ≧ iDUT・R156
【0097】との関係が成り立つ。
【0098】即ち、 iDUT ≦ iS1・R202/R156
【0099】これは、iDUTがiS1・R202/R156より
も大きくなろうとすると、Ipカレントミラー制御部2
08が働き、iS1・R202/R156以上に流れないように
電流が制限されるからである。
【0100】次にIFモードについて説明する。便宜
上、正のIFモードで抵抗202を流れる電流をiS2
設定する場合を例にとると、Ipカレントミラー制御部
208の動作から、
【0101】iS2・R202 = R156・iDUTDUT = iS2・R202/R156となる。
【0102】この場合、増幅器108は、VF用DAC
102により出力電圧が設定されているが、正のクラン
プ電圧でとどまるため、フォトカプラの発光部120お
よびフォトカプラの受光部124はオン状態、フォトカ
プラの発光部122およびフォトカプラの受光部126
はオフになっている。
【0103】従って、抵抗202を流れる電流iS2と比
例する電流に設定されたiDUTは、そのまま、フォトカ
プラの発光部120およびフォトカプラの受光部124
を介して出力端子132に出力され、DUT134に流
れる。
【0104】図8のブロック図の他の部分の動作は図3
の相当する部分の動作と同様である。
【0105】図9に、図8のブロック図の下位の概念の
実施形態の一つを示すブロック図を示す。図9では図8
と同じ要素については同じ参照番号を用いている。図8
におけるVIC204とVIC214とIpカレントミ
ラー制御部208と電流源154と電流源180とIn
カレントミラー制御部218と電流源164と電流源1
84が、図9ではより具体化されている。ここで、FE
T304および344および350はPチャンネルFE
Tであり、FET334および314および320はN
チャンネルFETである。
【0106】増幅器302の正の入力はIF用DAC1
50の出力に接続され、増幅器302の負の入力は抵抗
206の接地されてない側の端子に接続され、増幅器3
02の出力はFET304のゲートに接続され、FET
304のドレインは抵抗202の電源Vccに接続され
ていない側の端子に接続され、FET304のソースは
抵抗206の接地されてない側の端子と、増幅器302
の負入力に接続されている。この構成により、IF用D
AC150の出力電圧と、FET304のソースと抵抗
206の中点の電圧が等しくなるように、電流が抵抗2
02→FET304→抵抗206の経路で流れる。
【0107】増幅器332の正の入力はIF用DAC1
50の出力から反転器160を介して接続され、増幅器
332の負の入力は抵抗216の接地されてない側の端
子に接続され、増幅器332の出力はFET334のゲ
ートに接続され、FET334のドレインは抵抗212
の電源Veeに接続されていない側の端子に接続され、
FET334のソースは抵抗216の接地されてない側
の端子と、増幅器332の負入力に接続されている。こ
の構成により、反転器160で反転されたIF用DAC
150の出力電圧と、FET334のソースと抵抗21
6の中点の電圧が等しくなるように、電流が 抵抗216→FET334→抵抗212 の経路で流れる。
【0108】増幅器306の正入力は抵抗202とFE
T304のソースとの中点に接続され、増幅器306の
出力と増幅器306の負入力はコンデンサ308を介し
て接続され、増幅器306の出力はFET314のゲー
トにも接続されている。FET314のソースは抵抗1
56を介して電源Vccに接続され、FET314のド
レインはフォトカプラの受光部124のカソードに接続
される。FET314のソースはバッファアンプ312
と抵抗310を介して増幅器306の負入力に接続され
ている。この構成により、抵抗202の電源Vccに接
続されていない側の端子の電圧と、抵抗156の電源V
ccに接続されていない側の端子の電圧が等しくなるよ
うに、 抵抗156→FET314→フォトカプラの受光部12
4 の経路で電流が流れる。
【0109】増幅器336の正入力は抵抗212の電源
Veeに接続されていない側の端子に接続され、増幅器
336の出力と増幅器336の負入力はコンデンサ33
8を介して接続され、増幅器336の出力はFET34
4のゲートにも接続されている。FET344のソース
は抵抗166を介して電源Veeに接続され、FET3
44のドレインはフォトカプラの受光部126のアノー
ドに接続される。FET344のソースはバッファアン
プ342と抵抗340を介して増幅器336の負入力に
接続されている。この構成により、抵抗212の電源V
eeに接続されていない側の端子の電圧と、抵抗166
の電源Veeに接続されていない側の端子の電圧が等し
くなるように、 フォトカプラの受光部126→FET344→抵抗16
6 の経路で電流が流れる。
【0110】バッファアンプ312の出力は増幅器31
