JPH111214A - 切断装置 - Google Patents

切断装置

Info

Publication number
JPH111214A
JPH111214A JP15235597A JP15235597A JPH111214A JP H111214 A JPH111214 A JP H111214A JP 15235597 A JP15235597 A JP 15235597A JP 15235597 A JP15235597 A JP 15235597A JP H111214 A JPH111214 A JP H111214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
conveyor
cutting
pack
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15235597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Ogawara
忠好 大河原
Yuichi Iida
雄一 飯田
Yukio Suzuki
幸夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOHOKU PLANT SERVICE KK
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
TOHOKU PLANT SERVICE KK
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOHOKU PLANT SERVICE KK, Japan Tobacco Inc filed Critical TOHOKU PLANT SERVICE KK
Priority to JP15235597A priority Critical patent/JPH111214A/ja
Publication of JPH111214A publication Critical patent/JPH111214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】たばこのパック1等の被切断物を所定の位置で
正確に切断し、かつ切断面から活性炭の粒子が飛散して
切断された巻部分等内に混入するのを防止することがで
きる切断装置を提供する。たばこのパック1を位置決め
して搬送する位置決め搬送機構70と、この搬送される
パック1を所定の位置で切断する円板状の回転カッタ6
0A,60Bを設け、回転カッタ60Bの下流側にその
周縁と近接し先端縁がこの回転カッタ60Bと同一平面
内に位置する分離仕切部材77を設け、切断した部分を
直ちに隔離、分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被切断物、たとえ
ば不良品として排除されたたばこをその包装パックとと
もに所定位置で正確に切断するとともに、切断された部
分からの破片等が互いに混入するのを防止することがで
きる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば包装不良等で排除さ
れたたばこのパックを、その包装パックとともに切断し
て処理する装置がある。このような装置は、このたばこ
のパックを所定の位置で切断し、内部のシガレットをそ
のフイルタの部分と、たばこの刻みの充填された部分す
なわち巻部分とに分離するように構成されている。そし
て、このように切断されたシガレットは、そのフイルタ
部分は廃棄されるとともに、巻部分は包装パックの切断
片とともにたとえば回転ふるい装置に送られ、包装パッ
クの切断片と巻部分とに分離される。
【0003】ところで、上記のような装置では、シガレ
ットをその包装パックとともに切断する場合に、そのフ
イルタ部分と巻部分との境界の部分を切断するように設
定されている。しかし、シガレットの種類によっては、
フイルタ部分内に活性炭の粒子が充填されているものが
あり、切断した際に、この活性炭の粒子が切断面から飛
散し、巻部分内に混入することがあった。
【0004】このような不具合を防止するには、このシ
ガレットをフイルタ部分と巻部分の境界からやや巻部分
にずれた位置で切断することも考えられるが、このよう
にすると、フイルタ部分の切断面の近傍にたばこの刻み
が残留するため、この刻みがフイルタ部内に混入するば
かりでなく、この刻みが周囲に飛散する等の不具合を生
じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に基づいてなされたもので、たばこのパック等の被切断
物を正確な位置で切断できるとともに、切断面から飛散
した細片、破片等が互いに混入するのを防止することが
できる切断装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、被切断物を、その切断予定線が搬送方向と平行とな
る姿勢で、かつ搬送方向と直交する方向においてその切
断予定線が所定の位置に位置決めされた状態で搬送する
位置決め搬送機構と、上記の位置決め搬送機構に沿って
配置され、上記の切断予定線の位置に対応した位置に配
置され周縁部に切断刃を有する円板状の回転カッタと、
この回転カッタの周縁部の搬送方向下流側に近接して配
置され、先端縁がこの回転カッタと略同一平面上に位置
し、この回転カッタで切断された被切断物を両側に分離
する分離仕切部材とを備えたものである。
【0007】したがって、被切断物は位置決め搬送機構
によって、正確に位置決めされて搬送され、回転カッタ
で所定の切断予定線に沿って正確に切断される。また、
この被切断物は位置決め搬送機構により所定の速度で搬
送されつつ切断され、この切断された切断片もさらに所
定の速度で搬送され、これらの間に直ちに上記の分離仕
切部材が進入してこれらの切断片の切断面の間を隔離す
るとともに、これら切断片を直ちに分離するので、これ
らの切断面から飛散した細片、破片等が相互に混入する
ことが確実に防止される。
【0008】また、請求項2に記載の本発明は、前記の
位置決め搬送機構は上記の被切断物を搬送するコンベア
