JP2002001935A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2002001935A
JP2002001935A JP2000183475A JP2000183475A JP2002001935A JP 2002001935 A JP2002001935 A JP 2002001935A JP 2000183475 A JP2000183475 A JP 2000183475A JP 2000183475 A JP2000183475 A JP 2000183475A JP 2002001935 A JP2002001935 A JP 2002001935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording head
unit
recording
facsimile apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000183475A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Maruyama
賢一 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000183475A priority Critical patent/JP2002001935A/ja
Publication of JP2002001935A publication Critical patent/JP2002001935A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吐出不良の原因を解析して、その原因
をユーザに通知して速やかにインク吐出不良状態からの
回復を図るのできるファクシミリ装置を提供することで
ある。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッドからのインク
吐出不良が検出された場合には、そのインク吐出不良の
原因、例えば、記録ヘッドの故障、記録ヘッドのノズル
の目詰まり、インク切れなどを特定し、その特定された
インク吐出不良原因に従ってメッセージを表示したり、
記録動作の回復を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置に
関し、特に、インクジェット記録ヘッドを用いて記録を
行うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインク吐出不良を検知する機能を
持つインクジェット記録装置では、フォトインタラプ夕
方式のインクセンサの発光素子から受光素子に対して照
射された光の光軸を遮断するように吐出されたインクに
よって、その受光素子が受光する光量変化に応じて変化
するセンサの出力を調べることでインク残量の有無を判
断していた。
【0003】また、従来のインクジェット記録装置で
は、そのインクカートリッジからインクを強制的に吐出
させ、記録ヘッドのインク吐出ノズルの目つまりや記録
ヘッドへのインクの固着による吐出不良を防止する回復
動作を、インクの有無とは無関係に行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、インク吐出動作を行った上でインクが吐出され
ないことを検知しインク残量の有無を判断することはで
きるが、例えば、記録ヘッドやその記録ヘッドを含むイ
ンクカートリッジそのものに何らかの動作不良があって
インク吐出動作がなされないことが原因となってインク
が吐出されないことを検知することはできなかった。
【0005】従って、インクジェット記録装置を記録部
として用いるファクシミリ装置では記録ヘッドやインク
カートリッジの動作不良や故障の場合にはインク吐出不
良を検知できず、ファクシミリ受信時にはその画像を記
録できず、白紙の記録用紙が出力されてしまうことにな
ってしまう。このような場合、ユーザがインク残量が無
しなのか、或いは記録ヘッドやインクカートリッジの故
障なのかを判断することができないという問題もあっ
た。
【0006】また、インク有無の状態とは無関係に回復
動作が行われるために、インクを無駄に消費してしまう
問題があった。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、インク吐出不良の原因を解析して、その原因をユー
ザに通知して速やかにインク吐出不良状態からの回復を
図るのできるファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のファクシミリ装置は、以下のような構成から
なる。
【0009】即ち、交換可能なインクジェット記録ヘッ
ドと前記インクジェット記録ヘッドに供給するインクを
収容する交換可能なインクタンクとを記録媒体への記録
のために用いるファクシミリ装置であって、通信回線と
の間でファクシミリデータを送受信する通信手段と、前
記通信回線を介して受信したファクシミリデータを一時
的に格納する記憶手段と、前記インクジェット記録ヘッ
ドからのインク吐出状態を検出する検出手段と、前記検
出手段によりインク吐出不良が検出された場合には、前
記インク吐出不良の原因を特定する特定手段と、前記特
定手段によって特定されたインク吐出不良原因に従って
メッセージを表示する表示手段とを有することを特徴と
するファクシミリ装置を備える。
【0010】さらに、前記インクジェット記録ヘッドの
