JPH11119893A - リモートコントローラ、再生システム - Google Patents

リモートコントローラ、再生システム

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JPH11119893A
JPH11119893A JP9288730A JP28873097A JPH11119893A JP H11119893 A JPH11119893 A JP H11119893A JP 9288730 A JP9288730 A JP 9288730A JP 28873097 A JP28873097 A JP 28873097A JP H11119893 A JPH11119893 A JP H11119893A
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JP
Japan
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display
playback
state
lever switch
remote controller
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JP9288730A
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Tsutomu Ogasawara
努 小笠原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性の向上及び有効な表示動作の実現。 【解決手段】 リモートコントローラに、押圧操作、上
方操作、下方操作の3種類の操作態様が可能とされた1
つのプッシュレバースイッチを設ける。また再生装置の
動作状態もしくはプッシュレバースイッチの操作状態に
応じた表示を行う表示部を設ける。再生装置ではリモー
トコントローラから供給される3種類の操作態様に応じ
た操作情報信号について、その時点の動作状況に応じて
操作指示内容を判別し、判別された操作指示内容に従っ
て動作制御を行うとともに、リモートコントローラの表
示部で当該再生装置の動作状態に応じた表示を実行させ
るための情報信号を、リモートコントローラに供給する
制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に対する
操作を行うためのリモートコントローラ、及びリモート
コントローラと再生装置から成る再生システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯用のテープカセットプレーヤ
等の再生装置では、ヘッドホンを用いてユーザーが再生
される音楽等を聞くことになるが、ヘッドホンの一部に
リモートコントローラが設けられ、ユーザーがプレーヤ
本体の操作キーを用いなくとも、そのリモートコントロ
ーラによって再生、停止、早送り、巻き戻し、頭出しサ
ーチなどの操作を行うことができるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に携帯用
の再生装置をリモートコントローラによって操作する場
合は、ユーザーがそのリモートコントローラにおける操
作キー等を目で確認しなくても操作できるようにする
(いわゆるブラインド操作)と便利である。ところが、
多様な操作を実現するためには多数のキーが必要であ
り、操作したい内容に応じて操作キーを選択しなければ
ならないために、ユーザーがブラインド操作を行うこと
は困難であった。例えば再生装置の基本的な操作だけと
しても、リモートコントローラによって再生、停止、早
送り、巻き戻し、早送りサーチ、巻き戻しサーチなどの
操作が可能とされることが求められるが、これらの操作
を実現するためには複数の操作キーを配することが必要
となる。つまり、多様な操作を可能とするとともに、ユ
ーザーがブラインド操作できるようにすることは困難と
されていた。
【0004】また、近年の再生装置には、プレイモード
としてリピート再生やブランクスキップなどのモードが
用意されたり、サウンドモードとして低域強調モードが
用意されるなど、機能が多様化されている。そしてこの
ような各種モードをユーザーが選択する操作も、リモー
トコントローラで可能とすることが求められているが、
操作キーを増やさずにこのような操作を可能とすること
も困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、例えば再生装置の基本的な操作は、ユーザ
ーがブラインド操作によっても容易に可能となるよう
に、1つの操作子(プッシュレバースイッチ)でまかな
えるようにし、またさらにモード操作についてもそのプ
ッシュレバースイッチを用いることで、操作キーを増や
すことなく操作可能とする。これによってリモートコン
トローラの操作性を良好とするとともに機能拡張を実現
することを目的とする。さらにリモートコントローラ
は、視覚的にもわかりやすくまた面白味のある表示を実
現し、ユーザーが被制御機器たる再生装置の状態を、そ
の被制御機器本体で確認しなくとも、容易に理解できる
ようにする。
【0006】このためリモートコントローラとして、少
なくとも押圧操作、上方操作、下方操作の3種類の操作
態様が可能とされた1つのプッシュレバースイッチと、
このプッシュレバースイッチの3種類の操作態様に応じ
てそれぞれ異なる操作情報信号を有線又は無線で接続さ
れた被制御機器に対して出力する操作信号発生手段と、
被制御機器の動作状態もしくはプッシュレバースイッチ
の操作状態に応じた表示を行う表示部とを有するように
する。
【0007】またプッシュレバースイッチは、回動範囲
として上限及び下限を有するとともに、常時中立位置に
付勢されており、上方操作として上方回動、下方操作と
して下方回動、押圧操作として付勢力に逆らった方向へ
の押圧を可能とする。また表示部には、複数の表示セグ
メントが円周方向に沿って円形状に配されており、1又
は複数の特定の表示セグメントの発光動作、もしくは円
周方向に沿った表示セグメント順次発光動作により、被
制御機器の動作状態もしくはプッシュレバースイッチの
操作状態を表現する表示を行なうようにする。また表示
部では、被制御機器が非動作状態にあるときには、円周
方向に沿った表示セグメントの一部又は全部が、特定の
動作状態を表現しない発光動作を行なわれるようにす
る。
【0008】記録媒体からの信号再生動作を行うことの
できる再生装置と、この再生装置と有線又は無線で接続
されるリモートコントローラから成る再生システムとし
ては、上記構成のリモートコントローラとともに、再生
装置では、リモートコントローラから供給される3種類
の操作態様に応じた操作情報信号について、その時点の
動作状況に応じて操作指示内容を判別し、判別された操
作指示内容に従って動作制御を行うとともに、リモート
コントローラの表示部で当該再生装置の動作状態に応じ
た表示を実行させるための情報信号を、リモートコント
ローラに供給する制御手段を設ける。
【0009】特に制御手段は、リモートコントローラか
ら供給される3種類の操作態様に応じた操作情報信号に
ついて、その時点の動作状況又は操作時間長に応じて、
操作指示内容として、少なくとも、記録媒体の再生開
始、再生停止、再生位置前方送り、再生位置後方送り、
前方再生位置サーチ、後方再生位置サーチ、の別を判別
し、判別された操作指示内容に従って動作制御を行う。
【0010】また制御手段は、再生動作に関する各種モ
ード切換を行う操作状態とされている際には、リモート
コントローラから供給される3種類の操作態様に応じた
各操作情報信号を、それぞれモード切換のための所定の
操作指示と判別し、対応処理を行う。また表示部に、モ
ード切換操作のガイド表示を実行させる情報信号を出力
する。
【0011】即ち本発明では、リモートコントローラで
は1つのプッシュレバースイッチにより、各種の操作を
可能とすることで、リモートコントローラによる多様な
