JPH11115841A - 自動二輪車用盗難防止装置 - Google Patents

自動二輪車用盗難防止装置

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JPH11115841A
JPH11115841A JP28390397A JP28390397A JPH11115841A JP H11115841 A JPH11115841 A JP H11115841A JP 28390397 A JP28390397 A JP 28390397A JP 28390397 A JP28390397 A JP 28390397A JP H11115841 A JPH11115841 A JP H11115841A
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JP
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main switch
key
protection
key hole
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JP28390397A
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Yasuo Okamoto
泰雄 岡本
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインスイッチが破壊されるのを阻止すると
ともに、走行時にロックを解除するのを忘れることがな
いようにする。 【解決手段】 メインスイッチ3の近傍の車体フレーム
側に保護部材9を枢支させる。保護部材9を、メインス
イッチ3のキー穴3aを覆う保護位置と、キー穴3aに
キーが挿入可能になる開放位置との間で移動自在にす
る。保護部材9を保護位置に止め置く施錠装置10を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインスイッチの
キー穴を保護する自動二輪車用盗難防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動二輪車用盗難防止装置として
は、操向ハンドルの回動を阻止して走行不可能とするハ
ンドルロック装置がある。このハンドルロック装置は、
操向ハンドルを一方向へ回動させたのちメインスイッチ
に挿入したキーをロック位置へ回すことによってメイン
スイッチのケースからロックピンが突出し、このロック
ピンが操向ハンドルに係合する構造を採っている。
【0003】また、自動二輪車の盗難防止を図るものと
しては、前記ハンドルロック装置の他に、メインスタン
ドを起立状態で固定するメインスタンドロック装置など
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ハンドルロ
ック装置で施錠しておいても、盗難されてしまうことが
あった。これは、メインスイッチのキー穴にドライバー
などを強打して押込み、キーシリンダを無理に回すこと
によって、ハンドルロックが解除されてエンジンが始動
されてしまうことがあるからである。仮に、車体は盗難
されなくても、メインスイッチが破壊されて走行するこ
とができなくなってしまい、大きな被害を被る。
【0005】また、メインスタンドロック装置は目立ち
難く、盗難防止策が施されているのを第三者に視認させ
ることができないことが多いので、第三者は盗難するこ
とができないということを気付かずにメインスイッチを
破壊してしまう。
【0006】また、メインスタンドロック装置で盗難防
止を図る場合、盗難防止策の解除機構はメインスイッチ
とは別であることから、持ち主がこれを解除するのを忘
れて走行操作を行うことがあった。この場合には、走行
操作を中止して前記盗難防止策を解除しなければなら
ず、非常に面倒であった。すなわち、盗難防止を図るた
めに機構が複雑になればなるほど運転者の操作が多くな
り、車体の取扱いが面倒になってしまう。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、メインスイッチが破壊されるのを阻
止することができる自動二輪車用盗難防止装置を提供す
ることを目的とする。また、盗難防止を図るに当たっ
て、走行操作時にロックを解除するのを忘れることがな
いようにすることをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用盗難防止装置は、メインスイッチの近傍の車体フレー
ム側に、このメインスイッチのキー穴を近接して覆う保
護位置と、前記キー穴にキーが挿入可能になる開放位置
との間で移動自在な保護部材を設け、この保護部材を前
記保護位置に止め置く施錠装置を備えたものである。
【0009】本発明によれば、保護部材を保護位置に固
定することによって、メインスイッチのキー穴が保護部
