JPH11104091A - 生体磁場計測システム - Google Patents

生体磁場計測システム

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JPH11104091A
JPH11104091A JP9269528A JP26952897A JPH11104091A JP H11104091 A JPH11104091 A JP H11104091A JP 9269528 A JP9269528 A JP 9269528A JP 26952897 A JP26952897 A JP 26952897A JP H11104091 A JPH11104091 A JP H11104091A
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一弘 三代
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Kenji Teshigawara
健二 勅使河原
Keiji Tsukada
啓二 塚田
Akihiko Kandori
明彦 神鳥
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Hitachi Ltd
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の磁場データから再構成した任意の表示形
態を効率良く比較し、また一度再構成したデータを効率
良く再現する。 【解決手段】磁気センサによって検出された磁気信号を
任意の表示形態として表示する表示手段を有する生体磁
気計測システムにおいて、複数の被検者が有する複数の
磁気信号のそれぞれを計測データとして格納するデータ
格納手段と、上記データ格納手段から任意の計測データ
を選択する選択手段と、当該選択手段によって選択され
た計測データの表示形態を指定する指定手段とを備え、
前記選択された全ての計測データを前記指定手段によっ
て指定された表示形態に基づき、前記表示手段に表示す
ること。 【効果】複数の磁場データを同一再構成条件で同時に表
示できるので、操作者の記憶に頼ることなく、定量的な
診断ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被検者から発生する
微弱な磁気信号を磁気シールドルーム内で計測する生体
磁気計測システムに係り、特に診断データの表示に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の超伝導量子干渉素子(SQ
UID)からなる磁気センサを用いて人体から発生され
る微弱な磁気を検出し、検出した磁気信号の時間変化を
見ることによって診断を行う生体磁気計測システムが考
案されている。
【0003】生体磁気計測システムは、複数の磁気セン
サを適当な間隔で配置した検出部を設け、被検者の体の
測定したい部位に検出部を近づけ、磁気信号を得ること
ができる。そして、それぞれの磁気センサにはチャンネ
ル番号が設定されており、このチャンネル番号の出力を
基に人体の各部の磁気信号の変化を読み取ることができ
るので、この変化を解析することによって、心臓疾患な
どの診断に利用されることが考えられる。
【0004】上記の生体磁場計測システムでは、計測し
た磁場データを解析するために、計測した磁場データを
解析が行えるような等磁場線図や時間波形などのフォー
マットに再構成し、診断データとしてモニタに表示を行
う。
【0005】この場合、診断データとして再構成して表
示できるのは、現在のところ1回の計測で得られる磁場
データだけである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、例えばある
被検者の手術前後の経過を見るといった異なる磁場デー
タからそれぞれ診断データを再構成し、同時に表示して
比較を行うような場合、それぞれの磁場データについて
どのような再構成を行うべきかの各種条件(パラメー
タ)を、磁場データ毎に定義し、入力する必要があり、
実際に表示されるまでに時間がかかるなど操作性に改善
の余地がある。
【0007】また診断データを得るために磁場データ毎
に数多くのパラメータを指定するため、データの再現性
が悪いという問題がある。
【0008】本発明の目的は、複数の磁場データから再
構成した任意の表示形態を効率良く比較し、また一度再
構成したデータを効率良く再現する生体磁気計測システ
ムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、所定の間隔を持って配置された複数
の磁気センサによって生体の発する磁気を任意の時間間
隔で検出し、前記磁気センサによって検出された磁気信
号を任意の表示形態として表示する表示手段を有する生
体磁気計測システムにおいて、複数の被検者が有する複
数の磁気信号のそれぞれを計測データとして格納するデ
ータ格納手段と、上記データ格納手段から任意の計測デ
ータを選択する選択手段と、当該選択手段によって選択