機構と、このコンベア機構に沿って設けられたこのコン
ベア機構上を搬送される被切断物の両側面に当接してこ
の被切断物の案内をなすとともに、この被切断物の搬送
方向と直交する方向の位置決めをなすガイド部材を有す
るガイド機構を備え、このガイド機構は上記のガイド部
材を上記のコンベア機構の搬送方向と直交する方向の位
置を調整する位置調整機構が設けられているものであ
る。
【0009】よって、これらの位置調整機構によってガ
イド部材の位置を調整することにより、この被切断物を
搬送方向と直交する方向に正確に位置決めして案内する
ことができ、その切断位置を正確に調整することができ
る。
【0010】また、請求項3に記載の本発明は、前記の
被切断物の搬送経路と前記の回転カッタとが交差する部
分の長さは、この被切断物の搬送方向の長さより大きい
ものである。よって、この被切断物が完全に切断される
までの間は、切断面の間に回転カッタが介在しており、
切断が終了すると上記のように直ちに分離仕切部材によ
り隔離、分離がなされるので、これら切断片の切断面か
ら飛散した細片、破片等が互いに混入するのをさらに確
実に防止することができる。
【0011】また、請求項4に記載の本発明は、前記の
位置決め搬送機構に被切断物を供給する被切断物供給機
構を備え、この被切断物供給機構は、被切断物を所定の
方向に向けて2列に整列して供給するフイーダ機構と、
このフイーダ機構から2列に整列されて供給された被切
断物を1列に合流させる合流機構と、この合流機構によ
り1列に整列された被切断物を搬送する搬送コンベア
と、この搬送コンベア上を搬送される被切断物の搬送方
向に対する前後の姿勢を判別する前後判別機構と、この
前後判別機構により判別された被供給物を、その前後が
反対のものを分流する分流機構と、前後が反対の被切断
物の前後を反転させる反転機構と、上記の搬送コンベア
上を搬送される前後が正しい姿勢の被切断物と上記の反
転機構により反対の前後が反転されて前後が正しい姿勢
となった被切断物とを次の搬送コンベアに移送するため
のゲート機構とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0012】したがって、前後のある被切断物であって
も、自動的にそれらの前後を搬送方向に対して揃えるこ
とができるので、これらの被切断物をこの装置に装荷す
る場合に、これら被切断物の前後の姿勢が不整であって
もよく、作業が簡単で能率的となる。
【0013】また、請求項5に記載の本発明は、前記の
前後判別機構は、前記の搬送コンベアの側方に沿って設
けられた反射鏡と、この搬送コンベア上を搬送される被
切断物の実像および上記の反射鏡で反射された被切断物
の虚像を撮影するビデオカメラと、このビデオカメラか
らの画像信号を処理し、上記の被切断物の実像または虚
像の所定位置にある指標マークを読取り、この被切断物
の前後を判別する信号処理部とを備えたものである。
【0014】したがって、この被切断物が前後、および
上下に反転して搬送されて来ても、この被切断物の外面
の1箇所に付されている文字、記号、模様等の指標マー
クは実像または虚像のいずれかの箇所に映るので、これ
を確実に読取り判別することができ、かつ構造も簡単で
信頼性も高い。
【0015】また、請求項6に記載の本発明は、前記の
合流機構は、前記のフイーダ機構から2列に整列されて
送られて来た被切断物を一時的に停止させるとともに弾
性変形可能なストッパブラシと、これらストッパブラシ
により停止された2列の被切断物を上記のストッパブラ
シを弾性変形させて交互に送り出して1列に合流させる
送出機構とを具備したことを特徴とするものである。
【0016】したがって、2列に整列されて送られて来
た被切断物は、このストッパブラシにより停止され、送
出機構により交互に送り出され、1列に整列される。こ
の場合に、このストッパブラシは弾性変形が可能な固定
の部材であり、送出機構はこのストッパブラシを弾性変
形させながら被切断物を送り出すので、同期機構等は不
要であり、構造が簡単でまた作動も確実で信頼性が高
い。
【0017】また、請求項7に記載の本発明は、前記の
ゲート機構は、前記の搬送コンベアの終端部に設けられ
この搬送コンベア上を前記の分流機構および反転機構に
より前後が正しい姿勢に揃えられ2列に整列されて搬送
されて来た被切断物の前端部の下部に当接して係合しこ
れら被切断物を所定位置に停止させるストッパ部材と、
上下に往復移動しこのストッパ部材により停止されてい
る被切断物の前端部を上昇させて上記のストッパ部材と
の係合を解除させこれら被切断物を下流側に送り出す解
除部材とを具備したことを特徴とするものである。
【0018】したがって、前後を揃えられた2列の被切
断物は、搬送コンベアの終端部において上記のストッパ
部材に係合して停止され、上記の解除部材の上昇によっ
てその前端部が上昇されてストッパ部材との係合が解除
され、搬送コンベアとの間の摩擦力によって瞬間的に急
速に加速されて下流側の次の搬送コンベアに送り出され
るので、その送り出しのタイミングの制御が正確であ
る。このため、2列の被切断物の送り出しのタイミング
も正確に制御され、この部分での整列状態の乱れが確実
に防止され、また移送の作動も確実で信頼性が高い。
【0019】また、請求項8に記載の本発明は、前記の
搬送コンベアの終端部の上方には、前記のストッパ部材
により停止されている被切断物の上面に転接してこの被
切断物を搬送コンベアに所定の圧力で押圧してこの被切
断物が前記のストッパ部材との係合が解除された際の送
り出しを促進する押圧ローラを具備していることを特徴
とするものである。
【0020】したがって、この被搬送物と搬送コンベア
との間の摩擦力が大きくなり、ストッパ部材との係合が
解除された場合の被搬送物の送り出しのタイミングがよ
り正確となり、また作動もより確実となる。
【0021】また、請求項9に記載の本発明は、前記の
搬送コンベアの終端部には、前記のストッパ部材により
停止されている被切断物の後方からこの被切断物に向け
て高圧空気を噴射しこの被切断物が前記のストッパ部材
との係合が解除された際の送り出しを促進する噴射ノズ
ルを具備していることを特徴とするものである。
