JPH11125789A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11125789A
JPH11125789A JP29230797A JP29230797A JPH11125789A JP H11125789 A JPH11125789 A JP H11125789A JP 29230797 A JP29230797 A JP 29230797A JP 29230797 A JP29230797 A JP 29230797A JP H11125789 A JPH11125789 A JP H11125789A
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JP
Japan
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laser light
main body
polygon scanner
optical
image forming
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JP29230797A
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English (en)
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Nobuaki Kubo
信秋 久保
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリゴンスキャナの高速回転が起因して発生
する振動だけでなく、画像形成装置の駆動系から発生す
る振動も吸収して、走査ピッチムラを低減することがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 レーザ光源と、レーザ光を偏向させるポ
リゴンスキャナ5Bと、レーザ光を結像する光学系5C
とを有する光書き込みユニットを装置本体内部の本体ベ
ース52上に装着してなる画像形成装置90において、
光学ハウジングと本体ベース52は互いに当接する取付
基準面65を有し、取付基準面65が当接することによ
って形成された本体ベース52の上面と光学ハウジング
の底面との間隙66には、防振部材が68介在してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学書き込みユニ
ットから出射されたレーザ光によって感光体に静電潜像
を形成する画像形成装置に関するもので、特に、複写
機、プリンタ、ファクシミリ等に適用可能なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光書き込みユニットには、ポリゴンスキ
ャナが設けられており、このポリゴンスキャナはモータ
などの駆動力によって高速回転する。このポリゴンスキ
ャナの高速回転が起因して発生する振動などが光学素子
などに伝達されると、感光体に対する走査ピッチムラが
発生し、画像の品質を低下させてしまう。そこで、近年
では、ポリゴンスキャナの高速回転が起因して発生する
振動などが光学素子などに伝達されるのを抑制し、感光
体に対する走査ピッチムラを低減するようにした光書き
込みユニットが提案されている。
【0003】例えば、特開平9−187986号公報記
載のものは、ポリゴンスキャナが収納されたケースとポ
リゴンスキャナとの間に防振部材を設け、この防振部材
によってポリゴンスキャナの高速回転による振動を吸収
し、この振動が折り返しミラーに伝達されるのを抑制す
ることにより、感光体に対する走査ピッチムラを低減し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載のものは、ポリゴンスキャナの高速回転が起因し
て発生する振動のみを防振部材によって吸収するように
しているため、光書き込みユニットが設けられている画
像形成装置の駆動系から発生する振動を吸収することは
できない。従って、画像形成装置の駆動系から発生する
振動が折り返しミラーに伝達されるのを抑制することは
できず、その結果、感光体に対する走査ピッチムラが発
生し、画質の品質を低下させてしまうという問題があ
る。
【0005】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、ポリゴンスキャナ
の高速回転が起因して発生する振動だけでなく、光書き
込みユニットが設けられている画像形成装置の駆動系か
ら発生する振動も吸収して、これらの振動が光学素子に
伝達されるのを抑制し、感光体に対する走査ピッチムラ
を低減することができる画像形成装置を提供することを
目的とする。また、本発明は、ポリゴンスキャナの高速
回転によって発生する風切り音などのの騒音を低下させ