材で覆われてキー穴に何物も挿入することができなくな
る。また、キーをキー穴に挿入した状態では、キーが邪
魔になって保護部材を保護位置に移動させることはでき
ない。
【0010】他の発明に係る自動二輪車用盗難防止装置
は、上述した発明に係る自動二輪車用盗難防止装置にお
いて、保護部材を保護位置に止め置く操作によって、走
行のために動く可動部材の移動を阻止して走行不可能な
状態とするロック機構を備えたものである。この発明に
よれば、メインスイッチのキー穴を保護する操作を行う
ことによって、ロック機構で車体を走行不可能な状態に
することができる。
【0011】他の発明に係る自動二輪車用盗難防止装置
は、上述した発明に係る自動二輪車用盗難防止装置にお
いて、保護部材をメインスイッチの周囲を覆う車体カバ
ーの内側に移動自在に設け、前記保護部材の近傍に、こ
の保護部材とは別体に形成され一端が車体カバー外に突
出する操作レバーを移動自在に設け、前記保護部材をば
ねによって開放位置側へ付勢するとともに、前記操作レ
バーを、保護部材の開放位置側から保護位置側への方向
のみに作用するように保護部材に係合させたものであ
る。
【0012】この発明によれば、保護部材と操作レバー
の支持部分を車体カバーで覆うことができる。また、操
作レバーで保護部材を保護位置から開放位置へ回すこと
はできないから、保護部材によるメインスイッチの保護
を行っている状態で第三者が操作レバーを動かしたとし
ても、メインスイッチのキー穴を開放させることはでき
ない。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 以下、本発明に係る自動二輪車用盗難防止装置の一実施
の形態を図1ないし図4によって詳細に説明する。図1
は本発明に係る自動二輪車用盗難防止装置を装着したス
クータの要部を示す背面図、図2は同じく側面図、図3
は車体カバー類を外した状態を示す背面図、図4は同じ
く側面図である。
【0014】これらの図において、符号1はこの実施の
形態によるスクータを示し、2はこのスクータ1の操向
ハンドル、3はメインスイッチを示す。前記操向ハンド
ル2は、ハンドルカバー4で覆い、図3および図4中に
符号5で示すステアリング軸部を介してヘッドパイプ6
に回動自在に支持させている。
【0015】前記メインスイッチ3は、ブラケット7を
介して前記ヘッドパイプ6に取付けてあり、キー穴3a
およびキー穴3aの周囲を除く全てをレッグシールド8
(車体カバー)で覆っている。また、メインスイッチ3
は、キーシリンダ部3bの軸線が後上方を指向するよう
に、ヘッドパイプ6に対して傾斜させている。
【0016】前記キーシリンダ部3bにおける車体後側
の部分には、コ字形の金属棒からなる保護部材9の一端
を枢着させている。この保護部材9は、前記レッグシー
ルド8を貫通して前記キーシリンダ部3bに連結し、前
記枢着部(ボールジョイント)を中心としてレッグシー
ルド8の外側で自由に揺動させることができるようにし
ている。また、この保護部材9は、図中に実線で示すよ
うに、前記メインスイッチ3のキー穴3aを上方から覆
うように起立させることによって、他端がステアリング
軸部5の施錠装置10に係止されるようにしている。
【0017】さらに、保護部材9は、上述したように起
立させた状態でキー穴3aの上方を近接して覆う突起9
aを設けている。この突起9aは、図2および図4に示
すように、保護部材9の一端を施錠装置10に係止させ
た状態で、キー穴3aに差込まれたキー3cの突出寸法
よりもキー穴3aに近づいて対面するように形成してい
る。
【0018】このように突起9aがキー穴3aを上方か
ら覆うように保護部材9を起立させたときの保護部材9
の位置を以下において保護位置という。また、図中に二
点鎖線で示すように、保護部材9がキー穴3a上方から
外れてキー穴3aにキー3cを挿入することができるよ
うになるときの保護部材9の位置を以下において開放位
置という。なお、開放位置に位置付けられた保護部材9
は、レッグシールド8に一体に形成したフック8a(図
1,2参照)に係止させてこの位置に収容するようにし
ている。
【0019】前記施錠装置10は、ステアリング軸部5
に固着され、キー穴を有するキーシリンダ10aと保護
部材9の前記他端が挿入される係止口10bとを有し、
この係止口10bに保護部材9の前記他端を挿入すれ
ば、自動的にこれをロックするとともに、キーの回動操
作により開放することができる構造を採っている。ま
た、この施錠装置10をステアリング軸部5に固定する
位置は、操向ハンドル2を最も車体左側へ回した状態
で、保護位置にある保護部材9の前記他端に係止口10
bが対向するように設定している。なお、この施錠装置
10も、キーシリンダ10aのキー穴およびキー穴周辺
と係止口10b周辺を除いてハンドルカバー4で覆って
いる。
【0020】このように構成した自動二輪車用盗難防止
装置は、メインスイッチ3の近傍の車体フレーム側に、
