JPH06298414A - コアのないウエブ材料のログを製造する巻替機械およびその方法 - Google Patents

コアのないウエブ材料のログを製造する巻替機械およびその方法

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JPH06298414A JP6018385A JP1838594A JPH06298414A JP H06298414 A JPH06298414 A JP H06298414A JP 6018385 A JP6018385 A JP 6018385A JP 1838594 A JP1838594 A JP 1838594A JP H06298414 A JPH06298414 A JP H06298414A
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log
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ログの巻取りが安全にかつ信頼性をもって開始
される、コアのないウエブ材料(N) のログ(R) を製造す
る巻替機械の提供。 【構成】コアのないウエブ材料(N) のログ(R) を製造す
る巻替機械は、ウエブ材料が供給される第１巻取ローラ
(1) 、第１ローラと同じ方向に回転しかつウエブ材料が
通過するニップ(4) を形成する第２巻取ローラ(3) 、前
記第２巻取ローラ(3) の面を前記第１ローラ(1) に向か
って動かす装置(15, 17)、およびその巻取りの終りに、
前記ウエブ材料を切断してログ(R) とする装置を有す
る。成形の間にログ(R2)を支持し、前記ローラ(1, 3)の
間のニップ(4) の上流に設置された面（21,21A)が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は巻取り用のコアを有しないウエブ
材料のログを製造する巻替機械に関する。巻替機械はそ
の上にウエブが巻かれる軸も有しない。とくに本発明は
ウエブ材料がその上に供給される第１巻取ローラ、第１
巻取ローラと同じ方向に回転しかつそこを巻取られるウ
エブ材料が通過するニップを形成する第２巻取ローラ、
前記巻取ローラの面を互いに接近させる装置、および前
記ウエブ材料をログの巻取りの終りにかつつぎのログの
巻取りの初めに切断する装置を有する巻替機械に関す
る。さらに本発明は中央のコアなしに巻取られるエブ材
料のロールまたはログを製造する方法に関する。
【０００２】上記型の巻替機械はイタリヤ国特許第１２
０１２２０号に記載されている。該特許にしたがって構
成された巻替機械は巻取りの最初の段階においていくつ
かの困難性が認められる。本発明はこれら従来技術の機
械における欠点を解決した新規な巻替機械および新規な
方法に関する。本発明の第１の目的はログの巻取りが安
全にかつ信頼性をもって開始される、上記型り巻替機械
を提供することにある。本発明の別の目的は、ログ成形
の最初の段階の間、ウエブ材料の自由な先端がそれ自体
の上に巻かれてログの最初の巻きを形成するとき、ログ
は二つのローラの間の巻取りニップから外れることのな
い、巻替機械を提供することにある。
【０００３】ログ巻取りの開始を容易にするため、堅い
管状コアまたは軸なしに、巻取りがウエブ材料自体の先
端において開始されるとき、形成されるログを巻取ロー
ラの軸線と整合する必要がある。本発明はログが直ちに
それ自体巻取ローラの軸線に平行に位置決めできるよう
にすることにより、この課題を解決する。
【０００４】下記の説明を一読することによりこの技術
に通じた人々に明らかになる、これらのおよび別の目的
および利点は、前記巻取ローラによって画定されるニッ
プの上流に形成されるログを支持するための面を備える
ことによって達成される。とくに、支持面は複数の歯を
備えたくし型で、その先端は、少なくともログの最初の
巻取り段階の間、第２巻取ローラの面の対応する環状溝
に配置される。この配置は第２巻取ローラの外側円筒面
のとぎれることなく移行する支持面を提供する。ウエブ
