JPH11107468A - 軒樋支持具 - Google Patents

軒樋支持具

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JPH11107468A
JPH11107468A JP26898897A JP26898897A JPH11107468A JP H11107468 A JPH11107468 A JP H11107468A JP 26898897 A JP26898897 A JP 26898897A JP 26898897 A JP26898897 A JP 26898897A JP H11107468 A JPH11107468 A JP H11107468A
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JP
Japan
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arm
eaves gutter
support
support arm
indoor
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JP26898897A
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English (en)
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Akio Kikuma
章雄 菊間
Takahiro Konishi
隆弘 小西
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所の施工でも、軒樋保持具本体と支持体の
長手方向の中心線が合わせ易く、施工後、軒樋保持具本
体が横振れせず、応力が集中しない軒樋支持具を提供す
るものである。 【解決手段】 支持体1と軒樋保持具本体2とからなる
軒樋支持具Aにおいて、支持体1は取付部11と支持腕
12とからなり、支持腕12の先端部には両端部から横
振れ防止片13と通孔15が設けられ、軒樋保持具本体
2には腕部21と屋外側耳保持部22と屋内側耳保持部
23と取付孔28とが設けられ、腕部21の幅は横振れ
防止片13間の長さより短くなされ、腕部21の上面2
7が支持腕12の下面に当接し、ボルト4が通孔15と
取付孔28に挿入され、ナット5で軒樋保持具本体2が
支持腕12に止着されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鼻隠し板に取着固
定されて軒樋を保持する軒樋支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軒樋を保持する軒樋支持具には種
々な構造のものがある。鼻隠し板に取着固定されて軒樋
を保持するのに、軒樋の屋外側耳部と屋内側耳部を支持
腕で吊る吊具タイプと、軒樋の底面と側壁面を下から受
ける受具タイプとがある。吊具タイプの軒樋支持具とし
ては、実開平4−84627号公報に記載の軒樋支持具
が知られている。
【0003】この軒樋支持具は、支持体と軒樋保持具本
体とから構成され、支持体は、取付部と、この取付部か
ら屋外側に向けて突出した支持腕とからなり、この支持
腕の先端部には、長手方向に長孔が設けられ、軒樋保持
具本体には、腕部と、この腕部の屋外側先端部に屋外側
耳保持部と、この腕部の屋内側に屋内側耳保持部とが設
けられ、この腕部の屋内側耳保持部の上端部に通孔が設
けられ、この腕部の屋内側端部の上面と、支持腕の先端
部の下面とが当接し、ボルトが支持腕の長孔と、軒樋保
持具本体の通孔とに挿入され、ボルトの先端にナットを
螺入し、支持腕に軒樋保持具本体を支持腕に止着してい
るものである。
【0004】この軒樋支持具は、鼻隠し板と屋根の先端
との距離が一定していないとき、又、屋根の先端から水
切り板が垂下しているとき等、長孔に沿って軒樋保持具
本体の腕部を摺動させて、鼻隠し板と軒樋保持具本体と
の距離(出寸法)を調節して、屋根から落下する雨水を
受け易くすることができ、簡便なものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
4−84627号公報に記載の軒樋支持具は、腕部の屋
内側端部の上面と、支持腕の先端部の下面とが当接し、
ボルトを支持腕の長孔と、軒樋保持具本体の通孔とに挿
入し、ボルトにナットを螺入して軒樋保持具本体と支持
腕とを止着しているもので、このボルトを軸にして軒樋
保持具本体が回動(横振れ)することがあり、このた
め、高所で、見えにくく、足場が悪い所での軒樋支持具
の軒先への取付や軒樋支持具への軒樋の取付等は、軒樋
保持具本体と支持体の長手方向の中心線が合わせにく
く、横振れした状態で取り付けられることがある。
【0006】又、軒樋の軒樋支持具への取付後、軒樋の
温度差による伸縮で、軒樋の屋外側耳部と屋内側耳部が
伸縮するが、この伸縮のずれで 軒樋の屋外側耳部と屋
内側耳部を保持している軒樋保持具本体がボルトを軸に
して回動(横振れ)することがある。すると、横振れし
た箇所では、屋外側耳保持部、又は、屋内側耳保持部で
軒樋の屋外側耳部、又は、屋内側耳部が押さえ付けられ
