JPH1110577A - 直線作動装置 - Google Patents

直線作動装置

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Publication number
JPH1110577A
JPH1110577A JP17235097A JP17235097A JPH1110577A JP H1110577 A JPH1110577 A JP H1110577A JP 17235097 A JP17235097 A JP 17235097A JP 17235097 A JP17235097 A JP 17235097A JP H1110577 A JPH1110577 A JP H1110577A
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JP
Japan
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operating
linear
operating body
toothed belt
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP17235097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimito Mushigami
公人 虫上
Hirofumi Sagawa
浩文 佐川
Muneaki Shimada
宗明 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH1110577A publication Critical patent/JPH1110577A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第二作動体が第一作動体の動作に連係して高
い動作方向剛性によって動作し、作動位置の精度不良に
伴う不具合を防ぐ直線作動装置を得る。 【解決手段】 基台1の長手に沿って動作する第一作動
体3及び第一作動体3の長手に沿って動作する第二作動
体4を設ける。また、第一作動体3の基台1に対する相
対変位によって第二作動体4を移動する第二直線作動機
構9を設ける。そして、基台1及び第一作動体3の両者
の一方に設けられた能動体18を電動機14によって駆
動し、能動体18に係合した従動体19を上記両者の他
方に設けることにより構成した高剛性伝動機構からなる
第一直線作動機構17によって、基台1に対して第一作
動体3を移動する。これにより、第二作動体4の動作方
向における剛性が増大して、作動位置の精度を向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として産業ロ
ボットの進退動作する作動機構に用いられる直線作動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11及び図12は、従来の直線作動装
置を示す図で、図11は平面図、図12は図11の正面
図である。図において、1はレールからなる軌道2が長
手に沿って設けられた基台、3は軌道2に案内されて動
作する第一作動体、4は第一作動体3の長手に沿って設
けられたレールからなる軌道5に案内されて動作する第
二作動体である。
【0003】6は第一直線作動機構で、基台1の長手に
互いに離れて枢着された歯付ベルト車7及びこれらの歯
付ベルト車7に無端状に巻掛けられた歯付ベルトからな
る可撓条体8によって形成された巻掛伝動機構によって
構成されている。9は第二直線作動機構で、第一作動体
3の長手に互いに離れて枢着された歯付ベルト車10及
びこれらの歯付ベルト車10に無端状に巻掛けられた歯
付ベルトからなる可撓条体11によって形成された巻掛
伝動機構によって構成されている。
【0004】12は第一連結片で、一端が基台1に他端
は第二直線作動機構9の可撓条体11の一側に固定され
ている。13は第二連結片で、一端が第二作動体4に他
端は第二直線作動機構9の可撓条体11の他側に固定さ
れている。14は基台1に装着された減速機15付の電
動機で、第一直線作動機構6の一方の歯付ベルト車7を
駆動する。16は第三連結片で、一端が第一作動体3に
他端は第一直線作動機構6の可撓条体8の一側に固定さ
れている。
【0005】従来の直線作動装置は上記のように構成さ
れ、電動機14が付勢されると第一直線作動機構6の歯
付ベルト車7が駆動されて回転し、可撓条体8が循環移
動する。そして、この可撓条体8の循環移動動作が第三
連結片16を介して第一作動体3に伝動されて第一作動
体3が軌道2に案内されて直線動作する。
【0006】また、第一連結片12の一端が基台1に固
