JPH11109021A - レーダ受信装置および位相誤差補正回路 - Google Patents

レーダ受信装置および位相誤差補正回路

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JPH11109021A
JPH11109021A JP9269775A JP26977597A JPH11109021A JP H11109021 A JPH11109021 A JP H11109021A JP 9269775 A JP9269775 A JP 9269775A JP 26977597 A JP26977597 A JP 26977597A JP H11109021 A JPH11109021 A JP H11109021A
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JP9269775A
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Inventor
Kazuo Onuma
一男 大沼
Atsushi Kusano
淳 草野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交信号を用いて周波数変換された複数の受
信信号間の直交性を補償することが可能なレーダ受信装
置および位相誤差補正回路を提供する。 【解決手段】 図示しないアンテナにて受信された受信
RF信号A,Bは、それぞれミキサ1,2にて、90°
ハイブリッド3にて生成されたI信号、Q信号と混合さ
れ中間周波信号に変換されたのち、A/D変換器5,6
にてディジタル変換され、図示しない後段の信号処理系
にディジタルI信号、Q信号として出力される。位相誤
差検出回路7は、上記ディジタルI信号とディジタルQ
信号と間の位相差が90°からどれだけずれているか示
す位相誤差dθを検出する。そして位相誤差補正回路8
が上記位相誤差dθからこの位相誤差を補正するための
移相量コードを移相器4に入力し、移相器4がミキサ2
から出力される中間周波信号の位相を調整するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信信号に対し
て位相が直交する2つの局部発振信号を用いて周波数変
換を行ない、例えば目標方向の測角を行なうレーダ受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来のレーダ受信装置に
おいては、2つの受信信号に対して、互いに直交する位
相の信号を混合することによってそれぞれ周波数変換を
行ない、この変換結果の2乗和が一定になることを利用
し、例えば目標方向の測角演算を行なっている。
【0003】しかしながら、上述のような従来のレーダ
受信装置では、固定的に2つの受信信号間に所定の位相
差を設定することはできるが、例えば高周波部品の温度
変化により上記位相差にずれが生じても、これを補償す
ることができなかった。このような位相のずれによって
2つの受信信号間の直交性が喪失すると、測角演算など
の後段の信号処理系の精度の低下につながる虞があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ受信装置
では、例えば温度変化などの影響により受信信号の位相
に誤差が生じて、2つの受信信号間の位相の直交性が喪
失しても、これを補償することができないという問題が
あった。
【0005】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、受信信号間の位相の直交性が喪失しても、こ
れを補償することが可能なレーダ受信装置および位相誤
差補正回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わるレーダ受信装置は、目標物より
到来する電波を捕捉し、受信信号として出力するアンテ
ナ装置と、局部発振器からの基準信号に基づいて、所定
周波数の第1の局部発振信号と、この信号と同じ周波数
でなおかつ所定の位相差を有する第2の局部発振信号と
を生成するハイブリッド信号生成手段と、第1の局部発
振信号を用いて受信信号を周波数変換して第1の変換信
号として出力し、なおかつ第2の局部発振信号を用いて