操作をユーザーが容易にブラインド操作により実行でき
るようにする。またリモートコントローラにおける表示
部において動作状況を把握できるようにするとともに、
その表示はユーザーがわかりやすくかつ面白味のある表
示とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、携帯用テーププレーヤとしての再生装置、及びそれ
に用いるリモートコントローラ付きヘッドホン装置(以
下、ヘッドホンリモコンという)の例をあげて、次の順
序で説明する。 1.再生装置及びヘッドホンリモコンの外観例 2.再生装置の構成 3.ヘッドホンリモコンの構成 4.プッシュレバースイッチの構造 5.ヘッドホンリモコンによる操作 6.ヘッドホンリモコンでの表示動作
【0013】1.再生装置及びヘッドホンリモコンの外
観例 図1は本例の携帯用のコンパクトカセットテーププレー
ヤとしての再生装置1及びその再生装置1に接続される
ヘッドホンリモコン20の外観例を示すものである。再
生装置1の上面はコンパクトカセットテープの出し入れ
のための蓋部2とされている。蓋部2の開放のためにイ
ジェクトキー3が設けられる。
【0014】また再生装置1には操作部4として示す各
種操作キーが配されている。これらの操作キーにより、
再生、停止、FF(早送り)、REW(巻戻し)、FF
−AMS(早送り頭出しサーチ)、REW−AMS(巻
き戻し頭出しサーチ)などの操作が可能とされる。ま
た、再生装置1ではプレイモードとして、ブランクスキ
ップのオン/オフ、シャットオフ/エンドレスモードの
設定、リピートプレイのオン/オフの各設定が可能とさ
れる。さらにサウンドモードとして、リバイブ、メガベ
ース、グルーブ、ノーマルが選択できる。これらのプレ
イモード、サウンドモードの設定も操作部4の操作キー
により可能とされる。
【0015】なお、プレイモードとして、ブランクスキ
ップとは、テープの無音部分が続くときに、その部分を
早送りして有音部分を探すモードである。シャットオフ
/エンドレスモードとは、テープ再生をエンドレスで行
うか否かのモードであり、シャットオフ(つまりエンド
レスモードオフ)の場合は、例えばA面から再生を初め
てテープエンドでB面の再生に移り、B面のテープエン
ドに達した時点で再生終了とする。一方エンドレスモー
ドとはA面、B面をエンドレスで順次繰り返して再生す
る。リピートプレイとは、そのリピートプレイがオンと
された時点で再生されている曲を繰り返して再生するモ
ードである。またサウンドモードとして、リバイブとは
高域を強調するモード、メガベースは低域をやや強調す
るモード、グルーブは低域を強調するモードである。
【0016】この携帯用の再生装置1には、表示機能及
びリモートコマンダー機能を有するヘッドホンとしてヘ
ッドホンリモコン20が接続され、ユーザーが再生音声
を聞くことができるようにされている。ヘッドホンリモ
コン20はコネクタ部21が再生装置1の端子部5に装
着されて接続される。そしてそのコネクタ部21を介し
て再生音声がヘッドホン22に供給される。
【0017】またこのヘッドホンリモコン20は表示及
びリモートコマンダー部30(以下、表示/リモコン
部)を有し、この表示/リモコン部30には液晶パネル
等による小型の表示部35や各種操作子が形成されてい
る。操作子としては、後述するように再生、停止、F
F、REW、FF−AMS、REW−AMSなどの基本
操作機能を有するとともにモード設定のための操作機能
を有することになるプッシュレバースイッチ31が設け
られる。またモード設定のためのメニュー状態に切り換
えるためのメニュースイッチ32及びキー操作を無効化
することで誤動作を防ぐホールドスイッチ33が、それ
ぞれスライドスイッチ形態で設けられる。また再生出力
音量調整のためにボリュームつまみ34が設けられる。
【0018】この表示/リモコン部30により、ユーザ
ーは再生装置1の本体部に設けられている操作部4を用
いなくとも、各種操作や表示内容の確認を行うことがで
きる。
【0019】2.再生装置の構成 図1のような再生装置1の内部構成を図2で説明する。
音声信号が記録されているコンパクトカセットテープT
Cは、内部の再生機構部12によって再生駆動される。
特に図示していないが、再生機構部12内には再生ヘッ
ド12aの他に、テープ走行ガイドピン、キャプスタ
ン、ピンチローラ、リールハブ等のテープ走行機構が形
成されており、キャプスタン/リールモータ14の駆動
により、テープカセットTC内の磁気テープの走行が実
現される。
【0020】再生時などのテープ走行時には、再生ヘッ
ド12aによって磁気テープに記録されている音声信号
が読みとられ、電気信号として再生イコライザアンプ1
3で増幅された後、再生処理部15で所要の増幅等の再
生処理が行われる。再生処理部15から出力される音声
信号は音響処理部16で音響的なイコライジング(例え
ば高域強調、低域強調など)が施され、出力アンプ17
を介して再生音声信号HPoutとされ、端子部5のヘ
ッドホン端子tHPに供給される。
【0021】また無音検出部18が設けられ、テープ再
生走行中、早送り走行中、巻き戻し走行中などに、再生
ヘッド12aから得られる音声信号が所定時間以上無音
レベルであるか否かを検出し、その情報をコントローラ
11に供給する。この無音検出部は例えば通常再生で例
えば3秒〜5秒以上に相当する無音期間(テープ再生音
声レベルが所定レベル以下の期間)を検出し、コントロ
ーラ11はそれをいわゆる曲間(テープに記録された曲
と曲の間)と把握する。
【0022】電源回路19は、内部バッテリーによる直
流電源からDC−DCコンバータ処理を行って各部に必
要な動作電源電圧の供給を行う。また再生装置1が電源
オフとされる停止時であっても、コントローラ11に対
して微弱なスリープ電源電圧を供給している。
【0023】コントローラ11は、CPU、プログラム
ROM、ワークRAM、インターフェース部等を備えた
マイクロコンピュータとされ、ユーザーの操作に応じて
再生装置1の全体の動作制御を行う。端子部5は図3に
示すヘッドホンリモコン20のコネクタ部21と接続さ
れるが、上記ヘッドホン端子tHPの他に、電源端子t
V、コモン端子tC、表示データ端子tDD、操作情報
端子tSSが設けられており、コントローラ11は、ヘ
ッドホンリモコン20の表示/リモコン部30に対して
電源端子tV、コモン端子tCによって電源電圧供給を
行う。また、表示/リモコン部30に対して表示データ
端子tDDを介して表示データDDを供給する。
【0024】また、表示/リモコン部30からの操作情
報信号SSは操作情報端子tSSを介して入力される。
この表示/リモコン部30からの操作情報信号SS、及
び操作部4からの操作情報信号SSは、コントローラ1
1に入力され、コントローラ11はこれらの操作情報信
号SSに応じて各種動作制御を行うことになる。またこ
れらの操作情報信号SSはウエイクアップ信号ともな
る。つまりコントローラ11は、電源オフ中(スタンバ
イ中)でも電源回路19からのスタンバイ電源電圧によ
りスリープ状態としてウエイクアップ入力の確認は行っ
ており、表示/リモコン部30もしくは操作部4による
何らかの操作があった場合は、ウエイクアップ入力があ
ったとして電源オンとする。つまり電源回路19による
各部に対する動作電源電圧の供給を開始させる。
【0025】また再生、早送り、巻き戻し、AMS等の
操作に応じて、キャプスタン/リールモータ14の駆動
制御や、無音検出部18による無音検出状態の確認に基
づく動作制御(例えばAMSサーチの終了など)を行
う。さらに各種モード操作に応じてプレイモードやサウ
ンドモードの設定を行う。再生時には、設定されたサウ
ンドモードに応じて音響処理部16に低域ブーストなど
の処理を実行させることになる。また、各種動作状態に
応じて、表示データDDを発生させ、表示データ端子t
DDを介して表示/リモコン部30に供給する動作を行
う。
【0026】3.ヘッドホンリモコンの構成 ヘッドホンリモコン20の構成は例えば図3のようにな
