JPH11106527A - 柔軟性ポリエステル樹脂組成物からなる食品包装材 - Google Patents

柔軟性ポリエステル樹脂組成物からなる食品包装材

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JPH11106527A
JPH11106527A JP27141497A JP27141497A JPH11106527A JP H11106527 A JPH11106527 A JP H11106527A JP 27141497 A JP27141497 A JP 27141497A JP 27141497 A JP27141497 A JP 27141497A JP H11106527 A JPH11106527 A JP H11106527A
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JP
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food packaging
aliphatic
polyethylene terephthalate
polyester
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JP27141497A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kamiya
谷 昌 宏 神
Koji Nakamachi
町 浩 司 中
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性、耐折曲げ性、保香性、ヒートシール
性に優れた柔軟性ポリエステル樹脂組成物からなる食品
包装材料を提供すること。 【解決手段】 食品包装材料は、(A)ポリエチレンテ
レフタレート樹脂と、(B)脂肪族ポリエステルとを、
前記(A)100重量部に対して前記(B)が10〜1
00重量部となる割合で溶融混練し、その一部または全
部をエステル交換反応させて得られ、曲げ弾性率が12
00MPa以下であるポリエステル樹脂組成物からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装用材料に
関し、さらに詳しくは、柔軟性、耐揮発性などに優れた
ポリエステル樹脂組成物からなる食品包装材に関するも
のである。
【0002】
【発明の技術的背景】レトルト食品、乳酸菌飲料、牛
乳、ジュース、酒、水などの食品用の包装材は、食品内
容物と内面が直接接触するため、その最内層を形成する
材料は保香性、ガスバリヤー性、耐油性などに優れてい
ることが要求されている。このような包装材としては、
ヒートシール性、柔軟性、耐ピンホール性などに優れる
ポリオレフィン類が一般的に使用されている。しかしな
がらポリオレフィン類は、香気成分を吸着しやすく、し
かも成形時の熱分解を受けて樹脂臭を伴うことから、た
とえばオレンジジュース、コーヒー、水、酒などのよう
に、味や香りを大切にする内容物には使用できない。
【0003】ところでポリエチレンテレフタレートは、
保香性、ガスバリヤー性、耐油性の点で優れているため
食品包装材として注目されているが、柔軟性、ヒートシ
ール性、耐折り曲げ性に劣ることから包装材への利用が
進んでいない。このような問題を解決するため、ポリエ
チレンテレフタレートに、柔軟性を付与する試みが種々
なされている。その一例として、ポリエチレンテレフタ
レートそのものを改良するために、ソフトセグメントと
してドデカンジカルボン酸、アゼライン酸、ダイマー酸
などを共重合する方法、またはポリテトラメチレングリ
コールをソフトセグメントとしたポリエステル−ポリエ
ーテルブロック共重合体とする方法などを挙げることが
できる。また、樹脂改質剤として、芳香族エステル系化
合物、芳香族エーテル系化合物、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、オレフィンエラストマー、アイオノマー樹脂
などをブレンドする方法なども提案されているが、いず
れも柔軟性、保香性、ヒートシール性などが十分でな
い。
【0004】このような状況のもと本発明者らは鋭意検
討した結果、ポリエチレンテレフタレートと脂肪族ポリ
エステルとを特定の割合で溶融混練し、その一部または
全部をエステル交換反応させて得られる樹脂組成物は、
柔軟性、保香性、ヒートシール性、耐折り曲げ性に優れ
ることを見出して本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであって、柔軟性、保香性、ヒートシー
ル性に優れた食品包装材を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る食品包装材は、(A)ポリ
