JPH1110464A - 軸受部材の組付方法 - Google Patents

軸受部材の組付方法

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JPH1110464A
JPH1110464A JP9159537A JP15953797A JPH1110464A JP H1110464 A JPH1110464 A JP H1110464A JP 9159537 A JP9159537 A JP 9159537A JP 15953797 A JP15953797 A JP 15953797A JP H1110464 A JPH1110464 A JP H1110464A
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JP
Japan
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bearing
press
nut
screw
distance piece
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JP9159537A
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Tetsuya Nagata
哲也 永田
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機のプライマリーギヤ軸受部におけるロ
ックナット螺合時のコンタミネーションの発生を防止す
るとともに組付工程のサイクルタイムを短縮する。 【解決手段】 軸部に対し、その一端側から第1,第2
の少なくとも2組の軸受部材をディスタンスピースを介
して順次圧入し、最終的に軸部一端側の螺合部にロック
ナットを螺合することにより相互に圧着させて固定する
ようにしてなる軸受部材の組付方法において、上記第2
の軸受部材を上記ディスタンスピースが所定の状態に圧
縮変形するまで圧入した上で、上記軸部の螺合部にロッ
クナットを螺合するようにし、軸部の螺合溝部に対する
ロックナット螺合部の有効螺合長さを十分に確保するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、軸受部材の組付
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の自動変速機のトランスミ
ッションにおけるプライマリーギヤは、一般に図12に
示すように、テーパ構造のローラベアリングを介してト
ランスミッションケースに支持されている。
【0003】すなわち、図12において、先ず符号18
は上記自動変速機のトランスミッションケースであり、
該トランスミッションケース18のフロント側(トルク
コンバーター側)中央部には、縦壁部19を介して前後
方向に延びる筒状のプライマリーギヤ支持部20が設け
られている。そして、その内側中央にはスナップリング
嵌合溝23が形成されており、該スナップリング嵌合溝
23に対してスナップリング24が嵌合されている。
【0004】そして、該スナップリング24を介してそ
の両側には、フロント側ベアリングアウタレース25、
フロント側テーパローラベアリング28、フロント側ベ
アリングインナレース29よりなるフロント側第1の軸
受部材と、リア側ベアリングインナレース26、リア側
テーパローラベアリング31、リア側ベアリングインナ
レース32よりなるリア側第2の軸受部材とが相互にデ
ィスタンスピース30を介して所定の間隔を保って設け
られ、該第1,第2の軸受部材を介してプライマリーギ
ヤ27の筒体状の軸部27aが回転自在に支持されてい
る。
【0005】そして、該プライマリーギヤ27の軸部2
7aの後端部外周には、ナット螺合部33が形成されて
おり、該ナット螺合部33に対してナット35を螺合
し、その前端部で上記第2の軸受部材のリア側ベアリン
グインナレース32を所定の圧入状態に締付けることに
よって上記第1,第2の軸受部材を上記トランスミッシ
ョンケース18のプライマリーギヤ支持部20とプライ
マリーギヤ27の軸部27aとの間に固定している。
【0006】ところで、従来軸受部材は、例えば特開平
4−69121号公報に示されるような圧入装置を用い
て、組付けられていた。