6の正の入力に接続され、増幅器316の出力はコンデ
ンサ318を介して増幅器316の負の入力に接続され
る。増幅器316の出力はFET320のゲートに接続
され、FET320のソースは抵抗182の電源Vcc
に接続されていない側に接続される。抵抗182の電源
Vccに接続されていない側は増幅器316の負入力へ
も接続されている。FET320のドレインはIM用抵
抗188およびIM端子190に接続されている。この
構成により、抵抗156の電源Vccが接続されていな
い側の端子の電圧と、抵抗182の電源Vccが接続さ
れていない端子での電圧が等しくなるように、 抵抗182→FET320→IM用抵抗188 の経路で電流が流れる。
【0111】バッファアンプ342の出力は増幅器34
6の正の入力に接続され、増幅器346の出力はコンデ
ンサ348を介して増幅器346の負の入力に接続され
る。増幅器346の出力はFET350のゲートにも接
続され、FET350のソースは抵抗186の電源Ve
eに接続されていない側に接続される。抵抗186の電
源Veeに接続されていない側は増幅器346の負入力
へも接続されている。FET350のドレインはIM端
子190およびIM用抵抗188に接続されている。こ
の構成により、抵抗166の電源Veeが接続されてい
ない側の端子の電圧と、抵抗186の電源Veeが接続
されていない端子での電圧が等しくなるように、 IM用抵抗188→FET350→抵抗186 の経路で電流が流れる。
【0112】図9のブロック図の他の部分の動作は図8
の相当する部分の動作と同様である。
【0113】次に、本発明による電圧電流特性測定装置
の他の実施例を述べる。
【0114】当業者には容易に理解できるように、本発
明におけるフォトカプラの発光部120および122と
フォトダイオードで構成されるフォトカプラの受光部1
24および126は、別の型のフォトカプラ素子を用い
てもよい。
【0115】また、図9ではIpおよびInカレントミ
ラー制御部を増幅器とFET等を用いて実現したが、当
業者には容易に理解できるように、これらのカレントミ
ラー制御部はトランジスタなどの他の素子を用いても実
現することができる。
【0116】さらに、出力端子への漏れ電流が問題にな
らない適応分野では、図3および図8および図9のフォ
トカプラを使用したブロック136を、図10の抵抗5
02および504とFET506および508を用いた
ブロック136’に置き換えることもできる。ここでF
ET506はNチャンネルFET、FET508はPチ
ャンネルFETである。
【0117】図10のブロック136’は、本発明の各
実施例と次のように接続される。図3および図8および
図9の増幅器108の出力は抵抗502を介してFET
506のゲートに接続されるとともに、増幅器108の
出力は抵抗504を介してFET508のゲートに接続
される。FET506のドレインは図3および図8にお
ける電流源154または図9におけるFET314のド
レインに接続され、FET506のソースはFET50
8のソースに接続されると共に出力端子132に接続さ
れ、FET508のドレインは図3および図8における
電流源164または図9におけるFET344のドレイ
ンに接続される。この場合、増幅器108の出力が正の
電圧であればFET506が能動状態になり、FET5
08はオフする。また、増幅器108の出力が負の電圧
であればFET508が能動状態になり、FET506
はオフする。
【0118】図10のブロックを用いた図3および図8
および図9のブロックの他の部分の動作は、前述の図3
および図8および図9のブロック図の動作と同様であ
る。
【0119】好ましい実施形態を参照しながら本発明に
ついて説明したが、これらは例示に過ぎず、当業者に
は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、本明細書
に記載した実施形態を他の実施形態で置き換えることが
できるのは、容易に理解されよう。
【0120】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いると、従来
の構成に比べ、簡易な回路構成でスパイク及びオーバー
シュートを抑え、かつ、大容量負荷に対しても安定とな
る、より安価な電圧電流特性測定装置を提供できる。
【0121】安定化のために系の帯域を下げる必要がな
い、高速に電流または電圧の設定ができる電圧電流特性
測定装置を提供できる。
【0122】本構成では出力に電流源を使っているた
め、出力インピーダンスを低周波領域で抵抗性に設計す
ることができ、大容量負荷に対する安定性を確保するこ
とが容易となる。
【0123】IF用レンジ抵抗は、正負それぞれの回路
が独立にあるため、単方向性のFETスイッチを用いる
ことができ、構成と制御が簡単となり、コストダウン
と、制御の簡略化を図ることができる。
【0124】本構成では、IM用抵抗の両端の電圧を測