るとともに、ポリゴンスキャナが設けられた空間内の温
度が上昇するのを防止することができる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源から
出射されたレーザ光を偏向させるポリゴンスキャナと、
上記ポリゴンスキャナによって偏向されたレーザ光を結
像する光学系とを有する光書き込みユニットを装置本体
内部の本体ベース上に装着してなる画像形成装置におい
て、光学ハウジングと本体ベースは互いに当接する取付
基準面を有し、上記取付基準面が当接することによって
形成された本体ベースの上面と光学ハウジングの底面と
の間隙には、防振部材が介在していることを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、レーザ光を出射す
るレーザ光源と、上記レーザ光源から出射されたレーザ
光を偏向させるポリゴンスキャナと、上記ポリゴンスキ
ャナによって偏向されたレーザ光を結像する光学系とを
有する光書き込みユニットを装置本体内部の本体ベース
上に装着してなる画像形成装置において、光学ハウジン
グと本体ベースは互いに当接する取付基準面を有すると
ともに互いに嵌まり合うボスと孔を有し、上記ボスは、
弾性を有することによって防振部材として機能すること
を特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、防振部材として機能するボスが複数設けら
れていることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、レーザ光を出射す
るレーザ光源と、上記レーザ光源から出射されたレーザ
光を偏向させるポリゴンスキャナと、上記ポリゴンスキ
ャナによって偏向されたレーザ光を結像する光学系とを
有する光書き込みユニットを装置本体内部の本体ベース
上に装着してなる画像形成装置において、光学ハウジン
グと本体ベースは互いに当接する取付基準面を有し、上
記取付基準面が当接することによって形成された本体ベ
ースの上面と光学ハウジングの底面との間隙には防振部
材が介在し、上記防振部材は、ポリゴンスキャナの直下
部分が開放されており、ポリゴンスキャナの直下部分の
光学ハウジングの底面には空気流通穴が形成され、光学
ハウジングの上面にはポリゴンスキャナの周囲を囲む周
壁が形成され、この周壁と光学ハウジングの上面を覆う
上面カバーとの間には、防音部材が介在されていること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる画像形成装置の実施の形態について説明する。
図1は、カラー画像形成装置90の概略構成を示す側面
図であり、図2は、その平面図である。このカラー画像
形成装置90の動作を簡単に説明すると、まず、図示し
ないスキャナ部で読み取った原稿の色分解画像信号強度
レベルを基にして、図示しない画像処理部で色変換処理
を行い、所定のカラー画像データを得る。このカラー画
像データをカラー画像形成装置90の光書き込みユニッ
ト5内で往復運動する光ビームに変換し、その後、現像
器6で例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの顕像化を
行い、現像器7でブラックの顕像化を行い、これらを重
ね合わせて4色カラー画像を形成する。
【0011】上記カラー画像形成装置90の構成につい
て説明すると、図1に示すように、光書き込みユニット
5は、上面に露光用開口部64を設けた上カバー65
と、レーザ光源59(図2参照)等の光学素子を配置し
た光学ハウジング60とからなり、カラー画像形成装置
90内の本体ベース52上に載置される。本体ベース5
2の下方部には、給紙カセット17が配置され、本体ベ
ース52には各ユニットを支持するための本体側板がロ
ーラ2、3、12、14等の軸方向左右に設けられてい
る。帯電チャージャ4、感光体クリーニングブレード1
5Aは、感光体ベルト1を架設している回動ローラ2の
周辺部に設けられている。走査ビーム5Dは、感光体ベ
ルト1の表面上に最適スポット径になるように配置され
ている。
【0012】図1及び図2に示すように、光書き込みユ
ニット5は、レーザ光を出射するレーザ光源59と図示
しない発光駆動制御部、レーザ光源59から出射された
レーザ光を偏向させるポリゴンスキャナ5Bとその回転
用モータ5A、ポリゴンスキャナ5Bによって偏向され
たレーザ光を結像する光学系としてのf/θレンズ5
C、レーザ光を反射する折り返しミラー5F等で構成さ
れている。
【0013】光書き込みユニット5では、上記カラース
キャナからのカラー画像データを光信号に変換し、原稿
画像に対応した光書き込みを行い、感光体ベルト1上に
静電潜像を形成する。レーザ光源59から出射した光