【0007】そして、上記のような第1,第2の軸受部
材は、次のような工程で組付けられる。
【0008】<第1工程>スナップリング嵌合溝23に
スナップリング24を圧入嵌合する。
【0009】<第2工程>スナップリング24の両側に
フロント側およびリア側各ベアリングアウタレース2
5,26を各々両方向から圧入嵌合する。
【0010】<第3工程>プライマリーギヤ27の軸部
27aに、フロント側ベアリングインナレース29およ
びフロント側テーパローラベアリング28のアッセンブ
リ体を圧入嵌合し、次いでディスタンスピース30を嵌
装する。
【0011】<第4工程>第3工程完了後のプライマリ
ーギヤ27の軸部27aを上記第2工程完了後のプライ
マリーギヤ支持部20内に中心軸を合わせて嵌合する。
【0012】<第5工程>プライマリーギヤ27の軸部
27aに対し、リア側テーパローラベアリング31およ
びリア側ベアリングインナレース32のアッセンブリ体
をストレート状態の上記ディスタンスピース30の後端
部と接触するか、その寸前まで圧入する。
【0013】<第6工程>プライマリーギヤ27の軸部
27a後端側に形成されているナット螺合部33にナッ
ト35の螺条部35aを螺合し、高トルクで締付けるこ
とにより上記ディスタンスピース30を図12に示すよ
うに山形に曲げ変形させ、最終的に図13に拡大して示
す上記軸部27aのナット螺合部33後端に形成された
カシメ溝49に対し、ナット35後端のロック片35b
をカシメ込んでナット35をロックする。
【0014】この結果、図12のような組付状態が実現
される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な組付方法による場合、次のような問題がある。
【0016】すなわち、上述の方法では、ディスタンス
ピース30の圧縮変形並びにプリロード調整の全てをナ
ット35の螺合回転により行うようになっているので、
図13の状態から明らかなように、ナット35を軸部2
7aに螺合した時に、その螺条部35bの螺合部33と
の係合長が短かく、該係合長の短かい状態で高締付トル
クを作用させることになることから、同図13の(イ)
に示す軸部27aの螺合部33後端のカシメ溝49上端
の所でナット35側螺条部35bにコンタミネーション
が発生する(細長い切り屑が生じる)。
【0017】また、それと同時に締付およびプリロード
調整のために大きなナット回動量を必要とするので、そ
れらの作業に時間がかかり、サイクルタイム(タクト時
間)が長くなる。
【0018】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記第2の軸受部材を上記ディス
タンスピースが所定の圧縮変形状態となるまで圧入する
ことにより、ナット螺合時において軸部側螺合部とコン
タミネーションを生ぜしめない有効な係合長を確保し得
るようにした軸受部材組付方法を提供することを目的と
するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような有効な課題解決手段を備
えて構成されている。
【0020】すなわち、本願発明の軸受部材組付方法
は、軸部に対し、その一端側から第1,第2の少なくと
も2組の軸受部材をディスタンスピースを介して順次圧
入し、最終的に軸部一端側の螺合部にナットを螺合する
ことにより相互に圧着させて固定するようにしてなる軸
受部材の組付方法において、上記第2の軸受部材を上記
ディスタンスピースが所定の状態に圧縮変形するまで圧
入した上で、上記軸部の螺合部にナットを螺合するよう
になっている。
【0021】そして、上記軸部の螺合部に対するナット
の螺合は、例えば一旦仮締めした後、プリロード調整を
行ないながら最終的な締め付けを行うようになされる。
【0022】また、上記第1,第2の軸受部材には、例
えばそれぞれテーパ構造のローラベアリングが採用さ
れ、その場合において上述の方法が実現される。
【0023】さらに、上記構成において、上記軸部の螺
合部後端には、ナット係合用のカシメ溝が形成され、該
カシメ溝を利用してナットの一部がカシメ込まれてロッ
クされる。
【0024】
【発明の作用・効果】以上のような構成の組付方法で
は、上記のように第2の軸受部材の圧入が完了した時点
では、すでに上記ディスタンスピースが所定の状態まで
圧縮変形されていることになるので、その後、ナットを