エチレンテレフタレートと、(B)脂肪族ポリエステル
とを、前記(A)100重量部に対して前記(B)が1
0〜100重量部となる割合で溶融混練し、前記(A)
および(B)の一部または全部をエステル交換反応させ
て得られ、曲げ弾性率が1200MPa以下であるポリ
エステル樹脂組成物からなることを特徴としている。
【0007】前記(A)ポリエチレンテレフタレートと
しては、テレフタル酸またはそのエステル誘導体を含む
芳香族ジカルボン酸と、エチレングリコールを含むジオ
ールとから得られるポリエチレンテレフタレートが挙げ
られる。
【0008】前記(B)脂肪族ポリエステルとしては、
炭素原子数4〜12の脂肪族ジカルボン酸と、炭素原子
数2〜13の脂肪族グリコールとから得られ、数平均分
子量が2,500〜30,000の範囲にあるポリエス
テルが挙げられ、好ましくは、(i)セバシン酸と、プ
ロピレングリコールとから得られるポリエステル、(i
i)アジピン酸と、プロピレングリコールとから得られ
るポリエステル、(iii)アジピン酸と、エチレングリ
コールとから得られるポリエステルなどが挙げられる。
【0009】本発明に係る食品包装材には、前記柔軟性
ポリエステル組成物からなるシートおよびフィルム、前
記柔軟性ポリエステル組成物からなる層と、金属箔、紙
などの基材層とからなる食品包装用積層体、前記柔軟性
ポリエステル組成物を内壁にコーティングした金属缶お
よび紙パック、前記柔軟性ポリエステル組成物からなる
トレーおよびその蓋、カップおよびその蓋などがある。
【0010】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る食品包装材に
ついて具体的に説明する。本発明に係る食品包装材は、
(A)ポリエチレンテレフタレートと、(B)脂肪族ポ
リエステルとを溶融混練することにより得られる柔軟性
ポリエステル組成物からなる。まず、これら各成分につ
いて説明する。
【0011】(A)ポリエチレンテレフタレート 本発明で用いられる(A)ポリエチレンテレフタレート
は、テレフタル酸またはそのエステル誘導体(たとえ
ば、低級アルキルエステル、フェニルエステルなど)を
含む芳香族ジカルボン酸と、エチレングリコールまたは
そのエステル誘導体を含むジオールから得られる。
【0012】(A)ポリエチレンテレフタレートは、必
要に応じてテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸また
はそのエステル誘導体から導かれる構成単位を15モル
%以下(芳香族ジカルボン酸から導かれる全構成単位を
100モル%とする)の割合で含有していてもよい。テ
レフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸またはそのエステ
ル誘導体として具体的には、イソフタル酸、フタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジ
フェノキシエタンジカルボン酸など、およびこれらのエ
ステル誘導体が挙げられる。
【0013】また(A)ポリエチレンテレフタレート
は、必要に応じてエチレングリコール以外のジオールま
たはそのエステル誘導体から導かれる構成単位を15モ
ル%以下(ジオールから導かれる全構成単位を100モ
ル%とする)の割合で含有していてもよい。エチレング
リコール以外のジオールまたはそのエステル誘導体とし
て具体的には、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、トリメチレング
リコール(プロピレングリコール)、ブタンジオール、
ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメ
チレングリコール、ドデカメチレングリコール、ポリエ
チレングリコールなどの脂肪族グリコール、シクロヘキ
サンジメタノールなどの脂環族グリコール、ビスフェノ
ール類、ハイドロキノン類などの芳香族ジオールなど、
およびこれらのエステル誘導体が挙げられる。
【0014】さらに(A)ポリエチレンテレフタレート
は、必要に応じて、トリメシン酸、ピロメリット酸、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールメタン、ペンタエリスリトールなどの多官能化
合物から誘導される構成単位を少量、たとえば2モル%
以下(芳香族ジカルボン酸から導かれる構成単位とジオ
ールから導かれる構成単位との合計を100モル%とす
る)の量で含んでいてもよい。
【0015】このような(A)ポリエチレンテレフタレ
ートは、実質上線状であり、このことは該ポリエチレン
テレフタレートが、o-クロロフェノールに溶解すること
によって確認される。
【0016】(A)ポリエチレンテレフタレートは、フ
ェノールとテトラクロルエタンとの1:1(重量比)混
