JPH1110909A - 記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置 - Google Patents

記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置

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JPH1110909A
JPH1110909A JP9164750A JP16475097A JPH1110909A JP H1110909 A JPH1110909 A JP H1110909A JP 9164750 A JP9164750 A JP 9164750A JP 16475097 A JP16475097 A JP 16475097A JP H1110909 A JPH1110909 A JP H1110909A
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JP9164750A
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English (en)
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Hirotsugu Nakano
裕嗣 中野
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
Minoru Yokoyama
実 横山
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Yoshitoshi Kawashima
俊寿 川島
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 例えば、インク液面の動揺にも係わらず高精
度で、かつ、安価にインク残量を検出することができる
記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置を
提供する。 【解決手段】 インクカートリッジ内に設けられた反射
板とその外側に設けられる反射型フォトセンサとで構成
される1セットのインク残量検出部を用い、キャリッジ
10に搭載されたインクカートリッジ9が往復運動する
ときに、異なる加速度が、インクカートリッジにかかり
インクタンク内のインクの液面が異なる様相を示すタイ
ミング、即ち、加速運動中、等速運動中、減速運動中の
夫々の条件下でインク残量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及びその記
録装置を用いたファクシミリ装置に関し、特に、インク
ジェット方式に従って記録を行なう記録装置及びその記
録装置を用いたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット方式に従って記
録を行なう記録装置には、その装置に設けられたインク
タンクのインク残量を検出するために種々の技術が用い
られている。そのような技術には以下のようなものがあ
る。
【0003】特開平2−102061号には、インクタ
ンク内に設けられた反射板と反射型光センサによってイ
ンク無しを検知する技術が開示されている。また、特開
昭56−144184号には、インク液面の動揺がイン
ク残量検出の精度を低下させることがないように、その
対策として、インク無しの検知後、一定時間経過後にイ
ンク無しを報知する技術が開示されている。
【0004】また、インク残量の検出を多段階的に行う
場合には、そのための検出用センサを少なくとも二個以
上設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例、特に、記録ヘッドとインクタンクとが一体化したイ
ンクカートリッジを用いて記録を行う装置の場合、記録
ヘッドの往復運動とともにインクタンクも同時に動くの
でタンク内のインク液面が動揺し、その結果、インク残
量の検出結果も変動するという問題があった。
【0006】また、インク残量の検出を多段階的に行う
場合には、そのための検出用センサを少なくとも二個以
上設ける必要があったので、装置の部品点数が増加し、
結果として装置全体の生産コストを増大させてしまうと
いう問題があった。その一方、多段階的にインク残量検
出を行わなければ、いつインク残量がほとんどゼロの状
態(ニアーエンド)になったかを正確に検出することが
できないので、その意味からも多段階的なインク残量の
検出が求められていた。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、例えば、インク液面の動揺にも係わらず高精度で、
かつ、安価にインク残量を検出することができる記録装
置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
【0009】即ち、記録ヘッドを移動させながらインク
を吐出して記録媒体に記録を行なう記録装置であって、
前記記録ヘッドを往復移動させる走査手段と、前記イン
クを貯溜し、前記記録ヘッドと一体となって前記走査手
段によって往復移動するインクタンクと、前記インクタ
ンク内のインク残量を検出する1セットの検出手段と、
前記検出手段によるインク残量検出を、前記記録ヘッド
とインクタンクの往復移動の運動中の異なる加速度条件
下で行うように制御する制御手段とを有することを特徴
とする記録装置を備える。
【0010】また他の発明によれば、上記の記録装置を
用いたファクシミリ装置であって、通信回線を介して画
像信号の送受信を行なう通信手段と、前記画像信号を一
時的に格納する記憶手段とを有することを特徴とするフ
ァクシミリ装置を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以上の構成により本発明は、記録
ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録媒体に記
録を行なう際、インクを貯溜し記録ヘッドと一体となっ
て往復移動するインクタンクのインク残量検出を、1セ
ットの検出手段を用いて、記録ヘッドとインクタンクの
往復移動の運動中の異なる加速度条件下で行うように制
御する。
【0012】ここでいう異なる加速度条件とは、往復移
動における、記録ヘッドとインクタンクが加速中、減速
中、或いは、等速移動中の条件を含み、検出手段は、そ
の加速中、減速中、或いは、等速移動中の夫々の条件で
インク残量を検出する。