の自由な先端がそれ自体の上に巻かれ始め、（ほぼ巻取
ローラ間のニップの中心線において）ログの形成が開始
されるとき、前記ログは二つの巻取ローラの反対方向に
移動する面の間で回転され始める。またログは、（最小
値であったとしても）巻取られるウエブ材料の張力のた
め、（そこにウエブ材料が進入する）ニップの上流側に
向って移動する。
【０００５】ニップ上流に支持面を設けたことはログ
が、もっとも厳しい、最初の異なった巻取り状態を解決
するのを助ける。とくに、ニップ上流の面は、ローラと
の整合を確実にしかつログが入ってくるウエブが向って
いるニップから外れることを防止することにより、ログ
が裂断することなくその形成を開始する際、ログが回転
するのを助ける。最初の巻取り段階の間、すなわち、ロ
グの最初の内部コアのみがきわめて少数の巻きによって
形成されたとき、前記ログは堅くなく換言すれば軟らか
くかつ変形可能であり、その軸線方向に沿って変形する
ことができる。そのような変形はログの一部をその理論
的かつ正確な位置に対して不整合とする。面が設けられ
るとき、第２巻取ローラとの接触が緩むため、ログの一
部でも上流に移動しようとするならば、固定支持面上の
前記ログの回転はログの前記変形した部分をニップの中
心線に向ってふたたび移動させる。
【０００６】形成過程のログは巻取ローラの面の間の周
速の差のためニップを通過し、その差は一定または可変
とされる。最初の巻取り段階の間、すなわちログの最初
の巻きが形成されるとき、第２巻取ローラの速度は、そ
れを支持面上に移動させるように、ログを僅かに後方に
（すなわち上流に）押すような速度である。そこで第１
の巻きは巻取ローラの軸線に平行な位置を占める。ま
た、ローラ間の適当な周速の差は、巻取ローラとの接触
を緩ませる、最初の段階におけるログの好ましくない急
速な前進を防止する。ローラ面間の速度差による、巻回
中のログの制御および変位のため、ローラの面がその長
さの大部分に亘って大きい摩擦係数をもつことが必要で
ある。本発明は下記の記載および実際的なしかし限定的
でない本発明の実施例を示す図面によって一層よく理解
することができるであろう。
【０００７】本発明に関連する基本的要素のみが図示さ
れている巻替機は、第１巻取ローラ１を有し、その上に
（たとえば公知の穿孔機からくる）ウエブ材料Ｎが供給
される。第１巻取ローラと共働するのは第２巻取ローラ
３である。二つの巻取ローラはニップ４を画定し、そこ
ををウエブ材料Ｎが通過する。第３可動ローラ５は二つ
の巻取ローラ１および３と共働する。図示のように、ロ
ーラ５は、軸線Ａの周りで振動し、かつ要素９およびア
ーム１０を介してアクチユエータ１１に連結されるアー
ム７によって支持されている。アクチユエータ１１は矢
印ｆ５の方向の軸線Ａの周りの第３ローラ５の運動を制
御し、形成過程のログの直径の増大を許しかつ制御す
る。第２巻取ローラ３は軸線Ｂの周りを矢印ｆ３に従っ
て振動するアーム１３によって支持されている。振動運
動は要素１７（たとえば空気ピストン）を通して運動を
伝達するアクチユエータ１５によって作動される。
【０００８】巻取ローラ１に向かう巻取ローラ３の運動
が示されているが、巻取ローラ３は振動しないで巻取ロ
ーラ１が巻取ローラ３に向かって動かされるようにする
ことも可能である。また図１に符号６によって略図的に
示された穿孔機は、すべてがこの技術において公知のよ
うに、ウエブ材料に均一に離れた孔の線（その線に沿っ
てウエブが切断される）を形成する。図１は最終巻取り
工程にあるログＲ１を示す。ログは矢印によって示され
た方向に回転する三つのローラ１，３，５によって画定
される巻取空間内に保持される。ログＲ１が完成したと
き、ログはローラ３および５の一方または双方の回転速
度を変化することにより面１９に向かって排出される。
たとえば、ローラ５は加速され、それによりログＲ１の
ローラ３の面上へ転がらせる。
【０００９】成形されたログＲ１を排出できるようにし
かつ新しいログの巻取りを開始するため、所定の瞬間に
ウエブ材料Ｎを切断することが必要である。図１ないし
４の実施例において、ウエブ材料Ｎの切断および新しい
ログの巻取の開始はローラ１に接近するローラ３によっ
て実施される。図２のａはローラ１と３の間にウエブ材
料Ｎを挟むためローラ３がローラ１に十分近付いた瞬間
を示す。図２のｂは二つのローラ１および３がループＳ
を作るためウエブ材料Ｎに作用する方法を示す接触区域
の拡大詳細図である。二つのローラ１および３の円周方
向の運動は反対方向であるため、ウエブ材料の挟み付け
は一方ではウエブの前進を停止しそれによりループＳと
丁度完成したログＲ１との間のウエブを横方向に破断さ
せ、同時にこうして形成された自由な先端のカールによ
って新しいログの巻取りを開始する。図３は新しいログ
Ｒ２の間は巻取り開始の段階を示し、一方完成されたロ
グＲ１はローラ５および３の表面速度の差によって面１
９に向って転がる。
【００１０】本発明を適用しうる型の機械において通常
処理されるウエブ材料は、トイレットペーパ、キッチン
タオルのような多目的拭取り紙、および同様の物品の製
造用の一枚以上の紙のきわめて薄いシートから通常作ら
れる。この材料はきわめて軽量で、毎分４００ないし８
００ｍの範囲のきわめて早い速度で供給される。穿孔機
から巻取ローラへの供給は一定速度で実施され、ローラ
の回転作用によって切断されるとき、ウエブ材料はそれ
自体の上に巻取られる傾向がある。しかしながら、支持
しかつそれらを真っ直ぐな円筒形にする支持体のない
（カードボード心もなくまた軸もしくはマンドレルもな
い）巻回材料の第１の巻きは、それらが変形したりロー
ラの間のニップから早く飛び出し機械のつまり（混乱な
いし停止）を生ずることを防止するため、正確な制御を
必要とする。
【００１１】本発明はアーム１３に取付けられ巻取ロー
ラ３と共働する支持面２１を設けることにより、それ自
体の上にウエブ材料の巻取りを適切に開始する。支持面
２１Ａは複数の歯を備えたくし状構造で（図２のｂおよ
び６）、それらはローラ３の円筒面上に形成された対応
する環状溝２３内に延長している。このように、ほぼ連
続した面が画定され、その面は一部は支持面２１および
対応する歯２１Ａによってまた一部はローラ３の円筒面
によって形成される。ローラ１および３が互いに接近し
ウエブ材料Ｎの自由端がそれ自体の上に巻き始めると
き、ログのコア部分を形成する第１の巻回がローラ１お
よび３の軸線ＣおよびＤに平行でないならば、成形され
るログのもっとも引込んだ部分は回転しない支持面２
１，２１Ａに接触するようになる。そこでログを真直ぐ
にしてその軸線を軸線ＣおよびＤに平行にするように徐
々にログを押す作用が生ずる。
【００１２】支持面２１の存在は第１の巻取段階の間
（すなわち、ほんの数巻きが自由端のカールによって形
成されるとき）ログの不整合を防止できるようにし、紙
のウエブが最小の張力によってさえニップから後方に引
張られることを防止する。巻取ローラの軸線に対して形
成されるログを一層よく整合させるため、また同時に、
ログがニップ４からローラ５に向かって離れるのが早す
ぎないようにするため、第２巻取ローラ３は一時的にロ
ーラ１の周速より僅かに大きい周速にされている。この
最初の速度差はログを支持面２１に向って移動させよう
とする。支持面２１は動かないため、ログは歯２１Ａの
付近に止まろうとし（その位置でそログはローラ３の環
状溝２３内にある）、それによりログに軸線Ｃ，Ｄに平
行な位置を取らせるようにする。
【００１３】ログの巻取りが適切に開始された後、一旦
ログがかなりの大きさに達し始めると、ログはニップ４
を通ってローラ１，３および５の間の巻取区域に向って
移動することができる。これは（僅かに遅い周速で回転
する）ローラ３とローラ１との間の速度差によって得ら
れる。ニップ４を通るログの移動速度はそのような周速
の大きさの差に依存し、またローラ１および３が相対的
に徐々に離れる結果である。ウエブ先端の第１の巻きの
形成から始まるそのような分離運動は、アクチユエータ
１５によってまたは要素１７の弾性変形によってさえ達
成される。前記分離運動の運動の大きさおよび法則はニ
ップを通るログの通過速度、したがってローラ１および
３の周速の差に依存する。ローラ３の周速とログの直径
および瞬間的なまたは一時的なニップの幅の間の関係に
従って、ログがニップ４を通過する間の下方巻取ローラ
３の回転速度を変化する装置が設けられている。
【００１４】機械の集中制御ユニツト２は、第３ローラ
５および第２ローラ３を駆動しかつその速度を制御する
（図示しない）モータに、加速および減速運転データを
伝達するため設けられている。また制御ユニツト２はロ
ーラ１および３の相対的接離運動を、またローラ１，３
に対するローラ５の運動を制御するため設けられてい
る。また穿孔線がウエブ材料の切断中適当な位置にくる
ように、穿孔機６を他の機械部品と同期させることがで
きる。制御ユニツト２は図１のみに示され、明瞭のため
他の図面では省略されている。ローラ１および３の周速
の差は、一定または可変とすることができる。可変の場
合、大きい速度差は予め設定されニップ４を通るログの
通過を一層早くする。さらに、ローラ３の速度を変化し
うることは、巻取りが（上記目的のため）ローラ１の周
速より僅かに早い速度で開始され、続いてローラ３が減
速され、ログがニップ４を通過することができるように
する。
【００１５】図３および４は巻取空間へのログＲ２の移
送段階の二つの連続した瞬間を図示し、その間前に形成
されたログＲ１は排出される。機械運転を簡単にする解
決法として、ローラ５をローラ１の速度に等しい一定速
度で運転させる装置が設けられている。この場合、ロー
ラ３の減速は排出シュート１９に向って完成したログＲ
１を転がらせる。新しいログＲ２の成形の開始のためウ
エブが切断された後、完成したログＲ１がローラ１，３
および５の間であまり長い時間転がるのを防止するた
め、ローラ１および３の表面が互いに押付けられる前に
下方ローラ３の減速を開始することが好ましい。ログ整
合の制御（この段階においてログはウエブ材料の最初の
数巻きによって形成される）は、この場合、支持面２１
および小さいロールがその上で滑ることを防止するロー
ラ１および３の面の適当な摩擦係数との複合作用によっ
て達成される。
【００１６】図５はウエブ材料Ｎがニップ上流に設置さ
れた切断または裂断装置によって切断される変形実施例
を示している。同様の符号は図１ないし図４の実施例と
対応する部分を示している。この場合、ローラ１および
３の相互に接近する運動は単にその先端を巻上げるため
のものであり、一方ウエブの切断はローラ１と同期して
回転する切断シリンダ２７上に取付けられた切断部材２
５によって実施される。切断部材はローラ１の面に形成
された溝２９と共働する。溝２９の付近に一列の吸込み
孔３１が設けられ、孔３１は切断後先端を保持し、先端
を巻取りが開始されるニップ（ローラ１および３の最大
接近区域）に運ぶ。切断部材２５はシリンダ２７に移動
可能に取付けられるか、またはシリンダ２７が移動可能
な軸線上に支持され、切断部材２５をローラに接近させ
る。この変形実施例の巻取り作業は、図１ないし図４に
基づいて説明したもの、とくに支持面２１の機能に関し
て、同様である。
【００１７】図６はログの巻取が開始される区域の詳細
図である。この図において、ローラ１は僅かに変形さ
れ、ローラ１内で半径方向に移動可能でかつローラ１の
ほぼ全長に亘って延びる部分３３を備えている。部分３
３は通常凹所内に設置され、その外面は完全にローラ１
の円筒面に一致している。ウエブ材料が新しいログの巻
取りを開始するため切断されなければならないとき、ロ
ーラ３は接触することなくローラ１に近付けられ、ロー
ラ１から一定の最少距離に保持される。この場合ウエブ
材料はローラ３と部分３３の外面との間に挾まれ、部分
３３の外面はその瞬間かつその目的でローラ１の面から
数十分の一ミリメートル上昇される。部分３３を上昇さ
せる機構はイタリヤ国特許第１２１３８２２号に記載さ
れたものと同様であり、その内容を本発明の説明中に引
用する。この従来の特許には、切断刃を移動する装置が
記載され、部分３３を移動するために利用することがで
きるが、勿論別の装置も部分３３を移動するため利用す
ることができる。そうでなければ、部分３３はローラ１
の代わりにローラ３に取付けることもできる。
【００１８】ローラ１および３が互いに接近したニップ
と完成したログＲ１の間のウエブ材料の切断を容易にす
るため、可動部分３３は（ローラ１に取付けられると
き）異なった特性を有する二つの部分３３Ａおよび３３
Ｂに分割される。部分３３Ａは平滑または少なくとも研
磨した鋼の面のように摩擦係数がきわめて小さい。この
装置により、ローラ３および部分３３をウエブ材料Ｎ上
に穿孔機によって形成された穿孔線の位置と同期させる
ことによって、（ローラ３および部分３３が互いに接触
するようになるとき）穿孔線を、ウエブ材料がローラ３
と部分３３の間に挾まれるその瞬間に、面３３Ａ上に位
置させることが可能である。ウエブはローラ３と面３３
Ａの間よりローラ３と面３３Ｂ間で一層しっかりと挾ま
れるため、面３３Ａにおいてウエブ材料が後方へ滑り、
したがって穿孔線に沿う裂断が起こる。裂断直後にくる
大きい摩擦係数を有する部分３３Ｂは、巻取りの開始お
よびログの最初の形成中ウエブの最初の巻きの回転の制
御を容易にする。前記装置は、ローラ１の面に、ローラ
１の面の残りの部分よりも摩擦係数の小さい狭い縦方向
に長い条片を形成することおよび適当な表面処理を施す
ことのいずれか一方または双方によって、図１ないし図
４の実施例にも使用することができる。小さい摩擦面の
存在はウエブが穿孔線を有しないときでさえも裂断を一
層容易にする。巻取ローラの面が互いに接触してウエブ
材料を裂断させかつ巻取りを開始させるとき、ウエブ材
料はニップの上流で弛むまたは緩む傾向がある。そこ
で、この張力の低下がウエブ材料のさらに上流に広がる
ことを防止する適当な装置が設けられる。この目的に適
した装置は、ローラ１の周囲に支持される区域において
ウエブ材料と接触する、モータ駆動またはアイドラ型の
小さいローラからなっている。そのような小ローラは図
１において一点鎖線で示されかつ符号 101を付されてい
る。ローラ 101はウエブをローラ１に対して挾み付け、
ウエブ材料Ｎがローラ 101の上流で緩むことを防止して
いる。
【００１９】ローラ１の円筒壁の複数の吸込み孔 103の
ような別の装置が緩みを防止するため設けられ（図６参
照）、吸込み孔 103はウエブ材料を前記ローラ１の面に
付着させる。二つの解決法は交換または組合わせること
ができ、図面に示されたすべての実施例に対して置換ま
たは組合わせることができる。吸込み装置を使用すると
き、孔 103の内部の真空はこの技術において公知方法で
適当な時刻に供給することができる。ローラ１および３
がウエブ材料をその間に挾むときそれらの間の過大な衝
撃または圧縮負荷を回避するため、また巻取りの開始を
容易にするため、前記面の少なくとも一方は図１におい
てローラ１に対して示されたようにゴムのような変形材
料から作ることができる。変形部分はローラ３に対して
接触するローラ１の面の単一の縦方向条片に限定され
る。そうでもなければ、変形面はローラ３の溝付き面と
することができる。図面は本発明の単なる実際的表示と
しての例示に過ぎず、形式および配置において、本発明
がその基礎とする構想の範囲から離れることなく、変更
することができる。特許請求の範囲に使用した参照符号
は、説明と図面を対照して、特許請求の範囲の理解を助
けるためのもので、特許請求の範囲に記載された保護範
囲を限定するものでない。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の作動段階における、本発明による巻替機
械を示す線図である。
【図２】ａは第２の作動段階における、本発明による巻
替機械を示す線図であり、ｂはａの一部の拡大詳細図で
ある。
【図３】第３の作動段階における、本発明による巻替機
械を示す線図である。
【図４】第４の作動段階における、本発明による巻替機
械を示す線図である。
【図５】本発明による巻替機械の僅かに変形した実施例
を示す図である。
【図６】第１巻取ローラの僅かに変形した実施例を備え
た巻取り区域の詳細図である。
【符号の説明】
