JPH11114880A - ヘッド位置決め装置 - Google Patents

ヘッド位置決め装置

Info

Publication number
JPH11114880A
JPH11114880A JP27586097A JP27586097A JPH11114880A JP H11114880 A JPH11114880 A JP H11114880A JP 27586097 A JP27586097 A JP 27586097A JP 27586097 A JP27586097 A JP 27586097A JP H11114880 A JPH11114880 A JP H11114880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
heads
carrier
slitter
pusher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27586097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3576362B2 (ja
Inventor
Toshihide Kato
利英 加藤
Takayuki Miyake
孝之 三宅
Toshinao Okihara
利直 沖原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP27586097A priority Critical patent/JP3576362B2/ja
Publication of JPH11114880A publication Critical patent/JPH11114880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3576362B2 publication Critical patent/JP3576362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド位置決め装置において、ヘッドの位置
決め精度を確保するとともに、高速搬送をも可能にす
る。 【解決手段】 コルゲートマシンのスリッタスコアラに
そなえられ、第1の軸線7上を移動しうる複数のヘッド
4A〜4Eと、第1の軸線7と平行な第2の軸線6上を
移動しうるキャリア1とをそなえ、キャリア1により複
数のヘッド4A〜4Eのストレージ及び位置決めを行な
うヘッド位置決め装置において、キャリア1に、移動方
向後側に配設されヘッド1へ向けて突出してヘッド1に
移動方向へ向けて当接しうるプッシャ2と、移動方向前
側に複数のヘッド4A〜4Eのストレージ時のピッチP
と等間隔に穿設された複数の溝15a〜15eとをそな
えるとともに、複数のヘッド4A〜4Eの最前部のヘッ
ド4Aに、キャリア1側へ突出して複数の溝15a〜1
5eに嵌入しうるストッパ14をそなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲートマシン
のスリッタスコアラにそなえられ、スリッタナイフや罫
線コール等のヘッドを搬送しその位置決めを行なう、ヘ
ッド位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コルゲートマシンにそなえら
れ、連続して送給される段ボールウェブに対し進行方向
に沿って断裁加工,罫入れ加工を施すオートスリッタス
コアラが知られており、図3はその全体概略図を示して
いる。図3に示すように、コルゲートマシンには通常2
台のオートスリッタスコアラ20A,20Bがそなえら
れており、各オートスリッタスコアラ20A,20Bは
それぞれ断裁部21と罫入れ部22とをそなえ、これら
の断裁部21,罫入れ部22によって断裁加工,罫入れ
加工を行なうようになっている。
【0003】図4,図5はそれぞれ断裁部21,罫入れ
部22の構成を示す図であるが、まず、断裁部21は、
図4に示すように、段ボールウェブ30の上下に対応し
て設けられたヘッド回転駆動用シャフト(スリッタ軸)
23a,23bと、各スリッタ軸23a,23bに軸支
されたヘッド35a,35bと、各ヘッド35a,35
bに固着されたスリッタナイフ25a,25bとで構成
されており、図3に示すガイド31に沿って送給される
段ボールウェブ30を、スリッタナイフ25a,25b