された計測データの表示形態を指定する指定手段とを備
え、前記選択された全ての計測データを前記指定手段に
よって指定された表示形態に基づき、前記表示手段に表
示することである。
【0010】本発明では、複数の磁場データから作成し
た任意の表示形態を同時に表示することで、複数のデー
タの比較を容易に行うことができ、また、磁場データか
ら任意の表示形態を作成するために入力するパラメータ
の数を減らすことができるので、操作者の記憶に依らな
い効率の良い診断方法,再現方法を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】最初に本発明を適用する生体磁気
計測システムについて、特に心臓の磁気を計測するシス
テムについて説明する。
【0012】図1にシステムの概略を示す。
【0013】生体磁気計測システムは、人体から発生さ
れる微弱な磁気を検出することにより測定が行われる。
人体から発せられる磁気は、非常に微弱であるため、環
境磁気雑音の影響を除去するために、磁気シールドルー
ム1の内部で行われる。そして、微弱な磁気を検出する
ために、超伝導量子干渉素子(SQUID)からなる複
数の磁気センサが用いられる。
【0014】被検者2の計測を行う際には、ベッド3に
横たわり計測される(図4に示すように、xy面がベッ
ドの面となるように直交座標系(x,y,z)を設定す
る)。
【0015】被検者2の胸部の上方に、検出部として機
能するデュワ4が配置される。デュワ4内には、図2に
示すようなSQUID23とSQUID23に接続した検出コイル21
とが一体化された磁気センサが複数個収納され、更に液
体へリウムにより満たされている。液体ヘリウムは磁気
シールドルーム1の外部の自動補給装置5により、連続
的に液体ヘリウムが補充されている。
【0016】磁気センサからの出力は、検出コイルが検
出した磁場強度に比例する電圧を出力するFLL(Flux
Locked Loop)回路6に入力される。このFLL回路6
はSQUIDの出力を一定に保つようSQUIDに入力
された生体磁気の変化を帰還コイルを介してキャンセル
している。この帰還コイルに流した電流を電圧に変換す
ることにより、生体磁気信号の変化に比例した電圧出力
が得られる。この電圧出力は、増幅器(図示せず)によ
り増幅され、フィルタ回路7により周波数帯域が選択さ
れ、AD変換器で(図示せず)AD変換され、計算機8
に取り込まれる。計算機8では、各種の演算処理が実行
され、演算処理結果がディスプレイに表示され、さらに
プリンタ9に出力される。
【0017】磁気センサのデュワ4内での配置図を図3
に示す。磁気センサはデュワ内部の底部から垂直の方向
に設置し、また各センサ間は磁気の距離変化量を正確に
捕らえるようにx方向,y方向に等間隔になるようにし
た。ここでセンサ間距離は25mmとし、センサ数は8×
8の64チャンネルとした。
【0018】磁気センサのそれぞれは体表面に対して垂
直な成分Bzを測定するセンサで、超伝導線(Nb−T
i線)で作成したコイルの面がz方向を向いている。こ
のコイルは2つの逆向きのコイルを組み合わせたもので
生体に近いほうを検出コイル21とし、遠い方のコイル
を外部磁場雑音を除去する参照コイル21とし、一時微
分コイルを形成している。ここでコイル径を20mmΦ、
コイル間の距離ベースラインを50mmとした。外部磁場
雑音は生体より遠い信号源から生じており、これらは検
出コイル21及び参照コイル22で同じように検出され
る。一方、人体からの信号はコイルに近いため検出コイ
ル21でより強く検出される。このため検出コイル21
では信号と雑音が検出され、参照コイル22では雑音の
みが検出される。従って、両者のコイルで捕らえた磁気
の差を取ることによりS/Nの高い計測が出来る。一時
微分コイルはSQUID23 を実装した実装基板の超伝導配線
を介してSQUID23 のインプットコイルに接続し、コイル
で検出した生体磁気成分をSQUID23に伝達する。
【0019】磁気センサを内蔵したデュワ4は、ベッド
3に横たわった被検者2の胸部上方に配置し、心臓から
発生する心臓磁気(以下、心磁)を計測する。ここで、
体の横方向をx軸とし、体の上下方向をy軸とする。磁
気センサ(30−1〜8,…,37−1〜37−8)の
配置と胸部30との位置関係を図4に示す。また、図4
の下部に示された波形は、各磁気センサによって検出さ
れた時間波形を示したものである。
【0020】次に、本発明の実施例について説明する。
【0021】図5は被検者とそのデータを選択する画面
である。図5の上半分の領域は被検者リスト503であ
り、複数の被検者の一覧を表示したものである。下半分
の領域はデータリスト510であり、各被検者の保有す
るデータの一覧を表示するためのものである。
【0022】各リストに表示されているグレーカーソル
504は、現在、カーソルが表示されている被検者また
はデータが選択されていることを示している。図5では
被検者としてJohn Bakerが選択され、データリスト51
0にはJohn Bakerのデータの一覧が表示されている。
