JPH11100979A - タタミカーペット - Google Patents

タタミカーペット

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JPH11100979A
JPH11100979A JP26323097A JP26323097A JPH11100979A JP H11100979 A JPH11100979 A JP H11100979A JP 26323097 A JP26323097 A JP 26323097A JP 26323097 A JP26323097 A JP 26323097A JP H11100979 A JPH11100979 A JP H11100979A
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JP
Japan
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tatami
base
carpet
mat
tatami mat
Prior art date
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Pending
Application number
JP26323097A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Ito
勝昭 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で使い勝手がよく、しかも畳表の端縁が
解れることのないタタミカーペットを提供すること。 【解決手段】 発泡樹脂からなる基盤2と、該基盤2の
表面に粘着剤によって貼着された畳表3と、基盤2表面
に貼着された畳表3の周縁近傍に浸透されて畳表の構成
物同士および畳表と基盤とを接着してなる接着剤Bとか
ら構成されており、前記畳表3のい草相当部材が軟質合
成樹脂製のチューブから形成されており、前記接着B剤
がエチレンビニルアルコール系樹脂を主成分とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタタミカーペットに
関する。さらに詳しくは、畳表の端縁と基盤の端縁とを
強力に接着するとともに、畳表の端縁における構成部材
(たとえば、い草相当部材や木綿糸)同士を強力に接着
することにより、タタミカーペットの端縁が解れる心配
のないタタミカーペットに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の畳では、い草を木綿糸で編んだ畳表を、稲わらを麻糸
で縫い固めた畳床に麻糸を使ってその端縁で縫いつけ、
その端縁の縫い目を布縁で覆っている。
【0003】一方、最近の住居の欧米化によって板の間
の部屋が好まれるようになっている。そして、板の間に
おいてもその全面または適宜範囲に畳を敷いてくつろぎ
やすくしていることが多い。その場合、前記従来の和室
用畳ではサイズが大きすぎたり、高価格のものとなる。
さらに、濃い色の布縁が縫いつけられているので洋風の
部屋には不釣り合いとなり、嫌われることが多い。だか
らといって、単に従来の畳を小寸法に裁断しただけのも
のではその端縁、とくに畳表の端縁からい草や木綿糸が
ほどけだして都合が悪い。
【0004】そこで最近ではかかる問題を解消するため
に、小面積の畳を布縁を使用せずに、図4に示すように
畳表51の全端縁51aを畳床52の端円縁から裏側に
巻き込んで縫いつけることによって製造している。
【0005】しかしながら、かかる畳は従来の和室用畳
と同様に人間の手作業が必要であるために高価なものと
なる。
【0006】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、安価で使い勝手がよく、しかも畳表の
端縁が解れることのないタタミカーペットを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のタタミカーペッ
トは、基盤と、該基盤の表面に重ね合わされた畳表と、
基盤表面に重ね合わされた畳表の周縁近傍に浸透して畳
表の構成物同士および畳表と基盤とを接着してなる接着
剤とから構成されている。
【0008】したがって本発明のタタミカーペットは、
畳表の端縁と基盤の端縁とがしっかりと接着されるだけ
でなく、畳表の端縁における構成部材(たとえば、い草
相当部材や木綿糸)同士がしっかりと接着される。その
結果、タタミカーペットの端縁が解れる心配がない。な
お、い草相当部材とはい草や合成樹脂製のチューブなど
が含むものである。
【0009】また、前記基盤が発泡樹脂から形成された
タタミカーペットにあっては、その端縁における畳表と
基盤との接着性が向上するとともに、タタミカーペット
全体が軽量且つ柔軟になって扱いやすいので好ましい。
前記発泡樹脂としては、ポリエチレン等が好ましく用い
られる。
【0010】さらに、前記畳表のい草相当部材が軟質合
