JPH11132490A - 空気調和機及び部屋の空調方式 - Google Patents

空気調和機及び部屋の空調方式

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JPH11132490A
JPH11132490A JP9298462A JP29846297A JPH11132490A JP H11132490 A JPH11132490 A JP H11132490A JP 9298462 A JP9298462 A JP 9298462A JP 29846297 A JP29846297 A JP 29846297A JP H11132490 A JPH11132490 A JP H11132490A
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JP
Japan
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air
room
temperature
window
center
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JP9298462A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ohashi
敏宏 大橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷気の滞留する室内の窓下部分へ温められた
空気を吹き出し、室内の空気を攪拌・混合することによ
って、室内の温度を均一に上昇させることのできる空気
調和機及び部屋の空調方式を提供する。 【解決手段】 部屋20aの室内には室内中心部温度検
知センサー51及び窓下部温度検知センサー52が設置
され、空気調和機10は正面側吹き出し口121及び側
面側吹き出し口122、正面側及び側面側熱交換機、正
面側及び側面側送風ファンを有していて、温度検知セン
サー51からの信号に基づいて室内中心方向へ送る空気
の温度と風量を制御する室内中心方向送風制御部、温度
検知センサー52からの信号に基づいて窓下方向へ送る
空気の温度と風量を制御する窓下方向送風制御部を有
し、各送風制御部からの信号に基づいて、対応する側の
熱交換機及び送風ファンが作動する構成とされている部
屋20aの空調方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機及び住
宅などにおける部屋の空調方式に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅において空気調和機が設置されるの
は、一般にリビングルームや寝室などの比較的長時間居
住しているような部屋であって、そのような部屋には普
通、外光を取り入れるために大きい窓が設けられてい
る。冬期には外気に触れて低温になった窓ガラス面に室
内の空気が触れて、このような窓の下の床部分に低温の
部分ができる。そのために冬期における室内温度が最も
低いのは窓下の床面付近であり、実測の結果からもその
ことが裏付けられている。
【0003】しかるに、図6に示すように、空気調和機
は一般に窓の横あるいは窓の斜上の壁面に設置されるこ
とが多い。そのため図7に示すような吹き出し口が正面
側のみに設けられている従来の空気調和機では、温めら
れた空気は窓下の床面方向へは吹き出さず、冷気が滞留
したままであるために室内の温度が上がらず、また均一
になりにくいという問題があった。
【0004】また、特開平4−320751号公報に
は、冷暖房の立ち上がりなどの過渡状態、定常状態にお
ける室内の温度分布を均一にすることを目的とした空調
制御装置が開示されている。この空調制御装置は、室内
機に設けられた吸込み温度検知部、室内の壁付近の温度
を検知する壁温度検知部、室内機の据付け位置及び壁温
度検知部の設置位置を入力する位置入力手段、吸込み温
度検知部からの吸込み温度情報、壁温度検知部からの壁
付近の温度情報、位置入力手段から入力された室内機の
据付け位置情報及び壁温度検知部の設置位置情報に基づ
いて空調能力の制御及び風向、風量を含む送風について