の間に挟み込んで断裁するようになっている。
【0004】一方、罫入れ部22は、図5に示すよう
に、段ボールウェブ30の上下に対応して設けられたヘ
ッド回転駆動用シャフト(罫線ロール軸)24a,24
bと、各罫線ロール軸24a,24bに軸支されたヘッ
ド36a,36bと、各ヘッド36a,36bに固着さ
れた罫線ロール26a,26bとで構成されている。罫
線ロール26a,26bはそれぞれ外周面が凸,凹に形
成されており、これらが噛み合うことにより段ボールウ
ェブ30へ所定の罫入れを行なうようになっている。
【0005】なお、上記の各ヘッド35a,35b,3
6a,36bは、それぞれスリッタ軸23a,23b,
罫線ロール軸24a,24b上において、製造する段ボ
ールシート形状に応じて必要数だけ所定の位置に配設す
ることができるようになっている。図6は、3組の断裁
部21a,21b,21cと4組の罫入れ部22a,2
2b,22c,22dとを設置して(図6中では各断裁
部,罫入れ部の設置中心を黒点で示す)2丁取りとした
場合の段ボールウェブ30の加工状態を示す平面図であ
り、各断裁部21a〜21cに応じてスリットが形成さ
れ、各罫入れ部22a〜22dに応じて罫線が形成され
ている。なお、図6中の基準線L1,L2と図3におけ
る基準線L1,L2とは対応している。
【0006】また、1台のコルゲートマシンには、図3
に示すように通常2台のオートスリッタスコアラ20
A,20Bが直列に配設されているが、これは1台が稼
動中に別の1台は次オーダーに対する前準備(オーダー
チェンジ)を行ない待機させておくことができるように
するためである。このオーダーチェンジについて説明す
ると、現行オーダーの製造が完了すると、段ボールウェ
ブ30の上側に設けられたスリッタ軸23a及び罫線ロ
ール軸24aは、図3に示す下流側のオートスリッタス
コアラ20Bのように上方の待機位置まで移動する。こ
のとき、同時にスリッタ軸23a,23b,罫線ロール
軸24a,24bに駆動力を伝達する図示しない駆動系
統の電磁クラッチが切り離され、スリッタ軸23a,2
3b,罫線ロール軸24a,24bの回転が停止する。
次いで、ヘッド35a,35b,35c,35dを一旦
格納した後、再配置する。
【0007】つまり、図7に示すように(図7ではスリ
ッタ軸23aについて示している)、一旦ヘッド35a
をキャリア41によりストレージ位置(実線で示す位
置)まで搬出し、その後、再び次オーダーの設定位置
(一点鎖線で示す位置)に順次搬送設置するのである。
これは、スリッタ軸23b,罫線ロール軸24a,24
bにおいても同様である。
【0008】なお、キャリア41は、スリッタ軸23a
と平行して設けられた搬送用ネジ棒44上に螺合して配
設されており、付設されたモータ45により搬送用ネジ
棒44を回転させることにより、搬送用ネジ棒44上を
移動するようになっている。キャリア41の移動量は、
モータ45に付設されたエンコーダ48を通じて検出さ
れるようになっており、これに基づいてキャリア41の
軸方向における位置を検出できるようになっている。
【0009】また、キャリア41の端部にはプッシャ4
2が取り付けられており、このプッシャ42は図8
(b)に示すように、開閉装置49の作動により先端を
開閉することによってヘッド35aへの係合とその解除
とができるようになっている。すなわち、プッシャ42
は図8(b)に示すように、ヘッド35aを把持しうる
ように対をなして設けられ、ヘッド35aに当接し把持
する先端(作用端)を揺動しうるように中間部をキャリ
ア41に枢着されている。
【0010】さらに、各プッシャ42の基端側には、油
圧シリンダを有する開閉装置49が設けられており、油
圧シリンダの伸縮に応じて各プッシャ42の作用端を開
閉して、ヘッド35aを把持する状態と、ヘッド35a
を開放して、ヘッド35aと干渉することなくスリッタ
軸23aの軸線方向に移動させることができるようにな
っている。
【0011】そして、ヘッド35aの位置設定について
は、先ずストレージ位置に待機する複数のヘッド35a
(ここでは便宜上ヘッド50,51,52,53,54
とする)のうち次オーダーで使用する最後端のヘッド5
0の外側にプッシャ42を配置し、開閉装置49の作動
により先端を閉口してヘッド50を把持する。そして、
モータ45を駆動してキャリア41を前進させることに