は、高速で回転するポリゴンスキャナ5Bで偏向反射さ
れ、fθ機能をもつレンズ系5Cに導かれ、折り返しミ
ラー5Fで斜め上方に反射され、感光体ベルト1上を往
復運動する光ビームに変換される。
【0014】レーザ光は、コンピュータ等により、前述
の読み取った原稿の画像信号強度レベルに応じて、オン
・オフ制御され、感光体ベルト1に画像が露光される。
図1に示すように、光書き込みユニット5の開口部64
から出射するレーザ光は、本体ベース取付基準面に対し
て略45度をなすように折り返しミラー5Fによって反
射され、カラー画像形成装置90内の限られた狭い空間
を通って感光体ベルト1に至るようになっている。
【0015】感光体ベルト1は回動ローラ2、3間に架
設されていて、回動ローラ2、3の駆動力により図1に
おいて時計方向に回転する。符号4は、帯電手段である
帯電チャージャ、5は帯電露光手段たる光書き込みユニ
ット、6はイエロー、マゼンタ、シアンのカラー現像剤
を収容した3種類の現像手段からなる回転型現像器、7
は黒色の現像剤を収容した現像手段である黒色現像器を
それぞれ示している。上記カラー現像器6及び黒現像器
7は各々所定の位置で上記感光体ベルト1と近接あるい
は接触する各現像ローラを備え、感光体ベルト1上の潜
像を非接触現像あるいは接触現像法により顕像化する機
能を有している。
【0016】符号10は、中間転写体たる転写ベルトを
示しており、回動ローラ11、12間に架設され、傾斜
されて配置されている。中間転写ベルト10は、回動ロ
ーラ11、12の駆動により図1において反時計方向回
りに駆動され搬送される。中間転写ベルト10は、その
傾斜ベルト面下方部で、上記感光体ベルト1の回動ロー
ラ3に対応する部分と接触しており、感光体ベルト1上
の顕像が、中間転写ベルト10のループ内に設けられた
バイアスブラシ13により中間転写ベルト10上に転写
されるようになっている。
【0017】次に、上記カラー画像形成装置90の画像
形成プロセスについて説明する。まず初めに、帯電チャ
ージャ4により感光体ベルト1の外周面は均一に帯電さ
れる。次に、均一に帯電された感光体ベルト1の外周面
に対して、図示しないカラースキャナにより原稿像を走
査することによって得られる画像情報に基づき、レーザ
光源59をオン・オフ制御しながら感光体ベルト1上に
露光し、原稿の像に対応した静電潜像を形成する。次
に、感光体ベルト1の外周面の静電潜像が形成されてい
ない周縁部の静電付加を除電ランプによって除去する。
感光体ベルト1の外周面の静電潜像は、イエロー、マゼ
ンタ、シアンのカラー現像剤を収容した3種類の現像手
段からなる回転型現像器6と黒色の現像剤を収容した現
像手段である黒色現像器7によって、それぞれの色のト
ナーにより顕像化され、この顕像化された像は、中間転
写ベルト10の介在のもとに転写紙に転写される。
【0018】より具体的には、分解された色ごとに第1
回目の顕像、第2回目の顕像、第3回目の顕像、第4回
目の顕像が反復されて行われると共に、これらの顕像が
中間転写ベルト10上にそれぞれ重ねられ、位置ずれを
生じないように転写される。これを1次転写といい、こ
の1次転写時は、転写ローラ14とクリーニングブレー
ド16Aは中間転写ベルト10から離間している。こう
してブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの顕像化を
行い、これを中間転写ベルト10上に重ね合わせて4色
カラー画像を形成することができる。この中間転写ベル
ト10上のカラー画像は転写紙に転写される。これを2
次転写という。
【0019】1次転写後は、中間転写ベルト10の外周
面に残留したトナーがクリーニングユニット16によっ
て回収される。転写紙は、転写ローラ14により定着装
置49内に搬送され、定着ローラ49A、加圧ローラ4
9Bにより定着され、図示しない排紙トレイまたはソー
タのビン上に送られる。なお、色ごとの画像形成順序
は、特に限定されるものではない。
【0020】次に、光書き込みユニット5と本体ベース
52の組み付け構造について説明する。図2及び図3に
示すように、本体ベース52の上面には、基準穴61お
よび従基準穴62がそれぞれ形成されている。この基準
穴61は、ポリゴンスキャナ5Bによる走査範囲の中心
であり、ポリゴンスキャナ5Bによって偏向されたレー
ザ光の出射端側、すなわちミラー5F側に形成され、そ
の反対側に従基準穴62が形成されている。
【0021】光学ハウジング60の底面には、上記基準
穴61に嵌合する基準ボス63、および上記従基準穴6
2に嵌合する従基準ボス64がそれぞれ形成されてい
る。基準穴61に基準ボス63を嵌合させ、従基準穴6
2に従基準ボス64を嵌合させることにより、光書き込
みユニット5を本体ベース52に位置決めすることがで
きる。
【0022】また、光学ハウジング60の底面の四隅は