る。ヘッドホンリモコン20の表示/リモコン部30に
は、操作子として上述のようにプッシュレバースイッチ
32、メニュースイッチ32、ホールドスイッチ33、
ボリュームつまみ34が設けられる。また、ヘッドホン
リモコン20のコネクタ部21には再生装置1の端子部
5に対応して、ヘッドホン端子tHP、電源端子tV、
コモン端子tC、表示データ端子tDD、操作情報端子
tSSが設けられる。これらはそれぞれ端子部5の同名
の端子と接続されることになる。
【0027】再生装置1からの再生音声信号HPout
は、ヘッドホン端子tHPからボリュームつまみ34に
供給される。ボリュームつまみ34は可変抵抗器とされ
ており、再生音声信号HPoutは可変抵抗による音量
調整が行われた上でヘッドホン12から音声として出力
されることになる。また表示/リモコン部30には、上
述のように電源端子tV、コモン端子tCによってコン
トローラ11から電源電圧が供給される。
【0028】プッシュレバースイッチ32及びメニュー
スイッチ32が操作されると、操作信号発生部36によ
り例えば抵抗分割による異なる電圧値としての操作情報
信号SSが発生される。本例ではプッシュレバースイッ
チ32は後述するように上方(表示部35の反時計回り
方向)に回動させる操作(以下「上押し操作」とい
う)、下方に(表示部35の時計回り方向)に回動させ
る操作(以下「下押し操作」という)、及び表示部35
の方向に向かって押し込む操作(以下「プッシュ操作」
という)の3つの操作態様が実行できる機構とされてい
る。プッシュレバースイッチ31の操作に関しては、操
作信号発生部36はこの3つの操作態様にそれぞれ応じ
て異なる操作情報信号SS(例えば異なる電圧値)を発
生させる。
【0029】再生装置1のコントローラ11には、端子
tSSを介して操作信号発生部36からの操作情報信号
SSが供給されるため、コントローラ11は、メニュー
スイッチ32の操作、プッシュレバースイッチ31の上
押し操作、下押し操作、プッシュ操作を、それぞれ異な
る電圧値として認識できる。また後述するが、コントロ
ーラ11は上押し操作、下押し操作、プッシュ操作に関
して、その操作時間長で操作を区別することも行う。
【0030】例えばユーザーが1回普通にプッシュレバ
ースイッチ31をプッシュ操作すると、そのプッシュ操
作が行われている時間は1秒以内となる。そこでコント
ローラ11は、プッシュ操作が行われている時間(プッ
シュ操作に伴う電圧値の操作情報信号SSが継続して供
給されている時間)を計測し、1秒以内であれば短プッ
シュ操作、1秒を越えれば長プッシュ操作と認識する。
上押し操作、下押し操作についても同様に1秒以内の操
作か否かで短上押し操作、長上押し操作、短下押し操
作、長下押し操作を認識する。これらの操作による操作
内容の判別については後述する。
【0031】なお、ホールドスイッチ33は、プッシュ
レバースイッチ31等が誤って押し込まれたりしてユー
ザーの意図しない操作が行われないようにするもので、
ホールドスイッチ33がホールドオン状態にスライドさ
れている際には、ホールド回路37により操作信号発生
部36からの操作情報信号SSがコントローラ11に供
給されないようにしている。
【0032】また表示/リモコン部30に設けられる表
示部35での表示動作のために、システムコントローラ
11は表示データDDを送信してくるが、この表示デー
タDDは表示コントローラ39に供給される。表示コン
トローラ39は表示データに基づいて表示部35を駆動
し、所要の表示セグメントの発光による表示動作を実行
させる。また表示部35の背面側にはELバックライト
38が配されるが、表示コントローラ39はELバック
ライトのオン/オフ制御も行う。
【0033】図4(a)(b)に表示/リモコン部30
の平面図及び側面図を示す。プッシュレバースイッチ3
1は表示/リモコン部30の側面側に配され、図中矢印
で示すように上押し操作としての回動、下押し操作とし
ての回動、及びプッシュ操作としての押し込みが可能と
されている。通常時はプッシュレバースイッチ31は図
示している状態、つまり上押し方向と下押し方向の間の
回動中立位置にあり、かつプッシュ操作方向とは逆向き
の方向に付勢された状態となっている。またホールドス
イッチ33、メニュースイッチ34は、略円形の表示/
リモコン部30の所定側面部に配されたスライドレバー
形態とされている。
【0034】表示/リモコン部30の中央には円形の表
示部35が形成される。この表示部35には各種の表示
セグメントにより、数字/文字表示部51、バッテリー
残量表示部52、ドット表示部53が形成されている。
【0035】数字/文字表示部51としては所定のアル
ファベット文字や数字が表示できるようにセグメントが
配置され、またAMS動作の際の表示のために「AM
S」という文字を発光させるセグメントが設けられてい
る。バッテリー残量表示部52としては、電池のイメー
ジの形状のセグメントが配され、バッテリー残量に応じ
て表示が変化する。
【0036】ドット表示部53としては、ドット形状の
セグメントが円周方向に12個配されており、このうち
で所定のセグメントが発光されたり、時計方向/反時計
方向に順次表示されたりすることで、再生装置の動作状
態やモード設定のためのガイド表示が行われるようにさ
れている。なお説明上、12個のドットセグメントのそ
れぞれを、時計の時間表記に対応させて、1時の位置の
ドットセグメントを「1時ドット」、2時の位置のドッ
トセグメントを「2時ドット」・・・・12時の位置の
ドットセグメントを「12時ドット」と呼ぶこととす
る。
【0037】表示部35の周囲には、ドット表示部53
の表示の意味を示す各種マークが記されている。まずプ
レイモードマークとして、ドット表示部53における1
2時ドット、1時ドット、2時ドットのそれぞれに対応
する位置に、ブランクスキップ、エンドレス、リピート
という各プレイモードを意味するマークが表記されてい
る。またA/Bマーク42として、10時ドットに対応
する位置に、再生装置1でテープカセットのA面走行中
を示す「A」マークが表記され、8時ドットに対応する
位置に、再生装置1でテープカセットのB面走行中を示
す「B」マークが表記されている。さらにサウンドモー
ドマークとして7時ドット、6時ドット、5時ドット、
4時ドットのそれぞれに対応する位置に、ノーマルモー
ド、グルーブモード、メガベースモード、リバイブモー
ドという各サウンドモードを意味するマークが表記され
ている。
【0038】つまり、これらのマークに対応しているド
ットが発光表示されることで、現在のプレイモード状
態、A面/B面状態、サウンドモード状態を、ユーザー
が識別できるようにされている。
【0039】4.プッシュレバースイッチの構造 表示/リモコン部30に設けられるプッシュレバースイ
ッチ31の構造を図5から図9で説明する。プッシュレ
バースイッチ31は、図6(a)に示されるように、レ
バー本体60がレバーケース80内において、スプリン
グ(ねじりコイルバネ)100で付勢された状態で収納
される構造となる。レバーケース80は表示/リモコン
部30内の基板上に取り付けられており、図4に示した
ようにレバー本体60のレバー部61のみが表示/リモ
コン部30上で表出し、ユーザーがレバー部61を用い
て操作できるようにされている。
【0040】まずレバー本体60の構造を図5(a)
(b)(c)で説明する。図5(a)からわかるよう
に、レバー本体60は、その先端のレバー部61に連続
して略半円形の本体部位が形成されており、その概略中
央にスプリング100のコイル部分101がはめ込まれ
るリング状の溝部62が設けられている。また、溝部6
2にはめ込まれたスプリング100の端部102を係止
する爪状の係止部63と、他方の端部103を係止する
爪状の係止部64が形成され、スプリング100が脱落
しないようにされている。
【0041】このレバー本体60の背面側には、図5
(c)に示す金属製の電極体71が取り付けられてい