メインスイッチ3のキー穴3aを近接して覆う保護位置
と、キー穴3aにキー3cが挿入可能になる開放位置と
の間で移動自在に保護部材9を設け、前記保護位置に位
置付けられた保護部材9の移動を阻止する施錠装置10
を備えたため、保護部材9を保護位置に固定することに
よって、メインスイッチ3のキー穴3aが保護部材9で
覆われてキー穴3aにドライバーなどを押込むことはで
きなくなる。
【0021】また、キー穴3aにキー3cを挿入した状
態ではキー3cが邪魔になって保護部材9を保護位置に
移動させることはできないため、キー3cの抜忘れも防
ぐことができる。
【0022】さらに、メインスイッチ3のキー穴3aを
覆う保護位置に保護部材9が位置付けられると、この保
護部材9がメインスイッチ3から操向ハンドル2との間
に掛渡されて目立つようになるから、盗難防止策を施し
てあるのを第三者に簡単に視認させることができる。こ
のため、盗難が容易でないことを第三者に視認させて盗
難を諦めさせることができる。
【0023】加えて、保護部材9の前記他端は、操向ハ
ンドル2に係止されるため、メインスイッチ3のキー穴
3aを保護する操作を行うことによって、ハンドルの回
動をロックして車体を走行不可能な状態にすることがで
きる。その上、施錠装置10を操向ハンドル2側に固定
して、保護部材9の前記他端を係止および施錠する構造
としたため、保護部材9を保護位置に固定するときの操
向ハンドル2の位置、すなわち施錠装置10の操向ハン
ドル2への取付位置をどこに設定しようとも、操向ハン
ドル2をその位置から全く回動できなくすることができ
る。このため、ハンドルロック時の操向ハンドル2の位
置を設定する上での自由度が高い。しかも、ハンドルロ
ックを実施するための構造が簡単でよい。
【0024】なお、ここでは施錠装置10を操向ハンド
ル2に固定した例を示したが、例えば施錠装置10を車
体フレーム側に設け、棒状の保護部材9の前記他端を単
に操向ハンドル2に当接してこれの回動を所定範囲に規
制するだけのものであってもよい。ただし、この場合、
ハンドルロック時の操向ハンドル2の位置は、左右に最
も回した位置に設定するのが好ましい。
【0025】第2の実施の形態 本発明に係る自動二輪車用盗難防止装置は図5ないし図
13に示すように構成することもできる。図5は本発明
に係る盗難防止装置を装着したスクータの側面図、図6
はスクータのメインスイッチ部分の背面図、図7は保護
部材の取付部分を拡大して示す図で、同図(a)は平面
図、同図(b)は(a)図におけるVII−VII線断面図で
ある。なお、図7(a)はレッグシールドを破断した状
態で描いてある。図8は保護部材の動作を説明するため
の図で、同図(a)は操作レバーを操作して保護部材を
保護位置に固定した状態を示す平面図、同図(b)は同
図(a)におけるB−B線断面図、同図(c)は操作レ
バーが初期位置に復帰した状態を示す平面図、同図
(d)は同図(c)におけるD−D線断面図、同図
(e)は施錠装置を解錠操作した状態を示す平面図、同
図(f)は同図(e)におけるF−F線断面図である。
【0026】図9は図8(a)におけるIX−IX線断面
図、図10はユニットスイング式エンジンの平面図、図
11はユニットスイング式エンジン後部のロック機構を
示す側面図、図12は図11におけるXII−XII線断面
図、図13はロック機構のロックレバーの動作を説明す
るための図で、同図(a)はロック時に遠心クラッチの
外周円筒体が前進方向へ回るときの様子を示し、同図
(b)はロック時に遠心クラッチの外周円筒体が後進方
向へ回るときの様子を示す。これらの図において前記図
1ないし図4で説明したものと同一もしくは同等部材に
ついては、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0027】この実施の形態による盗難防止装置は、図
5に示すスクータ11のメインスイッチ3を図7に示す
ように板状の保護部材12で保護するとともに、この保
護部材12が保護位置に位置付けられたとき、この保護
部材12と連動する後述するロック機構で車体を動かす
ことすらできないようにする構造を採っている。
【0028】この実施の形態によるスクータ11は、操
向ハンドル2とシート13との間に低床な足載せ台14
を有し、シート13の下方に、後輪15を支持するユニ
ットスイング式エンジン16を備えている。図5におい
て符号Aは車体フレームを示し、この車体フレームA
は、ヘッドパイプ17と、このヘッドパイプ17から斜
め後下方へ延びるダウンチューブ18と、このダウンチ
ューブ18の後端からシート13の下方へ延びる左右一
対の後部パイプ19などからなり、ヘッドパイプ17に
フロントフォーク20および操向ハンドル2を操舵自在
に支持させ、後部パイプ19にリンク機構を介して前記
ユニットスイング式エンジン16を上下揺動自在に連結
している。また、このユニットスイング式エンジン16