て、軒樋の伸縮ができなくなり、この部分に応力が集中
し、この部分が破損するという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記問題に着目
してなされたもので、高所の施工でも、軒樋保持具本体
と支持体の長手方向の中心線が合わせ易く、施工後、軒
樋保持具本体が横振れせず、応力が集中しない軒樋支持
具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、請求項1記載の発明で
は、支持体と軒樋保持具本体とから構成される軒樋支持
具において、支持体は、取付部と、この取付部から屋外
側に向けて突出した支持腕とからなり、支持腕の先端部
には、両端部から下方に向けて横振れ防止片と、ほぼ中
央部に上面から下面に貫通する通孔とが設けられ、軒樋
保持具本体には、腕部と、この腕部の屋外側先端部に屋
外側耳保持部と、屋内側に屋内側耳保持部と、ほぼ中央
部に上面から下面に貫通する取付孔とが設けられ、腕部
の屋内側端部の短手方向の幅は、支持腕の両端部から下
方向に向けて突設された横振れ防止片間の長さよりほぼ
同じか若干短くなされ、軒樋保持具本体の腕部の屋内側
端部の上面が、支持腕の下面に当接し、ボルトが支持腕
の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔とに挿入され、ボル
トの先端に螺入されたナットで軒樋保持具本体が支持腕
に止着されているものである。
【0009】請求項2記載の発明では、支持体と軒樋保
持具本体とから構成される軒樋支持具において、支持体
は、取付部と、この取付部から屋外側に向けて突出した
支持腕とからなり、支持腕の先端部には、ほぼ中央部に
上面から下面に貫通する通孔とが設けられ、軒樋保持具
本体には、腕部と、この腕部の屋外側先端部に屋外側耳
保持部と、屋内側に屋内側耳保持部と、ほぼ中央部に上
面から下面に貫通する取付孔とが設けられ、支持腕の屋
内側端部と腕部の屋内側端部のいずれか一方に係止突部
と他方に係止溝部とが設けられ、係止突部が係止溝部に
嵌め込まれ、軒樋保持具本体の腕部の屋内側端部の上面
が支持腕の下面に当接し、ボルトが支持腕の通孔と、軒
樋保持具本体の取付孔とに挿入され、ボルトの先端に螺
入されたナットで軒樋保持具本体が支持腕に止着されて
いるものである。
【0010】本発明の軒樋支持具の材質について、金
属、合成樹脂等適宜なものでよいが、例えば、支持体は
強度と防錆の点で、金属製(ステンレス)が好ましく、
軒樋保持具本体は軽量、可撓性の点で、合成樹脂製(ポ
リカ−ボネ−ト樹脂)のものが好ましい。本発明のポリ
カ−ボネ−ト樹脂製の軒樋保持具本体を射出成形法で製
造すると、軒樋保持具本体は腕部と屋内・屋外側耳保持
部とが一体成形できるので、美観の点で、好ましい。
又、支持体についても、ポリカ−ボネ−ト樹脂製にする
と、取付部、支持部、横振れ防止片を射出成形法で一体
成形できるので、美観の点で、好ましい。
【0011】請求項1記載の発明において、支持腕の先
端部の形状は、支持腕の下面と軒樋保持具本体の腕部の
屋内側端部の上面とが当接するようになされ、両側の軒
樋保持具本体の横振れ防止片で、軒樋保持具本体の腕部
の屋内側部の横振れを止めることができれば、適宜な形
状でよく、例えば、支持腕の先端部の両端部から帯板状
体を長手方向にほぼ垂下し、平行にした形状にし、具体
的には、支持腕を支持体の取付部からほぼ水平に屋外側
に向けて突出させて、支持腕の先端部の両端部におい
て、支持腕を下方に向けて帯状板体に切り起こしたり、
折り曲げたり、帯状板体を溶接したり、接着したりして
横振れ防止片を形成させるようにすると、簡単に横振れ
防止片を支持腕に取り付けることができるので、好まし
い。
【0012】又、支持体の取付部から支持腕を外側に向
けて突出させ、支持腕の先端部の上面が屋外側から屋内
側にかけて上方向に傾斜するようにし、その先に水平部
分を設け、この支持腕の水平部分の下面と軒樋保持具本
体の腕部の屋内側端部の上面とが当接するようにしても
よい。
【0013】支持腕のほぼ中央部の通孔及び腕部のほぼ
中央部の取付孔の形状は、ボルトを通孔と取付孔とに挿
入し、ボルトの先端にナットを螺入し、支持腕と腕部を
止着することができれば、適宜な形状でよく、例えば、
両方とも丸孔でもよいし、いずれか一方を長孔にしても
よい。いずれか一方を長孔にすると、軒樋保持具本体と
支持体を摺動自在にして、軒樋保持具本体の出寸法調整
をすることができるので、好ましい。
【0014】請求項2記載の発明において、係止突部と
係止溝部が設けられる場所と形状は、支持腕の屋内側端
部と腕部の屋内側端部のいずれか一方に係止突部を、他
方に係止溝部を設け、係止突部を係止溝部に差し込み、
軒樋保持具本体の横振れすることを防止することができ
れば、適宜な場所と形状でよく、例えば、図5に示すよ
うに、場所については、腕部の屋外側端部の上面、或い
は、支持腕の屋内側端部の下面に、形状については、長
手方向の帯板状体、或いは、長手方向の溝状体とし、具
体的には、腕部の屋外側端部の上面のほぼ中央部に、長
手方向に沿って上方に向けてほぼ垂直に帯状板体の係止