成樹脂製のチューブから形成されてなるタタミカーペッ
トにあっては、該チューブ同士の接着性が向上するとと
もに、畳表の寿命が延長されるので好ましい。
【0011】前記接着剤がエチレンビニルアルコール系
樹脂を主成分とするものであるタタミカーペットにあっ
ては、乾燥後の該接着剤が適度に柔軟であるため、畳表
の柔軟性に適応するので感触がよく、好ましい。
【0012】加えて、前記畳表が基盤の表面に粘着剤に
よって貼着されてなるタタミカーペットにあっては、畳
表が基盤の表面から浮かず、さらに、粘着剤による貼着
であるためにある程度の畳表と基盤との相対変位が可能
となる。したがって、製造段階の乾燥工程等において加
熱された場合でも畳表のしわ発生が防止される。
【0013】基盤の両面それぞれに前記畳表が上記と同
様な手法に重ね合わされてなるタタミカーペットにあっ
ては、いわゆるリバーシブルな構成であるため、一面が
使用によって荒れてきたときに他面を使用することがで
き、さらに、表裏面を色違いにしておけば複数枚の小寸
法のタタミカーペットによって室内を種々の配色にする
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明のタタミカーペットの実施形態を説明する。
【0015】図1は本発明のタタミカーペットの一実施
形態を示す斜視図、図2および図3は図1のタタミカー
ペットの製造工程にある状態を示す斜視図である。
【0016】図1に示すタタミカーペット1は、その基
盤2の上面全体に畳表3が粘着剤によって貼着されたも
のである。さらに、貼着された畳表3と基盤2との周縁
には透明の接着剤Bが浸透させられており、畳表3の構
成部品であるい草または合成樹脂製チューブと木綿糸と
が強力に接着されるとともに、この畳表3と基盤2とも
強力に接着されている。その結果、タタミカーペット1
の周縁において畳表3の解れが防止されている。図1に
は一辺が45cmの正方形のタタミカーペット1を例示
しており、このタタミカーペット1を所定範囲に複数枚
敷き詰めて使用する。
【0017】前記基盤2はポリエチレンフォームから約
5〜10mm厚さの板状に形成されたものである。基盤
の厚さや材質は上述のものに限定されることはなく、さ
らに厚くしてもよく、材質をより硬いものとしてもよ
い。しかし、上記厚さのポリエチレンフォームを用いる
と、軽量であり且つ畳表1を良好に保持することができ
るうえ、製造段階においてより大面積のタタミカーペッ
トをロールに巻き取ることができるので便利である。
【0018】前記畳表3は、ポリプロピレンをチューブ
状に成形してい草に似せて製造したものを、従来の畳表
と同様に木綿糸で編んだものである。したがって、種々
の着色が可能であるため、洋室にマッチした畳表も容易
に得られる。
【0019】本実施形態では、前記接着剤Bの塗布幅は
タタミカーペット1の端縁から約10mmとしている
が、この幅に限定されることはない。しかし、5mm以
下では接着性能が低く、30mm以上では畳表全体の接
着効果に変化が無く、接着剤の浪費となるので好ましく
はない。
【0020】前記接着剤Bとしては、エチレンビニルア
ルコール系樹脂が用いられている。これを畳表3の周縁
近傍の表面側から塗布浸透させて乾燥すれば透明となっ
てタタミカーペット1の美観を損なわず、畳表3と基盤
2とを強力に接着することができる。
【0021】つぎに、前記タタミカーペット1の製法の
一例を説明する。
【0022】まず、片面に粘着剤層を有する離型紙が粘
着された基盤と、該基盤とほぼ同一寸法の畳表を用意す
る。一般に畳表と基盤とはそれぞれ長尺のものでロール
に巻かれた状態にある。基盤をその離型紙をはがしなが
ら畳表とローラ等によって圧接して貼り合わせていく。
基盤に畳表が粘着させられたタタミカーペット材は、乾
燥炉により、または自然に乾燥させる。
【0023】つぎに図2に示すように、ノズルNから溶
融接着剤Bを流し出させてタタミカーペット材11の周
縁に沿って幅20mm程度の範囲に塗布する。そうする
と、接着剤は畳表自体の中および畳表と基盤のあいだ浸
透する。この接着剤も乾燥炉で乾燥させてもよく、ま
た、自然乾燥させてもよい。通常はこの状態の畳材をロ
ールに巻いて保管しておく。前記接着剤の塗布はノズル
から自動的に流出させて行うのに限定されることはな
く、刷毛塗りによってもよい。
【0024】つぎに、図3に示すように、前述と同様に
ノズルNから溶融接着剤Bを流し出させ、ユーザーの仕
様のピッチで幅20mm程度の線状に接着剤をタタミカ
ーペット材11の畳表3側から塗布して乾燥させる。そ
して、ロールカッターやプレスカッターによって接着剤
塗布部分の真ん中を切断していく。このとき、タタミカ
ーペット材11の周縁の不要部分11aの除去も行う。
すなわち、トリミングを同時に行う。
【0025】以上のごとくして図1に示されるタタミカ
ーペット1が製造される。
【0026】なお、タタミカーペット材11は図2に示
す状態で保管する必要はなく、たとえば、予め所定ピッ
チで接着剤を塗布したうえで保管してもよい。たとえ