【0013】また、これら加速中、減速中、或いは、等
速移動中の夫々の条件で検出されたインク残量検出結果
を、例えば、LCD或はLEDを用いて表示する。
【0014】さて、上記の検出手段には、発光素子と受
光素子を備えた反射型センサと、発光素子からの光を反
射する反射板とを含み、これら反射型センサと反射板
は、発光素子の発光方向と反射板による反射方向が記録
ヘッドとインクタンクの往復移動方向になるように、か
つ、反射板の反射面が発光方向に対向するように設けら
れ、その反射型センサは、インクタンクの側壁に接し
て、反射板はインクタンクの内部に設けられる。
【0015】さらに、その検出手段による検出結果に従
って、記録ヘッドによる記録を制御する記録制御手段を
設けてても良く、その記録制御手段には、記録ヘッドに
よるインク吐出量を計数する計数手段と、その計数結果
と所定の閾値とを比較する比較手段とを含み、インクが
残存しないことを判別されたとき、その比較結果に従っ
て、記録ヘッドによる記録の続行或いは停止を制御する
ようにしても良い。
【0016】そして、上記の計数手段において、さら
に、記録動作によるインク吐出時間を累積したり、イン
ク残量検出の時間的間隔を計数したり、記録された記録
媒体の頁数を累積したり、或は、記録ドット数等を累積
しても良い。
【0017】なお、上記の記録ヘッドは、熱エネルギー
を利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、イン
クに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体が備えてられている。
【0018】また、上記説明したような動作をする記録
装置をファクシミリ装置に組み込んで使用することがで
きる。
【0019】以下添付図面を参照して本発明の好適な実
施の形態について詳細に説明する。
【0020】<装置構成の説明(図1〜図5)> ・機械的構成 図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット
方式に従う記録部を備えたファクシミリ装置の機械的構
成を示す側断面図である。
【0021】まず、ファクシミリ装置の記録部の構成に
ついて説明する。
【0022】図1において、1は装置全体の主構造であ
るフレーム、2はフレーム1に固着されているASF
(Auto Sheet Feeder:オート・シート・フィーダ)シ
ャーシである。ASFシャーシ2は記録紙を複数枚搭載
しておき記録時に一枚ずつ分離し記録部分に送り込むA
SF部の構造体である。また、3は中板、4は中板押圧
バネである。中板3は、ASFシャーシ2に回動自在に
取付けられていると共に、中板押圧バネ4により図中時
計回り方向に付勢されている。5は駆動系(不図示)に
より図中時計回りに回転する記録紙分離ローラ、6は記
録紙分離ローラ5のホームポジションを検出する透過型
センサ(以下、ローラポジションセンサ)である。
【0023】なお、図1に示す中板3の位置は、駆動系
の中板動作カム部(不図示)により図中反時計回りに回
動させられている所で停止している待機状態の時に対応
している。そのカムが外れている時は時計回りに回動
し、記録紙分離ローラ5の外周に当接する。また、中板
3の動作と記録紙分離ローラ5の切り欠き位置とは互い
に同期している。
【0024】7は駆動系(不図示)により図中反時計回
りに回転する記録紙搬送ローラ、8は記録紙搬送ローラ
7の外周にバネ(不図示)により当接するように設けら
れた記録紙搬送コロである。記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8とは互いの当接部分で記録紙を侠持し、こ
れを図中左方に搬送する(以下、この搬送方向を副走査
方向という)。9はインクジェット方式に従う記録ヘッ
ドとインクを貯溜するインクタンクとを一体的に内蔵し
た交換可能なタイプ(ディスポーザブルタイプ)のイン
クカートリッジ、10はインクカートリッジ9を着脱可
能に取付けるキャリッジである。
【0025】さて、インクカートリッジ9の記録面は図
中、インクカートリッジ9の下部にあり、図中横方向に
複数のノズルが並んでヘッド記録面を形成している。記
録動作時にはインクカートリッジ9をそのノズルの配列
方向とは直行する方向(図面に垂直方向:以下、この方
向を主走査方向という)に移動させ、それらのノズルか
ら選択的にインクを吐出することにより複数のノズルに
よる記録幅分の領域に記録をすることが出来る。その
後、記録用紙を記録幅分だけ副走査方向に搬送し、記録
動作を繰り返すことにより記録紙上に記録が行なわれる
(このような記録方式はマルチスキャン方式と呼ばれ
る)。
【0026】また、キャリッジ10には反射型フォトセ
ンサによるインク残量検出センサが取付けられており、
インクカートリッジ9内の残存インク量を検出してい
る。このインク残量検出センサの検出方向は、おおよ
そ、インクカートリッジ9の往復走査方向と同じ方向で
あり、そのインク残量センサはキャリッジ10に取付け
られているので、キャリッジ10の移動によってインク
カートリッジ9とともに移動することは言うまでもな
い。なお、この点については詳細に後述する。
【0027】12、13は各々、キャリッジ10の主走
査方向への往復移動が円滑になされるように補助するガ
イドレールであり、キャリッジ10はこれら2本のレー
ル12、13に主走査方向に移動可能に取り付けられ、
駆動系(不図示)により往復移動する。14は記録ヘッ
ドに対向し記録用紙を記録ヘッドに対向させその記録位
置での記録ヘッドとの距離を保持させるプラテン、15
は排紙ローラ、16は排紙コロである。排紙コロ16は
排紙ローラ15に対し押圧部材(不図示)により付勢さ
れており、排紙ローラ15と排紙コロ16との当接部に
記録用紙を挟持しつつ記録用紙を排出する。17は記録
紙カバーでありインクカートリッジ9を交換する時など
のために下方を支点に開くような構成となっている。
【0028】次に、ファクシミリ装置の読取部の構成に
ついて説明する。
【0029】20は、駆動系(不図示)により図中反時
計回りに回転して、複数枚セットされた原稿を1枚ずつ
図中左方向へ搬送する読取分離ローラ、21は押圧部材
(不図示)により読取分離ローラ20に対し付勢され、
複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離するゴムのよう
な摩擦力の高い材質でできている分離片、22は原稿に
描かれた画像を読み取ってその画像が表現する情報を電