板状の取付基準面65の上面と当接していて、この取付
基準面65の底面は本体ベース52の上面と当接してい
る。従って、光学ハウジング60の底面の四隅に設けら
れた取付基準面65によって、本体ベース52の上面と
光学ハウジング60の底面との間には、取付基準面65
の厚さ分の間隙66が形成されている。この間隙66に
は、板状の防振部材68が介在されている。
【0023】取付基準面65の中心位置には孔が形成さ
れていて、この孔と重合するように、光学ハウジング6
0の底面の四隅および本体ベース52の上面には、それ
ぞれ孔が形成されている。つまり、光学ハウジング6
0、取付基準面65、および本体ベース52の各孔が重
合して一つの孔を形成している。この孔に締結ネジ67
をそれぞれねじ込むことによって、光学ハウジング60
と本体ベース52とを取付基準面65を介して固定さ
れ、もって、光書き込みユニット5を本体ベース52に
固定されている。
【0024】上述のように、光学ハウジング60と本体
ベース52との間の間隙66には防振部材68が介在さ
れているため、この防振部材68によって、光書き込み
ユニット5の外部からの振動、例えば、画像形成装置の
駆動系から発生する振動などを吸収することができ、こ
れらの振動が光学系に伝達されるのを抑制することがで
きる。また、ポリゴンスキャナ5B(図1参照)の高速
回転により発生する振動も防振部材68によって吸収す
ることができる。従って、感光体1(図1参照)に対す
る走査ピッチムラを低減させることができ、画像の品質
の低下を防止することができる。
【0025】上述の実施の形態では、間隙66に板状の
防振部材68を介在させているが、この防振部材68に
代えて次のようなものにすることもできる。図4及び図
5に示すように、上記間隙66内であって、光学ハウジ
ング60の底面の略中心部に、防振部材としてのすり割
り付きボス69が設けられている。このすり割り付きボ
ス69は、すり割り形状による弾性変形でもって、本体
ベース52の上面に形成された長孔70に装着されてい
る。
【0026】このすり割り付きボス69は、そのすり割
り形状による弾性変形によって、前記板状の防振部材6
8と同様に防振部材として機能し、光書き込みユニット
5の外部からの振動などを吸収することができ、この振
動が光学系に伝達されるのを抑制することができる。ま
た、ポリゴンスキャナ5B(図1参照)の高速回転によ
り発生する振動も吸収することができる。従って、感光
体1(図1参照)に対する走査ピッチムラを低減させる
ことができ、画質の品質の低下を防止することができ
る。
【0027】このすり割り付きボス69は、光学ハウジ
ング60の底面の略中心部だけでなく、間隙66に複数
設けることができる。このようにすれば、光学ハウジン
グ60の底面の略中心部にすり割り付きボス69を一つ
設けた場合よりも、上記振動をより効果的に吸収するこ
とができる。また、すり割り付きボス69は、上記板状
の防振部材68と併用することもでき、これによって
も、上記振動をより効果的に吸収することができる。
【0028】また、上記すり割り付きボス69に代えて
図6に示すような防振部材としてのボス71を用いるこ
ともできる。図6に示すように、光学ハウジング60の
底面には円筒状のボス71が形成されている。このボス
71の根本の周囲は、断面が半円形状の切欠部72で囲
まれている。このボス71は、切欠部72が形成される
ことによって弾性変形可能であり、弾性変形することに
よって防振部材として機能する。このボス71は、本体
ベース52の上面に形成された孔73に嵌合されてい
る。
【0029】このボス71の切欠部72による弾性変形
によって、前記板状の防振部材68および前記すり割り
付きボス69と同様に、光書き込みユニット5の外部か
らの振動などを吸収することができ、この振動が光学系
に伝達されるのを抑制することができる。また、ポリゴ
ンスキャナ5B(図1参照)の高速回転により発生する
振動も吸収することができる。従って、感光体1(図1
参照)に対する走査ピッチムラを低減させることがで
き、画像の品質の低下を防止することができる。
【0030】また、このボス71は、すり割り付きボス
69と同様に、光学ハウジング60の底面の略中心部だ
けでなく、間隙66に複数設けることができる。このよ
うにすれば、光学ハウジング60の底面の略中心部にボ
ス71を一つ設けた場合よりも、上記振動をより吸収す
ることができる。また、ボス71は、上記板状の防振部
材68と併用することもでき、これによっても、上記振
動をより吸収することができる。図6には、板状の防振
部材68と併用したときのものを示している。
【0031】次に、別の実施の形態について説明する。
図7及び図8に示すように、光学ハウジング60の上面
には、ポリゴンスキャナ5Bの周囲を囲む周壁74が形
成されている。この周壁74の一部は、ポリゴンスキャ
ナ5Bによって偏向されたレーザ光を光学系5C(図1
参照)に導くために、防音ガラス76が取り付けられて
いる。この周壁74の上面と、光学ハウジング60の上
面を覆っている上カバー65の底面との間には、防音部
材75が介在されている。この防音部材75には、モル
トプレーンなどのクッション材を用いることができる。
【0032】また、図8に示すように、間隙66に介在
された防振部材68は、ポリゴンスキャナ5Bの直下部
分が開放されている。また、光学ハウジング60の底面
であって、ポリゴンスキャナ5Bの直下部分には、空気
流通穴77が形成されている。つまり、防音部材75と
周壁74とで囲まれた空間78と、防振部材68の開放
空間79とで空気流通穴77を介して密閉空間が形成さ
れ、この密閉空間の上記空間78内にポリゴンスキャナ
5Bが設けられている。
【0033】このように、ポリゴンスキャナ5Bは密閉
空間内に設けられているため、ポリゴンスキャナ5Bの
防塵性を確保することができると共に、ポリゴンスキャ
ナ5Bの高速回転によって発生する風切り音の騒音を低
下させることができるが、ポリゴンスキャナ5Bの上方
に防音部材75が設けられているため、ポリゴンスキャ
ナ5Bの高速回転によって発生する風切り音の騒音をよ
り低下させることができる。
【0034】また、ポリゴンスキャナ5Bが設けられた
空間78内の空気は、空気流通穴77を介して防振部材
68の開放空間79内に流通することができるため、こ
の空気の流通によって、ポリゴンスキャナ5Bが設けら
れた空間78内が冷却され、ポリゴンスキャナ5Bの駆
動部に設けられているICや軸受部などの発熱によっ
て、ポリゴンスキャナ5Bが設けられた空間78内の温
度が著しく上昇するのを防止することができ、もって、
ポリゴンスキャナ5Bの寿命の低下の防止や、ポリゴン
スキャナ5Bの回転精度を維持することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レーザ光
を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源から出射され
たレーザ光を偏向させるポリゴンスキャナと、上記ポリ
ゴンスキャナによって偏向されたレーザ光を結像する光
学系とを有する光書き込みユニットを装置本体内部の本
体ベース上に装着してなる画像形成装置において、光学
ハウジングと本体ベースは互いに当接する取付基準面を
有し、上記取付基準面が当接することによって形成され
た本体ベースの上面と光学ハウジングの底面との間隙に
は、防振部材が介在しているため、この防振部材によっ
て、光書き込みユニットの外部からの振動を吸収するこ
とができ、この振動が光学系に伝達されるのを抑制する
ことができる。また、ポリゴンスキャナの高速回転によ
り発生する振動も防振部材によって吸収することができ
る。従って、感光体に対する走査ピッチムラを低減させ
ることができ、画像の品質の低下を防止することができ
る。
【0036】請求項2記載の発明によれば、レーザ光を
出射するレーザ光源と、上記レーザ光源から出射された
レーザ光を偏向させるポリゴンスキャナと、上記ポリゴ
ンスキャナによって偏向されたレーザ光を結像する光学
系とを有する光書き込みユニットを装置本体内部の本体
ベース上に装着してなる画像形成装置において、光学ハ
ウジングと本体ベースは互いに当接する取付基準面を有
するとともに互いに嵌まり合うボスと孔を有し、上記ボ
スは、弾性を有することによって防振部材として機能す
るようにしたため、この防振部材機能を有するボスによ
って、光書き込みユニットの外部からの振動を吸収する
ことができ、この振動が光学系に伝達されるのを抑制す
ることができる。また、ポリゴンスキャナの高速回転に
より発生する振動も防振部材によって吸収することがで
きる。従って、感光体に対する走査ピッチムラを低減さ
せることができ、画像の品質の低下を防止することがで
きる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、防振部材として機能するボスが複数
設けられているため、光書き込みユニットの外部からの
振動やポリゴンスキャナの高速回転により発生する振動
などをより吸収することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、レーザ光を
出射するレーザ光源と、上記レーザ光源から出射された
レーザ光を偏向させるポリゴンスキャナと、上記ポリゴ
ンスキャナによって偏向されたレーザ光を結像する光学
系とを有する光書き込みユニットを装置本体内部の本体
ベース上に装着してなる画像形成装置において、光学ハ
ウジングと本体ベースは互いに当接する取付基準面を有
し、上記取付基準面が当接することによって形成された
本体ベースの上面と光学ハウジングの底面との間隙には
防振部材が介在し、上記防振部材は、ポリゴンスキャナ
の直下部分が開放されており、ポリゴンスキャナの直下
部分の光学ハウジングの底面には空気流通穴が形成さ
れ、光学ハウジングの上面にはポリゴンスキャナの周囲
を囲む周壁が形成され、この周壁と光学ハウジングの上
面を覆う上面カバーとの間には、防音部材が介在されて
いるため、ポリゴンスキャナの防塵性を確保することが
できると共に、ポリゴンスキャナの高速回転によって発
生する風切り音などの騒音を低下させることができる。
また、ポリゴンスキャナが設けられた空間内の空気は、
空気流通穴を介して防振部材の開放空間内に流通するこ
とができるため、この空気の流通によって、ポリゴンス
キャナが設けられた空間内が冷却され、ポリゴンスキャ
ナの駆動部に設けられているICや軸受部などの発熱に
よって、ポリゴンスキャナが設けられた空間内の温度が
著しく上昇するのを防止することができ、もって、ポリ
ゴンスキャナの寿命の低下の防止や、ポリゴンスキャナ
の回転精度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の例を示す側面図
である。
【図2】本発明に適用可能な光書き込みユニットの例を
示す上面図である。
【図3】同上光書き込みユニットを示す側面図である。
【図4】本発明に適用可能な別の光書き込みユニットの
例を示す上面図である。
【図5】本発明に適用可能な防振部材の例を示す断面図
である。
【図6】別の防振部材の例を示す断面図である。
【図7】本発明に適用可能なポリゴンスキャナを示す上
面図である。
【図8】同上ポリゴンスキャナを示す断面図である。
【符号の説明】
5 光書き込みユニット 5B ポリゴンスキャナ 5C レンズ系 52 本体ベース 60 光学ハウジング 65 取付基準面 66 間隙 68 防振部材 69 防振部材 71 防振部材 75 防音部材 90 画像形成装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出射するレーザ光源と、上記
    レーザ光源から出射されたレーザ光を偏向させるポリゴ
    ンスキャナと、上記ポリゴンスキャナによって偏向され
    たレーザ光を結像する光学系とを有する光書き込みユニ
    ットを装置本体内部の本体ベース上に装着してなる画像
    形成装置において、 光学ハウジングと本体ベースは互いに当接する取付基準
    面を有し、 上記取付基準面が当接することによって形成された本体
    ベースの上面と光学ハウジングの底面との間隙には、防
    振部材が介在していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光を出射するレーザ光源と、上記
    レーザ光源から出射されたレーザ光を偏向させるポリゴ
    ンスキャナと、上記ポリゴンスキャナによって偏向され
    たレーザ光を結像する光学系とを有する光書き込みユニ
    ットを装置本体内部の本体ベース上に装着してなる画像
    形成装置において、 光学ハウジングと本体ベースは互いに当接する取付基準
    面を有するとともに互いに嵌まり合うボスと孔を有し、 上記ボスは、弾性を有することによって防振部材として
    機能することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記防振部材として機能するボスは、複
    数設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 レーザ光を出射するレーザ光源と、上記
    レーザ光源から出射されたレーザ光を偏向させるポリゴ
    ンスキャナと、上記ポリゴンスキャナによって偏向され
    たレーザ光を結像する光学系とを有する光書き込みユニ
    ットを装置本体内部の本体ベース上に装着してなる画像
    形成装置において、 光学ハウジングと本体ベースは互いに当接する取付基準
    面を有し、 上記取付基準面が当接することによって形成された本体
    ベースの上面と光学ハウジングの底面との間隙には防振
    部材が介在し、 上記防振部材は、ポリゴンスキャナの直下部分が開放さ
    れており、 ポリゴンスキャナの直下部分の光学ハウジングの底面に
    は空気流通穴が形成され、 光学ハウジングの上面にはポリゴンスキャナの周囲を囲
    む周壁が形成され、この周壁と光学ハウジングの上面を
    覆う上面カバーとの間には、防音部材が介在されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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