【0022】したがって、この噴射ノズルからの高圧空
気の噴流により、ストッパ部材に係合している被搬送物
を前進させる荷重が付加され、ストッパ部材との係合が
解除された場合の被搬送物の送り出しのタイミングがよ
り正確となり、また作動もより確実となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を説明する。この実施形態のものは、不良品として
排除されたシガレットのパックをその包装パックととも
に所定位置で切断して処理する装置である。
【0024】まず、図1および図2を参照して上記のシ
ガレットのパックの処理の概要を説明する。図1は、処
理すべきシガレットのパック1を示し、このパック1は
切断予定線A,Bの位置で内部のシガレット2が包装パ
ックごと切断される。
【0025】図2は、シガレット2を示し、上記のよう
に、切断予定線A,Bの位置で切断される。切断予定線
Bは、このシガレット2のたばこの刻みの巻かれた巻部
分3と、フイルタ部4との境界線に略沿った位置に対応
し、この位置で巻部分3とフイルタ部分4を切断する。
また、切断線Aは、巻部分3の略中央部分に対応してお
り、この巻部分3を2つの部分に切断する。
【0026】このようにして切断された上記のフイルタ
部分4の切断片は、その部分の包装パックの切断片とと
もに廃棄される。また、上記の巻部分3の切断片および
その部分に対応した包装パックの切断片は、たとえば回
転ふるい装置に送られ、巻部分3の切断片と包装パック
の切断片とが分離される。
【0027】次に、上記のような処理工程をおこなう装
置の全体を図3の平面図を参照して概略的に説明する。
図中の10は振動フイーダ機構であって、略円筒形の容
器を有し、この内部に処理すべきたばこのパックが不整
に投入される。この容器はたとえば非対称の振動波形で
回動方向に振動され、内周面に形成された通路にたばこ
のパックを一列に整列させた状態で搬送する。なお、こ
の実施形態の振動フイーダ機構10は、2列の取出し通
路を備えている。
【0028】このようにして2列の整列状態で供給され
たたばこのパックは、合流機構11により交互に供給さ
れ、第1および第2の搬送コンベア12a,12bによ
って搬送されるとともに、その途中で合流部13で一列
に整列され、前後判別機構14に送られる。
【0029】この前後判別機構14では、搬送されるた
ばこのパックが、その上端部が搬送方向を向いている
か、または下端部が搬送方向を向いているか、すなわち
搬送されるたばこのパックの姿勢の前後を判別する。
【0030】このようにして前後が判別されたたばこの
パックは、分流機構15により、一方の姿勢のたばこの
パック、たとえば下端部が前方を向いているパックを別
の搬送通路に分離する。そして、残りの上端部が前方を
向いているパックは、そのまま反転機構16に送られ、
前後が反転される。このようにして、前後が所定の向き
に整列されたパックは、ゲート機構17により2列ず
つ、直交する第3の搬送コンベア20上に間欠的に供給
される。
【0031】この第3の搬送コンベア20上では、たば
このパックはたとえばその上端部が図3の左側に位置す
るように横向きに整列され、前述の切断予定線A,Bは
この第2の搬送コンベア20の搬送方向と平行な状態に
なる。
【0032】そして、この搬送コンベア20によって搬
送されたパックは、切断機構21によってこのパックご
と前記の切断予定線A,Bに沿って切断される。そし
て、フイルタ部分4の切断片はこれに対応した部分の包
装パックの切断片は、廃棄箱22内に投入され、廃棄さ
れる。
【0033】また、巻部分3の切断片およびこれに対応
した部分の包装パックの切断片は、第4の搬送コンベア
23によって回転ふるい機構25内に投入される。この
回転ふるい機構25は、回転するふるいドラムを有し、
巻部分3の切断片と、包装パックの切断片とを分離す
る。
【0034】なお、この実施形態の装置では、この回転
ふるい装置では、巻部分3の破砕はおこなわず、分離さ
れた巻部分3の切断片は別の装置に送られて破砕され、
たばこの刻みと巻紙片とが分離される。
【0035】次に、上記のような装置の各部分を説明す
る。前述のように、前記の振動フイーダ機構10は図4
に示すように2列の取出し通路30a,30bを備えて
おり、たばこのパックは長手方向、すなわち上下方向を
搬送方向に向けた姿勢に揃えられて搬送される。
【0036】そして、これらの取出し通路30a,30
bに対応して、前述の第1および第2の搬送コンベア1
2a,12bが配置されている。なお、これらの第1お
よび第2の搬送コンベア12a,12bは、無端ベルト
が走行するもので、たばこのパックはこの無端ベルト上
に載置されて搬送される。また、上記の上流側の第1の
搬送コンベア12aのベルトの走行速度は低速、たとえ
ば15m/sに設定され、また下流側の第2の搬送コン
ベア12bのベルトの走行速度は高速、たとえば47m
/sに設定されており、この第1の搬送コンベア12a
から第2の搬送コンベア12bに移送される際に加速さ
れるとともにそれらの間隔が拡大され、この搬送される
たばこのパックに詰まりが生じるのを防止している。
【0037】上記の第1の搬送コンベア12aの始端部
には、上記の取出し通路30a,30bにそれぞれ対応
して2本の通路31a,31bが形成されている。な
お、これらの通路31a,31bは、搬送コンベア12
aの無端ベルトの上面に沿って配置されたガイド部材に
より形成されている。
【0038】また、図4ないし図6に示すように、これ
らの通路31a,31bの下流側部分には、たばこのパ
ックを強制的に送り出す送出部材、たとえばゲート羽根
33a,33bがそれぞれ配置されている。また、これ
らのゲート羽根33a,33bの下流側には、それぞれ
ストッパブラシ38a,38bが設けられている。これ
らのストッパブラシ38a,38bは、搬送されて来た
たばこのパックに当接してこれを一時的に停止させると
ともに、弾性変形可能なものであり、これらが弾性変形
することによりこのたばこのパックは下流側に搬送可能
となる。
【0039】また、上記のゲート羽根33a,33b
は、鉛直な軸回りに回転自在なもので、歯車列35,3
