JPH11122791A - 開閉部材構造 - Google Patents

開閉部材構造

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JPH11122791A
JPH11122791A JP28404697A JP28404697A JPH11122791A JP H11122791 A JPH11122791 A JP H11122791A JP 28404697 A JP28404697 A JP 28404697A JP 28404697 A JP28404697 A JP 28404697A JP H11122791 A JPH11122791 A JP H11122791A
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JP
Japan
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opening
power cord
closing member
vehicle
slide door
Prior art date
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Application number
JP28404697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhito Yaragami
和仁 矢良上
Koichi Ono
浩一 大野
Takao Ozeki
隆雄 尾関
Yuji Okamoto
勇司 岡元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Tokai Rika Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉部材が被取付部材の開口を開放した状態
でも開閉部材に取り付けられた電装品に電源を供給で
き、電源コードが弛まない開閉部材構造を得る。 【解決手段】 レーン44に沿って車両前後方向に移動
する支軸に移動プーリ56が装着されている。支軸は引
っ張りコイルスプリング58で車両後方に向かって引っ
張り付勢されている。移動プーリ56には、車両のバッ
テリーとスライドドア内の電装品とを電気的に接続する
電源コード42の中間部が掛けられている。スライドド
アを車両前方側(矢印Aと反対方向)に移動させて乗降
口を全閉したとき、引っ張りコイルスプリング58の引
っ張り力で移動プーリ56が車両後方に向かって移動
し、電源コード42に所定の張力を付与すると共に、電
源コード42の弛みを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉部材構造に関
し、さらに詳しくは、被取付部材の開口を開閉すると共
に、開口が開放された状態でも開閉部材本体の電装品に
電源を供給可能な開閉部材構造に関する。
【0002】
【従来の技術】被取付部材に形成された開口を閉塞する
開閉部材構造として、車両のスライドドアを例として説
明する。
【0003】図18に示すように、車体310(被取付
部材)に軸支された複数のプーリ312に、無端ベルト
314が巻き掛けられている。無端ベルト314には、
スライドドア318(開閉部材)から延設された支持ア
ーム320が固着されている。また、車体310には、
スライドドア318を案内するスライドレール322が
設けられている。スライドドア318を車両前後方向に
移動させて、乗降口324(開口)が開閉される。
【0004】スライドドア318内には、電装品326
(例えば、ウインドガラスを昇降させるためのモータ
等)が取り付けられている。この電装品326には、ス
ライドドア318に取り付けられたドア側ジャンクショ
ン328と電装品326との間を電気的に接続する電源
コード330によって、電源が供給される。
【0005】しかし、電装品326への電源の供給は、
車体に取り付けられた車体側ジャンクション332と、
ドア側ジャンクション328とが接しているとき、すな
わち、スライドドア318が完全に閉まった状態のとき
に限られ、スライドドア318が開いている状態では、
車体側ジャンクション332とドア側ジャンクション3
28とが離れるため、電装品326に電源を供給できな
い。
【0006】スライドドア318が開いた状態でも、電
装品326に電源を供給できるようにするには、車体側
ジャンクション332とドア側ジャンクション328と
の間を直接電源コードで電気的に接続することが考えら