突部を設け、支持腕の屋内側端部の下面のほぼ中央部
に、長手方向に沿って、上記帯状板体の係止突部の厚み
に対応した厚みの係止溝部を設け、係止突部を係止溝部
に嵌め込むと、横振れすることを防止することができる
ので、好ましい。又、この係止溝部は、貫通された係止
長孔にして、係止突部を係止長孔に差し込むようにして
おくと、腕部の係止突部を支持腕の貫通した係止長孔に
差し込むことができ、軒樋保持具本体の横振れすること
をしっかりと防止できるので、好ましい。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明の軒樋支持具は、支持体と
軒樋保持具本体とからなり、支持体は、取付部と、この
取付部から屋外側に向けて突出した支持腕とからなり、
支持腕の先端部には、両端部から下方に向けて横振れ防
止片が設けられ、腕部の屋内側端部の短手方向の幅は、
支持腕の両端部から下方に向けて突設された横振れ防止
片間の長さよりほぼ同じか若干短くなされているから、
腕部の屋内側端部を支持腕の両端部からの横振れ防止片
の間に差し込むことができ、この時、通孔と取付孔(い
ずれも後述説明)とに挿入されたボルトを回転軸に、腕
部の屋内側端部に横振れする力が働いても、両端部の横
振れ防止片でしっかりと腕部の屋内側端部の横振れを止
めることができる。従って、応力が一部分に集中して、
軒樋支持具が破損することがない。
【0016】又、支持腕の先端部には、ほぼ中央部に上
面から下面に貫通する通孔が設けられ、軒樋保持具本体
には、腕部のほぼ中央部に上面から下面に貫通する取付
孔が設けられているから、軒樋保持具本体の腕部の屋内
側端部の上面を、支持腕の屋内側端部の下面に当接し、
ボルトを支持腕の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔とに
挿入し、ボルトの先端にナットを螺入し、軒樋保持具本
体と支持腕とをしっかりと止着することができる。従っ
て、取付が簡単で、取付に手間がかからない。
【0017】請求項2記載の発明の軒樋支持具は、支持
体と軒樋保持具本体とからなり、支持体は、取付部と、
この取付部から屋外側に向けて突出した支持腕とからな
り、支持腕の屋内側端部と腕部の屋内側端部のいずれか
一方に係止突部と他方に係止溝部とが設けられているか
ら、係止突部を係止溝部に嵌め込むことができ、この
時、通孔と取付孔(いずれも後述説明)とに挿入された
ボルトを回転軸に、軒樋保持具本体の腕部に横振れする
力が働いても、係止突部が係止溝部に嵌め込まれ、腕部
の横振れをしっかりと止めることができる。従って、応
力が一部分に集中して、軒樋支持具が破損することがな
い。
【0018】又、支持腕の先端部には、ほぼ中央部に上
面から下面に貫通する通孔とが設けられ、軒樋保持具本
体には、腕部のほぼ中央部に上面から下面に貫通する取
付孔とが設けられているから、軒樋保持具本体の腕部の
屋内側端部の上面を、支持腕の屋内側端部の下面に当接
し、ボルトを支持腕の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔
とに挿入し、ボルトの先端にナットを螺入し、軒樋保持
具本体と支持腕とをしっかりと止着することができる。
従って、取付が簡単で、取付に手間がかからない。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1に基づい
て説明する。図1の(イ)は軒樋支持具の斜視説明図、
(ロ)は(イ)のX−X矢視断面図である。
【0020】図1において、Aは軒樋支持具であり、こ
の軒樋支持具Aは、支持体1と軒樋保持具本体2とから
構成されている。支持体1は、ステンレス製で、取付部
11と、この取付部11から屋外側に向けて突出した支
持腕12とからなっている。
【0021】取付部11は板状体で、この取付部11の
屋外側面には上端ほぼ中央部から屋外側に向けてほぼ水
平に帯板状の支持腕12が突出して設けられている。こ
の取付部11には、上部に2個と下部に1個の取付孔1
6とが設けられている。支持腕12の先端部には、上面
から下面に長手方向に細長い貫通する通孔15が開けら
れている。この通孔15に沿って外側の両端部には、下
方に向けて切り起こして、垂下した、ほぼ平行な帯状板
体でできた横振れ防止片13、13が設けられている。
【0022】軒樋保持具本体2は、合成樹脂(ポリカ−
ボネ−ト樹脂)製で、腕部21と、この腕部21の屋外
側先端部に設けられた屋外側耳保持部22と、この腕部
21の屋内側に設けられた屋内側耳保持部23とからな
っている。屋内側耳保持部23は、腕部21から屋内側
に突出された押圧片24と、腕部21の屋内側端部から
屋外側に突出された係止片25とからなり、この押圧片
24と係止片25との間隔は軒樋の屋内側耳部の大きさ
より若干小さくされており、突出された係止片25で軒
樋の屋内側耳部の下部を支持し、突出された押圧片24
で押圧するようになされている。
【0023】腕部21の屋内側端部の上面27は、ほぼ
水平になされ、中央部に、上面から下面に貫通する取付
孔28が設けられている。屋内側端部の上面27は、横
振れ防止片13、13間に差し込まれ、支持腕12の先
端部の下面に当接し、軒樋保持具本体2の腕部21が屋