回復を行う回復手段と、前記インクジェット記録ヘッド
の内部温度を検出する温度検出手段と、前記インクジェ
ット記録ヘッドの複数の記録素子を複数のブロックに分
割し、各ブロック毎に時分割的に駆動パルスを印加して
前記インクジェット記録ヘッドを時分割駆動する駆動手
段とを備えると良い。
【0011】前記特定手段は、前記駆動手段を用いて前
記インクジェット記録ヘッドを時分割駆動し、各ブロッ
クの駆動毎に前記温度検出手段からの検出結果に従って
前記インクジェット記録ヘッドの内部に温度変化がある
かどうかを判別する第1判別手段と、前記回復手段によ
って回復動作を行った後に前記検出手段を再度動作させ
て得られる検出結果に従ってインク吐出不良が依然とし
て続いているかどうかを判別する第2判別手段とを有す
ることが好ましい。
【0012】そして、第1判別手段による判別結果に従
って、前記表示手段はインクジェット記録ヘッドに故障
があり、そのインクジェット記録ヘッドを交換する必要
がある旨の第1のメッセージを表示し、第2判別手段に
よる判別結果に従って、前記表示手段はインクタンクに
インクがなくそのインクタンクを交換する必要がある旨
の第2のメッセージを表示するようにすると良い。
【0013】ここで、第2の判別手段は、所定回数の回
復動作を行った後に、インク有無の判別を行うことが好
ましい。一方、第2の判別手段がその所定回数内の回復
動作によりインクの吐出不良が解消したことを判別した
場合には、前記記憶手段に格納されたファクシミリデー
タに基づいて再度記録を行うよう制御すると良い。
【0014】さらに、第1或いは第2のメッセージに従
って、インクジェット記録ヘッド或いはインクタンクが
交換された場合には、前記記憶手段に格納されたファク
シミリデータに基づいて再度記録を行うよう制御するこ
とが望ましい。加えて、その再度記録が行われた後に、
前記検出手段を駆動してインク吐出不良があるかどうか
を検出し、再度の記録が正常になされていることが確認
された場合には、前記記憶手段に格納されているファク
シミリデータを消去するよう制御すると良い。
【0015】さて、前記検出手段は、前記インクジェッ
ト記録ヘッドのインク吐出口から吐出されたインクが通
過する位置に対して光を発光する発光手段と、前記光を
受光する受光手段と、前記発光手段と前記受光手段との
間で前記光が遮断される時間を計測する計測手段と、さ
らに、前記計測手段によって計測された時間を閾値と比
較する比較手段を有し、その比較結果に従って、インク
吐出不良を検出する構成とすることが好ましい。
【0016】なお、前記インクジェット記録ヘッドは、
熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、イン
クに与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体
を備えていることが好ましい。
【0017】また、前記表示手段はLCDを含むことが
好ましい。
【0018】以上の構成により本発明は、インクジェッ
ト記録ヘッドからのインク吐出不良が検出された場合に
は、そのインク吐出不良の原因を特定し、その特定され
たインク吐出不良原因に従ってメッセージを表示するよ
う動作する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクジェット方式に従った記録ヘッドによって記録を行
なう記録部を備えたファクシミリ装置の構成を示す側断
面図である。
【0021】図1を参照して、ファクシミリ装置の概略
構成について説明する。図1において、Aは原稿を光学
的に読み取る読取部、Bはインクジェット方式に従って
記録を行なう記録部、Cは給紙カセットに積載された記
録紙P等の記録媒体を1枚づつ分離して記録部Bに供給
する給紙部である。
【0022】まず、記録紙Pの流れについて説明する。
記録紙Pの搬送経路は矢印Gで示す通りである。即ち、
給紙部Cの給紙カセット1に積載された記録紙Pは、給
紙ローラ2およびリタードローラ3によりピックアップ
され、給紙ローラ2によって記録部Bに送り込まれる。
記録部Bでは記録ヘッド5により記録紙Pにインクを吐
出して記録を行いつつ、その記録に合わせて記録紙Pを
搬送する。そして、記録が終了すると、排紙ローラ6に
よって記録紙Pを排紙スタッカ7に排出積載する。
【0023】次に、給紙部Cの具体的な構成について説
明する。
【0024】図1において、記録紙Pを複数枚積載収納
する給紙カセット1には記録紙Pを積載する中板4を備
えている。中板4は給送ローラ2と対向配置されている
中板バネ10により裏面より上方に付勢されている。ま
た、中板4は給紙待機時においてはカムなどにより下方
へ押圧され記録紙Pが少なくなったり無くなった時には
容易に記録紙を継ぎ足し可能な構造になっている。
【0025】一方、記録信号を検知し、給紙動作を開始
する時は、カム等による中板4の下方押圧が解除され、
記録紙Pは給紙ローラ2によってピックアップされる。
リタードローラ3は給紙ローラ2と対向する位置にあり
中板4と連動して記録紙Pの位置を変える。給紙動作を
行う時は、中板4によって付勢され、給紙ローラ2でピ
ックアップされた記録紙PをJ部で給紙ローラ2との協
働作用によって最上側の1枚のみを分離給送する。分離
給送された記録紙Pは給送ローラ2に十分巻き付くよう
に挟持しながら記録部Bに搬送される。
【0026】さらに、記録部Bで記録された記録紙Pの
排出機構を説明する。
【0027】排紙ローラ6で排出された記録紙Pは、排