れる。しかし、この場合には、スライドドア318が完
全に開いた状態を考慮して電源コードを十分長くしてお
く必要があるため、スライドドア318を閉めたときに
は、電源コードに弛みが生じてしまうことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、開閉部材が被取付部材の開口を開放した状態で
も開閉部材に取り付けられた電装品に電源を供給でき、
しかも、電源コードが弛まない開閉部材構造を得ること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、被取付部材に取り付けられこの被取付部材に形成さ
れた開口を開閉可能な開閉部材本体と、前記開閉部材本
体が前記開口を開放するために十分な長さとされ前記被
取付部材から開閉部材本体に設けられた電装品に電源を
供給する電源コードと、前記被取付部材又は前記開閉部
材本体に設けられ、前記電源コードの弛みを吸収する弛
み吸収手段と、を有することを特徴とする。
【0009】開閉部材本体が開口を開放しているときで
も、電源コードによって、開閉部材本体に設けられた電
装品に電源が供給される。また、電源コードは、開閉部
材本体が開口を開放するために十分な長さとされている
ので、開閉部材本体が開口を開放する際に過度に電源コ
ードが引っ張られたり、開放動作の支障になったりしな
い。
【0010】電源コードの弛み(特に、開閉部材が開口
を閉塞した状態での弛み)は、弛み吸収手段によって吸
収されるので、電源コードは弛まない。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記弛み吸収手段が、前記電源コー
ドが係止され電源コードの弛み吸収方向に移動可能な係
止手段と、前記係止手段を前記弛み吸収方向に付勢する
付勢手段と、で構成されていることを特徴とする。
【0012】電源コードを係止手段に係止した状態で、
付勢手段の付勢力で係止手段が弛み吸収方向に移動し
て、電源コードの弛みを吸収する。電源コードを別部材
に巻付けたり、カール状に巻いたりする必要がなくなる
ので、電源コードの耐久性が向上する。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記付勢手段の付勢力による前記係
止手段の移動方向に沿ってこの係止手段を案内する案内
手段を有することを特徴とする。
【0014】案内手段によって、係止手段が移動方向に
案内されるので、係止手段はスムーズに移動する。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記弛み吸収手段が、前記電源コー
ドを巻き取る巻取手段と、摺動接触することにより前記
巻取手段に巻き取られた電源コードと電源とを電気的に
接続する摺動接触手段と、で構成されていることを特徴
とする。
【0016】巻取手段が、電源コードを巻き取って弛み
を吸収するので、弛み吸収のためのスペースを小さくす
ることができる。
【0017】摺動接触手段が摺動接触することにより、
電源と電源コードとが、巻取手段の巻取状態に関わらず
常に接触して電気的に接続されるので、電装品に電源を
供給することができる。
【0018】請求項5に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記弛み吸収手段が、前記電源コー
ドを中間部にて弾性的に縮み可能に巻いて構成したカー
ル部であることを特徴とするカール部が弾性的に縮むこ
とで、簡単な構成で、電源コードの弛みを吸収すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の第1
の実施の形態に係る開閉部材構造の1つとしてのスライ
ドドア構造10が採用された車体12が示されている。
【0020】この自動車の車体12は、車体左側の車両
前後方向略中央に、後席への乗降用の乗降口14が形成
されている。乗降口14は、スライドドア16によって
開閉される。
【0021】図1に示すように、車体左側の側面パネル
18には、この側面パネル18を構成する板材を内側に
凹設して、車両前後方向に沿ってスライドレール20が
設けられている(なお、スライドレール20は、スライ
ドドア16の上端に対応する位置、下端に対応する位置
及び上下方向略中央に対応する位置、の3か所に設けら
れているが、図1では、スライドドア16の上端に対応
する位置のスライドレール20は図示を省略してい
る)。
【0022】図3に示すように、スライドドア16の下