定する場合、基準電位をグランドにとるため、コモンモ
ードの電位が発生しない回路構成となるので、高精度な
CMRR回路が不要となり大きなコストダウンをするこ
とができる。
【0125】電圧および電流の設定の変更やレンジの変
更時の複雑な制御を単純化できるため、ハードウエアの
複雑さが減ると共に、ファームウエアの負荷を大幅に軽
減したうえでオーバシュートやスパイクを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電圧電流特性測定装置を示すブロック図
である。
【図2】図1における、CMRR回路52の動作を示す
概略図である。
【図3】本発明による電圧電流特性測定装置を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明によるレンジ切り替え方法を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明によるレンジ切り替え方法を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明によるレンジ切り替え方法を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明によるレンジ切り替え方法を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明による電圧電流特性測定装置を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明による電圧電流特性測定装置を示すブロ
ック図である。
【図10】本発明における別の実施例を示すブロック図
である。
【図11】本発明におけるレンジ抵抗のより詳しいブロ
ック図である。
【符号の説明】
102:VF用DAC(DA変換器) 104:積分器 106:VF用レンジ抵抗 108:増幅器 110:コンデンサ 112:クランプ回路 114、116:ツェナーダイオード 118:帰還抵抗 120、122:フォトカプラの発光部 124、126:フォトカプラの受光部 128:バッファ 130:VM端子 132:出力端子 134:DUT 138、139:フォトカプラ 150:IF用DAC 152:Ip制御部 154、164:電流源 156、166:IF用レンジ抵抗 160:反転器 162:In制御部 180、184:電流源 182、186:抵抗 188:IM用抵抗 190:IM端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電流源および第1のレンジ抵抗およ
    び出力端子および前記出力端子に流れる電流を制御する
    出力制御部を備えた出力電流供給部と、 第2の電流源および前記出力端子に流れる電流に比例し
    た電流が流れるIM用抵抗および電流測定補助抵抗を備
    えた電流測定部と、 第1のDA変換器およびクランプ回路付積分器および前
    記出力電流供給部の出力電流を制御する出力制御部およ
    び前記出力端子および前記出力端子の電圧をバッファア
    ンプと帰還抵抗を介して前記積分器に帰還させるフィー
    ドバック回路を備えた電圧制御部と、 第2のDA変換器および前記第1の電流源と前記第2の
    電流源が流す電流を前記第2のDA変換器の出力電圧に
    応じて互いに比例関係になるように制御する制御部を備
    えた電流制御部とを有することを特徴とする電圧電流特
    性測定装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記第1のレンジ抵抗での
    電圧に応じて前記第1の電流源に流す電流を制御し、前
    記第2の電流源が流す電流が前記第1のレンジ抵抗の電
    圧に比例するように制御することを特徴とする請求項1
    記載の電圧電流特性測定装置。
  3. 【請求項3】第1の電流源および第1のレンジ抵抗およ
    びDUTへの出力端子および出力端子に流れる電流を制
    御する出力制御部を備えた出力電流供給部と、 第2の電流源およびDUTに流れるのと比例した電流が
    流れるIM用抵抗および電流測定補助抵抗を備えた電流
    測定部と、 第1のDA変換器および増幅器の飽和を防ぐクランプ回
    路付積分器および前記出力電流供給部の出力電流を制御
    する前記出力制御部および出力端子および前記出力端子
    の電圧をバッファアンプと帰還抵抗を介して前記積分器
    に帰還させるフィードバック回路を備えた電圧制御部
    と、 第2のDA変換器および前記第2のDA変換器の出力を
    電流に変換する電圧電流変換器と第1と第2の基準電流
    用抵抗を備えた基準電流発生部および前記基準電流発生
    部の所定の点を流れる電流と前記出力電流供給部の所定
    の点を流れる電流から前記第1の電流源と前記第2の電
    流源から流れる電流が比例関係になるように制御するカ