軸部の螺合部に螺合した時には相互の間に十分な長さの
有効な螺合長さを得ることができる。従って、コンタミ
ネーションも発生しない。
【0025】しかも、該螺合時の螺合回転には大きな締
付トルクを必要としないのでナットランナの回転数のア
ツプも可能であり、また最終的なプリロード調整時の調
整回動角も小さくて済む。
【0026】その結果、組付作業時のサイクルタイムも
短かくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1〜図11は、本願発明の実施
の形態に係る軸受部材の組付方法および同組付方法を実
施する組付装置の構成を示している。
【0028】まず、図1は上記軸受部材組付装置全体の
概略的な構成を示している。
【0029】この組付装置は、例えば車両用自動変速機
組立ラインにおけるベアリング及びプライマリーギヤ圧
入ステーション部分に位置して設けられており、例えば
左右2本のガイドレールを備えて構成された上記自動変
速機組立ラインのワーク搬送レーン1上をワーク搭載用
パレット2上に搭載されたワークWが搬送されてきて当
該ベアリングおよびプライマリーギヤ圧入ステーション
部分で所定時間内停止するようになっている。
【0030】そして、上記組付装置は、当該ステーショ
ン部分におけるワークおよびパレット2を中心として、
その周囲にベアリングレース(アウター・インナー)お
よびロックナット供給マガジン3、ベアリングレースお
よびロックナット供給ユニット4、ベアリングレースお
よびプライマリーギヤ圧入ユニット5、ロックナット仮
締めユニット6、ノックピン供給ユニット7、ノックピ
ン圧入ユニット8、ノックピン圧入バックアップシリン
ダ9、ベアリング圧入ユニット10、油圧作動ユニット
11等を、それぞれ図示のように所定構造の機台12上
に適切に組み付けて構成されている。
【0031】上記ベアリングレースおよびプライマリー
ギヤ圧入ユニット5は、第1の昇降シリンダ5aと該第
1の昇降シリンダ5aによって昇降駆動される圧入ヘッ
ド5bとを備えて構成されている。
【0032】また、上記ロックナット仮締めユニット6
は、第2の昇降シリンダ6aと該第2の昇降シリンダ6
aによって昇降駆動される仮締めヘッド6bとを備えて
構成されている。そして、これら2つのユニット5,6
は、共通の支持台14に対して取付けられており、該支
持台14を介して上記機台12上部の支持枠15に設け
られた上下2本のガイドレバー16a,16bに対し、
左右方向に移動自在に支持されている。
【0033】したがって、上記圧入ヘッド5bおよび仮
締めヘッド6bは、左右方向には一体に並列移動する
が、上下方向には各々独立に昇降する。
【0034】また、上記ベアリングレースおよびロック
ナット供給ユニット4は、図示のようにその供給ローダ
部の供給端4aが、上記ベアリングレースおよびプライ
マリーギヤ圧入ユニット5の圧入ヘッド5bの下方と上
記ロックナット仮締めユニット6の仮締めヘッド6bの
下方に必要に応じて選択的に延設されるようになってお
り、それによって上記ベアリングレースおよびロックナ
ット供給マガジン3から供給ローダ上に供給されたベア
リングレース又はロックナットが、それぞれ対応するユ
ニット5,6の各ヘッド5b,6bの下方に搬送され
る。
【0035】すると、それに対応して当該各ユニット
5,6のヘッド5a,6bが下降して該当するベアリン
グレース又はロックナットを把持し、再び上方に持ち上
げて図示左側方のワークW上に移動する。そして、その
後、下降して同ワークWに対し、ベアリングレースを圧
入し、またロックナットを仮締めする。
【0036】また、上記ノックピン圧入ユニット8は、
上記上方側にあるノックピン供給ユニット7から矢印の
ように供給されるノックピンを、その圧入ヘッド8aを
使用してワークWに対して組付ける。この時、ワークW
は、上記バックアップシリンダ9のバックアップロッド
9aによって支承される。
【0037】さらに、ベアリング圧入ユニット10は、
上記パレット2の下方側ワーク搬送レーン1上に設けら
れており、その圧入ヘッド10aを上昇させることによ
り、ワークWに対し、その下方側からベアリングを圧入
する。
【0038】次に、上述のような軸受部材組付装置を使
用して前述の図12のようなトランスミッションケース
19のプライマリーギヤ支持部20とプライマリーギヤ