定された第一連結片12の他端に、第二直線作動機構9
の可撓条体11の一側が固定されているので、基台1と
第一作動体3の相対移動によって第二直線作動機構9の
可撓条体11が循環移動動作する。そして、この可撓条
体11の循環移動動作によって、第二連結片13により
可撓条体11の他側に固定された第二作動体4が、軌道
5に案内されて基台1に対して第一作動体3と同方向へ
二倍の動作量で移動するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の直
線作動装置において、第一作動体3に対して第二作動体
4は二倍の動作量であるので、電動機14により第二作
動体4を駆動する力は、直接第二作動体4を駆動する場
合の二倍となる。しかし、電動機14による第二作動体
4の駆動は、歯付ベルトからなる可撓条体の二段掛けに
よる機構によって動力が伝動されるため、第二作動体4
の動作方向における剛性が小さくなって第二作動体4の
作動位置の精度が低下するという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、第一作動体の動作に連係して第
二作動体が高い動作方向剛性によって動作する直線作動
装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る直線作動
装置においては、長手に沿って軌道が設けられた基台
と、軌道に案内されて動作する第一作動体と、この第一
作動体の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動作
する第二作動体と、第一作動体の長手に互いに離れて枢
着された案内車及びこれらの案内車に無端状に巻掛けら
れた可撓条体によって形成された巻掛伝動機構からなる
第二直線作動機構と、一端が基台に他端は可撓条体の一
側に固定された第一連結片と、一端が第二作動体に他端
は可撓条体の他側に固定された第二連結片と、基台及び
第一作動体の両者の一方に設けられて電動機によって駆
動される能動体並びに上記両者の他方に設けられて能動
体に係合された従動体によって構成された高剛性伝動機
構からなる第一直線作動機構とが設けられる。
【0010】また、この発明に係る直線作動装置におい
ては、能動体がボールねじによって構成され、従動体が
ボールねじにねじ込まれまれたボールナットによって構
成される。
【0011】また、この発明に係る直線作動装置におい
ては、能動体がピニオンによって構成され、従動体がピ
ニオンと噛み合うラックによって構成される。
【0012】また、この発明に係る直線作動装置におい
ては、長手に沿って軌道が設けられた基台と、基台の軌
道に案内されて動作する第一作動体と、この第一作動体
の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動作する第
二作動体と、第一作動体の長手に互いに離れて枢着され
た歯付ベルト車及びこれらの歯付ベルト車に無端状に巻
掛けられた歯付ベルトによって形成された巻掛伝動機構
からなる直線作動機構と、第一作動体に設けられて歯付
ベルト車を駆動する電動機と、一端が基台に他端は歯付
ベルトの一側に固定された第一連結片と、一端が第二作
動体に他端は歯付ベルトの他側に固定された第二連結片
とが設けられる。
【0013】また、この発明に係る直線作動装置におい
ては、長手に沿って軌道が設けられた基台と、基台の軌
道に案内されて動作する第一作動体と、この第一作動体
の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動作する第
二作動体と、第一作動体に設けられた電動機と、第一作
動体に枢持されて長手に沿って配置されて電動機によっ
て駆動されるボールねじ及び一端が基台に固定された第
一連結片の他端側に設けられてボールねじにねじ込まれ
たボールナットによって構成されたねじ機構からなる第
一直線作動機構と、第一作動体に設けられて第一直線作
動機構と平行に配置されて第一作動体に枢持されて長手
に沿って配置されて電動機によって駆動されるボールね
じ及び一端が第二作動体に固定された第二連結片の他端
側に設けられて第一直線作動機構と平行に配置されたボ
ールねじにねじ込まれたボールナットによって構成され
たねじ機構からなる第二直線作動機構とが設けられる。
【0014】また、この発明に係る直線作動装置におい
ては、第二作動体の長手に沿って設けられた軌道に案内
されて動作する第三作動体と、第二作動体の長手に互い
に離れて枢着された歯付ベルト車及びこれらの歯付ベル
ト車に無端状に巻掛けられた歯付ベルトによって形成さ
れた巻掛伝動機構によって構成された第三直線作動機構