１ 第１巻取ローラ ３ 第２巻取ローラ ４ ニップ ５ 第３巻取ローラ １３ 支持装置 １５ アクチユエータ １７ 要素 ２１ 支持面 21Ａ 歯 ２３ 環状溝 ２５ 切断部材 ２７ 切断シリンダ ２９ 溝 ３１ 吸込み孔 ３３ 部分 101 ローラ 103 吸込み孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年２月１５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年３月１５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ウエブ材料がその上に上流から下流方向
    に供給される第１巻取ローラ(1) 、 第１巻取ローラ(1) と同じ方向に回転しかつ巻取られる
    ウエブ材料が上流から下流方向に通過するニップ(4) を
    それらの間に形成する第２巻取ローラ(3) 、 前記巻取ローラの面を互いに接近させる装置(15, 17)、
    および前記ウエブ材料をログ(R1)の巻取りの終りに切断
    する装置を有する巻取コアまたは巻取マンドレルのない
    ウエブ材料のログ(R) を製造する巻替機械において、 前記巻替機械は前記ローラ(1, 3)の間にニップ(4) の上
    流に配置された支持面を有し、該面はログ(R2)をその巻
    取りの始めに支持することを特徴とする巻替機械。
  2. 【請求項２】 前記支持面(21, 21A) はくし型でかつ前
    記巻取ローラ(3) の面上の各環状溝(23)と共働する複数
    の歯(21A) を有し、前記歯の先端は前記環状溝内に少な
    くともログ巻取りの最初の段階の間配置され、前記支持
    面の一部は前記環状溝(23)から上流に突出していること
    を特徴とする請求項１に記載の巻替機械。
  3. 【請求項３】 前記第２巻取ローラは支持装置(13)を有
    し、前記支持面(21,21A)は前記支持装置(13)に固定され
    ていることを特徴とする請求項１または２に記載の巻替
    機械。
  4. 【請求項４】 機械が第１巻取ローラ(1) に対して前記
    第２巻取ローラ(3)の速度を制御し、それにより第２巻
    取ローラ(3) の周速を第１巻取ローラ(1) の周速より、
    少なくともログを形成する最初の巻取り段階の間、遅く
    維持する装置(2) を有することを特徴とする請求項１な
    いし３のいずれか一項に記載の巻替機械。
  5. 【請求項５】 前記第１(1) および第２(3) 巻取ローラ
    の周速の差はまず前記ニップから前記支持面に向う上流
    のログの運動をついでニップ(4) を通る下流のログの運
    動を生ずるように変更されることを特徴とする請求項４
    に記載の巻替機械。
  6. 【請求項６】 前記第１巻取ローラ(1) および第１巻取
    ローラ(3) の周速の差は一定であることを特徴とする請
    求項４に記載の巻替機械。
  7. 【請求項７】 第２巻取ローラ(3) の周速はログにニッ
    プを下流に通過させるように減速され、ついで増速され
    それにより二つの巻取ローラの周速がほぼ等しくなるこ
    とを特徴とする請求項４に記載の巻替機械。
  8. 【請求項８】 機械は前記ニップ上流のウエブ材料(N)
    を切断する装置(25,27, 29) 、および少なくとも切断部
    上流のウエブ材料の先端を保持しかつ前記先端を前記ニ
    ップ(4) に移送する保持装置(31)を有することを特徴と
    する請求項１ないし７のいずれか一項に記載の巻替機
    械。
  9. 【請求項９】 機械が形成の過程においてログの直径を
    制御する第３の可動巻取ローラ(5) を有することを特徴
    とする請求項１ないし８のいずれか一項に記載の巻替機
    械。
  10. 【請求項１０】 ａ）ウエブ材料(N) を支持する第１巻
    取ローラを設けること、 ｂ）第１巻取ローラとともにそこを通ってウエブ材料が
    供給されるニップを画定する、前記巻取ローラと同じ方
    向に回転する第２巻取ローラを設けること、 ｃ）前記ウエブを上流から前記ニップを通って下流の位
