JPH11100680A - プロセス処理におけるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装置 - Google Patents

プロセス処理におけるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装置

Info

Publication number
JPH11100680A
JPH11100680A JP27997297A JP27997297A JPH11100680A JP H11100680 A JPH11100680 A JP H11100680A JP 27997297 A JP27997297 A JP 27997297A JP 27997297 A JP27997297 A JP 27997297A JP H11100680 A JPH11100680 A JP H11100680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radicals
laser
solid
etching
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27997297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3841525B2 (ja
Inventor
Toshio Goto
俊夫 後藤
Masaru Hori
勝 堀
Akifumi Ito
昌文 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON LASER DENSHI KK
Original Assignee
NIPPON LASER DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON LASER DENSHI KK filed Critical NIPPON LASER DENSHI KK
Priority to JP27997297A priority Critical patent/JP3841525B2/ja
Publication of JPH11100680A publication Critical patent/JPH11100680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3841525B2 publication Critical patent/JP3841525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フルオロカーボンガスを直接使用することな
く、プロセス処理に不可欠なCx y ラジカルを効率的
に得ることができるプロセス処理におけるフッ化炭素ラ
ジカル発生方法及び装置の提供。取り扱いが容易な固形
フッ化樹脂材料を使用してプロセス処理に不可欠なCx
y ラジカルを発生させることができるプロセス処理に
おけるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装置の提供。ガ
ス源を小型化してプロセス処理するクリーンルーム等を
有効活用することができるプロセス処理におけるフッ化
炭素ラジカル発生方法及び装置の提供。 【解決手段】被処理体に炭素系薄膜を成膜したり、被処
理体をエッチングするプロセス処理の処理容器内に固形
フッ化樹脂材料を配置する。固形フッ化樹脂材料に対し
てレーザ照射手段からのレーザ光を照射して気化させる
ことによりCxy ラジカル(x =1 ,2 ,3 ……,y
=0 ,1 ,2 ,3 ……)を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、処理容器中のフ
ッ化炭素ラジカルにより被処理体上に炭素系薄膜を成膜
したり、被処理体に所要のパターンをエッチングするプ
ロセス処理におけるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば半導体製造プロ
セス等の各種プロセス処理においては、処理容器中に炭
素原子を含んだガスを導入して炭素ラジカルを発生させ
てガラス板やシリコン基板等の被処理体上に炭素系薄膜
を成膜したり、被処理体上に所要の回路パターンをエッ
チングしている。
【0003】そしてプロセス処理容器中に炭素ラジカル
を発生させる方法としては、プラズマが発生した処理容
器中にArガスやHeガス等の希ガスと共に炭素原子を
含んだCx y ガス(フルオロカーボンガス、x =1 ,
2 ,3 ……,y =4 ,5 ,……)を導入してプロセス処
理に不可欠なフッ化炭素ラジカル(Cx y ラジカル)
を生成している。
【0004】しかしながら、近年、成層圏におけるオゾ
ン層の破壊を防止する必要からフルオロカーボンガスの
使用が世界的に禁止されるようになってきている。この
ような現状においては、プロセス処理においてもフルオ
ロカーボンガスの使用が禁止されるおそれが高く、フル
オロカーボンガスをCx y ラジカル源として成膜処理
やエッチング処理する従来のプロセス処理自体、将来的
には実施できなくなるおそれをある。
【0005】又、プロセス処理容器内にCx y ガスを
供給するシステムとしては、安全装置が付帯した大容量
のガスボンベを必須要素としていた。このため、大型の
ガスボンベをプロセス処理するためのクリーンルーム内
に配置した際、ガスボンベの占有面積が多くなり、クリ
ーンルームの稼働効率が悪くなる問題を有していた。
【0006】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その課題とする処は、フ