6,37を介してギャードモータ34により所定の速度
で回転され、上記のストッパブラシ38a,38bによ
り停止されているたばこのパックを強制的に送り出し、
このストッパブラシを弾性変形させてこれらたばこのパ
ックを下流側に送り出す。また、これらのゲート羽根3
3a,33bは、互いに反対方向に回転されるととも
に、その回転の位相が180°ずれており、従ってこれ
らのゲート羽根33a,33bの回転により、2列の通
路31a,31b内のたばこのパックは交互送り出さ
れ、このようにして交互に送り出されたたばこのパック
は、ガイド壁32により構成された前述の合流部13に
送られ、一列に整列される。
【0040】次に、前記の前後判別機構14、分流離機
構15および反転機構16の構成を図7ないし図9を参
照して説明する。上述のように、たばこのパック1はそ
の上下方向を搬送方向にして一列に送られて来るが、そ
の上端部が搬送方向の前方を向いているか、またはその
下端部が搬送方向の前方を向いて送られて来るか、は一
定ではない。
【0041】上記の前後判別機構14は、CCDカメラ
等のビデオカメラ40と、パック1の搬送経路に対し
て、このビデオカメラ40と反対側に設けられた反射鏡
41を備えている。また、このビデオカメラ40で撮影
された画像の信号を後述するように画像処理する信号処
理部を備えた制御盤26が設けられ、またCRT、制御
操作部等を備えたモニタ42が設けられている。なお、
43a,43bは光センサで、搬送されてきたパック1
の位置を検出する。
【0042】上記のビデオカメラ40は、搬送されて来
るパック1の画像を斜め上方から撮影し、このパック1
の実像を直接撮影するとともに、図8に示すように、前
記の反射鏡41で反射したパック1の虚像1aも同一画
面内で同時に撮影できるように配置されている。
【0043】そして、このビデオカメラ40からの画像
信号は、前記の制御盤26の信号処理部に送られて処理
され、たとえばこのパック1の外面の1箇所、たとえば
側面の下部に印刷されたバーコード45を指標マークと
して認識し、その位置からこのパック1の姿勢の前後、
すなわち上端部を搬送方向に向けて搬送されて来たか、
または下端部を搬送方向に向けて搬送されて来たか、を
判別する。
【0044】たとえば、図8に示すように、上記のバー
コード45がC1の位置にあれば、このパック1は上端
部を搬送方向に向けて搬送されて来たことが判明する。
なお、このパック1は、図8に示すような姿勢から上下
が反転、すなわち上面と下面とが反転したような姿勢で
搬送されて来る場合もある。このような場合には、側面
のバーコード45がビデオカメラ40とは反対側とな
り、直接撮影できない。しかし、この場合には、図8に
示すように、このパック1の反対側の側面は前記の反射
鏡41に虚像1aとして映り、バーコード45はC2の
部分に位置する。よって、この虚像を撮影することによ
り、このバーコード45がC2の位置にあるか否かを検
出し、このパックの前後を判別することができる。
【0045】また、図9に示すように、逆に下端部を搬
送方向に向けて搬送されて来た場合には、このバーコー
ド45は実像のC1位置、または虚像1bのC2の位置
から外れるので、これによりこのパック1は下端部を搬
送方向に向けて搬送されて来たことが判別される。
【0046】また、この実施形態では、上記のC1およ
びC2の位置は、同一の画面内で撮影できるようにこの
ビデオカメラ40および反射鏡41が配置されている。
したがって、上記の制御盤26の信号処理部で画像信号
を処理する場合に、この処理する領域、すなわちウイン
ドウをこれらの2つの位置C1およびC2に対応するよ
うに予め設定しておくことにより、他の部分からのノイ
ズを排除し、判別の信頼性が向上する。
【0047】上記のようにして、前後が判別されたパッ
ク1は、次に分流機構15によってその姿勢の前後に対
応して分離される。この実施形態では、このパック1は
その下端部が搬送方向を向いた姿勢に揃えられるもので
ある。
【0048】この分流機構15は、ノズル47を備え、
このノズル47は図示しない弁機構を介して高圧空気源
に接続され、上記の信号処理部からの信号に対応して高
圧空気を搬送コンベア12bと直交する方向の水平方向
に噴射する。
【0049】そして、前後が上記の所定の向きのパック
が搬送されてきた場合には、光センサ46a,46bに
よりその通過が検出されるとともに、上記の信号処理部
26からの信号により、このノズル47から空気が噴出
する。この空気の噴射により、このパックは横方向に移
動し、第2の通路48bに送られる。
【0050】また、前後が逆のパック、すなわち図9の
ように上端部が搬送方向を向いたパックが送られて来た
場合には、上記のノズル47からは空気は噴射されず、
このパックはそのまま第1の通路48aに送られる。
【0051】この第1の通路48aの途中には、前記の
反転機構16が設けられている。この反転機構16は、
反転部材49を備えている。この反転部材49は、上記
の第1の通路48a内の側部に突出しているとともに、
第1当接部49aおよび第2当接部49bを備えてい
る。
【0052】上記の第1当接部49aは、搬送されて来
るパック1の前面の片側に当接し、このパック1を略9
0°まで回転させるようにな位置に配置されている。ま
た、上記の第2当接部49bは、この90°回転したパ
ック1の側面の片側に当接し、このパック1をさらに9
0°回転させ、これによりこのパック1を合計180°
回転させ、その前後を反転させるように構成されてい
る。
【0053】したがって、所定の姿勢、すなわち下端部
が搬送方向前方を向いたパック1はそのまま上記の第2
の通路48bに送られ、前後が反対のパック1は、上記
の第1の通路48aに送られるとともに反転機構16に
より前後が反転されるので、これらのパック1はすべて
所定の姿勢、すなわち下端部が搬送方向前方を向いた姿
勢に揃えられる。
【0054】このようにして、前後が所定の向きに整列
されたパックは、ゲート機構17により2列ずつ、直交
する第3の搬送コンベア20上に間欠的に供給される。
このゲート機構17は、上記の第2の搬送コンベア12