気信号に変換する密着型ラインイメージセンサ(以下、
イメージセンサという)、23はCSバネ、24は駆動
系(不図示)により図中時計回りに回転する白色のCS
ローラである。ここで、CSバネ23はイメージセンサ
22をCSローラ24に対し押圧するように設けられて
いる。また、CSローラ24はイメージセンサ22の読
み取り面全面に原稿を密着させること、原稿を図中左方
向に搬送させること、原稿読取のバックグランドとなる
などの役割を持つ。
【0030】25は読取部及び操作パネル(後述)を支
持する構造体も兼ねたフレーム1に固着された原稿の下
面をガイドするための原稿ガイド、26は原稿ガイド2
5に固着され原稿の上面をガイドするための原稿ガイ
ド、27は操作用スイッチを備えた操作基板、28は操
作基板27を固着し、それ自身が原稿ガイド25に固着
されている操作パネルである。
【0031】30は電源トランスやコンデンサなどで構
成される電源部、31はフレーム1に取付けられ装置全
体の動作を制御する電気制御基板である。電気制御基板
31には、装置各部に振り分けられている電気素子や部
品(イメージセンサ22、操作基板27、電源部30、
インクカートリッジ9、各駆動モータ(不図示)、ロー
ラポジションセンサ6、各センサ(不図示))からの束
線がすべて結線されている。なお、ここでは説明されて
いない読取部の各種センサや記録用紙有無を検出するセ
ンサなどは、束線を介さず直接、電気制御基板31に実
装されている。また、外部インタフェース(例えば、公
衆電話回線網インタフェース、付属子電話インタフェー
ス、外部子電話インタフェース、セントロニクスなどの
パソコンインタフェース)は全て電気制御基板31に結
線されるよう構成されている。
【0032】図2はインクカートリッジ9の詳細な構成
を示す部分破断図である。図2において、11は反射型
フォトセンサ(以下、フォトセンサという)、91はイ
ンク、92はスポンジ、93はフォトセンサ11からの
光を反射する反射板、94は記録ヘッドである。特に、
図2はキャリッジ10が静止しており、これに搭載され
るインクカートリッジ9も静止している状態を示してい
る。従って、インク91の液面も動揺せず滑らかであ
る。
【0033】また、図2から明らかなように、反射板9
3はインク容器底面付近に設けられ、かつ、その位置は
フォトセンサ11が設置されているインクカートリッジ
壁面に近いところある。これは、フォトセンサ11近く
に反射板93を設けることにより、インクが残存しない
場合にフォトセンサ11が受光する反射光強度を強く
し、インク残量検出に係わるS/N比を向上させるため
である。この時、フォトセンサ11が設置されている側
のインクカートリッジ側面と反射板93との間隔(検出
隙間)は、インクの表面張力と、インクと壁及びインク
と反射板との溌水性の関係によりインクが溜まらないよ
うな間隔(2〜4mm)とすることで正確な残量検知を
達成する。
【0034】また、このように反射板93が設けられて
も、反射板93の左右の空間は別体の窪みではなく、反
射板は中央のみで実際のインクが貯溜される空間は反射
板の脇にて互いに連通している。この構成によりフォト
センサ11と反射板93の間で検知される液面はインク
カートリッジ内の液面と同じく変化する。また、この構
成に限らず反射板の底部に連通する穴を設けて反射板の
両側の液面が等しくなるよう構成しても良い。
【0035】さて、フォトセンサ11は、インク91が
インクカートリッジ9に充填されているとき、インク9
1はフォトセンサ11からの光を遮るためフォトセンサ
で反射板93からの反射光をほとんど捉えることはでき
ず、フォトセンサ11からの出力電流はほとんどゼロと
なる。これに対して、インクカートリッジ9にインク無
い時、反射板93からの反射光をフォトセンサ11は捉
え、その結果、フォトセンサ11はその反射光強度に従
った電流を出力する。
【0036】・電気的構成 図3は図1に機械的構成を示したファクシミリ装置の電
気的構成を示すブロック図である。図3において、10
1はマイクロプロセッサなどから構成されるCPU、1
02はCPU101が実行する制御プログラムや処理プ
ログラムを格納するROM、103はファクシミリ送受
信のための画像データやコピー処理のために読み込まれ
た画像データを格納するための記録領域やCPU101
が制御プログラムや処理プログラムを実行するときの作
業領域として用いられるRAM、104は電源部30か
らの電源供給がなくとも情報を記憶保持できるようにバ
ックアップ電源を備えたDRAMやSRAM103、或
いは、EEPROMなどで構成される不揮発性メモリで
ある。
【0037】また、105はJISコード、ASCII
コードなどのコード体系に従って表現されたキャラクタ
コードに従ってキャラクタパターンを発生するキャラク
タジェネレータ(CG)、106は図1で説明した構成
の記録部、107は図1で説明した構成の読取部、10
8はモデム(MODEM)、109は網制御ユニット
(NCU)、110は電話回線、111は電話機、11
2は図1で説明した操作基板27の操作パネル28の一
部で構成される操作部、113は図1で説明した操作基
板27の操作パネル28の一部で構成されLCDやLE
Dなどを備えた表示部である。
【0038】そして、CPU101は、ROM102、
RAM103、不揮発性メモリ104、CG105、記
録部106、読み取り部107、モデム108、NCU
109、操作部112、及び、表示部113を制御す
る。
【0039】さて、RAM103は、読取部107によ
って読み取られた2値化画像データ或いは記録部106
に記録される2値化画像データを格納すると共に、モデ
ム108によって変調されNCU109を介して電話回
線110に出力する符号化画像データと、電話回線11
0を介して受信したアナログ画像信号をNCU109及
びモデム部108を介して復調して得られる符号化画像
データを格納する。また、不揮発性メモリ104は、電
源供給の有無に係わらず保存しておくべきデータ(例え
ば短縮ダイヤル番号など)を格納する。CG105はC
PU101の制御に基づき必要に応じて入力されたコー
ドに対応するキャラクタパターンデータを発生する。
【0040】記録部106の電気系はDMAコントロー
ラ、インクジェット方式に従う記録ヘッド、CMOSロ
ジックICなどから構成され、CPU101の制御によ
ってRAM103に格納されている画像データを取り出
して記録出力する。一方、読取部107の電気系はDM
Aコントローラ、画像処理IC、イメージセンサ、CM