【0023】データリスト510項目表示において、
「データ種類」はデータの種類を示しており、“MC
G”と“ANA”の2種がある。“MCG”は磁場デー
タを、“ANA”は再構成条件データを示している。
【0024】ここで磁場データとは、図3に示す各磁気
センサで計測された磁気データについて、図4に示され
るような各磁気センサの配置状態も考慮したデータであ
り、いわゆる計測データである。センサの配置とそれぞ
れの磁気データの関係は、図4に示すように、37−1
のセンサでは(31)の磁気データが、37−8のセン
サでは(32)の磁気データが対応する。
【0025】また再構成条件データとは、磁場データを
モニタに表示するために必要な情報、いわゆるパラメー
タを示したものである。図11に、再構成条件データに
ついて示す。このデータは、システムのハードディスク
等の記憶装置に通常は格納されているものであり、被検
者リスト503やデータリスト510に表示されるよう
な内容から、後述する各種パラメータ、また同一画面に
表示すべきMCGデータ数等、表示画面を形成するため
の種種の管理情報を持つものである。
【0026】以下に図12に示すフローチャートに基づ
き、本発明の磁場データから診断データを再構成する実
施例を説明する。
【0027】尚、本実施例では図5の被検者John Baker
の手術前後の磁場データを比較するものとする。
【0028】まず、図6に示すように、被検者リスト5
03からJohn Bakerの欄を選択し、データリスト510
にJohn Bakerのデータを表示させる。そして、データリ
スト510から表示させたいデータを選択する(110
1)。ここで、選択されたデータが再構成データ、即
ち、“ANA”であれば、その後、解析メニュー502
から“再現”を選択すると、予め図11のような状態で
定義されている再構成条件データを読み(1103)、
次のステップ(1104)へ移り、モニタへ表示が行わ
れる。
【0029】選択されたデータが磁場データ、即ち“M
CG”であれば、再構成条件がまだ設定されていないの
で、まず、メニューバー中にある解析メニュー(50
2)からマッピングの種別を選択して再構成条件の1つ
とし、他の再構成条件はデフォルト値を用いて取りあえ
ず設定される(1102)。
【0030】そして、選択されたデータについて再構成
条件を用いて(1105)、表示を行う(1106)。
ここで、選択された磁場データが複数ある場合は、ステ
ップ(1107)で全てのデータが表示されたか判断さ
れ、未だ表示されていないデータがある場合は、ステッ
プ(1104)へ戻り、全てのデータが表示されるまで
繰り返される。本実施例では、磁場データはNo.1,N
o.2の2つを選択しているので、(1104)から(1
107)間を2回繰り返す。また、マッピングの種類と
して“等磁場線図”を選択しているので、ここまでの処
理により、図7に示されるような等磁場線図を再構成し
た画面が表示される。図7には、磁場データNo.1,N
o.2にそれぞれ対応する等磁場線図618,619が表
示されており、それぞれの図には、被検者IDとデータ
No.が表示される。
【0031】図7の画面に遷移すると、この状態で再設
定条件の各種パラメータの設定、若しくはこの時の再構
成条件を保存することができる(1108)。
【0032】ここで、再構成条件の設定について説明す
る。図7の画面中で、再構成条件として設定に使用され
るのは、波形ボックス(602,603,604),マ
ッピングボックス(605,606,607),成分ボ
ックス(608,609),アローマップボックス(61
0),パラメータボックス(611,612,613)、
及び時刻選択インディケータ(616)である。
【0033】“波形”は、本実施例では示さないが、磁
場データの描画方法の一種であり、縦軸を計測した信号
の強度(単位:テスラ)、横軸をその信号を計測した時
間として計測した信号を時系列にグラフ表示したもので
ある。後述するモニタ波形614は、この波形表示の一
形態である。
【0034】単一波形ボタン602では、その選択によ
り、1つの磁場データの中で磁気センサ毎にある複数の
磁気データの内、任意の1つのみが波形表示される。そ
の時の磁気センサの指定は、チャンネル選択ボックス6
01から行われる。
【0035】グリッドマップボタン603によれば、磁
場データ中の全てのチャンネルのデータを一括して表示
される。表示の形態としては、図4下部に示したような
センサ配置に合わせた波形表示となる。
【0036】重ね合わせボタン604によれば、上記の
単一波形表示の形態に、複数の磁気センサの波形を重ね
合わせた表示が行われる。
【0037】“マッピング”は、磁場データの表示形態
として、等磁場線図,伝播時間分布または時間積分を選
ぶためのボタンであり、実施例では解析メニューで等磁
場線図を選択したので等磁場線図ボタン605が選択さ
れている。
【0038】ここで、等磁場線図とは、ある時刻に計測
した信号の磁場強度を等高線にして表示した図である。
【0039】また、伝播時間分布図は、各磁気センサ毎