b上の第1および第2の通路48a,48bの終端部に
設けられ、図10ないし図13に示すように構成されて
いる。
【0055】すなわち、この第1および第2の通路48
a,48bを構成する第2の搬送コンベア12bの終端
部に対向して、ストッパ部材たとえばストッパ板53が
設けられている。そして、この第2の搬送コンベア12
bによって上記の通路48a,48b内を搬送されてき
たたばこのパックは、その前端部の下部がこのストッパ
板53に当接して係合し、停止される。
【0056】また、この第1および第2の通路48a,
48bを構成する第2の搬送コンベア12bの終端部の
上方には、取付け台50が設けられ、その中央部にはエ
アシリンダ51が略垂直に取付けられている。そして、
このエアシリンダ51のピストンロッド52は、下方に
延長され、その下端部には解除部材たとえばシヤッタ板
54が取付けられており、このシヤッタ板54には、上
記の第1および第2の通路48a,48bの両方の終端
部の幅より広い幅の開口部55が形成されている。
【0057】そして、上記のピストンロッド52が伸縮
することにより、シヤッタ板54が上下動し、このシヤ
ッタ板54が上昇した場合には、その開口部55の下縁
が上記のストッパ板53に係合して停止しているたばこ
のパックの前端部の下面に当接してこのパックの前端部
を押し上げ、ストッパ板53との係合を解除するように
構成されている。
【0058】よって、第1および第2の通路48a,4
8b内のパック1は、このシヤッタ板54の上昇により
同時にストッパ板53との係合が解除され、搬送コンベ
ア12bとの摩擦力により前進して送り出される。この
場合に、上記のシヤッタ板54によりストッパ板53と
の係合が解除されたパック1は、搬送コンベア12bと
の摩擦力により急速に加速されて送り出されるので、こ
れらの送り出しのタンミングが正確となり、また送り出
しの途中で詰まるようなことがなく、確実に所定の位置
まで送り出される。
【0059】また、上記の通路48a,48bの終端部
の上方には、それぞれ押圧ローラ56が設けられてい
る。これらの押圧ローラ56は、たとえば案内部材57
により上下移動自在に案内され、たとえばその自重で下
方に付勢されている。
【0060】したがって、これらの押圧ローラ56は、
上記のストッパ板53によって停止されているパック1
の上面に押圧され、このパック1を搬送コンベア12b
のベルトに押圧し、その摩擦力を増大させる。よって、
上記のようにこのパック1がストッパ板53との係合が
解除された場合に、上記のように摩擦力が大きいので、
これらのパック1はより急速に加速され、送り出しのタ
イミングがより正確になるとともに、より確実に送り出
される。
【0061】また、上記の通路48a,48bの終端部
の上方には、それぞれ斜め下流側を指向して噴射ノズル
58が設けられ、上記のストッパ板53に係合して停止
しているパック1の後端部に向けて高圧空気を噴射する
ように構成されている。
【0062】したがって、この高圧空気の噴流により、
このパック1は前進方向の荷重を付加され、上述のよう
にこのパック1がストッパ板53との係合が解除された
場合に、これらのパック1はさらに急速に加速され、送
り出しのタイミングがより正確になるとともに、より確
実に送り出される。
【0063】また、前記の第3の搬送コンベア20の上
方には、板材をU字状に折曲げて形成した受けシュート
59が設けられ、この受けシュート59は略水平に配置
されている。そして、上記の通路48a,48bから送
り出されたパック1は、この受けシュート59上に落下
する。この場合に、上述のように2列の通路48a,4
8bから送り出されるパック1の送り出しのタイミング
および送り出し作動は正確であるので、これら2個のパ
ック1は、この受けシュート59上に並列して正確に落
下する。
【0064】また、この受けシュート59上のパック1
を送り出し、上記の第3の搬送コンベア20上に落下さ
せるプッシャ80が設けられている、このプッシャ80
は、略水平に配置されたエアシリンダ81のピストンロ
ッド82の先端部に取付けられ、このピストンロッド8
2が伸縮することにより、上記の第3の搬送コンベア2
0の搬送方向に沿って往復移動し、この受けシュート5
9上のパック1を前進させてこの第3の搬送コンベア2
0上に正確に落下させる。したがって、これらのパック
1は、正確に整列された状態でこの第3の搬送コンベア
20上に移送される。
【0065】そして、このような姿勢でこの搬送コンベ
ア20によって搬送されたパック1は、前述の切断機構
21によってこのパックごと前記の切断予定線A,Bに
沿って切断される。以下、この切断機構21について、
図14ないし図16を参照して説明する。
【0066】図中の60A,60Bは、回転カッタであ
り、これらの回転カッタ60A,60Bは薄板の円板状
をなし、その周縁に刃部が形成されている。そして、こ
れらの回転カッタは、パック1の搬送方向と直交する方
向に配置された回転軸61に取付けられている。そし
て、この回転軸61の両端部はそれぞれ軸受62により
支承され、またこの回転軸61の端部にはプーリ63が
取付けられ、ベルト64を介してモータ65により回転
駆動されるように構成されている。
【0067】上記の回転カッタ60A,60Bは、搬送
されて来るパック1の切断予定線A,Bにそれぞれ対応
した位置に正確に取付けられており、よって搬送されて
来るパック1は、その包装パックごと、これら回転カッ
タ60A,60Bにより、切断予定線A,Bの位置で切
断される。
【0068】また、上記の第3の搬送コンベア20の終
端部には、このパック1を搬送するとともに、その搬送
方向と直交する方向、すなわち横断方向に対してこのパ
ック1の位置を正確に位置決めする案内機構が設けら
れ、位置決め搬送機構70を構成している。すなわち、
前記の第2の搬送コンベア20の終端部に連続して、搬
送コンベア74が設けられ、その上面の両側には、一対
のレール状の案内部材66が配置されている。これらの
案内部材66は、取付ブラケット67を介して装置の基
台側に取付けられている。そして、この取付ブラケット
67には長孔68が形成され、この長孔を貫通したボル