る。電極体71は、円形の取付孔75、長円形の取付孔
76、湾曲部77が形成される。そしてこの電極体71
は、図5(b)に示すように、レバー本体60の背面側
に突出成形されている円柱状の取付ピン66aが取付孔
75にはめ込まれ、また同じく円柱状の取付ピン66B
が取付孔76にはめ込まれ、さらに、半円柱形状のガイ
ドピン66cが湾曲部77にあてがわれた状態で、レバ
ー本体60の背面側に固定装着される。
【0042】電極体71には、その固定端側(取付孔7
5,76側の部位)からアーム状に延伸された部位、及
びアーチ状に形成された部位が形成されており、両方の
アーム状部位の先端に半球形状の接点部73,74が形
成され、またアーチ状部位の先端中央に同じく半球形状
の接点部75が形成されている。これら接点部73,7
4,75は、アーム状部位及びアーチ状部位の先端であ
るため、或る程度揺動可能な状態で、後述するレバーケ
ース80のレバー収納部81の底面側に押しつけられる
状態とされている。
【0043】レバー本体部60の背面側概略中央(前面
側の溝部62の中央に相当する位置)には、図5(b)
からわかるように長溝形状とされた軸受65が形成され
る。この軸受65の長溝の一端側(図中下端)は円形
(以下、円形端という)とされ、他端側(図中上端)は
方形(以下、方形端という)とされている。
【0044】なお、図5(a)(b)からわかるよう
に、レバー部61の先端両側で図中下方となる位置は、
レバー押端67,67とされ、またレバー部61と本体
中央の連続部分の図中右端となる位置が下側端68、図
中左側となる位置が上側端69とされている。
【0045】以上のようなレバー本体60は、図6
(a)に示すようにレバーケース80内に装着される。
なお図6(a)においては電極体71の図示は省略して
ある。また図6(b)〜図9(b)までの各図において
は、電極体71については、その接点部72,73,7
4の位置状態のみを示す。
【0046】図6(b)から明確にわかるように、レバ
ーケース80には、レバー本体60の中央部分が回動余
裕を持ってはまり込むサイズとされるレバー収納部81
が形成され、またその中央に軸部82が突設される。軸
部82は略円柱形状であるが図中上側は円形を切り欠い
た形状とされている。レバー収納部81の両側には、レ
バー収納部81よりも一段浅くなったくぼみとしてスプ
リング受部83、84が形成され、またスプリング受部
83、84内には、それぞれ係止片85,86が設けら
れている。
【0047】このような形状のレバーケース80に対し
て、図6(a)のようにレバー本体60がレバー収納部
81内に収納されるが、このとき軸部82がレバー本体
60の背面側の軸受け65に換入された状態となる。そ
して図5(a)で説明したようにレバー本体80に取り
付けられたスプリング100の端部102は、図6
(a)に示すようにスプリング受部83によって受け止
められ、また係止片85によって脱落が防止される。同
様に、スプリング100の他方の端部103は、スプリ
ング受部84によって受け止められ、また係止片86に
よって脱落が防止される。即ちレバー本体60は、軸受
け65に軸部82が嵌入された上でスプリング100に
よってレバーケース内で揺動可能に保持されることにな
る。そしてレバー本体60はスプリング100の作用に
よって、図6(a)上部に矢印Fで示す方向に付勢され
た状態となっている。また、軸部82は軸受65の円形
端側に嵌入している状態となっている。
【0048】図6(b)に示すように、レバー収納部8
1の底面には、薄い金属体の装着もしくはパターンエッ
チングなどにより形成される電極線90,91,92,
93が形成されており、それぞれがレバーケース80の
外部に突出する電極端子90T,91T,92T,93
Tに導かれている。そして電極線90はコモン電極、電
極線91,92,93はそれぞれプッシュレバースイッ
チ31のプッシュ操作、下押し操作、上押し操作に対応
する電極となり、図示しない表示/リモコン部30内の
回路基板に接続されている。
【0049】図6(a)に示した状態は、プッシュレバ
ースイッチ31がスプリング100で通常に付勢され
た、つまりユーザーによって何ら操作されていない状態
であるが、この状態でレバー本体60の背面側に取り付
けられた電極体71における接点部72,73,74
は、それぞれ図6(b)に示す位置状態となり、つまり
接点部72,73,74はいずれもが、レバー収納部8
1の底面の電極線90,91,92,93のいずれにも
接触していない状態となっている。
【0050】このようなプッシュレバースイッチ30に
対してユーザーが下押し操作、上押し操作、プッシュ操
作を行った場合の状態を、ぞれぞれ図7、図8、図9に
示す。まず図7はユーザーが下押し操作を行った場合で
ある。下押し操作は図7(a)に矢印Dで示す方向にレ
バー部61を回動させる操作である。なおこれはスプリ
ング100による矢印F方向への付勢力は保たれたまま
の回動動作となる。つまりレバー本体60は、軸受65
の円形端に接している軸部82を中心として回動され
る。この回動は、レバー本体60の下側端68が、レバ
ーケース80の下押し規制部88に当接する位置まで可
能とされる。
【0051】このように下押し操作で回動された状態で
は、図7(b)に示すように、接点部74が電極線90
に接触し、また接点部72が電極線92に接触する。図
5に示した電極体71は金属一体成形であり、接点部7
2,73,74はそれぞれ電気的につながっているた
め、図7(b)の状態では電極端子92Tとコモン電極
となる電極端子90Tが短絡された状態となる。図3に
示した操作信号発生部36は、このように電極端子92
T、90Tが短絡された状態で、下押し操作に応じた電
圧値となる操作情報信号SSを発生させることになる。
【0052】次に図8は、ユーザーが上押し操作を行っ
た場合である。上押し操作は図8(a)に矢印Uで示す
方向にレバー部61を回動させる操作である。これもス
プリング100による矢印F方向への付勢力は保たれた
ままの回動動作となる。つまりレバー本体60は、軸受
65の円形端に接している軸部82を中心として回動さ
れる。この回動は、レバー本体60の上側端69が、レ
バーケース80の上押し規制部89に当接する位置まで
可能とされる。
【0053】このように上押し操作で回動された状態で
は、図8(b)に示すように、接点部73が電極線90
に接触し、また接点部72が電極線93に接触する。従
って電極端子93Tとコモン電極となる電極端子90T
が短絡された状態となり、操作信号発生部36は、この
ように電極端子93T、90Tが短絡された状態で、上
押し操作に応じた電圧値となる操作情報信号SSを発生
させる。
【0054】図9は、ユーザーがプッシュ操作を行った
場合である。プッシュ操作は図9(a)に矢印Pで示す
方向、つまりスプリング100による矢印F方向への付
勢に逆らう方向にレバー部61を押し込む操作である。
レバー本体60の軸受65内では、軸部82が方形端側
に移動されることになる。この押し込みは、レバー本体
60のレバー押端67が、レバーケース80のプッシュ
規制部87に当接する位置まで可能とされる。
【0055】このようにプッシュ操作が行われた状態で
は、図9(b)に示すように、接点部73、74が電極
線90に接触し、また接点部72が電極線91に接触す
る。つまり電極端子91Tとコモン電極となる電極端子
90Tが短絡された状態となり、操作信号発生部36
は、このように電極端子91T、90Tが短絡された状
態で、プッシュ操作に応じた電圧値となる操作情報信号
SSを発生させる。
【0056】5.ヘッドホンリモコンによる操作 以上のような構造とされるプッシュレバースイッチ3
0、及びメニュースイッチ32が用意される表示/リモ
コン部30を用いた操作を図10、図11で説明する。
特に本例では、プッシュレバースイッチ30の操作に関
しては上述のようにプッシュ操作、上押し操作、下押し
操作の3種類の操作が可能とされ、このそれぞれの操作
に応じて異なる電圧値となる操作情報信号がコントロー