と、一端が第一作動体に他端は第三直線作動機構の歯付
ベルトの一側に固定された第三連結片と、一端が第三作
動体に他端は第三直線作動機構の歯付ベルトの他側に固
定された第四連結片とが設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明の実施の形態
の一例を示す図で、図1は平面図、図2は図1の正面図
である。図において、1はレールからなる軌道2が長手
に沿って設けられた基台、3は軌道2に案内されて動作
する第一作動体、4は第一作動体3の長手に沿って設け
られたレールからなる軌道5に案内されて動作する第二
作動体である。
【0016】17は第一直線作動機構で、基台1の長手
に沿って設けられたボールねじからなる能動体18及び
第一作動体3に固定されて能動体18にねじ込まれたボ
ールナットからなる従動体19によって構成されて能動
体18の回転動作を直線動作に変換するねじ機構からな
る高剛性伝動機構によって構成されている。9は第二直
線作動機構で、第一作動体3の長手に互いに離れて枢着
された歯付ベルト車10及びこれらの歯付ベルト車10
に無端状に巻掛けられた歯付ベルトからなる可撓条体1
1によって形成された巻掛伝動機構によって構成されて
いる。
【0017】12は第一連結片で、一端が基台1に他端
は第二直線作動機構9の可撓条体11の一側に固定され
ている。13は第二連結片で、一端が第二作動体4に他
端は第二直線作動機構9の可撓条体11の他側に固定さ
れている。14は基台1に装着された減速機15付の電
動機で、出力軸線が基台1面に沿って配置されて、第一
直線作動機構17の能動体18の一端に連結され能動体
18を駆動する。
【0018】上記のように構成された直線作動装置にお
いて、電動機14が付勢されると第一直線作動機構17
の能動体18が駆動されて回転し、能動体18にねじ込
まれた従動体19を介して第一作動体3が軌道2に案内
されて直線動作する。また、第一連結片12の一端が基
台1に固定されて、第一連結片12の他端に第二直線作
動機構9の可撓条体11の一側が固定されている。
【0019】このため、基台1と第一作動体3の相対移
動によって第二直線作動機構9の可撓条体11が循環移
動動作する。そして、この可撓条体11の循環移動動作
によって、可撓条体11の他側に第二連結片13によっ
て固定された第二作動体4が、軌道5に案内されて基台
1に対して第一作動体3と同方向へ二倍の動作量で移動
する。
【0020】なお、前述の図11及び図12に示す従来
の直線作動装置での第二作動体4の動作方向における見
かけの剛性は、次のように表すことができる。すなわち
第二作動体4に力Fが作用したときの第二作動体4の変
位量をXとおく。また、可撓条体8の剛性値をk1とお
き、可撓条体11の剛性値をk2とおく。このときの可
撓条体11の伸びx2は、 x2=F/k2 (式1)
【0021】また、力の釣り合いを考えると第一作動体
3が可撓条体8へおよぼす力は、2Fとなるので、可撓
条体8の伸びx1は、 x1=2F/k1 (式2) したがって、第二作動体4の外力Fによる変位量Xは、 X=x2+2×x1=F(1/k2+4/k1) (式3) 以上から、第二作動体4の動作方向における見かけ上の
剛性Kは、 K=F/X=k1×k2/(k1+4×k2) (式4) のようになる。
【0022】以上説明したように、基台1に対して第一
作動体3が高剛性伝動機構からなる第一直線作動機構1
7によって動作する。このため、前述の式4におけるk
1の値が、前述の図11及び図12に示す従来の直線作
動装置での値に比べて大きくなり、第二作動体4の動作
方向における剛性が増大する。このため、第二作動体4
の作動位置の精度を向上することができ、第二作動体4
の作動位置の精度不良に伴う不具合を解消することがで
きる。
【0023】実施の形態2.図3及び図4は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図3は平面図、図
4は図3の正面図である。図において、前述の図1及び
図2と同符号は相当部分を示し、17は第一直線作動機
構で、基台1の長手に沿って設けられたラックからなる
従動体19及び第一作動体3に設けられて出力軸が鉛直
方向に配置された電動機14に取付けられた減速機15
の出力軸に固定されて従動体19と噛み合うピニオンか
らなる能動体18よって構成されて、能動体18の回転
動作を直線動作に変換する歯車機構からなる高剛性伝動
機構によって構成されている。
【0024】上記のように構成された直線作動装置にお
いて、電動機14が付勢されると第一直線作動機構17
の能動体18が駆動されて回転し、能動体18と噛み合
う従動体19を介して第一作動体3が軌道2に案内され