ば、180cm幅のタタミカーペット材11に45cm
ピッチで接着剤を塗布しておき、注文に応じて45cm
の整数倍の寸法に切断して販売、使用するようにしても
よい。また、大面積のままカーペットとして販売しても
よい。
【0027】前述のとおり、基盤2と畳表3とは予め粘
着剤層によって粘着されているため、畳表3が基盤2か
ら浮くことがないのでしわの発生が防止される。
【0028】本実施形態では、畳表3が基盤2の一方の
面にのみ貼着されたタタミカーペット1を例示したが、
本発明はかかる形態に限定されることはない。たとえ
ば、基盤2の両面に同一の手法によって畳表を貼着した
ものでもよい。
【0029】また、本実施形態では接着剤をタタミカー
ペット材11表面に碁盤の目状に塗布し、その塗布部に
沿って切断したが、本発明ではかかる形態に限定される
ことはなく。たとえば、正六角形や正三角形などの多角
形状、または円形状等、様々な形状にすることも可能で
ある。たとえば、ジグソーパズルに似せた形状としても
よい。
【0030】さらに、基盤2の両面に前述の手法で畳表
3を貼着してもよい。そうすればリバーシブルタイプの
タタミカーペットとなる。
【0031】また、基盤2の一方の面のみに畳表を貼着
したものにあっては、他方の面に粘着材を塗布したうえ
で離型紙を粘着すれば、フローリング等の上にそのまま
安定して敷くことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、畳周縁の布縁が不要で
あり、また、畳表周縁を畳床の裏側へ巻き込んで縫いつ
ける処理も不要となるため、低コストで畳表の周縁の解
れが防止されるが実現される。しかも、このタタミカー
ペットは軽量で使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタタミカーペットの一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1のタタミカーペットの製造工程にある状態
を示す斜視図である。
【図3】図1のタタミカーペットの製造工程にある状態
を示す斜視図である。
【図4】従来の畳の一例を示す断面図である。
【符号の説明】 1・・・・タタミカーペット 2・・・・基盤 3・・・・畳表 11・・・・タタミカーペット材 N・・・・ノズル B・・・・接着剤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤と、該基盤の表面に重ね合わされた
    畳表と、基盤表面に重ね合わされた畳表の周縁近傍に浸
    透して畳表の構成物同士および畳表と基盤とを接着して
    なる接着剤とからなるタタミカーペット。
  2. 【請求項2】 前記基盤が発泡樹脂からなる請求項1記
    載のタタミカーペット。
  3. 【請求項3】 前記畳表のい草相当部材が軟質合成樹脂
    製のチューブから形成されてなる請求項1または2記載
    のタタミカーペット。
  4. 【請求項4】 前記接着剤がエチレンビニルアルコール
    系樹脂を主成分とするものである請求項1から3のうち
    のいずれか一の項に記載のタタミカーペット。
  5. 【請求項5】 前記畳表が基盤の表面に粘着剤によって
    貼着されてなる請求項1から4のうちのいずれか一の項
    に記載のタタミカーペット。
  6. 【請求項6】 基盤の両面それぞれに前記畳表が重ね合
    わされてなる請求項1から5のうちのいずれか一の項に
    記載のタタミカーペット。
JP26323097A 1997-09-29 1997-09-29 タタミカーペット Pending JPH11100979A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000046466A1 (fr) * 1999-02-03 2000-08-10 Shigeru Komoriya Tapis tatami mince et procede de fabrication associe
WO2000077322A1 (fr) * 1999-06-14 2000-12-21 Shigeru Komoriya Dalle de tatami pour pavage de sol
JP2002294989A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Kyokuto Sanki Co Ltd タイル状畳の製法
US6754996B2 (en) 1999-02-03 2004-06-29 Shigeru Komoriya Interior decorative material having a tatami facing
JP2016061096A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 大建工業株式会社 化粧材

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20000328