の後端部と前記後部パイプ19との間にクッションユニ
ット21を介装している。
【0029】前記保護部材12は、図7に示すように金
属製の板によって扇状に形成し、前記ヘッドパイプ17
に固着したブラケット22(図5参照)にメインスイッ
チ3とともに固定されるユニットケース23の支持板2
3aに支軸24を介して回動自在に取付けている。前記
ユニットケース23は、前記支持板23aと、縦壁23
bと、支持板23aと略同形状に形成しかつ支持板23
aの3個のねじボス23cおよび前記縦壁23b上に載
置させてねじ止めさせたカバー部材23dからなり、ア
ルミダイキャスト製である。
【0030】前記支軸24は、保護部材12の形状であ
る扇の中心部に位置付けられ、メインスイッチ3より車
体前側に配設している。なお、前記支持板23aは、メ
インスイッチ3のキー穴3aが上面側に露出するように
穴23eにメインスイッチ3のキー穴周辺部を嵌合させ
ている。また、メインスイッチ3のキー穴3aは、レッ
グシールド8およびカバー部材23dにそれぞれ設けた
穴8b,23fに臨んでいる。
【0031】また、前記保護部材12は、メインスイッ
チ3のキー穴3a部分を上方から覆うためのマスク部1
2aを一端部に形成し、他端部に後述するロック機構を
駆動するためのワイヤ25を連結している。このワイヤ
25は、支持板23aにアウターワイヤの前端を係合さ
せるとともに、保護部材12に枢着させた連結部材25
aにインナーワイヤの前端を連結している。なお、この
ワイヤ25のインナーワイヤは、後述するロック機構に
よって常に張力が作用している。すなわち、このインナ
ーワイヤを保護部材12に連結することによって、保護
部材12は図7において反時計方向へ付勢される。
【0032】前記マスク部12aは、図9に示すよう
に、保護部材12の一端を部分的に上方へ膨出させるこ
とによって形成している。このようにマスク部12aを
上側へ偏在させると、この偏在寸法分だけメインスイッ
チ3を上側に取付けることができるから、キー長さを短
くすることができる。この実施の形態においては、図8
(a)に示すように、前記マスク部12aがメインスイ
ッチ3を上方から覆うときの保護部材12の位置を保護
位置といい、図7(a)に示すように、保護部材12が
ワイヤ25で引張られてキー穴3aが露出するときの保
護部材12の位置を開放位置という。
【0033】保護部材12を図7(a)に示す開放位置
から保護位置へ回すには、図7(a)中に符号26で示
す操作レバーを使用する。この操作レバー26は、前記
支軸24によって支持板23aに回動自在に支持させて
おり、ユニットケース23の縦壁23bに形成した長孔
23gおよびこれに合わせてレッグシールド8に形成し
た長孔8cを通って摘み26aを有する一端がレッグシ
ールド8外に延出し、レッグシールド8内の他端と支持
板23aとの間に復帰用の引張コイルばね27を介装し
ている。この引張コイルばね27は操作レバー26を図
7(a)において反時計方向へ付勢している。
【0034】また、この操作レバー26は、支軸24
と、ユニットケース23の縦壁23bに形成した長孔2
3gとの間に位置付けられる部分を、保護部材12の前
記マスク部12aの外周壁にメインスイッチ3とは反対
側から嵌合するように円弧状に形成している。図7
(a)において支持板23aの裏側に配設した符号28
で示すものは、保護部材12を保護位置に止めておくた
めの施錠装置である。この施錠装置28は、支持板23
aから上方へ突出するようにばねによって付勢されたス
トッパー29と、このストッパー29を下げるためのキ
ーシリンダ30(図6参照)とを備え、支持板23aに
固定している。なお、前記キーシリンダ30のキー穴3
0a部分は、レッグシールド8の外側に露出させてい
る。
【0035】前記ストッパー29の配設位置は、図7
(a)に示すように保護部材12が開放位置に位置付け
られているときに平面視において保護部材12と重なる
とともに、図8(a)に示すように保護部材12が保護
位置に位置付けられたときに、上方へ移動して保護部材
12の端縁に係合するような位置に設定している。
【0036】このように構成した盗難防止装置によれ
ば、メインスイッチ3からキーを抜いてから操作レバー
26を図7(a)において時計方向へ回すことによっ
て、メインスイッチ3のキー穴3aを保護部材12で覆
うことができる。すなわち、図7(a)に示すように、
保護部材12のマスク部12aの外周壁に係合した状態
で操作レバー26を引張コイルばね27の引張力および
ワイヤ25に作用する引張力に抗して時計方向へ回すこ
とによって、図8(a)に示すように、保護部材12が
同方向へ回ってマスク部12aがキー穴3aを覆う保護
位置に位置付けられる。
【0037】保護部材12が保護位置に位置付けられる
と、施錠装置28のストッパー29が図8(b)に示す
ように保護部材12の下面から外れ、ばね部材の弾発力