受信信号を周波数変換して第2の変換信号として出力す
る周波数変換手段と、第1の変換信号と第2の変換信号
との間の位相差と、予め設定した基準位相差との差を位
相誤差として検出する位相誤差検出手段と、この位相誤
差検出手段にて検出した位相誤差に基づいて、第1の変
換信号と第2の変換信号との間の位相差が基準位相差と
一致するように位相調整する移相手段とを具備して構成
するようにした。
【0007】また、この発明に係わるレーダ受信装置で
は、位相誤差検出手段が、記第1の変換信号の1周期の
時間を計測する第1の計時手段と、第1の変換信号の所
定の位相から第2の変換信号の所定の位相までの時間を
計測する第2の計時手段と、第1の計時手段の計測結果
と第2の計測手段の計測結果とに基づいて第1の変換信
号と第2の変換信号との間の位相差を求め、この位相差
と基準位相差との差から位相誤差を求める位相誤差演算
手段とを備えることを特徴としている。
【0008】上記構成のレーダ受信装置では、所定の位
相差を有する2つの局部発振信号を用いて周波数変換さ
れた2つの受信信号の位相差が、予め設定された基準位
相誤差と一致するように周波数変換された受信信号の位
相を調整している。
【0009】したがって、上記構成のレーダ受信装置に
よれば、何らかの影響で2つの周波数変換された受信信
号間の位相関係が崩れても、これを検出し位相を調整し
て所定の位相差に回復保持することができる。このた
め、例えば周波数変換された受信信号間の直交性に基づ
いて目標物の観測データの演算を行なうレーダ受信装置
においては、その観測精度の向上に寄与することができ
る。
【0010】また、この発明に係わるレーダ受信装置で
は、位相誤差検出手段が、第1の変換信号の1周期の時
間を計測する第1の計時手段と、第1の変換信号の所定
の位相から第2の変換信号の所定の位相までの時間を計
測する第2の計時手段と、第1の計時手段の計測結果を
所定数のサンプル分について平均化して平均周期データ
として出力し、なおかつ第2の計時手段の計測結果を所
定数のサンプル分について平均化して平均位相差データ
として出力する平均化手段と、平均周期データと平均位
相差データとに基づいて第1の変換信号と第2の変換信
号との間の位相差を求め、この位相差と基準位相差との
差から位相誤差を求める位相誤差演算手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0011】したがって、この構成のレーダ受信装置に
よれば、位相誤差を複数サンプルのデータから検出する
ようにしているため、安定した位相調整により変換信号
間の位相差を所定の位相差に保持することができる。
【0012】また、この発明に係わるレーダ受信装置で
は、第1の変換信号をディジタル信号に変換して第1の
ディジタル変換信号として出力し、なおかつ第2の変換
信号をディジタル信号に変換して第2のディジタル変換
信号として出力するA/D変換手段を備え、位相誤差検
出手段は、第1のディジタル変換信号と第2のディジタ
ル変換信号とから両信号間の位相差を検出し、この検出
した位相差と基準位相差とから位相誤差を検出すること
を特徴としている。
【0013】したがって、この構成のレーダ受信装置に
よれば、ディジタル変換した変換信号から位相誤差を検
出するようにしているため、位相誤差の補正を後段の観
測データの演算処理と一括して行なうことができる。
【0014】上記の目的を達成するために、この発明に
係わる位相誤差補正回路は、第1の信号の1周期の時間
を計測する第1の計時手段と、第1の信号の所定の位相
から第2の信号の所定の位相までの時間を計測する第2
の計時手段と、第1の計時手段の計測結果と第2の計時
手段の計測結果とに基づいて第1の信号と第2の信号と
の間の位相差を求め、この位相差と基準位相差との差を
位相誤差として求める位相誤差演算手段と、この位相誤
差演算手段にて求めた位相誤差に基づいて、第1の信号
と第2の信号との間の位相差が基準位相差と一致するよ
うに位相調整する移相手段とを具備して構成するように
した。
【0015】上記構成の位相誤差補正回路では、第1の
信号と第2の信号との間の位相差が、予め設定された基
準位相誤差と一致するように変換信号の位相を調整して
いるため、何らかの影響で2つの信号間の位相関係が崩
