JPH1110995A - 輪転孔版印刷機の給紙装置 - Google Patents

輪転孔版印刷機の給紙装置

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JPH1110995A
JPH1110995A JP16249497A JP16249497A JPH1110995A JP H1110995 A JPH1110995 A JP H1110995A JP 16249497 A JP16249497 A JP 16249497A JP 16249497 A JP16249497 A JP 16249497A JP H1110995 A JPH1110995 A JP H1110995A
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JP
Japan
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JP16249497A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsushita
健 松下
誠 ▲ところ▼津
Makoto Tokorotsu
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Deyupuro Seiko Kk
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Deyupuro Seiko Kk
Duplo Seiko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙台から送り出された用紙がタイミングロ
ーラによって版胴に送り出されるときの用紙分離手段に
よる引張力の解消による騒音の発生を少なくした輪転孔
版印刷機の給紙装置を提供する。 【解決手段】 給紙台24の給紙リング32bおよびさ
ばき板33bからタイミングローラ35までの用紙搬送
経を、用紙25の搬送方向の長さよりも長くする。用紙
25の前部がタイミングローラ35から送り出されると
きに、その用紙25の後部は抵抗なく引っ張られ、給紙
リング32bおよびさばき板33bから作用を受けるこ
とはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転孔版印刷機の
給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の輪転孔版印刷機100では、たと
えば図6〜図8に示すように、用紙102を載置する給
紙台110は版胴120の隣に並べて配置されている。
この印刷機100では、給紙リング112が回転して給
紙台110から送り出され用紙104は、給紙台110
と版胴120との間に設けた一対のタイミングローラ1
14の接線にその先端が当接して図7に示すようにたる
んだ状態で待機する。次に、版胴120の回転に対応し
てタイミングローラ114が回転し、用紙104は、図
8に示すように版胴120側へ送り出される。そして、
用紙104は、版胴120の下でプレスローラ122に
より版胴120側に押し付けられ、版胴120に装着し
た孔版原紙と接することによって印刷される。この用紙
104が印刷された後に、再び給紙リング112が回転
し、次の用紙が給紙台110からタイミングローラ11
4まで送られる。
【0003】ところで、給紙リング112の下には、用
紙104が重ならずに1枚ずつ送り出されるように、さ
ばき板113が配置されている。すなわち、さばき板1
13は摩擦係数が大きい部材であって、給紙リング11
2の回転によって一番上の用紙104が送り出されると
きにその下の用紙が重なって一緒に送り出されようとす
ると、その下の用紙に接触し、摩擦によって移動を阻止
する。さばき板113は、用紙104が正常に1枚だけ
送り出されるときにも用紙104に接触し、用紙104
に摩擦による抵抗力を与える。そのため、タイミングロ
ーラ114の回転によって用紙104の前部が版胴12
0側に送り出されるとき、用紙104の後部は給紙リン
グ112とさばき板113との間での摩擦接触によって
動きが規制されて固定された状態に近い状態となるの
で、給紙リング112とタイミングローラ114との間
でたるんでいた部分が伸ばされてピンと張る。このとき
に、伸ばされた用紙104から、用紙分離手段である給
紙リング112とさばき板113とによる引張力の解消
によって騒音が発生するという問題がある。
【0004】また、用紙104の前部が版胴120とプ
レスローラ122との間に挟持されたときに、前述のよ
うに、用紙104の後部は給紙リング112とさばき板
113とに挟まれ摩擦により動きが規制されるので、版
胴120とプレスローラ122とは用紙104を引っ張
ることになる。版胴120には孔版原紙が装着されてい
て、孔版原紙が用紙104と直接に接するので、孔版原