て直線動作する。そして、前述の図1及び図2の実施の
形態の場合と同様に第二作動体4が動作する。
【0025】この図3及び図4の実施の形態において、
基台1に対して第一作動体3が高剛性伝動機構からなる
第一直線作動機構17によって動作する。したがって、
詳細な説明を省略するが図3及び図4の実施の形態にお
いても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られ
る。
【0026】実施の形態3.図5及び図6は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図5は平面図、図
6は図5の正面図である。図において、前述の図1及び
図2と同符号は相当部分を示す。
【0027】20は直線作動機構で、第一作動体3に設
けられて出力軸が鉛直方向に配置された電動機14の出
力軸に固定された駆動歯付ベルト車21、第一作動体3
に駆動歯付ベルト車21から離れて枢着された従動歯付
ベルト車22並びに駆動歯付ベルト車21及び従動歯付
ベルト車22に巻掛けられた歯付ベルト23によって構
成されている。24は第一連結片で、一端が基台1に他
端は直線作動機構20の歯付ベルト23の一側に固定さ
れている。
【0028】上記のように構成された直線作動装置にお
いて、電動機14が付勢されると駆動歯付ベルト車21
が回転して歯付ベルト23が循環移動する。そして、第
一連結片24の一端が基台1に固定されているので、第
一作動体3が軌道2に案内されて基台1に対して直線動
作する。また、歯付ベルト23の他側に第二連結片13
によって固定された第二作動体4が、軌道5に案内され
て基台1に対して第一作動体3と同方向へ二倍の動作量
で移動する。
【0029】この図5及び図6の実施の形態は、前述の
図11及び図12における従来の直線作動装置の構成か
ら第一直線作動機構6を省いた構成である。これによ
り、基台1に対して第二作動体4が一つの直線作動機構
20のみによって直線動作する。したがって、図5及び
図6の実施の形態において、第二作動体4の動作方向に
おける剛性が増大する。
【0030】このため、第二作動体4の作動位置の精度
を向上することができ、第二作動体4の作動位置の精度
不良に伴う不具合を解消することができる。また、直線
作動機構が一つの直線作動機構20のみによって構成さ
れるので、所要部品数が減少して製作費を節減すること
ができる。
【0031】実施の形態4.図7及び図8は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は平面図、図
8は図7の正面図である。図において、前述の図1及び
図2と同符号は相当部分を示し、14は第一作動体3に
設けられて出力軸が水平方向であって第一作動体3の長
手に沿う方向に配置された電動機、25は電動機14の
出力軸に固定された第一歯車である。
【0032】26は第一直線作動機構で、第一作動体3
に枢持されて長手に沿って配置されたボールねじ18
1、ボールねじ181の端部に固定されて第一歯車25
と噛み合う第二歯車27及び一端が基台1に固定された
第一連結片28の他端側に設けられてボールねじ181
にねじ込まれたボールナット191によって構成されて
いる。
【0033】29は第二直線作動機構で、第一作動体3
に枢持されて長手に沿いボールねじ181と平行に配置
されたボールねじ182、ボールねじ182の端部に固
定されて第二歯車27と噛み合う第三歯車30及び一端
が第二作動体4に固定された第二連結片31の他端側に
設けられてボールねじ182にねじ込まれたボールナッ
ト192により構成されている。
【0034】上記のように構成された直線作動装置にお
いて、電動機14が付勢されると第一歯車25が回転し
第二歯車27との噛み合いを介して、第一直線作動機構
26のボールねじ181が回転する。これによって、基
台1に固定された第一連結片28のボールナット191
がボールねじ181にねじ込まれているので、第一作動
体3が軌道2に案内されて基台1に対して直線動作す
る。
【0035】また、電動機14が付勢されると第一歯車
25が回転し第二歯車27、第三歯車30との噛み合い
を介して、第二直線作動機構29のボールねじ182が
回転する。これによって、第二作動体4に設けられた第
二連結片31のボールナット192がボールねじ182
にねじ込まれているので、第二作動体4が軌道5に案内
されて第一作動体3に対して直線動作し、基台1に対し
て第一作動体3と同方向へ二倍の動作量で移動する。
【0036】この図7及び図8の実施の形態において
は、第一直線作動機構26及び第二直線作動機構29が
共に、前述の図1及び図2の実施の形態の第一直線作動