ルオロカーボンガスを直接使用することなく、プロセス
処理に不可欠なCx y ラジカルを効率的に得ることが
できるプロセス処理におけるフッ化炭素ラジカル発生方
法及び装置を提供することにある。
【0007】又、本発明の他の課題は、取り扱いが容易
な固形フッ化樹脂材料を使用してプロセス処理に不可欠
なCx y ラジカルを発生させることができるプロセス
処理におけるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装置を提
供することにある。
【0008】更に本発明の他の課題は、ガス源を小型化
してプロセス処理するクリーンルーム等を有効活用する
ことができるプロセス処理におけるフッ化炭素ラジカル
発生方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】このため請求項1は、
フッ化炭素ラジカルにより被処理体に炭素系薄膜を成膜
したり、被処理体をエッチングするプロセス処理におい
て、処理容器内に配置された固形フッ化樹脂材料にレー
ザ照射手段からレーザ光を照射して気化させてCx y
ラジカル(x =1 ,2 ,3 ……,y =0 ,1 ,2 ,3 …
…)を発生させることを特徴としている。
【0010】これによりCx y ラジカル源としてフル
オロカーボンガスを使用しなくてもプロセス処理に不可
欠なCx y ラジカルを有効に得ることができる。
【0011】又、請求項2は、被処理体に炭素系薄膜を
成膜したり、被処理体をエッチングするプロセス処理容
器と、該処理容器内に設けられる固形フッ化樹脂材料
と、処理容器内の固形フッ化樹脂材料にレーザ光を照射
するレーザ照射装置とを備え、固形フッ化樹脂材料に対
するレーザ光の照射により気化してCx y ラジカル
(x =1 ,2 ,3 ……,y =0 ,1 ,2 ,3 ……)を生
成して被処理体をプロセス処理することを特徴としてい
る。
【0012】これにより固形フッ化樹脂材料に対するレ
ーザ光を照射して気化させることによりCx y ラジカ
ルを発生させてプロセス処理することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に従
って説明する。
【0014】実施形態1 図1は本発明方法をシリコン板に成膜されたシリコン酸
化膜に所要のパターンをエッチングするプロセス処理装
置としてのエッチング処理装置に実施した説明図であ
る。
【0015】プロセス処理装置としてのエッチング処理
装置1における処理容器3上部には放電室5が設けら
れ、該放電室5には出力調整装置7を介して高周波電源
9に接続された高周波アンテナ11が取付けられてい
る。これら放電室5、出力調整装置7、高周波電源9及
び高周波アンテナ11はプラズマ発生手段を構成してい
る。そして高周波電源9から高周波電力を高周波アンテ
ナ11に印加して処理容器3内にプラズマを発生させ
る。
【0016】尚、高周波アンテナ11に印加される高周
波電力の周波数としてはRF帯域(13.56MH
z)、VHF帯域(100MHz)、UHF帯域(50
0MHz)、マイクロ波(2.45GHz)の何れであ
っても、又直流電力によって発生させてもよく、プラズ
マ発生方法に制限されるものではない。
【0017】処理容器3内の下部にはバイアス電源13
に接続された電極15が配置され、該電極15にはバイ
アス電源13から任意パルス幅のバイアス電圧が印加さ
れる。又、処理容器3の上部には導入管16が設けら
れ、該導入管16からArガス、Heガス等の希ガスを
処理容器3内に導入させる。一方、処理容器3下部には
排気装置(図示せず)の排気管17が接続され、処理容
器3内に対する希ガスの導入に伴って処理容器3内を排
気することにより処理容器3内を所定の圧力に保ってい
る。尚、電極15内には必要に応じて加熱冷却手段(図
示せず)が設けられ、該加熱冷却手段により電極15を
約−50℃〜約600℃の範囲で加熱及び冷却制御す
る。
【0018】処理容器3内の上部には電動モータ25・
27に連結された一対の回転軸21・23が、処理容器
3の対角位置にて回転可能で気密に支持され、処理容器
3内に位置する回転軸21・23の軸端部にはCx y
ラジカルのCx y ガス源になる固形フッ化樹脂材料3
3・35が取付盤29・31を介して取付けられてい
る。該固形フッ化樹脂材料33・35としては四フッ化
樹脂(ポリテトラフルオロエチン)又は三フッ化樹脂
(ポリクロロトリフルオロエチレン)等が適している。
そして固形フッ化樹脂材料33・35は電動モータ25
・27の駆動に伴って、例えば10rpmの所要回転数
で回転される。
【0019】固形フッ化樹脂材料33・35直下の処理
容器3下面にはSiO2 製又はZnSe製の透過窓37
・39が設けられ、一方の透過窓37下方には反透鏡4
1が、又他方の透過窓39の下方には反射鏡43が、基
本的には反射面を上下方向に対して45度傾斜した状態
で回動可能に支持されている。これら反透鏡41及び反
射鏡43は夫々の反射面を、上記した45度に対して微
小角度で往復回動させるように構成され、反射したレー
ザ光を固形フッ化樹脂材料33・35の直径方向のほぼ
全体に照射させる。
【0020】そして反透鏡41及び反射鏡43の反射面
中心を通る延長線上にはレーザ照射装置45が設けら
れ、該レーザ照射装置45から発振されたレーザ光は反
透鏡41により一方の透過窓37を透過して固形フッ化
樹脂材料33に、又反透鏡41を透過したレーザ光は反
射鏡43により他方の透過窓39を透過して固形フッ化
樹脂材料35に夫々照射される。該レーザ照射装置45
としてはパルス発振YAGレーザを使用したが、レーザ
光を連続発振する炭酸ガスレーザ照射装置であってもよ