よりプッシャ42を介してヘッド50を押し、ヘッド5
0,51,52,53,54をそれぞれの所定の位置ま
で搬送していく。
【0012】まず、ヘッド50が所定の位置に達したと
ころでプッシャ42を開口し、ヘッド50の係合を解除
して所定の位置に配置する。そして、プッシャ42を開
口したままキャリア41を僅かに前進させ、2番目のヘ
ッド51の後端部においてプッシャ42を閉口してヘッ
ド50を把持する。この状態で再びキャリア41を前進
させ、ヘッド51が所定の位置まで達したところでプッ
シャ42を開口してヘッド51を配置する。以後、同操
作を順次繰り返すことによって各ヘッド52,53,5
4を各所定の位置へ配置していく。また、対設させたス
リッタ軸23b上のヘッド35bについても上記と同様
の方法によって所定の位置に配置する。罫線ロール軸2
4a,24bについても同様である。
【0013】このようにして各スリッタ軸23a,23
b,罫線ロール軸24a,24b上に配置されたヘッド
35a,35b,36a,36bは、図示略の可動キー
によってそれぞれの所定の位置に固定されるようになっ
ている。図8(a)は断裁部21における設定例を示す
図であるが、スリッタ軸23a,23b上におけるヘッ
ド35a,35bの初期設定位置としては、図8(a)
に示すように、スリッタナイフ25a,25bの隙間S
が1.0〜1.5mmとなるのが理想的である。
【0014】そして、スリッタ軸23aを切断位置まで
下降させた後、さらにヘッド35aを図8(a)におけ
る左側へ2mm程度移動させ、スリッタナイフ25a,
25bを所定の押圧力で互いに圧接させるようになって
いる。このときのスリッタナイフ25a,25bの初期
接触圧は切れ味や寿命に直接的に影響するものであり、
したがって、前提となるヘッド35a,35bの初期固
定位置精度は非常に重要な要素である。また、罫線ロー
ル36a,36bの初期固定位置についても同様であ
り、罫線ロール36a,36bは前述のようにそれぞれ
の凸,凹が整合して対をなすことにより機能するもので
あるため、正確に対応させる必要がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のヘッド位置決め装置では、キャリア41にそな
えられたプッシャ42には、係合するヘッド35aを後
方から押し出して移送すだけの機能しかなく、キャリア
41を停止させようとしたとき、ヘッド35aが慣性に
よりプッシャ42から離れてしまい、目標固定位置から
オーバーランしてしまうことがあった。そして、このと
きの目標固定位置からのズレ量ΔSはヘッド35aの重
量及び搬送速度、ヘッド35aとスリッタ軸23aとの
間の摩擦係数等の諸条件によって大幅に変動するもので
あり、ズレ量ΔSを見込んで目標固定位置を設定するこ
ともできなかった。
【0016】このため、従来のヘッド位置決め装置で
は、スリッタナイフ及び罫線ロールの目標固定位置から
のオーバーランにより、段ボールウェブ上のスリッティ
ング及び罫入れ位置がずれてしまい製品寸法が不正確に
なったり、また、過剰な接触圧によりスリッタナイフ,
罫線ロールの耐久性が低下し、断裁加工,罫入れ加工の
精度が低下するといった課題があった。
【0017】また、キャリアの搬送速度を低速にすれ
ば、スリッタナイフ及び罫線ロールの目標固定位置から
のオーバーランも小さくなるが、この場合はオーダーチ
ェンジに要する時間が長くなり生産性が低下するという
課題が生じる。本発明は、このような課題に鑑み創案さ
れたもので、ヘッドの位置決め精度を確保するととも
に、高速搬送をも可能にした、ヘッド位置決め装置を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のヘッド位置決め装置は、コルゲートマシン
のスリッタスコアラにそなえられ、第1の軸線上を移動
しうる複数のヘッドと、該第1の軸線と平行な第2の軸
線上を移動しうるキャリアとをそなえ、該キャリアによ
り該複数のヘッドのストレージ及び位置決めを行なうヘ
ッド位置決め装置において、該キャリアが、移動方向後
側に配設され該ヘッドへ向けて突出して該ヘッドに移動
方向へ向けて当接しうるプッシャと、移動方向前側に該
複数のヘッドのストレージ時のピッチと等間隔に穿設さ
れた複数の溝とをそなえるとともに、該複数のヘッドの
最前部のヘッドが、該キャリア側へ突出して該複数の溝