端に対応する位置のスライドレール20に、スライドド
ア16から突設された支持アーム22の先端の開閉用ロ
ーラ24が離脱不能、且つ、回転可能に係止されてい
る。従って、スライドドア16は、支持アーム22及び
開閉用ローラ24を介して車体12の側面パネル18に
支持されると共に、スライドレール20に沿って車両前
後方向に移動し、乗降口14を開閉できる。
【0023】図3に示すように、支持アーム22の先端
には、車両前方側から見て略逆U字状の挟持ブラケット
26が取り付けられている。挟持ブラケット26は、乗
降口14の下縁に配設された無端ベルト28の一部を上
側から挟持している。
【0024】無端ベルト28は、乗降口14の下縁位置
で、車体12の底面パネル30に軸支された前側プーリ
32、後側プーリ34及び駆動プーリ36に巻きかけら
れている。また、駆動プーリ36は、車両後方側に固定
されたモータ38の回転力を受けて回転するようになっ
ており、無端ベルト28は、この回転力を受けて巻掛方
向に循環する。そして、無端ベルト28の循環により、
無端ベルト28を挟持している挟持ブラケット26が車
両前後方向に移動し、スライドドア16が乗降口14の
開放方向(矢印A方向)及び閉塞方向(矢印Aと反対方
向)に移動する。
【0025】図4及び図5に示すように、車体12(図
1参照)には、車両のバッテリー(図示省略)と電気的
に接続されたコネクタ40が取り付けられている。この
コネクタ40に、電源コード42の一端が差し込まれて
いる。
【0026】一方、図6にも示すように、車体12の底
面パネル30(図3参照)には、上下一対のレーン44
が、車両前後方向に沿って固定されている。レーン44
は四角筒状に形成されると共に、それぞれの対向面に、
レーン44の長手方向に沿って連続する開口46が形成
されている。開口46の縁部には、レーン44を構成す
る板材を開口46部分で互いに接近する方向に折り曲げ
て、係合片48が形成されている。
【0027】上下のレーン44には、支軸50の上端及
び下端がそれぞれ収容されており、支軸50の長手方向
が略鉛直方向と一致している。支軸50の上端及び下端
には移動用ローラ52が取り付けられており、この移動
用ローラ52が、レーン44の内側面に当たって、レー
ン44の幅方向に位置決めされる。また、移動用ローラ
52が係合片48に当たって、支軸50がその長手方向
(上下方向)に位置決めされる。そして、移動用ローラ
52が回転することで、支軸50は、その長手方向を鉛
直方向に維持したまま、車両前後方向に移動することが
できる。
【0028】支軸50の中間部には、ベアリング54を
介して移動プーリ56が装着されている。移動プーリ5
6は支軸50から独立して、滑らかに回転する。
【0029】上側の移動用ローラ52と移動プーリ56
との間の支軸50には、引っ張りコイルスプリング58
の一端が固着されている。引っ張りコイルスプリング5
8の他端は、支軸50よりも車両後方側の位置で車体の
底面パネル30から立設された固定壁部60に固着され
ている。この引っ張りコイルスプリング58の引っ張り
力で、支軸50は常に車両後方に向かって引っ張り付勢
されている。
【0030】図4に示すように、移動プーリ56には、
電源コード42の中間部が掛けられている。さらに、電
源コード42は、無端ベルト28が巻き掛けられた前側
プーリ32に掛けられ、次いで、支持アーム22の先端
から上方に立設されたピン62に掛けられている。
【0031】そして、電源コード42は、スライドドア
16に形成された挿通孔(図示省略)から、スライドド
ア16内を通って、スライドドア16の内部に設けられ
た電装品64(例えば、ウインドガラスを昇降させるた
めのモータ等、図1参照)に接続されている。従って、
車両のバッテリーとスライドドア16内の電装品64と
が、電源コード42によって電気的に接続されているこ
とになり、電装品64に電源が供給される。
【0032】支軸50は、引っ張りコイルスプリング5
8の引っ張り力で車両後方に向かって引っ張り付勢され
ているので、電源コード42には、所定の張力が付与さ
れている。また、電源コード42の長さは、スライドド
ア16を最も車両後方側に移動させて乗降口14を全開
にするのに十分な長さ(別言すれば、スライドドア16
を開放方向に移動させるときに、開放動作の途中で電源
コード42が過度に引っ張られてしまわない長さ)とさ
れている。そして、スライドドア16を車両前方側に移
動させたときには、引っ張りコイルスプリング58の引
っ張り力で移動プーリ56が車両後方に向かって移動