27の軸部27a間にテーパローラベアリング28,3
2およびベアリングレース25,29、26,32より
なる前後一対の第1,第2の軸受部材をディスタンスピ
ース30を介して組付ける軸受部材の組付方法について
図2〜図10を参照して工程順に説明する。なお、図2
〜図7、図9、図10では、細部の構造の繁雑さを避け
るために、敢えて断面部のハッチングを省略して示して
いる。
【0039】<第1工程>先ず、上述した図1のパレッ
ト2上にワーク(前述の図12のトランスミッションケ
ース)Wを図2に示すようにトルクコンバータとの接続
部側開口を上方にした状態で搭載し、該状態において、
ワークW側筒状のプライマリーギヤ支持部20のワンウ
ェイクラッチ潤滑用オイル導入口21に対して、オイル
供給パイプ22を組付ける。
【0040】<第2工程>次に、図3に示すように、上
記プライマリーギヤ支持部20の内周面前後方向略中央
に形成されているスナップリング嵌合溝(リテーナ溝)
23に対し、プライマリーギヤ27のフロントおよびリ
ア側各ベアリングアウタレース25,26係止用のスナ
ップリング24を圧入嵌合する。
【0041】<第3工程>次に、図4に示すように、上
記プライマリーギヤ支持部20内の上記スナップリング
24の前後にフロント側およびリア側各ベアリングアウ
タレース25,26を上下両方向から圧入する。
【0042】<第4工程>次に、図5に示すように、プ
ライマリーギヤ27の筒状の軸部27aに対して、フロ
ント側テーパローラベアリング28が予じめ一体化され
たフロント側インナレース29とディスタンスピース3
0を順次圧入および嵌合する。
【0043】<第5工程>次に、図6に示すように、上
記ワークWを図3の状態から上下位置が逆になるように
180°反転させ、その下方側からフロント側テーパロ
ーラベアリング28を一体化した上記フロント側ベアリ
ングインナレース29およびディスタンスピース30を
それぞれアッセンブリしているプライマリーギヤ27を
供給する。
【0044】<第6工程>次に、図7に示すように、予
じめリア側テーパローラベアリング31を一体化したリ
ア側ベアリングインナレース32を圧入する。
【0045】該圧入は、例えば図8に詳細に示されるよ
うに、上記図1の圧入ヘッド5bを使用して行われ、該
圧入ヘッド5bのストッパ部を上方側第1の基準位置a
から下方側軸部27aの端部に当る第2の基準位置bま
で下降させることにより、所定の一定基準ストロークc
で正確にリア側ベアリングインナレース32の後端面を
押圧し、それによって上記フロント側ベアリングインナ
レース29との間に介設されたディスタンスピース30
を所定の圧縮変形状態まで山形に折り曲げる。
【0046】この結果、該圧入が完了した状態では、従
来の構成に比較して、コンタミネーションを発生させる
ことなく十分にロックナット35を螺合できる螺合部3
3との有効螺合長さSが確保されるようになる。しか
も、この長さSは、上記圧入ヘッド5bの押入部先端面
からストッパ面までの長さdの設定によって正確かつ容
易に決定することができる。
【0047】<第7工程>次に、図9に示すように、上
記有効螺合長さSのロックナット螺合部33に対して、
上述のロックナット仮締めユニット6の仮締めヘッド6
bを使用してロックナット35を螺合してプリロード調
整が可能な所定締付トルクレベルまで仮締めする。
【0048】<第8工程>最後に、図10に示す組付完
了状態において、上記ロックナット35の締付トルクを
所定のトルク測定手段でウォッチングしながらディスタ
ンスピース30のプリロード調整を行ない、最適なプリ
ロード状態となるように最終的なロックナット35の締
付を行う。
【0049】<第9工程>その後、図11に示すよう
に、ロックナット35のロック片35bをロックナット
螺合部33後端のカシメ溝49内にカシメ込んでロック
する。
【0050】以上のように、本願発明の軸受部材組付方
法によると、リア側テーパローラベアリング31および
同リア側ベアリングインナレース32の圧入工程におい
て、図8に示すように、フロント側テーパローラベアリ
ング28および同フロント側ベアリングインナレース2
9との間に介装したディスタンスピース30を、その圧
入時の押圧力によって予じめプリロード零点直前まで十
分に圧入して塑性変形させるようになっている。