OSロジックICなどから構成され、CPU101の制
御に基づいてイメージセンサ(CS)22から読み取っ
た画像データを2値化し、その2値化データを順次、R
AM103に出力する。なお、読取部107に対する原
稿のセット状態は、原稿の搬送路に設けられたフォトセ
ンサを用いた原稿検出部(不図示)により検出できるよ
うになっている。
【0041】モデム108は、G3/G2モデムとこれ
らのモデムに接続されたクロック発生回路などから構成
され、CPU101の制御に基づいてRAM103に格
納されている符号化送信データを変調して、NCU10
9を介して電話回線110に出力したり、電話回線11
0を介して受信するアナログ画像信号をNCU109を
介して入力し、その信号を復調して符号化受信データを
得、これをRAM103に格納する。NCU109は、
CPU101の制御により電話回線110をモデム10
8或いは電話機111のいずれかに切り換えて接続す
る。また、NCU109は呼出信号(CI)を検出する
検出回路を有し、呼出信号が検出されたときは着信信号
をCPU101へ送る。
【0042】電話機111は、ファクシミリ装置本体と
一体化された電話機であり、ハンドセット及びスピーチ
ネットワーク、ダイヤラ、テンキーやワンタッチキーな
どから構成されている。操作部112は、画像送信/受
信などをスタートさせるキー、送受信時におけるファク
シミリ画像の解像度をファイン、標準などに切り換える
解像度選択キー、自動受信等の操作モードを指定するモ
ード選択キー、ダイヤリング用のテンキーやワンタッチ
キーなどから構成されている。表示部113は、時刻表
示用の7セグメントLCDと、各種モードを表示する絵
文字LCDと、5×7ドット(1文字)×1行分の表示
を行うことができるドットマトリックスLCDとを組み
合わせたLCDモジュールと、LEDなどから構成され
ている。
【0043】次に、記録部106に設けられるインク残
量検出部の電気的構成について説明する。
【0044】図4はインク残量検出部の電気的構成を示
すブロック図である。
【0045】図4において、151はフォトセンサ11
からの出力電流強度に従った電圧に変換する電流/電圧
変換部、152はノイズの除去とインク液面の揺れによ
る出力電圧変動を抑えるために機能する平滑回路ブロッ
ク、153はA/D変換部、154はCPU101から
の制御信号に従って後述の切り替え信号を電流/電圧変
換部151に与える出力ポート部、155は各種センサ
の出力を入力してその信号をCPU101に出力する入
力ポート部、156はインクカートリッジ9がキャリッ
ジ10に装着されているかどうかを検出するカートリッ
ジ脱着検出センサである。なお、電流/電圧変換部15
1は、外部(ここではCPU101)からの切り替え信
号により電流/電圧変換の比率を変えることができ、A
/D変換部153の出力はCPU101に入力される。
【0046】図5は電流/電圧変換部151の詳細な構
成を示すブロック図である。図5から明らかなように、
インクカートリッジ9にインクが有る時はフォトセンサ
11からの出力は小さいので“Low”レベルの信号が
A/D変換部153へ入力され、一方、インクカートリ
ッジ9にインクが無いの時はフォトセンサ11からの出
力は大きいので“Hi”レベルの信号がA/D変換部1
53へ入力される。また、出力ポート部154からのO
N/OFF信号に従ってスイッチ157が開閉(ON/
OFF)される。ここで、スイッチ157が閉じる(O
N)すると抵抗が並列に接続されるためA/D変換部1
53への入力電圧はスイッチ157が開いた(OFF)
時より小さくなる。
【0047】また、図5において、158は平滑用のコ
ンデンサであり、前段の抵抗成分とペアで信号を平滑化
するために機能する。
【0048】<装置の記録動作の説明> ・機械的動作 原稿のコピーやファクシミリ画像信号の受信により記録
動作が必要になると、駆動系(不図示)の回転により記
録紙分離ローラ5が時計回りに回転すると共にその駆動
系の一部であるカムの働きによって中板3の押し下げが
無くなり、バネ4の押圧により中板3が回動しASF部
に搭載された複数枚の記録用紙の一番上の記録用紙が記
録紙分離ローラ5に当接する。更に、記録紙分離ローラ
5が回転すると一番上の記録用紙だけが左下方に搬送さ
れる。その繰り出された紙は記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8の当接部へ導かれる。この間、用紙先端位
置検出センサ(不図示)により記録用紙の先端位置が検
出され、この検出結果に基づいてその後の記録用紙搬送
量が算出される。
【0049】記録紙搬送ローラ7と記録紙搬送コロ8と
ので構成されるローラ対に侠持された記録用紙は更に左
方に搬送される。この時、記録紙分離ローラ5のローラ
回転速度が記録紙搬送ローラ7のそれより若干速く設定
されているため、記録紙分離ローラ5と記録用紙との間
の摩擦力は、記録紙搬送ローラ7の搬送力に対し負荷に
ならない。更に、記録用紙が搬送されると、その記録用
紙は記録排紙ローラ15と排紙コロ16とで構成される
ローラ対にも侠持される。このローラ対の用紙送り速度
は、記録紙搬送ローラ7のそれより速いが、その搬送力
は記録紙搬送ローラ7のそれより非常に小さいため、記
録用紙の搬送量は記録紙搬送ローラ7により決定され、
かつ、記録用紙は軽く張られた状態となる。
【0050】記録紙分離ローラ5が一回転し、ローラポ
ジションセンサ6が記録紙分離ローラ5のホームポジシ
ョンを検知すると一旦回転を停止する。この直前に、カ
ム(不図示)により中板3は待機状態の時のように再び
押し下げられる。その後、記録紙搬送ローラ7と記録紙
排紙ローラ14の回転を逆転させ、用紙先端位置検出セ
ンサによる記録用紙の先端検出時点から計数していた用
紙送り量に応じて、記録用紙を逆方向に搬送させ、記録
用紙先端が記録ヘッドの記録位置にくるよう頭出しを行
う。
【0051】そして、キャリッジ10を主走査方向に走
査しながら記録すべき画像データに応じてノズルから選
択的にインクを吐出して記録を行う。キャリッジ10が
主走査方向に1回の走査(往路走査)を終了すると、そ
の復路走査時に記録紙搬送ローラ7と記録紙排紙ローラ
15を正転(反時計回り)させ、所定量(記録ヘッドの
記録幅分)だけ記録用紙を左方向に搬送する。その後、
再び、キャリッジ10を主走査方向に走査(往路走査)
しノズルから選択的にインクを吐出させ記録を行う。こ
のような動作を繰り返すことにより記録用紙全面にわた
って記録画像を形成する。最後に、用紙先端位置検出セ