に計算したある基準時間から計測信号の値が最大になる
時刻迄の伝播時間を、等高線として表示した図をいう。
一般に心臓が動くことにより、心臓に電流が発生し、そ
れが心臓内を移動する。そして電流がセンサに最も近づ
いた時、そのセンサは最大の磁場強度を観測する。よっ
て各磁気センサ毎に伝播時間を求めることにより、電流
の動きを観察することができるものである。
【0040】時間積分図は、心臓に虚血などの疾患がな
いかを診るための診断手段である。具体的には、計測し
た信号の内、任意の2つの時刻の間の磁場データを加算
した量を等高線にして表示した図のことを示す。一般に
心筋の活動に伴って、心臓内には電流が流れ、それによ
り強い磁場を発生する。時間積分図は、もし心臓に疾患
があれば心筋の動きが鈍くなり流れる電流も弱くなると
いうことに基づいた診断手段である。この診断手段を利
用すれば、心臓が拡張している間の時間積分値と心臓が
収縮している間の時間積分値を引き算したデータを等高
線として表示し、拡張時と収縮時の心筋の動きの違いを
診ることができるものである。
【0041】“成分”は、再構成する磁場の成分(法線
または接線方向)を選択するボタンである。選択された
磁場の成分について等磁場線図として表示を行う。
【0042】“アローマップ”は、計測した電流の方向
とその大きさを矢印で表示するか否かを選択するチェッ
クボックスである。アローマップ表示は、計測した磁場
の接線成分を求める過程で計算した2つの成分(X,
Y)から求めることができる。(但し、本実施例では表
示しない。) “パラメータ”は、画面中に表示するマップ数を指定す
るマップ数指定ボックス611、診断データの磁場強度
を示すスケール617の最大磁場を指定する最大磁場指
定ボックス612、等磁場線図の等高線の間隔を指定す
る磁場間隔指定ボックス613から成る。
【0043】マップ数指定ボックス611は、各データ
において、いくつのマップを取り込むかの数を示してい
る。即ち、計測を行う際には、任意のサンプリング間隔
で複数の磁場データを取り込んでいるものであり、各デ
ータ毎にサンプリング時間に対応して、複数の磁場デー
タが表示できることとなる。このマップ数指定ボックス
611で入力された数値は、複数ある磁場データの内か
ら何枚のマップを表示するかを指定するものである。
【0044】最大磁場指定ボックス612は、スケール
617の最大磁場を規定するためのものである。スケー
ル617は、最大磁場指定ボックス612に入力された
数値の磁場を最大磁場として表現するスケールであり、
マッピングされて表示された角磁場データの磁場の強さ
を見るための指標となるものである。即ち、本実施例で
は、200pTが入力されているので、スケール617
は+200pT〜−200pT迄のスケール表示とな
る。
【0045】ここでスケール617は、最大磁場を表す
方を「赤」、最低磁場を表す方を「青」、そして中間の
0の位置を「黄色」として表示し、それらの間を色調を変
え、徐々に変化していくように表示している。そして、
等磁場線図618,619では、磁気の強さに合わせ
て、スケール617で該当する磁気の強さを示す色が表
示される。
【0046】磁場間隔指定ボックス613は、等磁場線
図の等高線の間隔を調整するものであり、ここの数値を
大きくすると等高線の間隔が広く表示され、逆に数値を
少なくすると表示される等高線の間隔が密になる。
【0047】“時刻選択インディケータ”616は、現
在表示している磁場データの時間的位置を示すカーソル
である。
【0048】時刻選択インディケータ616が移動する
領域の下に表示されるモニタ波形614は、ステップ
(1101)で最初に選択した磁場データの内、いずれ
かの磁気センサで計測したデータの時間波形を表示し、
磁場データ内での診断データの時間的指標を示す領域で
ある。またモニタ波形セレクタボタン615は、磁気セ
ンサのチャンネルを指定するための領域である。
【0049】また、モニタ波形614上に表示されるカ
ーソル621は、マッピングされた図(即ち、診断デー
タとして表示された等磁場線図618,619など)
が、表示されている時刻を示しており、その数はマップ
数指定ボックス611で指定された数と連動している。
図6の例ではマップ数に“3”が設定されているので、
カーソル621も3本表示されている。
【0050】表示されたデータの更新時間間隔は、カー
ソル621で示された間隔となる。カーソル621の何
れかをクリックして移動すると、時間間隔を変更するこ
とができる。
【0051】また、時刻選択インディケータ616をマ
ウスカーソル620でクリックして、カーソル621の
何れかの位置に移すとその時刻に対応したデータを61
8,619に表示する。
【0052】以上が、再構成条件として設定できるパラ
メータである。上記のパラメータの再設定はいつでも行
うことができるが、再設定を行う場合は、ステップ(11
08)からステップ(1102)へ戻り、パラメータの設
定が行われ、改めて入力されたパラメータに基づいた再
構成表示が行われる。これにより、ユーザが望む結果が