紙スタッカ7に排紙積載される。排紙スタッカ7は、ヒ
ンジK部を回転中心とする排紙補助トレイ9が設けられ
ており、使用する記録紙Pが縦長である場合に回転させ
て、排紙スタッカを記録紙排紙方向へ長くさせることが
出来る。さらに、排紙スタッカ7は、給紙カセット1の
カバーを兼ねる構造になっている。なお、排紙スタッカ
7と排紙補助トレイ9には複数のリブ(不図示)が設け
られており記録がなされた記録紙Pはそれらの複数のリ
ブ上を摺動し、順次積載される。
【0028】さらに、画像原稿Sの流れについて説明す
る。
【0029】原稿搬送路は図1に矢印Fで示す通りであ
る。図1において、画像原稿Sはその画像面を下側にし
て原稿積載トレイ41に積載される。原稿積載トレイ4
1に積載された画像原稿Sはその幅方向に移動可能なス
ライダ42によって位置決めが行われる。画像原稿Sが
原稿積載トレイ41に積載されると、その原稿は予備搬
送押圧片43によって上方から予備搬送バネ44により
押圧され、分離ローラ46との協働作用により捌いて予
備搬送される。
【0030】次に、予備搬送された画像原稿Sは、分離
片45と上方からADFバネ47によって押圧された分
離ローラ46との協働作用により、下側から1枚ずつ分
離搬送する。さらに、分離ローラ46は分離された画像
原稿Sを読み取り位置に搬送させる役割を兼ねている。
このようにして分離ローラ46で読み取り位置まで分離
搬送された画像原稿Sに描かれた画像は、光電変換セン
サ48に読み取られる。さて、CSローラ49はその上
方よりCS押圧バネ50により、光電変換センサ48の
読み取りラインにそって付勢されており、分離搬送され
た画像原稿Sを読み取りラインに密着させている。さら
に、CSローラ49は画像原稿Sの副走査方向(画像原
稿の搬送方向)の読み取り速度を決めるとともに、読み
取りを終了した画像原稿Sを排出する役割を兼ねてい
る。最後に、排出された画像原稿Sは原稿排紙トレイ5
1に排紙積載される。なお、原稿排紙トレイ51は装置
本体に着脱可能な構造になっている。
【0031】図2は記録部Bの詳細な構成を示す立体斜
視図である。図2に示すように、記録ヘッド5は、イン
クタンクを内蔵するが記録ヘッドとインクタンクが分離
可能であり、インクが無くなったときにはインクタンク
のみを、また記録ヘッドが故障したときには記録ヘッド
のみを別々に交換可能な分離型インクカートリッジに含
まれるものである。また、記録ヘッド5の内部にはヘッ
ド内部温度を測定する、例えば、ダイオードのようなセ
ンサが設けられており、そのセンサ出力は後述する制御
部に転送できるようになっている。
【0032】なお、分離型インクカートリッジの代わり
にインクタンクと記録ヘッドとが一体となっており、イ
ンクがなくなったときには記録ヘッドごと新品と交換し
得る一体型インクカートリッジを用いることもできる。
ただし、この場合には、インク切れ、或いは、記録ヘッ
ドの故障のいずれかが発生すると、インクカートリッジ
全体を交換する必要がある。
【0033】さらに続いて図2を参照して、記録部Bの
構成を説明する。
【0034】図2において、キャリッジ15は記録ヘッ
ド5を精度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向(副
走査方向、矢印G方向)とは直交する方向(主走査方
向、矢印H方向)に往復移動させる。また、キャリッジ
15は、ガイド棒16と突き当て部15aにより摺動自
在に保持されている。キャリッジ15の往復移動は、キ
ャリッジモータ30(不図示)によって駆動されるプー
リ17およびタイミングベルト18によって行われ、こ
の時に記録ヘッド5に与えられる記録信号や電力は、フ
レキシブルケーブル19によって装置本体の電気回路よ
り供給されている。記録ヘッド5とフレキシブルケーブ
ル19とは互いの接点を圧接して接続している。
【0035】また、記録部Bのキャリッジ15のホーム
ポジションにはキャップ20が設けられインク受け手段
として機能する。キャップ20は必要に応じて上下し、
上昇時は記録ヘッド5に密着しそのノズル部を覆いイン
クの蒸発やゴミの付着を防止する。キャップ20内に
は、記録ヘッド5のインク吐出ノズルを吸引して吸引回
復を行うためのポンプが設けられており、さらに、キャ
ップ20の近傍には記録ヘッド5の移動方向に沿って記
録ヘッド5のインク吐出面に付着したインクを拭うため
のクリーニングブレード(不図示)が設けられている。
これらポンプやクリーニングブレードの動作によって、
記録ヘッドのインク吐出ノズルからインクが吸引排出さ
れたり、記録ヘッドのインク吐出面に固着したインクが
除去されて正常なインク吐出動作が回復する。これらの
動作は回復動作と呼ばれている。
【0036】さて、この装置では、記録ヘッド5とキャ
ップ20とが相対的に対向した位置となるように位置決
めするために、装置本体に設けられたキャリッジホーム
センサ21とキャリッジ15に設けられた遮光板15b
が用いられている。キャリッジホームセンサ21にはフ
ォトインタラプタが用いられ、キャリッジ15が移動し
て待機位置まで移動した時に、キャリッジホームセンサ
21の一部から照射された光が遮光板15bによってそ
の透過が遮られることを利用して、記録ヘッド5とキャ
ップ20とが相対的に対向した位置にあることを検知す
る。
【0037】記録紙Pは図中下側より上方へ給紙され、
給送ローラ2および紙ガイド22によって水平方向に曲
げられて、矢印G方向(副走査方向)に搬送される。給
送ローラ2および排紙ローラ6は夫々、記録モータ(不