ト69により基台側に締め付け固定されている。
【0069】したがって、このボルト69を緩めること
により、これらの案内部材66は、この搬送コンベア7
4の搬送方向と直交する方向の位置を調整することがで
きる。そして、これらの案内部材66は、搬送されて来
るパック1、すなわち処理すべきパックの種類に対応
し、これらの間の間隔がこのパック1の上下方向すなわ
ち搬送横方向の幅に対応するように設定されている。ま
た、これらの案内部材66の位置は、これらによって案
内されるパック1が、その切断予定線A,Bが正確に上
記の回転カッタ60A,60Bの位置に対応するように
調整される。
【0070】また、この搬送コンベア74の始端部の上
方には、これと直交する方向に沿って送込みローラ73
が設けられている。この送込みローラ73の軸73a
は、鉛直に立設された案内部材73bに形成された鉛直
方向の長孔73c内に上下に移動自在に支承されてい
る。
【0071】したがって、この搬送コンベア74上を搬
送されるたばこのパック1は、この送込みローラ73の
自重により下方および進行方向に押圧される。したがっ
て、このパック1の厚さが異なる場合にも、この送込み
ローラ73の自重の所定の押圧力により上下に押圧さ
れ、送り込まれる。なお、この送込みローラ73は、ス
プリング等により下方に押圧されるように構成しても良
い。
【0072】そして、この送込みローラ73の下流側に
は、上記の搬送コンベア74の上面と所定の間隔を有し
た押圧案内部材71,72が設けられ、パック1はやや
上下に圧縮された状態でこれら押圧案内部材71,72
と搬送コンベア74との間に挟圧されて搬送される。
【0073】このような構成により、このパック1は上
下にやや圧縮された状態で左右および上下を上記の案内
部材66および押圧案内部材71,72に案内されて搬
送され、正確に位置決めされた状態で上記の回転カッタ
60A,60Bまで搬送され、その切断予定線A,Bに
沿って正確に切断される。
【0074】なお、上記の回転カッタ60A,60Bは
高速回転され、パック1を切断する際の発熱を冷却する
ためにノズル75から空気が噴射される。
【0075】また、上記の回転カッタ60B、すなわち
フイルタ部分4と巻部分3とを切断予定線Bに沿って切
断する回転カッタの後側には、分離仕切部材77が設け
られている。この分離仕切部材77は、たとえば楔形を
なし、その先端縁77aが図16に示すように、この回
転カッタ60Bの周縁と近接して配置され、かつこの先
端縁77aはこの円板状の回転カッタ60Bと同一の平
面内に位置するように構成されている。
【0076】また、この実施形態では、図16に示すよ
うに、このパック1を搬送する上記の搬送コンベア74
の搬送面74´と、この回転カッタ60Bが交差する部
分の長さW1は、このパック1の横幅、すなわち搬送方
向の長さW2より大きく形成されている。
【0077】そして、上記の回転カッタ60A,60B
の下流側部には、前述の第4の搬送コンベア23の始端
部が配置され、この第4の搬送コンベア23は前述の回
転ふるい機構25に連通している。
【0078】そして、上記の回転カッタ60Bで切断さ
れたパック1の巻部分3に対応して、シュート開口79
が形成され、切断された巻部分3はこのシュート開口7
9を介して上記の第4の搬送コンベア23上に投入さ
れ、上記の回転ふるい装置25に送られる。
【0079】また、上記の回転カッタ60Bで切断され
たパック1のフイルタ部分4に対応する部分を移動させ
るためのフイルタ部分通路78が形成されている。この
フイルタ部分通路78はシュート状をなし、上記の第4
の搬送コンベア23の上方を横断し、前述の廃棄箱22
に連通している。よって、切断されたフイルタ部分4
は、上記の分離仕切部材77によって直ちに分離され、
このフイルタ部分通路78を介して廃棄箱22内に投入
される。
【0080】上記のような切断機構21は、たばこのパ
ック1が位置決め搬送機構70によって正確に位置決め
されて搬送され、回転カッタ60A,60Bにより所定
の切断予定線A,Bに沿って切断される。この場合に、
切断予定線Bに沿ってシガレット2をフイルタ部分4と
巻部分3とに切断する場合、その切断面からたとえばフ
イルタ部分4内に収納されている活性炭の粒子が巻部分
3内に混入したり、また逆に巻部分3からたばこの刻み
がフイルタ部分4内に混入したりする可能性がある。
【0081】しかし、このものは、この回転カッタ60
Bによって切断されたフイルタ部分4と巻部分3との間
には、直ちに分離仕切部材77が侵入してこれらを隔離
および分離するので、上記のような活性炭の粒子やたば
この刻みが相互に混入することが確実に防止される。
【0082】また、この実施形態のものは、たばこのパ
ック1が搬送される搬送経路と回転カッタ60Bとが交
差する部分の長さW1が、このパック1の搬送方向の長
さW2より長く設定されているので、このパック1が完
全に切断されるまでの間は、フイルタ部分4と巻部分3
との間にこの円板状の回転カッタ60Bが介在している
ので、このフイルタ部分4と巻部分3との切断面から活
性炭の粒子やたばこの刻みが交互に混入したりすること
がない。そして、このパック1のフイルタ部分4と巻部
分3とは、上記のように完全に切断された後に上記の分
離仕切部材77によって直ちに分離されるので、上記の
ような活性炭の粒子やたばこの刻みが交互に混入したり
することがさらに確実に防止される。
【0083】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、本発明はたばこのパックを切断する
装置には限定されず、各種の被切断物を正確な位置で切
断し、また切断面から上記の粒子や刻み等の細片や破片
が相互に混入することを防止する切断装置一般に適用す
ることが可能である。
【0084】また、本発明の装置では、被切断物すなわ
ちたばこのパックを所定の方向の向きに自動的に揃える
機構を備えているが、向きを揃える必要のない被切断
物、またはあらかじめ被切断物の向きが揃っているもの
では、このような機構は不要であることはもちろんであ
る。
【0085】
【発明の効果】上述の如く本発明は、被切断物は位置決