によって保護部材12より上方へ突出する。このように
ストッパー29が突出することによって、保護部材12
は図7(a)に示す開放位置に戻ることができなくな
り、保護位置に固定される。
【0038】この後、操作レバー26から手を離すと、
この操作レバー26は、引張コイルばね27の引張力に
よって図8(c)に示すように、ユニットケース23の
縦壁23bに形成した長孔23gの一端に当接するま
で、言い換えれば初期の位置まで反時計方向に回る。
【0039】このように保護部材12でメインスイッチ
3のキー穴3aを覆うことによって、キー穴3aにドラ
イバーなどを押込むことができなくなるから、メインス
イッチ3が破壊されるのを阻止することができる。
【0040】キー穴3aにキー31を挿入することがで
きるようにするには、図8(e)に示すように施錠装置
28のキーシリンダ30にキー31を挿入し、ストッパ
ー29を下げることによって行う。すなわち、ストッパ
ー29が図8(f)に示すように下がると、保護部材1
2がワイヤ21の引張力によって図8(e)において操
作レバー26の円弧状部にマスク部12aの外周壁が当
接するまで反時計方向へ回り、開放位置に位置付けられ
る。この結果、キー穴3aが露出し、ここにキー31を
挿入することができるようになる。
【0041】したがって、保護部材12でメインスイッ
チ3を保護することができるばかりか、保護部材12と
操作レバー26の支持部分がユニットケース23および
レッグシールド8で覆われるから、これらが第三者によ
って破壊されることをも阻止することができる。また、
操作レバー26は、保護部材12が開放位置側から保護
位置側へ回動するときのみ作用し、保護部材12が保護
位置に位置付けられれば、その係合は解かれるため、保
護部材12によるメインスイッチ3の保護を行っている
状態でレッグシールド8の外に露出した操作レバー26
を第三者が動かしても、保護部材12を開放位置へ回す
ことはできない。このため、メインスイッチ3を確実に
保護することができる。
【0042】次に、前記保護部材12にワイヤ25を介
して連結したロック機構について詳細に説明する。ロッ
ク機構は、図5に示すユニットスイング式エンジン16
の後輪15の回転を阻止する構造を採っている。前記ユ
ニットスイング式エンジン16は、図10に示すよう
に、シリンダ41とクランク軸42を支持するクランク
ケース43と、このクランクケース43に一体形成され
た伝動ケース本体44と、この伝動ケース本体44の側
方に取付けられる伝動ケースカバー45と、この伝動ケ
ースカバー45を覆う防音カバー46などから構成し、
クランクケース43を前記車体フレームAの後部パイプ
19にリンク機構を介して上下方向に揺動自在に枢支さ
せている。なお、前記防音カバー46と伝動ケースカバ
ー45との間には、図12に示すように吸音材48を介
装している。
【0043】前記伝動ケース本体44は、車体左側へ向
けて開放しかつ車体後方へ延びるように形成し、ここに
取付けた前記伝動ケースカバー45とともにこのユニッ
トスイング式エンジンの伝動ケースを構成している。こ
の伝動ケースの内部にクランク軸42の回転を後輪15
に伝達する伝動装置47を収容している。また、この伝
動ケースの後端部に前記クッションユニット21の下端
部を枢支させている。
【0044】伝動装置47は、図10に示すように、V
ベルト式無段変速機49と、遠心クラッチ50と、歯車
式減速機51と、後輪15を取付ける車軸52などから
構成している。前記Vベルト式無段変速機49は、前記
クランク軸42の回転がVベルト53を介して従動側プ
ーリ54に伝達される従来周知の構造のものを使用して
いる。
【0045】前記遠心クラッチ50は、図12に示すよ
うに、遠心コマ56が前記従動側プーリ54とともに回
転し、回転数が所定の値に達すると遠心力によって外周
円筒体57の内周面に圧接する構造を採っている。この
外周円筒体57の軸心部に前記歯車式減速機51の入力
軸51aを結合させている。歯車式減速機51は、前記
入力軸51aの回転を2箇所で減速して前記車軸52に
伝達する構造を採っている。
【0046】このように構成した後輪駆動系において
は、遠心クラッチ50が接続されていない状態でも遠心
クラッチ50の外周円筒体57から車軸52までの部材
が後輪15の回転に連動して回転する。このとき、後輪
15とともに回転する部材のなかで前記外周円筒体57
の回転速度が最も速くなる。
【0047】保護部材12と連動するロック機構は、前
記外周円筒体57の回転を阻止するように形成してい
る。このロック機構を図において符号61で示す。ロッ
ク機構61は、前記伝動ケースカバー45の後部外側面
の上部に回動自在に取付けた支軸62と、この支軸62
におけるカバー内側の端部に溶接したロックレバー63
と、前記支軸62の他端部に固定するとともに前記ワイ
ヤ25のインナーワイヤの後端を連結したワイヤ連結用
アーム64と、このアーム64と伝動ケースカバー45