図示)によって駆動され、必要に応じてキャリッジ15
の往復移動と連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に
搬送する。また、副走査方向には撥水性の高い材料でつ
くられ、その刃状の円周部のみで記録紙Pに接触するロ
ーラ23が設けられる。ローラ23は排紙ローラ6に対
向する位置で、軸23a上に主走査方向に所定長離間し
て複数箇所に配設されており、記録直後の記録紙上の未
定着画像に接触しても画像に影響を与えずに記録紙Pを
ガイドし搬送するようになっている。
【0038】フォトセンサ8は、図3に示すように、キ
ャップ20と記録紙Pの紙端との間に記録ヘッド5のノ
ズル列5cに対向した位置に配置され、記録ヘッド5の
ノズルより吐出されるインク滴を直接光学的に検知する
フォトインタラプタであり、記録ヘッド5のインク無し
の状態をその出力から判断できる。
【0039】ここで用いているフォトセンサ8は発光素
子に赤外線LEDを用い、LED発光面にはレンズを一
体成形し、受光素子に向けておおよそ平行に光を投射で
きる。受光素子にはフォトトランジスタが用いられ、受
光素子の受光面にはモールド部材により0.7mm×
0.7mmの穴が光軸上に形成され、受光素子と発光素
子との間全域において検出範囲を高さ方向には0.7m
m、幅方向は0.7mmに絞り込んでいる。また、発光
素子と受光素子とを結ぶ光軸は記録ヘッド5のノズル列
5cと平行に配置され、受光素子と受光素子との間隔は
記録ヘッド5のノズル列5cよりも広く、光軸と記録ヘ
ッド5のノズル列5cの位置が一致すると、記録ヘッド
5の各ノズルから吐出されるインク滴は全て発光素子と
受光素子の間の検出範囲を通過可能な構成となってい
る。その検出範囲をインク滴が通過することにより、イ
ンク滴が発光側からの光を遮り、受光側への光量を減少
させ、受光素子であるフォトトランジスタの出力の変化
が得られる。
【0040】即ち、インクが吐出されていれば、その
間、即ち、インクがフォトセンサ8の光軸を遮っている
間、フォトトランジスタからの出力は低下するが、イン
クが吐出されていなければ、インクがフォトセンサ8の
光軸を遮ることもなくフォトトランジスタからの出力は
低下しない。なお、この実施形態ではフォトトランジス
タの出力は反転されて出力するので、インクが記録ヘッ
ドから吐出されているなら、フォトセンサ8の出力はハ
イレベル“H”となり、インク吐出がないなら、フォト
センサ8の出力はローレベル“L”となる。この信号は
この実施形態では検出パルスと呼び、その出力検出パル
スは後述する信号線を通して送出される。
【0041】記録ヘッド5のノズル列とフォトセンサ8
とを相対的に対向した位置となるように位置決めするた
めに、キャップ20との位置決め同様に、装置本体に設
けられたキャリッジホームセンサ21を用いる。
【0042】この実施形態では、図3に示すようにホー
ムポジション(HP)にある記録ヘッド5のノズル列5
cの位置からフォトセンサ8の光軸へ移動する距離
(L)を、キャリッジ15を駆動するモータのステップ
数に換算し、予め記録動作を実行させる制御プログラム
に定数として設定されている。このようにして、ホーム
ポジションを検出した後一定量キャリッジを移動するこ
とにより、記録ヘッド5のインク列の位置とフォトセン
サ8の光軸とが相対的に対向した位置に正確に位置決め
できる。
【0043】図4は図1に示すファクシミリ装置の制御
構成を示すブロック図である。
【0044】図4において、24は装置全体を制御する
ための制御部であり、制御部24はCPU25と、CP
U25が実行する制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM26と、CPU25が種々の処理を実行す
るにあたり作業領域として使用したり、各種データ(例
えば、ファクシミリ送受信データ)を一時的に保存する
ためのRAM27等を有している。
【0045】図4に示すように、記録ヘッド5はフレキ
シブルケーブル19を介して制御部24に接続し、フレ
キシブルケーブル19には制御部24から記録ヘッド5
に対する制御信号線、画像信号線、記録ヘッド5に内蔵
された温度センサ5aからのセンサ出力信号線が含まれ
ている。また、フォトセンサ8の出力はA/D変換回路
28により数値化し、CPU25にて解析可能な構成と
なっている。キャリッジモータ30はモータ駆動回路3
2によるパルスステップ数によって回転可能なモータで
ある。さらに、制御部24は、モータ駆動回路33を介
しキャリッジモータ30を、モータ駆動回路32を介し
搬送モータ31を、モータ駆動回路53を介し読取モー
タ52を制御し、キャリッジホームセンサ21からの出
力を入力している。
【0046】さらにまた、制御部24は、読取センサ4
8、外部コンピュータ56からの記録命令や記録データ
を受信するプリンタインタフェース54、ファクシミリ
送受信データの変調と復調を行うモデム60、公衆電話
回線57からのファクシミリ受信データを受け付けたり
公衆電話回線57にファクシミリ送信データを出力する
ためのインタフェースとなる回線制御回路(NCU)5
5などの画像データの入力装置を接続しており、ファク
シミリ送受信およびコピー、外部コンピュータのプリン
タとして動作可能となっている。
【0047】さらにまた、制御部24は装置利用者が種
々の操作や指示を行なうキーなどを備えた操作パネル5
8を接続している。操作パネル58からは、以下に説明
するインク吐出不良検出及び通知処理において、インク