合溶媒中で25℃で測定される固有粘度(IV)が、通
常0.3〜1.5dl/g、好ましくは0.5〜1.2
dl/gの範囲にあることが望ましい。
【0017】本発明で用いられる(A)ポリエチレンテ
レフタレートは、前記のような芳香族ジカルボン酸とジ
オールとから従来公知の製造方法により製造される。本
発明では、このような(A)ポリエチレンテレフタレー
トとして、通常ペレット状で市販されている「原料ポリ
エチレンテレフタレート」が用いられるが、必要に応じ
て「回収ポリエチレンテレフタレート」が用いられても
よい。また、「原料ポリエチレンテレフタレート」と
「回収ポリエチレンテレフタレート」とを任意の割合で
混合して用いてもよい。
【0018】なお本明細書において、「原料ポリエチレ
ンテレフタレート」とは、ジカルボン酸とジオールとか
ら通常ペレット状で製造された、加熱溶融状態で成形機
を通過させてボトル、プリフォームなどの成形体に成形
された履歴がないポリエチレンテレフタレートをいう。
また「回収ポリエチレンテレフタレート」とは、このよ
うな原料ポリエチレンテレフタレートを少なくとも1回
以上加熱溶融状態で成形機を通過させたポリエチレンテ
レフタレートをペレタイズして得られたポリエチレンテ
レフタレートをいう。原料ポリエチレンテレフタレート
を「加熱溶融状態で成形機を通過させる」処理は、原料
ポリエチレンテレフタレートからなるペレット(チッ
プ)を加熱溶融し、プリフォーム、ボトルなどの所望形
状に成形することによって行われる。
【0019】(B)脂肪族ポリエステル 本発明で用いられる(B)脂肪族ポリエステルは、主鎖
中に芳香環を含まないポリエステルであり、たとえば炭
素原子数4〜12の脂肪族ジカルボン酸またはそのエス
テル誘導体と、炭素原子数2〜13の脂肪族グリコール
もしくはそのエステル誘導体および/または炭素原子数
4〜13の脂環族グリコールもしくはそのエステル誘導
体とから得られる。
【0020】炭素原子数4〜12の脂肪族ジカルボン酸
およびそのエステル誘導体としては、たとえばコハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸な
ど、およびこれらのエステル誘導体が挙げられる。
(B)脂肪族ポリエステルは、必要に応じてシクロヘキ
サンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸またはその
エステル誘導体から導かれる構成単位を15モル%以下
(ジカルボン酸から導かれる全構成単位を100モル%
とする)の割合で含有していてもよい。
【0021】炭素原子数2〜13の脂肪族グリコールと
しては、たとえばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、トリメチレングリコール、1,2-プロパンジオー
ル、テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、デカメチレングリコールなどが挙げられ、炭素原
子数4〜13の脂環族グリコールとしては、シクロヘキ
サンジオール、シクロヘキサンジメチロール、2,2-ビス
(4-ヒドロキシシクロヘキシル)メタンなどが挙げられ
る。
【0022】本発明で用いられる(B)脂肪族ポリエス
テルとしては、たとえばポリエチレンアジペート、ポリ
エチレンセバケート、ポリテトラメチレンドデカネー
ト、ポリテトラメチレンアゼレート、ポリヘキサメチレ
ンアゼレート、ポリ-ε-カプロラクトンなど、および
2種以上の脂肪族ジカルボン酸と、脂肪族グリコールお
よび脂環族グリコールから選ばれる1種のグリコールと
から得られる脂肪族コポリエステル、1種の脂肪族ジ
カルボン酸と、脂肪族グリコールおよび脂環族グリコー
ルから選ばれる2種以上のグリコールとから得られる脂
肪族コポリエステル、2種以上の脂肪族ジカルボン酸
と、脂肪族グリコールおよび脂環族グリコールから選ば
れる2種以上のグリコールとから得られる脂肪族コポリ
エステルなどが挙げられる。
【0023】本発明で用いられる(B)脂肪族ポリエス
テルとしては、アジピン酸およびセバシン酸から選ばれ
る少なくとも1種の脂肪族ジカルボン酸と、エチレング
リコール、プロピレングリコールおよびテトラメチレン
グリコールから選ばれる少なくとも1種のグリコールと
から得られる脂肪族ポリエステルが好ましく、特に
(i)セバシン酸と、プロピレングリコールとから得ら
れるポリエステル、(ii)アジピン酸と、プロピレング
リコールとから得られるポリエステル、(iii)アジピ
ン酸と、エチレングリコールとから得られるポリエステ
ルが好ましい。
【0024】本発明で用いられる(B)脂肪族ポリエス
テルは、従来公知の製造方法により製造される。(B)
脂肪族ポリエステルの数平均分子量は、2,500〜3