内外方向に摺動可能になされている。ボルト4が支持腕
12の通孔15と腕部21の取付孔28とに挿入され、
ボルト4の先端に螺入されたナット5で軒樋保持具本体
2が支持腕12に止着されている。
【0024】次に、本発明の実施例の取付方法と作用に
ついて説明する。支持体1の支持腕12の先端部の両端
部の横振れ防止片13、13間に軒樋保持具本体2の腕
部21の屋内側端部を差し込み、支持腕12の通孔15
と腕部21の取付孔28を合わせ、ボルト4を下方から
差し込み、ナット5を螺入する。
【0025】ナット5を緩めた状態で、腕部21の屋内
側端部の上面27を支持腕12の下面に当接し、支持体
1の支持腕12と軒樋保持具本体2の腕部21とを水平
状態にして、ナット5で締めつけ、支持腕12と軒樋保
持具本体2とを止着する。
【0026】次に、支持体1の取付部11を鼻隠し板
(図示省略)の取付面に合わせ、ビス(図示省略)を取
付孔16を差し込み、鼻隠し板に螺入して固着する。次
に、ナット5を緩めて、支持腕12の細長い通孔15に
沿って、軒樋保持具本体2を屋内外方向に摺動させ、軒
樋保持具本体2の出寸法を調節して、支持腕12の通孔
15と、腕部21の取付孔28とに挿入されたボルト4
の先端にナット5を螺入させ、締めつけて止着する。
【0027】次に、この軒樋保持具本体2の屋外側耳保
持部22と屋内側耳保持部23に、軒樋の屋外側耳と屋
内側耳を、それぞれ取り付けると軒樋が屋根の下方にほ
ぼ水平に取り付けることができる。
【0028】このようにすると、軒樋支持具Aは、支持
体1と軒樋保持具本体2とからなり、支持体1は、取付
部11と、この取付部11から屋外側に向けて突出した
支持腕12とからなり、支持腕12の先端部には、両端
部から下方に向けて軒樋保持具本体2の横振れ防止片1
3、13が設けられ、腕部21の屋内側端部の短手方向
の幅は、支持腕12の両端部から下方に向けて突設され
た横振れ防止片13、13間の長さよりほぼ同じか若干
短くなされているから、腕部21の屋内側端部を支持腕
12の両端部からの横振れ防止片13、13の間に差し
込むことができ、この時、通孔15と取付孔28(いず
れも後述説明)とに挿入されたボルト4を回転軸に、腕
部21の屋内側端部に横振れする力が働いても、両端部
の横振れ防止片13、13でしっかりと腕部21の屋内
側端部の横振れを止めることができる。従って、応力が
一部分に集中して、軒樋支持具Aが破損することがな
い。
【0029】又、支持腕12の先端部には、ほぼ中央部
に上面から下面に貫通する通孔15が設けられ、軒樋保
持具本体2には、腕部21のほぼ中央部に上面から下面
に貫通する取付孔28が設けられているから、軒樋保持
具本体2の腕部21の屋内側端部の上面27を、支持腕
12の屋内側端部の下面に当接し、ボルト4を支持腕1
2の通孔15と、軒樋保持具本体2の取付孔28とに挿
入し、ボルト4の先端にナット5を螺入し、軒樋保持具
本体2と支持腕12とをしっかりと止着することができ
る。従って、取付が簡単で、取付に手間がかからない。
【0030】次に、他の実施例を図2に基づいて説明す
る。図2の(イ)は軒樋支持具の斜視説明図、(ロ)は
(イ)のY−Y矢視断面図である。図2に示す軒樋継手
Bは、図1に示す軒樋継手Aの支持腕の両端部から横振
れ防止片の作り方が異なるだけで、下記の構造と作用を
除き、構造、取付方法と作用は殆ど同じであるので、こ
の異なるところのみを説明し、その他の説明は省略す
る。
【0031】取付部11aは板状体で、この取付部11
aの屋外側面には上端ほぼ中央部から屋外側に向けてほ
ぼ水平に支持腕12aが突出して設けられている。この
取付部11aには、上部に2個と下部に1個の取付孔1
6aとが設けられている。この支持腕12aは上板17
と下板18の2枚の帯板状体が重なって作られており、
上板17の先端部には、上面から下面に長手方向に細長
い貫通する通孔15aが開けられている。下板18は、
ほぼ中央部が長手方向に切られ、下方に向けて外方向に
折り曲げられて、両端部に横振れ防止片13a、13a
が形成されている。この横振れ防止片13a、13a
は、支持腕12aより垂下し、平行になった帯板状体に
なされている。
【0032】次に、本発明の実施例の取付方法と作用に
ついて説明する。支持体1aの支持腕12aの先端部の
横振れ防止片13a、13a間に軒樋保持具本体2の腕
部21の屋内側端部を差し込み、支持腕12aの通孔1
5aと腕部21の取付孔28を合わせ、ボルト4を下方
から差し込み、ナット5を螺入する。
【0033】ナット5を緩めた状態で、腕部21の屋内
側端部の上面27を支持腕12aの先端部の下面に当接
し、支持体1aの支持腕12aと軒樋保持具本体2の腕
部21とを水平状態にして、ナット5で締めつけ、支持
体1aと軒樋保持具本体2とを止着する。
【0034】次に、支持体1aの取付部11aを鼻隠し
板(図示省略)の取付面に合わせ、ビス(図示省略)を
取付孔16aを差し込み、鼻隠し板に螺入して固着す
る。次に、ナット5を緩めて、支持腕12aの細長い通
孔15aに沿って、軒樋保持具本体2を屋内外方向に摺
動させ、軒樋保持具本体2の出寸法を調節して、支持腕
12aの通孔15aと、腕部21の取付孔28とに挿入