い。
【0021】レーザ照射装置45からのレーザ光は反透
鏡41及び反射鏡43の微小往復回動及び電動モータ2
5・27の駆動による回転に伴って固形フッ化樹脂材料
33・35の表面全体にわたってほぼ均一に照射され
る。
【0022】次に、実施例1〜3によりエッチング処理
装置1におけるCx y ラジカルの発生方法及びプロセ
ス処理例を説明する。
【0023】実施例1 図2はレーザ光のエネルギー密度とCF2 ラジカル密度
の関係を示すグラフである。
【0024】先ず、シリコン板表面に1.5μmの膜厚
で形成したシリコン酸化膜上に有機質のレジストパター
ン(パターン寸法:0.5μmのラインとスペース)が
形成された被処理体47を電極15上に載置する。次
に、レーザ照射装置45を駆動してレーザ光を、反透鏡
41及び反射鏡43を介して固形フッ化樹脂材料33・
35の表面に対して光照射周波数10Hzで照射させ
る。このとき、レーザ光の平均エネルギー密度が約7J
/cm2 以上になると、固形フッ化樹脂材料33・35
が気化して安定ガスと共にCx y ラジカル源としての
x y ガスを発生する。
【0025】そして図2に示すようにレーザ光の平均エ
ネルギー密度が約49.4J/cm2 のとき、発生した
x y ガスの圧力が2.6mTorrになった。この
とき、赤外半導体レーザ吸収分光法により測定すると、
発生したCx y ガス中におけるCF2 ラジカルの密度
が1.1×1013cm-3で、全体の約12%(但し、処
理容器3の容量は50L(リットル)、排気速度は8
4.3L(リットル)/sとした)であった。又、同様
の方法で測定したCx y ガス中におけるCF及びCF
3 ラジカルの密度は、夫々1.0×1011cm-3以下に
なり、CF2 ラジカルを効率的に発生させた。
【0026】上記実施例1では、固形フッ化樹脂材料3
3・35の温度を室温としたが、固形フッ化樹脂材料3
3・35にヒーター及び冷却装置(図示せず)を設け、
これらにより固形フッ化樹脂材料33・35の温度を−
20℃〜150℃の間で変化させてもよい。この場合、
固形フッ化樹脂材料33・35の温度を−20℃にした
時、室温時に比較してCF2 ラジカルの密度が1.1×
1013cm-3から減少し、1×1012cm-3となった。
反対に固形フッ化樹脂材料33・35の温度を上げる
と、CF2 ラジカルの量が多くなり、100℃以上では
CF2 ラジカル以外にも、大きな分子のCx y (x ,
y >=2 )が発生した。
【0027】又、レーザ光のパルス周期を、例えばパル
ス周期を20Hzより低周期化すると、10HzでCF
2 ラジカルの量が1×1012cm-3に減少した。反対
に、パルス周期を、例えば10KHzに高周期化する
と、CF2 ラジカルのみの密度が1×1015cm-3に増
加した。更に、レーザ光のパルス周期を高くすることに
より固形フッ化樹脂材料33・35に照射されるレーザ
光の平均エネルギー密度を下げてもCF2 ラジカルを有
効に発生させることができた。実際には20Hzで平均
エネルギー密度7J/cm2 が固形フッ化樹脂材料33
・35を気化させるしきい値であったが、1KHzでは
平均エネルギー密度10mJ/cm2 で気化させること
ができ、平均エネルギー密度を上げることでCF2 ラジ
カル密度のみ増加させることができた。このようにレー
ザ光のパルス周期を変化させることによりレーザ光の平
均エネルギー密度及びCF2 ラジカルの密度を制御する
ことができる。
【0028】一方、それ以上の周波数ではレーザ光の平
均エネルギー密度を上げると、CF2 以外のCF、CF
3 ラジカルや大きな分子が発生しやすくなる。この場
合、固形フッ化樹脂材料33・35の気化する箇所の回
りに筒を設け、付着係数の大きいCFや大きな分子をト
ラップし、筒から出てくるCFや大きな分子の密度を下
げることができた。
【0029】このように固形フッ化樹脂材料33・35
の温度や、レーザ光のパルス周期等を制御することによ
りCF2 ラジカルを選択的に供給できる。又、筒の温度
を変化させることによりこれらのラジカル密度若しくは
組成を制御することも可能である。
【0030】又、レーザ光をパルス化することによりC
2 ラジカルを選択的に供給することが可能であるが、
固形フッ化樹脂材料33・35が気化してレーザ光が照
射された箇所の穴が深くなると、CF2 ラジカル密度が
徐々に低下する傾向にある。この場合にあっては、反透
鏡41及び反射鏡43の微小往復運動や電動モータ25
・27により固形フッ化樹脂材料33・35を回転させ
て表面をほぼ均一に気化させることによりCF2 ラジカ
ル密度が低下するのを防止した。
【0031】ラジカル密度を上記のような方法で変化さ
せることが可能であるが、赤外半導体レーザ吸収分光法
によりCF、CF2 、CF3 ラジカル密度をリアルタイ
ムで測定し、測定値に基づいてレーザ光の平均エネルギ
ー密度、パルス周期、走査速度や、固形フッ化樹脂材料
33・35の温度等を制御することによりCF2 ラジカ
ル密度を所望の密度に制御できる。
【0032】次に、レーザ光の平均エネルギー密度を上
記約49.4J/cm2 にした状態で高周波アンテナ1
1に500Wの高周波電力を印加して処理容器3内にプ
ラズマを発生させると共に導入口19からArガスやH
eガスの希ガスを流量20sccmで導入し、かつ電極
15に−300Vのバイアス電圧を印加してプラズマ中
のCx y ラジカルにより被処理体47のシリコン酸化
膜をエッチング処理した際に、電子サイクロトロン共鳴
プラズマによりシリコン酸化膜に対するエッチング速度
が0.6μm/min.、又シリコンに対するシリコン
酸化膜のエッチング選択比が約30であることを確認し