0,000、好ましくは5,000〜20,000の範
囲にあることが望ましい。(B)脂肪族ポリエステルの
分子量が30,000を超えると、柔軟性ポリエステル
樹脂組成物の透明性が低下することがある。
【0025】柔軟性ポリエステル樹脂組成物 柔軟性ポリエステル樹脂組成物は、前記(A)ポリエチ
レンテレフタレートと、前記(B)脂肪族ポリエステル
とを、前記(A)100重量部に対し前記(B)が10
〜100重量部、好ましくは10〜40重量部となる割
合で溶融混練することにより製造することができる。溶
融混練温度は通常250〜300℃、好ましくは270
〜290℃である。
【0026】溶融混練は、公知のいかなる方法を用いて
もよいが、減圧下で撹拌できる二重ラセン型撹拌翼付き
の重合装置で、副生する水、アルコール、グリコールな
どを133.3Pa以下の減圧にして系外に留出させな
がら溶融混練する方法、単軸型ないしは二軸型の押出機
を用いて溶融混練する方法などを採用することができ
る。押出機を用いて溶融混練すると、より生産性よく柔
軟性ポリエステル樹脂組成物を製造することができる。
【0027】(A)ポリエチレンテレフタレートおよび
(B)脂肪族ポリエステルを溶融混練すると、前記成分
の一部または全部にエステル交換反応が起き、このため
柔軟性、耐揮発性に優れた軟質ポリエステル樹脂組成物
が得られる。
【0028】本発明に係る柔軟性ポリエステル樹脂組成
物は、後述するような方法で測定したプレスシートの曲
げ弾性率が1200MPa以下、好ましくは50〜11
00MPa、より好ましくは100〜260MPaの範
囲にある。(A)ポリエチレンテレフタレートおよび
(B)脂肪族ポリエステルを単に溶融混練しただけで
は、前記のような弾性率を有する組成物は得られず、
(A)および(B)の一部または全部にエステル交換反
応が起きることにより前記のような弾性率を有する組成
物が得られる。
【0029】柔軟性ポリエステル樹脂組成物を製造する
に際しては、ポリエステルを製造する際に通常使用され
ている触媒を使用してもよい。この触媒としてはリチウ
ム、ナトリウム、カリウム、セシウム、マグネシウム、
カルシウム、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、アルミ
ニウム、チタン、コバルト、ゲルマニウム、錫、鉛、ア
ンチモン、カドミウム、マンガンなどの金属、およびこ
れらの有機金属化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、
金属酸化物などが挙げられる。特に好ましい触媒として
は、酢酸カルシウム、ジブチル錫オキサイド、テトラブ
チルチタネート、二酸化ゲルマニウム、三酸化アンチモ
ンである。これらの触媒は、1種単独でまたは2種以上
組合わせて用いることができる。
【0030】また、溶融混練時の熱安定向上のために、
ヒンダートフェノール系酸化防止剤、リン系安定剤等の
各種安定剤が使用されてよい。これら安定剤の添加量は
0.05〜5重量%であることが好ましい。
【0031】ヒンダートフェノール系酸化防止剤として
は、たとえばトリエチレングリコールビス〔3-(3-t-ブ
チル-5-メチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、1,6-ヘキサンジオール-ビス〔3-(3,5-ジブチル-
4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,3,5-トリ
メチル-2,4,6-トリス-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、3,5-t-ブチル-4-ヒドロキシ-ベン
ジルフォスフォネート-ジエチルエステル、トリス-(3,
5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)-イソシアヌレ
ート、2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール、1,1,3-ト
リス(2-メチル-4-ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)ブ
タン、N,N'-ヘキサメチレンビス(3,5-ジ-t-ブチル-4-
ヒドロキシ-ヒドロシンナマミド)、オクタデシル-3-
(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、テトラキス〔メチレン(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒド
ロキシハイドロシンナメート)〕メタンなどが挙げられ
る。
【0032】リン系安定剤としては、たとえばトリス
(ノニルフェニル)ホスファイト、トリイソオクチルホ
スファイト、トリイソデシルホスファイト、トリフェニ
ルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、
フェニルイソデシルホスファイト、ジイソオクチルフェ
ニルホスファイト、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル)ホスファイトなどのホスファイト化合物やジステア
リルペンタエリスリトール-ジ-ホスファイト、ジオクチ
ルペンタエリスリトール-ジ-ホスファイト、ジイソデシ
ルペンタエリスリトール-ジ-ホスファイト、ビス(2,4-
ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリスリトールなどのペ
ンタエリスリトール-ジ-ホスファイト化合物などが挙げ
られる。
【0033】このような柔軟性ポリエステル樹脂組成物
は、無味無臭であり、かつ香味成分の吸着および透過が
少ないため保香性が良い。またヒートシール性、柔軟性
にも優れており、他基材にコートした場合、良好な接着
性とともに耐ピンホール性、耐折り曲げ性に優れてい
る。
【0034】食品包装材 前記柔軟性ポリエステル樹脂組成物を用いた食品包装材
としては、フィルム、シート、トレーおよびその蓋、カ
ップおよびその蓋、バッグインボックスなどがある。ま
た、前記柔軟性ポリエステル樹脂組成物と他の素材とか
らなる食品包装材としては、柔軟性ポリエステル樹脂組
成物からなる層と、金属箔、紙、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ナイロンなどの基材層とからなる積層体(フ
ィルム、シート)および該積層体からなるレトルトパッ
ク、柔軟性ポリエステル樹脂組成物を内壁にコートし
た、紙パック、金属缶などがある。なお、食品包装材料
が積層体である場合には、内側(食品と接触する側)が
前記柔軟性ポリエステル樹脂組成物からなる層となる。
【0035】前記フィルムの厚さは、通常5〜150μ
mであり、シートの厚さは、通常150〜300μmで
ある。フィルムまたはシートは公知の成形法により成形
することができ、たとえばインフレーション成形、Tダ
イ成形、カレンダー成形などの成形法により成形するこ
とができる。
【0036】紙パック、金属缶などのコート層である柔
軟性ポリエステル樹脂組成物は、該組成物の調製する際
の(B)脂肪族ポリエステルの量が、(A)ポリエチレ
ンテレフタレート100重量部に対し、通常25〜50
重量部、好ましくは30〜40重量部の割合であり、該
組成物の曲げ弾性率は、通常260〜50MPa、好ま
しくは200〜100MPaである。
【0037】積層体を構成する柔軟性ポリエステル組成
物は、該組成物を調製する際の(B)脂肪族ポリエステ
ルの量が、(A)ポリエチレンテレフタレート100重
量部に対し、通常20〜40重量部、好ましくは25〜
35重量部であり、該組成物の曲げ弾性率は、通常11
00〜100MPa、好ましくは260〜140MPa
である。
【0038】トレーおよびその蓋、カップおよびおよび
その蓋などを形成する柔軟性ポリエステル組成物は、該
組成物を調製する際の(B)脂肪族ポリエステルの量
は、(A)ポリエチレンテレフタレート100重量部に
対し、通常20〜35重量部、好ましくは25〜30重
量部であり、該組成物の曲げ弾性率は、通常1100〜
140MPa、好ましくは260〜200MPaであ
る。
【0039】本発明に係る食品包装材は、開口部をヒー
トシールして密封する場合に、熱接着層からプラッスチ
ック臭が生じることなく、食品の風味を損ねる心配がな
いため、ジュース、コーヒー、水、酒などの包装用とし
て適している。また、前記柔軟性ポリエステル樹脂組成
物は基本的に塩素を含有していないため、成形された包
装材は、焼却処理時に塩化水素を発生しないため環境汚
染問題を起こさない。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る食品包装材は、柔軟性、ヒ
ートシール性、保香性に優れている。また、本発明の食
品包装材を形成するポリエステル樹脂組成物は塩素を含
有しないため、焼却処理時に塩化水素を発生しない。
【0041】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0042】本明細書において、各種物性の測定および
シートの作製は以下のよう行われる。 (1)固有粘度(IV) フェノールとテトラクロルエタンとの1:1(重量比)
混合溶媒を用いて0.5g/dlの試料溶液を調整し、
25℃で測定した溶液粘度から算出した。 (2)融点(Tm) 示差熱走査型熱量計(セイコー電子工業(株)製)を用
いて求めた。乾燥した試料を窒素気流下、270℃で5
分間溶融保持し、次いで、液体窒素を用いて100℃/
分の降温速度で−150℃まで急速冷却して10分間保
持した。この試料を10℃/分の昇温速度で280℃ま
で昇温して融点を求めた。 (3)プレスシートの成形法 乾燥した試料を、成形温度280℃のプレス成形機で、
スペーサー形状100mm×100mm×1.5mmで
加熱溶融し、ただちに0℃のプレス成形機に移して加圧
成形することによって、急冷プレスシートを作製した。
このプレスシートを曲げ弾性率、引張強度、破断点伸び
率の測定に供した。 (4)曲げ弾性率試験 プレスシートより切削して作製した幅1.27cm、長
さ6.35cmの短冊状試験片を、インストロン社製引
張試験機モデル4501を用いて、23℃、クロスヘッ
ドスピード5mm/分の条件で行った。 (5)引張強度、伸び率 インストロンデジタル制御万能材料試験機4501型を
用いて、試験片形状JIS−K7113−2号、引張速
度30mm/分、室温23℃で測定した。 (6)数平均分子量 下記の条件で測定したゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー(GPC)分析によるの数平均分子量(ポリス
チレン換算)を用いた。
【0043】カラム:PLgel 5μMIXD−C
7.5×300mm 2本(ポリマーラボラトリー社
製) 移動相:クロロホルム(高速液体クロマトグラフィー
用、関東化学製) 流量:1.0ml/min 試料濃度:0.5%クロロホルム溶液, (7)透明性(ヘイズ値) 乾燥した試料を、成形温度280℃のプレス成形機で、
スペーサー形状100mm×100mm×0.5mmで
加熱溶融し、ただちに、0℃のプレス成形機に移して加
圧成形することによって得られた急冷プレスシートのヘ
イズ値(白色光の光線乱反射率)を測定し、透明性を評
価した。 (8)d-リモネン吸着試験 乾燥した試料を、成形温度280℃の成形機で、スペー
サー形状30mm×30mm×0.5mmで加熱溶融
し、ただちに、0℃のプレス成形機に移して加圧成形す
ることによって、急冷プレスシートを成形した。このプ
レスシートの重量を測定後、香気成分であるd-リモネン
100%液に浸漬し、23℃の恒温室に保存して所定時
間後に取り出し、表面をサラシ木綿布で拭き、すみやか
に重量を測定した。d-リモネン浸漬前後のプレスシート
の重量変化から、プレスシートへのd-リモネン吸着量を
算出し、重量%で表した。 (9)ヒートシール強度試験 乾燥した試料をプレス成形機により、成形温度280℃
で140mm×140mm×0.1mmのスペーサー形
状で加熱溶融し、ただちに、0℃のプレス成形機に移し
て加圧成形することによって、急冷プレスシートを成形
した。このプレスシートを温度23℃、相対湿度50%
の室内で1週間放置した後、20mm幅に切り出し、5
0μmの軟質アルミニウム2枚に挟み、さらにその上
を、両面から100μmのテフロンシートで挟んだ状態
で、バーシーラーにて温度170℃、190℃、220
℃で、加圧力0.2MPa、5秒間の条件でヒートシー
ルした。次いで、ヒートシール部分の幅が15mmとな
るように短冊状に切り出し、T型剥離強度測定用試料と
した。T型剥離強度の測定は、温度23℃、相対湿度5
0%の室内環境下で、チャック間距離50mm、引張速
度100mm/分の条件で測定した。
【0044】実施例および比較例では、ポリエチレンテ
レフタレート、脂肪族ポリエステル、可塑剤などとして
以下のものを用いた。(A-1)ポリエチレンテレフタレート テレフタル酸とエチレングリコールとから得られ、フェ
ノールとテトラクロルエタンとの1:1(重量比)混合
溶媒中、25℃で測定した固有粘度(IV)が0.79
dl/gであるポリエチレンテレフタレート。
【0045】(B-1)脂肪族ポリエステル 反応による留出物を除去するための冷却管の付いた10
00ml四つ口コルベンに、アジピン酸ジメチル34
8.0g、プロピレングリコール365.0gおよび酢
酸マンガン0.245g(酸に対して0.05モル%)
を仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、220℃まで8
時間かけて昇温してエステル化反応を行い、反応率97
%のエステル化反応物を得た。得られたエステル化反応
物500g、酢酸アンチモン0.240g(酸に対して
0.042モル%)およびイルガノックス1010TM(チバ
ガイギー社製)2.5gを二重ラセン型攪拌翼付き重合
器に入れ、窒素置換した後、減圧下で回転数4.2s-1
で攪拌しながら3.5時間かけて235℃まで昇温し、
さらに235℃を保持しながら133.3Paの減圧下
で副生するプロピレングリコールを留去しつつ4時間保
持して、縮重合して得られた数平均分子量が5,030
の脂肪族ポリエステル。
【0046】(B-2)脂肪族ポリエステル 反応による留出物を除去するための冷却管の付いた10
00ml四つ口コルベンにアジピン酸ジメチル450.