    レントミラー制御部を備えた電流制御部とを有すること
    を特徴とする電圧電流特性測定装置。
  4. 【請求項4】前記第1のレンジ抵抗および前記第1の電
    流源および前記出力制御部と、前記第2の電流源および
    前記補助抵抗と、前記制御部は、正と負の電圧用にそれ
    ぞれ2つずつ設けらたことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の電圧電流特性測定装置。
  5. 【請求項5】前記制御部にフォトカプラを有することを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    電圧電流特性測定装置。
  6. 【請求項6】前記制御部に抵抗およびFETを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の電圧電流特性測定装置。
  7. 【請求項7】前記積分器は第2のレンジ抵抗を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の電圧電流特性測定装置。
  8. 【請求項8】第1のDA変換器と、 発光側と受光側にそれぞれ2組ずつの端子を備えた少な
    くとも第1のフォトカプラであって、前記第1のフォト
    カプラの受光側の第1の端子はバッファアンプに接続さ
    れている、と、 増幅時の飽和を防ぐクランプ回路付積分器であって、前
    記第1のDA変換器の出力に前記積分器の入力が接続さ
    れ、前記積分器の出力は前記第1のフォトカプラの発光
    側の第1の端子に接続されている、と、 前記第1のフォトカプラの受光側の第2の端子に接続さ
    れた第1の電流源と、 前記第1の電流源の他端に接続された第1の電流レンジ
    抵抗と、 前記第1のバッファアンプの出力に接続された帰還抵抗
    であって、前記帰還抵抗は前記積分器の帰還入力に接続
    されている、と、 第2の電流源と、 前記第2の電流源の第1の端子に接続された電流測定抵
    抗と、 前記第2の電流源の第2の端子に接続された第1の電流
    モニター抵抗と、 第2のDA変換器と、 前記第2のDA変換器の出力に接続された少なくとも第
    1の電流源制御部とを有し、前記電流源制御部は、前記
    第1の電流レンジ抵抗と前記第1の電流モニター抵抗と
    をそれぞれ流れる電流が、前記第2のDA変換器の出力
    電圧に比例した電流となるように制御することを特徴と
    する電圧電流特性測定装置。
  9. 【請求項9】電流レンジ抵抗と電流源と前記電流源から
    の電流を制御する出力制御部を含む出力電流供給部と、 電圧用DA変換器および電圧レンジ抵抗を含み、前記電
    圧用DA変換器の出力に応じて前記出力制御部に流れる
    電流を制御する電圧制御部と、 電流用DA変換器および前記電流源が流す電流を、少な
    くとも前記電流用DA変換器の出力電圧に応じて比例関
    係になるように制御する制御部を備えた電流制御部とを
    有することを特徴とする電圧電流特性測定装置のレンジ
    切換方法において、 (a)定電圧源モードでIリミットのレンジだけを上げ
    る場合と、定電流源モードで制御電流のレンジだけを下
    げる場合に、 (a1)電流レンジ抵抗において、次のレンジのレンジ
    抵抗を並列に接続し、 (a2)電流レンジ抵抗において、前のレンジ抵抗を切
    り離し、 (a3)電流用DA変換器の設定を変更するステップ
    と、 (b)定電圧源モードでIリミットのレンジだけを下げ
    る場合と、定電流源モードで制御電流のレンジだけを上
    げる下げる場合に、 (b1)電流用DA変換器の設定を変更し、 (b2)電流レンジ抵抗において、次のレンジのレンジ
    抵抗を並列に接続し、 (b3)電流レンジ抵抗において、前のレンジ抵抗を切
    り離すステップと、 (c)定電圧源モードで制御電圧のレンジだけを上げる
    場合と、定電流源モードでVリミットのレンジだけを下
    げる場合に、 (c1)電圧用DA変換器の設定を変更し、 (c2)電圧レンジ抵抗において、次のレンジのレンジ
    抵抗を並列に接続し、 (c3)電圧レンジ抵抗において、前のレンジ抵抗を切
    り離すステップと、 (d)定電圧源モードで制御電圧のレンジだけを下げる
    場合と、定電流源モードでVリミットのレンジだけを上
    げる場合に、 (d1)電圧レンジ抵抗において、次のレンジのレンジ
    抵抗を並列に接続し、 (d2)電圧レンジ抵抗において、前のレンジ抵抗を切
    り離し、 (d3)電圧用DA変換器の設定を変更するステップ
    と、を有することを特徴とするレンジ切換方法。
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