し、電源コード42に所定の張力を付与すると共に、電
源コード42の弛みを吸収する。
【0033】次に、第1の実施の形態に係るスライドド
ア構造10の作用を説明する。スライドドア16を車両
後方側に移動させて乗降口14を全開にした状態では、
図5に示すように、電源コード42から移動プーリ56
を介して支軸50に、車両前方側への引っ張り力が作用
しているため、引っ張りコイルスプリング58からの受
ける車両後方側への引っ張り力に抗して、支軸50及び
移動プーリ56が車両前方側に移動している。電源コー
ド42は、乗降口14を全開状態とするのに十分な長さ
とされているので、過度に引っ張られることはない。
【0034】また、電源コード42によって、車両の図
示しないバッテリーと電装品64とが電気的に接続され
ているので、電装品64(図1参照)に電源を供給でき
る。
【0035】図4に示すように、スライドドア16(図
1参照)を、乗降口14を閉塞する方向、すなわち、車
両前方側(矢印Aと反対方向)に向かって移動させる
と、電源コード42から移動プーリ56を介して支軸5
0に作用する車両前方側への引っ張り力が弱くなるの
で、支軸50及び移動プーリ56は、引っ張りコイルス
プリング58から受ける引っ張り力で車両後方側へ移動
する。これにより、前側プーリ32から移動プーリ56
を経てコネクタ40に致る電源コード42の経路が長く
なるので、電源コード42の弛みが吸収され、電源コー
ド42は弛まない。
【0036】スライドドア16(図1参照)によって乗
降口14を全閉状態にしたときでも、電源コード42の
弛みは吸収されるため、電源コード42は弛まず、電源
コード42が邪魔になったり、スライドドア16と乗降
口14との間に挟まれたりしない。もちろん、乗降口1
4の全閉状態でも、電源コード42によって、車両の図
示しないバッテリーと電装品64とが電気的に接続され
ているので、電装品64(図1参照)に電源を供給でき
る。
【0037】スライドドア16(図1参照)は、手動に
よって車両前後方向に移動させてもよいが、モータ38
を回転させて無端ベルト28を循環させることにより、
車両前後方向に移動させることも可能である。いずれの
場合でも、移動用ローラ52がレーン44に案内される
ので、支軸50及び移動プーリ56は、ガタつくことな
く安定してスムーズに移動する。移動に伴って異音(摺
動音)が発生することもない。
【0038】なお、図7に示すように、支軸50には、
その下端にのみ移動用ローラ52を取り付けてもよい。
この場合には、支軸50の上端を固定壁部60に向かっ
て延出してアーム66を形成し、このアーム66の先端
に引っ張りコイルスプリング58の一端を固着してもよ
い。これにより、レーン44が1つとなるので、部品点
数が少なくなる。
【0039】図8〜図11には、本発明の第2の実施の
形態に係る開閉部材構造の1つとしてのスライドドア構
造70の主要部が示されている。
【0040】以下、第1の実施の形態に係るスライドド
ア構造10と同一の部材、部品については同一符号を付
して説明を省略する。
【0041】このスライドドア構造70では、引っ張り
コイルスプリング58の他端も、支軸50と同様の支軸
72に固着されており、支軸50と支軸72とは、この
引っ張りコイルスプリング58の引っ張り力で互いに接
近する方向に付勢されている。また、レーン74が、第
1の実施の形態に係るレーン44よりも車両後方側に設
けられてる。このレーン74は、レーン44と別体で設
けられていてもよいが、図8及び図9に示すように、レ
ーン44と一体(従って、レーン44が車両後方側に延
長されている)でもよい。
【0042】そして、図10にも示すように、支軸50
の場合と同様、支軸72の両端に取り付けられた移動用
ローラ76が、レーン74の内側面に当たって、支軸7
2がレーン74の幅方向に位置決めされる。また、移動
用ローラ76が係合片48に当たって、支軸72の長手
方向に位置決めされる。そして、移動用ローラ52が回
転することで、支軸72は、その長手方向を鉛直方向に
維持したまま、車両前後方向に移動することができる。
【0043】支軸72の上下方向中間部には、移動プー
リ56と同様の移動プーリ78がベアリング54を介し
て装着されている。
【0044】また、コネクタ40に加えて、車両後方側
にもコネクタ80が設けられている。このコネクタ80
には、電源コード82の一端が接続されている。電源コ
ード82は、移動プーリ78、後側プーリ34に順次掛
けられて、スライドドア16の挿通孔(図示省略)か
ら、スライドドア16内の電装品64(図1参照)に接
続されている。
【0045】このスライドドア構造70では、スライド
ドア16(図1参照)を車両前方側(矢印Aと反対方
向)に移動させると、電源コード82から移動プーリ7
8に作用する車両後方側への引っ張り力は大きくなり、
移動プーリ78及び支軸72は車両後方側へ移動する。
一方、電源コード42から移動プーリ56に作用する車
両前方側への引っ張り力は小さくなり、移動プーリ56
及び支軸50は車両後方側へ移動する。このとき、電源
コード42の弛みは、移動プーリ56が車両後方側に移
動することによって吸収され、電源コード42は弛まな
い。
【0046】このように、支軸50及び支軸72のいず
れも、車両後方側へ移動し、支軸50と支軸72との間
隔がほぼ一定に保たれるため、引っ張りコイルスプリン
グ58の長さの変化が、第1の実施の形態に係るスライ
ドドア構造10と比較して小さくなる。これにより、ス
ライドドア16を車両前方側に移動させる途中での、引
っ張りコイルスプリング58からスライドドア16に作
用する抵抗力が、スライドドア16の位置に関わらず一
定となる。
【0047】同様に、スライドドア16を車両後方側
(矢印A方向)に移動させた場合でも、図9に示すよう
に、電源コード82から移動プーリ78に作用する車両
後方側への引っ張り力は小さくなり、電源コード42か
ら移動プーリ56に作用する車両前方側への引っ張り力
は大きくなる。このとき、電源コード82の弛みは、移
動プーリ78が車両前方側へ移動することで吸収され、
電源コード82は弛まない。
【0048】そして、支軸50と支軸72とは、それぞ
れの間隔をほぼ一定に保ちながら、車両前方側に移動す
る。引っ張りコイルスプリング58の長さの変化が、第
1の実施の形態に係るスライドドア構造10と比較して
小さいので、スライドドア16を車両後方側に移動させ
る途中で、引っ張りコイルスプリング58からスライド
ドア16に作用する抵抗力が、スライドドア16の位置
に関わらず一定となる。
【0049】さらに、スライドドア16を車両前方側に
移動させる場合と、車両後方側に移動させる場合とを比
較すると、いずれの場合でも、引っ張りコイルスプリン
グ58の長さはほぼ同じであるため、スライドドアを開
閉するために必要な力が同じになる。
【0050】しかも、スライドドア16の位置に関わら
ず、電装品64(図1参照)と図示しないバッテリーと
が電源コード42又は電源コード82で電気的に接続さ
れているので、常に電装品64に電源を供給できる。
【0051】なお、第1の実施の形態に係るスライドド
ア構造10と同様、図11に示すようにに、支軸50、
72の下端にのみ移動用ローラ52、76を取付けると
共に、レーン44、72をそれぞれ1つとしてもよい。
【0052】また、電源コード42、82のいずれか一
方を、不導体で形成された紐等の可撓長尺体に代えると
共に、この可撓長尺体の他端を底面パネル30に固定し
てもよい。
【0053】上記した第1の実施の形態に係るスライド
ドア構造10及び、第2の実施の形態に係るスライドド
ア構造70のいずれにおいても、電源コード42、82
を弛み吸収方向に付勢する付勢手段としては、引っ張り
コイルスプリング58に限られず、圧縮コイルスプリン
グやゴム等の一般的な弾性部材を使用できる。また、電
源コード42、82の弛み吸収方向としても、車両前後
方向に限られず、電源コード42、82の弛みを吸収で
きる方向であればいずれの方向でもよい。例えば、車両
幅方向や上下方向でもよいし、これらをベクトル的に合
成した方向でもよい。
【0054】図12〜図14には、本発明の第3の実施
の形態に係る開閉部材構造の1つとしてのスライドドア
構造90の主要部が示されている。
【0055】以下、第1の実施の形態に係るスライドド
ア構造10と同一の部材、部品については同一符号を付
して説明を省略する。
【0056】図14に示すように、このスライドドア構
造90では、車体の底面を構成する底面パネル30の上
面から上方に向けて、シャフト92が突設されている。
シャフト92には、ベアリング94を介して、略円筒状
のコードリール96が装着されている。
【0057】電源コード98は、その中間部で分断され
ており、電装品64に接続された方の分断端部が、コー
ドリール96に巻き付けられている。
【0058】また、シャフト92の略中央は断続的に縮
径されて縮径部92Aとされており、この縮径部92A
に、捩じりコイルスプリング100が巻装されている。
捩じりコイルスプリング100の一端はコードリール9