に嵌入しうるストッパをそなえていることを特徴として
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1,図2は本発明の一実施形態
としてのヘッド位置決め装置を示す図であり、図1
(a)はその構成を示す部分正面図、図1(b)は
(a)のA方向矢視側面図、図2はその動作説明図であ
る。
【0020】まず、本ヘッド位置決め装置の構成につい
て説明すると、図1(a),(b)に示すように、従来
と同様に段ボールウェブ10の横幅方向にはスリッタ軸
3が設けられており、さらにこのスリッタ軸3よりも外
方(図1では上方)にスリッタ軸3と平行にヘッド用レ
ール(第1の軸線)7が掛け渡されている。このヘッド
用レール7上には複数のヘッド4A〜4Eが移動可能に
配設されており、各ヘッド4A〜4Eはそれぞれ2つの
アーム12a,12bをそなえ、各アーム12a,12
bの先端はスリッタ軸3に軸支されている。これらのヘ
ッド4A〜4Eはそれぞれ図示しない可動キーをそなえ
ており、この図示しない可動キーによりヘッド用レール
上の任意の位置に固定できるようになっている。なお、
ここでは5個のヘッド4A,4B,4C,4D,4Eが
配設されている場合を例示するが、それ以外の個数を配
設することはもちろん可能である。
【0021】また、スリッタ軸3には、ヘッド4A〜4
Eに対応して、スリッタナイフ5A,5B,5C,5
D,5Eがスリッタ軸3と一体に回転するように軸支さ
れており、それぞれ対応するヘッド4A〜4Eのアーム
12a,12bの相互間で横幅方向(スリッタ軸3の軸
方向)の移動を規制されている。これにより、各スリッ
タナイフ5A〜5Eは、対応するヘッド4A〜4Eのヘ
ッド用レール7上の移動とともにスリッタ軸3上を移動
するようになっている。
【0022】ヘッド4A〜4Eの移動は、スリッタ軸3
と平行のキャリア用レール6上に配設されたキャリア1
を介して行なわれるようになっている。キャリア1は、
エアシリンダ等の伸縮手段16の伸縮を通じてヘッド4
A〜4E側へ突出しうるプッシャ2をそなえており、伸
縮手段16を作動してプッシャ2を突出させてプッシャ
2の先端部をヘッド4A〜4Eの係合部4aに係合さ
せ、ヘッド4A〜4Eを後方から押して移動させること
ができるようになっている。
【0023】なお、キャリア1には走行用モータ9がそ
なえられており、このモータ9の出力軸に固設された歯
車9Aをキャリア用レール6に噛合させることにより、
キャリア用レール(第2の軸線)6上を自走するように
なっている。そして、キャリア1の移動量はモータ9に
付設されたエンコーダ8により検出できるようになって
おり、検出された移動量をもとにキャリア1の位置制御
が行なわれるようになっている。また、このキャリア1
の駆動手段としては、例えば従来技術(図7参照)と同
様にキャリア用レール6を搬送用ネジ棒とし、この搬送
用ネジ棒6を図示しないモータにより回転させることに
より軸方向へ移動させるような構成のものでもよい。
【0024】また、ヘッド4A〜4Eのうち、先端(図
1では右側)のヘッド4Aには、エアシリンダ等の伸縮
手段13の伸縮を通じてキャリア1側へ突出しうるスト
ッパ14がそなえられている。一方、キャリア1に固定
された下方部材15には複数の溝15a〜15eが設け
られ、これらの溝15a〜15eはスリッタ軸3上のヘ
ッド4A〜4Eの個数分が設けられており、図1ではヘ
ッド4A〜4Eに対応して5つの溝15a,15b,1
5c,15d,15eが設けられている。そして、伸縮
手段13を伸長させてヘッド4Aのストッパ14を突出
させた時、ストッパ14の先端部がこれらの溝15a〜
15eのいずれかに嵌合するようになっている。
【0025】また、これらの溝15a〜15eのピッチ
は、ヘッド4A〜4Eの1個当たりの厚さ、つまり互い
に接触させた状態での間隔Pに対応しており、また、プ
ッシャ2と溝15a〜15eとは、ヘッド4A〜4Eを
互いに接触させた状態でプッシャ2をヘッド4Eの係合
部4aに係合させたとき、ストッパ14を伸ばすと溝1
5aに嵌入するような位置関係になっている。
【0026】本発明の一実施形態としてのヘッド位置決
め装置は上述のごとく構成されているので、オーダーチ
ェンジに際しては、まず、スリッタ軸3がヘッド用レー
ル7とともに切断位置から待機位置へ上昇し、スリッタ
ナイフ5A〜5Eの回転が停止する。次いで、キャリア
1がキャリア用レール6上を最先端〔図1(a)では、
図示しない右方向端部〕まで移動し、伸縮手段16を伸
長させてプッシャ2を突出させる。そして、そのまま後
端方向〔図1(a)では左方向〕へ移動しながら、ヘッ
ド4Aの係合部4aにプッシャ2を係合させて後方へ押
し、全てのヘッド4A〜4Eを図1(a)に示すような
ストレージ位置まで搬出する。
【0027】ヘッド4A〜4Eがストレージ位置まで搬
出されると、キャリア1は、伸縮手段16を収納させプ
ッシャ2を後退させて後方〔図1(a)中、左方向〕へ
移動し、プッシャ2が次オーダーで使用する最後端のヘ
ッド(ここではヘッド4E)の係合部4aに対応する位
置で停止する。そこで再び伸縮手段16を伸長させてプ
ッシャ2を突出させ、ヘッド4Eの係合部4aに係合さ
せる。次に、ヘッド4Aにそなえられた伸縮手段13を
伸長させてストッパ14をキャリア1側に押出し、スト
ッパ14の先端をキャリア1の溝15aに嵌入させる。
【0028】なお、次オーダーで例えばヘッド4A〜4
Cのみ使用する場合は、プッシャ2をヘッド4Cの係合
部に係合させる。この場合、ヘッド4Aのストッパ14
は溝15cに嵌入する。このようにして、図2(a)に
示すように、キャリア1のプッシャ2とヘッド4Aのス
トッパ14とにより、次オーダーに応じた任意の個数の
ヘッド4A〜4Eがキャリア1に連結されると、まず、
キャリア1は最後部のヘッド4Eが次オーダーに応じた
所定位置に配置されるように移動する。そして、所定の
位置に達したところで一旦停止し、伸縮手段16,伸縮
手段13を収縮させてプッシャ2及びストッパ14をい
ずれも後退させてキャリア1とヘッド4A〜4Eとの係
合を解除する。
【0029】最後部のヘッド4Eを配置した後、キャリ
ア1は僅かに前進して、つまり1ピッチ分の距離Pだけ
移動してプッシャ2を伸長しヘッド4Dに係合させ、続
いてヘッド4Aにおいて伸縮手段13を伸長させてスト
ッパ14を突出させ、ストッパ14先端を溝15bに嵌
入させる。このようにして再びキャリア1とヘッド4A
〜4Dとが連結されると、次はヘッド4Dを所定の位置
に配置すべく移動する。
【0030】そして、図2(b)に示すように、以上の
動作を順次繰り返し行なうことにより、ヘッド4A〜4
Eを次オーダーに応じた所定の位置に配置する。このよ
うに、本ヘッド位置決め装置によれば、次オーダーで使
用するヘッド4A〜4Eの最前部のヘッド4Aをストッ
パ14を介してキャリア1に係合させ、最後部のヘッド
4Eはキャリア1のプッシャ2により保持するため、ヘ
ッド4A〜4Eとキャリア1とが一体に連結され、キャ
リア1の停止時にヘッド4A〜4Eが慣性によりオーバ
ーランすることを防止できる。
【0031】そして、最後部のヘッド4Eを所定の位置
に配置した後は、残りのヘッド4A〜4Dをキャリア1
に一体連結して次の配置位置まで移動し、これを残りの
全てのヘッド4A〜4Dを配置するまで繰り返すため、
全てのヘッド4A〜4Eにつきキャリア1の停止時のオ
ーバーランが防止でき、次オーダーに応じた所定の位置
に正確に配置することができる。
【0032】このため、オーダーチェンジにおけるヘッ
ド4A〜4Eの搬送を高速化することが可能になり、再
設定時間が短縮され生産性を向上させることができる。
また、ヘッド4A〜4Eを正確に配置することがきるた
め、高い段ボールウェブ10の断裁加工精度が得られ、
製品シートの品質の向上が可能となり、同時に、切断位
置へのセット時のスリッタナイフ5A〜5Eの接触圧も
適正に保たれ、耐久性の向上が図られるという利点もあ
る。
【0033】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。例えば、本発明は上
述のスリッタナイフ5A〜5Eの位置決めのみならず、
罫入れ加工を行なう罫線ロールの位置決めへの適用もも
ちろん可能であり、この場合は、高い段ボールウェブ1
0の罫入れ加工精度が得られ、かつ罫線ロールの耐久性
の向上を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のヘッド位
置決め装置によれば、最前部のヘッドにそなえられたス
トッパがキャリアの溝に嵌入し、キャリアにそなえられ
たプッシャが、使用するヘッドのうちの最後部のヘッド
を保持することにより、複数のヘッドとキャリアとが一
体に連結されるので、キャリアの停止時にヘッドが慣性
によりオーバーランすることを防止でき、これにより、
ヘッドを所定の位置に正確に配置することができるとと
もに、ヘッドの搬送を高速化することが可能になり再設
定時間が短縮され生産性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのヘッド位置決め装
置の構成を示す図であり、(a)はその部分正面図、
(b)は(a)のA方向矢視側面図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのヘッド位置決め装
置の動作説明図であり、(a),(b)はそれぞれその
動作の過程を示す。
【図3】従来のヘッド位置決め装置が適用される一般的
なオートスリッタスコアラの構成を示す側面図である。
【図4】従来のヘッド位置決め装置が適用されるオート
スリッタスコアラの断裁部の構成を示す模式的部分正面
図である。
【図5】従来のヘッド位置決め装置が適用されるオート
スリッタスコアラの罫入れ部の構成を示す模式的部分正
面図である。
【図6】図5に示すオートスリッタスコアラによる段ボ
ールウェブの加工状態を示す平面図である。
【図7】従来のヘッド位置決め装置の構成を示すととも
に、オーダーチェンジに伴うヘッドの位置決め要領を説
明する模式的正面図である。
【図8】従来のヘッド位置決め装置における課題を説明
する図であり、(a)はそのヘッドを示すスリッタ軸の
要部正面図、(b)はそのヘッドを示すスリッタ軸の横
断面図である。
【符号の説明】
1 キャリア 2 プッシャ 3 スリッタ軸 4A〜4E ヘッド 4a 係合部 5A〜5E スリッタナイフ 6 キャリア用レール(第2の軸線) 7 ヘッド用レール(第1の軸線) 8 エンコーダ 9 モータ 9A 歯車 10 段ボールウェブ 12a,12b アーム 13 伸縮手段 14 ストッパ 15 下方部材 15a〜15e 溝 16 伸縮手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲートマシンのスリッタスコアラに
    そなえられ、第1の軸線上を移動しうる複数のヘッド
    と、該第1の軸線と平行な第2の軸線上を移動しうるキ
    ャリアとをそなえ、該キャリアにより該複数のヘッドの
    ストレージ及び位置決めを行なうヘッド位置決め装置に
    おいて、 該キャリアが、 移動方向後側に配設され該ヘッドへ向けて突出して該ヘ
    ッドに移動方向へ向けて当接しうるプッシャと、 移動方向前側に該複数のヘッドのストレージ時のピッチ
    と等間隔に穿設された複数の溝とをそなえるとともに、 該複数のヘッドの最前部のヘッドが、該キャリア側へ突
    出して該複数の溝に嵌入しうるストッパをそなえている
    ことを特徴とする、ヘッド位置決め装置。
JP27586097A 1997-10-08 1997-10-08 ヘッド位置決め装置 Expired - Fee Related JP3576362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27586097A JP3576362B2 (ja) 1997-10-08 1997-10-08 ヘッド位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27586097A JP3576362B2 (ja) 1997-10-08 1997-10-08 ヘッド位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11114880A true JPH11114880A (ja) 1999-04-27
JP3576362B2 JP3576362B2 (ja) 2004-10-13

Family

ID=17561448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27586097A Expired - Fee Related JP3576362B2 (ja) 1997-10-08 1997-10-08 ヘッド位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3576362B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326293A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 段ボールシートの加工装置
CN103963359A (zh) * 2014-05-08 2014-08-06 上海绿顺包装机械有限公司 一种高强度竖瓦楞板的连续生产线

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101939800B1 (ko) * 2017-01-12 2019-01-17 최대근 슬리터 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326293A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 段ボールシートの加工装置
JP4544777B2 (ja) * 2001-04-27 2010-09-15 三菱重工業株式会社 段ボールシートの加工装置
CN103963359A (zh) * 2014-05-08 2014-08-06 上海绿顺包装机械有限公司 一种高强度竖瓦楞板的连续生产线

Also Published As

Publication number Publication date
JP3576362B2 (ja) 2004-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5671953B2 (ja) 筋付け装置及び画像形成システム
US5152205A (en) Rotary shear
EP1770038B1 (en) Paper splicing apparatus
JPH06298414A (ja) コアのないウエブ材料のログを製造する巻替機械およびその方法
JPH0116664B2 (ja)
GB2098752A (en) Automated cut-to-mark control for cut-off machine
JP3576362B2 (ja) ヘッド位置決め装置
JP2995553B2 (ja) 巻取機における巻芯管位置設定装置
EP0458340A2 (en) Slitterscorer
JP6392989B2 (ja) 刃切断装置及び刃切断方法
JP3649755B2 (ja) 本表紙を機械的に製造するための背心を所定長に裁断して表紙と接合する装置
CN101778788B (zh) 具有并行传送胶带的印刷机折页器
JP2013212908A (ja) シート材の位置調整方法及びシート材の位置調整装置
JP2000309458A (ja) 一定直径のベースを有するインジェクタ回転処理装置および一様な速さで進む細長いウエブを取り扱う方法
JPS587375B2 (ja) 線材又は帯材からリングを曲成する方法及び装置
JPH11222352A (ja) 用紙積載装置の用紙整合方法
US4624161A (en) High-speed cutting apparatus for card sheets
JP5625493B2 (ja) 筋付け装置、及び画像形成システム
CN210952777U (zh) 一种柔版机的模切检测机构
JPS643669Y2 (ja)
JPH05193026A (ja) スリッタスコアラ
SU1260251A1 (ru) Устройство дл поперечной фальцовки тетрадей в фальцевально-резальном аппарате рулонной ротационной печатной машины
JPH0613195Y2 (ja) 連続用紙の切断装置
JPS59165943A (ja) 積層鉄芯製造装置の位置決め装置
JPS6315244Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040611

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040622

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040707

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees