JPH11110906A - テープレコーダ装置及びその自動リピート再生方法並びにその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

テープレコーダ装置及びその自動リピート再生方法並びにその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11110906A
JPH11110906A JP9268343A JP26834397A JPH11110906A JP H11110906 A JPH11110906 A JP H11110906A JP 9268343 A JP9268343 A JP 9268343A JP 26834397 A JP26834397 A JP 26834397A JP H11110906 A JPH11110906 A JP H11110906A
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repeat
memory
circuit
reproduction
signal
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Kazuo Watanabe
一男 渡邉
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープレコーダにおいて、手動操作を最小限
にする。 【解決手段】 自動リピート再生スイッチ16の操作に
より、リピート動作の開始/復帰を順次繰返しつつ磁気
テープに録音されている信号を再生する場合に、リピー
ト動作時のリピート範囲を自動的にメモリー回路8の記
憶容量に相当する時間と同一にすることにより、常に直
前に行っていたリピート再生内容の続きを途切れなく再
生することを可能とする。また、リピート再生動作を繰
返し行う場合に、その都度リピート再生する範囲を手動
にて捜査指示することの不便さをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープレコーダ装置
及びその自動リピート再生方法、並びにその方法をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録
媒体に関し、特にリピート機能を有するテープレコーダ
装置及びその自動リピート再生方法、並びにその方法を
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープに録音されている内容を再生
・聴取し文章化しようとした場合、再生情報速度と筆記
速度の相違から同一部分の再生を何度か繰り返して行な
う必要性が生じるが、従来は、磁気テープをマニュアル
操作にて巻戻し、再生するという動作を繰り返して行な
わなければならず、極めて不便なものである。
【0003】この点を改良した技術として、磁気テープ
より再生された信号をディジタル化してメモリー回路に
記憶させるとともに、このメモリー回路に記憶されてい
る信号を繰り返し読み出して再生(リピート再生)させ
るようにした装置がある。
【0004】図7にその一例を示す。図7(a)は磁気
テープに録音されている信号を示しており、T0→T1
→T2→T3の順に、テープが磁気ヘッド(図示せず)
を通過していく様子を示している。ここでは便宜上、T
0〜T1,T1〜T2,T2〜T3のそれぞれの間隔
を、メモリー回路の記憶容量に相当する時間と同等と仮
定する。テープのT1点を磁気ヘッド(図示せず)が通
過した時点でリピート再生動作が行われた場合、T0〜
T1間の信号A1〜A8が図7(b)に示すように繰り
返し再生される。
【0005】その後、リピート再生動作の解除後、テー
プのT2点を磁気ヘッドが通過した時点で再びリピート
動作が行われた場合、T1〜T2間の信号B1〜B8が
図7(c)に示すように繰り返し再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来のリピ
ート再生方法は、メモリー回路に記憶されている信号が
繰り返し読み出されて再生されるため、巻戻し再生する
ことなしに録音内容を文章化することが容易となった。
しかしながら、かかる技術においては、メモリー回路へ
のリピート再生信号の書き込み範囲は、メモリー回路の
記憶容量に相当する一定時間分の再生信号であるにもか
かわらず、メモリー回路へのリピート再生用信号の書き
込み終了指示はスイッチの手動操作で行うため、そのス
イッチ操作のタイミングをメモリー回路の記憶容量に相
当する時間と一致させることが困難であり、短くなった
り、長くなったりすることが生じる。
【0007】すなわち、図7(a)において、テープの
T1点を磁気ヘッドが通過した時点で、リピート動作が
行われている状態では、T0〜T1間の信号A1〜A8
が図7(b)に示すように繰り返し再生されている。そ
の後、リピート再生動作を解除後、テープのTB点を磁
気ヘッドが通過した時点で、再度リピート動作(スイッ
チの操作タイミングがメモリー回路の記憶容量に相当す
る時間と比べて短い)が行われた場合は、T1〜TB間
の信号B1〜B6が図7(d)に示すように繰り返し再
生されることになり、メモリー回路の記憶容量に相当す
る時間に満たない範囲での信号のリピート再生をすると
いう問題がある。
【0008】一方、テープのTC点を磁気ヘッドが通過
した時点で、リピート動作(スイッチの操作タイミング
がメモリー回路の記憶容量に相当する時間と比べて長
い)が行われた場合は、TA〜TC間の信号B3〜C2
が図7(e)に示すように繰り返し再生され、信号B
1,B2はスキップしてリピート再生されるという問題
がある。
【0009】図7に示す例の他に、メモリー回路を循環
する形(メモリーが一杯になると、始めに記録された信
号を順次新しい信号に置換えていく)でエンドレスに記
録していく方法がある。この場合、リピート再生操作を
行うと、テープは停止(ポーズ)し、操作時点からメモ
リー回路の記憶容量に相当する時間溯る時点からリピー
ト再生することができる。
【0010】更に、特開平3−66068号公報には、
メモリー回路に記憶されている信号の読み出し開始位
置、あるいは読み出し終了位置を変更可能にする方法が
提案されている。しかし、読み出し開始位置、あるいは
読み出し終了位置を手動操作で定める方法は、正確性に
欠け、結局巻き戻し、再生を繰り返す結果となり、煩雑
で装置のトラブルの原因ともなる問題がある。
【0011】本発明の目的は、手動操作を最小限にした
テープレコーダ装置及びその自動リピート再生方法、並
びにその方法をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるテープレコ
ーダ装置は、磁気テープから再生した音声信号をディジ
タル信号の形で格納するメモリー機能を有するテープレ
コーダ装置であって、自動リピートモードを設定する自
動リピート設定手段と、前記メモリーが前記ディジタル
音声信号により満たされたことを検出するメモリーフル
検出手段と、前記メモリーフル検出手段の出力により前
記磁気テープを停止し同時に前記メモリーから繰り返し
前記音声信号を読み出すリピート再生手段と、前記リピ
ート再生手段を解除するリピート解除手段とを含むこと
を特徴とする。
【0013】また、本発明による自動リピート再生方法
は、磁気テープから再生した音声信号をディジタル信号
の形で格納するメモリー機能を有するテープレコーダ装
置の自動リピート再生方法であって、自動リピートモー
ドを設定した場合に、前記メモリーが前記ディジタル音
声信号により満たされたことを検出するメモリーフル検
出ステップと、前記メモリーフル検出時に前記磁気テー
プを停止するステップと、同時に前記メモリーから繰り
返し前記音声信号を読み出すリピート再生ステップと、
前記リピート再生モードを解除したとき前記メモリーを
クリアするステップと、前記磁気テープを走行させそこ
から再生した前記音声信号を前記メモリーに格納するス
テップとを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の作用を述べる。リピート再生スイ
ッチの操作により、リピート動作の開始/復帰を順次繰
り返しつつ磁気テープに録音されている信号を再生する
場合に、リピート動作時のリピート範囲を、自動的にメ
モリー回路の記憶容量に相当する時間と同一にすること
により、常に直前に行っていたリピート再生内容の続き
を途切れなく再生することを可能とすると共に、リピー
ト再生動作を繰り返し行う場合に、その都度リピート再
生する範囲を手動にて操作指示することの不便さをなく
す。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明によるテープレコーダ装置の
実施例の構成を示すブロック図である。図1において、
本発明によるテープレコーダ装置は、磁気テープに録音
されている信号を再生する磁気ヘッド1、磁気ヘッド1
により再生された再生信号を、増幅する前置増幅回路
2、前置増幅回路2によって増幅された再生信号とD/
A変換回路7からの出力信号とを動作モードに応じて切
替えて主増幅回路4に印加するための再生信号切替え回
路3、この切替え回路3からの再生信号を増幅する主増
幅回路4を有する。
【0017】また、主増幅回路4の出力信号を放音する
スピーカ5、前置増幅回路2によって増幅された再生信
号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル
(A/D)変換回路6、メモリー回路8に記憶されたデ
ィジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路
7、A/D変換回路6にて変換されたディジタル信号を
記憶するメモリー回路8を有する。
【0018】更に、テープ走行系の制御用の電源回路
9、制御回路11に電源9を印加する電源スイッチ1
0、メモリー回路8への信号の書込み、読み出し動作を
制御する制御回路11、制御回路11からの制御信号に
よりテープ走行系の停止、巻戻し、再生モードの制御を
するテープ走行制御回路12、テープ走行制御回路12
からの制御信号に応じて動作する電動機13を有する。
【0019】更にはまた、制御回路11に対してリピー
ト再生モード、リピート再生開始/復帰モード、自動リ
ピートモードの制御を指示するリピート再生スイッチ1
4、リピート開始/復帰スイッチ15、自動リピートス
イッチ16、リピート動作切替回路17、メモリーフル
検出回路18、制御回路11の制御プログラムを格納す
る記憶部19を有する。
【0020】本発明の実施例の動作において、メモリー
回路8はA/D変換回路6によって変換されたディジタ
ル信号を入力としてディジタル信号を所定時間記憶す
る。再生信号切替え回路3は、制御端子dにL(ローレ
ベル)の信号が印加されているときは、前置増幅回路2
の出力が接続されている入力端子aと出力端子cとを接
続し、制御端子dにH(ハイレベル)の信号が印加され
ているときは、D/A変換回路7の出力が接続されてい
る入力端子bと出力端子cとを接続する。
【0021】尚、再生信号切替え回路3の制御端子d
は、リピート動作切替え回路17の出力端子hがHにあ
るときのみ、制御回路11からHに保たれており、それ
以外のときはLに保たれている。電源スイッチ10は、
再生/巻戻しなどの操作が行われると閉成される。リピ
ート再生スイッチ14はリピート再生機能の動作を選択
し、図示した状態はリピート再生機能が不動作の状態で
ある。
【0022】リピート開始/復帰スイッチ15は、リピ
ート再生スイッチ14が閉成状態のときに作用するスイ
ッチであり、磁気ヘッド1による再生信号の再生動作と
メモリー回路8に記憶されたディジタル信号によるリピ
ート再生動作とを切替える。このリピート開始/復帰ス
イッチ15はノンロック型のスイッチであり、常時は開
放状態になっており、手動にて押下している時のみ閉成
状態となる。
【0023】リピート動作切替え回路17は、その入力
端子fに接続されているリピート開始/復帰スイッチ1
5が閉成・開放(一度閉成後、開放;ノンロック動作;
トリガ動作)を繰返す度に、その閉成時に出力端子hの
状態が反転する。このリピート動作切替え回路17の出
力端子hは、電源スイッチ10が開放状態から閉成状態
に変化した時点、あるいはリピート再生スイッチ14が
開放状態から閉成状態に変化し、入力端子eがHからL
ヘ変化した時にLにリセットされる。
【0024】さらに、このリピート動作切替え回路17
の出力端子hは、入力端子gがLからHに変化した時は
Hに変化する。自動リピートスイッチ16はメモリーフ
ル検出回路18の動作に作用するものである。図示した
状態はメモリーフル検出回路18への不動作の指示状態
である。メモリーフル検出回路18は入力端子i,k,
l及び出力端子jを有する。
【0025】出力端子jは電源スイッチ10の閉成時に
Lにリセットされる。このメモリーフル検出回路18
は、リピート動作切替回路17の出力端子hのL変化に
より入力端子iがL状態であることと、自動リピートス
イッチ16が閉成されることによる入力端子kがL状態
に変化することとのAND(論理積)成立条件で動作を
開始する。
【0026】メモリーフル検出回路18の動作は、A/
D変換回路6からのディジタル信号がメモリー回路8へ
書込まれていき、メモリー回路8がフル状態となったこ
とにより入力端子lがHに変化すると、出力端子jがH
に変化することにより、リピート動作切替え回路17の
入力端子gをHに変化させ、出力端子hをHに変化させ
る。
【0027】リピート動作切替え回路17の出力端子h
がHに変化すると、制御回路11が制御を開始し、磁気
ヘッド1からの再生モードをメモリー回路8からのリピ
ート再生モードヘ移行する。テープ走行制御回路12は
テープの再生モード、巻戻しモード、停止モードの走行
動作を制御し、制御回路11からの制御信号に応じてテ
ーブの走行制御を行う。電動機13はテープ走行制御回
路12からの制御信号によりテープの走行を行なう。
【0028】かかる回路構成において、メモリー回路8
によって記憶される再生信号の時問は、例えばメモリー
回路8として、256kバイトのRAM(ランダムアク
セスメモリー)を使用した場合には8秒程度に設定され
る。メモリー回路8への信号の書込み動作は、リピート
再生スイッチ14が閉成状態にあるとき、制御回路11
の制御動作によって行われるが、A/D変換回路6にて
変換されたディジタル信号は順次メモリー回路8に書込
まれ、所定記憶時間8秒後には後から到来する新しいデ
ィジタル信号にて書換えられていく。
【0029】また、リピート開始/復帰スイッチ15の
閉成・開放(リピート再生動作開始操作に相当)によっ
て、その閉成時にリピート動作切り替え回路17が動作
し出力端子hがHに変化し、リピート再生動作状態に切
替えられると、メモリー回路8への書込み動作が停止
し、読出し動作が繰返し行われるように構成されてい
る。更に、リピート開始/復帰スイッチ15の再度の閉
成・開放によって、その閉成時にリピート動作が解除さ
れると、それまでメモリー回路8に記憶されている信号
は全て無効とされ、その後にA/D変換回路6から到来
するディジタル信号を最初の書込み信号としてメモリー
回路8へ記憶するように構成されている。
【0030】次に、かかる回路の動作について、図3〜
6のフローチャートによって説明する。まず、停止状態
モードから磁気テープ再生モードへ移行する場合、図1
に示した状態は停止状態である。この状態において再生
操作を行う(ステップ21)と、電源スイッチ10が閉
成され(ステップ22)、各回路への電源供給動作が行
われ磁気テープの駆動機構が再生動作を行なう状態にな
り、テープレコーダの再生動作状態が構成される(ステ
ップ23)。
【0031】磁気ヘッド1によって再生された再生信号
は前置増幅回路2に入力されて増幅された後、再生信号
切替え回路3を通して主増幅回路4に入力されて増幅さ
れ、スピーカ5に印加されて放音される(ステップ2
4)ことで、使用者は磁気テープより再生される信号を
聴取することができる。このとき、リピート動作切替え
回路17の出力端子hはLにリセットされる(ステップ
25)。また、メモリー回路8の記憶内容はクリアされ
る(ステップ26)。
【0032】磁気テープ再生モードから停止状態モード
へ移行する場合、磁気テープ再生モード状態において、
停止操作を行なう(ステップ28)と、電源スイッチ1
0が開放され(ステップ29)、各回路への電源供給が
断たれテープレコーダが停止状態となる(ステップ3
0)。
【0033】磁気テープ再生モードから磁気テープ再生
及びメモリー回路記憶モードへ移行する場合、磁気テー
プ再生モード状態(ステップ26)において、リピート
再生スイッチ14を閉成状態にする(ステップ27がY
ES)と、制御回路11の制御動作が開始され、A/D
変換回路6及びメモリー回路8が動作状態になり(ステ
ップ31)、前置増幅回路2によって増幅された再生信
号はA/D変換回路6によってディジタル信号へ変換さ
れメモリー回路8への記憶が行われる(ステップ3
2)。
【0034】このとき、メモリー回路8に記憶される信
号はメモリー回路8の記憶容量に相当する所定時間、す
なわち例えば8秒間記憶されるが、8秒間を経過すると
新しい再生信号によって古い記憶信号から順次書き換え
られる。磁気テープ再生及びメモリー回路記憶モードか
ら磁気テープ再生モードへ移行する場合、磁気テープ再
生及びメモリー回路記憶モード状態(ステップ32)に
おいて、リピート再生スイッチ14を開放状態にする
(ステップ33がYES)と、制御回路11がA/D変
換回路6、メモリー回路8の動作を停止させ(ステップ
34)、テープレコーダは磁気ヘッド1からの再生動作
状態を継続する。
【0035】磁気テープ再生及びメモリー回路記憶モー
ドからリピート再生モードへ移行する場合、磁気テープ
再生及びメモリー回路記憶モードにて、メモリー回路8
への記憶動作が行われている状態(ステップ32)にお
いて、リピート開始/復帰スイッチ15を閉成・開放す
ることにより(ステップ35がYES)、その閉成時に
リピート動作切り替え回路17の出力端子hがLからH
に変化し(ステップ36)、制御回路11がリピート動
作のための制御動作を開始する(ステップ37)。
【0036】制御回路11からの制御信号によりテープ
走行制御回路12が電動機13を停止させテープレコー
ダは一時停止状態になる(ステップ38)。また、制御
回路11の制御によりメモリー回路8への記憶動作を停
止する(ステップ39)と共に、メモリー回路8に記憶
されている信号の読出し動作が繰返し行なわれ、メモリ
ー回路8から読出されたディジタル信号がD/A変換回
路7にてアナログ信号に変換され、再生信号切替え回路
3の入力端子bに印加される。
【0037】更に、制御回路11が再生信号切替え回路
3の制御端子dへの制御信号をHに変化し、再生信号切
替え回路3の入力端子aと出力端子c間が切離され、入
力端子bと出力端子c間が接続されることにより、それ
まで主増幅回路4に印加されていた前置増幅回路2の出
力信号は断たれ、D/A変換回路7の出力信号が印加さ
れる(ステップ40)。
【0038】このリピート再生動作の状態を図2を参照
して説明する。図2(a)は磁気テープに録音されてい
る信号を示しており、T0→T1→T2→T3の順にテ
ープが磁気ヘッド1を通過していく様子を示している。
ここでは便宜上、信号A1,A2,…,A8,B1,B
2,…,B8,C1,C2,…,C8の各々を記憶時間
1秒と仮定する。
【0039】テープのT1点が磁気ヘッド1を通過した
時点でリピート開始/復帰スイッチ15が閉成・開放さ
れた場合、メモリー回路8には、磁気テープ(T)のT
0からT1に示す信号A1,A2,…、A8が記憶され
た状態にあり、このT0からT1までがメモリー回路8
の記憶容量である、例えば8秒に相当する。
【0040】図2(b)はメモリー回路8から読出され
る信号を示しており、信号A1,A2,…,A8が繰返
し出力されている状態を示している。メモリー回路8か
ら読出されたディジタル信号はD/A変換回路7に入力
され、アナログ信号に変換されて再生信号切替え回路3
の入力端子bから出力端子cを経て主増幅回路4に印加
され、増幅された後スピーカ5にて放音される。すなわ
ち、メモリー回路8に記憶されている信号がスピーカ5
によって繰返し放音されることになり、使用者は同一の
信号を何度も繰返して聴取することができる。
【0041】図3〜6において、リピート再生モードか
ら磁気テープ再生及びメモリー回路記憶モードに移行す
る場合、リピート再生モードの動作状態において、リピ
ート開始/復帰スイッチ15を再度閉成・開放する(ス
テップ41がYES)と、リピート動作切替え回路17
の出力端子hがHからLに変化し(ステップ46)、制
御回路11がリピート再生動作解除の制御を開始し(ス
テップ47)、その制御信号によりテープ走行制御回路
12が働き電動機13を起動する共に、テープ駆動機構
をテープ再生状態に復帰させる(ステップ48)。
【0042】更に、制御回路11のリピート再生動作解
除の制御により、メモリー回路8はそれまでリピート再
生していた記憶内容をクリアし(ステップ49)、新た
にA/D変換回路6からの信号の記憶を開始する(ステ
ップ50)。一方、再生信号切替え回路3の制御端子d
がLに変化することにより入力端子bと出力端子c間が
切離され、入力端子aと出力端子c間が接続されてテー
プレコーダは磁気ヘッド1からの信号の再生動作状態に
戻る(ステップ51)。
【0043】このとき図2において、磁気ヘッド1はテ
ープ(T)のT1点にあるため、信号B1,B2,B
3,…の順に再生する。尚、リピート再生スイッチ14
が閉成状態にある間(ステップ42がYES)は、A/
D変換回路6及びメモリー回路8は動作状態にあり、リ
ピート再生モードから磁気ヘッド1による再生モードヘ
復帰後の再生信号B1,B2,B3,…はA/D変換回
路6にて変換され、メモリー回路8へ記憶される。
【0044】従ってこの状態で、再びリピート開始/復
帰スイッチ15を閉成・開放すると、再度リピート再生
モードに移行することができる。仮に、磁気テープ
(T)のT3点が磁気ヘッド1を通過した時点で、リピ
ート開始/復帰スイッチ15が閉成・開放されたとする
と、メモリー回路8には磁気テープ(T)のT3点から
例えば8秒間前(メモリー回路8の記憶容量時間に相当
する)までの、記憶が残っているため、図2(c)に示
すように、信号B4,B5,B6,B7,B8,C1,
C2,C3がリピート再生されることになる。
【0045】この場合、前回のリピート再生部分の後方
に続く信号B1,B2,B3部分はリピート再生の範囲
に含まれない。従って、磁気テープの記憶内容をスキッ
プすることなく連続してリピート再生しようとした場合
は、リピート再生モードから磁気ヘッド1による再生モ
ードヘ復帰後に、再度リピート再生開始指示操作を行う
までの時間をメモリー回路8の記憶容量時間以内にする
必要がある。以上の如く、磁気ヘッド1の再生動作及び
メモリー回路8のリピート再生動作は行われる。
【0046】図3〜5において、リピート再生モードか
ら自動リピート再生モードへの移行の場合、リピート再
生モード状態(ステップ40)から磁気ヘッド1による
再生及びメモリー回路記憶モードに切替える操作に先駆
けて、自動リピートスイッチ16を閉成しておく(ステ
ップ42がYES)ことにより行われる。例えば、図2
(a)のテープ(T)のT1点に示す位置でリピート再
生動作が行われていたとすると、図2(b)に示すよう
に、信号A1,A2,…,A8が繰返し再生されてい
る。
【0047】図3〜6において、この状態でリピート開
始/復帰スイッチ15を閉成・開放する(ステップ41
がYES)と、リピート動作切り替え回路17の出力端
子hがHからLに変化し(ステップ52)、メモリーフ
ル検出回路18の入力端子iがLに変化すると共に、自
動リピートスイッチ16が閉成されていることで、メモ
リーフル検出回路18の入力端子kがLのため、メモリ
ーフル検出回路18が動作状態となりメモリー回路8の
記憶状態の監視動作を開始する(ステップ53)。
【0048】更に、リピート動作切り替え回路17の出
力端子hがLに変化したことで、制御回路11がリピー
ト再生動作解除の制御を開始する(ステップ54)た
め、テープ走行制御回路12が働き電動機13を起動す
ると共に、テープ駆動機構をテープ再生状態に復帰させ
る(ステップ55)。メモリー回路8はそれまでリピー
ト再生していた記憶内容をクリアし(ステップ56)、
新たにA/D変換回路6からの信号の記憶を開始する
(ステップ57)。
【0049】更に、制御回路11の制御により再生信号
切替え回路3の制御端子dがLになることにより、再生
信号切り替え回路3の入力端子aと出力端子c間が接続
され、テープレコーダは磁気ヘッド1からの信号の再生
動作状態に戻る(ステップ58)。
【0050】図2を参照しながら説明すると、このとき
磁気ヘッド1はテープのT1点にあるため、信号B1,
B2,B3,…の順に再生することになり、その信号が
A/D変換回路6で変換され、メモリー回路8に記憶さ
れていく。図3〜6において、この状態が続きメモリー
回路8がフル状態になると、メモリーフル検出回路18
の入力端子lがHに変化し、メモリーフル検出回路の出
力端子jがHに変化する(ステップ59がYES)。こ
れにより、リピート動作切替え回路17のセット端子g
がHに変化し、リピート動作切替え回路17の出力端子
hがLからHに変化して(ステップ36)、制御回路1
1がリピート再生動作への切替え制御動作を開始しテー
プレコーダは再びリピート再生モードに切替わる。
【0051】このときのリピート再生信号は前回のリピ
ート再生信号の続きに当り、しかもメモリー回路8の記
憶がフル状態に達するまでの、例えば8秒間分(図2の
T1点からT2点まで)に相当する信号B1,B2,
…,B8部分であり、自動的に直前のリピート再生部分
(図2のT1点)の続きをリピート再生することができ
る。
【0052】自動リピート再生モードを解除しリピート
再生モードに移行する場合は、自動リピートスイッチ1
6を開放状態にした(ステップ42がNO)後、リピー
ト開始/復帰スイッチ15を閉成・開放する(ステップ
41をYES)ことで行われる。先ず、自動リピートス
イッチ16の開放では、メモリーフル検出回路18の入
力端子kがLからHに変化し、メモリーフル検出回路1
8の動作を停止するだけでその時点で行われているリピ
ート再生動作は継続される。
【0053】次に、リピート開始/復帰スイッチ15を
閉成・開放すると、リピート動作切替え回路17の出力
端子hがHからLに変化し(ステップ46)、制御回路
11がリピート再生動作解除の制御を開始し(ステップ
47)、その制御信号によりテープ走行制御回路12が
働き電動機13を起動すると共に、テープ駆動機構をテ
ープ再生状態に復帰させる(ステップ48)。更に、制
御回路11のリピート再生動作解除の制御により、メモ
リー回路8はそれまでリピート再生していた記憶内容を
クリアし(ステップ49)、新たにA/D変換回路6か
らの信号の記憶を開始する(ステップ50)。
【0054】一方、再生信号切替え回路3の制御端子d
がLに変化することにより、入力端子bと出力端子c間
が切り離され、入力端子aと出力端子c間が接続され、
テープレコーダは磁気ヘッド1からの信号の再生動作状
態に戻る(ステップ51)。但し、この状態では、メモ
リー回路8がフル状態になってもメモリーフル検出回路
18が停止状態にあるため、自動的にリピート再生モー
ドヘ移行することはない。
【0055】尚、この状態で再度リピート開始・復帰ス
イッチ15を閉成・開放すると、リピート再生モードに
移行することができる。更に、本実施例では、メモリー
回路8による記憶動作時間を8秒としたが、メモリー回
路8に使用されるメモリーの容量、サンプリング周波
数、量子化ビット数などを変更することにより、その記
憶動作時間を種々変更することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ピート再生する範囲指定を、自動的にメモリー回路の記
憶容量に相当する時問と合わせることを可能にしたこと
で、繰り返し行うリピート再生動作のリピート再生範囲
の指定にあたっては、メモリーの記憶容量を気にしなが
ら、手動操作で範囲指定する必要がなくなり、長時間の
会話を再生し、文章化する場合でも、テープに記憶され
ている内容の途中部分をスキップしてしまったり、重複
して再生したりすることがなくなり、連続してリピート
再生を順次繰り返すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例のリピート再生方法説明図であ
る。
【図3】本発明の実施例のフローチャートの一部であ
る。
【図4】本発明の実施例のフローチャートの一部であ
る。
【図5】本発明の実施例のフローチャートの一部であ
る。
【図6】本発明の実施例のフローチャートの一部であ
る。
【図7】従来のテープレコーダ装置の一例のリピート再
生方法説明図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 前置増幅回路 3 再生信号切り替え回路 4 主増幅回路 5 スピーカ 6 アナログ/ディジタル変換回路 7 ディジタル/アナログ変換回路 8 メモリー回路 9 電源回路 10 電源スイッチ 11 制御回路 12 テープ走行制御回路 13 電動機 14 リピート再生スイッチ 15 リピート開始/復帰スイッチ 16 自動リピートスイッチ 17 リピート動作切り替え回路 18 メモリーフル検出回路 19 記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープから再生した音声信号をディ
    ジタル信号の形で格納するメモリー機能を有するテープ
    レコーダ装置であって、自動リピートモードを設定する
    自動リピート設定手段と、 前記メモリーが前記音声信
    号により満たされたことを検出するメモリーフル検出手
    段と、前記メモリーフル検出手段の出力により前記磁気
    テープを停止し同時に前記メモリーから繰り返し前記音
    声信号を読み出すリピート再生手段と、前記リピート再
    生手段を解除するリピート解除手段とを含むことを特徴
    とするテープレコーダ装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープから再生した音声信号をディ
    ジタル信号の形で格納するメモリー機能を有するテープ
    レコーダ装置の自動リピート再生方法であって、自動リ
    ピートモードを設定した場合に、前記メモリーが前記音
    声信号により満たされたことを検出するメモリーフル検
    出ステップと、前記メモリーフル検出時に前記磁気テー
    プを停止するステップと、同時に前記メモリーから繰り
    返し前記音声信号を読み出すリピート再生ステップと、
    前記リピート再生モードを解除したとき前記メモリーを
    クリアするステップと、前記磁気テープを走行させそこ
    から再生した前記音声信号を前記メモリーに格納するス
    テップとを含むことを特徴とする自動リピート再生方
    法。
  3. 【請求項3】 磁気テープから再生した音声信号をディ
    ジタル信号の形で格納するメモリー機能を有するテープ
    レコーダ装置の自動リピート再生方法をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、自動リピートモードを設定した場合に、前記メモリ
    ーが前記音声信号により満たされたことを検出するメモ
    リーフル検出ステップと、前記メモリーフル検出時に前
    記磁気テープを停止するステップと、同時に前記メモリ
    ーから繰り返し前記音声信号を読み出すリピート再生ス
    テップと、前記リピート再生モードを解除したとき前記
    メモリーをクリアするステップと、前記磁気テープを走
    行させそこから再生した前記音声信号を前記メモリーに
    格納するステップとを含むプログラムを記録した記録媒
    体。
JP9268343A 1997-10-01 1997-10-01 テープレコーダ装置及びその自動リピート再生方法並びにその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体 Withdrawn JPH11110906A (ja)

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