6に固着され、他端は底面パネル30に固着されてい
る。捩じりコイルスプリング100は、コードリール9
6を、電源コード98の巻取方向に回転付勢している。
【0059】コードリール96の底面からは、下方に向
けて導通片102が突出している。導通片102の上端
はコードリール96内で、電源コード98の一端に接続
されている。また、コードリール96の回転により、導
通片102の下端は円状の軌跡を描いて回転する。
【0060】底面パネル30の上面からは、導通片10
2の回転移動軌跡の外側位置に、円環状の接触環104
が突設されている。接触環104は、電源コード98
の、車体12側の分断端部が固着されることで、図示し
ないバッテリーと電気的に接続されている。コードリー
ル96が回転すると、導通片102の外面が接触環10
4の内面に接触した状態のまま摺動する。従って、コー
ドリール96の回転に関わらず、電装品64(図1参
照)とバッテリーとは、常に電気的に接続されている。
【0061】そして、このスライドドア構造90におい
ても、図12に示すように、スライドドア16を車両前
方側に移動させて乗降口14を全閉状態としたとき、電
源コード42の弛みが、捩じりコイルスプリング100
によって電源コード42の巻取方向に回転付勢されたコ
ードリール96に巻き取られるので、電源コード98が
弛まない。
【0062】図13に示すように、スライドドア16を
車両後方側(矢印A方向)に移動させると、捩じりコイ
ルスプリング100の回転付勢力に抗してコードリール
96が電源コード42巻き出し方向に回転し、電源コー
ド42が巻きだされる。電源コード42はスライドドア
16が乗降口14(図1参照)を全開にした状態でも十
分な長さとされ、スライドドア16の移動によって過度
に引っ張られることはない。
【0063】そして、スライドドア16の位置に関わら
ず、電装品64(図1参照)とバッテリーとは電気的に
接続されているので、常に電装品64に電源を供給する
ことができる。
【0064】また、電源コード98をコードリール96
に巻き取って弛みを吸収するようにしたので、弛み吸収
のためにコードリール96を移動させる必要がない。す
なわち、弛み吸収のためのスペースが、第1の実施の形
態に係るスライドドア構造10及び、第2の実施の形態
に係るスライドドア構造70と比較して、少なくなる。
【0065】図15及び図16には、本発明の第4の実
施の形態に係る開閉部材構造の1つとしてのスライドド
ア構造110の主要部が示されている。
【0066】以下、第1の実施の形態に係るスライドド
ア構造10と同一の部材、部品については同一符号を付
して説明を省略する。
【0067】このスライドドア構造110では、電源コ
ード112は前側プーリ32に掛けられることなく、車
両前方側へ延出されている。この延出部分には、電源コ
ード112を半径一定の螺旋状に巻いて螺旋カール部1
12Aが構成されている。螺旋カール部112Aは、電
源コード112自体の弾性で縮もうとし、螺旋カール部
112Aの両端を互いに接近する方向に付勢している。
これにより、電源コード112に所定のテンションが付
与されている。
【0068】また、車体の底面を構成する底面パネル3
0(図3参照)には、螺旋カール部112Aを収容する
収容部114が構成されている。電源コード112は、
収容部114に形成された挿通孔116に挿通され、さ
らに車両の図示しないバッテリーに接続されている。
【0069】スライドドア16(図1及び図2参照)を
車両前方側に移動させて乗降口14を全閉状態とする
と、図15に示すように、螺旋カール部112Aが縮む
ので、電源コード112の弛みが吸収され、電源コード
112は弛まない。
【0070】スライドドア16を車両後方側に移動させ
ると、図16に示すように、螺旋カール部112Aが電
源コード112自体の弾性力に抗して引き延ばされる。
電源コード112は、スライドドア16が乗降口14
(図1参照)が全開にした状態でも十分な長さとされ、
スライドドア16の移動によって過度に引っ張られるこ
とはない。
【0071】そして、スライドドア16(図1及び図2
参照)の位置に関わらず、電装品64(図1参照)とバ
ッテリーとは電気的に接続されているので、常に電装品
64に電源を供給できる。
【0072】また、電源コード112の弛みを吸収すべ
く、電源コード112を巻き掛けたり、巻き取ったりす
るための部材が不要となるので、構造が簡単となる。
【0073】電源コード112の弛みを吸収するカール
部としては、半径一定の螺旋状に巻かれた螺旋カール部