との間に弾装してアーム64、支軸62およびロックレ
バー63を図11において時計方向へ付勢する捩りばね
65などから構成している。
【0048】前記支軸62は、軸線方向が外周円筒体5
7や車軸52の軸線と平行になりかつ伝動ケースカバー
45を貫通するようにこの伝動ケースカバー45に回動
自在に支持させている。前記ロックレバー63は、支軸
62から外周円筒体57側へ延びる係止片63aと、こ
の係止片63aとは反対側へ延びる爪片63bとを有
し、図11において時計方向へ回ることによって、爪片
63bが伝動ケースカバー45の内面の後側突起45a
に当接するとともに係止片63aが外周円筒体57より
車体前方に位置付けられ、反対方向へ回ることによって
爪片63bが伝動ケースカバー45の前側突起45bに
当接するとともに係止片63aが外周円筒体57の車体
左側に位置付けられ外周円筒体と側面視ラップするよう
に形成している。
【0049】この実施の形態では、ロックレバー63を
図11において反時計方向へ回すことによって、外周円
筒体57の車体左側の端面に突設したピン66の移動軌
跡の内側に係止片63aが臨むようにしている。このよ
うに係止片63aが前記移動軌跡の内側に入ることによ
って、係止片63aはピン66に外周円筒体57の回転
方向の前側から係合する。なお、ここでいう回転方向と
は、車体が前進するように後輪15を回転させたときに
外周円筒体57が回転する方向のことである。この回転
方向を図11中に矢印Rで示す。前記ピン66は、外周
円筒体57の前記端面を部分的に加圧成形によって円柱
状に突出させることによって形成し、外周円筒体57の
周方向に等間隔をおいて複数並設している。
【0050】すなわち、前記係止片63aがピン66の
移動軌跡の内側に入ることにより、外周円筒体57が前
進方向あるいは後進方向へ回転したときにピン66が係
止片63aに当接し、それ以上回転することができなく
なる。なお、係止片63aの先端には、図11および図
13に示すようにカム面67を形成し、係止片63aの
移動先にピン66が位置していても係止片63aを円滑
に前記移動軌跡の内側へ移動させることができるように
している。
【0051】前記カム面67は、係止片63aの先端側
へ向かうにしたがって係止片63aの幅が次第に狭くな
るような傾斜面であり、図13(a)に示すように、係
止片63aの移動先に位置するピン66がカム面67に
当たるときに、ピン66がカム面67に摺接して下方へ
押されるように形成している。また、図13(b)に示
すように、係止片63aの側面にピン66が当たるとき
には、ピン66は係止片63aの移動により上方へ押さ
れる。なお、図13(a)で示したようにカム面67で
ピン66を押し避けることができるのは、図5に示すよ
うにメインスタンド68を使用して車体を駐車している
ときに限られる。
【0052】前記ワイヤ連結用アーム64の外側には、
図11および図12に示すように、第三者によって前記
ロック機構61が破壊されるのを阻止するために板金製
カバー69を配設している。このカバー69は、前記ワ
イヤ25のアウターワイヤの後端を保持する部分からワ
イヤ連結用アーム64の回動範囲の全域を覆うように形
成し、前後の2箇所を取付ボルト70によって伝動ケー
スカバー45の外面に固定している。
【0053】また、ワイヤ連結用アーム64に後端を連
結したワイヤ25は、伝動ケースカバー45と防音カバ
ー46との間と、図10に示すように防音カバー46の
車体前側の端部に形成した穴71およびエアクリーナ7
2の上方と、図5に示すように車体カバー73内とを通
ってメインスイッチ3側の前記保護部材12に連結して
いる。
【0054】このようにロック機構61を形成すると、
図5に示したようにメインスタンド68で車体を立てて
いる状態で、メインスイッチ3側の操作レバー26を図
7(a)に示した位置から図8(a)で示す位置まで時
計方向へ回すことによって、後輪15をロックすること
ができる。すなわち、操作レバー26を上記のように操
作することによって、保護部材12が同方向へ回ってマ
スク部12aがメインスイッチ3のキー穴3aを覆うと
ともに、ワイヤ25のインナーワイヤが引張られてロッ
ク機構61のロックレバー63が図11において反時計
方向へ回り、係止片63aがピン66の移動軌跡内に入
る。
【0055】上記のように係止片63aが移動した状態
では、車体を前進あるいは後進させて後輪15とともに
遠心クラッチ50の外周円筒体57が回転すると、外周
円筒体57のピン66が係止片63aに当たる。このた
め、後輪15がロックされる。
【0056】したがって、この状態ではメインスイッチ
3のキー穴3aが保護部材12で覆われてキー穴3aに
ドライバーなどを挿入することができなくなるととも
に、ロック機構61がロック状態になって後輪15を回
転させることもできなくなる。すなわち、キー穴3aの
保護と車体のロックの両方で盗難防止を図ることができ