0g、エチレングリコール384.8gおよび酢酸マン
ガン0.317g(酸に対して0.05モル%)を仕込
み、窒素気流下、攪拌しながら220℃まで8時間かけ
て昇温してエステル化反応を行い、反応率95.4%の
エステル化反応物を得た。得られたエステル化反応物5
50g、二酸化ゲルマニウム0.052g(酸に対して
0.021モル%)およびイルガノックス1010TM(チバ
ガイギー社製)2.75gを二重ラセン型攪拌翼付き重
合器に入れ、窒素置換した後、減圧下で回転数4.2s
-1で攪拌しながら3.5時間かけて235℃まで昇温
し、さらに235℃を保持しながら133.3Paの減
圧下で副生するエチレングリコールを留去しつつ4時間
保持して、縮重合して得られた数平均分子量が5,57
0の脂肪族ポリエステル。
【0047】ポリサイザー P-202TM(大日本インキ化学
工業(株)製) 数平均分子量が18,600である、セバシン酸とプロ
ピレングリコールとから得られる脂肪族ポリエステル。
【0048】ポリサイザーW-4000TM(大日本インキ化学
工業(株)製) 粘度が15,000〜30,000mPa・sである、
アジピン酸系のポリエステル可塑剤。
【0049】
【実施例1】(A-1)ポリエチレンテレフタレート26
8g、ポリサイザー P-202TM132g、イルガノックス
1010TM(チバガイギー社製)2.0gおよび二酸化ゲル
マニウムを0.043gを500mlの二重ラセン型攪
拌翼付き重合器に入れ、窒素置換した後、180℃まで
昇温し、13.3Pa減圧下に3時間保持した。次い
で、280℃まで1時間かけて昇温し、39.9Paの
減圧下、回転数4.2s -1で2時間攪拌しながらエステ
ル交換反応を行った。得られたポリエステル樹脂組成物
の固有粘度(IV)は0.56dl/gであった。
【0050】次にこのポリエステル樹脂組成物を充分乾
燥後、前記したプレスシート成形法で厚さ0.5mmシ
ートを成形した。得られたシートは、曲げ弾性率が56
MPaであり、しなやかな手触りで柔軟性に富む、やや
白濁したシートであった。このシートについて各種物性
を測定した結果を表1〜3に示す。
【0051】
【実施例2】(A-1)ポリエチレンテレフタレートの量
を300g、ポリサイザー P-202TMの量を100gとし
たこと以外は実施例1と同様にしてエステル交換反応を
行った。得られたポリエステル樹脂組成物の固有粘度
(IV)は0.53dl/gであった。
【0052】次にこのポリエステル樹脂組成物を充分乾
燥後、前記したプレスシート成形法で厚さ0.5mmシ
ートを成形した。得られたシートは、曲げ弾性率が16
1MPaであり、透明な柔軟性に富むシートであった。
このシートについて各種物性を測定した。結果を表1〜
3に示す。
【0053】
【実施例3】(A-1)ポリエチレンテレフタレート26
8g、(B-1)脂肪族ポリエステル132g、イルガノ
ックス1010TM(チバガイギー社製)2.0gおよび二酸
化ゲルマニウム0.043gを500mlの二重ラセン
型攪拌翼付き重合器に入れ、窒素置換した後、180℃
まで昇温し、1.3Pa減圧下に3時間保持した。次い
で、280℃まで1時間かけて昇温し、13.3Pa減
圧下、回転数4.2s-1で2時間攪拌しながらエステル
交換反応を行った。得られたポリエステル樹脂組成物の
固有粘度(IV)は0.58dl/gであった。
【0054】次にこのポリエステル樹脂組成物を充分乾
燥後、前記したプレスシート成形法で厚さ0.5mmシ
ートを成形した。得られたシートは、曲げ弾性率が61
MPaであり、しなやかな手触りで、透明な柔軟性に富
むシートであった。このシートについて各種物性を測定
した。結果を表1〜3に示す。
【0055】
【実施例4】ポリサイザー P-202TMに代えて、(B-2)
脂肪族ポリエステルを用いたこと以外は実施例1と同様
にしてエステル交換反応を行った。得られたポリエステ
ル樹脂組成物の固有粘度(IV)は0.57dl/gで
あった。
【0056】次にこのポリエステル樹脂組成物を充分乾
燥後、前記したプレスシート成形法で厚さ0.5mmシ
ートは成形した。得られたシートは、曲げ弾性率が68
MPaであり、しなやかな手触りで、透明で柔軟性に富
むものであった。このシートについて各種物性を測定し
た結果を表1〜3に示す。
【0057】
【比較例1】(A-1)ポリエチレンテレフタレートを充
分乾燥後、前記したプレスシート成形法で厚さ0.5m
mのシートを成形した。得られたシートについて各種物
性を測定した。結果を表1に示す。
【0058】
【比較例2】ポリサイザー P-202TMに代えて、ポリサイ
ザーW-4000TMを用いたこと以外は実施例1と同様にして
エステル交換反応を行った。得られたポリエステル樹脂
組成物の固有粘度(IV)は0.36dl/gであっ
た。このポリエステル樹脂組成物のプレスシート成形物
は非常に脆く、試験片の作製ができなかった。結晶融解
温度を表1に示す。
【0059】
【比較例3】(A-1)ポリエチレンテレフタレート26
8g、フタル酸ジオクチル(和光純薬工業(株)製、試
薬1級)132g、イルガノックス1010TM(チバガイギ
ー社製)2.0gおよび二酸化ゲルマニウム0.043
gを500mlの二重ラセン型攪拌翼付き重合器に入
れ、窒素置換した後、280℃まで1時間かけて昇温
し、回転数4.2s-1で2時間攪拌し、次いで、39.