ラ11に供給される。ここでコントローラ11は、さら
にプッシュ操作、上押し操作、下押し操作のそれぞれ操
作が継続されている時間を計測し、1秒以内であるか否
かにより短押しと長押しを区別する。従ってコントロー
ラ11は、プッシュレバースイッチ30の操作に関し
て、図10に凡例として示すように短プッシュ操作、長
プッシュ操作、短上押し操作、短下押し操作、長上押し
操作、長下押し操作の6種類の操作を識別できる。さら
にコントローラ11は、操作が行われた時点の動作状況
に応じて、6種類の各操作による操作内容を判別する。
これにより、再生装置1の基本動作はプッシュレバース
イッチ30のみでまかなえるようにされている。
【0057】図10の操作遷移チャートで、コントロー
ラ11が識別する操作内容を説明していく。まず動作が
停止状態(STOP)である時は、短プッシュ操作が検
出された場合は、コントローラ11はそれを再生操作と
認識し、再生動作を開始させ再生状態(PLAY)とす
る。なお、後述する再生中以外は、短プッシュ操作と長
プッシュ操作とは区別しておらず、長プッシュ操作であ
っても短プッシュ操作と同様の操作(再生操作)と認識
する。
【0058】また、停止状態(STOP)において短上
押し操作が検出された場合は、コントローラ11はそれ
を早送り操作と認識し、早送り動作(FF)の実行制御
を行う。また停止状態(STOP)において長上押し操
作が検出された場合は、早送りオート再生操作と認識
し、早送りオート再生(FF AUTO)の実行制御を
行う。早送りオート再生とは、現在の再生面(A面又は
B面)をテープエンドまで早送りしていき、反対面のテ
ープトップから自動的に再生を開始する動作である。
【0059】停止状態(STOP)において短下押し操
作が検出された場合は、コントローラ11はそれを巻き
戻し操作と認識し、巻き戻し動作(REW)の実行制御
を行う。また停止状態(STOP)において長下押し操
作が検出された場合は、巻き戻しオート再生操作と認識
し、巻き戻しオート再生(REW AUTO)の実行制
御を行う。巻き戻しオート再生とは、現在の再生面(A
面又はB面)をテープトップまで巻き戻していき、その
面のテープトップから自動的に再生を開始する動作であ
る。
【0060】停止状態(STOP)においてメニュース
イッチ32の操作が検出された場合は、コントローラ1
1はモード設定のための操作と認識し、ファンクション
モード設定動作(FUNCTION MODE)に入
る。
【0061】以上のようにコントローラ11は、停止状
態にある場合は、プッシュレバースイッチ31、メニュ
ースイッチ32の操作に関して各種操作を判別し、それ
ぞれ指示された動作に必要な動作制御を行う。なお停止
状態とは、電源オフのいわゆるスリープ状態とされてい
るため、これらの操作が行われた際には、まず再生装置
1の電源オンとする処理も行うことになる。
【0062】次に再生状態(PLAY)となっている場
合は、コントローラ11は、プッシュレバースイッチ3
0の短プッシュ操作を停止操作、長プッシュ操作を反対
面再生操作と認識する。つまり短プッシュ操作に応じて
再生動作を停止させ、電源もオフとする。また長プッシ
ュ操作の場合は、そのとき再生していた面の反対面の再
生動作に切り換える。
【0063】また再生状態(PLAY)においてコント
ローラ11は、プッシュレバースイッチ30の短上押し
操作をFF−AMS操作と認識する。短上押し操作によ
りFF−AMS動作を開始させることになるが、この際
さらに続けて短上押し操作が行われたら、FF−AMS
の目的曲数をインクリメントする。例えば再生中に短上
押し操作が行われると、コントローラ11は次の曲の頭
出し操作と認識する、その後さら1回短上押し操作が行
われると2曲先の頭出し操作、さら1回短上押し操作が
行われると3曲先の頭出し操作・・・と認識して目的の
曲までのAMS動作を実行する。一方、このFF−AM
S動作中に、短下押し操作が行われた場合は、目的曲と
してのカウント値をデクリメントする操作となる。例え
ば再生中に短上押し操作が3回行われ、コントローラ1
1が3曲先の頭出し操作と認識した後、1回短下押し操
作が行われると、操作内容が2曲先の頭出し操作に修正
される。FF−AMS動作中に、短プッシュ操作が行わ
れた場合は、コントローラ11はそれを再生操作と認識
し、AMS動作を中断させて再生動作を開始させる。
【0064】再生状態(PLAY)においてコントロー
ラ11は、プッシュレバースイッチ30の短下押し操作
をREW−AMS操作と認識する。短下押し操作により
REW−AMS動作を開始させることになるが、この際
さらに続けて短下押し操作が行われたら、REW−AM
Sの目的位置までの曲数を(−方向に)インクリメント
する。例えば再生中に短下押し操作が行われると、コン
トローラ11は現在の曲の頭出し操作と認識する、その
後さら1回短下押し操作が行われると1曲前の曲の頭出
し操作、さら1回短下押し操作が行われると2曲前の曲
の頭出し操作・・・と認識して目的の曲までのAMS動
作を実行する。一方、このREW−AMS動作中に、短
上押し操作が行われた場合は、目的位置までの曲数とし
てのカウント値をデクリメント(+方向に修正)する操
作となる。例えば再生中に短下押し操作が3回行われ、
コントローラ11が2曲前の曲の頭出し操作と認識した
後、1回短上押し操作が行われると、操作内容が1曲前
の曲の頭出し操作に修正される。REW−AMS動作中
に、短プッシュ操作が行われた場合は、コントローラ1
1はそれを再生操作と認識し、AMS動作を中断させて
再生動作を開始させる。
【0065】再生状態(PLAY)においてメニュース
イッチ32の操作が検出された場合は、コントローラ1
1はモード設定のための操作と認識し、ファンクション
モード設定動作(FUNCTION MODE)に入
る。
【0066】またコントローラ11は、早送り動作中
(FF)における短プッシュ操作は再生操作、短下押し
操作は巻き戻し操作と認識する。この場合短下押し操作
と長下押し操作を区別しなくてもよい。早送りオート再
生中(FF AUTO)における短プッシュ操作は再生
操作、短下押し操作は巻き戻しオート再生操作と認識す
る(長下押し操作との区別不要)。また、巻き戻し動作
中(REW)における短プッシュ操作は再生操作、短上
押し操作は早送り操作と認識する(長上押し操作との区
別不要)。さらに、巻き戻しオート再生中(REW A
UTO)における短プッシュ操作は再生操作、短上押し
操作は早送りオート再生操作と認識する(長上押し操作
との区別不要)。そして、それぞれ判別した操作内容に
応じて必要な動作制御を行う。
【0067】停止状態(STOP)もしくは再生状態
(PLAY)においてメニュースイッチ32が操作され
てファンクションモード設定動作(FUNCTION
MODE)に入った場合は、図11のように各操作内容
を認識する。この場合、短上押し操作はプレイモード設
定のためのカーソル移動操作、短下押し操作はサウンド
モード設定のためのカーソル移動操作、短プッシュ操作
はファンクション確定操作と認識する。これらの操作を
行うモード設定については、表示部35での表示内容と
ともに後述する。なお、ファンクションモードを終了さ
せる操作は、再度のメニュースイッチ32の操作として
もよいし、また短プッシュ操作としてファンクション確
定操作が行われたら自動的にファンクションモードを終
了させてもよい。
【0068】以上のようにコントローラ11がプッシュ
レバースイッチ31、メニュースイッチ32の操作を認
識することで、再生装置1の基本的な操作はプッシュレ
バースイッチ31のみでまかなえることになり、ユーザ
ーがブラインド操作によっても簡単に操作できるものと
なる。またファンクションモードによって各種モード設
定操作も表示/リモコン部30側で可能となるととも
に、その際の操作もプッシュレバースイッチ31が用い
られるため、モード設定のために操作キー等を増やさな
くてもよい。
【0069】6.ヘッドホンリモコンでの表示動作以