【0051】このような構成の組付方法では、上記のよ
うにリア側ベアリングインナレース32の圧入が完了し
た時点では、すでにディスタンスピース30が所定の状
態まで圧縮変形されていることになる。
【0052】その結果、最終的にロックナット35の螺
条部35aをプライマリーギヤ27軸部27aのロック
ナット螺合部33に螺合する時の螺合部の有効螺合長さ
Sが十分に確保され、図11に示すように、ロックナッ
ト35螺合時にロックナット35の螺条部35aがプラ
イマリーギヤ軸部27aのカシメ溝49に係合しなくな
る。
【0053】そのため、従来のようなコンタミネーショ
ンの発生が防止される。しかも、該螺合時の螺合回転に
は大きな締付トルクを必要としないのでナットランナの
回転数のアツプも可能であり、また最終的なプリロード
調整時の調整回動角も小さくて済む。その結果、組付作
業時のサイクルタイム(タクト時間)が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る軸受部材組付方法
を実施する組付装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】上記組付方法の第1工程の内容を示す組付状態
図である。
【図3】上記組付方法の第2工程の内容を示す組付状態
図である。
【図4】上記組付方法の第3工程の内容を示す組付状態
図である。
【図5】上記組付方法の第4工程の内容を示す組付状態
図である。
【図6】上記組付方法の第5工程の内容を示す組付状態
図である。
【図7】上記組付方法の第6工程の内容を示す組付状態
図である。
【図8】上記第6工程の要部の具体的な作用を示す組付
状態の拡大図である。
【図9】上記組付方法の第7工程の内容を示す組付状態
図である。
【図10】上記組付方法の第8工程の内容を示す組付状
態図である。
【図11】上記組付方法の第9工程の内容と本願発明の
効果を説明する図である。
【図12】軸受部材の構造例を示す断面図である。
【図13】同図12の構造例において従来の軸受部材組
付方法を採用して組付けた時の問題点を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
5はベアリングレースおよびプライマリーギヤ圧入ユニ
ット、5aはベアリングレースおよびプライマリーギヤ
圧入ヘッド、6はロックナット仮締めユニット、6aは
ロックナット仮締めヘッド、20はトランスミッション
ケースのプライマリーギヤ支持部、24はスナップリン
グ、25はフロント側ベアリングアウタレース、26は
リア側ベアリングアウタレース、27はプライマリーギ
ヤ、27aはプライマリーギヤの軸部、28はフロント
側テーパローラベアリング、29はフロント側ベアリン
グインナレース、30はディスタンスピース、31はリ
ア側テーパローラベアリング、32はリア側ベアリング
インナレースである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部に対し、その一端側から第1,第2
    の少なくとも2組の軸受部材をディスタンスピースを介
    して順次圧入し、最終的に軸部一端側の螺合部にナット
    を螺合することにより相互に圧着させて固定するように
    してなる軸受部材の組付方法において、上記第2の軸受
    部材を上記ディスタンスピースが所定の状態に圧縮変形
    するまで圧入した上で、上記軸部の螺合部にナットを螺
    合するようにしたことを特徴とする軸受部材の組付方
    法。
  2. 【請求項2】 軸部の螺合部に対するナットの螺合は、
    一旦仮締めした後、プリロード調整を行ないながら最終
    的な締め付けを行うようになっていることを特徴とする
    請求項1記載の軸受部材の組付方法。
  3. 【請求項3】 第1,第2の軸受部材は、それぞれテー
    パ構造のローラベアリングであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の軸受部材の組付方法。
  4. 【請求項4】 軸部の螺合部後端には、ナット係合用の
    カシメ溝が形成されていることを特徴とする請求項1,
    2又は3記載の軸受部材の組付方法。
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