た。
【0033】尚、高周波アンテナ11に印加される高周
波電力800W、電極15に印加されるバイアス電圧−
300V、Arガスの流量20sccmと各種パラメー
タを最適化することによりシリコン酸化膜に対するエッ
チング速度を1μm/min.、又シリコンに対するシ
リコン酸化膜のエッチング選択比を40以上で、300
mmウエハ全面にわたって均一にエッチングされたこと
を確認した。
【0034】更に、レーザ照射装置45に連続光を用
い、走査速度を遅くしてCx y (x,y >=2 )以上
の大きい分子が出る条件で、Arガスを流量20scc
mで添加し、高周波電力800W、バイアス電圧−30
0Vにした。この条件ではレーザ光によりCF2 ラジカ
ルを選択的に生成させるときより、プラズマを発生させ
ると発生するCF2 ラジカルの密度が約一桁が多くな
り、簡単にシリコンに対するシリコン酸化膜のエッチン
グ選択比を40以上にすることができた。
【0035】この事実は比較的大きな分子数を持つCx
y ラジカル若しくはガス分子がプラズマにより分解さ
れ、これらの分子からCF2 ラジカルを効率よく発生さ
せることに起因している。このようにレーザ光の照射条
件とプラズマの電子温度、電子密度を適宜制御すること
により所望のCx y ラジカルを効率的に発生させるこ
とができた。
【0036】実施例2 図3はレーザ照射と高周波電力及びバイアス電圧の印加
タイミングを示す説明図である。
【0037】実施例2は、上記本実施形態1のエッチン
グ処理装置1を使用し、レーザ照射装置45としてのパ
ルス発振YAGレーザ照射装置に同期して高周波アンテ
ナ11に印加される高周波電力をON−OFF変調して
実施例1と同様の被処理体47をエッチング処理した例
を示す。
【0038】即ち、固形フッ化樹脂材料33・35に対
するレーザ光の光照射周波数を10Hz、レーザ光の平
均エネルギー密度を49.4J/cm2 に設定すると共
に希ガスとしてArガスを使用した。又、レーザ照射装
置45の光照射1回当り約1分子層のCF2 ラジカルが
被処理体47上に吸着することをX線光電子分光法(X
PS)、エリプソメータ及び原子間力顕微鏡(AFM)
により確認した。このレーザ照射と高周波アンテナ11
に対して印加する高周波電力と被処理体47に印加する
バイアス電圧の印加タイミングを図3に示す。
【0039】この高周波電力を800W、基板バイアス
電圧のDC成分を約20V、印加時間を2μsに設定
し、レーザ照射後の10μsに印加した。この場合、シ
リコン酸化膜が約1分子層分、エッチングされ、表面に
CF2 分子が残っていないことを確認した。反対に、レ
ーザ光照射後の10μs以内に高周波電力及び基板バイ
アス電圧を印加すると、表面にCF2 分子が残り、シリ
コン酸化膜が1分子層分、エッチングされていないこと
をX線光電子分光法(XPS)、エリプソメータ及び原
子間力顕微鏡(AFM)観察で確認した。
【0040】実施例ではシリコン酸化物のエッチングに
ついて記したが、シリコン、シリコン窒化物、金属、金
属酸化物、超伝導薄膜へのエッチングについても応用可
能であることは言うまでもない。
【0041】実施例3 高精度なエッチングでは、これを時間分解することが必
要不可欠である。
【0042】即ち、エッチング処理においては、(1) ラ
ジカルを生成する工程、溝へ導入する過程、(2) 溝部へ
エネルギーの制御されたイオンを照射し、ラジカルとイ
オンによる表面反応過程、(3) 反応生成物の脱離過程を
時間分解し、(1) 〜(3) の過程を繰り返すことによりエ
ッチング或いはCVDを行う。その際にエッチング処理
を効率的に行うには、プラズマをパルス化して発生させ
ることも有効であるが、Cx y ガスをパルス的に供給
しても有効である。
【0043】Cx y ガスをパルス的に供給する方法と
しては、ピエゾを使った高速バルブを使用するのが一般
的であるが、この方法ではCx y ガスの供給を数10
msecオーダでしかON−OFF制御できなかった。
【0044】これに対し、本実施例3ではレーザ照射装
置45をパルス化して固形フッ化樹脂材料33・35を
μsオーダで気化してCx y ガスをパルス的に供給す
ることができた。
【0045】Cx y ガスの供給過程は分子速度により
決定される。その際、レーザ光を用いた照射技術におい
てはμsオーダでレーザ光を照射してCx y ガス分子
を供給可能であるが、Cx y ガスの分子速度は脱離過
程における排気速度によっても制御される。このため本
実施例3においては処理容器3内におけるCx y ガス
の滞留時間が1msとなるように排気速度を設定した。
【0046】上記条件下でエッチング処理したシリコン
酸化膜をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて観察した
ところ、エッチング孔径0.1μm、アスペクト比15
のパターンが垂直にエッチングされたことを確認した。
その際、シリコン板に対するシリコン酸化膜の選択比が
40であった。
【0047】又、上記エッチング処理においてはエッチ
ング孔径が0.1μmのパターンであってもマイクロロ
ーディング効果やエッチングストップなどの現象は全く
見られなかった。同様にエッチング処理されたシリコン
窒化膜のエッチング選択比を調べたところ、同条件で選
択比が25であり、良好にエッチングされた。これらの
結果は300mm大口径のウエハに対して均一に実現さ
れた。
【0048】本実施例3においてはプラズマを連続して
発生させたが、例えばパルス幅2μsecで50μse
c間隔にON−OFF制御してプラズマをパルス的に発
生させることにより電子温度の低下によるシリコン酸化