ンサにより記録用紙の後端を検知することにより記録用
紙一枚分の記録動作を終了する。
【0052】記録用紙複数枚分の記録をする時は、以上
の動作を繰り返す。
【0053】・記録制御(図6〜図10) 次に、図6に示すフローチャートを参照して、CPU1
01とインク残量検出部とが連動して実行するインク残
量に従う記録制御について説明する。本実施形態のファ
クシミリ装置では、ファクシミリ画像信号受信や、画像
原稿のコピー指示により記録が必要になると、以下に示
す処理が実行される。
【0054】(1)記録制御の概要(図6〜図7) ここで説明しているような装置では、インク残量検出の
ためのセンサとして、反射型フォトセンサを用いるため
太陽光や強いスポットライトなどの強い迷光がその受光
部に入射すると誤動作になる問題が生じる。
【0055】装置の構造上、記録部106には記録用紙
を装置外に排出するために開口部が必ずある。インクジ
ェット方式を用いて記録を行なう場合、記録後、その記
録用紙の記録面に装置のガイド等が接触するとその記録
画像がかすれたりする等の記録劣化を引き起こす問題が
生じるため、記録後は直ちに記録用紙を装置外に排出す
る方が望ましい。従って、記録ヘッドから排出口(即
ち、開口部)までの距離は短いことが望ましい。一方、
記録ヘッド近傍には、既に、説明したようにインク残量
検出部が設けられているため、開口部から入射する迷光
がフォトセンサ11の受光部に入りやすくなる。
【0056】さらに装置の構造上、インクジェット方式
の記録を行なう記録部では、図1を参照して説明したよ
うに、インクを上方から下方に吐出して記録を行ない、
記録用紙は水平方向に搬送する構成が一般的であるた
め、記録用紙排出口よりインクカートリッジ9は相対的
に上方に位置する、即ち、フォトセンサ11も記録用紙
排出口より相対的に上方に位置する。このため、フォト
センサ11に直接光が入ることは少なく、例えば、装置
を設置する机や装置から排出した記録用紙からの反射光
のみが問題となる。しかし、このような室内光はその強
度が弱いので、インク残量検出における誤認識を引き起
こす要因とはならない。
【0057】従って、問題となるのは太陽光であり、特
に、入射角の小さい、斜光、つまり、朝、夕の短い時間
(例えば、1時間)に入射する太陽光である。
【0058】従って、以下に説明する処理では、このよ
うな太陽光の入射によって引き起こされる誤認識に対処
する記録制御が含まれている。
【0059】まず、ステップS1では、インクが残存し
ているかどうかインク残量検出部における検出結果を用
いて調べる。ここで、インクが残存していると判定され
た場合には処理はステップS2に進み、一方、インクが
残存していないと判定された場合には処理はステップS
6に進む。尚、ステップS1におけるインク残量検出の
詳細は後述する。
【0060】次にステップS2では、不揮発性メモリ1
04に設定されたインク吐出量カウンタ(以下、カウン
タという)のカウント値(CNT)をリセットする。こ
のカウンタは、インクが残存していないと判断された場
合に、その判断がなされた以後の記録動作においてイン
ク吐出量をカウントをするために用いられるものであ
り、インクが残存している場合には用いられることはな
いので、ここで、その値がリセットされる。ステップS
3では記録動作(ここでは、記録ヘッドの主走査方向へ
の1走査によって実行される記録ヘッドの記録幅分の記
録を指す)が実行され、記録用紙に記録が行なわれる。
【0061】さらに、ステップS4ではカウンタでイン
ク吐出量を計数する。ここでは、1記録動作当たり実際
にインク吐出が発生する画素数(以下、これを記録ドッ
トという)を計数する。そして、ステップS5では一連
の記録動作が終了したかどうかを調べる。ここで、記録
動作終了と判定されれば処理は終了し、記録動作続行と
判定されれば処理はステップS1に戻り、上述の動作を
繰り返す。
【0062】さて、処理はステップS6において、イン
クが残存しないことが判別された時刻(T0)から図7
のフローチャートに示すような時間監視を開始する。こ
の処理は、CPU101で図6に示す記録制御処理を並
行して実行される。以下、その時間監視処理を図7を参
照して説明する。
【0063】まず、ステップS11では、時刻T0から
の経過時間が所定の時間になったかどうかを調べる。つ
まり、上述のように太陽光の入射は朝夕の特定時間帯の
みに発生するはずであるので、所定の時間が経過すれ
ば、その入射はなくなっていると予想されるので、この
ような処理を行なうのである。ここで、所定の時間が経
過したことが判断されると、処理はステップS12に進
み、再度、インク残量の検出を行なう。
【0064】ここで、再びインクが残存しないと判断さ
れれば、時間監視はそのまま終了する。これに対して、
インクが残存すると判断されれば、処理はステップS1
3に進み、カウンタのカウント値(CNT)をリセット
し、時間監視の処理を終了する。このように、迷光が入
射時間は一日のうちの一部であるとの考えに基づき、イ
ンクが残存しないと判別された時刻(T0)から所定時
間の経過後に再び、インク残量検出を行なうことで、迷
光の入射に伴うインク残量検出の誤認識を防止してい
る。
【0065】ステップS6で時間監視の処理を開始した
後、処理はステップS7において、カートリッジ脱着セ
ンサ156による検出結果に基づいて、新たなインクカ
ートリッジが装着されたかどうかを調べる。なお、カー
トリッジ脱着センサ156を用いず、例えば、インクカ
ートリッジ9とキャリッジ10との間の電気的接点にカ
ートリッジ脱着検出用の接点を設けセンサの役目を果た
すようにしても良い。ここで、新たなインクカートリッ
ジが装着されたと判断された場合には、処理はステップ
S8に進み、現在実行している時間監視を停止する。な
ぜなら、新たに装着されたインクカートリッジにはイン
クが充填されていることが期待されるので、インク残量
の再検出処理は不要と考えられるからである。その後、
処理はステップS2に戻る。これに対して、インクカー
トリッジの交換がなかった場合には、処理はステップS
9に進む。
【0066】ただ、予期しない電源切断などによってイ
ンクカートリッジ交換があったかどうかが判別できない
場合には強制的に記録動作を停止するような制御を行な
う。ステップS9ではインク吐出量、即ち、カウンタの
カウンタ値(CNT)と所定の閾値(n)とを比較す
る。ここで、CNT<nであれば処理はステップS3に
進み、一方、CNT≧nであれば処理は終了する。
【0067】インク残量検知部では、液体のインクの残