112Aに限られず、半径が次第に増大又は減少するよ
うに渦巻き状に巻かれた渦巻きカール部であってもよ
い。渦巻きカール部の場合には、スライドドア16が車
両後方側に移動すると、略円錐状に変形して、引き延ば
される。
【0074】なお、電源コード42、82、98、11
2の弛みを吸収するための構成としては、上記したもの
に限られず、例えば、上記した各実施の形態に係る弛み
吸収手段が、スライドドア16に設けられていてもよ
い。
【0075】また、上記説明においては、開閉部材構造
の一例として、自動車のスライドドア構造10、70、
90、110を例に挙げたが、開閉部材構造が自動車の
スライドドア構造に限られないことは勿論である。例え
ば、図17に示すように、板厚方向(車体12の幅方
向)に移動して乗降口14を開閉するタイプのドア11
8であってもよい。また、自動車に限られず、要する
に、開閉部材本体が取付けられた被取付け部材の開口
を、この開閉部材本体が開閉する開閉部材構造に適用で
きる。
【0076】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、被取付部材
に取り付けられこの被取付部材に形成された開口を開閉
可能な開閉部材本体と、前記開閉部材本体が前記開口を
開放するために十分な長さとされ前記被取付部材から開
閉部材本体に設けられた電装品に電源を供給する電源コ
ードと、前記被取付部材又は前記開閉部材本体に設けら
れ、前記電源コードの弛みを吸収する弛み吸収手段と、
を有するので、開閉部材が被取付部材の開口を開放した
状態でも開閉部材に取り付けられた電装品に電源を供給
でき、しかも、開閉部材が開口を閉塞した状態で電源コ
ードが弛まない。
【0077】請求項2に記載の発明では、前記弛み吸収
手段が、前記電源コードが係止され電源コードの弛み吸
収方向に移動可能な係止手段と、前記係止手段を前記弛
み吸収方向に付勢する付勢手段と、で構成されているの
で、電源コードの耐久性が向上する。
【0078】請求項3に記載の発明では、前記付勢手段
の付勢力による前記係止手段の移動方向に沿ってこの係
止手段を案内する案内手段を有するので、係止手段はス
ムーズに移動する。
【0079】請求項4に記載の発明では、前記弛み吸収
手段が、前記電源コードを巻き取る巻取手段と、摺動接
触することにより前記巻取手段に巻き取られた電源コー
ドと電源とを電気的に接続する摺動接触手段と、で構成
されているので、弛み吸収のためのスペースを小さくす
ることができる。
【0080】請求項5に記載の発明では、前記弛み吸収
手段が、前記電源コードを中間部にて弾性的に縮み可能
に巻いて構成したカール部であるので、簡単な構成で、
電源コードの弛みを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造が採用された車両を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造が採用された車両を示す
平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造においてスライドドアが
乗降口を閉塞した状態の主要部を概略的に示す平面図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造においてスライドドアが
乗降口を開放した状態の主要部を概略的に示す平面図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造の移動プーリ近傍を示す
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造において図6に示すもの
とは異なるタイプの移動プーリ近傍を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造においてスライドドアが
乗降口を閉塞した状態の主要部を概略的に示す平面図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る開閉部材構造
の1つであるスライドドア構造においてスライドドアが
乗降口を開放した状態の主要部を概略的に示す平面図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造の移動プーリ近傍を示
す断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造において図10に示す