下、各種操作に応じた表示部35での表示状態を図12
〜図18で説明していく。なお、逐一述べないが、図示
される各表示状態は、すべてコントローラ11からの表
示データDDに基づいて表示コントローラ39が表示部
35を制御することで実行されるものである。即ちプッ
シュレバースイッチ31もしくはメニュースイッチ32
の操作についてコントローラ11は上述のように操作内
容を解釈し、再生装置1の各部に対して必要な動作を実
行させる制御を行うが、それらの動作の際に、動作状況
をユーザーに伝えるために、動作状況に応じた表示デー
タDDを発生することで、表示部35で以下の各図のよ
うな表示が実現されるものである。
【0070】図12はプレイモード設定のための操作中
の表示状態を示す。メニュースイッチ32が操作されて
ファンクションモードとされると、図12(a)の表示
状態となる。即ち文字/数字表示部51で「MENU」
という文字が表示されるとともに、最初のカーソル位置
として3時ドットが点滅される。なお、バッテリー残量
表示部52では、後述する図16の停止中、図17、図
18のAMS動作中以外は常にそのときのバッテリー残
量に応じた表示が行われている。ただし、AMS動作中
にバッテリー残量表示を行うようにしてもよい。
【0071】また、この図12(a)は、ファンクショ
ンモードとされる前に、プレイモードとしてブランクス
キップがオン、サウンドモードがノーマルとされてお
り、またA面走行中であった例であるとし、これらの状
態を示すためにそれぞれのマーク表記に対応する12時
ドット、7時ドット、10時ドットが点灯されている例
である。
【0072】この図12(a)の状態からユーザーがプ
レイモード設定のためにプッシュレバースイッチ31の
短上押し操作を行うと、1回の短上押し操作毎にカーソ
ルが反時計方向に移動される。例えば2回短上押し操作
を行うと、カーソルが図12(b)のようにエンドレス
モードの設定位置に移動する。つまり1時ドットが点滅
される状態となる。例えばこの状態でユーザーが短プッ
シュ操作を行うと、エンドレスモードが確定される。こ
の場合表示としては、図12(c)のように1時ドット
が点灯状態になり、エンドレスモードが設定されたこと
がユーザーに提示される。この例の場合は、ブランクス
キップがオンとされるとともにエンドレスモードがオン
とされたことになる。
【0073】図13はサウンドモード設定のための操作
中の表示状態を示す。メニュースイッチ32が操作され
てファンクションモードとされると、図13(a)の表
示状態となる。これは上記図12(a)と同様である。
この図13(a)の状態からユーザーがサウンドモード
設定のためにプッシュレバースイッチ31の短下押し操
作を行うと、1回の短下押し操作毎にカーソルが時計方
向に移動される。例えば2回短下押し操作を行うと、カ
ーソルが図13(b)のようにメガベースモードの設定
位置に移動する。つまり5時ドットが点滅される状態と
なる。例えばこの状態でユーザーが短プッシュ操作を行
うと、メガベースモードが確定される。この場合表示と
しては、図13(c)のように5時ドットが点灯状態に
なり、またノーマルモードに対応する7時ドットが消灯
される。つまりサウンドモードがノーマルモードからメ
ガベースモードに変更されたことがユーザーに提示され
る。
【0074】なお、プレイモード、サウンドモードの設
定操作方式としては、以上のようにカーソル移動操作と
確定操作によるものではなく、所要回数の短上押しもし
くは短下押しで選択状態が変更されるようにしてもよ
い。例えば図12(a)(図13(a))の表示状態か
らサウンドモード設定のために短下押し操作が行われる
毎に、リバイブ→メガベース→グルーブ→ノーマル→リ
バイブ→メガベース→・・・と表示(つまり点灯ドッ
ト)が変更されていくようにする。ユーザーは所望のサ
ウンドモードのドットが点灯された状態でファンクショ
ンモードの終了操作を行うと、その際のサウンドモード
に設定されるようにするものである。同様にプレイモー
ドについても、短上押し操作に応じてトグル的に選択状
態が変化していくようにする。プレイモードの場合は、
例えば、エンドレスモードオフ→エンドレスモードオン
→エンドレス+ブランクスキップ→リピート→・・・と
いうように4つのモード状態が順次選択されるようにす
ることが考えられる。
【0075】図14は再生中の表示状態を示す。この場
合文字/数字表示部51で「PLAY」という文字が表
示される。またA面再生中である場合は図示するように
10時ドットが常に点灯状態とされる。そして再生動作
を表現するために、ドット表示部53の各ドットは、反
時計方向に3つのドットづつが順次点灯されていくこと
で、ドットが反時計方向に回っているような表示とされ
る。即ち図14(a)では3時ドット、2時ドット、1
時ドットが点灯されるが、次のタイミングでは図14
(b)のように2時ドット、1時ドット、12時ドット
が点灯される。さらに次のタイミングでは図14(c)
のように1時ドット、12時ドット、11時ドットが点
灯される。以降、所定時間間隔で図14(d)→図14
(e)→図14(f)・・・・・と変化していく。つま
りユーザーは「PLAY」とい文字表示だけでなく、ド
ット表示部53が反時計方向に回転するような表示によ
り、再生動作中であることを確認できる。
【0076】図15(a)は早送り中の表示状態を示
す。この場合、文字/数字表示部51で「FF」という
文字が表示される。またA面早送り中である場合は図示
するように10時ドットが常に点灯状態とされる。そし
て早送り動作を表現するために、ドット表示部53の各
ドットは、再生時と同様に反時計方向に3つのドットづ
つが順次点灯されていくことで、ドットが反時計方向に
回っているような表示とされる。ただし、この場合は再
生中の回転よりも高速に回転する状態とされる。即ち点
灯されるドットの遷移は再生時の図14(a)〜(f)
に示したものと同様とされるが、この点灯ドットの切換
のタイミング間隔が再生時より短くされることで、高速
回転が表現される。
【0077】図15(b)は巻き戻し中の表示状態を示
す。この場合、文字/数字表示部51で「REW」とい
う文字が表示される。またB面巻き戻し中である場合は
図示するように8時ドットが常に点灯状態とされる。そ
して巻き戻し動作を表現するために、ドット表示部53
の各ドットは、早送り時と同様のタイミング間隔で時計
方向に3つのドットづつが順次点灯されていく。これに
よりドットが時計方向に高速で回っているような表示と
され、ユーザーに巻き戻し動作を提示する。
【0078】図16は停止中の表示を示す。停止中は、
例えば図16(a)(b)のドット表示部53の表示状
態が周期的に切り換えられ、即ちあまり意味をなさない
表示が行われる。もちろんこの図16の表示パターン以
外でもよい。
【0079】図17はFF−AMS中の表示状態を示
す。ユーザーが再生中に短上押し操作を行うと、図17
(a)のような表示状態になる。つまり文字/数字表示
部51において「AMS」という文字と、目的曲を示す
「1」という数字が表示される。また2時ドットが点灯
される。これらの表示は1曲先の曲の頭出し動作を意味
することになる。またユーザーが2曲先の頭出しを求め
て2回短上押し操作を行った場合は、図17(b)のよ
うに文字/数字表示部51において「AMS」という文
字と、目的曲を示す「2」という数字が表示され、また
2時ドットと1時ドットが点灯される。これにより再生
装置1で2曲先の頭出し動作が行われていることが表現
される。さらにユーザーが9曲先の頭出しを求めて合計
9回の短上押し操作を行った場合は、図17(c)のよ
うに文字/数字表示部51において「AMS」という文
字と、目的曲を示す「9」という数字が表示され、また
2時ドットから反時計回りに6時ドットまでの各ドット
が点灯される。これにより再生装置1で9曲先の頭出し
動作が行われていることが表現される。
【0080】つまり、反時計方向に増えていくドットの
数は、FF−AMS動作の目的曲までの曲数に相当す
る。なお、この操作の際に、短下押し操作が行われて目
的曲がデクリメントされた場合は、その操作回数に応じ
てドットの数及び数値の値が減じられる。
【0081】図17(c)で表示されるように、9曲先
までのFF−AMS動作が開始された後は、現在の走行
位置に合わせて6時ドットが点滅されているが、早送り
動作が目的の曲に近づくにつれてドットの数及び目的曲
までの数字が減少されていく。例えばFF−AMS動作
が開始された後、最初の無音部分が検出されて次の曲の
位置に入り、目的曲までの残りの曲数が8曲となった時
点で、図17(d)のように6時ドットは消灯されて7
時ドットが点滅状態とされる。同様に走行が進んで目的
曲までの残りの曲数が7曲となった時点で、図17
(e)のように7時ドットは消灯されて8時ドットが点
滅状態とされる。さらに走行が進み、残り1曲となった
時点では、図17(f)のように2時ドットが点滅状態
とされているのみとなり、目的の曲の先頭位置に達した
時点でFF−AMS動作を終了し再生動作に移るため、
表示は図14で説明した表示状態となる。
【0082】図18はREW−AMS中の表示状態を示
す。ユーザーが再生中に短下押し操作を行うと、図18
(a)のような表示状態になる。つまり文字/数字表示
部51において「AMS」という文字と、目的曲を示す
「−1」という数字が表示される。また4時ドットが点
灯される。これらの表示は現在の曲の先頭位置の頭出し
動作(巻き戻し方向に1つ目の無音部分のサーチ)を意
味することになる。またユーザーが現在の曲より1曲前
の曲の頭出し(巻き戻し方向に2つ目の無音部分のサー
チ)を求めて2回短下押し操作を行った場合は、図18
(b)のように文字/数字表示部51において「AM
S」という文字と、目的曲を示す「−2」という数字が
表示され、また4時ドットと5時ドットが点灯される。
これにより再生装置1で1曲前の曲の頭出し動作が行わ
れていることが表現される。
【0083】さらにユーザーが4曲前の曲の頭出し(巻
き戻し方向に5つ目の無音部分のサーチ)を求めて合計
5回の短下押し操作を行った場合は、図18(c)のよ
うに文字/数字表示部51において「AMS」という文
字と、目的曲を示す「−5」という数字が表示され、ま
た4時ドットから時計回りに8時ドットまでの各ドット
が点灯される。これにより再生装置1で4曲前の曲の頭
出し動作が行われていることが表現される。
【0084】つまり、時計方向に増えていくドットの数
は、REW−AMS動作の目的曲までの曲数に相当す
る。なお、この操作の際に、短上押し操作が行われて目
的位置までの曲数(=無音部分の数)がデクリメントさ
れた場合は、その操作回数に応じてドットの数及び数値
の値が減じられる。
【0085】図18(c)で表示されるように、4曲前
の曲頭までのREW−AMS動作が開始された後は、現
在の走行位置に合わせて8時ドットが点滅されている
が、巻き戻し動作が目的の位置に近づくにつれてドット
の数及び目的位置までの数値が減少されていく。例えば
REW−AMS動作が開始された後、最初の無音部分が
検出されて1つ前の曲の位置に入り、目的位置までの検
出すべき無音部分の数が残りの4つとなった時点で、図
18(d)のように8時ドットは消灯されて7時ドット
が点滅状態とされる。同様に走行が進んで目的位置まで
の無音部分の数が残り3つとなった時点で、図18
(e)のように7時ドットは消灯されて6時ドットが点
滅状態とされる。さらに走行が進み、残り1つとなった
時点では、図18(f)のように4時ドットが点滅状態
とされているのみとなり、目的の位置に達した時点でR
EW−AMS動作を終了し再生動作に移るため、表示は
図14で説明した表示状態となる。
【0086】以上本例における表示例を説明してきた
が、表示態様はこれらのものに限定されるものではな
く、各種多様な例が考えられる。例えばバッテリー残量
表示やボリューム表示などをドット表示部53を利用し
て行うこともできる。さらにFMチューナなどのチュー
ナ付きの再生装置も考えられるが、その場合の表示態様
としては、例えば上記表示形態において数字/文字表示
部51で受信周波数を示し、ドット位置で放送局のプリ
セットを示すような表示例が考えられる。
【0087】また本実施の形態としては、コンパクトカ
セットテープに対応するテーププレーヤとしての再生装
置及びヘッドホンリモコンとしたが、さらに各種の再生
システムで本発明は適用できる。例えばDATプレー
ヤ、コンパクトディスクプレーヤ、ミニディスクプレー
ヤなどでも適用できる。さらに、リモートコマンダーと
して機能する表示/リモコン部30は、再生装置1と有
線で接続される形態としたが、リモートコマンダーと再
生装置が無線(赤外線や電波)により情報の送受信を行
うシステムであっても、本発明を適用できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リモート
コントローラとして、少なくとも押圧操作、上方操作、
下方操作の3種類の操作態様が可能とされた1つのプッ
シュレバースイッチを設けており、このプッシュレバー
スイッチの3種類の操作態様に応じてそれぞれ異なる操
作情報信号を有線又は無線で接続された被制御機器に対
して出力する。そして被制御機器としての例えば再生装
置では、そのプッシュレバースイッチの操作態様や操作
時間長の別、及びその時点での動作状態に応じて操作の
内容を判別し、操作に処理指示された動作を実行する。
従って、ユーザーは再生装置等の操作を、ブラインド操
作によっても容易に可能となり、特に携帯用の機器にお
いては非常に操作性が向上されるという効果がある。ま
たリモートコントローラの表示部では再生装置等の被制
御機器の動作状態を、円形状に配置されたセグメントに
よる動作イメージで表現するため、一目で動作状態を感
覚的に理解できるという効果もある。さらに、セグメン
トによる動作イメージの表示や、停止中の表示により、
面白味のある表示を実現できる。
【0089】また、本発明では、再生装置のモード操作
もリモートコントローラによって可能となり、特にその
操作はプッシュレバースイッチを利用することで、操作
機能拡張のためにむやみに操作キーが増設されることは
ない。即ち多様な操作をキー数の増加を招くことなく実
現できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の再生装置及びヘッドホン
リモコンの外観の説明図である。
【図2】実施の形態の再生装置のブロック図である。
【図3】実施の形態のヘッドホンリモコンのブロック図
である。
【図4】実施の形態の表示/リモコン部の平面図及び側
面図である。
【図5】実施の形態のプッシュレバースイッチのレバー
本体の構造の説明図である。
【図6】実施の形態のプッシュレバースイッチの構造の
説明図である。
【図7】実施の形態のプッシュレバースイッチの下押し
操作時の状態の説明図である。
【図8】実施の形態のプッシュレバースイッチの上押し
操作時の状態の説明図である。
【図9】実施の形態のプッシュレバースイッチのプッシ
ュ操作時の状態の説明図である。
【図10】実施の形態のプッシュレバースイッチの操作
による操作遷移の説明図である。
【図11】実施の形態のファンクションモードでの操作
遷移の説明図である。
【図12】実施の形態のプレイモード設定操作中の表示
状態の説明図である。
【図13】実施の形態のサウンドモード設定操作中の表
示状態の説明図である。
【図14】実施の形態の再生中の表示状態の説明図であ
る。
【図15】実施の形態のFF中及びREW中の表示状態
の説明図である。
【図16】実施の形態の停止中の表示状態の説明図であ
る。
【図17】実施の形態のFF−AMS中の表示状態の説
明図である。
【図18】実施の形態のREW−AMS中の表示状態の
説明図である。
【符号の説明】
1 再生装置、4 操作部、5 端子部、11 コント
ローラ、15 再生処理部、16 音響処理部、18
無音検出部、19 電源回路、20 ヘッドホンリモコ