残量検出が正常に行なわれていない旨を示すメッセージ
(異常通知メッセージ)を表示するかどうかを指示する
ことができる。操作パネル58にはメッセージ表示を行
なうためのLCD59が設けられている。
【0048】次に上記構成の装置を用いたインク吐出不
良検出、通知、及び記録制御処理について、図5に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0049】まず、ステップS201において、ファク
シミリデータの受信を確認すると、処理はステップS2
02に進み、そのデータを受信し、受信ファクシミリデ
ータをRAM27に設定された画像メモリに蓄積しなが
ら、画像の記録を行う。
【0050】記録用紙1ページ分の記録が終了すると、
処理はステップS203において、記録ヘッド5をフォ
トセンサ8の位置に移動させてインクの吐出動作を行わ
せ、インクが正常に吐出されているかどうかを調べる。
これは、フォトセンサ8から出力された検出パルスの幅
を調べることによってなされる。即ち、検出パルスがハ
イレベル“H”である時間が所定の閾値(TH)よりも
短いか否か、言い換えれば、検出パルスの幅(PW)が
所定の閾値(TH)よりも小さいか否かを調べる。
【0051】ここで、PW<THである場合、記録ヘッ
ド5は吐出不良状態であると判断し、処理はステップS
205に進む。これに対して、PW≧THである場合、
インクが正常に吐出したと判断し、処理はステップS2
04に進み、記録動作が正常になされたと判断して、受
信ファクシミリデータを画像メモリから削除し、処理を
終了する。
【0052】さて、処理はステップS205において、
インク吐出不良の原因が記録ヘッドの故障にあるのかど
うかを調べる。即ち、通常の記録動作において記録ヘッ
ド5に備えられた数百個のインク吐出ノズルを数ブロッ
クに分割して時分割駆動するのと同じように、各ブロッ
ク毎にそのノズル内に備えられた発熱素子にヒートパル
スを印加して順に加熱し、各ブロック毎に記録ヘッド5
の内部温度を温度センサ5aで測定し、その温度が正常
に上昇しているかを確認する。
【0053】ここで、全てのブロックが正常にヒートさ
れていることが確認された場合、記録ヘッドに異常はな
いと判断して、処理はステップS206に進む。ステッ
プS206では、さらに、インク吐出不良の原因が「イ
ンク無し」であるのか、或いは「記録ヘッドのノズルの
目つまり」であるのかを判定するため、記録ヘッドの回
復動作を実行する。
【0054】ステップS207では、この回復動作をN
回行ったかどうかを判定する。ここで、N回目の回復動
作が終了したと判定された場合、所定回数の回復動作に
も係らず、インク吐出が検知されないので、吐出不良の
原因を「インク無し」であると判断し、処理はステップ
S209に進む。これに対して、回復動作の回数が所定
の回数であるN回に達していない場合には処理はステッ
プS208に進む。なお、ここでいうN回は、制御部2
4で管理する規定回数であり、インクカートリッジの種
類、外気温、湿度等の条件を考慮して設定される。
【0055】そして、ステップS208ではステップS
203と同様にインク吐出が正常になされていかどうか
を調べる。ここで、インク吐出が正常になされたことが
確認された場合には処理はステップS211に進む。こ
れに対して、インク吐出が正常になされていないことが
確認されたなら処理はステップS206に戻り回復動作
を繰り返す。
【0056】一方、ステップS209では、N−1回の
回復動作にも係らずインクの正常な吐出を検知できず、
吐出不良の原因を「インク無し」であると判断して、
「インク無し」のメッセージをLCD59に表示して、
ユーザにインクタンクの交換を促す。その後、処理はス
テップS210でインクタンクの交換待ちとなる。ここ
で、インクタンクの交換がなされ、ユーザが画像記録を
再開する操作をすれば、処理はステップS211に進
む。
【0057】さて、ステップS205において、もし、
1つでも正常に加熱されないブロックが検出された場
合、記録ヘッドに故障があると判断して、処理はステッ
プS212に進み、LCD59に記録ヘッドの故障があ
る旨のメッセージを表示してユーザに通知するととも
に、記録ヘッドの交換を促す。次に、処理はステップS
213において、記録ヘッド交換待ちとなる。ここで、
記録ヘッドが交換され、ユーザが画像記録を再開する操
作をすれば、処理はステップS211に進む。
【0058】ステップS211では、画像メモリに蓄積
しておいたファクシミリ受信データを画像メモリから読
み出して、記録用紙にそのデータに基づく画像を記録す
る。その後、処理はステップS203に戻り、再度、記
録が正常に終了したかどうかを判定する。
【0059】従って以上説明した実施形態に従えば、受
信ファクシミリ画像データに基づいた画像記録を記録用
紙に1ページ分行う度毎に、フォトセンサによるインク
吐出の有無検出に加え、記録ヘッドにヒートパルスを印
加して記録ヘッドの温度上昇をモニタすることで記録ヘ
ッドに故障があるかどうかを調べ、さらに、回復動作の
実行とフォトセンサによるインク吐出の有無検出とを組
み合わせた動作を実行することにより、インク吐出不良
の原因を特定し、その旨をメッセージ表示することによ
り、その原因に基づいた処置を行うようにユーザに促す
ことができる。
【0060】このようにして、インク吐出不良に伴う種
々の問題を速やかに解決することが可能になる。
【0061】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0062】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0063】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0064】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0065】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0066】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0067】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0068】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0069】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0070】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0071】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0072】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0073】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0074】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明に従えば、イ
ンクジェット記録ヘッドからのインク吐出不良が検出さ
れた場合には、そのインク吐出不良の原因を特定し、そ
の特定されたインク吐出不良原因に従ってメッセージを
表示するので、ユーザはインク吐出不良の原因を速やか
に知ることができ、インク吐出不良を解消するための手
立て、例えば、インクジェット記録ヘッドの交換やイン
クタンクの交換などを迅速にとることができるという効
果がある。
【0077】これにより、ファクシミリデータが受信さ
れているにも係らず、インク吐出が行われないまま記録
動作がなされ、白紙の用紙が出力され、受信した画像を
失ってしまうことを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態である、インクジェ
ット方式に従った記録ヘッドによって記録を行なう記録
部を備えたファクシミリ装置の構成を示す側断面図であ
る。
【図2】図1に示す装置の記録部Bの詳細な構成を示す
立体斜視図である。
【図3】記録部Bのフォトセンサ8の周辺の詳細な構成
を示す図である。
【図4】図1に示すファクシミリ装置の制御構成を示す
ブロック図である。
【図5】インク吐出不良検出、通知、記録制御処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
5 記録ヘッド 5a 温度センサ 8 フォトセンサ 24 制御部 25 CPU 26 ROM 27 RAM 58 操作パネル 59 LCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/034 B41J 3/04 102Z Fターム(参考) 2C056 EA14 EA29 EB07 EB30 EB38 EB40 EC24 EC26 EC39 FA03 KD06 2C061 AP03 AQ05 CQ24 CQ33 CQ42 HK10 HV02 HV14 5C051 AA02 CA04 DB07 DB26 DE02 DE04 5C062 AA02 AA05 AB22 AB25 AB33 AB42 AB47 AC04 AC05 AC23 AC58 AE15 AF06 BA00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能なインクジェット記録ヘッドと
    前記インクジェット記録ヘッドに供給するインクを収容
    する交換可能なインクタンクとを記録媒体への記録のた
    めに用いるファクシミリ装置であって、 通信回線との間でファクシミリデータを送受信する通信
    手段と、 前記通信回線を介して受信したファクシミリデータを一
    時的に格納する記憶手段と、 前記インクジェット記録ヘッドからのインク吐出状態を
    検出する検出手段と、 前記検出手段によりインク吐出不良が検出された場合に
    は、前記インク吐出不良の原因を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定されたインク吐出不良原因に
    従ってメッセージを表示する表示手段とを有することを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット記録ヘッドの回復を
    行う回復手段と、 前記インクジェット記録ヘッドの内部温度を検出する温
    度検出手段と、 前記インクジェット記録ヘッドの複数の記録素子を複数
    のブロックに分割し、各ブロック毎に時分割的に駆動パ
    ルスを印加して前記インクジェット記録ヘッドを時分割
    駆動する駆動手段とをさらに有することを特徴とする請
    求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記特定手段は、 前記駆動手段を用いて前記インクジェット記録ヘッドを
    時分割駆動し、各ブロックの駆動毎に前記温度検出手段
    からの検出結果に従って前記インクジェット記録ヘッド
    の内部に温度変化があるかどうかを判別する第1判別手
    段と、 前記回復手段によって回復動作を行った後に前記検出手
    段を再度動作させて得られる検出結果に従ってインク吐
    出不良が依然として続いているかどうかを判別する第2
    判別手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1判別手段による判別結果に従っ
    て、前記表示手段は前記インクジェット記録ヘッドに故
    障があり、インクジェット記録ヘッドを交換する必要が
    ある旨の第1のメッセージを表示し、 前記第2判別手段による判別結果に従って、前記表示手
    段は前記インクタンクにインクがなくインクタンクを交
    換する必要がある旨の第2のメッセージを表示すること
    を特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の判別手段は、所定回数の回復
    動作を行った後に、インク有無の判別を行うことを特徴
    とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段による第1或いは第2のメ
    ッセージに従って、インクジェット記録ヘッド或いはイ
    ンクタンクが交換された場合には、前記記憶手段に格納
    されたファクシミリデータに基づいて再度記録を行うよ
    う制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請
    求項4に記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の判別手段が前記所定回数内の
    回復動作によりインクの吐出不良が解消したことを判別
    した場合には、前記記憶手段に格納されたファクシミリ
    データに基づいて再度記録を行うよう制御する回復記録
    制御手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記
    載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、再度記録が行われた後
    に、前記検出手段を駆動してインク吐出不良があるかど
    うかを検出することを特徴とする請求項6に記載のファ
    クシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記再度の記録が正常になされているこ
    とが、前記検出手段による検出結果から確認された場合
    には、前記記憶手段に格納されているファクシミリデー
    タを消去するよう制御する記憶制御手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項8に記載のファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、 前記インクジェット記録ヘッドのインク吐出口から吐出
    されたインクが通過する位置に対して光を発光する発光
    手段と、 前記光を受光する受光手段と、 前記発光手段と前記受光手段との間で前記光が遮断され
    る時間を計測する計測手段とを有することを特徴とする
    請求項1に記載のファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段はさらに、前記計測手段
    によって計測された時間を閾値と比較する比較手段を有
    し、 前記比較手段による比較結果に従って、前記インク吐出
    不良を検出することを特徴とする請求項10に記載のフ
    ァクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱
    エネルギーを利用してインクを吐出するために、インク
    に与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載のファクシ
    ミリ装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段はLCDを含むことを特
    徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
JP2000183475A 2000-06-19 2000-06-19 ファクシミリ装置 Withdrawn JP2002001935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000183475A JP2002001935A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000183475A JP2002001935A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 ファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002001935A true JP2002001935A (ja) 2002-01-08

Family

ID=18684057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000183475A Withdrawn JP2002001935A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002001935A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7101013B2 (en) 2002-11-12 2006-09-05 Seiko Epson Corporation Method of determining abnormality of nozzles in imaging apparatus; imaging apparatus; electrooptic device; method of manufacturing electrooptic device; and electronic equipment
JP2008188839A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2008307690A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2011168046A (ja) * 2010-01-21 2011-09-01 Canon Inc インクジェット記録装置、およびインクジェット記録ヘッドの異常検知方法
US10434806B2 (en) 2017-07-28 2019-10-08 Brother Kogyo Kabusiki Kaisha Inkjet printer

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7101013B2 (en) 2002-11-12 2006-09-05 Seiko Epson Corporation Method of determining abnormality of nozzles in imaging apparatus; imaging apparatus; electrooptic device; method of manufacturing electrooptic device; and electronic equipment
JP2008188839A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2008307690A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2011168046A (ja) * 2010-01-21 2011-09-01 Canon Inc インクジェット記録装置、およびインクジェット記録ヘッドの異常検知方法
US10434806B2 (en) 2017-07-28 2019-10-08 Brother Kogyo Kabusiki Kaisha Inkjet printer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3281520B2 (ja) 記録装置
JP3049688B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002264357A (ja) インクジェットプリント装置および該装置用プリントヘッドの不吐出判定方法
JPH06297728A (ja) 記録装置
JP3265163B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2002001935A (ja) ファクシミリ装置
JP2000099214A (ja) 電子機器、プリンタ装置、及び、プリンタ装置の制御方法
JP2000246922A (ja) 記録装置、該記録装置を用いたファクシミリ装置および記録装置の吐出回復方法
JP3261019B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3162972B2 (ja) 記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置
JP3359199B2 (ja) 記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置
JPH07314859A (ja) 画像記録装置
JPH07266581A (ja) 画像記録装置
JPH1044467A (ja) インクジェット記録装置及びファクシミリ装置
JP3276839B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3282780B2 (ja) インクジェット記録装置及び該装置におけるインク検出方法
JP2886993B2 (ja) 記録媒体の判別方法、記録方法及び記録装置
JP3445036B2 (ja) 画像記録装置
JP3535821B2 (ja) 記録装置
JP3178589B2 (ja) カラー記録装置
JP3313874B2 (ja) 画像通信装置、および画像記録装置
JPH0717097A (ja) 記録装置
JP3162971B2 (ja) インクジェット記録装置及び該装置におけるインク検出方法
JP3244920B2 (ja) 画像記録装置
JPH09240007A (ja) インクジェット記録装置、該装置を用いたファクシミリ装置及びインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904