紙には印刷する毎に用紙104から引張力を受けること
になる。この引張力によって、孔版原紙はやがて破れ
る。したがって、1枚の孔版原紙を用いて印刷する枚数
は、孔版原紙が破れない範囲となるように一定枚数まで
に制限される。また、孔版原紙を薄くすればインクが透
過する孔をより微細に形成してより精緻な印刷を行うこ
とが容易となり、好ましいが、上述のように孔版原紙に
は引張力が加わるという強度上の制約から、孔版原紙を
より薄くすることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき第1の技術的課題は、給紙台から送り出され
た用紙がタイミングローラによって版胴に送り出される
ときの用紙分離手段による引張力の解消による騒音の発
生を少なくした輪転孔版印刷機の給紙装置を提供するこ
とである。また、本発明の解決すべき第2の技術的課題
は、孔版原紙が用紙と接するときに受ける引張力をでき
るだけ小さくなるようにした輪転孔版印刷機の給紙装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
第1の技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構
成の輪転孔版印刷機の給紙装置を提供する。
【0007】輪転孔版印刷機の給紙装置は、印刷機本体
に隣接して配置され、この印刷機本体に用紙を送り出す
用紙供給手段と、給紙台に載置された複数枚の用紙を1
枚ずつ分離する用紙分離手段とを有するタイプのもので
ある。輪転孔版印刷機の給紙装置は、上記用紙分離手段
から上記用紙供給手段までの間に、用紙の搬送方向の長
さよりも長い用紙搬送経路を有し、この用紙搬送経路に
沿って用紙を搬送する用紙搬送手段を備える。
【0008】上記構成において、用紙分離手段(たとえ
ば、給紙リングおよびさばき板)から用紙供給手段(た
とえば、タイミングローラ)までの用紙搬送経路は、用
紙の搬送方向の長さよりも長いので、1枚の用紙の前部
が用紙供給手段により送り出されるときに、その用紙の
後部が用紙分離手段から作用を受けることはない。つま
り、用紙供給手段により印刷機本体に送り出される用紙
は、用紙分離手段によって引っ張られることはない。
【0009】したがって、給紙台から送り出された用紙
がタイミングローラによって版胴に送り出されるときの
用紙分離手段による引張力の解消による音の発生を少な
くすることができる。
【0010】また、本発明は、上記の第2の技術的課題
を解決するため、以下の構成の輪転孔版印刷機の給紙装
置を提供する。
【0011】輪転孔版印刷機の給紙装置版胴は、版胴と
この版胴に隣接して配置されたプレスローラとを有する
印刷機本体に用紙を送り出す用紙供給手段と、給紙台に
載置された複数枚の用紙を1枚ずつ分離する用紙分離手
段とを有するタイプのものである。輪転孔版印刷機の給
紙装置版胴は、上記用紙分離手段から、上記印刷機本体
の上記版胴と上記プレスローラとの間の用紙挟持部まで
の用紙搬送経路の距離が、用紙の搬送方向の長さよりも
長い。
【0012】上記構成において、用紙分離手段から用紙
挟持部までの用紙搬送経路は、用紙の搬送方向の長さよ
りも長いので、1枚の用紙が用紙分離手段と、版胴およ
びプレスローラとの両方の作用を同時に受けることはな
い。そのため、給紙台から用紙挟持部まで送られた用紙
は、用紙分離手段によって引っ張られることはない。
【0013】したがって、孔版原紙が用紙と接するとき
に受ける引張力をできるだけ小さくなるようにすること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図5を参照しなが
ら、本発明の一実施形態について説明する。図1および
図2は、輪転孔版印刷機10の正面図、図3はブロック
図、図4および図5はこの印刷機10の紙送りのタイミ
ングチャート図である。
【0015】図1および図2に示すように、この印刷機
10は、概略的には、印刷用紙を1枚ずつ供給する給紙
部20、すなわち給紙装置と、供給された印刷用紙に印
刷する印刷機本体40と、印刷済み用紙を積み重ねた状
態で回収する紙受部60とからなる。印刷機本体40は
装置本体12内上部に設けられ、給紙部20は装置本体
12内下部および装置本体の一側(図において右側)に
設けられ、紙受部60は装置本体12の他側(図におい
て左側)に設けられている。
【0016】給紙部20は、装置本体12の下部に設け
た第1および第2の2つの給紙台22,24と、装置本
体12の一側に設けられた手差し給紙台26とを有す
る。第1および第2給紙台22,24は、不図示の用紙
カセットの底板として構成されている。各給紙カセット
は、常時は装置本体12内に収納され、用紙補給時に装
置本体12の前面側から引き出せるようになっている。
各用紙カセットには、補給された用紙のサイズを検出す
る不図示の用紙サイズセンサを設けている。手差し給紙
台26は、必要に応じて、図示したように装置本体12
の一側から外部に露出した状態で用いられ、常時は装置
本体12の一側に折り畳んだ状態で収納されるようにな
っている。第1および第2給紙台22,24は、大量の
用紙(たとえば1000枚)を載置できるのに対し、手
差し給紙台26には少量の用紙(たとえば数枚〜数十
枚)を載置することができる。
【0017】また、給紙部20は、給紙リング32a,
32b,32cと、さばき板33a,33b,33c
と、搬送ローラ34a〜34fと、給紙センサ36a,
36b,36cと、監視センサ37a,37bと、タイ
ミングセンサ38とを備えている。
【0018】給紙リング32a,32b,32cは、各
給紙台22,24,26の端部に配置され、各給紙台2
2,24,26に載置された用紙23,25,27の一
番上の用紙の端部に当接するようになっている。さばき
板33a,33b,33cは、各給紙リング32a,3
2b,32cにそれぞれ対向して配置されていて、給紙
リング32a,32b,32cが回転して給紙台22,
24,26から用紙23,25,27が送り出されると
きに、用紙が重なっていれば下の用紙の通過を摩擦によ
って阻止するようになっている。これによって、給紙台
22,24,26からは用紙23,25,27が1枚ず
つ送り出される。給紙リング32a,32b,32cに
は給紙クラッチ31(図3にのみ図示)を介して選択的
に回転が伝達され、選択された給紙台22,24,26
からのみ用紙23,25,27が送り出されるようにな
っている。図1は、第2給紙台24の給紙リング32b
だけが回転し、第2給紙台24から用紙25a,25b
が送り出されるときを示し、図2は、第1給紙台22の
給紙リング32aだけが回転し、第1給紙台22から用
紙23a,23bが送り出されるときを示している。給
紙センサ36a,36b,36cは、給紙リング32
a,32b,32cに隣接して設けられ、詳しくは後述
するが、その出力信号を利用して給紙クラッチ31が制
御され、用紙23,25,27が間隔を設けて送り出さ
れるようになっている。
【0019】給紙リング32a,32b,32cの回転
によって1枚ずつ送り出された用紙23a,23b,2
5,25bは、回転する搬送ローラ34a〜34fに挟
持されて、タイミングローラ35まで搬送される。監視
センサ37a,37bは、用紙の搬送状態を監視するた
めに、用紙搬送経路の途中に設けられている。タイミン
グローラ35は、用紙の所定位置に印刷されるために設
けられていて、印刷機本体40の動作に連動して回転
し、版胴52とプレスローラ54との間に、用紙の先端
を揃えて用紙を送る。タイミングセンサ38は、詳しく
は後述するが、タイミングローラ35の手前の所定位置
39に用紙を停止させるために用いられる。
【0020】印刷機本体40は、製版部42と、原紙取
り外し部44と、印刷部50と、搬送部46とを有す
る。
【0021】製版部42は、装置本体12の上部の原稿
台に置かれた原稿を読み取り、その画像に基づき、必要
ならば拡大・縮小して、孔版原紙を製版し、製版した原
紙を版胴52に装着する。原紙取り外し部44は、版胴
52に装着された孔版原紙を取り外す。
【0022】印刷部50は、その外周面に孔版原紙が装
着される版胴52と、版胴52の下方に接離可能に配設
されたプレスローラ54と、版胴52の内部に配置され
たインクローラ56およびスキージローラ58と、イン
クローラ56とスキージローラ58との間に上方から適
宜量のインク59を供給する不図示のインク供給装置と
を有する。給紙部20から送り出された用紙は、版胴5
2とプレスローラ54との間を通過するときに、上昇し
てきたプレスローラ54によって版胴52側に押し付け
られ、これによって版胴52および孔版原紙を透過した
インクが用紙に付着して印刷されるようになっている。
搬送部46は、印刷済み用紙の印刷されていない下面を
支持して搬送するベルトコンベアであり、印刷済み用紙
は装置本体12から紙受部60へ排出されるようになっ
ている。
【0023】紙受部60は、印刷機本体40から印刷済
み用紙が排出される排紙部49の下方から大略排紙方向
92に沿って延在する紙受台62と、紙受台62の上面
に突設されたガイド板64,66と、ガイド板64,6
6を移動させる不図示のガイド板駆動機構とを有し、印
刷済み用紙はガイド板64,66によって3辺が揃った
状態で紙受台62上に順に重ねられていくようになって
いる。
【0024】この印刷機10は、図3に示すように、装
置本体12に設けた操作パネル7と原稿センサ8とが接
続されて印刷機本体40を制御するCPU6とは別に、
用紙の搬送に関連した制御を行うCPU2を備え、両C
PU2,6は連携して動作するようになっている。CP
U2には、ROM3と、RAM4と、給紙センサ36
a,36b,36cと、タイミングセンサ38と、第1
および第2給紙台22,24を上昇させる給紙台モータ
21と、給紙リング32a,32b,32c、搬送ロー