の制御の少なくともいずれかを行う制御手段を有すると
いうものである。
【0005】上記特開平4−320751号公報記載の
空調制御装置も、室内側吹き出し口は正面側のみに設け
られていて、風向はルーバの向きを調節することによっ
て変えられる。しかしながら、ルーバの向きは一定の角
度範囲でしか変えられないので、風向の調節も限られた
範囲内でしか行うことができない。その結果、室内の窓
下の床面部分へは温められた空気が充分に吹き出されに
くく、且つ室内の空気が攪拌されにくいので、室内の温
度分布が均一にならないことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、冬期
など寒冷期に、冷気の滞留する室内の窓下の床面部分へ
温められた空気を吹き出し、且つ室内の空気を充分攪拌
することによって、室内の温度を上昇させ、且つ室内の
温度分布を均一にすることのできる空気調和機及び部屋
の空調方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明空気調和機は、壁面取付型
室内機の正面側及び左右の少なくとも一側面側に吹き出
し口を有することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の本発明空気調和機は、請求
項1記載の空気調和機において、室内機には少なくとも
1台の熱交換機及び少なくとも2台の送風ファンを有す
ることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の本発明空気調和機は、請求
項1記載の空気調和機において、室内機には少なくとも
2台の熱交換機及び少なくとも2台の送風ファンを有
し、各熱交換機及び各送風ファンはそれぞれ個別に運転
可能とされていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の本発明部屋の空調方式は、
空気調和機の室内機の正面側及び側面側に吹き出し口を
有するとともに、室内機には少なくとも2台の熱交換機
及び少なくとも2台の送風ファンを有し、室内温度及び
風速を設定する入力部、入力部からの信号に基づいて室
内の中心方向へ送風する空気の温度及び風量を制御する
室内中心方向送風制御部及び室内の窓下方向へ送風する
空気の温度及び風量を制御する窓下方向送風制御部を有
していて、室内中心方向送風制御部からの信号及び窓下
方向送風制御部からの信号に基づいて、熱交換機及び送
風ファンが作動する構成とされていることを特徴とす
る。
【0011】請求項5記載の本発明部屋の空調方式は、
空気調和機の室内機の正面側及び側面側に吹き出し口を
有するとともに、室内機には少なくとも2台の熱交換機
及び少なくとも2台の送風ファンを有し、室内の中心付
近の温度を検知する室内中心部温度検知部、室内の窓下
付近の温度を検知する窓下部温度検知部、室内中心部温
度検知部からの信号に基づいて室内の中心方向へ送風す
る空気の温度及び風量を制御する室内中心方向送風制御
部、及び窓下部温度検知部からの信号に基づいて室内の
窓下方向へ送風する空気の温度及び風量を制御する窓下
方向送風制御部を有していて、室内中心方向送風制御部
からの信号に基づいて室内の中心方向へ送風する空気の
熱交換機及び送風ファンが作動するとともに、窓下方向
送風制御部からの信号に基づいて窓下方向へ送風する空
気の熱交換機及び送風ファンが作動する構成とされてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の本発明部屋の空調方式は、
室内に室内中心方向空気吹き出し口及び窓下方向空気吹
き出し口を含む少なくとも2個の空気吹き出し口を有
し、上記各空気吹き出し口に対応する熱交換機及び送風
ファンを有するとともに、それぞれの空気吹き出し口か
ら吹き出す空気の温度及び風速を個別に入力・設定する
ことができる入力部、入力部からの信号に基づいて室内
の中心方向へ送風する空気の温度及び風量を制御する室
内中心方向送風制御部、室内の窓下方向へ送風する空気
の温度及び風量を制御する窓下方向送風制御部を有して
いて、室内中心方向送風制御部からの信号に基づいて室
内の中心方向へ送風する空気の熱交換機及び送風ファン
が作動するとともに、窓下方向送風制御部からの信号に
基づいて窓下方向へ送風する空気の熱交換機及び送風フ
ァンが作動する構成とされていることを特徴とする。
【0013】請求項7記載の本発明部屋の空調方式は、
室内に室内中心方向空気出し口及び窓下方向空気吹き出
し口を含む少なくとも2個の空気吹き出し口を有し、上
記各空気吹き出し口に対応する熱交換機及び送風ファン
を有するとともに、室内の中心付近の温度を検知する室
内中心部温度検知部、室内の窓下付近の温度を検知する
窓下部温度検知部、室内中心部温度検知部からの信号に
基づいて室内の中心方向へ送風する空気の温度及び風量
を制御する室内中心方向送風制御部、及び窓下部温度検
知部からの信号に基づいて室内の窓下方向へ送風する空
気の温度及び風量を制御する窓下方向送風制御部を有し
ていて、室内中心方向送風制御部からの信号に基づいて
室内の中心方向へ送風する空気の熱交換機及び送風ファ
ンが作動するとともに、窓下方向送風制御部からの信号
に基づいて窓下方向へ送風する空気の熱交換機及び送風
ファンが作動する構成とされていることを特徴とする。
【0014】本発明における窓には、出窓や戸外に面す
る出入口なども含まれる。請求項1記載の本発明におけ
る側面側の吹き出し口は、窓に対する空気調和機の設置
位置の関係等により、正面側から見て左側に設けられて
いるもの、右側に設けられているもの、左側及び右側の
両方に設けられているものの、いずれであってもよい。
【0015】
【作用】請求項1記載の本発明は、空気を室内機の側面
側から室内へ吹き出すことにより、温度が低くなりやす
い窓ガラス面付近の空気を暖め、且つ室内空気が攪拌さ
れて温度が上昇し且つ均一化される。
【0016】請求項2記載の本発明は、同一温度に調節
された空気を室内機の正面側と側面側から別々に室内へ
吹き出すことができ、室内空気が攪拌されて温度が上昇
し且つ均一化される。
【0017】請求項3記載の本発明は、それぞれ異なる
温度に調節された空気を室内機の正面側と側面側から別
々に室内へ吹き出すことができるので、室内温度の上昇
及び均一化がより容易になされる。
【0018】請求項4記載の本発明は、入力部に所望す
る室内の温度及び風速を入力することによって、室内中
心方向へ送風する温度及び風量に制御された空気を室内
機の正面側の吹き出し口から吹き出させるとともに、窓
下方向へ送風する温度及び風量に制御された空気を側面
側の吹き出し口から吹き出させることによって、温度が
低くなりやすい窓ガラス面付近の空気を暖め、且つ室内
空気が攪拌されて温度が上昇し且つ均一化される。
【0019】請求項5記載の本発明は、室内中心部温度
検知部からの信号に基づいて室内の中心方向へ送風する
空気の温度及び風量が制御されて室内機の正面側吹き出
し口から吹き出させるとともに、窓下部温度検知部から
の信号に基づいて窓下方向へ送風する空気の温度及び風
量が制御されて、側面側の吹き出し口から吹き出される
ので、入力部に温度及び風速を入力する必要なしに、室
内中心方向及び窓下方向へ制御された温度及び風量の空
気を吹き出させて、室内空気の温度を上昇させ且つ均一
化することができる。
【0020】請求項6記載の本発明は、入力部に所望す
る室内の温度及び風速を入力することによって、室内中
心方向へ送風する温度及び風量に制御された空気を室内
に設けられた室内中心方向吹き出し口から吹き出させ、
窓下方向へ送風する温度及び風量に制御された空気を室
内に設けられた窓下方向吹き出し口から吹き出させて、
室内空気の温度を上昇させ且つ均一化することができ
る。
【0021】請求項7記載の本発明は、室内中心部温度
検知部からの信号に基づいて室内の中心方向へ送風する
温度及び風量に制御された空気を室内中心方向出し口か
ら吹き出させ、窓下部温度検知部からの信号に基づい
て、入力部に温度及び風速を入力する必要なしに、窓下
方向へ送風する温度及び風量に制御された空気を窓下方
向吹き出し口から吹き出させて、室内空気の温度を上昇
させ且つ均一化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1(A)は請求項3記載の本
発明空気調和機の一例を示す斜視図、(B)は(A)に
示す空気調和機内の熱交換機及び送風ファンの配置図
(平面図)である。空気調和機10は前面上部に前面側
吸い込み口111が設けられ、前面側吸い込み口111
の下部には前面側吹き出し口121が設けられている。
また、図の向かって左側面上部には側面側吸い込み口1
12が設けられ、側面側吸い込み口112の下部には側
面側吹き出し口122が設けられている。前面側吹き出
し口121及び側面側吹き出し口122の前には、それ
ぞれ複数枚のルーバ13が設けられている。ルーバ13
は1枚ずつ、あるいは前面側のルーバ全部、側面側のル
ーバ全部がまとめて別々に、水平方向左右の傾き角が調
節できる構造とされている。
【0023】空気調和機10内には、図1(B)に示す
ように、前面側吸い込み口111の内側に前面側熱交換
機141、前面側熱交換機141の後方に前面側送風フ
ァン151が設置され、側面側吸い込み口112の内側
に側面側熱交換機142、側面側熱交換機142の後方
に側面側送風ファン152が設置されている。そして前
面側熱交換機141と側面側熱交換機142はそれぞれ
別々に運転されるとともに、前面側送風ファン151と
側面側送風ファン152もそれぞれ別々に運転されるよ
うに構成されている。
【0024】これによって、前面側吸い込み口111か
ら吸い込まれた室内の空気は主として前面側熱交換機1
41で加熱(冷却)され、前面側送風ファン151によ
って前面側吹き出し口111から前方へ吹き出し、側面
側吸い込み口112から吸い込まれた室内の空気は主と
して側面側熱交換機142で加熱(冷却)され、側面側
送風ファン152によって側面側吹き出し口122から
左方向へ吹き出す。
【0025】上記の空気調和機10は向かって左側面に
側面側吹き出し口122が設けられているものであり、
後述の図3に示すように、室内側から窓に向かって右側
の壁面に掛けて使用される。反対に向かって右側面に吹
き出し口が設けられているものは室内側から窓に向かっ
て左側の壁面に掛けて使用される。
【0026】図2(A)は請求項3記載の本発明空気調
和機の他の例を示す斜視図、(B)は(A)に示す空気
調和機内の熱交換機及び送風ファンの配置図(平面図)
である。空気調和機10aは正面から向かって左角の部
分が大きいRの付けられた外箱の形状となっていて、こ
の部分に斜め左側方向きに側面側熱交換機142a及び
側面側送風ファン152aが設置されている。そのため
に風は前方及び斜め左側方に吹き出すようになってい
る。その他の構造及び作動については、図1に示す空気
調和機10と同様であるから説明を省略する。
【0027】図3は請求項4記載の本発明部屋の空調方
式の一例を示す説明図(斜視図)である。部屋20の屋
外に面する壁面にはガラス戸30が設けられ、ガラス戸
30の斜め右上の壁面に壁掛式の空気調和機10が設置
されている。この空気調和機10は図1に示すものと同
じである。以下図1及び図3を参照しながら説明する。
【0028】空気調和機10の下方の同じ壁面には、入
力パネル40(入力部)が設置されている。入力パネル
40は空気調和機10の電源のON,OFF操作を行う
ことができるとともに、所望する室内温度及び室内へ送
風する風速を入力・設定することができ、且つ入力され
た室内温度及び風速の信号を以下に述べる制御部へ発信
することができる機能を有する。
【0029】空気調和機10には、図示しない上記制御
部が内蔵されている。制御部は室内の中心方向へ送風す
る空気の温度及び風量を制御する室内中心方向送風制御
部、及び室内の窓下に滞留する冷気の方向へ向けて送風
する空気の温度及び風量を制御する窓下方向送風制御部
を有し、入力パネル40から発信される室内空気の温度
及び送風風速の信号を受けて、室内空気の温度及び送風
風速が設定値となるように演算し、前面側熱交換機14
1、側面側熱交換機142、前面側送風ファン151、
側面側送風ファン152へ制御信号を発信して、それら
の運転を制御する機能を有する。入力パネル40と制御
部間の信号の授受は有線または無線によって行われる。
【0030】次に、図3に示す部屋の空調方式の作動に
ついて説明する。入力パネル40に室内空気の温度及び
送風風速を入力・設定し、空気調和機10のスイッチを
ONにすると、入力パネル40は入力された情報を制御
部へ発信する。制御部は入力パネル40から発信された
信号に基づいて、所望の室内温度及び風速が得られるよ
うに演算を行い、前面側熱交換機141及び側面側熱交
換機142それぞれの発熱量、前面側送風ファン151
及び側面側送風ファン152の送風風量を決定し、それ
ぞれの機器へ制御信号を発信する。各機器は制御部から
発信された制御信号に従って運転する。
【0031】その結果、部屋20のガラス戸30の下の
部分にあった冷気へ向けて、主として側面側吹き出し口
122から加熱された温度の高い空気が吹きつけられ、
その部分の空気が暖められる。そして、前面側吹き出し
口121と側面側吹き出し口122から吹き出す温度の
高い空気によって室内空気が攪拌され、温度が均一化さ
れて、所望の室内温度及び風速が得られて、快適な空調
がなされる。
【0032】図4は請求項5記載の本発明部屋の空調方
式の一例を示す説明図(斜視図)である。空気調和機1
0aの下部には、室内中心部の温度を検知する赤外線セ
ンサー51が設置され、空気調和機10aの側面側吹き
出し口122a付近には、窓下部の冷気の温度を検知す
る赤外線センサー52が設置されている。なお、赤外線
センサー51及び52は輻射熱を感知することにより温
度を測定するものであって、温度の測定点に設置する必
要はないが、赤外線センサー51は室内中心部へ向けて
設置され、赤外線センサー52は窓下部へ向けて設置さ
れていることが必要である。
【0033】一方、空気調和機10aの構成は図3に示
す空気調和機10と基本的に同じであるが、制御部(図
示しない)には人体が快適と感じる室内温度及び風速等
の条件が入力・設定されている。そして、室内中心方向
送風制御部は室内中心部の温度を検知する赤外線センサ
ー51からの信号と快適室内温度及び風速との比較に基
づいて、室内の中心方向へ送風する空気の温度及び風量
を制御する機能を有し、窓下方向送風制御部は窓下部の
温度を検知する赤外線センサー52からの信号と快適室
内温度及び風速との比較に基づいて、室内の窓下方向へ
送風する空気の温度及び風量を制御する機能を有する。
【0034】次に、図4に示す部屋の空調方式の作動に
ついて説明する。赤外線センサー51が室内中心部の温
度を検知し、赤外線センサー52が窓下部の温度を検知
して、その結果が制御部へ発信されると、制御部は所望
の室内温度及び風速が得られるように演算を行い、前面
側熱交換機及び側面側熱交換機の発熱量、前面側送風フ
ァン及び側面側送風ファンの送風量を決定し、それぞれ
の機器へ制御信号を発信する。各機器は制御部から発信
された制御信号に従って運転する。
【0035】その結果、部屋20aのガラス戸30aの
下の部分にあった冷気へ向けて、主として側面側吹き出
し口122aから加熱された温度の高い空気が吹きつけ
られ、その部分の空気が暖められる。そして、前面側吹
き出し口121aと側面側吹き出し口122aから吹き
出す温度の高い空気によって室内空気が攪拌され、温度
が均一化されて所望の室内温度及び風速が得られ、快適
な空調がなされる。
【0036】このように、図4に示す部屋の空調方式で
は、入力部に所望の室内温度及び風速を入力する必要が
なく、簡単な操作で快適な室内条件が得られる。
【0037】図5は請求項7記載の本発明部屋の空調方
式の一例を示す説明図(斜視図)である。天井の中央部
には、部屋20bの屋外に面する壁面に平行方向に延び
る空気吹き出し口61が設けられており、天井のガラス
戸30bに近接する部分にも空気吹き出し口61と平行
方向に延びる空気吹き出し口62が設けられている。空
気吹き出し口61の開口部先端は部屋20bの中心方向
へ向けて設けられ、空気吹き出し口62の開口部先端は
窓下に滞留する冷気の方向へ向けて設けられている。
【0038】空気調和機10bはガラス戸30bが設け
られている壁面に沿った天井裏の一隅に設置されてい
て、その前面側吹き出し口と空気吹き出し口61との間
及び側面側吹き出し口と空気吹き出し口62との間は、
いずれも図示しないダクトで連結されている。
【0039】また、空気吹き出し口61に近い天井面に
は室内中心部の温度を検知する赤外線センサー51bが
設置され、空気吹き出し口62に近い天井面には窓下部
の温度を検知する赤外線センサー52bが設置されてい
る。なお、空気調和機10b及びその中に内蔵されてい
る制御部(図示しない)の構成及び機能については、図
4に示す例と同様であるから説明を省略する。
【0040】次に、図5に示す部屋の空調方式の作動に
ついて説明する。図4に示す部屋の空調方式と同様に、
赤外線センサー51bが室内中心部の温度を検知し、赤
外線センサー52bが窓下部の冷気の温度を検知するこ
とによって、前面側熱交換機及び側面側熱交換機の発熱
量、前面側送風ファン及び側面側送風ファンの風量が調
節される。
【0041】そして、前面側熱交換機で温度調節され、
前面側送風ファンによって前面側吹き出し口から送りだ
された空気は、ダクトを通って空気吹き出し口61から
室内の中心方向へ吹き出す。また、側面側熱交換機で温
度調節され、側面側送風ファンによって側面側吹き出し
口から送りだされた空気は、ダクトを通って空気吹き出
し口62から窓下方向へ吹き出す。その結果、空気吹き
出し口61から吹き出す空気と空気吹き出し口62から
吹き出す空気が室内で攪拌・混合されて温度が均一に上
昇し、所望の室内温度及び風速が得られて、快適な室内
条件が得られる。
【0042】また、図4に示す部屋の空調方式と同様
に、入力部に所望の室内温度及び風速を入力する必要が
なく、簡単な操作で空調を行うことができる。
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
乃至3記載の本発明空気調和機を部屋に設置することに
よって、窓下の床部分に冷気が滞留していても空気調和
機により拡散されて室内温度が均一に調節され、風速が
調節されて、快適な空調が得られやすい。
【0043】請求項4及び6記載の本発明部屋の空調方
式によれば、入力部に所望する室内の温度及び風速を入
力することによって、室内温度が均一且つ適温に調節さ
れ、風速が調節されて、快適な室内居住条件が得られ
る。
【0044】請求項5及び7記載の本発明によれば、室
内中心部温度検知部及び窓下部温度検知部によってそれ
ぞれの場所の温度が検知されるので、入力部に所望する
室内の温度及び風速を入力する操作を必要とせず、簡単
な操作で室内温度が均一且つ適温に調節され風速が調節
されて、快適な室内居住条件が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は請求項3記載の本発明空気調和機の一
例を示す斜視図、(B)は(A)に示す空気調和機内の
熱交換機及び送風ファンの配置図(平面図)。
【図2】(A)は請求項3記載の本発明空気調和機の他
の例を示す斜視図、(B)は(A)に示す空気調和機内
の熱交換機及び送風ファンの配置図。
【図3】請求項4記載の本発明部屋の空調方式の一例を
示す説明図(斜視図)。
【図4】請求項5記載の本発明部屋の空調方式の一例を
示す説明図。
【図5】請求項7記載の本発明部屋の空調方式の一例を
示す説明図。
【図6】従来の空調方式を示す概略説明斜視図。
【図7】(A)は従来の空気調和機を示す斜視図、
(B)は(A)に示す空気調和機内の熱交換機及び送風
ファンの配置を示す側断面図。
【符号の説明】
10,10a,10b 空気調和機 121 前面側吹き出し口 122 側面側吹き出し口 141,141a 前面側熱交換機 142,142a 側面側熱交換機 151,151a 前面側送風ファン 152,152a 側面側送風ファン 20,20a,20b 部屋 30,30a,30b ガラス戸 40 入力パネル 51,51b 室内中心部の温度を検知する赤
外線センサー 52,52b 窓下部の温度を検知する赤外線
センサー 61 室内中心方向空気吹き出し口 62 窓下方向空気吹き出し口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面取付型室内機の正面側及び左右の少
    なくとも一側面側に吹き出し口を有することを特徴とす
    る空気調和機。
  2. 【請求項2】 室内機には少なくとも1台の熱交換機及
    び少なくとも2台の送風ファンを有することを特徴とす
    る請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内機には少なくとも2台の熱交換機及
    び少なくとも2台の送風ファンを有し、各熱交換機及び
    各送風ファンはそれぞれ個別に運転可能とされているこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 空気調和機の室内機の正面側及び側面側
    に吹き出し口を有するとともに、室内機には少なくとも
    2台の熱交換機及び少なくとも2台の送風ファンを有
    し、室内温度及び風速を設定する入力部、入力部からの
    信号に基づいて室内の中心方向へ送風する空気の温度及
    び風量を制御する室内中心方向送風制御部及び室内の窓
    下方向へ送風する空気の温度及び風量を制御する窓下方
    向送風制御部を有していて、室内中心方向送風制御部か
    らの信号及び窓下方向送風制御部からの信号に基づい
    て、熱交換機及び送風ファンが作動する構成とされてい
    ることを特徴とする部屋の空調方式。
  5. 【請求項5】 空気調和機の室内機の正面側及び側面側
    に吹き出し口を有するとともに、室内機には少なくとも
    2台の熱交換機及び少なくとも2台の送風ファンを有
    し、室内の中心付近の温度を検知する室内中心部温度検
    知部、室内の窓下付近の温度を検知する窓下部温度検知
    部、室内中心部温度検知部からの信号に基づいて室内の
    中心方向へ送風する空気の温度及び風量を制御する室内
    中心方向送風制御部、及び窓下部温度検知部からの信号
    に基づいて室内の窓下方向へ送風する空気の温度及び風
    量を制御する窓下方向送風制御部を有していて、室内中
    心方向送風制御部からの信号に基づいて室内の中心方向
    へ送風する空気の熱交換機及び送風ファンが作動すると
    ともに、窓下方向送風制御部からの信号に基づいて窓下
    方向へ送風する空気の熱交換機及び送風ファンが作動す
    る構成とされていることを特徴とする部屋の空調方式。
  6. 【請求項6】 室内に室内中心方向空気吹き出し口及び
    窓下方向空気吹き出し口を含む少なくとも2個の空気吹
    き出し口を有し、上記各空気吹き出し口に対応する熱交
    換機及び送風ファンを有するとともに、それぞれの空気
    吹き出し口から吹き出す空気の温度及び風速を個別に入
    力・設定することができる入力部、入力部からの信号に
    基づいて室内の中心方向へ送風する空気の温度及び風量
    を制御する室内中心方向送風制御部、室内の窓下方向へ
    送風する空気の温度及び風量を制御する窓下方向送風制
    御部を有していて、室内中心方向送風制御部からの信号
    に基づいて室内の中心方向へ送風する空気の熱交換機及
    び送風ファンが作動するとともに、窓下方向送風制御部
    からの信号に基づいて窓下方向へ送風する空気の熱交換
    機及び送風ファンが作動する構成とされていることを特
    徴とする部屋の空調方式。
  7. 【請求項7】 室内に室内中心方向空気出し口及び窓下
    方向空気吹き出し口を含む少なくとも2個の空気吹き出
    し口を有し、上記各空気吹き出し口に対応する熱交換機
    及び送風ファンを有するとともに、室内の中心付近の温
    度を検知する室内中心部温度検知部、室内の窓下付近の
    温度を検知する窓下部温度検知部、室内中心部温度検知
    部からの信号に基づいて室内の中心方向へ送風する空気
    の温度及び風量を制御する室内中心方向送風制御部、及
    び窓下部温度検知部からの信号に基づいて室内の窓下方
    向へ送風する空気の温度及び風量を制御する窓下方向送
    風制御部を有していて、室内中心方向送風制御部からの
    信号に基づいて室内の中心方向へ送風する空気の熱交換
    機及び送風ファンが作動するとともに、窓下方向送風制
    御部からの信号に基づいて窓下方向へ送風する空気の熱
    交換機及び送風ファンが作動する構成とされていること
    を特徴とする部屋の空調方式。
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