め搬送機構によって、正確に位置決めされて搬送され、
回転カッタで所定の切断予定線に沿って正確に切断され
る。また、この被切断物は位置決め搬送機構により所定
の速度で搬送されつつ切断され、この切断された切断片
もさらに所定の速度で搬送され、これらの間に直ちに上
記の分離仕切部材が進入してこれらの切断片の切断面の
間を隔離するとともに、これら切断片を直ちに分離する
ので、これらの切断面から飛散した細片、破片等が相互
に混入することが確実に防止される等、その効果は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】被切断物の例としてのたばこのパックと切断予
定線を示す平面図。
【図2】被切断物の例としのシガレットと切断予定線を
示す平面図。
【図3】たばこのパックを切断して処理する装置全体の
概略的な平面図。
【図4】合流機構の部分の平面図。
【図5】図4の5−5矢視図。
【図6】図5の6−6矢視図。
【図7】前後判別機構および反転機構の部分の平面図。
【図8】反射鏡の部分の斜視図。
【図9】反射鏡の部分の別の状態の斜視図。
【図10】ゲート機構の部分の平面図。
【図11】図10の11−11矢視図。
【図12】図11の12−12矢視図。
【図13】ゲート機構の部分の概略的な側面図。
【図14】切断機構の要部の斜視図。
【図15】切断機構の部分の平面図。
【図16】回転カッタと分離仕切部材の部分の概略的な
側面図。
【符号の説明】
1 たばこのパック 2 シガレット 3 巻部分 4 フイルタ部分 12a,12b搬送コンベア 14 前後判別機構 16 反転機構 17 ゲート機構 20 第3の搬送コンベア 21 切断機構 60A,60B 回転カッタ 66 案内部材 67 取付ブラケット 70 位置決め搬送機構 74 搬送コンベア 77 分離仕切部材
フロントページの続き (72)発明者 飯田 雄一 福島県郡山市田村町下行合字田ノ保下1番 38 東北プラントサービス株式会社内 (72)発明者 鈴木 幸夫 福島県郡山市田村町下行合字田ノ保下1番 38 東北プラントサービス株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断物を所定の切断予定線の位置にお
    いて切断する装置であって、 被切断物を、その切断予定線が搬送方向と平行となる姿
    勢で、かつ搬送方向と直交する方向においてその切断予
    定線が所定の位置に位置決めされた状態で搬送する位置
    決め搬送機構と、 上記の位置決め搬送機構に沿って配置され、上記の切断
    予定線の位置に対応した位置に配置され周縁部に切断刃
    を有する円板状の回転カッタと、 この回転カッタの周縁部の搬送方向下流側に近接して配
    置され、先端縁がこの回転カッタと略同一平面上に位置
    し、この回転カッタで切断された被切断物を両側に分離
    する分離仕切部材とを具備したことを特徴とする切断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記の位置決め搬送機構は、上記の被切
    断物を搬送するコンベア機構と、このコンベア機構に沿
    って設けられこのコンベア機構上を搬送される被切断物
    の両側面に当接してこの被切断物の案内をなすととも
    に、この被切断物の搬送方向と直交する方向の位置決め
    をなすガイド部材を有するガイド機構を備え、このガイ
    ド機構は上記のガイド部材を上記のコンベア機構の搬送
    方向と直交する方向の位置を調整する位置調整機構が設
    けられていることを特徴とする請求項1の切断装置。
  3. 【請求項3】 前記の被切断物の搬送経路と前記の回転
    カッタとが交差する部分の長さは、この被切断物の搬送
    方向の長さより大きいことを特徴とする請求項1の切断
    装置。
  4. 【請求項4】 前記の位置決め搬送機構に被切断物を供
    給する被切断物供給機構を備え、この被切断物供給機構
    は、被切断物を所定の方向に向けて2列に整列して供給
    するフイーダ機構と、このフイーダ機構から2列に整列
    されて供給された被切断物を1列に合流させる合流機構
    と、この合流機構により1列に整列された被切断物を搬
    送する搬送コンベアと、この搬送コンベア上を搬送され
    る被切断物の搬送方向に対する前後の姿勢を判別する前
    後判別機構と、この前後判別機構により判別された被供
    給物を、その前後が反対のものを分流する分流機構と、
    前後が反対の被切断物の前後を反転させる反転機構と、
    上記の搬送コンベア上を搬送される前後が正しい姿勢の
    被切断物と上記の反転機構により反対の前後が反転され
    て前後が正しい姿勢となった被切断物とを次の搬送コン
    ベアに移送するためのゲート機構とを具備したことを特
    徴とする請求項1の切断装置。
  5. 【請求項5】 前記の前後判別機構は、前記の搬送コン
    ベアの側方に沿って設けられた反射鏡と、この搬送コン
    ベア上を搬送される被切断物の実像および上記の反射鏡
    で反射された被切断物の虚像を撮影するビデオカメラ
    と、このビデオカメラからの画像信号を処理し、上記の
    被切断物の実像または虚像の所定位置にある指標マーク
    を読取り、この被切断物の前後を判別する信号処理部と
    を具備したことを特徴とする請求項4の切断装置。
  6. 【請求項6】 前記の合流機構は、前記のフイーダ機構
    から2列に整列されて送られて来た被切断物を一時的に
    停止させるとともに弾性変形可能なストッパブラシと、
    これらストッパブラシにより停止された2列の被切断物
    を上記のストッパブラシを弾性変形させて交互に送り出
    して1列に合流させる送出機構とを具備したことを特徴
    とする請求項4の切断装置。
  7. 【請求項7】 前記のゲート機構は、前記の搬送コンベ
    アの終端部に設けられこの搬送コンベア上を前記の分流
    機構および反転機構により前後が正しい姿勢に揃えられ
    2列に整列されて搬送されて来た被切断物の前端部の下
    部に当接して係合しこれら被切断物を所定位置に停止さ
    せるストッパ部材と、上下に往復移動しこのストッパ部
    材により停止されている被切断物の前端部を上昇させて
    上記のストッパ部材との係合を解除させこれら被切断物
    を下流側に送り出す解除部材とを具備したことを特徴と
    する請求項4の切断装置。
  8. 【請求項8】 前記の搬送コンベアの終端部の上方に
    は、前記のストッパ部材により停止されている被切断物
    の上面に転接してこの被切断物を搬送コンベアに所定の
    圧力で押圧してこの被切断物が前記のストッパ部材との
    係合が解除された際の送り出しを促進する押圧ローラを
    具備していることを特徴とする請求項7の切断装置。
  9. 【請求項9】 前記の搬送コンベアの終端部には、前記
    のストッパ部材により停止されている被切断物の後方か
    らこの被切断物に向けて高圧空気を噴射しこの被切断物
    が前記のストッパ部材との係合が解除された際の送り出
    しを促進する噴射ノズルを具備していることを特徴とす
    る請求項7の切断装置。
JP15235597A 1997-06-10 1997-06-10 切断装置 Pending JPH111214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15235597A JPH111214A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15235597A JPH111214A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111214A true JPH111214A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15538741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15235597A Pending JPH111214A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH111214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013545686A (ja) * 2010-09-16 2013-12-26 インターナショナル・タバコ・マシナリー・ポーランド・エスピー・ズィーオーオー シガレットパックを整列させるための方法およびシステム
JP2015047592A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 大王製紙株式会社 家庭用薄葉紙収納箱の分別装置、及び家庭用薄葉紙収納箱の分別方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013545686A (ja) * 2010-09-16 2013-12-26 インターナショナル・タバコ・マシナリー・ポーランド・エスピー・ズィーオーオー シガレットパックを整列させるための方法およびシステム
US9149844B2 (en) 2010-09-16 2015-10-06 International Tobacco Machinery Poland Sp. Z O.O. Method and system for arranging cigarette packs
JP2015047592A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 大王製紙株式会社 家庭用薄葉紙収納箱の分別装置、及び家庭用薄葉紙収納箱の分別方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7284857B2 (ja) 錠剤印刷装置
US4622875A (en) System and process for sorting and opening packages
JPH04800B2 (ja)
US10632702B2 (en) Molded product processing system
EP2750525B1 (en) Tobacco reclaim from waste cigarettes
JPH04500493A (ja) 紙巻きタバコのタバコの回収に備えて紙巻きタバコパックを切離すための装置
JPH05124631A (ja) 包装材切開除去装置
US6578614B1 (en) Conveyor for combining two-component items
JPH111214A (ja) 切断装置
JP2018117949A (ja) 錠剤印刷装置
EP1449770A1 (en) Machine for producing strip packages
EP1483153B1 (en) Placement apparatus
JP3071240B2 (ja) 搬送物品の個数分離方法
JPH0672607A (ja) 短冊状板材の反転集積装置
US2974774A (en) Orienting apparatus for clothespin wood member
JP3324944B2 (ja) 廃瓶類の回収設備におけるカレットの除去装置
JP2004083220A (ja) ワークの分離供給搬送装置及びワークの分離供給搬送方法
JPH09220538A (ja) ビン類整列装置
JP4113400B2 (ja) 円柱体の整列搬送方法および装置
JP2019112199A (ja) 成形品搬送装置
JPH03148434A (ja) ラップラウンドカートンオープナー
JP3490430B1 (ja) 搬送装置
JP2007515358A (ja) 印刷製品を加工処理するための方法と装置
JP3706968B2 (ja) びん選別装置
JPH0753470Y2 (ja) 椎茸種駒連続製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427