る。なお、メインスタンド68を使用せずに図示してな
いサイドスタンドで車体を立てておく場合であっても、
ロック機構61をロック状態にすることはできる。この
場合、ロックレバー63が移動するときに係止片63a
が遠心クラッチ50のピン66に当たると、後輪15が
接地していることからロックレバー63をそれ以上回す
ことができないが、このときには車体を前後方向に僅か
に移動させてピン66の位置をずらせばよい。
【0057】また、メインスイッチ3側の施錠装置28
を解錠させると、ワイヤ25におけるインナーワイヤ前
端の移動規制が解除されて保護部材12が開放位置に回
るとともに、ロック機構61のロックレバー63が図1
1において時計方向へ回り、ロックレバー63の係止片
63aが同図中に二点鎖線で示すように遠心クラッチ5
0の外周円筒体57より車体前方に移動する。このロッ
クレバー63の動作によって、ロック機構61が非ロッ
ク状態になり、このスクータ11が走行可能な状態にな
る。
【0058】したがって、このように構成した盗難防止
においては、メインスイッチ3のキー穴3aを保護する
操作で後輪15をロックすることができるから、二重の
盗難防止を図るのに操作が簡単でよい。
【0059】この実施の形態では、ロックレバー63の
回動軸線を後輪15の軸線と平行とし、係止片63a
を、遠心クラッチ50の外周円筒体57のピン66にこ
の外周円筒体57の回転方向の前側から係合する構造と
したため、ロックレバー63およびロックレバー63を
支持する支軸62,伝動ケースカバー45などの剛性が
低くてよい。これは、外周円筒体57は後輪15ととも
に回転する部材のなかで最も径が大きく高速で回転する
から、この外周円筒体57の回転を阻止するための力
は、他の回転部材の回転を阻止する場合に必要な力に較
べると小さくてよいからである。
【0060】さらに、インナーワイヤが切断されたとし
ても、係止片63aは外周円筒体57の回転方向の前側
へ弾かれるから、走行の妨げになることはない。
【0061】なお、この第2の実施の形態では、ロック
機構61としてロック時に後輪15の回転を阻止する構
造のものを示したが、保護部材12に連結するロック機
構は、ロック時にメインスタンド68を起立状態に保つ
構造を採ることもできる。
【0062】第3の実施の形態 メインスイッチのキー穴を保護するには、図14に示す
構成を採ることができる。図14は本発明に係る自動二
輪車用盗難防止装置の他の実施の形態を示す図で、図
(a)は保護部材の取付部分を拡大して示す平面図、同
図(b)は(a)図におけるB−B線断面図である。同
図において前記図1ないし図13で説明したものと同一
もしくは同等部材については、同一符号を付し詳細な説
明は省略する。
【0063】図14に示す保護部材12は、メインスイ
ッチ3とは反対側の端部と、ユニットケース23の支持
板23aとの間に復帰用の引張りコイルばね81を介装
している。この引張りコイルばね81は、図14におい
て保護部材12を反時計方向へ付勢している。なお、こ
の保護部材12には、前記第2の実施の形態を採るとき
のようなロック機構は連結していない。
【0064】このように構成した盗難防止装置は、図1
4に示す開放状態から操作レバー26を同図において時
計方向へ引張りコイルばね27,81の引張力に抗して
回すことにより、保護部材12でメインスイッチ3のキ
ー穴3aを覆って保護することができる。保護部材12
が前記キー穴3aを覆う保護位置に回ると、施錠装置2
8のストッパー29が上方へ突出して保護部材12は前
記保護位置に固定される。
【0065】この状態で操作レバー26から手を離す
と、この操作レバー26は引張りコイルばね27の引張
力によってユニットケース23の縦壁23bの長孔23
gの一端に当たるまで回り、初期の位置に戻る。前記キ
ー穴3aにキーを差込むことができるようにするには、
施錠装置28を図示してないキーで解錠させればよい。
このとき、保護部材12は引張りコイルばね81の引張
力で図14(a)に示す開放位置に戻る。
【0066】したがって、保護部材12でメインスイッ
チ3を保護することができるばかりか、保護部材12と
操作レバー26の支持部分がユニットケース23および
レッグシールド8で覆われるから、この支持部分が第三
者によって破壊されることをも阻止することができる。
また、操作レバー26は、保護部材12を保護位置に回
した後に手を離すと引張コイルばね27の引張力によっ
て単独で初期位置に戻るから、保護部材12によるメイ
ンスイッチ3の保護を行っている状態でレッグシールド
8の外に露出した操作レバー26を第三者が動かして
も、保護部材12を開放位置へ回すことはできない。こ
のため、メインスイッチ3を確実に保護することができ
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
護部材を保護位置に固定することによって、メインスイ