されたボルト4の先端にナット5を螺入させ、締めつけ
て止着する。
【0035】このようにすると、軒樋支持具Bは、支持
体1aと軒樋保持具本体2とからなり、支持体1aは、
取付部11aと、この取付部11aから屋外側に向けて
突出した支持腕12aとからなり、この支持腕12aは
上板17と下板18の2枚の帯板状体が重なって作ら
れ、上板17の先端部には、上面から下面に長手方向に
細長い貫通する通孔15aが開けられ、下板18は、ほ
ぼ中央部が長手方向に切られ、下方に向けて外方向に折
り曲げられて、両端部に横振れ防止片13a、13aが
形成され、腕部21の屋内側端部の短手方向の幅は、支
持腕12aの両端部からの横振れ防止片13a、13a
間の長さよりほぼ同じか若干短くなされているから、腕
部21の屋内側端部を支持腕12aの両端部からの横振
れ防止片13a、13aの間に差し込むことができ、こ
の時、通孔15aと取付孔28(いずれも後述説明)と
に挿入されたボルト4を回転軸に、腕部21の屋内側端
部に横振れする力が働いても、両端部の横振れ防止片1
3a、13aでしっかりと腕部21の屋内側端部の横振
れを止めることができる。従って、応力が一部分に集中
して、軒樋支持具Bが破損することがない。
【0036】又、支持腕12aの上板17の先端部に
は、上面から下面に長手方向に細長い貫通する通孔15
aが設けられ、軒樋保持具本体2には、腕部21のほぼ
中央部に上面から下面に貫通する取付孔28が設けられ
ているから、軒樋保持具本体2の腕部21の屋内側端部
の上面27を、支持腕12aの上板17の先端部の下面
に当接し、ボルト4を支持腕12aの通孔15aと、軒
樋保持具本体2の取付孔28とに挿入し、ボルト4の先
端にナット5を螺入し、軒樋保持具本体2と支持腕12
aとをしっかりと止着することができる。従って、取付
が簡単で、取付に手間がかからない。
【0037】次に、別の実施例を図3に基づいて説明す
る。図3の(イ)は軒樋支持具の斜視説明図、(ロ)は
(イ)のZ−Z矢視断面図である。図3に示す軒樋継手
Cは、図1に示す軒樋継手Aの支持腕の形状と、通孔と
取付孔の形状と、支持腕の両端部から横振れ防止片の作
り方とが異なるだけで、下記の構造と作用を除き、構
造、取付方法と作用は殆ど同じであるので、この異なる
ところのみを説明し、その他の説明は省略する。
【0038】取付部11bは板状体で、この取付部11
bの屋外側面には上端ほぼ中央部から屋外側に向けてほ
ぼ水平に支持腕12bが突出して設けられ、この取付部
11bには、上部に2個と下部に1個の取付孔16bと
が設けられている。この支持腕12bの先端部は、支持
腕12bの上面が屋内側から屋外側にかけて下方向に傾
斜するようになされ、この傾斜された先には水平部分が
設けられ、この水平部分の下面と軒樋保持具本体2bの
腕部21bのほぼ中央部の上面とが当接するようになさ
れ、この水平部分には、ほぼ中央部に上面から下面に貫
通する通孔15bが開けられている。
【0039】支持腕12bの屋内側端部の両端部には、
長手方向に沿って下方に向けて垂下した、平行な帯板状
体が溶接されて、横振れ防止片13b、13bが形成さ
れ、この横振れ防止片13b、13b間に軒樋保持具本
体2bの腕部21bの屋内側端部が差し込まれるように
なされている。
【0040】軒樋保持具本体2bの腕部21bの中央部
は、ほぼ水平になされ、長手方向のほぼ中央部に上面か
ら下面に貫通する細長い取付孔28bが設けられてい
る。腕部21bの屋内側端部の上面27bは、横振れ防
止片13b、13b間に差し込まれ、支持腕12bの屋
内側端部の下面に当接し、軒樋保持具本体2bの腕部2
1bが屋内外方向に摺動可能になされている。ボルト4
が支持腕12bの通孔15bと腕部21bの取付孔28
bとに挿入され、ボルト4の先端に螺入されたナット5
で軒樋保持具本体2bが支持腕12bに止着されてい
る。
【0041】次に、本発明の実施例の取付方法と作用に
ついて説明する。支持体1bの支持腕12bの屋内側端
部の両端部の横振れ防止片13b、13b間に軒樋保持
具本体2bの腕部21bの屋内側端部を差し込み、支持
腕12bの下方向に傾斜された先の水平部分の通孔15
bと腕部21bの取付孔28bを合わせ、ボルト4を下
方から差し込み、ナット5を螺入する。
【0042】ナット5を緩めた状態で、腕部21bの屋
内側端部の上面27bを支持腕12bの下方向に傾斜さ
れた先の水平部分の下面に当接し、支持体1bの支持腕
12bと軒樋保持具本体2bの腕部21bとを水平状態
にして、ナット5で締めつけ、支持腕12bと軒樋保持
具本体2bとを止着する。
【0043】次に、支持体1bの取付部11bを鼻隠し
板(図示省略)の取付面に合わせ、ビス(図示省略)を
取付孔16bを差し込み、鼻隠し板に螺入して固着す
る。次に、ナット5を緩めて、腕部21bの細長い取付
孔28bに沿って、軒樋保持具本体2bを屋内外方向に
摺動させ、軒樋保持具本体2bの出寸法を調節して、支
持腕12bの通孔15bと、腕部21bの取付孔28b
とに挿入されたボルト4の先端にナット5を螺入させ、
締めつけて止着する。
【0044】このようにすると、軒樋支持具Cは、支持
体1bと軒樋保持具本体2bとからなり、支持体1b