量を直接検出しているので、図2に示したように、イン
クカートリッジの構造上、インクが残存していないこと
を検知していても、実際には少量のインクが残存してい
るし、スポンジ92にもインクは含まれているため、依
然として記録は可能である。従って、記録可能な量を多
くするためには、インクが残存していないことが検出さ
れた後も記録動作が可能であるように記録制御をする必
要がある(延命制御)。この制御は、特に、本実施形態
のような交換可能なディスポーザブルタイプのインクカ
ートリッジを用いる装置の場合不可欠である。
【0068】そのため、所定の閾値(n)は、インク残
量検知部がインクが残存しないことを検知した時のイン
クの残量を測定しておくことによって決定される値であ
る。また、その値はインク残量検知精度のバラツキ、装
置設置環境の温度変動等によるインク吐出量のバラツ
キ、記録ヘッド毎の製品品質差によるインク吐出量のバ
ラツキ、記録パターンや記録履歴によるインク吐出量変
化等を考慮し、どんな場合でも記録可能な値となるよう
に設定される。又、吐出性能を維持するためのインク予
備吐出やポンプによる吐出口(ノズル口)からの吸引動
作(回復動作)を記録部106が備えている場合には、
その時のインク吐出量や吸引インク量を計数し、所定の
閾値(n)の決定にフィードバックしてもよい。
【0069】さて、記録処理停止の処理は本実施形態の
特徴と直接関係ないが、通常は記録処理を停止すべきと
判定された時点で記録が行なわれている記録用紙の頁は
完全には記録ができていないと考えて、その頁の先頭か
ら、例えば、ファクシミリ画像信号受信中であれば、受
信データをメモリの中に蓄えるという代行受信に切り換
え、記録が再び可能になった時点で記録を再開する。な
ぜなら、ファクシミリ画像受信の場合は、特に、受信側
にはオリジナル原稿がないので、受信データは必ず何か
のタイミングで記録ができるように対処する必要がある
からでる。
【0070】このような記録停止の処理は、図6に示す
フローチャートによれば、即時停止になっているが、現
在記録中の頁は無条件にその記録処理を続行させ、その
頁の記録が終了した時点でその処理を終了するように記
録制御しても良い。
【0071】これに対して、コピー動作に伴う記録動作
を行う時はユーザが装置のある場所にいて記録状態をユ
ーザ自身が判断できるため、上述のようなファクシミリ
画像受信の時の処理とは異なり、例えば、インクが残存
しない旨を表示部113にメッセージ表示してユーザに
警告するのみに留め、その記録用紙の最後まで記録を行
ない、その後の対処はユーザの判断に任せるようにする
こともできる。
【0072】しかし、いづれにしても、本装置はファク
シミリ受信動作とコピー動作の2つの記録動作が可能で
あり、その動作がいつ発生するかは予め定まっている訳
ではないので、常に、ファクシミリ受信動作が発生する
ことを考慮すれば、インク残量検知、インク吐出量の計
数、インク吐出量と所定の閾値との比較処理は常に必要
であり、インク吐出量が所定量を越えたことが判別され
ると、速やかに、ユーザに警告を促すようにしている。
【0073】(2)インク残量検出の詳細(図8〜図1
0) インク残量は、前述のようにインクカートリッジ内部に
設置された反射板93とフォトセンサ11を用いて、フ
ォトセンサ11から発光され反射板93で反射され再び
フォトセンサ11で受光された反射光強度から検出され
る。さて、図2にも示したように、フォトセンサ11と
反射板93はともにキャリッジ10の往復移動方向(主
走査方向)に添って設けられ、そのセンサ受光面や反射
面は主走査方向に対して垂直になるように配されてい
る。
【0074】図8はキャリッジ10が移動するときの移
動速度変化を示す図である。特に、図8は記録ヘッドが
記録動作を実行する場合、即ち、キャリッジ10が往路
走査をする場合(この方向を順方向という)を示してい
る。インクカートリッジ9を搭載したキャリッジ10の
移動速度は、図8に示すように順方向に走査する場合、
点A→点B→点C→点Dと変化する。
【0075】即ち、点A→点Bはホームポジションに位
置しているキャリッジ10が静止状態から所定の加速度
で加速を始め、その移動速度が所定の速度(X)に達し
て等速移動に移るまでの加速部である。点B→点Cは等
速(X)でキャリッジ10が移動しながら記録を行なう
等速部である。点C→点Dは、記録を終了した記録ヘッ
ドを搭載したキャリッジ10が、速度(X)から所定の
負の加速度で減速しながら停止するまでの減速部であ
る。
【0076】また、キャリッジの復路走査(この方向を
逆方向という)では、インクカートリッジ9を搭載した
キャリッジ10の移動速度は、図8を参照して考えれ
ば、(1)点D→点Cでは順方向の走査が終了した後の
静止位置から所定の加速度で加速し、(2)点C→点B
ではその速度が所定の速度に達した所で等速運動に移
り、(3)その後、点B→点Aで再び所定の負の加速度
で減速し、最後にキャリッジ10がホームポジションに
達した時に速度がゼロになって、キャリッジ10は停止
する。
【0077】このようにキャリッジ10が移動するた
め、インクカートリッジ9に加速度(慣性力)が働く。
つまり、順方向の移動(往路走査)における加速部や逆
方向の移動(復路走査)における減速時では、インクカ
ートリッジ9のインク液面は図9に示すようになる。一
方、順方向の移動(往路走査)における減速部や逆方向
の移動(往路走査)における加速時では、インクカート
リッジ9のインク液面は図10に示すようになる。な
お、キャリッジ10が等速移動中や静止状態にあるとき
は、インクカートリッジ9に加速度が働かないので、イ
ンクカートリッジ9のインク液面は図2に示すようにな
る。
【0078】このようにインクカートリッジ9のインク
液面(正確にはフォトセンサ11が設置されている側の
インクカートリッジ側面と反射板93との隙間)の状態
はキャリッジ10の移動により各々変化する。
【0079】従って、たとえ残存インク量が同じであっ
てもインク液面の変化によって、あるタイミングではイ
ンクが残存しないと判定されたり、或いは、別のタイミ
ングではインクは残存していると判定されることがあ
る。言い換えると、インク液面の変化によって、見かけ
上インクが残存していないと判定されたり、インクが残
存していないのにインクが残存していると判定されるこ
とがある。
【0080】こうしたことを踏まえ、この実施形態では
次の制御を行なう。
【0081】即ち、キャリッジ10の移動を監視しなが
ら上記3つの状態夫々のときにインク残量検出を行な
い、キャリッジ10の移動状態によるインク液面の変化
を考慮したインク残量検出を行なう。例えば、少なくと
も1回のキャリッジ走査で出現する3つの状態夫々に対
応した検出結果、或は、所定時間の間(複数回走査の
間)3つの状態夫々を時間積分して得られる平均的な検
出結果を表示部113のLCDにメッセージ表示した
り、或いは、特定のLEDを点灯させる装置利用者の注
意を促す。
【0082】インク残量検出のタイミングとする上記3
つの状態は、それぞれの状態がキャリッジ移動の加速
中、定速移動中、減速中の状態を指す。そのことから、
インク残量検出のタイミングをキャリッジ移動を行わせ
るキャリッジモータの駆動と関連させることで適切なタ
イミングでインク残量検出を行うことができる。特に、
キャリッジの駆動源としてパルスモータを用いる場合に
は、キャリッジの加速、減速等の切り換え時をインク残
量検出のタイミングを得る基準とすることができる。
【0083】このようにして得られた結果は、ステップ
S1のインク残量検出の判定に用いられる。
【0084】また、このようにして得られた結果は、一
定量の残存インクに対して、図9に示す状態にインクタ
ンクがあるとき、見かけ上最もインク残量が多いように
検知され(過大評価)、図10に示す状態にインクタン
クがあるとき、見かけ上最もインク残量が少ないように
検知される(過小評価)。従って、例えば、図9に示す
状態から得られるインク残量結果は、インクタンクに残
存するインクが、本当にゼロに近い状態を示す指標とし
て用いることができる。従って、この状態に基づいて、
表示部113のLCDにニアーエンドの状態を示すメッ
セージ表示したり、或いは、特定のLEDを点灯させて
装置利用者の注意を促すことができる。
【0085】従って以上説明した実施形態に従えば、1
つのインクセンサを用いながらもキャリッジの移動に伴
う異なる加速度によって引き起こされるインク液面の状
態変化を考慮し、液面が同じ状態でインク残量検出を行
なうことにより、実質的に多段階的なインク残量検出を
行うことができる。また、特定のインク液面に注目した
インク残量検出を行うことによりインクタンクに残存す
るインクが本当にゼロに近い状態(ニアーエンド)を正
確に検出することができる。これによって、インク残量
を踏まえたより精密な記録制御を実行することができ
る。
【0086】さらに、上記のような記録制御に加えて、
インク吐出に用いた時間、インク残量検出の時間的間
隔、記録頁数、記録ドット数等をカウント累積すること
により装置の使用状態を把握し、この情報に基づいた装
置制御を行なうこともできる。例えば、毎回のインク吐
出時間を記憶しておき、インクが残存しないことが検出
されれば、積算インク吐出時間に基づいて、その後イン
クが完全になくなるまでの時間を予想し、これをユーザ
にメッセージで通知する等の表示制御も可能となる。
【0087】以上の実施形態では、特にインクジェット
記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用さ
れるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いる
ことで記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0088】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0089】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0090】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成でも良い。加え
て、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを
電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0091】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0092】また、以上の実施例の記録装置の構成に、
記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を
付加することは記録動作を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段を設けることや、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを設けることなどがある。
【0093】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0094】以上説明した実施例においては、インクが
液体であることを前提として説明しているが、室温やそ
れ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしく
は液化するものを用いても良く、あるいはインクジェッ
ト方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範
囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよ
い。
【0095】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0096】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置の形態を取るものであって
も良い。
【0097】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。この場合、本発明に
係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成する
ことになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムを
システム或は装置に読み出すことによって、そのシステ
ム或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録媒体に
記録を行なう際、インクを貯溜し記録ヘッドと一体とな
って往復移動するインクタンクのインク残量検出を、1
セットの検出手段を用いて、記録ヘッドとインクタンク
の往復移動の運動中の異なる加速度条件下で行うので、
例えば、異なる加速度によるインク液面の動揺や変化を
考慮して高精度で、かつ、安価にインク残量を検出する
