JPH11130637A - パーマネントウェーブ用剤組成物 - Google Patents
パーマネントウェーブ用剤組成物Info
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- JPH11130637A JPH11130637A JP9315824A JP31582497A JPH11130637A JP H11130637 A JPH11130637 A JP H11130637A JP 9315824 A JP9315824 A JP 9315824A JP 31582497 A JP31582497 A JP 31582497A JP H11130637 A JPH11130637 A JP H11130637A
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Abstract
を防止し、また毛髪に優れた風合いを与え、さらには、
組成物自体の安定性を容易に確保することのできるパー
マネントウェーブ用剤を提供する。 【解決手段】還元性物質を主成分とするパーマネントウ
ェーブ用剤第1剤、あるいは酸化性物質を主成分とする
パーマネントウェーブ用剤第2剤の少なくともどちらか
一方に、下記成分(A)、(B)及び(C) (A)ポリアクリル酸および/またはポリアクリル酸塩 (B)高重合シリコーン (C)カチオン性ポリマー を配合することを特徴とするパーマネントウェーブ用
剤。
Description
ーブ用剤(縮毛矯正剤を含む、以下同様)に関し、さら
に詳しくは、パーマネントウェーブ用剤処理による毛髪
損傷を防止し、また、毛髪に優れた風合いを与え、さら
には、組成物自体の安定性を容易に確保することのでき
るパーマネントウェーブ用剤に関するものである。
マネントウェーブ用剤第1剤による毛髪ケラチンの還元
処理、およびパーマネントウェーブ用剤第2剤による酸
化処理からなっており、さらにパーマネントウェーブ用
剤第1剤には、毛髪を膨潤させるために通常アルカリ剤
が配合される。この様にパーマネントウェーブ用剤処理
は、苛酷な条件下で毛髪に化学処理を施すために、毛髪
にかなりの損傷を与えてしまう可能性がある。また、癖
毛を直毛に矯正する、いわゆる縮毛矯正剤においても、
同様な化学処理を施し、さらには矯正のために目の細か
い櫛を用いて、毛髪に何度もコーミングが繰り返される
のが常法である。この物理的な作用によって、縮毛矯正
処理は、毛髪にさらに損傷を与えることがある。
止するために、あるいは、すすぎ時や乾燥後の毛髪の風
合いを向上させるために、一般的に、油分、カチオン界
面活性剤及びカチオン性ポリマー等のコンディショニン
グ剤がパーマネントウェーブ用剤に配合され上市されて
いる。また、同じ目的で高重合シリコーンをパーマネン
トウェーブ用剤に配合した例が特開平2−255608
号に開示されているが、毛髪損傷防止効果や毛髪の風合
い向上効果は不充分なものであり、高重合シリコーンを
組成物中に安定して配合することはかなり困難であっ
た。また、コンディショニング効果を高めるために、乳
液あるいはクリーム基剤のパーマネントウェーブ用剤も
上市されているが、これら乳液やクリーム基剤のパーマ
ネントウェーブ用剤はその安定性を確保することが難し
く、経時的に粘度が上昇したり、下降したりして製造時
の粘度が変化したり、分離してしまうこともあった。
あり、パーマネントウェーブ用剤処理による毛髪損傷を
防止し、また、毛髪に優れた風合いを与え、さらには、
組成物自体の安定性を容易に確保することのできるパー
マネントウェーブ用剤を提供することを目的とする。
明者は鋭意検討を重ねた結果、パーマネントウェーブ用
剤第1剤とパーマネントウェーブ用剤第2剤の少なくと
もどちらか一方に、ポリアクリル酸および/またはポリ
アクリル酸塩、高重合シリコーン及びカチオン性ポリマ
ーを配合することにより、毛髪損傷防止効果や毛髪の風
合い向上効果の優れたパーマネントウェーブ用剤を得る
ことができることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
発明に使用される成分(A)ポリアクリル酸および/ま
たはポリアクリル酸塩にはカルボキシビニルポリマーや
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体も含まれ、そ
の塩としてはナトリウム、カリウム、モノエタノールア
ミン、アンモニウム塩等が挙げられる。これらのポリア
クリル酸とポリアクリル酸塩は、1種類もしくは2種類
以上組み合わせて使用することができる。具体的な商品
例としては、ジュンロンPWシリーズ、レオジックシリ
ーズ(日本純薬社製)、カーボポールシリーズ、PEM
ULENシリーズ、ETDシリーズ(BFグッドリッチ
社製)等が挙げられる。これらのポリアクリル酸とポリ
アクリル酸塩の配合量は、求める組成物の剤型によって
も異なってくるが、パーマネントウェーブ用剤全量を1
00重量%として、0.01〜10重量%が好ましく、
さらに好ましくは、0.1〜5重量%である。0.01
重量%より少ない場合は、効果が充分に得られず、10
重量%より多い場合は組成物の粘度が高くなりすぎて使
用が困難なものとなってしまい好ましくない。
コーンとしては、例えば次の一般式(1)で表されるも
のが挙げられ、これらの高重合シリコーンを1種類もし
くは2種類以上組み合わせて使用してもよい。その配合
量は、パーマネントウェーブ用剤全量を100重量%と
して、0.01〜10重量%が好ましく、さらに好まし
くは、0.05〜5重量%である。0.01重量%より
少ない場合は充分な効果が得られず、10重量%より多
い場合は逆に毛髪の風合いを損ねてしまい好ましくな
い。
り、R2はメチル基または水酸基である。またnの値
は、100〜30,000である。)
ポリマーとしては、カチオン化セルロース、カチオン化
グアーガム、カチオン化デキストラン、アジピン酸/ジ
メチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミン
共重合体、アジピン酸/エポキシプロピルジエチレント
リアミン共重合体、ポリメタクリルアミドプロピルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ポリジアリルジメチルア
ンモニウムクロリド、アクリルアミド/ジアリルジメチ
ルアンモニウムクロリド共重合体、アクリルアミド/メ
タクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロ
リド共重合体、ビニルピロリドン/ビニルイミダゾリニ
ウムメチルクロリド共重合体およびジエチルメチルポリ
(オキシプロピレン)アンモニウムクロリド等が挙げら
れ、中でもアクリルアミド/ジアリルジメチルアンモニ
ウムクロリド共重合体、カチオン化デキストランおよび
カチオン化セルロースが効果の面で好ましく、また、こ
れらのカチオン性ポリマーを1種類もしくは2種類以上
組み合わせて使用してもよい。また、その配合量は、パ
ーマネントウェーブ用剤全量を100重量%として、
0.01〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは
0.05〜5重量%である。0.05重量%より少ない
場合は充分な効果が得られず、5重量%より多い場合は
逆に毛髪の風合いを損ねてしまい好ましくない。
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘ
キシルデカノール、イソステアリルアルコールおよび2
−オクチルドデカノール等が挙げられ、これらの高級ア
ルコールを1種類もしくは2種類以上組み合わせて使用
してもよい。その配合量は、パーマネントウェーブ用剤
全量を100重量%として、0.01〜30重量%が好
ましく、さらに好ましくは0.05〜15重量%であ
る。0.01重量%より少ない場合は充分な効果が得ら
れず、また30重量%より多くてもその効果は変わらず
コスト的に無駄が生じてしまい好ましくない。
である還元性物質としては、チオグリコール酸および/
またはそのアンモニウム塩、モノエタノールアミン塩お
よびアルカリ金属塩、システインおよびアセチルシステ
インの塩酸塩および硫酸塩、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸
水素ナトリウム等が挙げられ、これらの還元性物質を1
種類もしくは2種類以上組み合わせて使用してもよい。
また、その配合量は求めるウェーブの効果に応じて、パ
ーマネントウェーブ用剤第1剤全量を100重量%とし
て1.0〜15重量%である。
である酸化性物質には、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリ
ウム、過ホウ酸ナトリウムおよび過酸化水素等が挙げら
れる。その配合量は、パーマネントウェーブ用剤第2剤
全量を100重量%として、1.0〜20重量%であ
る。
第1剤には、通常パーマネントウェーブ用剤第1剤に配
合されているアンモニアやモノエタノールアミン等の有
機アルカリや、炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、重
炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウムおよび水酸化ナト
リウム等の無機アルカリのようなアルカリ剤、ジチオジ
グリコール酸またはその塩のような反応調整剤、その他
カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、非イオン界
面活 性剤、油分、紫外線 吸収剤、金属封鎖剤、保湿
剤、防腐剤、多価アルコール、着色剤等を本発明の効果
を損なわない範囲で配合することができる。
第2剤には、通常パーマネントウェーブ用剤第2剤に配
合されているクエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸お
よびリン酸ナトリウム等のpH調整剤、カチオン界面活
性剤、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、油
分、紫外線吸収剤、金属封鎖剤、保湿剤、防腐剤、多価
アルコールおよび着色剤等を、本発明の効果を損なわな
い範囲で配合することができる。
本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれ
により限定されるものではない。なお、特に断らない限
りにおいて、記載の数値の単位は重量%である。
施例1〜8を表1および表2に、またパーマネントウェ
ーブ用剤第2剤に適用した実施例9〜12を表3および
表4に示す。尚、これらパーマネントウェーブ用剤は常
法により調製した。
並びに比較例1〜5の保存安定性試験を行った。各組成
物を40℃の恒温槽中に3ヶ月間保存し、その時の各組
成物の安定性を外観と粘度変化から評価した。尚、評価
基準を下記のように設定した。 ○:分離せず、粘度変化もほとんどない。 △:分離はしないが、粘度変化が激しい。 ×:分離する。 その結果を、表1および表3に示した。
ウェーブ用剤第1剤と第2剤の組み合わせにて、比較試
験1〜5を行った。 ・比較試験法 以前にパーマやヘアカラーなどの化学的処理を受けてい
ない、バージンヘアーの女性25名を5名ずつ5群に分
け、各々比較試験1〜5の被験者とした。いずれの試験
も毛髪を左右半分に分け、片方に実施例、もう片方に比
較例を処理して判定するハーフヘッド比較法にて試験を
行った。毛髪処理は常法に従った。 ・評価方法 毛髪の風合い:各被験者のすすぎ時および乾燥後の毛髪
の風合いを、評価者5名にて官能評価を行った。なお、
評価基準を下記のように設定し、平均値を算出した。毛
髪損傷の防止効果:各被験者の試験前と試験後の毛髪を
採取し走査型電子顕微鏡を用いて毛髪表面の観察を行
い、前後の毛小皮の状態を評価した。なお、評価基準を
下記のように設定し、平均値を算出した。 評価基準 0点:悪い 1点:やや悪い 2点:普通 3点:やや良い 4点:良い その結果を表5に示す。
性に優れたパーマネントウェーブ用剤組成物を提供する
ことが示された。また、表5の結果から、本発明品を用
いた場合、比較例に比べて明らかに毛髪の風合いおよび
毛髪損傷の防止効果が優れていることが示された。さら
に、表2および4に挙げる実施例においても、相手の組
成物に何を選択しても、同様な効果が得られることが確
認された。
用剤処理による毛髪損傷を防止し、また、毛髪に優れた
風合いを与え、さらには、組成物自体の安定性を容易に
確保することのできるパーマネントウェーブ用剤が提供
される。
Claims (2)
- 【請求項1】還元性物質を主成分とするパーマネントウ
ェーブ用剤第1剤と酸化性物質を主成分とするパーマネ
ントウェーブ用剤第2剤の少なくともどちらか一方に、
下記成分(A)、(B)及び(C) (A)ポリアクリル酸および/またはポリアクリル酸塩 (B)高重合シリコーン (C)カチオン性ポリマー を配合することを特徴とするパーマネントウェーブ用剤
組成物。 - 【請求項2】高級アルコールを配合することを特徴とす
る請求項1記載のパーマネントウェーブ用剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31582497A JP3645408B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | パーマネントウェーブ用剤組成物 |
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JPH11130637A true JPH11130637A (ja) | 1999-05-18 |
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JP31582497A Expired - Fee Related JP3645408B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | パーマネントウェーブ用剤組成物 |
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JP (1) | JP3645408B2 (ja) |
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-
1997
- 1997-10-30 JP JP31582497A patent/JP3645408B2/ja not_active Expired - Fee Related
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