得られるまで繰り返し診断データを計算することができ
る。
【0053】また、現在表示している状態の再構成条件
を保存する場合、図10に示すようにファイルメニュー
901から“新規作成”または“上書き”の何れかを選
択すると、現在の再構成条件を再構成条件データ“AN
A”として、図11に示すような形態で記録する(11
09)。通常、“MCG”データを選択することにより
画面の表示が行われた場合は、“新規作成”を行い、
“ANA”データから画面の表示が行われた場合は、
“上書き”を行うこととなる。
【0054】磁場データをマッピングして診断データと
して表示後、編集メニュー702からマーカー表示また
は距離計測を選択することができる。
【0055】マーカー表示処理(1110)は、図8に
示されるように、モニタに表示している複数のマップの
1つに対して、例えば618のマップ上の任意の点をマ
ウスカーソル620でクリックすると、他のマップ61
9に対しても同じ座標の個所にマーカー701を表示す
るものである。さらにマウスカーソル620をクリック
した状態で画面上を移動させると、それに連動して他の
マップ上のマーカーも連動して動かすことができる。こ
れにより、複数の診断データの同一位置の比較が容易に
行えるものである。特に、本実施例のように同一患者の
手術前/後の表示に適用すると、以前疾患のあった個所
がどのように変化したかを正確に観察することが可能と
なる。
【0056】また、距離計測処理(1112)は、図9に
示すように、マウスカーソル620で、あるマップ上の
任意の2点を指定するとその2点間に線を引き、2点間
の距離(単位はミリメートル)をモニタに表示するもの
である。この処理においても他のマップに対して同一座
標の2点間に線が引かれる。この処理によれば、前述の
マーカー表示処理と同様に、複数の診断データの同一位
置の比較が容易に行えるものであり、特に、同一患者の
手術前/後の診断データの表示に適用すれば、手術前の
疾患部の大きさがどのように変化したかを定量的に観察
することが可能となるものである。
【0057】診断データとしての表示が終了した後、シ
ステム全体の処理が終わらない限り、ステップ(110
2)へ再び戻り、同様の処理が繰り返される(111
3)。(1102)から(1110)までの各ステップ
は、特にその処理を行う必要がない場合は、スルーし
て、次のステップへ順次移行する。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、複数の磁場データを同
一再構成条件で同時に表示できるので、操作者の記憶に
頼ることなく、定量的な診断ができる。
【0059】また複数のデータを一度に診断できるた
め、従来の様に、診断するデータ数分、同じ処理を繰り
返す必要がなくなり、大量のデータを診断する必要があ
る集団検診等が、短時間での実施が可能になる。
【0060】更には、再構成条件を格納し、それを基に
診断データを再現できるので、診断後、もう一度確認す
ることが容易にできるので診断ミスを減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】心磁計測を行う生体磁気計測装置の概略構成を
示す図。
【図2】磁気センサ単体の構成を示す図。
【図3】磁気センサの配置構成を示す図。
【図4】磁気センサの配置、および人体の胸部と計測し
た磁気データの位置関係を示す図。
【図5】本発明の被検者リスト、及びデータリストを表
した画面を示す図。
【図6】再構成表示するデータを選択する図。
【図7】本発明の全体の画面構成図。
【図8】本発明のマーカー表示機能を示した図。
【図9】本発明の距離計測機能を示した図。
【図10】本発明のデータ保存時の状態を示す図。
【図11】再構成条件データの構成を示す図。
【図12】本発明の処理フロー図。
【符号の説明】
1…磁気シールドルーム、2…被検者、3…ベッド、4
…デュワ、5…自動補給装置、6…FLL回路、7…フ
ィルタ回路、8…計算機、9…プリンタ、21…検出コ
イル、22…参照コイル、23…SQUID、20−1
〜8,27−1〜27−8,30−1〜8,31−1〜
37−1,31−8〜37−8…磁気センサ、30…被
験者胸部、31,32,33,34…磁気センサで計測
したデータ、500…モニタ、501…タイトルバー、
502…解析メニュー、503…被検者リスト、504
…カーソル、505…メニューバー、506…被検者リ
ストタイトル、507,509,511,513…スク
ロールバー、508…データリストタイトル、510…
データリスト、512…被検者情報、601…チャンネ
ル選択ボックス、602…単一波形ボタン、603…グ
リッドマップボタン、604…重ね合わせボタン、60
5…等磁場線図ボタン、606…伝播時間ボタン、60
7…時間積分ボタン、608…法線ボタン、609…接
線ボタン、610…アローマップボタン、611…マッ
プ数指定ボックス、612…最大磁場指定ボックス、6
13…磁場間隔指定ボックス、614…モニタ波形、6
15…モニタ波形セレクタボタン、616…時刻選択イ
ンディケータ、617…スケール、618,619…等
磁場線図、620…マウスカーソル、621…カーソ
ル、701…マーカー、702…編集メニュー、80
1,802…実線、803,901…ファイルメニュ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 博之 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 勅使河原 健二 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 塚田 啓二 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 神鳥 明彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔を持って配置された複数の磁気
    センサによって生体の発する磁気を任意の時間間隔で検
    出し、前記磁気センサによって検出された磁気信号を任
    意の表示形態として表示する表示手段を有する生体磁気
    計測システムにおいて、 複数の被検者が有する複数の磁気信号のそれぞれを計測
    データとして格納するデータ格納手段と、 上記データ格納手段から任意の計測データを選択する選
    択手段と、 当該選択手段によって選択された計測データの表示形態
    を指定する指定手段とを備え、 前記選択された全ての計測データを前記指定手段によっ
    て指定された表示形態に基づき、前記表示手段に表示す
    ることを特徴とした生体磁気計測システム。
  2. 【請求項2】請求項1の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記指定手段による表示形態の指定は、計測データが表
    示されている画面上で行われることを特徴とした生体磁
    気計測システム。
  3. 【請求項3】請求項2の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記指定手段による表示形態の指定が行われた際には、
    表示されている全ての計測データの表示形態が指定に応
    じた変更を行うことを特徴とした生体磁気計測システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記表示形態は、 磁気信号の強さを計測時間要素を加えて表した波形表示
    形態、磁気信号の強さを位置要素を加えて表した等高線
    表示形態、の何れかから選択されることを特徴とした生
    体磁気計測システム。
  5. 【請求項5】請求項4の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記等高線表示形態によって表示が行われている同一画
    面中に、磁場の強さを色調変化によって示す磁気強度指
    標手段を備え、 前記等高線表示形態は、磁気の強さを前記磁気強度指標
    手段によって示される色を用いて表示することを特徴と
    した生体磁気計測システム。
  6. 【請求項6】請求項4の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記等高線表示形態で表示された複数の計測データの各
    表示領域に対し、任意の計測データの表示領域内の一部
    を指示表示を行うマーキング表示手段を有し、 当該マーキング表示手段による指示表示に連動して、他
    の計測データの表示領域内において指示表示を行うこと
    を特徴とする生体磁場計測システム。
  7. 【請求項7】請求項4の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記等高線表示形態で表示された複数の計測データの各
    表示領域に対し、任意の計測データの表示領域内の2点
    を指示選択し、その2点間を線分表示を行う線分表示手
    段を有し、 他の計測データの表示領域内に、当該線分表示手段によ
    って表示された線分と同一位置に線分表示を行うことを
    特徴とする生体磁場計測システム。
  8. 【請求項8】請求項7の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記線分表示手段によって表示された線分の距離を表示
    する距離表示手段を有することを特徴とする生体磁場計
    測システム。
  9. 【請求項9】請求項1の生体磁場計測システムにおい
    て、 前記指定手段によって指定された計測データの情報と、
    前記指定手段によって指定された表示形態の情報とを再
    現データとして一括して格納する再現データ記憶手段を
    有し、 当該再現データ記憶手段の格納する再現データを前記選
    択手段によって選択することにより、前記表示手段に表
    示することを特徴とした生体磁気計測システム。
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