ことができるという効果がある。
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従う記録部を備えたファクシミリ装置の機械的
構成を示す側断面図である。
【図2】インクカートリッジ9の詳細な構成を示す部分
破断図である。
【図3】図1に機械的構成を示したファクシミリ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図4】インク残量検出部の電気的構成を示すブロック
図である。
【図5】電流/電圧変換部151の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図6】インク残量に従う記録制御処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図7】時間監視によるインク残量再検出制御を示すフ
ローチャートである。
【図8】キャリッジの移動速度の変化を示す図である。
【図9】キャリッジ加速/減速中におけるインクカート
リッジ9内のインク液面の状態を示す図である。
【図10】キャリッジ加速/減速中におけるインクカー
トリッジ9内のインク液面の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム 7 記録紙搬送ローラ 9 インクカートリッジ 10 キャリッジ 11 反射型フォトセンサ 12、13 レール 15 記録紙排紙ローラ 31 制御基板 151 電流/電圧変換部 153 A/D変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 直宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川島 俊寿 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを移動させながらインクを吐
    出して記録媒体に記録を行なう記録装置であって、 前記記録ヘッドを往復移動させる走査手段と、 前記インクを貯溜し、前記記録ヘッドと一体となって前
    記走査手段によって往復移動するインクタンクと、 前記インクタンク内のインク残量を検出する1セットの
    検出手段と、 前記検出手段によるインク残量検出を、前記記録ヘッド
    とインクタンクの往復移動の運動中の異なる加速度条件
    下で行うように制御する制御手段とを有することを特徴
    とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記異なる加速度条件とは、前記往復移
    動における、前記記録ヘッドとインクタンクが加速中、
    減速中、或いは、等速移動中の条件を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記加速中、減速中、
    或いは、等速移動中の夫々の条件でインク残量を検出す
    ることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記加速中、減速中、或いは、等速移動
    中の夫々の条件で検出されたインク残量検出結果を表示
    する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項3
    に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段はLCD或はLEDを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、 発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、 前記発光素子からの光を反射する反射板とを含み、 前記反射型センサと前記反射板は、前記発光素子の発光
    方向と前記反射板による反射方向が前記走査手段による
    前記記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向になるよ
    うに、かつ、前記反射板の反射面が前記発光方向に対向
    するように設けられ、 前記反射型センサは、前記インクタンクの側壁に接し
    て、前記反射板は前記インクタンクの内部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段による検出結果に従って、
    前記記録ヘッドによる記録を制御する記録制御手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記録制御手段は、 前記記録ヘッドによるインク吐出量を計数する計数手段
    と、 前記計数結果と所定の閾値とを比較する比較手段とを含
    み、 前記インクが残存しないことを判別されたとき、前記比
    較手段による比較結果に従って、前記記録ヘッドによる
    記録の続行或いは停止を制御することを特徴とする請求
    項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記計数手段は、さらに、記録動作によ
    るインク吐出時間を累積したり、前記インク残量検出の
    時間的間隔を計数したり、記録された記録媒体の頁数を
    累積したり、或は、記録ドット数等を累積することを特
    徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の記録装置を用いたフ
    ァクシミリ装置であって、 通信回線を介して画像信号の送受信を行なう通信手段
    と、 前記画像信号を一時的に格納する記憶手段とを有するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 前記記録制御手段は、 前記記録ヘッドによるインク吐出量を計数する計数手段
    と、 前記計数結果と所定の閾値とを比較する比較手段とを含
    むことを特徴とする請求項11に記載のファクシミリ装
    置。
  13. 【請求項13】 前記インクが残存しないことを判別さ
    れたとき、前記比較手段による比較結果に従って、前記
    記録ヘッドによる記録を停止し、前記受信画像信号を前
    記記憶手段に格納するよう制御する記憶制御手段をさら
    に有することを特徴とする請求項12に記載のファクシ
    ミリ装置。
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