は、取付部11bと、この取付部11bから屋外側に向
けて突出した支持腕12bとからなり、支持腕12bの
屋内側端部の両端部には、長手方向に沿って下方に向け
て垂下した、平行な帯板状体が溶接されて、横振れ防止
片13b、13bが形成され、腕部21bの屋内側端部
の短手方向の幅は、支持腕12bの両端部からの横振れ
防止片13b、13b間の長さよりほぼ同じか若干短く
なされているから、腕部21bの屋内側端部を支持腕1
2bの両端部からの横振れ防止片13b、13bの間に
差し込むことができ、この時、通孔15bと取付孔28
b(いずれも後述説明)とに挿入されたボルト4を回転
軸に、腕部21bの屋内側端部に横振れする力が働いて
も、両端部の横振れ防止片13b、13bでしっかりと
腕部21bの屋内側端部の横振れを止めることができ
る。従って、応力が一部分に集中して、軒樋支持具Cが
破損することがない。
【0045】又、支持腕12bの先端部は、支持腕12
bの上面が屋内側から屋外側にかけて下方向に傾斜する
ようになされ、この傾斜された先には水平部分が設けら
れ、この水平部分の下面と軒樋保持具本体2bの腕部2
1bのほぼ中央部の上面とが当接するようになされ、こ
の水平部分には、ほぼ中央部に上面から下面に貫通する
通孔15bが設けられ、軒樋保持具本体2bには、腕部
21bのほぼ中央部に上面から下面に貫通する取付孔2
8bが設けられているから、軒樋保持具本体2bの腕部
21bの屋内側端部の上面27bを、支持腕12bの屋
内側端部の下面に当接し、ボルト4を支持腕12bの通
孔15bと、軒樋保持具本体2bの取付孔28bとに挿
入し、ボルト4の先端にナット5を螺入し、軒樋保持具
本体2bと支持腕12bとをしっかりと止着することが
できる。従って、取付が簡単で、取付に手間がかからな
い。
【0046】次に、別の実施例を図4に基づいて説明す
る。図4の(イ)は軒樋支持具の斜視説明図、(ロ)は
軒樋保持具本体の斜視説明図である。図4に示す軒樋継
手Dは、図3に示す軒樋継手Cの支持腕の両端部の横振
れ防止片の形状が異なるだけで、下記の構造と作用を除
き、構造、取付方法と作用は殆ど同じであるので、この
異なるところのみを説明し、その他の説明は省略する。
【0047】取付部11cは板状体で、この取付部11
cの屋外側面には上端ほぼ中央部から屋外側に向けてほ
ぼ水平に支持腕12cが突出して設けられ、この取付部
11cには、上部に2個と下部に1個の取付孔16cと
が設けられている。この支持腕12cの屋内側端部に
は、ほぼ中央部で長手方向に上面から下面にかけて貫通
した係止長孔19が開けられ、支持腕12cの先端部
は、支持腕12cの上面が屋内側から屋外側にかけて下
方向に傾斜するようになされ、この傾斜された先には水
平部分が設けられ、この水平部分の下面と軒樋保持具本
体2cの腕部21cのほぼ中央部の上面とが当接するよ
うになされ、この水平部分には、ほぼ中央部に上面から
下面に貫通する通孔15cが開けられている。
【0048】軒樋保持具本体2cの腕部21cの中央部
は、ほぼ水平になされ、長手方向のほぼ中央部に上面か
ら下面に貫通する細長い取付孔28cが設けられてい
る。腕部21cの屋内側端部の上面27cには、ほぼ中
央部で長手方向に上方に向けて帯板状の係止突部29が
設けられている。腕部21cの係止突部29が支持腕1
2cの屋内側端部の係止長孔19に差し込まれ、腕部2
1cの屋内側端部の上面27cが支持腕12bの屋内側
端部の下面に当接し、係止突部29が係止長孔19に沿
って屋内外方向に摺動可能になされている。
【0049】ボルト4が支持腕12cの通孔15cと腕
部21cの取付孔28cとに挿入され、ボルト4の先端
に螺入されたナット5で軒樋保持具本体2cが支持腕1
2cに止着されている。
【0050】次に、本発明の実施例の取付方法と作用に
ついて説明する。支持体1cの支持腕12cの屋内側端
部の係止長孔19に腕部21cの係止突部29を差し込
み、支持腕12cの下方向に傾斜された先の水平部分の
通孔15cと腕部21cの取付孔28cを合わせ、ボル
ト4を上方から差し込み、ナット5を螺入する。
【0051】ナット5を緩めた状態で、腕部21cの屋
内側端部の上面27cを支持腕12cの下方向に傾斜さ
れた先の水平部分の下面に当接し、支持体1cの支持腕
12cと軒樋保持具本体2cの腕部21cとを水平状態
にして、ナット5で締めつけ、支持腕12cと軒樋保持
具本体2cとを止着する。
【0052】次に、支持体1cの取付部11cを鼻隠し
板(図示省略)の取付面に合わせ、ビス(図示省略)を
取付孔16cを差し込み、鼻隠し板に螺入して固着す
る。次に、ナット5を緩めて、腕部21cの細長い取付
孔28cに沿って、軒樋保持具本体2cを屋内外方向に
摺動させ、軒樋保持具本体2cの出寸法を調節して、支
持腕12cの通孔15cと、腕部21cの取付孔28c
とに挿入されたボルト4の先端にナット5を螺入させ、
締めつけて止着する。
【0053】このようにすると、軒樋支持具Dは、支持
体1cと軒樋保持具本体2cとからなり、支持体1c
は、取付部11cと、この取付部11cから屋外側に向
けて突出した支持腕12cとからなり、支持腕12cの
屋内側端部には、ほぼ中央部で長手方向に上面から下面
にかけて貫通した係止長孔19が開けられ、腕部21c
の屋内側端部の上面27cには、ほぼ中央部で長手方向
に上方に向けて帯板状の係止突部29が設けられている
から、係止突部29を係止長孔19に嵌め込むことがで
き、この時、通孔15cと取付孔28c(いずれも後述
説明)とに挿入されたボルト4を回転軸に、軒樋保持具
本体2cの腕部21cに横振れする力が働いても、係止
長孔19に嵌め込まれ、腕部21cの横振れをしっかり
と止めることができる。従って、応力が一部分に集中し
て、軒樋支持具が破損することがない。
【0054】又、支持腕の先端部には、支持腕12cの
先端部は、支持腕12cの上面が屋内側から屋外側にか
けて下方向に傾斜するようになされ、この傾斜された先
には水平部分が設けられ、この水平部分の下面と軒樋保
持具本体2cの腕部21cのほぼ中央部の上面とが当接
するようになされ、この水平部分には、ほぼ中央部に上
面から下面に貫通する通孔15cが開けられ、軒樋保持
具本体2cの腕部21cの中央部は、ほぼ水平になさ
れ、長手方向のほぼ中央部に上面から下面に貫通する細
長い取付孔28cとが開けられているから、腕部21c
の係止突部29を支持腕12cの屋内側端部の係止長孔
19に嵌め込んで、腕部21cの屋内側端部の上面27
cが支持腕12bの屋内側端部の下面に当接し、ボルト
4を支持腕12cの通孔15cと、軒樋保持具本体2c
の取付孔28cとに挿入し、ボルト4の先端にナット5
を螺入し、軒樋保持具本体2cと支持腕12cとをしっ
かりと止着することができる。従って、取付が簡単で、
取付に手間がかからない。
【0055】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。例えば、図3に示した別の
実施例で、支持腕12bの屋内側端部の両端部におい
て、長手方向に沿って平行な帯板状体が溶接されて、支
持腕12bの屋内側部の両端部から下方に向けて垂下し
て、横振れ防止片13b、13b形成されているが、図
5に示すように、支持腕12eと横振れ防止片13e、
13eとを一体にして作り、横振れ防止片13e、13
e間に腕部21bの屋内側端部の上面27bを差し込ん
で、軒樋保持具本体2bと支持腕12eとをしっかりと
止着してもよい。
【0056】又、図4に示した別の実施例で、支持腕1
2cの屋内側端部には、ほぼ中央部で長手方向に上面か
ら下面にかけて貫通した係止長孔19が開けられ、腕部
21cの屋内側端部の上面27cには、ほぼ中央部で長
手方向に上方に向けて帯板状の係止突部29が設けられ
ているが、逆にして、図6に示すように、支持腕12d
の屋内側端部の下面の中央部に長手方向にかけて下方に
向けて係止突部29dを設け、腕部21dの屋内側端部
の上面27dに、中央部で長手方向にかけて係止溝部1
9dを設け、係止突部29dを係止溝部19dに嵌め
て、軒樋保持具本体2dと支持腕12dとをしっかりと
止着してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1記
載の発明の軒樋支持具は、支持体と軒樋保持具本体とか
らなり、支持体は、取付部と、この取付部から屋外側に
向けて突出した支持腕とからなり、支持腕の先端部に
は、両端部から下方に向けて横振れ防止片が設けられ、
腕部の屋内側端部の短手方向の幅は、支持腕の両端部か
ら下方に向けて突設された横振れ防止片間の長さよりほ
ぼ同じか若干短くなされているから、腕部の屋内側端部
を支持腕の両端部からの横振れ防止片の間に差し込むこ
とができ、この時、通孔と取付孔(いずれも後述説明)
とに挿入されたボルトを回転軸に、腕部の屋内側端部に
横振れする力が働いても、両端部の横振れ防止片でしっ
かりと腕部の屋内側端部の横振れを止めることができ
る。従って、高所での施工においても、横振れ防止片に
沿って腕部を差し込むことにより、軒樋保持具本体と支
持体の長手方向の中心線が合わせ易く、軒樋保持具本体
と支持腕とを止着しても、軒樋保持具本体が横振れせ
ず、応力が一部分に集中して、軒樋支持具が破損するこ
とがない。
【0058】又、支持腕の先端部には、ほぼ中央部に上
面から下面に貫通する通孔が設けられ、軒樋保持具本体
には、腕部のほぼ中央部に上面から下面に貫通する取付
孔が設けられているから、軒樋保持具本体の腕部の屋内
側端部の上面を、支持腕の屋内側端部の下面に当接し、
ボルトを支持腕の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔とに
挿入し、ボルトの先端にナットを螺入し、軒樋保持具本
体と支持腕とをしっかりと止着することができる。従っ
て、取付が簡単で、取付に手間がかからない。
【0059】請求項2記載の発明の軒樋支持具は、支持
体と軒樋保持具本体とからなり、支持体は、取付部と、
この取付部から屋外側に向けて突出した支持腕とからな
り、支持腕の屋内側端部と腕部の屋内側端部のいずれか
一方に係止突部と他方に係止溝部とが設けられているか
ら、係止突部を係止溝部に嵌め込むことができ、この
時、通孔と取付孔(いずれも後述説明)とに挿入された
ボルトを回転軸に、軒樋保持具本体の腕部に横振れする
力が働いても、係止突部が係止溝部に嵌め込まれ、腕部