機構17と同様に高剛性伝動機構によって構成されてい
る。したがって、詳細な説明を省略するが図7及び図8
の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同
様な作用が得られる。
【0037】実施の形態5.図9及び図10は、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図9は平面図、
図10は図9の正面図である。図において、前述の図7
及び図8と同符号は相当部分を示し、32は第二作動体
4の長手に沿って設けられたレールからなる軌道33に
案内されて動作する第三作動体である。
【0038】33は第三直線作動機構で、第二作動体4
の長手に互いに離れて枢着された歯付ベルト車35及び
これらの歯付ベルト車35に無端状に巻掛けられた歯付
ベルトからなる可撓条体36によって形成された巻掛伝
動機構によって構成されている。37は第三連結片で、
一端が第一作動体3に他端は第三直線作動機構34の可
撓条体36の一側に固定されている。38は第四連結片
で、一端が第三作動体32に他端は第三直線作動機構3
4の可撓条体36の他側に固定されている。
【0039】上記のように構成された直線作動装置は、
前述の図7及び図8の実施の形態における第二作動体4
に、軌道33に案内されて動作する第三作動体32を設
け、また、第一作動体3と第二作動体4の相対変位によ
って、第二作動体4に対して第三作動体32を直線動作
させる第三直線作動機構34を設けたものである。
【0040】これによって、第一作動体3〜第三作動体
32の三段直線作動装置であって、図1及び図2の実施
の形態にける第二作動体4の動作方向における剛性に匹
敵した第三作動体32の動作方向における剛性を得るこ
とができる。また、図9及び図10の実施の形態におい
て、第一直線作動機構26及び第二直線作動機構29が
共に、前述の図1及び図2の実施の形態の第一直線作動
機構17と同様に高剛性伝動機構によって構成されてい
る。したがって、詳細な説明を省略するが図9及び図1
0の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、長手に
沿って軌道が設けられた基台と、軌道に案内されて動作
する第一作動体と、この第一作動体の長手に沿って設け
られた軌道に案内されて動作する第二作動体と、第一作
動体の長手に互いに離れて枢着された案内車及びこれら
の案内車に無端状に巻掛けられた可撓条体によって形成
された巻掛伝動機構からなる第二直線作動機構と、一端
が基台に他端は可撓条体の一側に固定された第一連結片
と、一端が第二作動体に他端は可撓条体の他側に固定さ
れた第二連結片と、基台及び第一作動体の両者の一方に
設けられて電動機によって駆動される能動体並びに上記
両者の他方に設けられて能動体に係合された従動体によ
って構成された高剛性伝動機構からなる第一直線作動機
構とを設けたものである。
【0042】これによって、基台に対して第一作動体が
高剛性伝動機構からなる第一直線作動機構によって動作
する。このため、第二作動体の動作方向における剛性が
増大する。したがって、第二作動体の作動位置の精度を
向上することができ、第二作動体の作動位置の精度不良
に伴う不具合を解消する効果がある。
【0043】また、この発明は以上説明したように、能
動体をボールねじによって構成し、従動体をボールねじ
にねじ込まれまれたボールナットによって構成したもの
である。
【0044】これによって、基台に対して第一作動体
が、ボールねじとこのボールねじにねじ込まれまれたボ
ールナットによって構成された高剛性伝動機構からなる
第一直線作動機構によって動作する。このため、第二作
動体の動作方向における剛性が増大する。したがって、
第二作動体の作動位置の精度を向上することができ、第
二作動体の作動位置の精度不良に伴う不具合を解消する
効果がある。
【0045】また、この発明は以上説明したように、能
動体をピニオンによって構成し、従動体をピニオンと噛
み合うラックによって構成したものである。
【0046】これによって、基台に対して第一作動体
が、ピニオンとこのピニオンと噛み合うラックによって
構成された高剛性伝動機構からなる第一直線作動機構に
よって動作する。このため、第二作動体の動作方向にお
ける剛性が増大する。したがって、第二作動体の作動位
置の精度を向上することができ、第二作動体の作動位置
の精度不良に伴う不具合を解消する効果がある。
【0047】また、この発明は以上説明したように、長
手に沿って軌道が設けられた基台と、基台の軌道に案内
されて動作する第一作動体と、この第一作動体の長手に
沿って設けられた軌道に案内されて動作する第二作動体