ラ34a〜34fおよびタイミングローラ35を駆動す
る給紙搬送モータ30と、印刷機本体40を駆動するメ
インモータ41と、紙受部60のガイド板駆動機構のガ
イド板モータ71と、給紙リング32a,32b,32
cへの回転伝達を制御する給紙クラッチ31とが接続さ
れている。
【0025】次に、装置本体12内の用紙カセットから
選択した用紙を用いて印刷する場合の印刷機10の動作
を説明する。
【0026】印刷機10は、原稿センサ8からの検出信
号と操作パネル7からの設定とに基づいて用紙サイズを
決定し、使用する一つの給紙台22,24を選択する。
同時に、用紙サイズに応じて、紙受部60のガイド板6
4,66の位置を自動的に設定する。準備完了後、給紙
クラッチ31は、選択された給紙台22または24に対
応する給紙リング32aまたは32bについては嵌脱を
繰り返し、他の給紙リング32bまたは32a,32c
については常時脱状態となり、決定された用紙23a,
23bまたは25a,25bだけが所定の間隔で1枚ず
つ搬送され、版胴52とプレスローラ54との間を通過
するときに印刷され、印刷済み用紙は紙受部60の紙受
台62上に重ねられる。
【0027】詳しくは、第1給紙台22が選択されたと
きのタイミングチャート図である図4(I)と、第2給
紙台24が選択されたときのタイミングチャート図であ
る図4(II)に示すように、給紙搬送モータ30がオン
となってから時間(T+△T)経過後にタイミングロー
ラ35がオンとなり、さらに時間T0経過後にプレスロ
ーラ54がオンとなる。
【0028】給紙搬送モータ30がオンとなると、搬送
ローラ34a〜34fが回転を開始して、用紙の先端が
待機位置39に停止していた用紙をタイミングローラ3
5に送り出すと同時に、搬送経路内に停止していた後続
の用紙を搬送する。また、選択された給紙台22,24
の給紙リング32a,32bが回転し、給紙台22,2
4から用紙23a,25aが送り出される。
【0029】待機位置に停止していた用紙は、給紙搬送
モータ30がオンとなって送り出されてから時間T経過
後には、その先端がタイミングローラ35に達するが、
さらに時間△Tが経過するまで余分に送り出される。こ
の間、タイミングローラ35は停止しているので、余分
に送り出された分だけ、用紙の前部はたわみ、用紙の先
端はタイミングローラ35の接線に沿って当接する。こ
れによって、タイミングローラ35が回転したときに、
用紙は用紙の先端に対して直角方向に版胴52へ真っ直
ぐ送り出されるので、用紙に対する印刷の傾きが防止さ
れる。
【0030】タイミングローラ35がオンとなった後、
タイミングローラ35から送り出された用紙が版胴52
に達するのと同期してプレスローラ54がオンとなり上
昇し、用紙を版胴52とプレスローラ54との間に挟持
される。用紙が挟持されるとタイミングローラ35はオ
フとなり、用紙は版胴52に沿って版胴52の回転とと
もに送り出され、印刷される。
【0031】このタイミングローラ35により送り出さ
れた用紙の後端がタイミングセンサ38の間を通過する
と、タイミングセンサ38の検出信号はオンからオフに
変化し、この後に続く次の用紙の先端がタイミングセン
サ38に達すると、タイミングセンサの検出信号がオフ
からオンに変化する。このようにタイミングセンサの検
出信号がオフからオンへ変化すると、給紙搬送モータ3
0の回転が停止し、次の用紙の先端が待機位置39に停
止する。図4に示すように、給紙搬送モータ30がオン
となる時間T1,T2は、用紙23b,25bの搬送方向
の長さに対応している。
【0032】給紙台22,24からの用紙23a,25
aの送り出しは、給紙センサ36a,36bを用いて制
御される。すなわち、図5に示すように、選択された給
紙台22,24に対応する給紙センサ36a,36bが
用紙なしのオン信号を出力すると、給紙クラッチ31は
嵌となり、選択された給紙台22,24の給紙リング3
6a,36bだけが回転し、給紙台22,24から用紙
23a,25aが送り出される。送り出された用紙23
a,25aが給紙センサ36a,36bの間を通ると、
給紙センサ36a,36bはオフ信号を出力する。この
オフ信号によって、給紙クラッチ31は脱となる。給紙
クラッチ31が脱状態となると給紙リング32a,32
bは回転しなくなるが、用紙23a,25aの前部は給
紙リング32a,32bに隣接する搬送ローラ34a,
34bに達して挟持されるので、搬送ローラ34a〜3
4fによって搬送される。したがって、搬送ローラ34
a〜34fで搬送される用紙23a,23b,25a,
25bの間隔は、給紙台22,24の用紙23,25の
端部から給紙センサ36a,36bまでの距離に大略等
しくなる。
【0033】上記のように制御すると、給紙台22,2
4に載置される用紙23,25のサイズが変わっても、
また給紙搬送モータ30の回転速度すなわち用紙搬送速
度が変わっても、用紙23a,23b,25a,25b
は同じ間隔で搬送され、特別な設定変更作業は必要とさ
れない。
【0034】以上説明したように、第1または第2給紙
台22,24の給紙リング32a,32bおよびさばき
板33a,33bからタイミングローラ35までの用紙
搬送経路は、用紙23,25の搬送方向の長さよりも長
いので、1枚の用紙23,25の前部がタイミングロー
ラ35から送り出されるときに、その用紙23,25の
後部は抵抗なく引っ張られ、給紙リング32a,32b
およびさばき板33a,33bとの接触による抵抗を受
けることはない。したがって、第1または第2給紙台2
2,24から送り出された用紙23,25がタイミング
ローラ35によって版胴52に送り出されるときのたる
みの解消による騒音の発生をなくすことができる。
【0035】また、第1または第2給紙台22,24の
給紙リング32a,32bおよびさばき板33a,33
bから版胴52とプレスローラ54との用紙挟持部まで
の用紙搬送経路は、用紙23,25の搬送方向の長さよ
りも長いので、1枚の用紙23,25が、給紙リング3
2a,32bおよびさばき板33a,33bと、版胴5
2とプレスローラ54との用紙挟持部とから、同時に作
用を受けることはない。したがって、孔版原紙が用紙2
3,25と接するときに受ける引張力をできるだけ小さ
くなるようにすることができる。
【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の印刷機の正面図であ
る。上段の用紙カセットを用いる場合を示す。
【図2】 図1と同様の正面図である。下段の用紙カセ
ットを用いる場合を示す。
【図3】 図1の印刷機のブロック図である。
【図4】 図1の印刷機の紙送りのタイミングチャート
図である。
【図5】 図1の印刷機の紙送りのタイミングチャート
図である。
【図6】 従来例の印刷機の正面図である。
【図7】 図6の印刷機の要部拡大図である。
【図8】 図6の印刷機の要部拡大図である。
【符号の説明】
2 CPU 3 ROM 4 RAM 6 CPU 7 操作パネル 8 原稿センサ 10 印刷機 12 装置本体 14 給紙部 20 給紙部(給紙装置) 21 給紙モータ 22 第1給紙台 23,23a,23b 用紙 24 第2給紙台 25,25a,25b 用紙 26 手差し給紙台 27 用紙 28 用紙有無センサ 29 用紙サイズセンサ 30 モータ 31 給紙クラッチ 32a,32b,32c 給紙リング(用紙分離手段) 33a,33b,33c さばき板(用紙分離手段) 34a〜34f 搬送ローラ(用紙搬送手段) 35 タイミングローラ(用紙供給手段) 36 給紙センサ 37a,37b 監視センサ 38 タイミングセンサ 39 待機位置 40 印刷機本体 42 製版部 44 原稿取り外し部 46 搬送部 49 排紙部 50 印刷部 52 版胴 54 プレスローラ 56 インクローラ 58 スキージローラ 59 インク 60 紙受部 62 紙受台 64,66 ガイド板 92 排紙方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機本体(40)に隣接して配置さ
    れ、該印刷機本体(40)に用紙(23b,25b)を
    送り出す用紙供給手段(35)と、給紙台(22,2
    4)に載置された複数枚の用紙(23,25)を1枚ず
    つ分離する用紙分離手段(32a,33a;32b,3
    3b)とを有する輪転孔版印刷機(10)の給紙装置
    (20)において、 上記用紙分離手段(32a,33a;32b,33b)
    から上記用紙供給手段(35)までの間に、用紙(23
    a,23b;25a,25b)の搬送方向の長さよりも
    長い用紙搬送経路を有し、該用紙搬送経路に沿って用紙
    (23a,23b;25a,25b)を搬送する用紙搬
    送手段(34a〜34f)を備えることを特徴とする、
    輪転孔版印刷機の給紙装置。
  2. 【請求項2】 版胴(52)と該版胴(52)に隣接し
    て配置されたプレスローラ(54)とを有する印刷機本
    体(40)に用紙(23b,25b)を送り出す用紙供
    給手段(35)と、給紙台(22,24)に載置された
    複数枚の用紙(23,25)を1枚ずつ分離する用紙分
    離手段(32a,33a;32b,33b)とを有する
    輪転孔版印刷機(10)の給紙装置(20)において、 上記用紙分離手段(32a,33a;32b,33b)
    から、上記印刷機本体(40)の上記版胴(52)と上
    記プレスローラ(54)との用紙挟持部までの用紙搬送
    経路の距離が、用紙(23a,23b;25a,25
    b)の搬送方向の長さよりも長いことを特徴とする、輪
    転孔版印刷機の給紙装置。
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