9Paで1時間保持しながらエステル交換反応を行っ
た。得られたポリエステル樹脂組成物の固有粘度(I
V)は0.32dl/gであった。このポリエステル樹
脂組成物のプレスシート成形物は非常に脆く、試験片の
作製ができなかった。結晶融解温度を表1に示す。
【0060】
【比較例4】MFRが3.7g/10分、密度が0.92
3g/cm3 、吸熱ピーク温度が110℃である低密度
ポリエチレンを用いて、成形温度160℃で30mm×
30mm×0.5mmの形状の急冷プレスシートを成形
し、重量を測定後、d-リモネンの吸着試験の評価を行っ
た。結果を表2に示す。また、成形温度180℃で14
0mm×140mm×0.1mmの形状の急冷プレスシ
ートを成形し、ヒートシール強度を評価した。結果を表
3に記す。
【0061】
【比較例5】ポリブチレンテレフタレートとポリエーテ
ルとのブロック共重合体〔ハイトレル5526TM、東レ・デ
ュポン(株)製、固有粘度(IV):1.433dl/
g〕を充分乾燥後、前記したプレスシート成形法で厚さ
0.5mmシートを成形した。得られたシートは、曲げ
弾性率が147MPaであり、柔軟な不透明なシートで
あった。上記共重合体およびシートについて各種物性を
測定した結果を表1、表3に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリエチレンテレフタレートと、
    (B)脂肪族ポリエステルとを、前記(A)100重量
    部に対して前記(B)が10〜100重量部となる割合
    で溶融混練し、前記(A)および(B)の一部または全
    部をエステル交換反応させて得られ、曲げ弾性率が12
    00MPa以下であるポリエステル樹脂組成物からなる
    ことを特徴とする食品包装材。
  2. 【請求項2】 前記(A)ポリエチレンテレフタレート
    が、テレフタル酸またはそのエステル誘導体を含む芳香
    族ジカルボン酸と、エチレングリコールを含むジオール
    とから得られる請求項1に記載の食品包装材。
  3. 【請求項3】 前記(B)脂肪族ポリエステルが、炭素
    原子数4〜12の脂肪族と、炭素原子数2〜13の脂肪
    族グリコールとから得られ、数平均分子量が2,500
    〜30,000の範囲にある請求項1または2に記載の
    食品包装材。
  4. 【請求項4】 前記(B)脂肪族ポリエステルが、下記
    (i)ないし(iii)から選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項3に記載の食品包装材; (i)セバシン酸と、プロピレングリコールとから得ら
    れるポリエステル (ii)アジピン酸と、プロピレングリコールとから得ら
    れるポリエステル (iii)アジピン酸と、エチレングリコールとから得ら
    れるポリエステル
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟性
    ポリエステル組成物からなることを特徴とする食品包装
    用シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟性
    ポリエステル組成物からなることを特徴とする食品包装
    用フィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟性
    ポリエステル組成物からなる層と、基材層との積層体か
    らなることを特徴とする食品包装用積層体。
  8. 【請求項8】 前記柔軟性ポリエステル組成物からなる
    層が、ヒートシール層である請求項7に記載の食品包装
    用積層体。
  9. 【請求項9】 前記基材が金属箔である請求項7または
    8に記載の食品包装用積層体。
  10. 【請求項10】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟
    性ポリエステル組成物が内壁にコーティングされてなる
    ことを特徴とする金属缶。
  11. 【請求項11】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟
    性ポリエステル組成物が内壁にコーティングされてなる
    ことを特徴とする紙パック。
  12. 【請求項12】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟
    性ポリエステル組成物からなることを特徴とするトレ
    ー。
  13. 【請求項13】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟
    性ポリエステル組成物からなることを特徴とするトレー
    用蓋。
  14. 【請求項14】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟
    性ポリエステル組成物からなることを特徴とするカッ
    プ。
  15. 【請求項15】 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟
    性ポリエステル組成物からなることを特徴とするカップ
    用蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004025659A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 House Foods Corp 無機質容器の蓋材およびそれを用いた無機質容器
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