れても、これを検出し位相を調整して所定の位相差に保
持することができる。
【0016】また、この発明に係わる位相誤差補正回路
は、第1の信号の1周期の時間を計測する第1の計時手
段と、第1の信号の所定の位相から第2の信号の所定の
位相までの時間を計測する第2の計時手段と、第1の計
時手段の計測結果を所定数のサンプル分について平均化
して平均周期データとして出力し、なおかつ第2の計時
手段の計測結果を所定数のサンプル分について平均化し
て平均位相差データとして出力する平均化手段と、平均
周期データと平均位相差データとに基づいて第1の信号
と第2の信号との間の位相差を求め、この位相差と基準
位相差との差を位相誤差として求める位相誤差演算手段
と、この位相誤差演算手段にて求めた位相誤差に基づい
て、第1の信号と第2の信号との間の位相差が基準位相
差と一致するように位相調整する移相手段とを具備して
構成するようにした。
【0017】したがって、この構成の位相誤差補正回路
によれば、位相誤差を複数サンプルのデータから検出す
るようにしているため、安定した位相調整により変換信
号間の位相差を所定の位相差に保持することができる。
【0018】上記の目的を達成するために、この発明に
係わるレーダ受信装置は、目標物より到来する電波を少
なくとも2系統の受信手段にて捕捉し、各系統毎に受信
信号として出力するアンテナ装置と、各系統毎の受信信
号に所定の演算を行なって求めたモノパルス信号を生成
するモノパルス発生手段と、局部発振器からの基準信号
に基づいて、所定周波数のI信号と、この信号と同じ周
波数でなおかつ90°の位相差を有するQ信号とを生成
する90°ハイブリッド信号生成手段と、I信号を用い
てモノパルス信号を周波数変換してI−モノパルス信号
として出力し、なおかつQ信号を用いてモノパルス信号
を周波数変換してQ−モノパルス信号として出力する周
波数変換手段と、請求項5に記載の位相誤差補正回路と
を備え、位相誤差補正回路は、予め基準位相差が90°
に設定されたものであって、第1の信号としてI−モノ
パルス信号が入力されるとともに、第2の信号としてQ
−モノパルス信号が入力されて、I−モノパルス信号と
Q−モノパルス信号との位相差が基準位相差と一致する
ように位相調整することを特徴とする。
【0019】上記構成のレーダ受信装置では、90°の
位相差を有する2つの局部発振信号を用いて周波数変換
された2つの受信信号の位相差が、予め設定された基準
位相差と一致するように周波数変換された受信信号の位
相を調整している。
【0020】したがって、上記構成のレーダ受信装置に
よれば、何らかの影響でI−モノパルス信号とQ−モノ
パルス信号との間の位相関係が直交性を失なっても、こ
れを検出し位相を調整して上記直交性を回復保持するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わるレーダ受信装置の構成を示すものであ
る。
【0022】このレーダ受信装置は、ミキサ1および2
と、90°ハイブリッド3と、移相器4と、A/D変換
器5および6と、位相誤差検出回路7と、位相誤差補正
回路8とを備えている。
【0023】図示しないアンテナにて受信された観測対
象からの受信エコーは、受信RF信号AおよびBとし
て、それぞれ対応するミキサ1,2に入力される。ミキ
サ1には、図示しない局部発振器の基準信号を基に90
°ハイブリッド3にて生成されたI信号が入力され、一
方、ミキサ2にはQ信号が入力される。なお、I信号と
Q信号とは同一周波数の信号で、位相が90°だけずら
してある。
【0024】そして、ミキサ1は、上記受信RF信号A
をI信号と混合することにより受信RF信号Aを中間周
波数に変換し、この変換結果(以下、中間周波信号aと
称する)をA/D変換器5に入力する。
【0025】同様に、ミキサ2は、上記受信RF信号B
をQ信号と混合することにより受信RF信号Bを中間周
波数に変換し、この変換結果(以下、中間周波信号bと
称する)を移相器4に入力する。
【0026】移相器4は、後述の位相誤差補正回路8か
らの移相量コードに応じて、中間周波信号bの位相を制
御する。ここで、位相制御された中間周波信号bは、A
/D変換器6に入力される。
【0027】A/D変換器5は、上記中間周波信号aを
ディジタル信号に変換し、図示しない後段の信号処理系
にディジタルI信号として出力する。なお、A/D変換
器5は、サンプリング補正およびバイアス補正機能を有
している。
【0028】同様に、A/D変換器6は、上記中間周波
信号bをディジタル信号に変換し、図示しない後段の信
号処理系にディジタルQ信号として出力する。なお、A
/D変換器6は、サンプリング補正機能およびバイアス
補正機能を有している。
【0029】位相誤差検出回路7は、上記ディジタルI
信号とディジタルQ信号とが入力され、両信号間の位相
差が90°からどれだけずれているかを検出するもの
で、この検出結果(以下、位相誤差dθと称する)は位
相誤差補正回路8に入力される。
【0030】以下、図2および図3を参照して、位相誤
差検出回路7の位相誤差の検出処理について説明する。
図2は位相誤差検出回路7の構成を示す回路ブロック図
で、図3はディジタルI信号およびディジタルQ信号の
信号波形を示す図である。
【0031】図2に示すように位相誤差検出回路7は、
IINTカウント回路71と、IQZXカウント回路7
2と、積分回路73および74と、位相誤差演算回路7
5とを備えている。
【0032】IINTカウント回路71は、上述のディ
ジタルI信号が入力され、図3に示すようにディジタル
I信号の振幅ゼロクロス点間(1周期)の時間をサンプ
リングクロックを用いてカウントするものである。ここ
でカウントされたクロック数は、積分回路73に入力さ
れる。
【0033】IQZXカウント回路72は、上述のディ
ジタルI信号およびディジタルQ信号が入力され、図3
に示すように両信号の振幅ゼロクロス点間の時間をサン
プリングクロックを用いてカウントするものである。こ
こでカウントされたクロック数は、積分回路74に入力
される。
【0034】積分回路73は、IINTカウント回路7
1にてカウントされたクロック数を所定数のサンプルに
ついて平均化し、この平均化結果をIINT値として位
相誤差演算回路75に入力する。
【0035】同様に積分回路74は、IQZXカウント
回路72にてカウントされたクロック数を所定数のサン
プルについて平均化し、この平均化結果をIQZX値と
して位相誤差演算回路75に入力する。
【0036】位相誤差演算回路75は、上記IINT値
およびIQZX値に基づいて、ディジタルI信号とディ
ジタルQ信号との位相差が90°からどれだけずれてい
るかを示す値dθを求める。下式は、位相誤差dθの算
出式である。
【0037】
【数1】
【0038】位相誤差補正回路8は、上記位相誤差dθ
を示すデータが入力される。そして、このデータに応じ
た移相量コードに変換し、このコードを前述の移相器4
に入力する。
【0039】以上のように、上記構成のレーダ受信装置
では、互いに直交するI信号とQ信号とを用いて中間周
波数に変換した2つの受信信号の位相差が90°に保た
れているかを位相誤差検出回路7が監視する。
【0040】そして、この監視結果に応じて、位相誤差
検出回路7および移相器4が一方の中間周波数に変換さ
れた受信信号の位相を制御し、上記位相差を90°に保
つようにしている。
【0041】したがって、上記構成のレーダ受信装置に
よれば、例えば高周波部品の温度変化により受信信号の
位相に誤差が生じ、中間周波数に変換された2つの受信
信号間の直交性が喪失しても、これを補償することがで
きる。
【0042】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、パルスレーダのような複数チ
ャネルを利用するレーダ受信装置に、上記構成を適用す
ることも可能である。
【0043】ここで、複数の受信系で受信した受信信号
の和信号ΣをI信号で周波数変換したものをΣI 、水平
方向の差信号ΔAZ、垂直方向の差信号ΔELをそれぞ
れI信号およびQ信号で周波数変換したものをΔAZI
,ΔELI およびΔAZQ ,ΔELQ とする。
【0044】このような複数チャネルの信号を利用する
パルスレーダ受信装置においては、ΣI に対してΔAZ
I ,ΔELI を位相差0°で、ΔAZQ ,ΔELQ を位
相差90°でそれぞれ合わせ込む。パルスレーダ受信装
置においては、このような位相差の合わせ込みにより前
述の実施の形態と同様の効果が得られる。その他、この
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同
様に実施可能であることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係わるレ
ーダ受信装置では、新たに位相誤差検出手段と移相手段
とを設け、何らかの影響で2つの周波数変換された受信
信号間の位相関係が崩れても、これを検出し位相を調整
して2つの変換信号間の位相差を所定の値に回復させ保
持するようにしている。
【0046】したがって、この発明によれば、例えば2
つの信号間の直交性が喪失しても、これを補償すること
が可能なレーダ受信装置を提供することができる。ま
た、この発明に係わる位相誤差補正回路では、新たに位
相誤差演算手段と移相手段とを設け、何らかの影響で2
つの信号間の位相関係が崩れても、これを検出し位相を
調整して2つの信号間の位相差を所定の値に回復させ保
持するようにしている。したがって、この発明によれ
ば、例えば2つの信号間の直交性が喪失しても、これを
補償することが可能な位相誤差補正回路を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるレーダ受信装置の一実施の形
態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したレーダ受信装置の位相誤差検出回
路の構成を示す回路ブロック図。
【図3】ディジタルI信号およびディジタルQ信号の信
号波形を示す図。
【符号の説明】
1,2…ミキサ 3…90°ハイブリッド 4…移相器 5,6…A/D変換器 7…位相誤差検出回路 8…位相誤差補正回路 71…IINTカウント回路 72…IQZXカウント回路 73,74…積分回路 75…位相誤差演算回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標物より到来する電波を捕捉し、受信
    信号として出力するアンテナ装置と、 局部発振器からの基準信号に基づいて、所定周波数の第
    1の局部発振信号と、この信号と同じ周波数でなおかつ
    所定の位相差を有する第2の局部発振信号とを生成する
    ハイブリッド信号生成手段と、 前記第1の局部発振信号を用いて前記受信信号を周波数
    変換して第1の変換信号として出力し、なおかつ前記第
    2の局部発振信号を用いて前記受信信号を周波数変換し
    て第2の変換信号として出力する周波数変換手段と、 前記第1の変換信号と前記第2の変換信号との間の位相
    差と、予め設定した基準位相差との差を位相誤差として
    検出する位相誤差検出手段と、 この位相誤差検出手段にて検出した位相誤差に基づい
    て、前記第1の変換信号と前記第2の変換信号との間の
    位相差が前記基準位相差と一致するように位相調整する
    移相手段とを具備することを特徴とするレーダ受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記位相誤差検出手段は、 前記第1の変換信号の1周期の時間を計測する第1の計
    時手段と、 前記第1の変換信号の所定の位相から前記第2の変換信
    号の所定の位相までの時間を計測する第2の計時手段
    と、 前記第1の計時手段の計測結果と前記第2の計測手段の
    計測結果とに基づいて前記第1の変換信号と前記第2の
    変換信号との間の位相差を求め、この位相差と前記基準
    位相差との差から前記位相誤差を求める位相誤差演算手
    段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のレーダ
    受信装置。
  3. 【請求項3】 前記位相誤差検出手段は、 前記第1の変換信号の1周期の時間を計測する第1の計
    時手段と、 前記第1の変換信号の所定の位相から前記第2の変換信
    号の所定の位相までの時間を計測する第2の計時手段
    と、 前記第1の計時手段の計測結果を所定数のサンプル分に
    ついて平均化して平均周期データとして出力し、なおか
    つ前記第2の計時手段の計測結果を前記所定数のサンプ
    ル分について平均化して平均位相差データとして出力す
    る平均化手段と、 前記平均周期データと前記平均位相差データとに基づい
    て前記第1の変換信号と前記第2の変換信号との間の位
    相差を求め、この位相差と前記基準位相差との差から前
    記位相誤差を求める位相誤差演算手段とを備えることを
    特徴とする請求項1に記載のレーダ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の変換信号をディジタル信号に
    変換して第1のディジタル変換信号として出力し、なお
    かつ前記第2の変換信号をディジタル信号に変換して第
    2のディジタル変換信号として出力するA/D変換手段
    を備え、 前記位相誤差検出手段は、前記第1のディジタル変換信
    号と前記第2のディジタル変換信号とから両信号間の位
    相差を検出し、この検出した位相差と前記基準位相差と
    から前記位相誤差を検出することを特徴とする請求項1
    に記載のレーダ受信装置。
  5. 【請求項5】 第1の信号と第2の信号との間の位相差
    を予め設定した基準位相差に保持する位相誤差補正回路
    において、 前記第1の信号の1周期の時間を計測する第1の計時手
    段と、 前記第1の信号の所定の位相から前記第2の信号の所定
    の位相までの時間を計測する第2の計時手段と、 前記第1の計時手段の計測結果と前記第2の計時手段の
    計測結果とに基づいて前記第1の信号と前記第2の信号
    との間の位相差を求め、この位相差と前記基準位相差と
    の差を位相誤差として求める位相誤差演算手段と、 この位相誤差演算手段にて求めた位相誤差に基づいて、
    前記第1の信号と前記第2の信号との間の位相差が前記
    基準位相差と一致するように位相調整する移相手段とを
    具備することを特徴とする位相誤差補正回路。
  6. 【請求項6】 第1の信号と第2の信号との間の位相差
    を予め設定した基準位相差に保持する位相誤差補正回路
    において、 前記第1の信号の1周期の時間を計測する第1の計時手
    段と、 前記第1の信号の所定の位相から前記第2の信号の所定
    の位相までの時間を計測する第2の計時手段と、 前記第1の計時手段の計測結果を所定数のサンプル分に
    ついて平均化して平均周期データとして出力し、なおか
    つ前記第2の計時手段の計測結果を前記所定数のサンプ
    ル分について平均化して平均位相差データとして出力す
    る平均化手段と、 前記平均周期データと前記平均位相差データとに基づい
    て前記第1の信号と前記第2の信号との間の位相差を求
    め、この位相差と前記基準位相差との差を位相誤差とし
    て求める位相誤差演算手段と、 この位相誤差演算手段にて求めた位相誤差に基づいて、
    前記第1の信号と前記第2の信号との間の位相差が前記
    基準位相差と一致するように位相調整する移相手段とを
    具備することを特徴とする位相誤差補正回路。
  7. 【請求項7】 目標物より到来する電波を少なくとも2
    系統の受信手段にて捕捉し、各系統毎に受信信号として
    出力するアンテナ装置と、 前記各系統毎の受信信号に所定の演算を行なって求めた
    モノパルス信号を生成するモノパルス発生手段と、 局部発振器からの基準信号に基づいて、所定周波数のI
    信号と、この信号と同じ周波数でなおかつ90°の位相
    差を有するQ信号とを生成する90°ハイブリッド信号
    生成手段と、 前記I信号を用いて前記モノパルス信号を周波数変換し
    てI−モノパルス信号として出力し、なおかつ前記Q信
    号を用いて前記モノパルス信号を周波数変換してQ−モ
    ノパルス信号として出力する周波数変換手段と、 請求項5に記載の位相誤差補正回路とを備え、 前記位相誤差補正回路は、予め前記基準位相差が90°
    に設定されたものであって、前記第1の信号として前記
    I−モノパルス信号が入力されるとともに、前記第2の
    信号として前記Q−モノパルス信号が入力されて、前記
    I−モノパルス信号と前記Q−モノパルス信号との位相
    差が前記基準位相差と一致するように位相調整すること
    を特徴とするレーダ受信装置。
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