と、第一作動体の長手に互いに離れて枢着された歯付ベ
ルト車及びこれらの歯付ベルト車に無端状に巻掛けられ
た歯付ベルトによって形成された巻掛伝動機構からなる
直線作動機構と、第一作動体に設けられて歯付ベルト車
を駆動する電動機と、一端が基台に他端は歯付ベルトの
一側に固定された第一連結片と、一端が第二作動体に他
端は歯付ベルトの他側に固定された第二連結片とを設け
たものである。
【0048】これによって、基台に対して第二作動体が
一つの直線作動機構のみによって直線動作するので、第
二作動体の動作方向における剛性が増大する。したがっ
て、第二作動体の作動位置の精度を向上することがで
き、第二作動体の作動位置の精度不良に伴う不具合を解
消する効果がある。また、一つの直線作動機構のみによ
って直線作動が達成されるので、所要部品数が減少して
製作費を節減する効果がある。
【0049】また、この発明は以上説明したように、長
手に沿って軌道が設けられた基台と、基台の軌道に案内
されて動作する第一作動体と、この第一作動体の長手に
沿って設けられた軌道に案内されて動作する第二作動体
と、第一作動体に設けられた電動機と、第一作動体に枢
持されて長手に沿って配置されて電動機によって駆動さ
れるボールねじ及び一端が基台に固定された第一連結片
の他端側に設けられてボールねじにねじ込まれたボール
ナットによって構成されたねじ機構からなる第一直線作
動機構と、第一作動体に設けられて第一直線作動機構と
平行に配置されて第一作動体に枢持され長手に沿って配
置されて電動機によって駆動されるボールねじ及び一端
が第二作動体に固定された第二連結片の他端側に設けら
れて第一直線作動機構と平行に配置されたボールねじに
ねじ込まれたボールナットによって構成されたねじ機構
からなる第二直線作動機構とを設けたものである。
【0050】このように、第一直線作動機構及び第二直
線作動機構が共に、ねじ機構からなる高剛性伝動機構に
よって構成されている。そして、基台に対して第二作動
体が第一直線作動機構及び第二直線作動機構によって動
作する。このため、第二作動体の動作方向における剛性
が増大する。したがって、第二作動体の作動位置の精度
を向上することができ、第二作動体の作動位置の精度不
良に伴う不具合を解消する効果がある。
【0051】また、この発明は以上説明したように、第
二作動体の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動
作する第三作動体と、第二作動体の長手に互いに離れて
枢着された歯付ベルト車及びこれらの歯付ベルト車に無
端状に巻掛けられた歯付ベルトによって形成された巻掛
伝動機構によって構成された第三直線作動機構と、一端
が第一作動体に他端は第三直線作動機構の歯付ベルトの
一側に固定された第三連結片と、一端が第三作動体に他
端は第三直線作動機構の歯付ベルトの他側に固定された
第四連結片とを設けたものである。
【0052】これによって、第一作動体〜第三作動体か
らなる三段直線作動装置であって、第一直線作動機構及
び第二直線作動機構が共に、ねじ機構からなる高剛性伝
動機構によって構成されている。そして、基台に対して
第二作動体が第一直線作動機構及び第二直線作動機構に
よって動作する。このため、第三作動体の動作方向にお
ける剛性が増大する。したがって、第三作動体の作動位
置の精度を向上することができて、第三作動体の作動位
置の精度不良に伴う不具合を解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す平面図。
【図2】 図1の正面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す平面図。
【図4】 図3の正面図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す平面図。
【図6】 図5の正面図。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す平面図。
【図8】 図7の正面図。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す平面図。
【図10】 図9の正面図。
【図11】 従来の直線作動装置を示す平面図。
【図12】 図11の正面図。
【符号の説明】
1 基台、2 軌道、3 第一作動体、4 第二作動
体、5 軌道、9 第二直線作動機構、10 案内車、
11 可撓条体、12 第一連結片、13 第二連結
片、14 電動機、17 第一直線作動機構、18 能
動体、19 従動体、20 直線作動機構、21 駆動
歯付ベルト車、22 従動歯付ベルト車、23 歯付ベ
ルト、24 第一連結片、25 第一歯車、26 第一
直線作動機構、27 第二歯車、28 第一連結片、2
9 第二直線作動機構、30 第三歯車、31 第二連
結片、32 第三作動体、34 第三直線作動機構、3
5歯付ベルト車、36 歯付ベルト、37 第三連結
片、38 第四連結片、181 ボールねじ、182
ボールねじ、191 ボールナット、192 ボールナ
ット。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手に沿って軌道が設けられた基台と、
    上記軌道に案内されて動作する第一作動体と、この第一
    作動体の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動作
    する第二作動体と、上記第一作動体の長手に互いに離れ
    て枢着された案内車及びこれらの案内車に無端状に巻掛
    けられた可撓条体によって形成された巻掛伝動機構から
    なる第二直線作動機構と、一端が上記基台に他端は上記
    可撓条体の一側に固定された第一連結片と、一端が上記
    第二作動体に他端は上記可撓条体の他側に固定された第
    二連結片と、上記基台及び第一作動体の両者の一方に設
    けられて電動機によって駆動される能動体並びに上記両
    者の他方に設けられて上記能動体に係合された従動体に
    よって構成された高剛性伝動機構からなる第一直線作動
    機構とを備えた直線作動装置。
  2. 【請求項2】 能動体をボールねじによって構成し、従
    動体を上記ボールねじにねじ込まれまれたボールナット
    によって構成したことを特徴とする請求項1記載の直線
    作動装置。
  3. 【請求項3】 能動体をピニオンによって構成して、従
    動体を上記ピニオンと噛み合うラックによって構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の直線作動装置。
  4. 【請求項4】 長手に沿って軌道が設けられた基台と、
    上記軌道に案内されて動作する第一作動体と、この第一
    作動体の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動作
    する第二作動体と、上記第一作動体の長手に互いに離れ
    て枢着された歯付ベルト車及びこれらの歯付ベルト車に
    無端状に巻掛けられた歯付ベルトによって形成された巻
    掛伝動機構からなる直線作動機構と、上記第一作動体に
    設けられて上記歯付ベルト車を駆動する電動機と、一端
    が上記基台に他端は上記歯付ベルトの一側に固定された
    第一連結片と、一端が上記第二作動体に他端は上記歯付
    ベルトの他側に固定された第二連結片とを備えた直線作
    動装置。
  5. 【請求項5】 長手に沿って軌道が設けられた基台と、
    上記軌道に案内されて動作する第一作動体と、この第一
    作動体の長手に沿って設けられた軌道に案内されて動作
    する第二作動体と、上記第一作動体に設けられた電動機
    と、上記第一作動体に枢持されて長手に沿って配置され
    て上記電動機によって駆動されるボールねじ及び一端が
    上記基台に固定された第一連結片の他端側に設けられて
    上記ボールねじにねじ込まれたボールナットによって構
    成されたねじ機構からなる第一直線作動機構と、上記第
    一作動体に設けられて上記第一直線作動機構と平行に配
    置されて上記第一作動体に枢持されて長手に沿って配置
    されて上記電動機によって駆動されるボールねじ及び一
    端が上記第二作動体に固定された第二連結片の他端側に
    設けられて上記第一直線作動機構と平行に配置されたボ
    ールねじにねじ込まれたボールナットによって構成され
    たねじ機構からなる第二直線作動機構とを備えた直線作
    動装置。
  6. 【請求項6】 第二作動体の長手に沿って設けられた軌
    道に案内されて動作する第三作動体と、上記第二作動体
    の長手に互いに離れて枢着された歯付ベルト車及びこれ
    らの歯付ベルト車に無端状に巻掛けられた歯付ベルトに
    よって形成された巻掛伝動機構によって構成された第三
    直線作動機構と、一端が第一作動体に他端は上記第三直
    線作動機構の歯付ベルトの一側に固定された第三連結片
    と、一端が上記第三作動体に他端は上記第三直線作動機
    構の歯付ベルトの他側に固定された第四連結片とを備え
    たことを特徴とする請求項5記載の直線作動装置。
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