の横振れをしっかりと止めることができる。従って、高
所での施工においても、横振れ防止片に沿って腕部を差
し込むことにより、軒樋保持具本体と支持体の長手方向
の中心線が合わせ易く、軒樋保持具本体と支持腕とを止
着しても、軒樋保持具本体が横振れせず、応力が一部分
に集中して、軒樋支持具が破損することがない。
【0060】又、支持腕の先端部には、ほぼ中央部に上
面から下面に貫通する通孔とが設けられ、軒樋保持具本
体には、腕部のほぼ中央部に上面から下面に貫通する取
付孔とが設けられているから、軒樋保持具本体の腕部の
屋内側端部の上面を、支持腕の屋内側端部の下面に当接
し、ボルトを支持腕の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔
とに挿入し、ボルトの先端にナットを螺入し、軒樋保持
具本体と支持腕とをしっかりと止着することができる。
従って、取付が簡単で、取付に手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)は軒樋
支持具の斜視説明図、(ロ)は(イ)のX−X矢視断面
図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すもので、(イ)は軒
樋支持具の斜視説明図、(ロ)は(イ)のY−Y矢視断
面図である。
【図3】本発明の別の実施例を示すもので、(イ)は軒
樋支持具の斜視説明図、(ロ)は(イ)のZ−Z矢視断
面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示すもので、(イ)は軒
樋支持具の斜視説明図、(ロ)は軒樋保持具本体の腕部
の屋内側端部の上面に係止突部が設けられている状態を
示す斜視説明図である。
【図5】本発明の別の実施例を示すもので、支持腕と横
振れ防止片とを一体にして作った状態を示す断面説明図
である。
【図6】本発明の別の実施例を示すもので、(イ)は軒
樋支持具の斜視説明図、(ロ)は支持腕の屋内側端部の
下面に係止突部を設け、腕部の屋内側端部の上面に係止
溝部を設けられている状態を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
A、B、C、D 軒樋
支持具 1、1b、1c 支持
体 11、11a、11b、11c 取付
部 12、12a、12b、12c、12d、12e 支持
腕 13、13a、13b、13d、13e 横振
れ防止片 15、15a、15b、15c 通孔 16、16a、16b、16c 取付
孔 17 上板 18 下板 19 係止
長孔 19d 係止
溝部 2、2b、2c、2d 軒樋
保持具本体 21、21b、21c、21d 腕部 22 屋外
側耳保持部 23 屋内
側耳保持部 24 押圧
片 25 係止
片 27、27b、27c、27d 上面 28、28b、28c 取付
孔 29、29d 係止
突部 4 ボル
ト 5 ナッ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と軒樋保持具本体とから構成され
    る軒樋支持具において、 前記支持体は、取付部と、この取付部から屋外側に向け
    て突出した支持腕とからなり、支持腕の先端部には、両
    端部から下方に向けて横振れ防止片と、ほぼ中央部に上
    面から下面に貫通する通孔とが設けられ、 前記軒樋保持具本体には、腕部と、この腕部の屋外側先
    端部に屋外側耳保持部と、屋内側に屋内側耳保持部と、
    ほぼ中央部に上面から下面に貫通する取付孔とが設けら
    れ、 腕部の屋内側端部の短手方向の幅は、支持腕の両端部か
    ら下方に向けて突設された横振れ防止片間の長さよりほ
    ぼ同じか若干短くなされ、軒樋保持具本体の腕部の屋内
    側端部の上面が、支持腕の下面に当接し、ボルトが支持
    腕の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔とに挿入され、ボ
    ルトの先端に螺入されたナットで軒樋保持具本体が支持
    腕に止着されていることを特徴とする軒樋支持具。
  2. 【請求項2】 支持体と軒樋保持具本体とから構成され
    る軒樋支持具において、 前記支持体は、取付部と、この取付部から屋外側に向け
    て突出した支持腕とからなり、支持腕の先端部には、ほ
    ぼ中央部に上面から下面に貫通する通孔とが設けられ、 前記軒樋保持具本体には、腕部と、この腕部の屋外側先
    端部に屋外側耳保持部と、屋内側に屋内側耳保持部と、
    ほぼ中央部に上面から下面に貫通する取付孔とが設けら
    れ、 支持腕の屋内側端部と腕部の屋内側端部のいずれか一方
    に係止突部と他方に係止溝部とが設けられ、 係止突部が係止溝部に嵌め込まれ、軒樋保持具本体の腕
    部の屋内側端部の上面が、支持腕の下面に当接し、ボル
    トが支持腕の通孔と、軒樋保持具本体の取付孔とに挿入
    され、ボルトの先端に螺入されたナットで軒樋保持具本
    体が支持腕に止着されていることを特徴とする軒樋支持
    具。
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