ン、21 コネクタ部、22 ヘッドホン、30 表示
/リモコン部、31 プッシュレバースイッチ、32
メニュースイッチ、33 ホールドスイッチ、34 ボ
リュームつまみ、35 表示部、36 操作信号発生
部、39表示コントローラ、41 プレイモードマー
ク、42 A/Bマーク、43 サウンドモードマー
ク、51 数字/文字表示部、52 バッテリー残量表
示部、53 ドット表示部、60 レバー本体、61
レバー部、65 軸受、71電極体、72,73,74
接点部、80 レバーケース、81 レバー収納部、
82 軸部、90,91,92,93 電極線、100
スプリング

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも押圧操作、上方操作、下方操
    作の3種類の操作態様が可能とされた1つのプッシュレ
    バースイッチと、 前記プッシュレバースイッチの3種類の操作態様に応じ
    てそれぞれ異なる操作情報信号を、有線又は無線で接続
    された被制御機器に対して出力する操作信号発生手段
    と、 前記被制御機器の動作状態もしくは前記プッシュレバー
    スイッチの操作状態に応じた表示を行う表示部と、 を有することを特徴とするリモートコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記プッシュレバースイッチは、回動範
    囲として上限及び下限を有するとともに、常時中立位置
    に付勢されており、前記上方操作として上方回動、前記
    下方操作として下方回動、前記押圧操作として前記付勢
    力に逆らった方向への押圧が可能とされていることを特
    徴とする請求項1に記載のリモートコントローラ。
  3. 【請求項3】 前記表示部には、複数の表示セグメント
    が円周方向に沿って円形状に配されており、1又は複数
    の特定の表示セグメントの発光動作、もしくは円周方向
    に沿った表示セグメント順次発光動作により、前記被制
    御機器の動作状態もしくは前記プッシュレバースイッチ
    の操作状態を表現する表示を行なうことを特徴とする請
    求項1に記載のリモートコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記表示部には、複数の表示セグメント
    が円周方向に沿って円形状に配されており、前記被制御
    機器が非動作状態にあるときには、円周方向に沿った表
    示セグメントの一部又は全部が、特定の動作状態を表現
    しない発光動作を行なうことを特徴とする請求項1に記
    載のリモートコントローラ。
  5. 【請求項5】 記録媒体からの信号再生動作を行うこと
    のできる再生装置と、前記再生装置と有線又は無線で接
    続されるリモートコントローラから成る再生システムで
    あって、 前記リモートコントローラには、 少なくとも押圧操作、上方操作、下方操作の3種類の操
    作態様が可能とされた1つのプッシュレバースイッチ
    と、 前記プッシュレバースイッチの3種類の操作態様に応じ
    てそれぞれ異なる操作情報信号を、前記再生装置に対し
    て出力する操作信号発生手段と、 前記再生装置の動作状態に応じた表示を行う表示部とが
    設けられ、 前記再生装置には、 前記リモートコントローラから供給される3種類の操作
    態様に応じた操作情報信号について、その時点の動作状
    況に応じて操作指示内容を判別し、判別された操作指示
    内容に従って動作制御を行うとともに、前記表示部で当
    該再生装置の動作状態に応じた表示を実行させるための
    情報信号を前記リモートコントローラに供給する制御手
    段が設けられることを特徴とする再生システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記リモートコントロ
    ーラから供給される3種類の操作態様に応じた操作情報
    信号について、その時点の動作状況もしくは操作時間長
    に応じて、操作指示内容として、少なくとも、記録媒体
    の再生開始、再生停止、再生位置前方送り、再生位置後
    方送り、前方再生位置サーチ、後方再生位置サーチ、の
    別を判別し、判別された操作指示内容に従って動作制御
    を行うことを特徴とする請求項5に記載の再生システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記プッシュレバースイッチは、回動範
    囲として上限及び下限を有するとともに、常時中立位置
    に付勢されており、前記上方操作として上方回動、前記
    下方操作として下方回動、前記押圧操作として前記付勢
    力に逆らった方向への押圧が可能とされていることを特
    徴とする請求項5に記載の再生システム。
  8. 【請求項8】 前記表示部には、複数の表示セグメント
    が円周方向に沿って円形状に配されており、前記制御手
    段からの情報信号に応じて1又は複数の特定の表示セグ
    メントの発光動作、もしくは円周方向に沿った表示セグ
    メント順次発光動作を行うことにより、前記再生装置の
    動作状態を表現する表示を行なうことを特徴とする請求
    項5に記載の再生システム。
  9. 【請求項9】 前記表示部における、円周方向に沿った
    表示セグメント順次発光動作は、前記再生装置における
    記録媒体の動作方向に対応する円周方向で行われること
    を特徴とする請求項8に記載の再生システム。
  10. 【請求項10】 前記表示部には、複数の表示セグメン
    トが円周方向に沿って円形状に配されており、前記再生
    装置が停止状態にあるときには、円周方向に沿った表示
    セグメントの一部又は全部が、特定の動作状態を表現し
    ない発光動作を行なうことを特徴とする請求項5に記載
    の再生システム。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、再生動作に関する各
    種モード切換を行う操作状態とされている際には、前記
    リモートコントローラから供給される3種類の操作態様
    に応じた各操作情報信号を、それぞれモード切換のため
    の所定の操作指示と判別し、対応処理を行うことを特徴
    とする請求項5に記載の再生システム。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、再生動作に関する各
    種モード切換を行う操作状態とされている際には、前記
    リモートコントローラから供給される3種類の操作態様
    に応じた各操作情報信号を、それぞれモード切換のため
    の所定の操作指示と判別し、対応処理を行うとともに、
    前記表示部に、モード切換操作のガイド表示を実行させ
    る情報信号を出力することを特徴とする請求項5に記載
    の再生システム。
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Cited By (3)

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JP2007028634A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Lg Electronics Inc ジョグダイヤルを備えた携帯端末機及びその制御方法
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JP2016045247A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 ティアック株式会社 表示装置及びこれを備えるオーディオ機器

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