膜へのチャージアップを低減し、更に高精度、低ダメー
ジでエッチング処理することができた。
【0049】実施例3によるエッチング処理においてア
スペクト比が15以上になると、従来のエッチング処理
方法ではCx y ラジカルの供給が追い付かず、エッチ
ング速度、選択性が低下したが、Cx y ラジカルをパ
ルス的に発生させて供給する方法にあっては、Cx y
ラジカルの温度を時間飛行型質量分析法で測定したとこ
ろ、1000K程度で普通のラジカルの3倍程度の並進
温度であった。このようなCx y ラジカルは超高速で
エッチング孔に飛び込むため、孔底までCx y ラジカ
ルが到達する確率を高めることができ、しかもCx y
ラジカルを電界で引っ張って衝撃させることによりエッ
チングするため、エッチング速度の低下を防止すること
ができる。
【0050】実施例4 図4は他のプロセス処理装置を示す説明図である。
【0051】上記した実施例1〜3にあっては、レーザ
光の平均エネルギー密度を大きくすることによりCx
y ラジカルの並進温度は3000K程度まで制御し、通
常のシリコン酸化膜より厚い2μm以上の酸化膜に対
し、孔径0.1μmのエッチングを行うことができた。
その際、アスペクト比20以上でも、エッチング速度を
1μm/min.にすることができたが、エッチング面
積は数cm角が限界であった。
【0052】実施例4は、大口径のウエハに対しても均
一にエッチングすることを可能にするための装置に関す
るものである。尚、実施形態1のエッチング処理装置1
と同様の部材については、同一の符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0053】即ち、実施形態1と同種構造からなるプロ
セス処理装置を構成するエッチング処理装置200にお
ける処理容器3の上部には電動モータ201……の回転
軸に取付けられた複数(図4には6個)の固形フッ化樹
脂材料203……を配置し、夫々の電動モータ201…
…の駆動により各固形フッ化樹脂材料203……を所定
の回転数(例えば10rpm)で回転させる。一方、処
理容器3の下部にはSiO2 製或いはZnSe製の透過
窓205……を夫々の固形フッ化樹脂材料203……に
対応して設けると共に夫々の透過窓205……に対応す
る処理容器3外には反射鏡207……を、微小角度で往
復回動するように設ける。尚、図示する左側の反射鏡2
07以外の反射鏡207……は半透鏡からなる。
【0054】そして各反射鏡207……の中心を通る延
長線上にはレーザ照射装置209が配置され、該レーザ
照射装置209は夫々の反射鏡207……に向ってレー
ザ光を照射する。レーザ照射装置209としてはパルス
発振YAGレーザ照射装置或いはレーザ光を連続発振す
る炭酸ガスレーザ照射装置であってもよい。
【0055】そしてレーザ照射装置209から出射され
たレーザ光は夫々の反射鏡207……により対応する夫
々の固形フッ化樹脂材料203……に照射される。この
とき、夫々の反射鏡207……が微小角度で往復回動さ
れると共に電動モータ201……により回転されるた
め、反射鏡207……から反射した夫々のレーザ光を対
応する各固形フッ化樹脂材料203の表面全体に対して
ほぼ均一に走査させる。
【0056】上記した構造のエッチング処理装置200
により300mm孔径のウエハをエッチング処理する際
にも並進温度が高いCx y ラジカルを大量に発生させ
ることができ、アスペクト比20以上でも、シリコン酸
化膜に、孔径0.1μm、エッチング速度1μm/mi
n.で均一にエッチングすることができる。
【0057】尚、上記説明は、シリコン酸化膜へのエッ
チングについて述べたが、シリコン、シリコン窒化物、
金属、金属酸化物、超伝導薄膜へのエッチングについて
も、同様にエッチングすることができた。
【0058】実施例5 図5は高周波電力と膜堆積速度の関係を示すグラフであ
る。
【0059】実施例5は上記した実施形態1のエッチン
グ処理装置1を使用し、高周波アンテナ11に対する高
周波電力を非印加とし、電極15上に載置された被処理
体47としてのシリコン基板上にフルオロカーボン薄膜
を成膜した例を示す。
【0060】即ち、高周波アンテナ11に対する高周波
電力を0W、バイアス電源電圧を0Vとし、他の条件は
実施例1と同一にした状態で固形フッ化樹脂材料33・
35にレーザ光を照射してCx y ラジカルを発生させ
て被処理体47上にフルオロカーボン薄膜を成膜した。
【0061】この場合、加熱手段により被処理体47を
約200〜300℃に加熱すると、被処理体47上に成
膜されたフルオロカーボン薄膜が均一で、かつ緻密な構
造であることを確認した。又、フーリエ変換分光法(F
T−IR)により観測したところ、被処理体47に成膜
されたフルオロカーボン薄膜は固形フッ化樹脂材料33
・35と同種材質であることを確認した。
【0062】更に、上記したようにプラズマの非発生状
態においても、被処理体47にフルオロカーボン薄膜を
成膜することができたが、高周波アンテナ11に800
Wの高周波電力を印加してプラズマを発生し、処理容器
3内におけるCx y ラジカルの密度を高くすると共に
組成比を変化させることにより被処理体47に対して密
着性に優れ、誘電率2.3程度の低誘電率のフルオロカ
ーボン薄膜を成膜することができた。
【0063】このように固形フッ化樹脂材料33・35
をガス源に用い、プラズマを発生させて成膜した場合の
高周波電力による膜堆積速度の変化と参照用ガスとして
エッチングや低誘電体薄膜を作製するときによく用いら
れるC4 8 ガスを用いたときの堆積速度変化を図5に
示す。このとき、C4 8 ガスの圧力は固形フッ化樹脂
材料33・35をガス源として用いたときと同じ圧力に