    置に動かすこと、 ｄ）前記ウエブ材料のコアのないログを形成すること、 ｅ）ウエブ材料をログ巻取りの終りに切断しそれにより
    前記ウエブにつぎのログの巻取り用の先端を形成するこ
    と、 ｆ）巻取ローラを互いに接近させ、ウエブ材料を、その
    端部付近で、それらの間に把持し、それ自体の上にカー
    ルさせ、前記ウエブ材料の新しいログの巻取りを開始す
    ること の各工程を有するウエブ材料を巻いて、コアのないログ
    を製造する方法において、 ログ形成の間、少なくとも最初の巻取りの間、前記ニッ
    プ上流に配置された支持面上に前記ログを支持すること
    により保持することを特徴とする前記方法。
  11. 【請求項１１】 前記第１および第２巻取ローラの少な
    くとも一方の速度を、第２巻取ローラがウエブ材料の最
    初の巻取り段階の間第１巻取ローラの周速より一時的に
    大きい周速で回転するように制御し、周速の差は前記支
    持面に向い上流の形成過程においてログを最初に移動す
    るようなものである請求項１０に記載の方法。
  12. 【請求項１２】 巻取ローラによって画定されるニップ
    の上流でウエブ材料を切断することを特徴とする請求項
    １０または１１に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 ウエブ材料を巻取ローラの面の間に挟
    むことによって切断することを特徴とする請求項１０ま
    たは１１に記載の方法。
  14. 【請求項１４】 ａ）第３巻取ローラを第１および第２
    巻取ローラの下流に設け、前記第３巻取ローラは形成過
    程の間にログの直径が拡大するとき移動可能であるこ
    と、 ｂ）ログを、最初に第１および第２巻取ローラのみに接
    触させて前記二つのローラの間で巻取りサイクルの最初
    の段階を実施し、ついで前記第１巻取ローラおよび第２
    巻取ローラを直径が大きくなるとき徐々に離すように保
    持すること ｃ）ログを形成過程においてニップから第１、第２およ
    び第３巻取ローラによって画定される巻取り空間に移送
    し、ついで巻取りを完了すること の各工程を有することを特徴とする請求項１０ないし１
    ３のいずれか一項に記載の方法。
  15. 【請求項１５】 第１および第２巻取ローラはサーボ機
    構制御運動を加えることによりまたはログ直径が大きく
    なることによって生ずる変形力を加えることにより徐々
    に互いに離されることを特徴とする請求項１４に記載の
    方法。
  16. 【請求項１６】 前記二つのローラの軸線の間の距離が
    変化するとき、二つのローラの間のログの巻取りの第１
    段階の間、第１および第２巻取ローラの周速の差を変化
    することを特徴とする請求項１４または１５に記載の方
    法。
  17. 【請求項１７】 第２巻取ローラを減速し、第１および
    第２巻取ローラの間にウエブを挟む前に減速を開始させ
    ることにより完成したログを排出することを特徴とする
    請求項１４，１５または１６に記載の方法。
  18. 【請求項１８】 第１および第２巻取ローラの面の間
    を、前記一方の巻取ローラの面の部分のほぼ半径方向移
    動により少なくとも部分的に、接触させることを特徴と
    する請求項１０ないし１７のいずれか１項に記載の方
    法。
  19. 【請求項１９】 横方向の穿孔線を前記ウエブ材料上に
    ほぼ等距離離して設置することを特徴とする請求項１０
    ないし１８のいずれか１項に記載の方法。
  20. 【請求項２０】 前記巻取ローラの間にウエブ材料を把
    持している間、穿孔線がウエブ材料の前進方向に対して
    前記第１および第２巻取ローラの間の把持点のすぐ下流
    に設置されることを特徴とする請求項１９に記載の方
    法。
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