ものとは異なるタイプの移動プーリ近傍を示す断面図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造においてスライドドア
が乗降口を閉塞した状態の主要部を概略的に示す平面図
である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造においてスライドドア
が乗降口を開放した状態の主要部を概略的に示す平面図
である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造のコードリール近傍を
示す断面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造においてスライドドア
が乗降口を閉塞した状態の主要部を概略的に示す平面図
である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る開閉部材構
造の1つであるスライドドア構造においてスライドドア
が乗降口を開放した状態の主要部を概略的に示す平面図
である。
【図17】本発明の開閉部材構造の1つであるスライド
ドア構造が採用された、図2に示すものとは異なるタイ
プの車両を示す平面図である。
【図18】従来のスライドドア構造(開閉部材構造)が
採用された車両を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 スライドドア構造(開閉部材構造) 12 車体(被取付部材) 14 乗降口(開口) 16 スライドドア(開閉部材本体) 42 電源コード 44 レーン(案内手段) 56 移動プーリ(係止手段、弛み吸収手段) 58 引っ張りコイルスプリング(付勢手段、弛み
吸収手段) 64 電装品 70 スライドドア構造(開閉部材構造) 74 レーン(案内手段) 78 移動プーリ(係止手段、弛み吸収手段) 82 電源コード 90 スライドドア構造(開閉部材構造) 96 コードリール(巻取手段、弛み吸収手段) 98 電源コード 100 捩じりコイルスプリング(巻取手段、弛み
吸収手段) 102 導通片(摺動接触手段、弛み吸収手段) 104 接触環(摺動接触手段、弛み吸収手段) 110 スライドドア構造(開閉部材構造) 112 電源コード 112A 螺旋カール部(弛み吸収手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾関 隆雄 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 岡元 勇司 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材に取り付けられこの被取付部
    材に形成された開口を開閉可能な開閉部材本体と、 前記開閉部材本体が前記開口を開放するために十分な長
    さとされ前記被取付部材から開閉部材本体に設けられた
    電装品に電源を供給する電源コードと、 前記被取付部材又は前記開閉部材本体に設けられ、前記
    電源コードの弛みを吸収する弛み吸収手段と、 を有することを特徴とする開閉部材構造。
  2. 【請求項2】 前記弛み吸収手段が、 前記電源コードが係止され電源コードの弛み吸収方向に
    移動可能な係止手段と、 前記係止手段を前記弛み吸収方向に付勢する付勢手段
    と、 で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の開
    閉部材構造。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段の付勢力による前記係止手
    段の移動方向に沿ってこの係止手段を案内する案内手段
    を有することを特徴とする請求項2に記載の開閉部材構
    造。
  4. 【請求項4】 前記弛み吸収手段が、 前記電源コードを巻き取る巻取手段と、 摺動接触することにより前記巻取手段に巻き取られた電
    源コードと電源とを電気的に接続する摺動接触手段と、 で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の開
    閉部材構造。
  5. 【請求項5】 前記弛み吸収手段が、前記電源コードを
    中間部にて弾性的に縮み可能に巻いて構成したカール部
    であることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材構
    造。
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