ッチのキー穴が保護部材で覆われてキー穴に何物も挿入
することができないから、メインスイッチが破壊される
のを阻止することができるし、キーもキー穴に挿入する
ことができないので、ロック状態で誤って走行操作を行
ってしまうこともない。また、キーをキー穴に挿入した
状態では、キーが邪魔になって保護部材を保護位置に移
動させることはできないから、キーの抜忘れも防ぐこと
ができる。
【0068】保護部材を保護位置に止め置く操作によっ
て、走行のために動く可動部材の移動を阻止して走行不
可能な状態とするロック機構を備えた他の発明によれ
ば、メインスイッチのキー穴を保護する操作を行うこと
によって、ロック機構で車体を走行不可能な状態にする
ことができる。したがって、簡単に二重の盗難防止策を
施すことができる。
【0069】保護部材をメインスイッチの周囲を覆う車
体カバーの内側に移動自在に設け、前記保護部材の近傍
に、この保護部材とは別体に形成され一端が車体カバー
外に突出する操作レバーを移動自在に設け、前記保護部
材をばねによって開放位置側へ付勢するとともに、前記
操作レバーを、保護部材の開放位置側から保護位置側へ
の方向のみに作用するように保護部材に係合させた他の
発明によれば、保護部材と操作レバーの支持部分を車体
カバーで覆うことができる。また、操作レバーで保護部
材を保護位置から開放位置へ回すことはできないから、
保護部材によるメインスイッチの保護を行っている状態
で第三者が操作レバーを動かしたとしても、メインスイ
ッチのキー穴を開放させることはできない。このため、
確実に盗難防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車用盗難防止装置を装
着したスクータの要部を示す背面図である。
【図2】 本発明に係る自動二輪車用盗難防止装置を装
着したスクータの要部を示す側面図である。
【図3】 カバー類を外した状態を示す背面図である。
【図4】 カバー類を外した状態を示す側面図である。
【図5】 本発明に係る盗難防止装置を装着したスクー
タの側面図である。
【図6】 スクータのメインスイッチ部分の背面図であ
る。
【図7】 保護部材の取付部分を拡大して示す図であ
る。
【図8】 保護部材の動作を説明するための図である。
【図9】 図8(a)におけるIX−IX線断面図である。
【図10】 ユニットスイング式エンジンの平面図であ
る。
【図11】 ユニットスイング式エンジン後部のロック
機構を示す側面図である。
【図12】 図11におけるXII−XII線断面図である。
【図13】 ロック機構のロックレバーの動作を説明す
るための図である。
【図14】 本発明に係る自動二輪車用盗難防止装置の
他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1,11…スクータ、2…操向ハンドル、3…メインス
イッチ、3a…キー穴、3c,31…キー、8…レッグ
シールド、9,12…保護部材、10,28…施錠装
置、15…後輪、23…ユニットケース、25…ワイ
ヤ、26…操作レバー、50…遠心クラッチ、61…ロ
ック機構、63…ロックレバー、66…ピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインスイッチの近傍の車体フレーム側
    に、このメインスイッチのキー穴を近接して覆う保護位
    置と、前記キー穴にキーが挿入可能になる開放位置との
    間で移動自在な保護部材を設け、この保護部材を前記保
    護位置に止め置く施錠装置を備えたことを特徴とする自
    動二輪車用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動二輪車用盗難防止装
    置において、保護部材を保護位置に止め置く操作によっ
    て、走行のために動く可動部材の移動を阻止して走行不
    可能な状態とするロック機構を備えたことを特徴とする
    自動二輪車用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動二輪車用盗難防止装
    置において、保護部材をメインスイッチの周囲を覆う車
    体カバーの内側に移動自在に設け、前記保護部材の近傍
    に、この保護部材とは別体に形成され一端が車体カバー
    外に突出する操作レバーを移動自在に設け、前記保護部
    材をばねによって開放位置側へ付勢するとともに、前記
    操作レバーを、保護部材の開放位置側から保護位置側へ
    の方向のみに作用するように保護部材に係合させたこと
    を特徴とする自動二輪車用盗難防止装置。
JP28390397A 1997-10-16 1997-10-16 自動二輪車用盗難防止装置 Pending JPH11115841A (ja)

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