なるように調整した。図5に示すように従来のフロンガ
スとほぼ同様な膜堆積速度で成膜することができ、従来
のフロンガスの代替えとして極めて有効である。
【0064】又、実施例2と同様に固形フッ化樹脂材料
33・35に対するレーザ光の照射周期に同期して高周
波アンテナ11に印加される高周波電力を変調すること
により被処理体47に成膜されるフルオロカーボン薄膜
の膜厚を分子層単位で制御することができた。
【0065】実施形態2 図6はレーザ走査速度とCF2 ラジカルの密度比の関係
を示すグラフである。
【0066】図7はレーザ出力を一定化した状態で高周
波電力とCx y ラジカル密度の関係を示すグラフであ
る。
【0067】図8は高周波電力とエッチング速度の関係
を示すグラフである。
【0068】実施形態2は、Cx y ラジカルを発生さ
せるレーザ照射装置45としてレーザ光を連続照射する
炭酸ガスレーザ照射装置を使用した。他の構成について
は実施形態1と同様であり、以下の説明においては同一
の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0069】即ち、炭酸ガスレーザ照射装置の出力を5
0Wに設定してレーザ光を固形フッ化樹脂材料33・3
5に照射してCx y ラジカルを発生させた。この場
合、図6に示すように固形フッ化樹脂材料33・35に
対するレーザ光の走査速度を高速化するとCF2 ラジカ
ルの割合が高く、反対に走査速度を低速化するとCF2
ラジカルが減少すると共に高次のCF3 ラジカルの生成
割合が高くなった。
【0070】一方、炭酸ガスレーザ照射装置の出力を3
0W、レーザ光の走査速度を10cm/sec、処理容
器3内に導入されるArガスの流量を20sccmで、
処理容器3内の圧力を3mTorrにした状態で高周波
アンテナ11に印加される高周波電力を0〜200Wの
範囲で可変すると、図7に示すように処理容器3内にお
けるCx y ガス中のCF2 ラジカル密度が2×1012
cm-3から4.3×1013cm-3、CF3 ラジカル密度
が1×1011cm-3以下から4×1012cm-3、CFラ
ジカル密度が1×1011cm-3以下から4×1011cm
-3へ増加した。
【0071】この結果、固形フッ化樹脂材料33・35
に対するレーザ光の照射により高次のCx y ラジカル
が発生するが、この状態でプラズマを発生させることに
より低次のCx y ラジカルが大量に発生することが判
明した。
【0072】又、上記条件下において電極15に対し、
バイアス電源13からパルス周波数400KHzで、直
流成分−300Vのバイアス電圧を印加すると共に高周
波アンテナ11に印加される高周波電力を0〜1KWの
範囲で可変すると、図8に示すように高周波電力800
Wにおいてシリコン酸化膜に対するエッチング速度が1
μm/min.、シリコンに対するシリコン酸化膜のエ
ッチング選択比が40になった。これらエッチング速
度、選択比は300mmウエハに対して均一に実現され
ていることを確認した。
【0073】尚、レーザ照射装置45として炭酸ガスレ
ーザ照射装置を使用した場合であっても、上記した実施
例1と同様にエッチング処理、又実施例2と同様に成膜
処理することを確認した。
【0074】実施形態3 図9は他のプロセス処理装置を示す説明図である。
【0075】プロセス処理装置101は実施形態1のエ
ッチング処理装置1と同様のプラズマ発生構造であり、
同一の部材については同一符号を付してその詳細な説明
を省略する。
【0076】プロセス処理装置101の処理容器103
側面には気化室105がバルブ107を介して接続さ
れ、該気化室105内には四フッ化樹脂或いは三フッ化
樹脂等の固形フッ化樹脂材料109が、電動モータ11
1に連結された回転軸113の取付板115に取付けら
れ、該電動モータ111の駆動に伴って所定の回転数で
回転される。
【0077】気化室105にはSiO2 或いはZnSe
製の透過窓117が設けられ、レーザ照射装置119か
ら照射されて反射鏡121により反射したレーザ光は透
過窓117を透過して固形フッ化樹脂材料109に照射
される。該反射鏡121は固形フッ化樹脂材料109に
照射されるレーザ光が固形フッ化樹脂材料109の幅方
向のほぼ全体にわたるように微小角度で往復回動され
る。
【0078】レーザ照射装置119としては、実施形態
1と同様にパルス発振YAGレーザ照射装置、炭酸ガス
レーザ照射装置等の何れであってもよい。
【0079】次に、上記のように構成されたプロセス処
理装置101においては、以下の方法によりCx y
ジカルを発生させて処理容器103内に導入して被処理
体47をプロセス処理する。
【0080】即ち、レーザ照射装置119から発振した
レーザ光は反射鏡121を反射した後に透過窓117を
透過して固形フッ化樹脂材料109に照射される。この
とき、反射鏡121が所定の微小角度で往復回動されて
いるため、固形フッ化樹脂材料109に対してレーザ光
を、その幅方向のほぼ全体に照射させる。又、固形フッ
化樹脂材料109が所定回転数で回転されているため、
幅方向のほぼ全体に対する照射に伴って固形フッ化樹脂
材料109の表面全体に対してレーザ光をほぼ均一に照
射させることができる。
【0081】そしてレーザ光の平均エネルギー密度が7
J/cm2 以上になると、固形フッ化樹脂材料109が
気化して安定ガスと共にCx y ラジカルを発生させ
る。そして気化室105内の圧力が所要の圧力になる
と、バルブ107を開放してCxy ラジカルを含んだ
x y ガスを処理容器103内に導入させる。このと
き、バルブ107を開度調整して気化室105から処理
容器103内に導入されるCx y ラジカルを調整すれ
ばよい。
