JPH11111830A - 静電吸着装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処理装置および処理方法 - Google Patents

静電吸着装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処理装置および処理方法

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JPH11111830A
JPH11111830A JP9289236A JP28923697A JPH11111830A JP H11111830 A JPH11111830 A JP H11111830A JP 9289236 A JP9289236 A JP 9289236A JP 28923697 A JP28923697 A JP 28923697A JP H11111830 A JPH11111830 A JP H11111830A
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JP
Japan
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plasma
insulating substrate
electrode
voltage
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JP9289236A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Satoyoshi
務 里吉
Hideto Sueki
英人 末木
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LCD基板のような絶縁基板であっても確実
に支持テーブルに吸着できる静電吸着装置を提供するこ
と。 【解決手段】 プラズマが形成される空間に設けられ、
絶縁基板Sを吸着するための静電吸着装置10は、絶縁体1
2とその内部に設けられた電極13とを有し、絶縁基板Sを
吸着するための吸着部材11と、電極13にDC電圧を印加
するDC電源21とを具備し、プラズマが形成された状態
で電極13にDC電圧を印加することにより、プラズマか
ら基板S上に蓄積された電荷と電極13との間に生じる静
電力により、絶縁基板Sが吸着部材11に吸着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCD基板などの
絶縁基板に対して所定の処理を行う際に適用される静電
吸着装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処
理装置および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被処理基板である半導体ウェ
ハやLCD基板のエッチングには高真空下で行われるド
ライエッチングが採用されている。ドライエッチングと
はチャンバー内に被処理基板を配置し、チャンバー内に
プラズマを形成して、そのプラズマによりエッチングを
行うものである。このようなドライエッチング方法にお
いて、エッチング特性は基板温度に大きく依存する。そ
のため基板を支持する基板支持部材に冷媒を通流させ基
板温度を制御している。また、基板と基板支持部材との
間には冷媒の伝熱効率を向上させるためにHeガス等の
熱伝達ガスを流している。
【0003】ところで、基板は基板支持部材上に固定状
態で支持する必要があり、このため、例えば被処理基板
が半導体ウェハの場合には、この半導体ウェハをクーロ
ン力のような静電力で支持部材上に吸着させて支持する
静電吸着装置が多用されている。一方、LCD基板の場
合には基板が絶縁体であるため、導体である半導体ウェ
ハと同様の原理で静電吸着することができず、したがっ
てクランプ部材などでメカニカルに基板の周縁を保持す
る方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】LCD基板は近年益々
大型化の要求が高まっており、従来のものより著しく大
型化したものが求められている。このようにLCD基板
が大型化した場合には、以下のような問題が生じる。す
なわち、基板と基板支持部材との間には伝達効率を上げ
るためにHeガスを流しているため、クランプ部材で基
板の周縁を保持する場合には、通流されるHeガスによ
って基板の中央部が膨出してしまう。この結果、基板に
対して均一な冷却が行われなくなり、エッチング特性な
どにばらつきが生じる恐れがある。
【0005】そのため、このように大型化した絶縁性の
LCD基板であっても基板支持部材上に確実にその全体
を保持することができる技術が望まれている。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、LCD基板のような絶縁基板であってもそ
の全体を確実に吸着させ支持することができる静電吸着
装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処理装
置および処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した課
題を解決するために実験と検討を加えた結果、LCD基
板のような絶縁基板であっても、静電吸着により吸着で
きるようになることを明らかにした。つまり、LCD基
板のような絶縁基板は絶縁性であるため、導電体である
半導体ウェハと同じ原理で静電吸着することはできない
が、導電体の静電吸着とは異なる原理でLCD基板のよ
うな絶縁基板の静電吸着が可能になることを知見した。
以下、この原理について、発明者の知見に基いて説明す
る。
【0008】すなわち、半導体ウェハに用いられる静電
吸着装置と同様の、絶縁体とその中に設けられた電極と
を有する静電吸着シート上にLCD基板のような絶縁基
板を載置し、電極にDC電源から所定のDC電圧を印加
するとともに基板の周囲にプラズマを形成することによ
り、基板と電極とに互いに逆電荷が生起されるため、ク
ーロン力のような静電力が発生し、この静電力により基
板が吸着される。
【0009】つまり、図1の(a)に示すように、DC
電極にDC電圧が印加されることによりプラズマから絶
縁基板上に蓄積された電荷と、DC電圧が印加された電
極とがコンデンサとして作用し、(b)のようにプラズ
マを介して閉回路を構成するため、吸着力が発生すると
いう原理である。このため、LCD基板のような絶縁基
板であっても静電吸着させることができる。本発明者の
実験によれば基板支持部材にDC電圧を印加してもエッ
チレートおよびエッチイングの均一性には悪影響を与え
ることはない。
【0010】本発明はこのような知見に基いてなされた
ものであり、第1発明は、プラズマが形成される空間に
設けられ、絶縁基板を吸着するための静電吸着装置であ
って、絶縁体とその内部に設けられた電極とを有し、前
記絶縁基板を吸着するための吸着部材と、前記電極にD
C電圧を印加するDC電圧印加手段とを具備し、プラズ
マが形成された状態で前記電極にDC電圧を印加するこ
とにより、プラズマから前記基板上に蓄積された電荷と
前記電極との間に生じる静電力により、前記絶縁基板が
前記吸着部材に吸着されることを特徴とする静電吸着装
置を提供する。
【0011】第2発明は、絶縁体とその内部に設けられ
た電極とを有する吸着部材上に絶縁基板を載置する工程
と、前記電極にDC電圧を印加する工程と、前記絶縁基
板の表面にプラズマを形成する工程とを有し、電圧が印
加された前記電極と、その電圧によりプラズマから前記
基板上に蓄積された電荷との間に生じる静電力により、
前記絶縁基板を前記吸着部材に吸着させることを特徴と
する静電吸着方法を提供する。
【0012】第3発明は、絶縁基板に対して所定の処理
が行われる処理室と、前記処理室に処理ガスを導入する
処理ガス導入手段と、前記処理室内に処理ガスのプラズ
マを形成するプラズマ形成手段と、前記処理室内におい
て前記絶縁基板を支持する基板支持部材と、前記絶縁基
板を静電吸着するための静電吸着装置とを具備し、前記
処理ガスのプラズマにより前記絶縁基板に所定の処理を
施す処理装置であって、前記静電吸着装置は、絶縁体と
その内部に設けられた電極とを有し前記絶縁基板を吸着
するための吸着部材と、前記電極にDC電圧を印加する
DC電圧印加手段とを有し、プラズマが形成された状態
で前記電極にDC電圧を印加することにより、プラズマ
から前記基板上に蓄積された電荷と前記電極との間に生
じる静電力により、前記絶縁基板が前記吸着部材に吸着
されることを特徴とする処理装置を提供する。
【0013】第4発明は、第3発明において、前記絶縁
基板と前記吸着部材との間に熱伝達用のガスを供給する
伝熱ガス供給手段をさらに有することを特徴とする処理
装置を提供する。
【0014】第5発明は、処理室内の基板支持部材上に
設けられ、絶縁体とその内部に設けられた電極とを有す
る吸着部材上に絶縁基板を載置する工程と、前記処理室
に処理ガスを導入する工程と、前記吸着部材にDC電圧
を印加する工程と、前記処理室内に処理ガスのプラズマ
を形成する工程とを有し、前記処理ガスのプラズマによ
り前記絶縁基板に所定の処理を施す処理方法であって、
電力が印加された前記電極と、その電圧によりプラズマ
から前記基板上に蓄積された電荷との間に生じる静電力
により、前記絶縁基板を前記吸着部材に吸着させること
を特徴とする処理方法を提供する。
【0015】第6発明は、第5発明において、前記絶縁
基板と前記吸着シートとの間に、熱伝達用のガスを供給
する工程をさらに有することを特徴とする処理方法を提
供する。
【0016】本発明においては、プラズマ中の電荷を基
板上に蓄積させるので、絶縁基板であっても静電吸着に
より吸着させることができ、基板全体を確実に支持する
ことができる。したがって、LCD基板のような大型の
絶縁基板であっても、熱伝達用のガスによって基板の中
央部が膨出して温度均一性を損なう等の問題を回避する
ことができる。そして、このように基板の温度を均一に
することができることから、エッチングレートのばらつ
き等を解消することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。図2は、本発明の実
施の形態に係る静電吸着装置を適用したエッチング装置
を示す断面図である。このエッチング装置は、気密に構
成されたチャンバー1を有している。このチャンバー1
のほぼ中央には、被処理体であるLCD基板Sを水平に
支持するための支持テーブル(基板支持部材)2が設け
られている。支持テーブル2の内部には冷媒流路3が設
けられ、この冷媒流路3に通流される冷媒によって、支
持テーブル2が冷却可能となっている。この支持テーブ
ル2はチャンバー1を介して接地されている。
【0018】この支持テーブル2には、LCD基板Sを
吸着させるための静電吸着装置10が設けられている。
静電吸着装置10は、支持テーブル2上面に設けられ、
ポリイミドまたはセラミック等の絶縁層12とその中に
埋設された銅等からなる電極13とを有する吸着部材1
1と、電極13にDC電圧を印加するためのDC電源2
1とから構成されている。なお、吸着部材11は、支持
テーブル2に固定されている。
【0019】電極13とDC電源21とはケーブル19
により接続されている。ケーブル19の接地側にはスイ
ッチ20が設けられ、スイッチ20を電源21側の端子
aに接続することにより電極13へ給電される。また、
スイッチ20を接地側の端子bへ接続することにより、
電極13が除電される。
【0020】なお、LCD基板Sの端部上方には額縁状
部材22が昇降可能に設けられていてもよい。このリン
グ額縁状部材22は プラズマを集中させる機能を有す
る他、従来のようにLCD基板Sの周縁を保持するため
の補助クランプとしても使用される。
【0021】吸着部材11には複数の小通孔14が形成
されている。これら小通孔14は流通管17を介してH
eガス供給系18に接続されている。この流通管17お
よび小通孔14を通って、LCD基板Sと支持テーブル
2との間に熱伝達用のHeガスが送出される。
【0022】チャンバー1の天壁近傍には、支持テーブ
ル2に対向するようにシャワーヘッド4が設けられてい
る。シャワーヘッド4は、その下面に多数のガス吐出孔
5が設けられており、かつその上部にガス導入部6を有
している。そして、ガス導入部6が円環状の絶縁部材7
を介してチャンバー1の天壁に取り付けられている。こ
の絶縁部材7により、チャンバー1とシャワーヘッド4
とが電気的に絶縁されている。また、チャンバー1は接
地されている。
【0023】ガス導入部6にはガス供給配管8が接続さ
れており、このガス供給配管8の他端には、エッチング
用の反応ガスおよび希釈ガスからなる処理ガスを供給す
る処理ガス供給系9が接続されている。反応ガスとして
は、例えばCHF3、CF4等のハロゲン含有ガスが、希
釈ガスとしては、Arガス等の不活性ガスが用いられ
る。
【0024】また、チャンバー1の底壁には排気ポート
15が形成されており、この排気ポート15には排気系
16が接続されている。そして、排気系16の真空ポン
プを作動させることにより、排気ポート15を介してチ
ャンバー1内を排気し、チャンバー1内を所定の真空度
まで減圧することが可能となっている。
【0025】シャワーヘッド4には、図示しないマッチ
ング回路を介して高周波電源23が接続されている。こ
の高周波電源23からシャワーヘッド4に高周波電力が
供給されることにより、シャワーヘッド4と支持テーブ
ル2との間の空間に高周波電界が形成され、これによっ
てその空間に処理ガスのプラズマが形成されて、LCD
基板Sに形成された膜、例えば酸化膜がエッチングされ
る。
【0026】このように構成されるエッチング装置にお
いては、まず、図示しない搬送アームによりLCD基板
Sをチャンバー1内に搬入し、このLCD基板Sを吸着
部材11上に載置する。この場合に、LCD基板Sの受
け渡しは支持テーブル2の内部を挿通し昇降可能に設け
られたリフターピン(図示せず)によって行われる。
【0027】次に、チャンバー1内を気密に保持した状
態で、排気系16に設けられた真空ポンプを作動させる
ことによりチャンバー1内を圧力10-6Torrオーダーの
高真空状態とし、その後、処理ガス供給系9から、エッ
チングガスをシャワーヘッド4のガス吐出孔5からチャ
ンバー1内へ供給する。このとき、供給されるガスの流
量によって、チャンバー1内が所定の圧力に調整され
る。
【0028】次に、電極13にDC電源21からケーブ
ル19を通じて所定のDC電圧(例えば、0〜5Kv)
を印加する。図の例では、スイッチ20を端子a側にセ
ットすることにより電圧を印加する。
【0029】この状態で、高周波電源23から所定の周
波数(例えば13.56MHz)の高周波(RF)電力
をシャワーヘッド4に供給し、シャワーヘッド4と支持
テーブル2との間の空間に高周波電界を形成する。この
高周波電界によってその空間に処理ガスのプラズマが形
成される。
【0030】このように、チャンバー1内にプラズマが
存在する状態で、上述のように電極13にDC電力が印
加されると、LCD基板Sと電極13とには互いの逆電
荷が生起されるため、両者の間でクーロン力が発生す
る。すなわち、電極13にDC電圧が印加されるとプラ
ズマからLCD基板S上に電荷が蓄積され、この電荷と
電圧が印加された電極13とがコンデンサとして作用
し、プラズマを介して閉回路を構成するため、LCD基
板Sは吸着部材11に静電吸着される。
【0031】なお、この際に、静電吸着力を補助する目
的で額縁状部材22によって、基板Sの周縁を保持する
ようにしてもよい。ただし、この額縁状部材22はプラ
ズマを集中させる機能が主であり、あくまでもLCD基
板Sを補助的に保持するために使用される。
【0032】このように基板が吸着部材11上に静電吸
着された状態で、処理ガスの流量および高周波電力の条
件を所定の値に設定し、形成された処理ガスのプラズマ
により、LCD基板Sの所定の層に対してエッチング処
理が施される。このエッチングの際には、基板Sを一定
温度に冷却すべく、支持テーブル2に形成された冷媒流
路3に冷媒を通流させて、支持テーブル2を冷却する。
この場合に、チャンバー1内は数mTorr程度の低圧に維
持されているため伝熱効率が悪く、そのままでは基板S
を有効に冷却することができないため、Heガス供給系
18から流通管17および小通孔14を介してLCD基
板Sと支持テーブル2との間に熱伝達用のHeガスを供
給し、基板Sを均一に冷却し、均一なエッチング処理を
実現している。
【0033】このようなエッチング処理が終了した後、
この静電吸着を解除する場合には、スイッチ20をb側
(GND)に切り替える。これによって、DC電圧供給
部20からの電圧印加が停止され電極13の除電が行わ
れるため、LCD基板Sの移動が可能となる。なお、必
要に応じて、リフターピンをアップして基板S浮かせた
状態にしてプラズマを印加すればより効果的に除電を行
うこともできる。
【0034】このようにして電極13を除電してLCD
基板Sの静電吸着を解除した後、高周波電源23をOF
Fにし、チャンバー1のゲートを開けて基板Sをチャン
バー1から搬出する。
【0035】本実施形態によれば、LCD基板Sが静電
吸着により吸着部材11に吸着されるため、LCD基板
S全体を確実に吸着保持することができ、熱伝達用のH
eガスを流しても基板の中央部が膨出するといった悪影
響を回避することができる。したがって、LCD基板S
に対する均一な冷却が可能となる。また、Heガス圧力
をより高く設定して伝熱効率を高めることもできる。
【0036】このように、絶縁基板であっても静電吸着
によって基板支持部材上に確実に密着させることができ
るため、大型のLCD基板の処理装置に特に有効であ
る。
【0037】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく種々変形可能である。例えば、被処理体の絶
縁基板としてはLCD基板に限らず、もちろん他の絶縁
基板であってもよい。また、プラズマ形成についても上
記実施の形態に限らず、例えば支持テーブル2に高周波
電力を供給することにより行ってもよいし、μ波等他の
手段でプラズマを形成してもよい。さらに、本装置はエ
ッチング装置に限らず、他の成膜装置等他のプラズマ処
理装置に適用することができる。また、上記実施の形態
では、吸着部材11の電極13に電圧を印加してから、
プラズマを形成したが、その順序は逆でもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラズマ中の電荷を基板上に蓄積させるので、絶縁基板
であっても静電吸着により吸着させることができ、基板
全体を確実に支持することができる。したがって、LC
D基板のような大型の絶縁基板であっても、熱伝達用の
ガスによって基板の中央部が膨出して温度均一性を損な
う等の問題を回避することができる。そして、このよう
に基板の温度を均一にすることができることから、エッ
チングレートのばらつき等を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における静電吸着装置の吸着原理を説明
するための図。
【図2】本発明の一実施形態に係る静電吸着装置を示す
断面図。
【符号の説明】
1……チャンバー 2……支持テーブル 4……シャワーヘッド 9……処理ガス供給系 10……静電吸着装置 11……吸着部材 13……電極 21……DC電源 23……高周波電源 S……基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマが形成される空間に設けられ、
    絶縁基板を吸着するための静電吸着装置であって、 絶縁体とその内部に設けられた電極とを有し、前記絶縁
    基板を吸着するための吸着部材と、 前記電極にDC電圧を印加するDC電圧印加手段とを具
    備し、 プラズマが形成された状態で前記電極にDC電圧を印加
    することにより、プラズマから前記基板上に蓄積された
    電荷と前記電極との間に生じる静電力により、前記絶縁
    基板が前記吸着部材に吸着されることを特徴とする静電
    吸着装置。
  2. 【請求項2】 絶縁体とその内部に設けられた電極とを
    有する吸着部材上に絶縁基板を載置する工程と、 前記電極にDC電圧を印加する工程と、 前記絶縁基板の表面にプラズマを形成する工程とを有
    し、 電圧が印加された前記電極と、その電圧によりプラズマ
    から前記基板上に蓄積された電荷との間に生じる静電力
    により、前記絶縁基板を前記吸着部材に吸着させること
    を特徴とする静電吸着方法。
  3. 【請求項3】 絶縁基板に対して所定の処理が行われる
    処理室と、 前記処理室に処理ガスを導入する処理ガス導入手段と、 前記処理室内に処理ガスのプラズマを形成するプラズマ
    形成手段と、 前記処理室内において前記絶縁基板を支持する基板支持
    部材と、 前記絶縁基板を静電吸着するための静電吸着装置とを具
    備し、 前記処理ガスのプラズマにより前記絶縁基板に所定の処
    理を施す処理装置であって、 前記静電吸着装置は、 絶縁体とその内部に設けられた電極とを有し前記絶縁基
    板を吸着するための吸着部材と、 前記電極にDC電圧を印加するDC電圧印加手段とを有
    し、 プラズマが形成された状態で前記電極にDC電圧を印加
    することにより、プラズマから前記基板上に蓄積された
    電荷と前記電極との間に生じる静電力により、前記絶縁
    基板が前記吸着部材に吸着されることを特徴とする処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁基板と前記吸着部材との間に熱
    伝達用のガスを供給する伝熱ガス供給手段をさらに有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
  5. 【請求項5】 処理室内の基板支持部材上に設けられ、
    絶縁体とその内部に設けられた電極とを有する吸着部材
    上に絶縁基板を載置する工程と、 前記処理室に処理ガスを導入する工程と、 前記吸着部材にDC電圧を印加する工程と、 前記処理室内に処理ガスのプラズマを形成する工程とを
    有し、 前記処理ガスのプラズマにより前記絶縁基板に所定の処
    理を施す処理方法であって、 電力が印加された前記電極と、その電圧によりプラズマ
    から前記基板上に蓄積された電荷との間に生じる静電力
    により、前記絶縁基板を前記吸着部材に吸着させること
    を特徴とする処理方法。
  6. 【請求項6】 前記絶縁基板と前記吸着シートとの間
    に、熱伝達用のガスを供給する工程をさらに有すること
    を特徴とする請求項5に記載の処理方法。
JP9289236A 1997-10-07 1997-10-07 静電吸着装置および静電吸着方法、ならびにそれを用いた処理装置および処理方法 Pending JPH11111830A (ja)

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