【0082】上記方法により発生したCx y ラジカル
は、実施例1、3、4と同様に被処理体47上にフルオ
ロカーボン薄膜を成膜したり、被処理体47のシリコン
酸化膜をエッチング処理することができた。
【0083】
【発明の効果】このため本発明は、フルオロカーボンガ
スを直接使用することなく、プロセス処理に不可欠なC
x y ラジカルを効率的に得ることができる。
【0084】又、本発明は、取り扱いが容易な固形フッ
化樹脂材料を使用してプロセス処理に不可欠なCx y
ラジカルを発生させることができる。
【0085】更に、本発明は、ガス源を小型化してプロ
セス処理するクリーンルーム等を有効活用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法をシリコン板に成膜されたシリコン
酸化膜に所要のパターンをエッチングするプロセス処理
装置としてのエッチング処理装置を示す説明図である。
【図2】レーザ光のエネルギー密度とCF2 ラジカル密
度の関係を示すグラフである。
【図3】レーザ照射と高周波電力及びバイアス電圧の印
加タイミングを示す説明図である。
【図4】他のプロセス処理装置を示す説明図である。
【図5】高周波電力と膜堆積速度の関係を示すグラフで
ある。
【図6】レーザ走査速度とCF2 ラジカルの密度比の関
係を示すグラフである。
【図7】レーザ出力を一定化した状態で高周波電力とC
x y ラジカル密度の関係を示すグラフである。
【図8】高周波電力とエッチング速度の関係を示すグラ
フである。
【図9】他のプロセス処理装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プロセス処理装置としてのエッチング処理装置、3
処理容器、5 プラズマ発生手段を構成する放電室、
7 プラズマ発生手段を構成する出力調整装置、9 プ
ラズマ発生手段を構成する高周波電源、11 プラズマ
発生手段を構成する高周波アンテナ、33・35 固形
フッ化樹脂材料、45 レーザ照射装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ化炭素ラジカルにより被処理体に炭素
    系薄膜を成膜したり、被処理体をエッチングするプロセ
    ス処理において、処理容器内に配置された固形フッ化樹
    脂材料にレーザ照射手段からレーザ光を照射して気化さ
    せてCx y ラジカル(x =1 ,2 ,3 ……,y =0 ,
    1 ,2 ,3 ……)を発生させるプロセス処理におけるフ
    ッ化炭素ラジカル発生方法。
  2. 【請求項2】被処理体に炭素系薄膜を成膜したり、被処
    理体をエッチングするプロセス処理容器と、該処理容器
    内に設けられる固形フッ化樹脂材料と、処理容器内の固
    形フッ化樹脂材料にレーザ光を照射するレーザ照射装置
    とを備え、固形フッ化樹脂材料に対するレーザ光の照射
    により気化してCx y ラジカル(x =1 ,2 ,3 …
    …,y =0 ,1 ,2 ,3 ……)を生成して被処理体をプ
    ロセス処理するプロセス処理におけるフッ化炭素ラジカ
    ル発生装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、プラズマ発生手
    段により処理容器内にプラズマを発生させるプロセス処
    理におけるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、固形フッ化樹脂
    材料は所要の回転数で回転可能に設けると共にレーザ照
    射装置は固形フッ化樹脂材料に対してレーザ光を幅方向
    のほぼ全体に往復走査可能としたプロセス処理における
    フッ化炭素ラジカル発生方法及び装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、固形フッ化樹脂
    材料は四フッ化樹脂或いは三フッ化樹脂の何れかからな
    るプロセス処理におけるフッ化炭素ラジカル発生方法及
    び装置。
  6. 【請求項6】請求項3において、プラズマ発生手段は高
    周波電源及び高周波アンテナからなるプロセス処理にお
    けるフッ化炭素ラジカル発生方法及び装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、レーザ照射装置はパル
    スレーザ発振装置からなると共に該レーザ発振装置のパ
    ルスに同期して高周波アンテナに印加される高周波電力
    を変調制御するプロセス処理におけるフッ化炭素ラジカ
    ル発生方法及び装置。
JP27997297A 1997-09-27 1997-09-27 プロセス処理方法および装置 Expired - Fee Related JP3841525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27997297A JP3841525B2 (ja) 1997-09-27 1997-09-27 プロセス処理方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27997297A JP3841525B2 (ja) 1997-09-27 1997-09-27 プロセス処理方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11100680A true JPH11100680A (ja) 1999-04-13
JP3841525B2 JP3841525B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=17618516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27997297A Expired - Fee Related JP3841525B2 (ja) 1997-09-27 1997-09-27 プロセス処理方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3841525B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6749763B1 (en) 1999-08-02 2004-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma processing method
JP2009070586A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Imagineering Kk プラズマ生成方法、プラズマ生成装置、プラズマ生成装置用キャビティー及び計測装置
JP2019102483A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法およびエッチング装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102544071B1 (ko) * 2015-10-27 2023-06-15 엘지전자 주식회사 복합 플라즈마 표면처리 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6749763B1 (en) 1999-08-02 2004-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma processing method
JP2009070586A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Imagineering Kk プラズマ生成方法、プラズマ生成装置、プラズマ生成装置用キャビティー及び計測装置
JP2019102483A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法およびエッチング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3841525B2 (ja) 2006-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04240725A (ja) エッチング方法
JP3994111B2 (ja) 固体表面の平坦化方法及びその装置
US20040050495A1 (en) Plasma processing apparatus and plasma processing method
KR102364950B1 (ko) 진공 배기 방법 및 진공 처리 장치
US5332880A (en) Method and apparatus for generating highly dense uniform plasma by use of a high frequency rotating electric field
JP2000036488A (ja) ウエハ平坦化方法及びそのシステム
JP2008283054A (ja) ウエハエッジクリーナー
JP3841525B2 (ja) プロセス処理方法および装置
JP2007007644A (ja) ディスプレイ製造におけるシャドウマスクの洗浄方法(変形)および装置
JPH0740336A (ja) ダイヤモンドの加工方法
JPH0658909B2 (ja) 低温プラズマによる成膜方法及び装置
JP2001244245A (ja) 試料の表面処理装置及び表面処理方法
US7270724B2 (en) Scanning plasma reactor
JP2000232097A (ja) ウエハ平坦化方法
JPS63141316A (ja) 表面処理方法
KR20040033524A (ko) 중성입자 변환 효율이 향상된 중성입자 처리 장치
JPH0936103A (ja) 半導体ウェハのエッチング及びレジスト除去のための方法並びに装置
US5133830A (en) Method of pretreatment and anisotropic dry etching of thin film semiconductors
JPH04239130A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US5236537A (en) Plasma etching apparatus
US5194119A (en) Method of anisotropic dry etching of thin film semiconductors
US5575888A (en) Sidewall passivation by oxidation during refractory-metal plasma etching
JP3488383B2 (ja) ドライエッチング用石英ガラス部材およびそれを装着したドライエッチング装置
JP2002194539A (ja) 薄膜形成方法及び装置
JP2002012971A (ja) イオン注入装置および成膜並びに洗浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040924

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees